GM:方舟
メインログ /
雑談ログ
Character Sheet
PC1:武者小路 勇姫 (キャラシート) PL:LISP
PC2:燕子花 彩芽 (キャラシート) PL:がぶらす
PC3:古海 天空 (キャラシート) PL:灸
PC4:リンカ・サンスベリア (キャラシート) PL:ドギー
Index
◆Pre Play◆
HO&PC紹介
◆Opening Phase◆
00 ピンク色欠乏症
01 日常(セカイ)を破壊する者たち
02 舞い込むは希望か、それとも
03 再び望むは天高く
04 秘める熱情、血の姫(プリンセス)
05 はじまりのワンルーム
05.5 幕間
06 新たな旅路
07 情報収集①
08 小悪魔たちのアジト
09 クエスト:モノクロ小悪魔を退治せよ!
09.5 忍び寄るは深淵
10 転落
11 情報収集②
12 明星のレゾナンス
13 クエスト:キミの望む明日を臨め
14 長い夜を超えて
15 共に朝を迎えて
16 夕焼けの向こう側にも祝福を
17 『今日』と同じ『明日』ではなく、
18 キミと見る空
19 『ゲームクリア』のその先へ
Pre play
GM :
それでは、卓の方を始めて行きましょう!まず初めに自己紹介をお願いいたします。
GM :
PC1の武者小路勇姫ちゃんからお願いします!
武者小路 勇姫 :
はいはいはーい、勇姫ちゃんやで~
武者小路 勇姫 :
武者小路 勇姫(ムシャノコウジ ユウキ)、物々しい名前の一応名家お嬢様? 関西出身ストリーマー!
武者小路 勇姫 :
子供の頃は元気いっぱいなクラスの人気者だったが高校受験に失敗して以来何をやってもダメな陰キャに
武者小路 勇姫 :
卒業後に予備校に入るため状況した先で推しのアイドルと運命的な出会いを果たし、何やかんやあって今は大学に行かずにストリーマーで生計を立てることに!
武者小路 勇姫 :
でも最推しが炎上でフェードアウトしちゃって大ショック! これからウチ、何を接種して生きていけばええんや…?
武者小路 勇姫 :
そんな感じから始まる世にも珍しいRCキュマイラ(予定)一般人です。指ピストルでみんなのハートを打ち抜きたい!(物理)
武者小路 勇姫 :
キャラメイク時にパラメータをちゃんと振ったので歌うのは得意。それ以外は今のところアイドルとしては(お見せできません)レべルだけどストリーマーとして生きてきたのでファンを喜ばせようという気持ちは人一倍強い、そんな感じです!
武者小路 勇姫 :
以上!
GM :
自己紹介ありがとうございます!実は歌みたも上げるタイプの配信者だよ、こんな可愛かったらファンもたくさんついちゃうよね…
GM :
そんな勇姫ちゃんのHOはこちらです。
GM :
PC1
アイドルオタク
ロイス:三峰とわ 推奨感情 P: 憧憬/N: 不信感
カヴァー/ワークス : 指定なし/指定なし
キミはアイドルオタクだ。最推しの名前は三峰とわ。かつてカリスマ的人気を誇った地下アイドルである。現場に通い続けた結果、君はとわから認知され、気に入られるほどの仲となっていた。しかし、ある日彼女は熱愛報道で炎上。それに伴う『脱退』と同時に、一切の消息がわからなくなってしまっていた。
とわの脱退から1年ほど経ったある日、キミは特別な力を自覚する。その力を狙い、迫る魔の手。危うく殺されかけたキミを庇ったのは、今日まで決して忘れる事がなかった最推しの彼女──UGNエージェント”バイト・ミー”三峰とわだった。
※PC1へのお願い:キミには”クラッドカルト”という名の協力型のレネゲイドビーイングが取り憑きます。戦闘面での貢献やペナルティ等は特にありませんが、人々からの注目を集めや
GM :
長いけど、ざっくり言うと「推しのアイドル熱愛炎上消息不明」「推しアイドル炎上から1年後、なんか不思議な力に目覚める」「推しはUGNエージェントになっていた」です。オーズのあらすじじゃねえんだぞ。
GM :
最初から推し炎上とかいう可哀想なポジションだけど、頑張ってください…!
武者小路 勇姫 :
その欲望、解放しろ!(頑張りますの意)
GM :
では、次!PC2の燕子花 彩芽さん、お願いします!
燕子花 彩芽 :
ッシャオラ!!
燕子花 彩芽 :
"貴則"と書いて"アイリスカラー"、燕子花 彩芽(カキツバタ アヤメ)ちゃんです!
燕子花 彩芽 :
銀縁眼鏡に鋭い目つきでちょっと近寄りがたいけど、話してみれば全然普通!ちょっとだらしなさめの社会人女です
燕子花 彩芽 :
御歳30のバリバリ現役エージェントで勤務態度は大真面目、周囲から仕事マシーンとでも思われてるかも!UGNのツテからガッツリ身体改造も施してるし!
燕子花 彩芽 :
学生時代から何かにのめりこむことが苦手でいつも娯楽とか何らかに飢えてるから、試しに改造を受けてみたら更に怖がられるようになっちゃったよね
燕子花 彩芽 :
仕事とプライベートのメリハリを死ぬほど大事にしていて、そこを侵食されるとこう…ワ゛ァ゛!゛!゛!゛!゛となります
燕子花 彩芽 :
でも顔にも声にも出しません!偉いね
燕子花 彩芽 :
今回何か無茶ぶりをされるようですが、二度見とか二度聞きとか多分します
燕子花 彩芽 :
アイドルとしての技能は、残念ながら現状皆無です
別に配信業とかもしないし…好きなアイドルはいるけど…
燕子花 彩芽 :
なので、誤魔化しが効きそうなイージーエフェクト、《完全演技》と《軽功》をお持ちしました
あとはフィジカルでなんとかします
燕子花 彩芽 :
実年齢をスクープされると即死するアイカツ、スタート!
燕子花 彩芽 :
以上!!
GM :
自己紹介ありがとうございます!年齢面はある意味強みになりそうだし、キャラクターを掘り下げる話をたくさん聞きたいフィジカル面白お姉さんアイドルだ
GM :
そんな彩芽さんのHOはこちらです。
GM :
PC2
UGNエージェント
ロイス:”らみぃどらいぶ!”のどちらか 推奨感情 P: 好奇心/N: 嫌悪感
カヴァー/ワークス : 指定なし/UGNエージェント
キミはオーヴァードだ。日常生活を送っていた中、不意にワーディングが使用された気配を察知する。現場に駆け付けると、PC1を庇う形で、UGNエージェント”バイト・ミー”三峰とわが交戦しているところに出くわす。敵は、”らみぃどらいぶ!”という名の二人組女性アイドルグループだ。
キミの助太刀により、彼女らを退ける事ができたが、再度PC1を狙うかのような発言を残していった。戦闘経験の浅いPC1を一人にするのは危険だ。キミには、UGN芸能支部長”ミスター・オーメン”より、PC1の教育係としての任務を与えられる。……それは良いとして、アイドルになれってどういう事?
GM :
"らみぃどらいぶ!”とかいうクソガキ配信者アイドルと初っ端から敵対することになります。がぶさんからの提案で、ある因縁(?)も設定として付け足していますね…
GM :
ガキ相手はある意味大変だと思いますが、アイドル稼業含めて頑張ってください!
燕子花 彩芽 :
マーモットも頑張ると、そう言っています
GM :
心に飼われたマーモットと立ち向かいましょう…
GM :
次!PC3、セレ…古海 天空ちゃん、お願いします!RPあるならそこからお願いします…!
古海 天空 :
はーい!
古海 天空 :
「こんにちは 古海天空です!」
古海 天空 :
「ボクはダンスが得意なんだけど…歌もすっごく楽しいよね~みんなの歌もすごく上手だから最後まで楽しめると思うな!」
古海 天空 :
「へ?撮影会…お姫様抱っこしてほしいの?
……えへへ まかせて!ボクってちっちゃいけど、キミのこと抱っこしてもぜーったいに落としたりしないから!安心して待っててね!」
古海 天空 :
「ええと…あとはあとは〜、えっ?そろそろ出番? うん!分かった!」
古海 天空 :
「ごめんね!そろそろ行かなくちゃ!」
古海 天空 :
「ボク達のライブいーーーっぱい楽しんでいってね!(笑顔全開で投げキス&手を振る)」
古海 天空 :
"セレストブルー"古海天空、チビで明るくなんでも全力の羅刹ピュアキマイラ!
古海 天空 :
性格は素直でちょっとおバカさん、不意な事故を起こさないよう手を後ろで組む癖があったり…(子供がもじもじしてる姿に似てます)
古海 天空 :
幼いころ子役として活躍していたもののある日レネゲイドウイルスに感染、事故を起こして引退してしまいます
古海 天空 :
歌唱スキルは特別上手くもなく下手でもなく…
持ち前の笑顔と体力でダンススキルはピカイチ!
古海 天空 :
人懐っこい性格と読めない行動でファンにも仲間にもぐいぐい大好きアピールしていきます!
古海 天空 :
以上です!
GM :
自己紹介ありがとうございます!とにかく明るい幼女(16さい)、結構重い過去があるけど太陽みたいだね…これは安心して推せる子…!
GM :
そんな天空ちゃんのHOはこちら
GM :
PC3
UGNエージェント・イリーガル
ロイス:”ミスター・オーメン” 推奨感情 P: 連帯感/N: 不信感
カヴァー/ワークス : 指定なし/指定なし(UGN関係者)
キミは元芸能人のオーヴァードだ。何かしらの理由で芸能界を引退した過去がある。芸能界から離れ、UGN所属のオーヴァードとしての日々を送っていたキミの元に、突然、仮面をつけた男がやって来た。男の名はオーメン相良、またの名を”ミスター・オーメン”。「UGN芸能支部」もとい、「UGNプロダクション株式会社」にて、支部長兼社長兼プロデューサー業を営んでいる。作戦の一環でアイドルグループを立ち上げる為、芸能経験者のキミに是非加入してほしいとの事だ。
GM :
多分一番波乱のないHO…だけど、ロイス相手が不審者すぎるので頑張ってください…ごめんなさい
古海 天空 :
「うわー!!おばけ仮面だ!!!」
GM :
その勢いで行けばなんとかなる相手です!敵ではないので仲良くいきましょう
古海 天空 :
了解でっす!
GM :
では最後!HO4、リンカ・サンスベリア様、お願いします。
リンカ・サンスベリア :
様付け!?
はーい!リンカ行きまーす!!
リンカ・サンスベリア :
風に靡いてふわりと揺れる薄桃色の艶めかしい長髪に、まるでルビーの如く輝く美しい瞳が特徴。
道行く人々が思わず振り返ってしまう程に端麗な容姿を持つ彼女の名はリンカ・サンスベリア!
リンカ・サンスベリア :
その正体は、百年程前吸血鬼と呼ばれていた種族の末裔なのです!
沢山の期待沢山の期待を込められながらこの世に生を受けた彼女でしたが、荒んだ人間社会に嫌気が差し、家から逃亡。そのまま世間から外れた辺境の地で過ごす事に…
リンカ・サンスベリア :
しかし、百年の時を経て気まぐれで現世に降り立った彼女は100年前では知り得なかった、人が持つ、心を突き動かされる程の強力な想いの存在を知ります。
リンカ・サンスベリア :
それは、今まで心を動かされる様な経験の無い冷め切った生活をしてきた彼女にとって、人生観を変える程の強烈な出来事だったのです。
リンカ・サンスベリア :
彼女は、人が持つその想いの力を『熱』と表現し、『熱』が持つ、潜在性や可能性を知る為、人間社会へとその身を宿す事を決めたのでした。
人の持つ、強力な『熱』を求めて今、彼女の第二の人生、基アイドル生活が幕を開ける───
リンカ・サンスベリア :
アイドルとしての能力ですが
歌唱力、ダンス力共にプロに引けを取らないレベルのポテンシャルを秘めています!
ただしそこは古代種、現代音楽という物に馴染みが無い為最初はとにかく空回る事でしょう。
彼女のポテンシャルが、アイドルとして開花する日は果たして来るのでしょうか…
リンカ・サンスベリア :
と言った感じで、以上で紹介を終わらせて頂きます!ご清聴ありがとうございましたー!
GM :
自己紹介ありがとうございます!こんなお上品なキャラが地下に舞い降りてきましたよ、恐ろしいですね…歌・ダンスの時代がおばあちゃんなの可愛いね(?)
GM :
そんなリンカ様のHOはこちら!
GM :
PC4
ホス狂い
ロイス:七瀬レイジ 推奨感情 P: 純愛/N: 隔意
カヴァー/ワークス : 指定なし/指定なし(UGN関係者)
キミはホスト狂いのオーヴァードだ。キミには担当ホスト(※指名しているホスト)がいる。彼の名前は七瀬レイジ。新人の頃に出会い、ずっと目をかけてきた。しかし、最近は彼の魅力が周囲に気づかれてしまい、他の姫(※客)からの牽制が強まっている。新規にエース(※一番金をかけている姫)の座を奪われるわけにはいかない。こうなったら、数ヶ月後に行われる担当の生誕祭で、一番の姫は自分であると示すしかないだろう。ちょうど良いタイミングで、勤め先(複数あるなら、そのうちの一つ)であるUGNから、かなり条件の良い条件の任務の人員募集があった為、キミはオーディションに参加する事とした。
GM :
ホスト狂いとかいう設定を背負わせています…しかもシナリオ中で炎上することも予告されています。シナリオ開始後一番大変なのは間違いなくキミです、頑張ってください。
リンカ・サンスベリア :
約束された修羅場…!!
頑張りますわ~!!!
GM :
それでは自己紹介は以上!皆さん、よろしくお願いします!
武者小路 勇姫 :
よろしくよろしく!
古海 天空 :
よろしく~!
リンカ・サンスベリア :
よろしくでーす!!
燕子花 彩芽 :
よろしくお願いしまーす!
Main play
Scene00 ピンク色欠乏症
GM :
登場PCはPC1、ただし未覚醒なので登場侵蝕はありません。
GM :
都内某所、ライブハウスにて。動画配信者であり、そしてアイドルオタクでもあるキミは、推しグループの登場を最前列で待ちわびていた。
GM :
グループの名は「愛!Myセカイ」。
GM :
最近ではSNS上で名が広く知られ、テレビでも取り上げられるようになった、今注目の「地下」アイドルグループだ。ワンマンライブであるにも関わらず、ライブハウスを埋める人間の数が尋常ではない。
武者小路 勇姫 :
悪目立ちしないようマスクで顔を覆い、両手にグッズを持ち準備万端。ステージまで目と鼻の先で推しの登場を待つ。
武者小路 勇姫 :
何回来てもこの独特の雰囲気は落ち着いた城下町で生まれ育った自分には少し慣れないが、ライブが始まってしまえば話は別だ。
武者小路 勇姫 :
毎日配信が命のストリーマー稼業を休み、自分のチャンネルの視聴者にも布教してきた。万全だ。多分…
GM :
キミが待機していると、ふっと照明が落ち、BGMのボリュームが下がる。開演の合図だ。
GM :
弾けるようにポップで愉快な入場メロディとともに、スキップしながら5人の偶像(アイドル)達が登場する。
GM :
その中でもひと際ボリューミーなシルエット。ゆる巻きツインテールを揺らす彼女が、最前列に居るキミの前に姿を現す。
三峰とわ :
「…!」
GM :
彼女──キミの最推しのアイドル・三峰とわは、キミと目が合いにこりと微笑みを浮かべる。
武者小路 勇姫 :
「――!」目が合った、そのタイミングで自然と声が出る
武者小路 勇姫 :
「今日も、かわいいよーー!!」 推し色のペンライトを振り回し、それだけを大きな声で伝える。
GM :
他のオタクたちの声にかき消されない、はっきりと通る声。きっと、とわの耳にも届いているはずだ。
GM :
登場したアイドルたちは、それぞれ自分のポジションにつく。ライブの幕開けだ。
愛!Myセカイ :
『Do you know? 気に入らないセカイは壊せばいい』
愛!Myセカイ :
『どーゆーのがいい?全てはキミ次第なんだぞ!』
GM :
一曲目は、「セカイ×インベーダー」という名の自己紹介ソング。新規を歓迎し、古参はコールで盛り上がることができる、このグループらしい定番のセットリストだ。
GM :
とわの専用パートは後半。他メンバーのパート、さらには一回サビが挟まった後に自分のパートとなる、地味にキツイ構成だ。
GM :
だが、努力家の彼女に「前半で体力を温存する」という発想はない。あくまで全力で踊り続ける。
GM :
……そうしているうちに、彼女のパートがやってきた。
武者小路 勇姫 :
「とわ!とわ!必須栄養素・とわのターン!!!!」
武者小路 勇姫 :
全力で踊る彼女に、こちらも全力で!
三峰とわ :
『セカイを満たす ふわふわマシュマロ♪』
三峰とわ :
『あなたのためのハピネスエナジー♪』
武者小路 勇姫 :
「お前が一番!お前が一番!お~れ~の・とわ!!!!」
GM :
マイク越しに、とわが小さく息を吸う音。
三峰とわ :
「とわのこと、今日もお腹いっぱい味わってね?」
GM :
直前までダンスをしていたとは思えない、シロップ漬けのような甘い声による決め台詞。ウインクと共に、揺れるツインテール。
武者小路 勇姫 :
自分の思いがどれだけのものか伝わるように声を張る。
武者小路 勇姫 :
未来の不安も、周囲の期待に応えられない自分の不甲斐なさも、彼女のパフォーマンスは忘れさせてくれる。
武者小路 勇姫 :
余裕があるとは言えない収入から決して少なくはない金額を出しているが、絶対にその価値はある。自分の必須栄養素。
GM :
声に応えるように、弾けるパフォーマンス。キミの世界を破壊しにきたモンスターたち。今夜もまた、最高のステージが幕を開けたのだった。
GM :
GM :
──時間にして1時間。楽しいライブが終わるのはあっという間だ。
ステージのアイドル達は、肩で息を吐きながら、それでも客席に向かって笑顔を見せて退場していった。
GM :
だが、地下アイドル……「会える」アイドルの神髄は、ライブの後にあるのだ。
GM :
『特典会』。アイドルとチェキを撮ったり、チェキに落書きをしてもらえたり、会話が出来たり……さらには顔を覚えてもらえるかもしれない、奇跡のイベントが始まる。
GM :
キミは、いつも通りチェキ券を購入し、とわの列に並ぶ。
GM :
他のメンバーの列にも人はいる。だが……やはりとわの列の人数は半端ではない。ライブの度に新規のファンが増えているのだ。
GM :
待っているうちに、自分の番がやってきた。
スタッフ :
「次の方、どうぞ~」
武者小路 勇姫 :
「あ!!! とわ”ちゃん!!」 掠れ気味の声で、少し食い気味に前に出る。
武者小路 勇姫 :
「お疲れ様~今日も最高やった~!」 汗の滲むマスクを外すと、デレデレに緩んだ口元が見える。
三峰とわ :
とわはキミを見て、嬉しそうにぱぁっと頬を紅潮させる
三峰とわ :
「ムシャちゃん!今日も来てくれてありがとう、わたしすっごく嬉しい!」
武者小路 勇姫 :
「! え、へへ、ホンマ? 何こいつ毎回来てんねんって感じやけど」
武者小路 勇姫 :
「ウチもとわちゃんから元気いっぱい貰えて、今日は最高やわ!」 毎回言ってる
三峰とわ :
「フフフ…確かに、そのセリフもいつも聞いているかも」
三峰とわ :
「でもね、こういう『毎日』が、わたしにとっては宝物みたいなの。わたしだって、ムシャちゃんに笑顔をもらっているんだよ?」
三峰とわ :
そう言いながらとわはハンカチを取り出し、キミの汗をそっと拭う。ローズとベリーの甘い香水の匂いがふっと鼻腔をくすぐる。
武者小路 勇姫 :
「は、あ”--!!!」 心停止
三峰とわ :
「む、ムシャちゃん…!?」ビクッとして
武者小路 勇姫 :
「――は、いや、ごめん、声出し過ぎて一瞬幻覚見てたみたいや!」 ※現実です
武者小路 勇姫 :
「ホンマにな、ウチの『毎日』があるのはとわちゃんのお陰なんよ。人生どん底やってときに救ってもらったし……」
武者小路 勇姫 :
「仕事でしんどいことあっても、この気持ち思い出して明日からも頑張れる……!」
武者小路 勇姫 :
「来るたびとわちゃんもいっぱいファンが増えてて、ウチもめっちゃ嬉しいし、これからもみんなと一緒に支えてくから……よろしくな”!」
武者小路 勇姫 :
謎のテンションでちょっと泣く
三峰とわ :
「ムシャちゃんってば…ふふっ、感極まりすぎだよぉ」苦笑いを浮かべながら、またハンカチでふきふきしてくる。どうやら幻覚ではなかったらしい。
三峰とわ :
「でも、そう言ってもらえると、わたし、ずっとずっとアイドルとしてがんばろーって思えるよ。こちらこそ、よろしくね」
GM :
話していると、チェキスタッフからとわに合図が入る。
三峰とわ :
「あ!いけない…!そろそろチェキ撮りましょう!」ぽんと手を合わせて
三峰とわ :
「今日はこういうポーズがいい、とか希望はある?特になければわたしが考えるけど…」
武者小路 勇姫 :
「あ、そうやんな……! じゃあ……」
武者小路 勇姫 :
来る前はいろいろ考えていたはずが、この一瞬で飛んでしまったらしい。
武者小路 勇姫 :
「えっとえっと……これ!」 半ば反射的に、両手でハートを形作るポーズの片側を作る
三峰とわ :
「あ!えへへ、いいよぉ」
三峰とわ :
嬉しそうににこりと笑って、ハートのもう片割れを作ってそっと指先を合わせる。マシュマロのような柔らかな指が、キミのしなやかな指に触れた。
武者小路 勇姫 :
「わ”~~~」 奇声を上げながら写真を撮って貰おう
GM :
とわはその声を聞いてクスクスと鈴の音のような声で笑う。パシャ、パシャ、とシャッターが切られた。
三峰とわ :
「ありがとうございます!…フフ、ムシャちゃんまた変なお顔してる」 チェキスタッフからチェキを受け取り、とわはおかしそうに笑いながら勇姫にチェキを見せる。とわの言う通り、キミの笑顔はどこか引き攣っていた。
武者小路 勇姫 :
「うわーホンマや! でも……とわちゃんが可愛いからなんでもええわ」 それを見て笑いながら
三峰とわ :
「やだ……ムシャちゃん、こういう顔していても可愛いよ。このチェキ、わたしが欲しいくらいだもん」 そう言いながら、さらっとチェキにサインを入れる。唇から足が生えた、センスのおかしい落書き入りだ。
三峰とわ :
「はい、どうぞ!」 サイン入りのチェキを手渡してくる。
武者小路 勇姫 :
「え、へへ……ありがとうな~!」 テンションが可笑しいので特に疑問に思わない
三峰とわ :
「こちらこそ、本当にありがとうね…!」
三峰とわ :
「…あ、あの…ムシャちゃん」声のトーンを落として、少し恥ずかしそうに声をかける
武者小路 勇姫 :
「え、どしたん急に??」 挙動不審になり
三峰とわ :
「さっきの話の続き。…えっと…わたしもね、ムシャちゃんに負けないくらい、たくさんたくさん頑張るよ」
三峰とわ :
「だから…わたしで良ければ……ううん、わたしについてきてほしいの!これから先も、ずっと!」
三峰とわ :
そう言って、キミの手をギュッと握る。
武者小路 勇姫 :
(っあ”っあ!」 という声を飲み込み
武者小路 勇姫 :
「うん、ついていくよ……ずっと!」 恐る恐る握り返し、力強く答える
三峰とわ :
とわはその言葉を聞き、ぱぁぁ…!と笑みを浮かべる。
三峰とわ :
「うん!絶対、絶対だよ!」
三峰とわ :
そう言って、キミにギューっと抱きついてくる。ボリューミーでやわらか、ふわふわな甘い香りに、キミは圧縮される!
武者小路 勇姫 :
「あ~~~幸せ、死んでもええ……嘘、死んだらとわちゃんに会えなくなるから嫌や!」 ひとりでボケてツッコむ
三峰とわ :
「そうだよぉ、また会いに来てね…えへへ…!!」
GM :
楽しげに笑うとわ。「接触禁止をアイドルが破ってどうするんですか!」と剥がしにかかるスタッフ。
GM :
これが、キミがとわと過ごした『非日常』に近い『日常』の日々なのであった。
GM :
GM :
……それから、数か月経った頃。深夜、勇姫の自宅にて。
GM :
勇姫がSNSを開くと……キミのおかげであまセカにハマったフォロワーたちが、騒然としている姿が見られる。皆、主語ははっきりとさせないが……明らかに、様子がおかしい。
フォロワーたち :
「どういうこと?」「とわが?」「嘘」
武者小路 勇姫 :
「(えっ、なんやなんや……?)」
武者小路 勇姫 :
ストリーマーとして鍛えられた感性が、SNSの文字越しに不穏な空気を嫌でも読み取ってしまう
武者小路 勇姫 :
「何があったん?」
武者小路 勇姫 :
表向きに用意した活動向けのアカウントではなく、オタク活動で使っている鍵付きのアカウントで吐き出すように書き込む
武者小路 勇姫 :
とはいえすぐに答えが返ってくるはずもなく
武者小路 勇姫 :
「(え、嫌や……何もない、よな……?)」 祈るように「とわ」でつぶやきを検索する
GM :
検索をかけると、キミはあるネットの記事にたどり着く。記事の見出しはこうだ。
GM :
『愛!Myセカイ・三峰とわ 話題沸騰地下アイドルの熱愛疑惑浮上!』
GM :
……そう。マスコミによって、キミの推し……三峰とわの熱愛報道が世間に暴露されたのだ。
武者小路 勇姫 :
「は?」 バットで殴られたような衝撃で、ベッドから飛び起き
武者小路 勇姫 :
「(いや、そんな……また文〇かどっかが勝手に言うてるだけやろ……)」
武者小路 勇姫 :
有名人にとばし記事は付き物。騒ぐほどのことではない……はず。動悸を抑えながら情報を収集していく。
GM :
自分に必死に言い聞かせながら、情報を集める。だが、情報を集めれば集めるほど、それが現実であると気付かされざるを得なかった。
GM :
記事に添えられた証拠写真は、残酷なほどに画質が良い。
GM :
写真では、変装すらしていないプライベートの彼女が、年上らしい男性の手を引き、歓楽街を歩いている。
GM :
思えば、演者の彼女はいつも堂々としていた。決して強気な性格ではないが、皆が憧れるだけのカリスマ性を持っていた。
GM :
だが、写真の中の彼女は違う。触れれば壊れてしまいそうな、繊細さのある笑み。口元はきゅ、と結ばれ、緊張しているようにも見える。
GM :
『三峰とわ』と同じ顔で、知らない顔。アイドルとしてのガワが剥がされた、ただの少女。
GM :
彼女は、男と共に、ホテルの中へと消えて行った。
GM :
……記事は、「本件について、事務所からの回答は未だにない」という言葉で締めくくられている。
武者小路 勇姫 :
全身の力が抜けて、膝から崩れる。
武者小路 勇姫 :
アイドルというのは虚構。客が見たいものを見るための偶像。そんなことは最初からわかっているし、それでもよかったはずだった
武者小路 勇姫 :
それでも、生きるのに疲れて途方に暮れていた自分に力を与えてくれた、そんな心の支えを裏側を見せられたショックは大きかった
武者小路 勇姫 :
「(ウチはずっと応援するって言うたし、何があってもその気持ちは変わらんけど……)」
武者小路 勇姫 :
みんなが彼女を信じ続けられるとは限らない。自分を形作っていた何かが、音を立てて崩れるのを感じる。
GM :
公開された写真があまりに衝撃的だったのか。世間的に見たら小さいはずの火種が、深夜のSNSではあっという間に燃え広がった。
GM :
ファンによる戸惑いの声は勿論のこと、外野からの「『偶像』名乗ってる癖に生々しいとこ見せんなよ」「プロ意識が無いから地下なんだよね」「このデブ誰?(笑)」といった冷たい声も多く飛んだ。
GM :
地下の中では人気だが、日常的に見る事はない「愛!Myセカイ」の名は、トレンド欄ではあまりにもよく目立った……
GM :
GM :
炎上から半日経った頃、愛!Myセカイの公式アカウントより謝罪文が公開された。
GM :
「この度は所属メンバーである『三峰とわ』の件で、世間を騒がせてしまい申し訳ございません。報道の内容は事実です」「事務所は、かねてより三峰より恋人ができた事について本人より報告を受けており、卒業に向けて話を進めていました。その為、このような形で情報が公開されてしまった事は想定外でした。対応が遅れており、大変申し訳ございません」
GM :
「三峰とわ」の公式SNSからは、「ファンを裏切るような真似をしてしまい、申し訳ございません。」という、短い謝罪文が上がった後、沈黙。
GM :
その後、とわは卒業ライブをすることもなくひそかにグループを脱退。
GM :
他メンバーのSNSを見る限り、比較的円満に脱退できた様子であることが、唯一の救いなのかもしれない。
GM :
だが。アイドル・三峰とわは、その日を境に、キミの前から完全に姿を消した。
GM :
シーン終了。
Scene01 日常(セカイ)を破壊する者たち
GM :
登場PCはPC1です。未覚醒のはずですが、訳あって登場侵蝕をお願いします!
武者小路 勇姫 :
1d10 覚醒予約(1D10) > 2
GM :
予約受け付けましたわ〜(謎システム)
GM :
GM :
とわの起こした不祥事、それに伴う脱退。
GM :
一時はショックで動画投稿を休止し、死亡説が流れたキミであったが、ストリーマーとしての仕事を止めては生きていくことができない。無事に社会復帰(?)を果たし、生活していた。
GM :
一方、キミは最近、不思議な経験を多くするようになった。
GM :
外に出る度に、何やら人から親切にされるようになった気がするのだ。
GM :
例えば、この間配信用マイクを新調した時、購入した家電量販店で「おまけ」として新作ゲームソフトを渡された。
GM :
新手の詐欺を疑うような出来事であるが、どこで買い物をしても「おまけ」を渡される。電車では席を譲られ、ナンパされる頻度も妙に高い。
GM :
対象は老若男女、動物すら問わない。
GM :
今だって、キミの足元には、懐いてきた野良猫が擦り寄っている…
武者小路 勇姫 :
「お、野良猫やん。珍しいな」 しゃがんで喉を撫でる
武者小路 勇姫 :
「そんな寄ってきてもご飯とか持ってへんで~」 しばし猫と戯れ
野良猫 :
「ぐるるる…」気持ちよさそうに喉を鳴らす
GM :
猫と軽く戯れた後、キミは、このまま家に帰るはずだった。が……
GM :
ふと、背筋をなぞられたようなゾワッとした感覚と共に、世界から音が失われる。
GM :
それと同時に、足元の猫がぱたりと横になる。息はあるようだが、意識を失っているのだ。
GM :
キミは、後にこの力の名を知る。「ワーディング」をかけられたのだ。
武者小路 勇姫 :
「え……」 急に猫が倒れたことに驚き、違和感の正体を探る
武者小路 勇姫 :
「(なんや、明らかに空気が変わったぞ!? 科学テロかなんかか!?)」
GM :
キミが周囲の様子を伺うと…
??? :
「あ、いたいたぁ」
GM :
緊張感のない声と共に、住宅の屋根から飛び降りてくる二人の少女。
GM :
片方は、どこか快活そうに見える少女だ。黒髪を三つ編みにし、輪にするようにして留めた特徴的な髪型をしており、どこか勝気な表情をしている。
GM :
もう片方は、前者よりも比較的おとなしそうに見える少女。白髪で、ボブヘアの横に羊の角を彷彿とさせるお団子をつけている。…だが、おしとやかな外見とは相反し、目元はにやにやと細められている。
GM :
両者ともに、私服と言うには個性的すぎる、チャイナ風のロリィタ服を身に纏っていた。
GM :
目の前に現れたのは、『らみぃどらいぶ!』。ここ一年半ほどで名が知られ始めた、2人組の晒し系配信者。最近はアイドル活動も始めたらしい。
GM :
※ GMとしての連絡ですが、キミは彼女たちを知っていても知らなくても問題ありません。
武者小路 勇姫 :
「えっ??!!!」 急に上から飛び降りてきたので建物の上を二度見する
武者小路 勇姫 :
「(ウソやろ!? こいつら命綱なしで!??)」 思わず目を疑う
GM :
少女2名は、勇姫の姿をじろじろ見てから、困ったように首を傾げる。
あみぃ :
「はにゃ?本当にこの子なの?」
らむね :
「うーん、私もちょっと自信ないかも…それっぽいオーラを全く感じないもの」
武者小路 勇姫 :
「きゅ、急に出てきたと思ったら失礼なやっちゃな……」
武者小路 勇姫 :
「しかしまた、どっかで見たような格好やな、そのコスプレ。あんたら何もんや!」 腰が引けたファイティングポーズを取りながら
らむね :
「あら!見るからオタクちゃんな構えしてるわ、可愛い〜♡」口元に手を当てクスクス笑う
らむね :
「まあ、何でも構わないわ。『この後』も予定があるわけだし…手早く済ませましょうか」
GM :
らむねがバッと腕を広げるのと同時に、萌え袖のような衣装から爪が伸びる。銀の金属光沢を放つ凶悪な爪……「シザーハンズ」という洋画に出てくる怪人を彷彿とさせられる姿だ。
GM :
手品師でもない限り、常人にできるような芸当ではないことをキミは察するだろう。
武者小路 勇姫 :
「ヒッ……!」
武者小路 勇姫 :
「(これは……関わっちゃアカンやつや!!)」 2、3歩後ずさりしてから、振り向いてダッシュで逃走する
あみぃ :
「あーーっ!逃げた!」
らむね :
「いいえ、逃さない……悪いけど、ここでくたばってもらうわッ!」
GM :
小さく息を吐き、肉薄。振り向けば、視界いっぱいに広がるフリルと、銀の煌めき。FPSゲームのように非現実的な光景。
GM :
そのまま刃は振り切られ、胴を深々と切り裂かれた。灼熱のような、今まで味わったことのない痛みが走った。
GM :
キミはあまりの痛みに、その場に倒れ込むだろう。
武者小路 勇姫 :
「あっ……」 あまりにも一瞬の出来事。
武者小路 勇姫 :
何が起きたのかもわからないまま、地面に倒れる。大量の血が流れ、体温が下がっていくのがわかる。
武者小路 勇姫 :
「なん、で……ウチが……」 やっと自分の生き方が分かって来たその矢先。
武者小路 勇姫 :
どうして? 何のために? 人の恨みだけは買わないようにしてきたはずなのに。
武者小路 勇姫 :
「(こんなことなら……あの時死んでおけばよかった……)」 まだとわが脱退する前のライブ、抱き着かれたときの記憶が脳裏を過る。
GM :
待ち受ける死を確信するキミ。だが、信じられないことに…キミの傷は、じわりじわりと癒え始める。
GM :
ここでステータス変更のお知らせです。キミは、時期は定かではないものの…気づかないうちに、オーヴァードへと覚醒していました。
GM :
このため、覚醒理由は「無知」。キャラシの基本値と共に、侵蝕値を15増加させておいてください。
武者小路 勇姫 :
無知だった!珍しいパターンだ…了解!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 14 → 31
GM :
傷は治りつつあるが、立ち上がることは叶わない。そんなキミのもとに、悪魔のような少女たちが駆け寄ってくる。
あみぃ :
「はにゃーん、まだ生きてる!らむね、手加減したでしょ〜」
らむね :
「していないわよ。なんで生きているのかしら…まあ、殺すことは目的じゃないけど、次でトドメを刺すわ」
武者小路 勇姫 :
「し……死んで、ない……」
武者小路 勇姫 :
急激に塞がる傷に驚くも、今はそれどころではない。残った力を振り絞って立ち上がる。
らむね :
「わ、立った!『ユーキ』が立った!」手を合わせると、刃がかしゃんと音を立てる。
らむね :
「でも…その体で、何ができるの?」
GM :
そう言って、再度腕を振り上げる。逃げようにも、痛みと失血が酷く、キミは体を動かすことができない。
武者小路 勇姫 :
「はぁ……なんで、ウチを狙うねん!!」 身体は動かないが、声を張り上げて気持ちを奮い立たせる。
GM :
気持ちとは裏腹に、虚しくも刃はキミの喉に突き立てられる……
GM :
…はずだった。
GM :
ガキンッ!
GM :
金属音が響く。キミにその刃が届く事はなかった。
GM :
らむねの爪が、受け止められている。
GM :
キミの前には、薄ピンク色で半透明、ブロックノイズの走る盾を構える、一人の少女の影。
三峰とわ :
「んっ…!」
GM :
小さな体で刃を受け止め、声を上げる。この声を、その横顔を、あなたは知っている。
GM :
三峰とわ──あなたの最推し。ふくよかだったあの頃が嘘みたいに痩せてしまっている、知らない彼女が、そこに居た。
武者小路 勇姫 :
「っ……」 恐る恐る目を開く。
武者小路 勇姫 :
「――え」 その瞬間、頭の中に大量の情報が駆け巡る。
武者小路 勇姫 :
「え、なんで、え……とわちゃん……? 嘘? 夢? 変な夢見てるんか??」 パニック状態
GM :
キミの声を聞き、とわが振り返る。
三峰とわ :
「嘘…ムシャちゃん…!?」
らむね :
「ッ!どこか見覚えがあると思えば、あなた…三峰とわ……!?」
あみぃ :
「え、マジ!?炎上した『元』アイドル様じゃん!……もっとでっかい体してた気がするけど」
三峰とわ :
「余計なお世話…今、その話は関係ないっ!」
GM :
そう言って、とわは全てを振り切るようにして盾を横に薙ぐ。らむねは後方に向かって宙返りをして、体勢を整えた。
三峰とわ :
「…ムシャちゃん、ひどい怪我…!1人で逃げるのは…」
GM :
と言いかけて、言葉を切る。単独で逃げることが不可能な怪我であることは、火を見るよりも明らかであった。
武者小路 勇姫 :
「いや、そんなことよりとわちゃんこそ逃げんと……痛っっっった!!!」 急に声を張ったので傷口が開いたらしい
三峰とわ :
「ダメッ、喋らないで!」そんなキミを静止する。
三峰とわ :
「わたしは平気、これが『仕事』だもん……」
武者小路 勇姫 :
「仕事……!?」 お腹を抱えて大人しくしながら
GM :
2人を困惑しながら見ていた少女たちだが…ついに痺れを切らしたのか。黒髪の方が、声を上げる。
あみぃ :
「はにゃ~、もっとイージーだと思ってたんだけど……しょうがないなぁ」
あみぃ :
あみぃが、手に持っていた傘を開き、軸に触れる。すると、シンプルであった傘に、金の模様が輝く。
三峰とわ :
「ッ……大丈夫だよ、ムシャちゃん。あなたのことは…今度こそ、私が守るから…!」
GM :
そう言って、とわは衝撃に備えるため、低めに腰を落とす。
あみぃ :
「いいや、2人まとめて葬るよ!覚悟しな、三峰とわ!」
GM :
とわのバリアは堅牢だが、2対1である現状を打破する事は困難だろう……やられてしまうのも、きっと時間の問題だ。
武者小路 勇姫 :
未だに何が起こっているのか理解できない。ただ、これは断じて夢などではないということだけは確からしい。
武者小路 勇姫 :
「くそ~~!!! 目の前で推しがピンチなのに……ウチにできることは無いんか!!」
武者小路 勇姫 :
願いながら、地団太を踏む。今は、それしかできない。
GM :
……シーン終了。
Scene02 舞い込むは希望か、それとも
GM :
GM :
シーン2「舞い込むは希望か、それとも」
GM :
登場PCはPC1とPC2、PC1は場面変わったわけじゃないので登場侵蝕不要です。
GM :
PC2のみ1D10で登場侵蝕をお願いします。
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 6
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 40 → 46
GM :
ある、夕焼けが綺麗な日のこと。
GM :
燕子花彩芽は、久しぶりの何もない『日常』生活を送っていた。暑すぎもせず、寒すぎもせず。ちょうどよい感じの一日だった。
GM :
あとは帰るだけ。趣味の音楽を聴き、一日の最後を優雅に過ごしても良いかもしれない……そう考えていた矢先のことだった。
GM :
すぐ身近でワーディングが使用された気配を感じる。……キミの非日常が始まる合図だ。
燕子花 彩芽 :
「………」
燕子花 彩芽 :
呆れたような、どこか諦めたような目線を送り、仕事用の端末を手に取る。
燕子花 彩芽 :
連絡先は、当然UGN。燕子花彩芽が勤める世界の保全組織であり、休日という単語を解さない怪物共の巣窟である。
燕子花 彩芽 :
それでもすぐに向かわねばと思ってしまうあたり、自らも毒されてしまっているのか。
燕子花 彩芽 :
「いいえ、一般人が巻き込まれていたら救出する必要がありますし…」
燕子花 彩芽 :
『こちら”貴則”、付近でワーディングの発生を確認。現場へ急行します。UGN側の作戦であれば一報をお願いします』
UGN職員 :
『こちらUGN。"貴則(アイリスカラー)"の現在位置周辺にて、UGNの関与する作戦は行われておりません』
UGN職員 :
『至急、現場へと向かい、対応に当たってください』
GM :
帰って来たのは、残酷なほどに業務的かつシンプルな命令だった。
燕子花 彩芽 :
『………了解しました』
燕子花 彩芽 :
数年前にインターネットのどこかで見てから飼い始めた、心の齧歯類も泣いている気がする。現場へ急ごう。
GM :
住宅街を駆け抜けたその先では、3名のオーヴァードによる戦いが行われていた。
GM :
状況としては、華ロリの少女2名と茶髪で小柄な少女が、2:1となっている。
GM :
小柄な少女の背後には、大怪我を負った一般人らしい姿がある。状況から察するに、彼女はUGN側の人間なのだろう。
武者小路 勇姫 :
「!」 何もできずにじたばたしていたが、誰かが近寄って来た気配を察知する
武者小路 勇姫 :
「すいません!!! 誰でもいいから助けて!!!」 必死にアピール
燕子花 彩芽 :
「怪我人が一名、他はオーヴァー…いえ、意識があるしあの子も…?」
燕子花 彩芽 :
「三名、所属を」一旦怪我してる青い子を省いて
三峰とわ :
「わっ……わたしは、UGN所属のみっ…"バイト・ミー"!……それ、で…」慣れない様子で回答する小柄な少女
あみぃ :
「はにゃ~?だれ、このオバサン?」
らむね :
「知らな~い」
GM :
そして、あまりにも不躾な2名の少女。……キミは、彼女たちを知っている。
燕子花 彩芽 :
「協調性の無い方々はUGN所属であろうと斬らせていただ………ん?」気づく
GM :
華ロリの少女2名は、キミがある意味良く知る憎き配信者。"らみぃどらいぶ!"だった……
GM :
……さて、彼女たちとの因縁を語るには、少し時間が必要だ。
GM :
ここ最近、彩芽は"Clunmbles"というJポップバンドを好み、よく聞いていた。
GM :
だが、"Clunmbles"は……悲しい事に、とあるクソのような噂によって炎上させられてしまった。
GM :
全ては、根拠に欠けたタレコミ……『Clunmblesのボーカル、朱神当也(しゅがみとうや)が、某アイドルと付き合っている』という情報を鵜呑みにし、拡散した"らみぃどらいぶ!"のせいだ。
GM :
証拠画像として提示されたものは、いくらでも捏造できるようなちゃちなもの。
GM :
だが、"らみどら"ファンもとい信者、Clunmblesのアンチ、騒ぎたいだけの野次馬が騒いだせいで、事態はみるみるうちに悪化。
GM :
朱神当也本人と事務所はこれを公式に否定しているが、炎は消えず……現在は、活動休止にまで追い込まれてしまった。
GM :
そんなこんなで、キミと"らみぃどらいぶ!"の因縁の日々(?)が始まったのであった。
GM :
……場面を戻そう。
燕子花 彩芽 :
「貴方達は……らみぃどらいぶ!?」
あみぃ :
「はにゃ?え、なに、オバサンなのに知ってるの!?」口は悪いが、嬉しそうな口ぶりでその場でぴょんと跳ねる
武者小路 勇姫 :
「ラミードライブ!? 炎上系配信者の!?」 自分と界隈が違うので雑な認識
らむね :
「そうよ、私たちが"らみぃどらいぶ!"よ。……あみぃ、これってすごいことだわ!」同じく嬉しそうに目をキラキラとさせる
燕子花 彩芽 :
「ええ……知ってるわよ。くだらない記事で人の揚げ足をとってばっかりの”らみぃどらいぶ”!」 怒りに震えている 眼鏡が割れそう
燕子花 彩芽 :
「貴方達のせいで”Clumbles”の新曲発表が延期になったの、知ってる!?」
武者小路 勇姫 :
「(怖っ……炎上系の世界ヤバすぎやろ……)」 会話を聞きながらビビってる
あみぃ :
「あ~…?くら……え?」本気で困惑したかのような声。すっかり忘れているのか。
らむね :
「"Clumbles"よ、あみぃ。ほら、あのボーカルがアイドルの子と付き合ってた…」
あみぃ :
「……!あーね!わかったわかった、アレのファンね!」はいはいはい、と合点が行った様子。
らむね :
「ふーん…つまりあなた、私たちのファンじゃなくて…"Clumbles"のオタクの人?」ゆるり、と首を傾げる
燕子花 彩芽 :
「オタク……どれくらいがオタクなのかは分からないけど、ファンではあるわ」
あみぃ :
「あっそ。じゃあ…ご愁傷様~」手を合わせ、南無南無と煽ってくる。
三峰とわ :
「あ、あの~…」恐る恐る、"バイト・ミー"が手を上げる
燕子花 彩芽 :
「スゥーー……ああ、ええ?」 気づき
三峰とわ :
「お取込み中ごめんなさい。…その…"らみぃどらいぶ!"って方たちが、加害者側で……FHかどうかは不明なんですけど」
三峰とわ :
「その……もしよろしければ、ご助力いただいても……?」そう、困ったようにお願いしてくる。
燕子花 彩芽 :
「……そうですね、少々取り乱しました……。仕事に私情は挟めませんが、憎く思っていた相手が丁度敵。共同での”らみぃどらいぶ”討伐を開始しましょう」
燕子花 彩芽 :
思い出したかのように姿勢を正し、吠えたせいでずれていた眼鏡を整える。
三峰とわ :
「ご協力、感謝します!……待ってて、ムシャちゃん…!」
燕子花 彩芽 :
「(武者…?)」
武者小路 勇姫 :
「え!?? この人も戦えるん???」
あみぃ :
「な、なんだよぅこの状況……!でも、残念でした~!アンタらの負けだよ!」
らむね :
「そうよ。私たち、最強だもの…!」
GM :
先に動いたのは"らみぃどらいぶ!"。らむねが爪を構え再度肉薄、あみぃは傘を投げつける。
三峰とわ :
「させないッ…!」
GM :
とわが投げキッスをすると、彼女の体から抜け出すようにして2匹の奇妙な生物──唇から足が生えている──が飛び出し、駒のように回転しながら迫る傘を防ぐ。
GM :
そして、らむねはとわの盾が受け止めた。
三峰とわ :
「今です、お願いします!」そう、彩芽に合図を飛ばす。
燕子花 彩芽 :
三峰とわの背後から、軽装の女が飛び出す。腰には二本の刀。銘を「黒菖蒲」「黒杜若」。それらを引き抜く。
燕子花 彩芽 :
「人に仇成すはみ出し者、私が正して差し上げます」
燕子花 彩芽 :
派手な炎など噴出しない。荒れ狂う風も無ければ、万物を歪める魔眼も発生しえない。ただ正確無比であるだけの太刀筋が、らむねに襲い掛かる。
らむね :
「キャー!?」悲鳴を上げ、らむねはばっさりと斬り伏せられる。
あみぃ :
「らむね!」驚いたような声を上げ、らむねに駆け寄ろうとする。明らかに戦闘慣れしていない仕草だ。
燕子花 彩芽 :
「そちらから来ていただけるのであれば好都合」
燕子花 彩芽 :
ヒュオ、と空を切り、あみぃを逆袈裟に斬り上げる。
あみぃ :
「わ~!?ま、待っ……に゛ゃ゛ッ!!!」奇妙な声を上げて斬撃を受け、らむねの近くにべしゃっと倒れ込む。
GM :
かくして、らみぃどらいぶ!の2名は、一瞬のうちで片付けられてしまった。
燕子花 彩芽 :
「………得てして身の程知らず程最強を名乗りますが…これは…少々拍子抜けですね」
燕子花 彩芽 :
冷たい表情でそう言い放つ姿は侮蔑の意すら感じるかもしれないが、存外本心から驚いている。
らむね :
「う、うう~……さ、最ッ低!そうやって一回りも下の子達を馬鹿にするのね!」
あみぃ :
「そーだ!そうやってアタシたちが病んで苦しんで、最後は死んじゃえばいいって思ってるんだ!」
GM :
致命傷を負ったのにも関わらず、やいやい言いながら、2名はよろよろと立ち上がる。そのまま身を翻し、再度近隣の家の屋根へと飛んだ。
燕子花 彩芽 :
「あ、待ちなさい!」あまりの被害者面っぷりに困惑していた
あみぃ :
「待たねーよ、死んでたまるか!覚えてろよ、オバサンに元デブ!」びし、と指を突きつける。
らむね :
「私たち、これから用事があるのよ。衣装もヘアメもぐちゃぐちゃ……これは『魔法』じゃ治せないのに……ッ!」
GM :
あくまで被害者面の少女2名は、<瞬間退場>を使用。戦線を離脱します。
武者小路 勇姫 :
「た、助かったんか……」 ほっと息を吐く
燕子花 彩芽 :
「あの程度なら他のエージェントでも対応可能でしょう……さて」勇姫ちゃんととわちゃんに向き直ろう
三峰とわ :
「ご、ご協力、ありがとうございました……」息を切らしながら、彩芽に向かってぺこぺこと頭を下げる。
燕子花 彩芽 :
「いえ、問題ありません」クールに応対だぜ
武者小路 勇姫 :
「……」
武者小路 勇姫 :
「わ”~~~とわちゃんが無事で良かった”~~~!!」 膝をついてちょっと泣く
燕子花 彩芽 :
ぎょっとする
三峰とわ :
「ちょ、ちょっと、ムシャちゃん……!」慌ててしゃがんで目線を合わせる
燕子花 彩芽 :
「ああ、失礼しました。怪我の方は…見たところは大丈夫そうですが…その血は」
武者小路 勇姫 :
「あ~~すんません、つい……! えっと、怪我のほうは……めっちゃ痛いけど、なんとか生きてます!」
武者小路 勇姫 :
紺のパーカーを閉じて赤く染まったシャツを隠す。
三峰とわ :
「な、何とか生きてるじゃダメだよっ、すぐ治療しなきゃ…」おろおろしながら、彩芽に向き直る
三峰とわ :
「改めまして。わたしは"バイト・ミー"三峰とわ……UGN芸能支部所属です」
三峰とわ :
『芸能支部』の名を、彩芽は知っている。比較的新しい支部らしい。
三峰とわ :
「……わたしの支部、すぐ近くにあるんです。ムシャちゃ……彼女の治療と、諸々の処理のため、同行いただいても……?」
燕子花 彩芽 :
「芸能支部…?ああ、あの比較的最近設立された……ええ、そうですね。私も同行します。それに怪我を見たところ…」
燕子花 彩芽 :
「彼女は覚醒を?」とわちゃんに耳打ちで
三峰とわ :
「……詳細はわからないですが…恐らく」困ったように、こくりと頷く。
武者小路 勇姫 :
「(なんかウチにわからん話してる……)」 不思議な気持ちで見ている
燕子花 彩芽 :
「では、貴方…ええと、名前を伺っても?」
武者小路 勇姫 :
「あ、名前……武者小路勇姫です。ペンネとかじゃなくて本名で」
燕子花 彩芽 :
「武者小路さんですね。私の名前は…今は”貴則(アイリスカラー)”と。本名は後で必要があればお伝えします」
武者小路 勇姫 :
「(ウチの苗字にツッコまん……この人、やっぱりタダものやない!)」 どこかポイントがずれている
武者小路 勇姫 :
「”アイリスカラー”、か、活動名みたいな奴ですかね……よろしくっす!」
燕子花 彩芽 :
「そうなりますね。貴方にはこれから私達に同行していただきます。拒否権は残念ながらありませんので、この後の予定はキャンセルをお願いします」
燕子花 彩芽 :
「せっかくの時間を奪うようで心苦しいですが、これも必要なことですので…」自分の事のように辛そう
武者小路 勇姫 :
「あー……警察、的な奴ですかね……しゃあないですよね……」
武者小路 勇姫 :
スマホを取り出し、心配を掛けないよう今日の配信の中止だけを手早く連絡する。
三峰とわ :
ムシャちゃんの本名、そんな感じなんだ…と内心思いながら、横から口を挟む。
三峰とわ :
「"貴則(アイリスカラー)"さん、ご説明ありがとうございます。それでは……支部の方に向かいましょう」よろしくお願いします、と頭を下げる。
GM :
GM :
芸能支部は、オフィス街の一角にひっそりと建っていた。
GM :
とわは事務員に声をかけ、オフィス風の支部の中を歩いていく。
GM :
そして、社長室……もとい支部長室の前に到着する。
GM :
……支部長室の中からは、何かの音楽が聞こえてきていた。
三峰とわ :
「……まただ…」はぁ、と溜息を吐きながら、ノックの後とわは扉を開いた。
GM :
そこに居るのは、仮面をつけた男(?)だった。
GM :
備え付きのテレビを見ながら、無駄に長く、艶やかな髪を振り乱し、振りコピ……アイドルのダンスの真似をしている。
GM :
テレビに映っているのはアイドルだった。
GM :
キミたちが部屋に入って来た事で、ぴたりと動きが止まり、振り返る。面越しに、目が合った気がする。
燕子花 彩芽 :
「不審者…?」怪訝な顔をしながら、小さな声で
武者小路 勇姫 :
「え、そういう配信してる人???」
三峰とわ :
「……」
GM :
とわが無言でテレビを消す。
オーメン相良 :
「……」仮面の男はとわをじっと見ている。
GM :
が、とわは気にせず、部屋の隅に追いやられていたテーブルとソファを元に戻していた……
GM :
閑話休題。
GM :
仮面の不審者……もとい、支部長ととわ。その反対側に、勇姫と彩芽が座り、現状について報告をしていた。
オーメン相良 :
「……つまり。勇姫くんがオーヴァードの少女2名に襲われそうになっていたところを、とわくんが庇った。しかし、とわくんのみでは劣勢であったところを、"貴則(アイリスカラー)"くんが助け、少女を退けた……と。この認識で間違いないかな」
GM :
芸能支部支部長は、何でもない顔(?)で状況を整理し、彩芽に確認する。
武者小路 勇姫 :
「(オーヴァード? って……あの手品みたいなの使う人らのことかな……)」 黙って自分なりに考えてる
燕子花 彩芽 :
「はい、間違いありません。お二人からは何か補足は?」とわちゃんと勇姫ちゃんに
三峰とわ :
「私からは特には…ムシャちゃんも大丈夫だよね?」
武者小路 勇姫 :
「あ、大丈夫……やと思います……多分」 パニックだったので自信なさげ
オーメン相良 :
「確認ありがとう。……おや、医療班から連絡だ。勇姫くん、キミは治療に向かってくれ。詳しいことは、後程共有しよう」
三峰とわ :
「わかりました。……ムシャちゃん、行こうか」
武者小路 勇姫 :
「あ、うん」 声をかけられて、まだとわがそこにいることに夢見心地でついていく
GM :
2名が退出した後、支部長と彩芽は二人きりとなってしまった。
燕子花 彩芽 :
「………」
オーメン相良 :
「………なにか?」
燕子花 彩芽 :
「いえ……何も」
オーメン相良 :
「そうか。……ああ、名を名乗っていなかったな」そのことか、と言った風にぽんと手を叩く。
オーメン相良 :
「私は"ミスター・オーメン”。この支部の支部長、そしてUGNプロダクションの代表取締役だ。よろしく頼むよ」そう言って、握手を求めてくる
燕子花 彩芽 :
「ミス、ター…オーメン…」
燕子花 彩芽 :
握手には応じる
オーメン相良 :
「うむ。よろしく」軽く頷く。
オーメン相良 :
「さて、今回君たちを襲った少女2名だが……彼女たちだということで、間違いないな?」
オーメン相良 :
そういって、ディスプレイを向けてくる。そこに映っているのは"らみぃどらいぶ!"だ。
燕子花 彩芽 :
「、そうですね。”らみぃどらいぶ”…彼女達で間違いありません」
オーメン相良 :
「そうか……彼女らがオーヴァードだったとは…」
オーメン相良 :
「まさか、あの”らみぃどらいぶ!”……晒し系の配信業をメインとする、いわゆる炎上系アイドルグループだな。シンプルに態度の悪いあみぃと普通に性格が悪いらむねの2名体制で、動画サイトでのチャンネル登録者数は現在8.6万人ほど。SNSのフォロワー数はつい最近1万人を突破し、記念配信を行ったばかり。可愛らしいルックスと年齢相応の『無敵の人』っぷりが注目されており、動画ではアイドルやネット配信者を中心とした炎上沙汰をまとめ・取り上げ、生配信ではリスナーが凸してタレコミを行う方式で、大きな問題から小さな問題まで幅広く取り扱って
三峰とわ :
「支部長、もうやめてください」
燕子花 彩芽 :
「」
GM :
いつの間にか、とわと勇姫が戻ってきた。ちなみに、勇姫は治療済みだ。服も着せ替えられ、気持ちとしてもやや落ち着いているだろう。
燕子花 彩芽 :
「ああ、申し訳ありません。少し、…よくわからなかったです。炎上系アイドルというのは知っているのですが」 オーヴァードだけどワーディングうけた
武者小路 勇姫 :
「な、なんや詳しいっすね……芸能事務所って言うてたしそらそうか」 苦笑い
三峰とわ :
「……これでも、仕事は真面目なんだよ?」困ったように言いながら、再度ソファに座る
オーメン相良 :
「そういうことだ(?)」
オーメン相良 :
「さて、勇姫くん。君の体の状態について教えよう。君は……ただの人間じゃない。オーヴァードという存在へと、覚醒させられている」
武者小路 勇姫 :
「その……オーヴァード? ってなんなんですか? ウチの傷がすぐ塞がったのも、関係あるんですか?」
オーメン相良 :
「ふむ。では、説明しよう…」
GM :
と、オーヴァードに関する説明が入ります。が、皆さん卓経験者なので詳細はカットで。
オーメン相良 :
「以上。君の覚醒時期は今よりも少し前だったということだ。先ほどの戦いで、”らみどら”ととわ、そして"貴則(アイリスカラー)"くんが見せた力を、君も使えるはずだ」
武者小路 勇姫 :
「ホンマ? ウチがそんな……」 実感が湧かな過ぎて引き笑いしながら
オーメン相良 :
「その辺りは、おいおい自覚するだろう。この場にいる3名も、元は同じ人間だ」
オーメン相良 :
オーメンは、手元の端末を確認する。
オーメン相良 :
「そして、先程医療班から届いた情報によると…今の君には、もう一つ異変が起きている」
オーメン相良 :
「君の中に、もう一人オーヴァードが居る。いや、一『人』と呼んでいいものか……」
オーメン相良 :
「君が感染したレネゲイドウイルスが、意思を持った物。レネゲイドビーイングという生き物が取り憑いている」
三峰とわ :
「……!?」驚いたような表情で勇姫を見る。全く気付かなかったようだ。
燕子花 彩芽 :
「共生型が…」
武者小路 勇姫 :
「え、それって処女か……ヤバないですか!?」 咄嗟にオタクの語彙が出そうになるのを飲み込みながら
オーメン相良 :
「ふむ……君、最近、何か変わった事はなかったか」勇姫に問いかける。
武者小路 勇姫 :
「変わったこと……? あ”!!」
武者小路 勇姫 :
「ある!! こないだマイク買ったらな……なぜかゲームが付いてきてん!!」 支離滅裂な説明
オーメン相良 :
「?」首を傾げる
武者小路 勇姫 :
「いや、だからな……マイク買ったらゲームが付いてきたんよ! 普通ないやん、本体より高いものがおまけで付いてくるなんて!」
三峰とわ :
「そ、それはそうだけど……ゲームがおまけにつく力……?」
オーメン相良 :
「……そうだな。例えば……人から、好意を向けられやすくなった、とか」ぼそ、と仮面の下で呟くようにして確認する
武者小路 勇姫 :
「それや!!!」 虚空を指さす
武者小路 勇姫 :
「最近やたらたこ焼きが1個おまけされたり、チャンネル登録者の伸びが良くなったり、配信中に声おばさんとか言われやんくなったり……」 うろうろしながら思い出している
燕子花 彩芽 :
「お得…ですね」 微妙な感想
武者小路 勇姫 :
「今日もなんもしてないのに野良猫がなついてきよった!」 本人的には凄いことらしい
オーメン相良 :
「……そうか」大きく頷く。
オーメン相良 :
「まだ材料が足りないが……恐らくは、取り憑いているレネゲイドビーイングの影響だろうな。もちろん、君の可愛さが世間に認知され始めたという可能性もあるが…」
武者小路 勇姫 :
「いや、それは無いわ」 無の顔になりながら手を左右に振る
オーメン相良 :
「いや、それもきっとある」断言
オーメン相良 :
「決めた。アイドルになろう。君たち、2人とも」
GM :
突拍子もなく、勇姫と彩芽に告げる。
武者小路 勇姫 :
「え??? 何? 聞こえへんかった」
燕子花 彩芽 :
「ん?申し訳ありません、私もちょっと」
武者小路 勇姫 :
完全に文脈を無視した単語が飛んできたので右から左にすり抜けてしまったらしい。
オーメン相良 :
「君たちは今日からUGNプロのアイドルだ。メンバーカラーは青と紫でどうだろうか」同じ内容を繰り返す。何なら余計な情報も付け足されているようだ。
武者小路 勇姫 :
「――な、なんでや!?? こっちのお姉さんはともかくなんでウチが??!」
燕子花 彩芽 :
「……いえいえいえ、逆ですよ?聞くところによるとストリーミングを通して活動をなさってるんですよね?そちらの方が適任ではありませんか?」
燕子花 彩芽 :
「というか私今年で30ですよ?無理ですよね。やっぱり無理じゃないですか?」
オーメン相良 :
「30歳……素晴らしいことだ。アイドル界隈でも貴重なお姉さん枠はもちろん、何でもこなせることだろう」うんうんと頷く
武者小路 勇姫 :
「え、どうします”アイリスカラー”さん? この人マジらしいですよ」
燕子花 彩芽 :
「いえいえ、何のノウハウやスキルも持たない私達にアイドルは現実的ではありません……いえ、待ってください」 何かに気付く
燕子花 彩芽 :
「そもそも何故アイドルを??彼女に憑いたレネゲイドビーイングに何か関係が???」
オーメン相良 :
「ふむ。すまない、つい前のめりになってしまった。……順を追って説明しよう」
オーメン相良 :
「世の中には様々な種類のオーヴァードがいるが、勇姫くんに取り憑くレネゲイドビーイングのような能力は、あまり耳にしたことがない。おそらく、"彼"はかなりレアな力を持っているのだろう」
オーメン相良 :
「襲撃してきたオーヴァードの少女2名……"らみぃどらいぶ!"だったな。彼女達は、キミを攫おうとしていた……もしかしたら、何かしらの手段を持って君の力を知り、それを奪おうと画策しているのかもしれない」
オーメン相良 :
「ここまでは、わかるだろうか?」
武者小路 勇姫 :
「あ~~」
武者小路 勇姫 :
「確かに、本当にそういう力があるんやとしたらやりかねませんね……あいつら」
オーメン相良 :
「ああ。彼女達はまた君を狙いに来るだろう。不幸中の幸い、今回は助かったが……今後もそうなるとは限らない」
オーメン相良 :
「さて、本題だ」
オーメン相良 :
「まず、勇姫くんは力を自覚したばかりで、自営する能力はないに等しい」
オーメン相良 :
「そこで……人目につく、アイドルになると良いだろう。もちろん敵を誘き寄せるリスクもあるが、もう既に敵に狙われている以上、表に出した方がかえって監視の目が増えて安全だ」
オーメン相良 :
「2つ目に、敵もアイドルだ……同じ業界に居た方が相手の情報だって得られるかもしれない」
オーメン相良 :
「よって、アイドルになろう。以上」
燕子花 彩芽 :
「 な ぜ 私 が ?」
武者小路 勇姫 :
「は……あんなぁ社長、そんな見立てで筋が通るわけ……」
武者小路 勇姫 :
「(……アレ、一応通るんか? 奇抜やけど言うほど意味不明なことは言うてへんかったりする……?)」 混乱
オーメン相良 :
「"貴則(アイリスカラー)"くん。……いや、ここは彩芽くんで構わないか」
オーメン相良 :
「いくら衆目につく環境に身を置くとはいえ、勇姫くんを一人にするわけにはいかない。事情を知る君には、しばらく彼女の護衛をお願いしたい」
オーメン相良 :
「だから、共にアイドルとなってくれたまえ。練習場からステージまで一緒にいる以上、片手間でアイドル活動をしても問題なかろう」自分の言葉に納得したように、うんうん頷く。
燕子花 彩芽 :
「スゥーーー………フゥーーー………なるほど…形だけのアイドルでなく、歌唱やダンスの稽古も行う、と……」
燕子花 彩芽 :
穏やかで自由な時間が崩れていく音がする
オーメン相良 :
「そうだ。だが、きちんと定時は設ける他……緊急で他所の任務を回すようなことはしない」
オーメン相良 :
「通常のUGNエージェントよりもホワイトな環境は約束しよう」
オーメン相良 :
「もちろん、手当も出す……さて、そこまで悪くない条件だと思うが、どうかな」そう言って、彩芽の様子を伺う
燕子花 彩芽 :
「……武者小路さんは、どうなさるのですか」眼鏡は光を反射し、その表情は伺い知れない
武者小路 勇姫 :
「そりゃ、どうって……」 少し考える
武者小路 勇姫 :
「(この社長、ちょっと……いやだいぶ変やけど悪い人ではなさそうやし……断って別のところに世話になったからってそんな扱いが良うなるとも思えへんよな……)」
武者小路 勇姫 :
「(ここでアイドルやれば少なくとも一人よりは安全やし、何より、ここにはとわちゃんがおる。とわちゃんと同じ職場になる)」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんと同じ職場!!???」 急に発狂する
三峰とわ :
「!? そ、そっち!?」神妙な顔でオーメンの話を聞いていたとわが素っ頓狂な声を上げる
武者小路 勇姫 :
「やります! 世話にならせてください!!」 45度の角度でお辞儀
オーメン相良 :
「……なるほど。とわくんの知り合いだったか…」ふむ、と頷き。
オーメン相良 :
「もちろん。こちらこそよろしく頼むよ」
武者小路 勇姫 :
「よろしくお願いします! 頑張ります!」
武者小路 勇姫 :
「(い、言うてもうた……もう後戻りできんぞ)」 めちゃくちゃハイになりながら着席
燕子花 彩芽 :
「……ふむ、ということでしたら…」眼鏡を直して
燕子花 彩芽 :
「確かに、私達の世界を知って一日二日の…しかもその身を狙われている方を放っておくわけにはいきませんね。その任務、お受けします」
オーメン相良 :
「……そうか。では、よろしく頼む」どういう思考回路をしているのか、驚いた様子もなく受け入れる。彼の中では、既にアイドルをしている彩芽のイメージが出来上がっているのだろう。
GM :
2人がアイドルになることを了承したところで……とわが、小さく手を上げる。
三峰とわ :
「……あの。ここまで話が進んだ段階で言う話じゃないですけど……わたし、お2人にアイドルをやらせることは反対です」
三峰とわ :
「……だって…」と、言いかけるが…オーメンが、彼女を制止する。
オーメン相良 :
「……分かっている。大丈夫だ、彼女たちの安全については、私が責任を取ろう」
三峰とわ :
「………」
GM :
一瞬、不穏な空気になるものの……とわは、小さく息を吐く。
三峰とわ :
「わかりました。でも……それなら、わたしも彼女たちの任務に同行させてください。アイドルには……もう、戻りませんけど。マネージャーでもトレーナーでも、何でもやりますから」
GM :
とわの真剣な態度。オーメンはしばし黙り込み……その後、頷く。
オーメン相良 :
「いいだろう。……では、まずは3名で、この任務にあたるように」
オーメン相良 :
「後日、増員する可能性もある。その時はまた、連絡を入れよう」
オーメン相良 :
「この場は解散とする。皆、質問は?」
GM :
とわは小さく首を横に振る
武者小路 勇姫 :
「(とわちゃん……戻らへんのか)」 経緯を考えたら仕方ないが、俯いて顔面崩壊するくらいショックを受けている
武者小路 勇姫 :
「あの……ウチ、動画サイトで配信やってんねんけどそっちはどうしたらええかな?」 下向いたまま手を挙げて
オーメン相良 :
「続けてもらって構わない。何なら、配信者出身のアイドルは結構いる……元のファンを連れてきてくれるなら、私としても非常に助かる」
武者小路 勇姫 :
「あ、そうなんすね。元のファンか……ちょっと考えてみます」
武者小路 勇姫 :
「(ウチがアイドルやるなんて言ったら、視聴者にめっちゃ笑われるな……)」 自己評価の低い配信者
燕子花 彩芽 :
「私からは……所属支部の方への諸連絡をしていただけるのであれば、特には」
オーメン相良 :
「もちろんだとも。きちんと話を付けておこう」頷いて。
オーメン相良 :
「では、本日はこれにて解散。詳細は後日連絡する。……とわくんは、この後話があるから残るように」
GM :
GM :
その後、キミたちはオーメンが呼んだタクシーに乗り、自宅に戻ることとなった。
GM :
再度呼び出しがあったのは、それから3日後のことである。
GM :
シーンエンド。
Scene03 再び望むは天高く
GM :
登場PCは天空ちゃんです、登場侵蝕をお願いします!
古海 天空 :
はい!
古海 天空 :
1D10(1D10) > 1
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 30 → 31
GM :
ある日の休日、昼のこと。
GM :
キミは、都内某所を散歩していた。理由は買い物でも、それ以外の用事でも構わない。
古海 天空 :
「人がいっぱいだぁ…迷っちゃうなぁ」慣れない人混みに紛れ、駅前をキョロキョロと見回しながら歩いている
古海 天空 :
ビルに掲げられた大きなモニターがふと目に入り
古海 天空 :
四角い箱の中で自分より少し年代が下だろうか、可愛らしい服を着た男の子と女の子2人がアナウンサーにマイクを向けられハキハキと受け答えしている
古海 天空 :
「………」人混みからそっと抜けて、足元へ子供向けアパレルブランドの紙袋を降ろすとまん丸の目をモニターへ向けじっと眺めている
GM :
では、キミがそうしてモニターを見ていると
GM :
通行人の一人……年配の女性が、キミを見て声をかける。
年配の女性 :
「あなた……もしかして、古海天空ちゃん?」
古海 天空 :
「ふぇ…?!」急に名前を呼ばれて間抜けな声をあげながら女性を見上げる
GM :
女性は、見上げてきたあなたを見て目を見開く。その表情からは、好意以外のものは感じられない。
年配の女性 :
「あら…もしかして、人違い?もしそうならごめんなさい」
古海 天空 :
「そ、そうです…!どこかで会いました…、っけ?」慌てて頷くと恐る恐る慣れない敬語で尋ね
年配の女性 :
「あ、いえ!会ったことはないのよ。テレビでよく見ていたわあ、ほら、前にドラマに出ていらしたでしょう?」
古海 天空 :
「あ、」気付いたように声をあげると嬉しそうな表情に変わり
古海 天空 :
「ボクのこと知ってるの?」ファンサービスなのか素なのか、笑顔で尋ねる
年配の女性 :
「ええ、もちろん!すごかったわあ、いつもニコニコして可愛らしいのに、お芝居となったら全く別人になっちゃうから…家族みんなで楽しみにしていたのよ」
古海 天空 :
「えへへ、そんな…もう大きくなっちゃったけど…まだ覚えていてくれて嬉しいなぁ~!」もじもじとしながら
古海 天空 :
※彼女が小学生時からのびた身長は15cm程である
年配の女性 :
「それだけ印象的なお芝居だったのよ。一目見たら忘れないわ」ニコニコと話す女性であったが、ふとキミに尋ねる。
年配の女性 :
「そういえば…最近はどのようなドラマに出ていらっしゃるの?ごめんなさい、私インターネットとかには疎くて…」
GM :
あくまで、女性に悪意はない。彼女は知らないのだ…キミが、表には言えない『事情』で芸能界を引退したことを。
古海 天空 :
「……、」自分にとっては何年も前の出来事だったため少しポカンとするが 悪意がないことが分かっているので少し困った顔をする
古海 天空 :
「ごめんねお姉さん…!ボクちょっと……え…っと、体調…体調が悪くて!今はドラマとか…ううん、テレビにも出てないんだ!」明るく言う
古海 天空 :
「それでも覚えていてくれて嬉しい!」ずいっと身を乗り出して心から嬉しそうに
年配の女性 :
「あら……ごめんなさい、悪気はなかったのよ。そうだったのねえ、それならしっかりと休まないと……」年配の女性は、本当に申し訳なさそうに目を伏せる
年配の女性 :
「それなら…もう、しばらくはお芝居はやらないのね」
GM :
そう、ただ残念そうに呟く。
古海 天空 :
つられて残念そうな顔をする。
古海 天空 :
子供が恥ずかしがるように後ろで組んでいた手をそっと差し出して
古海 天空 :
「大丈夫だよ、思い出のなかのボクはお芝居を辞めたりなんてしないから…」なんて、お芝居の台詞みたいかな?と笑いながら
古海 天空 :
「いつかまた、みんなの前に出られるときがきたら…」
古海 天空 :
「絶対絶対、見に来てね!新しいボクのお芝居見せてあげる!」全力で慰めるように
年配の女性 :
「……そう、ね」……女性も気付いたのだろう。キミが気を遣って、言葉を選んでくれたことに。そして……その『いつか』が、保証されていない未来であることに。
年配の女性 :
「もちろん、必ず見るわ。あなたとここでこうしてお話しできたこと、ずっと覚えているから……また、お芝居を見せてね」
GM :
そう言って、あなたの手を握る。皺だらけだが柔らかく、温かい手。
GM :
……もしあなたが少しでも力の調整を誤れば、一瞬でひしゃげてしまいそうな柔い(やわい)手。
古海 天空 :
「………」昂った気持ちのままに手を握ってしまわないよう気を付けながらも暖かさに微笑む
古海 天空 :
「ずっと僕を見ていてくれたんだもん、街中でも…また皆の前にでても、気づいてくれるよね。」また会おうね、と子役時代と変わらない笑顔で
年配の女性 :
「もちろんよ。必ず、あなたを見つけるわ」
GM :
そう優しく伝え、微笑み返す。その後、女性は軽い会釈をしてこの場を去っていった。
古海 天空 :
明るい声で礼を言いながら手を振って見送ると(痛くなかったかな…?)と自分の手を握って確認したりバタバタと騒がしい動きをする
古海 天空 :
一通り動き回るとまだぬくもりの残る手を見つめて、それを逃さないように両手を握りしめる
古海 天空 :
役者を辞めたことに後悔はあるが演じ続けた過去は誇りであたたかい思い出しかない それを再確認する
GM :
久しぶりの、キミのファンとの邂逅。温もりを胸に抱き、そのまま前に歩き始める……
GM :
……はずだった。
GM :
キミの目の前。人ごみが、何かを避けるように割れている。
GM :
その中央に居たのは……長髪の男だった。
GM :
顔には「おかめ」の面。ゼブラ柄のスーツ。明らかに異様な、『非日常』の具現化。だというのに、道行く人は「それ」を避けるだけで、何も気にしない。まるで、何事もないように。
GM :
その不審人物が……キミに向かって、まっすぐと向かってくる。
古海 天空 :
(…え?あれ…みんなどうしたの…?何かの撮影…してるのかな?)異様な光景にキョロキョロと周りを見渡して撮影機材やそれらしきものを探す
不審者? :
「元子役。現在は普通の女子高校生」
GM :
迫る不審者。異様によく通る声。それに気づかない人々。
不審者? :
「古海天空くんで、間違いないな」
GM :
気づくと…彼は、キミの目の前にいた。ぬらっと背の高いシルエットが、キミに影を落とす。
古海 天空 :
「え、…えと……」首が痛くなるほど見上げながら返事をしようか悩んでいる様子
古海 天空 :
(こういうときって…名前言っちゃダメって…ママが言ってた…)完全に不審者への対応を探っている
GM :
キミが答えあぐねていると……不審者が、懐をごそごそと漁る。……凶器でも、取り出そうとしているのか?
GM :
そして、不審者の腕が引き抜かれる。その手にあったのは……
GM :
……一枚の、名刺だった。
古海 天空 :
「ほぇ…?」
GM :
彼は、キミの身長に合わせて屈み、名刺を差し出す。
GM :
名刺には、「UGNプロダクション 代表取締役兼エグゼクティブ・プロデューサー オーメン相良」と書かれていた。
オーメン相良 :
「挨拶が遅れてすまない。私はこういう者だ。……兼、UGNの支部長」そう、口頭で付け加えてくる。
古海 天空 :
「ゆーじーえぬ…って、むずかしい話のところだ!」保護された時の記憶をなんとか探りながらピンときた様子
古海 天空 :
「…えぐぜぷてぃぶ…プロデューサー?」こちらは聞き覚えがない顔でキョトンと
古海 天空 :
胸の高さまで下げてくれた名刺を丁寧な作法で受け取る 子役時代の名残だ
オーメン相良 :
「平たく言えば……アイドルのプロデューサーをしている。このプロダクションでは、まだ0人だが…」
オーメン相良 :
「……さて。君には、UGNとしての依頼を要請したいと考えている。コードネームは"ミスター・オーメン"だ、以後お見知りおきを」
古海 天空 :
「依頼、みんながやってるやつだ…」納得いった様子で呟く
古海 天空 :
「でもオメンのお兄さん…ボク、まだちゃんと戦えないよ…?」後ろめたいように両手を後ろで組んでもじもじと
オーメン相良 :
「その点については問題ない。……君についての資料は取り寄せている、事情については把握済みだ」
オーメン相良 :
「今回の任務の目的は、主に『護衛』。すなわち、基本は受け身の仕事となる」
オーメン相良 :
「この任務であれば、君であってもこなせるはずだ。それに、むしろ力を制御する練習としてもらっても構わない」
古海 天空 :
"力の制御"という言葉に反応する、頭に浮かぶのは先ほどの女性の残念そうな顔と別れ際の言葉
古海 天空 :
「せ…制御…できるの!?」先ほどの反応とは打って変わって興味深そうに
オーメン相良 :
「そればかりは君次第だ。だが、しばらくオーヴァードに囲まれた環境に身を置く以上、その術を学ぶ機会は存分にあるはずだ」
古海 天空 :
「ボクと同じ風な人も…いる?」
古海 天空 :
キュマイラの中でも特段力がつよく毎日自分のパワーに振り回されている、周りに同じ状況のオーヴァードが少ないため制御なんて考えたこともなかったのだろう
古海 天空 :
恐る恐る尋ねる
オーメン相良 :
「……そうだな。それも含めて、話をしよう」
オーメン相良 :
「先程説明した、『護衛』の対象は……最近匿った新人のオーヴァードだ。彼女は、FHか何かの人間に狙われている」
オーメン相良 :
「彼女をずっと匿うという選択肢も、いっそ別の支部に移す選択肢もあるが……問題は、厄介なレネゲイドビーイングが取り憑いていることにある」
オーメン相良 :
「君には、そのレネゲイドビーイングの監視と、新人オーヴァードの護衛を頼みたい」
オーメン相良 :
「ここまでが任務の概要だ。そして、話を戻すと……」
オーメン相良 :
「その新人のオーヴァードは、君と同じくキュマイラの力に覚醒している。加えて、覚醒以前からの馬鹿力の持ち主であるとのことだ」
オーメン相良 :
「……どこか、境遇が似ているとは思わないか」
古海 天空 :
頭の中で一瞬にして自らの境遇が駆け巡る
古海 天空 :
破壊されたドアノブ、穴の開いた壁、自分のせいで骨折した両親や保護者、そして
古海 天空 :
倒壊したジオラマ
古海 天空 :
「…うん、うん…!仲良くなれそう…!ボクと一緒…!」名刺を渡し仕事のなくなった彼の手を興奮冷めぬままガシッ!と掴んでしまう
GM :
…ミシッ!!オーメンの手から、鈍い音が響く。
GM :
だが、オーメンは君の手をしっかりと握り返す。……気のせいか、やや手が痙攣しているが、彼は意にも返さぬ様子で口を開く。
オーメン相良 :
「それなら良かった。では、依頼を受けてくれるかな」
古海 天空 :
「うん!…じゃなかった、もちろん!受けさせてください!」一応のふたつ返事で仕事らしく
古海 天空 :
「ボクはどういう役をやればいいの?護衛…だからすこしカッコイイ感じかな…」
オーメン相良 :
「ありがとう。……ふむ、そうだな。君には……」
オーメン相良 :
「君には、アイドルになってもらう」
GM :
そう、あくまで真面目に言い切る。
古海 天空 :
「うーん…アイドル…って、こういうかんじ…?」彼の手を離し、数歩探すとスゥと息を吸い込む
古海 天空 :
「皆!今日は私達のライブに来てくれて有難う!最後まで盛り上がっていこうねっ!」先ほどまでの舌ったらずな発音はどこかへ吹き飛んでしまう、どこまでも届くような伸びやかでハキハキとした声、マイクを持っているような手を口の前に掲げ、大きく手を差し伸べる 目は遠くを、数百数千人の人間を見ているような表情で周囲の空気は人の熱を帯びる
オーメン相良 :
「………」オーメンは押し黙り……ふと、天を仰ぎ面に手を当てる。
オーメン相良 :
面の端から流れる一筋の光……そう。彼は、泣いていた。
古海 天空 :
「泣かないで、私達もキミに会えて嬉しい…一緒に最後まで楽しもうね」そのままの声で優しく語りかけるように 微笑みが煌めいている
古海 天空 :
「……あ、あれ?泣いてる?どこかいたい?」スイッチが切れたように表情が戻ると困惑したように呟く
オーメン相良 :
「……すまない……つい……」
オーメン相良 :
「……武道館が、見えてしまってな」
GM :
意味不明な言動の後、オーメンはキミに向き直る。
オーメン相良 :
「やはり君には才能がある。アイドルの……"芸能界"の人間としての、煌めきの才能がある」
オーメン相良 :
「君はこの作戦に不可欠だ。改めて、依頼を受けていただきたい。……この通り」そう言って、キミに深々と頭を下げる、
古海 天空 :
「……」自分の頭より低くなってしまった彼の頭を眺めてポカンとする
古海 天空 :
「…おじさんも、見つけてくれたんだね。」嬉しそうに呟くと今度は優しい力加減でポンポンと頭に触れ 顔をあげていいと知らせる
古海 天空 :
「アイドル役…ってやったことないけど!まかせて!」力強くなにか勘違いしたまま
オーメン相良 :
「ありがとう。……よろしく頼む、"セレストブルー"」
GM :
こちらも何かを勘違いした様子であるが……かくして、話はとんとん拍子で進んでいってしまったのであった。
GM :
シーンエンド。
Scene04 秘める熱情、血の姫(プリンセス)
GM :
登場PCはリンカさんです、登場侵蝕をお願いします。
リンカ・サンスベリア :
1d10(1D10) > 6
GM :
──S区K町。
GM :
仮初の愛情と欲望が渦巻く、日本でも有数の歓楽街。
GM :
キミは、その一角にあるホストクラブ「i's Only(アイズオンリー)」にいた。
GM :
i's Onlyは、最近K町で名が通るようになったホストクラブだ。
GM :
黒と銀、モノトーン調に統一された内装。磨き上げられた床に反射するシャンデリア、店内の奥行き感を演出するガラス張りの壁が、非日常感を演出している。
GM :
だが、その非日常空間が、最近のキミにとっては『日常』の光景と化していた……
GM :
キミは今日も、このクラブの毛足の長いソファに座り、『彼』の到着を待ちわびている。
リンカ・サンスベリア :
「……」
ソファーの上で軽く足を組み、頬杖を突きながら店内を俯瞰する。
提供されたドリンクに軽く口を付けながら、お店の様子を眺めている彼女の表情はどこか退屈さを感じさせる。
GM :
気だるげながら、どこか気品のあるキミの仕草に、店内のホストですらほう…と溜息を吐く。
GM :
しばらく待っていると、キミが指名した担当ホスト……七瀬レイジが、姿を見せた。
リンカ・サンスベリア :
「!」
彼の姿が見えた瞬間、渇いていた彼女の瞳に光が宿る
リンカ・サンスベリア :
「レイジ~~!!
こっちよこっち!!」
スッと席を立ち、手をブンブンと振りながら彼に向かって手を振る
GM :
先程までのおしとやかな仕草が嘘のようなキミの子どもっぽい仕草に、レイジはクスリと笑う。
七瀬レイジ :
「お待たせ。来てくれてありがとう、リンカ」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、ぜーんぜん。
貴方の事を想っていたら、時間なんてあっという間に過ぎてっちゃうもの♪」
彼の微笑みに応える様に、弾む様なトーンで返す
七瀬レイジ :
「ありがとう。僕も、君と会える日を待ちわびていたよ……すごく、嬉しいな」
GM :
七瀬レイジは、新人ホストだ。
GM :
ついこの間まで大学生。就職先も決まっていたが、卒業直前に入社予定であった会社が倒産。突然職を失い途方に暮れていたところをスカウトされ、現在の職についた……と、キミは聞いている。
GM :
新人の身ではあるが、あなたの協力もあり、現在売上が急上昇中だ。指名数も、数か月前とは比にならないほど増えている。
七瀬レイジ :
「ドリンク、何が欲しい?僕が作るから、なんでも任せて」
リンカ・サンスベリア :
「ん~…そうね…
レイジが作ってくれる訳だし、あまり拘りも無いのだけど…
そうね、カシス・オレンジでも貰おうかしら。」
逡巡した後、キュッと目を細めながらリクエストする
七瀬レイジ :
「フフ、了解」そう言って、レイジはヘルプのホストに頼み、オレンジジュースとカシスリキュールを用意させる。キミの目の前で、あっという間にカクテルが完成した。
七瀬レイジ :
「リンカの卓、やっぱりすごく居心地がいいや」
GM :
そう言いながら、グラスを君に差し出す。
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、ありがとう。
相変わらずお上手なんだから…♪」
やや揶揄う様にお礼を言った後、グラスに口を付ける。
七瀬レイジ :
「本当だよ。リンカは我儘とか言わないし……それに、ちゃんと節度を持って楽しんでくれているから」
七瀬レイジ :
そう、笑顔で伝えてから、そっと君の耳元に口を寄せる。
七瀬レイジ :
「…これ、本当に内緒の話なんだけどね」
七瀬レイジ :
「僕らはお金を使ってもらう側だし、ここに来た姫達が現実を忘れて、めいっぱい幸せになれるサービスを提供する事が大切だってわかっているんだ」
七瀬レイジ :
「だけど……自分の若さを犠牲にしている姫のことを思うと、どうしても胸が痛む」
七瀬レイジ :
「もちろん、姫が僕の為に頑張ってくれることは嬉しいんだけど…少し苦手。同僚の皆が、それを当たり前のこととして受け入れていることも」
七瀬レイジ :
「だから、リンカといる時が安心できる。今後も無理のない範囲で応援してくれると嬉しいな」
七瀬レイジ :
そう、ひそひそと伝えて、君の反応を伺う。失望されていないか、やや不安げな表情だ。
リンカ・サンスベリア :
「──そんな顔しないの。
折角のカッコいいお顔が台無しよ?」
よしよしと元気付ける様にそっと頭を撫でた後優しく目を細めながら彼を見つめる
リンカ・サンスベリア :
「やっぱり、貴方は優しいわね。
でもね、レイジ。ここに来る子達は私を含めて会いたい人がいるからここにやって来るの。
そして、『お金』という形の誠意を見せる事で、貴方達に必死に自分の想いを伝えている…それこそ、自分の周りが見えなくなってしまう程必死にね。」
リンカ・サンスベリア :
「貴方のその気遣いは、人としてはとても大切だけど…事この場においては、貴方を応援してくれている子達の想いを踏みにじっていると捉えられてもおかしくないわ。
だから、その想いは自分の胸の中に留めておきなさい?貴方は貴方に出来る範囲で、貴方を応援してくれる子達の想いに全力で応えればいい…
それがこの仕事なのでしょう?」
優しく諭すように、言葉を紡ぎながら再びグラスに口を付ける。氷とグラスがぶつかる音が、フロアの中に僅かに響く。
GM :
レイジは、君の言葉を聞き……ふ、と目線を下に落とす。
七瀬レイジ :
「……そうだね。キミの言う通りだ……僕は、この場においては逆に不誠実なことを言ってしまった」
七瀬レイジ :
「僕が出来ることは……姫の想いに答えること。努力に対して、それに見合う、後悔させないだけのサービスを返すこと」
七瀬レイジ :
「ごめんなさい、リンカ。君は……とても、聡明な人だね」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、いいのよ別に。
私は貴方のそう言うところが好きだし…そんな貴方だからこそ、私は今この瞬間、貴方に惹かれているのだもの♪」
自身の胸元に手を当てながら、どこか熱を帯びた目で彼の瞳をジッと見つめる
七瀬レイジ :
「……これだと、僕の方がサービスされているみたいだ。ありがとう……僕がここに居られるのは、全て君のおかげだよ」
GM :
レイジは目を細めて笑う。
GM :
キミとレイジは、しばらく他愛もない話をする。最近見た綺麗な空のこと、花屋で見かけた名前も知らない可愛い花のこと。
GM :
そうして、穏やかな時間を過ごしていると、ふいに別のホストがレイジを呼びに来る。他所から指名が入ったのだろう。
別のホスト :
「失礼します。レイジさん、少し…」
七瀬レイジ :
「了解、今行くよ」
GM :
レイジはキミの方を向く。
七瀬レイジ :
「ごめん、少し席を外すよ。……楽しんでね」
リンカ・サンスベリア :
「ん、行ってらっしゃい。
また楽しいお話を聞かせて頂戴ね♪」
にこやかに笑って、彼を送り出す。
GM :
レイジはキミに微笑みかけ、そのまま別の卓へと移動する。
GM :
しばらくすると、代わりに軽薄そうなホストが席に着いた。
軽薄そうなホスト :
「ちゃーっす!ダイキっす!いつもレイジさん指名してる子だよね?マジで可愛いなーって思ってたんだよね!」
GM :
彼は名刺を差し出した後、どっかりとソファに座る。
リンカ・サンスベリア :
「……新人さん?」
レイジが作ってくれたカシスオレンジを飲みつつ、やや物珍し気な顔でホスト君へと目を向ける
軽薄そうなホスト :
「っす!ガチ色恋やってるっす、最近移籍したんすよねェ~~」
軽薄そうなホスト :
「や、てかこんな美人なお客さんそうおらんべ。モデルとかやってるっしょ?」
リンカ・サンスベリア :
「ふーん…『ガチ』なんだ…」
ジッと彼の瞳を見つめ、ポツリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「よく言われるわ。
でも残念、目立つのはあまり好きじゃないの」
僅かに口角を上げながら、素っ気無さそうに返す
軽薄そうなホスト :
「えーそうなんすね!こんな美人だし、もしなったらやべーっすよ!やべーやべー」キミのそっけない態度にも気づかず、彼はヘラヘラと笑う。
軽薄そうなホスト :
「いや、マジ綺麗すぎてオレに指名変えして欲しいんだけど!鬼枕するっすよ…って冗談でも指名取っちゃったら爆弾だからやめろってね!ワハハ」
※爆弾…店からホストに対して設けられた禁止事項。これを犯すと、罰金や解雇等のペナルティが与えられる。
GM :
1人ボケツッコミしながらずっと話し続けている。が、キミのことはまるで見ていない。キミが持つカシオレのグラスにも結露ができており、拭うもないようだ…まるで接客がなっていない。
リンカ・サンスベリア :
「……一つお聞きしたいのだけど
貴方はどうして、この仕事をしているの?」
自分の中の熱が冷めきって行くのを感じつつ、そう一言問いかける
軽薄そうなホスト :
「え!モテそうじゃないすか、ホスト。だからっす」あっけらかんと
リンカ・サンスベリア :
「──それだけ?」
軽薄そうなホスト :
「え……あとはー……」しばらく頭をひねる。が、何も出てこないようだ。
リンカ・サンスベリア :
「…はぁ。
まぁ、あまり期待はしていなかったけど…」
呆れたように溜息を吐きながら軽く肩を竦める
リンカ・サンスベリア :
「もう下がっていいわよ。
『熱』の無い人には興味湧かないの」
そう言って彼を一瞥した後、別の場所へと目線を移す。
軽薄そうなホスト :
「え…え…えーー!!!」
GM :
軽薄そうなホストが、いわゆる「ぴえん」の表情で引き下がろうとする気配を感じるキミは…ふと、別の卓から、ワッと歓声が上がったのを聞く。
GM :
インテリアの隙間から見ると、どうやらそこはレイジのついた卓のようだ。
別のホスト :
「るいな姫よりシャンパンいただきました!」
リンカ・サンスベリア :
「…フフッ。
頑張ってるみたいね、レイジ…」
上手く行っている様子を遠目に見て自分の事の様に嬉しそうに微笑む
GM :
キミがその様子を見ていると、ホストがわぁわぁと騒ぎ出す。
ホストたち :
「アイズオンリーキャスト全員感謝の、シャンパンコール!」
GM :
シャンパンコールと同時に、姫と王子のグラスにシャンパンが注がれていく。幸せな二人を祝福するかのように、グラスから黄金の泡が溢れる。
GM :
飲んで、飲んでと催促された後、レイジ少し困ったようにシャンパンのボトルをガッと掴む。しばらく逡巡したのち、彼は… ホストらによる騒がしいコールに合わせ、レイジはボトルをぐいと傾けた。ウェ~イ!と大きな歓声が上がる。
ホストたち :
「今宵の!」「「「今宵の!」」」
ホストたち :
「素敵な!」「「「素敵な!」」」
ホストたち :
「るいな姫より!王子に一言!」「「「3、2、1、キュー!」」」
被りの女 :
「え~、レイきゅんの優しいところが大好きなんですけどぉ~…」
被りの女 :
刹那、インテリア越しだが…被りの女から刺すような目線が貴方に飛ぶ。
被りの女 :
「…細客相手でも笑顔を絶やさないしごできなところ、一生愛してま~す!よいちょ!」
GM :
レイジも彼女の意図するところを察したのだろう、窘めるような声が聞こえたが、他のホスト達の「「「よいちょ~!」」」という歓声にかき消される。
リンカ・サンスベリア :
「…フゥン?」
刺す様な視線を受け、ニタリと口角を上げかけるがハッとして咄嗟に口元を抑える
リンカ・サンスベリア :
「いけないいけない、レイジもいるんだし
今は抑えないと…」
小さな咳払いと同時に残っていたドリンクを全て飲み干す
ホストたち :
「それでは今宵の!」「「「今宵の!」」」
ホストたち :
「素敵な!」「「「素敵な!」」」
ホストたち :
「レイきゅん王子より!姫に一言!」「「「3、2、1、キュー!」」」
七瀬レイジ :
「るいなの意地悪なところには困るけど…僕の大切なお姫様、そんな君の独占欲まで含めて愛しているよ。よいちょ」
GM :
るいなはその一言で機嫌を取り戻したようだ。幸せそうにレイジに抱き着いて、キミに笑いかける。
GM :
その笑みに含まれるのは宣戦布告。このままでは、キミの元に今日レイジが戻ることはないかもしれない。
ホストたち :
「「「よいちょ~!」」」
軽薄そうなホスト :
「はえ〜レイジさんやっぱ人気っすよね~。生誕祭は3カ月後だっけ、もっと凄いだろうな~いいな~」横で指を咥えている
リンカ・サンスベリア :
「……少しだけ…少しだけなら良いわよね。
うん…♪細客の相手させられてるなんて思われたら、レイジが可哀想だものね…♪」
片手では隠し切れないレベルに上がり出した口角を、にこやかな物に変えながら近くの黒服の腕をちょいちょいと突く
リンカ・サンスベリア :
「ごめんなさい、手間をかけてしまうのは承知しているのだけど…用意して貰えないかしら…」
リンカ・サンスベリア :
「───シャンパンタワー♡」
GM :
………ザワッ
GM :
よく通るキミの声が店内に響き…ホストたちが、明らかに動揺を見せる。
黒服 :
「……え?タワーですか?……今から?」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。
お願い…出来るかしら?」
ややいじらしそうに、上目遣いで言葉を続ける。
黒服 :
「は……え、えっと……」レイジの常連とはいえ、本当に大丈夫なのか。そんな逡巡が目に浮かぶが…キミの紅い瞳に魅入られたように、黒服はこくりと頷く。
黒服 :
「しょっ…承知、いたしましたっ……!!」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、お願いね♪」
クスっと、面白そうに黒服を一瞥した後、レイジの方に軽く目配せする。
七瀬レイジ :
「……!」レイジは明らかに動揺した表情でキミを見ている。が、しばらくしてからゆっくりと頷く。
被りの女 :
「〜〜〜〜ッ……!!!!」一方、被りの女は爪をガジガジと齧ってなにやらスマホをダダダダと音が鳴る勢いで弄っている…
GM :
……しばらくすると、キミの卓の横に…それはそれは綺麗な、黄金に輝くシャンパンタワーが出現していた。
七瀬レイジ :
「……り、リンカ…正気……!?絶対無理したでしょう!?」
GM :
席に連れ戻されたレイジはキミに尋ねる。その表情には、狼狽と申し訳なさが入り混じっている。
リンカ・サンスベリア :
「フフフ、さっき言ったでしょう?貴方を求めてここに来る子達は、皆こういう形で誠意を見せてるって…なら、私もちゃんと誠意を見せないとね?」
クスクスっと冗談めかす様に笑って見せる
リンカ・サンスベリア :
「それに……」
リンカ・サンスベリア :
「(…こうした方があの子も…もっともっと熱を見せてくれるでしょうから…♪)」
先程まで祭り上げられていた彼女の顔を、誰にも気付かれない程にほんの一瞬だけ一瞥しながら、彼女のこの後に期待をこめる
七瀬レイジ :
「……そう」短く返し、目を閉じる。そして、目を開けてキミに囁く。
七瀬レイジ :
「そこまで言うのなら……今夜は、僕を独り占めにしてくれるということだよね?」
GM :
その瞳の奥に秘めるのは、キミを揶揄うようで…その実、試すような妖しい光。どこまで本気なのかを探るような視線が、キミを射抜く。
リンカ・サンスベリア :
「っ……」
目にした物の興味を強く惹き付け、離さない。倒錯的なまでに熱を帯びた彼の目に
ほんの一瞬ではあったが釘付けにされてしまう。
リンカ・サンスベリア :
「──フフッ。そういう所が、いろんな子達の心を奪って来たのでしょうね…ほんと、罪な人。」
リンカ・サンスベリア :
「でも…そういう所もとっても素敵。
…フフフッ♪今夜はとっても素敵な一夜になりそうね、レイジ…♪」
彼の熱に応える様に、そっと手を差し出す
七瀬レイジ :
「……好きだよ、リンカ。いつもそばに居てくれてありがとう……必ず、今夜も幸せにするから」その手を取り、キミをそっと抱き寄せる。
GM :
ホストと姫。どこか気品に満ちた雰囲気に、周囲のホストたちが一瞬見惚れる。
GM :
だが…若干一名、そうはいかず。
被りの女 :
「……パパ!ねぇ、マジでムカつくやついる!前にくれたマンション、売っていいよね!ハァ?将来の為?いらねぇーよ!!」電話口に向かって喚き、通話を切る。
被りの女 :
「ねえ!こっちにもタワー!すぐに!!!」
軽薄そうなホスト :
「や、やべ〜…そういえばれいなちゃんって、どっかの財閥のお嬢様だったっけ……でも、今夜は激アツっすね!やったー!!!」
GM :
……こうして、騒がしい夜は更けていった…
GM :
GM :
……そうして、朝を迎える。結局キミと被りの姫は、最後まで戦いを繰り広げ…先に相手の方が酔ったことでダウンし、なし崩し的にキミが勝者となった。
GM :
キミの手元にはとんでもない額の伝票が残されているが……何はともあれ、帰宅の時間だ。
GM :
送り指名時、レイジは再度キミの前に姿を現す。
※送り指名…退店時、店の出口まで送り届けてくれるホストを指名できるシステム。
GM :
レイジは顔が赤くなっていた。相当飲まされたせいだろう。立っているだけさすがと言うべきなのかもしれない。
リンカ・サンスベリア :
「ええっと…無理はしなくていいのよ、レイジ?」
ここまで酔っている姿は見た事無い為、珍しそうに眺めてしまいつつも、困り顔で労いの言葉をかける
七瀬レイジ :
「……こんな姿で送る事になってごめん……フフ、流石に予想外だったよ」苦笑しながら、額に手を当てる。だが、キミの前から去ることはない。
七瀬レイジ :
「今日は誕生日とか、特別な日というわけもなかったのに…でも、見方を変えたら、君が今日の僕を特別にしてくれたんだよね。本当にありがとう…嬉しいな…」
リンカ・サンスベリア :
「…無理しちゃって、もう…
ほら、おいで。少しは楽になるでしょう?」
こんな状態になってまでキザな事を呟く彼に、呆れつつも愛おし気な感情を抱きながらそっと抱き寄せる
七瀬レイジ :
「……」そのまま、意外なほど素直に抱き寄せられる。キミによって抱かれた彼は、まるであどけない少年のようにも見える。
七瀬レイジ :
「……無理は、していないよ。僕は…酷い奴だね……」
GM :
そう呟いてから、キミから離れる。
七瀬レイジ :
「……うん、もう大丈夫。今夜はありがとう…タクシー、呼ぼうか?キミだって相当飲んだじゃないか」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、もう少しこのままでも良かったのに…♪」
揶揄う様にぼやきつつ、手をそっと後ろに回す
「大丈夫。私、お酒には強い方なのよ?」
軽くウィンクして返して見せる。実際、足取りはしっかりしており、何なら顔の赤らみすら既に抜け始めている様に見えるだろう。
七瀬レイジ :
「……やっぱり、君には敵わないね」首を横に振り、リンカの手を取り店の外に向かう階段へと向かう。
七瀬レイジ :
「…リンカ」店外に出て、ふとキミの名を呼ぶ。
リンカ・サンスベリア :
「?
どうしたの、レイジ?」
首を傾げながら、上目遣いで彼を見つめる
七瀬レイジ :
レイジはふとキミの横にしゃがみ、かけていたサングラスを外す。
七瀬レイジ :
そして、その場に膝まずき、リンカの手を取り…唇を触れさせる。
七瀬レイジ :
柔らかい感触。長い前髪に隠れていてもわかる、目鼻立ちがはっきりとした美しい顔。品の良い白檀の香水が、ふわりと香る。
七瀬レイジ :
「……僕から離れたら嫌だよ。ずっと、ずっと傍に居てね」
GM :
また、あの視線。遠慮がちにも見えるのに、キミが離れることを許さないと言わんばかりの独占欲を感じる熱が、キミに触れる。
リンカ・サンスベリア :
「──えぇ。離れないわよ、絶対に。
貴方が貴方で居る限り…私はずっと、貴方の傍に居るわ。」
そう言ってそっと彼から離れ、店を出ようとする…が、直前にクルリと振り返り、再び彼の目をジッと見つめる。
リンカ・サンスベリア :
「愛してるわ、レイジ。
また会いましょう♪」
それだけ伝えた後、今度こそお店を後にする
七瀬レイジ :
「……愛しているよ、リンカ」
GM :
キミの言葉に、その一言だけ返す。去りゆくキミを、レイジはただ見つめていた…
GM :
GM :
帰宅路。満たされた時間が遠のき……その代わりに現れるのは、「一晩でとんでもない額を使ってしまった」という喪失感。
GM :
流石のキミであっても、手痛いと感じる額だ。
GM :
ふとスマホを見ると、UGNから通知が入っていたことに気づく。普段緊急の連絡は電話で来る。緊急性が低いのだろうか。
リンカ・サンスベリア :
「……」
喪失感に身を包まれてはいるが、金銭にあまり頓着が無い事、何より楽しい一夜を過ごせたという満足感や多幸感といったポジティブな気持ちを失いたくないという気持ちが勝りスマホを仕舞おうとする…が、その直前、自分に絡んできた彼が言っていた言葉をふと思い出す。
リンカ・サンスベリア :
「生誕祭は三か月後…か。」
ひとりごちた後、仕方なさそうにスマホの通知を開く
GM :
メールの内容は、普段目にする物と異なっている様子だ。
GM :
「アイドルオーディションのお知らせ」
GM :
……信じられない事に、送り主は確かにUGNだ。
内容を読むと、UGN芸能支部──FHによるアイドルグループ・ファムファタールに対抗する形で新設された支部らしい──にて、作戦の一環としてアイドルグループを結成する事になったらしい。
GM :
作戦の為の一時的な運用である事、枠としてはあと1名を募集している事……そして、UGNとしての報酬とは別に、チェキバックも破格の6割を担保するとの事らしい。1枚撮れば600円だ。
※チェキバック… チェキを撮影した際、演者側に入る料金。特典会にて撮影したチェキの価格から、運営の取り分を差し引いたもの。通常であれば、3割程度とされている。
GM :
キミ自身、自分の魅力を理解している。効率良く働くことができたら、その辺の非合法な仕事よりも遥かに稼ぐことができるはずだ。
リンカ・サンスベリア :
「…アイドル…アイドル……」
メールに記述された言葉を頭の中で反芻する。
聞いた事が無い訳ではない、現代社会で生活して居れば自ずと耳には入って来る
が、現代文化そのものにあまり馴染みが持てない自分にとっては、大衆の前に立ち、歌ったり踊ったりする仕事、以上の知見も無ければ、それ以上を想像する事も出来なかった。
リンカ・サンスベリア :
「う~~~~~ん…………」
現時点であまり興味は持てない…が、今の自分の懐事情が寂しいのもまた事実であり……
リンカ・サンスベリア :
「──まっ、いっか!
応募するだけ応募してみましょう!!もし受かったらラッキー位の気持ちで!」
普段なら飲まない量のお酒を飲んでやや高揚している気持ちに背中を押された事もあり、オーディションへの参加を決意する。
GM :
こうしてキミは、連絡に対する返事をささっと書いて提出してしまう。……翌朝、目が覚めたキミの元には「オーディションのお知らせ」という通知が届いていた……。
GM :
シーン終了。
Scene05 はじまりのワンルーム
GM :
登場PCは全員です、侵蝕お願いします!
武者小路 勇姫 :
1d10+31(1D10+31) > 7[7]+31 > 38
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 31 → 38
燕子花 彩芽 :
1d10 (1D10) > 9
リンカ・サンスベリア :
1d10(1D10) > 9
古海 天空 :
1d10(1D10) > 1
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 46 → 55
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 31 → 32
GM :
……あれから数日後。
GM :
キミたちは各々スカウトやオーディションを経て、任務に起用され…
GM :
住宅街の中にある小洒落たスタジオに集められている。
GM :
地下鉄の駅から徒歩10分ほどの距離の位置にあり、アクセスは良好。
GM :
3階建てのやや大きな建物であり、防音設備とダンスミラーが備えられたレッスン場、撮影時に便利そうな真っ白な部屋、ぬいぐるみやコスプレ衣装が押し込められた物置き部屋、プール付きの広々とした屋上まで揃っている。
GM :
キッチンやシャワールーム、寝室があったりなど、泊まり込みで作業をする事も出来そうだ。
燕子花 彩芽 :
ノックの音。
燕子花 彩芽 :
「失礼致します、”貴則”ですが」 扉の向こうから、几帳面さを感じる声が聞こえてくる。
三峰とわ :
「はぁーい」ととっ、と小走りが聞こえてきた後、とわが扉を開ける。
三峰とわ :
「いらっしゃい、彩芽さん!」
燕子花 彩芽 :
「どうも、”バイト・ミー”」
燕子花 彩芽 :
「………ええと、コードネームである必要が無いということでしょうか?」少し困ったように
三峰とわ :
「ここはUGNの持つセーフハウスでもあるので、盗聴等の類は大丈夫だと思います。……あっ、もちろん気にされるならわたしも"貴則"さんとお呼びしますが…」
三峰とわ :
「……ごめんなさい。他所のUGNの方とあまり話したことがないので、わたしの常識が違うのかも…」
燕子花 彩芽 :
「ああいえ、貴方がどうというわけではなく…なんというか……そういう風に振舞うべきならそうするのですが…」
燕子花 彩芽 :
「私もこう…場?の空気?みたいなものに合わせるのが昔から苦手で…」
三峰とわ :
「そうなんですか…?なんでも出来る素敵な大人、ってイメージなので意外かも…」
三峰とわ :
「…でも、"貴則"さんの一番落ち着く振る舞い方で大丈夫だと思いますよ。今回集まる皆さん、きっとみんな良い人たちですから」そう言って笑う
燕子花 彩芽 :
「私が落ち着く振る舞い……」 よくわからなさそうだ
燕子花 彩芽 :
「ああ、そろそろ時間ですか」
三峰とわ :
「時間?」
武者小路 勇姫 :
集合時間通り、扉をノックする。
武者小路 勇姫 :
「おはようございまーす」 少し緊張気味に呼びかけ
三峰とわ :
「あっ…!そうか、もう集合時間!はーい!」慌てた様子で扉を開けにいく。
三峰とわ :
「ムシャちゃん……い、いらっしゃいっ」緊張した様子で迎え入れる。先日会ったぶりであるが、やはり色々と気まずさが残る様子だ。
武者小路 勇姫 :
「わ……!」 驚いて気持ちだけ3メートルくらい飛び跳ねる
武者小路 勇姫 :
「本当にとわちゃんがおる」 当たり前である
三峰とわ :
「い、いるよぉ…」困ったように返事して席まで案内する
燕子花 彩芽 :
「こんにちは」端っこの椅子に座ってそう
武者小路 勇姫 :
「あ、彩芽さん……でいいっすかね。こんにちは!」 ぎこちない笑みで
燕子花 彩芽 :
「はい、彩芽…で、多分良いです」本人も分かって無さそう
武者小路 勇姫 :
「じゃあそれで! ウチも好きなように呼んで貰えば」
武者小路 勇姫 :
「今日はメンバー集まってくるって話やけど、まだ二人しか着てへん感じ?」 部屋をきょろきょろ
燕子花 彩芽 :
「そのようですね。コードネームすら伺っていないのですが…」
三峰とわ :
「そうだね…支部長から、あと2人もちゃんとした子達だって聞いているから大丈夫だと思うんだけど…」彩芽さんの言葉に微笑んでいたが、少し時計が気になり始めている様子。
武者小路 勇姫 :
「……この職場ってタイムカードとか切らんでええんかな?」
三峰とわ :
「時給制じゃないと思う…よ?」
燕子花 彩芽 :
「UGNにタイムカードは……事務職員ならあるかもしれませんね」
武者小路 勇姫 :
「あーそうなんや、良かった」 生活リズム終わりの民
燕子花 彩芽 :
「(良かった…?)」
武者小路 勇姫 :
「新しい人、どんな人が来ると思います? あの社長さん、結構手当たり次第にスカウトしてそうやけど……」
燕子花 彩芽 :
「とは言っても、支部長ですから。様相は奇妙ですが、そう下手な事にはならないのではないでしょうか」
武者小路 勇姫 :
「あ、そっか一応UGNの関係者? で固めるんですもんね」
燕子花 彩芽 :
「私と貴方が素人ですから、おそらくカバーを行えるようなプロを呼んでいるのでは、と考えています」
武者小路 勇姫 :
「確かに……? せやったらちょっと緊張するかも」 襟を正して
リンカ・サンスベリア :
集合組がそんな会話をしている中、リンカはまだスタジオの近隣をスタスタと歩いていた
アクセスは比較的容易と伝えられて居たが、あまり覚えのない道だった事もあり、やや迷ってはいるが着実にスタジオに近づいている
リンカ・サンスベリア :
「えぇっと、確かこの道をまっすぐ…よね?」
そんなこんなで周りをキョロキョロと見渡しながらスタジオの目の前まで辿り着き──
リンカ・サンスベリア :
「──あら?」
ふと、自分のすぐ目の前に居る少女の姿が目に留まる
古海 天空 :
「んー…?」
一枚の紙をじっと見つめたり顔をあげたり、ときどき紙をひっくり返しつつ目的のビルと隣のビルの間をウロウロと行ったり来たりしている
リンカ・サンスベリア :
「……フフッ。」
迷子だろうか?その可愛らしい姿に思わず笑い声を漏らしつつ、彼女の元へと近づく
リンカ・サンスベリア :
「こんにちは。道に迷っちゃったのかしら?」
少女に優しく声をかけつつ、彼女と目線を合わせる様に屈んで見せる
古海 天空 :
「!」
声をかけられて驚いたように振り返る、図星のため少しはにかむがすぐに持っていた紙を見せて
古海 天空 :
「こんにちは…!えと、ゆー…UGN芸能プロダクションってどっちにありますか…?」
そもそも場所を間違えているかもしれない、不安そうに
リンカ・サンスベリア :
「っ……」
彼女の顔を見た瞬間、面を喰らった様にやや目を見開き、そのまま彼女の瞳をジッと見つめ始める。
古海 天空 :
「…?」
リンカ・サンスベリア :
「ッ!
え、えぇとごめんなさいね…あまりに素敵な目をしてたものだからつい気になっちゃって…」
少女の様子を見てすぐ我に返り、はにかみながら謝る
リンカ・サンスベリア :
「それで確か…UGN芸能プロダクション…だったかしら…ん?
え、今UGNって言った…わよね?」
今度は自分自身の発言を疑問視するように、やや顔を顰めながら尋ね返す
古海 天空 :
「う、うん…UGN…」だよね…と呟きながら紙を確認する、もちろん間違っている筈がなく
古海 天空 :
「場所…ちがう?」
もしかして…とドキドキしながら
リンカ・サンスベリア :
「あぁ、ごめんなさい…!別に間違ってる訳じゃ無いわよ。
ただ、私が行こうとしてた場所と同じだったから、少し驚いてしまっただけで…不安にさせたかった訳ではないの。」
少女の不安げな眼差しにチクりと胸を刺されたような気持ちになり、慌てて訂正する
古海 天空 :
「よかった…!」安心したようにパー!と笑顔になる
古海 天空 :
「お姉さん、連れてってくれたら…うれしいな…!」
置いて行かれるわけがないのだが慌てて置いて行かれないようにお願いをする
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、勿論。
元々放って置く気なんて無かったもの。一緒に行きましょう?」
そっと手を差し伸べる
古海 天空 :
「おねがいします!」
頼もしい…と思いながら差し伸べられた手を握ろうとするが、何かためらうように動きが止まる
リンカ・サンスベリア :
「…?
どうしたの?」
屈んで再度目を合わせながら尋ねる
古海 天空 :
「ぁ…えーと………」
手を取らないのも失礼かなと暫く悩むが彼女に手を握ってもらおうと思いつくと軽く手を乗せて弱い力で手を繋ぐ
古海 天空 :
「…ごめんね、なんでもない!」
内心とてもドキドキしながら
リンカ・サンスベリア :
「…フフッ。
それじゃあ行きましょうか。」
彼女の不安事包み込むように、優しく手を握りながら事務所へと歩き始める
リンカ・サンスベリア :
「──そうそう。
お名前、聞かせて貰えるかしら?」
古海 天空 :
「天空(そら)、”てんくう”って書いて"そら"…です!」思い出したような敬語で
リンカ・サンスベリア :
「ん、ソラちゃんか…素敵な名前ね♪
私は『リンカ』呼びやすい様に呼んで貰って構わないわ」
そう言ってクスっと微笑みながら、ソラと共にスタジオへと向かう。
古海 天空 :
「うーん……じゃあ…」
歩きながら暫く悩むが思いついたように
古海 天空 :
「…リンちゃん!」
笑顔で彼女の顔を見上げて今決めた呼び方を伝える
リンカ・サンスベリア :
「…リンちゃん、フフフ。何だか新鮮だわ…♪」
自然と上がってしまいそうになる口角を抑えつつ、可笑しそうに笑みを浮かべる
リンカ・サンスベリア :
「っと…確かここ…よね、うん。合ってる
それじゃ行きましょうか。」
建物の外観を何度か確認した後、コンコンと軽く扉を叩く
三峰とわ :
「…あ!きっと他のメンバーだね…はーい」扉へ向かい、開く。
リンカ・サンスベリア :
「こんにちは~
えっと…UGN芸能プロダクションってここで合ってる…わよね?」
三峰とわ :
「はい……あなたが、リンカ・サンスベリアさんですか?」背の高いリンカに気を取られ、もう1人には気づかない様子で
リンカ・サンスベリア :
「良かった…♪万が一間違ってたらどうしようかと思ってたわ。えぇ、私がリンカ。
それと、この子が──」
スッと横にズレつつ、導く様に少女の手をそっと引いて
古海 天空 :
「…こんにちは!遅くなっちゃってごめんなさい、古海天空です!」
ふわふわのスカートの後ろからひょこっと部屋を、とわを覗き込み人懐っこい笑顔で
三峰とわ :
「わ……!ごめんなさい、あなたが天空さんですね!」驚いたように目を見開いて
三峰とわ :
「こんにちは!…これで全員、ですね!」2人をテーブルまで誘導する
武者小路 勇姫 :
「あー来た来た、こんちは……!?」 入って来た二人を見て、部屋の雰囲気が一気に変わったのを感じ
燕子花 彩芽 :
「これで全員ですか。中々個性的な方々が集まりましたね」
武者小路 勇姫 :
「(えっ、オーラエグない?! 芸能人ってオフでもみんなこうなんか??)」 萎縮する
燕子花 彩芽 :
「………小学生…?」
リンカ・サンスベリア :
「…あら?貴方は……」
ふと目に付いた勇姫ちゃんの顔…基、瞳をジッと見つめる
武者小路 勇姫 :
「あ、どうも……新人の武者小路勇姫ですゥ……」
三峰とわ :
「(ムシャちゃん…完全に萎縮してる……ッ)」
リンカ・サンスベリア :
「……なるほど、ユウキちゃん、か。
ふ~~ん……」
ジッと彼女を見つめた後満足したように離れる
武者小路 勇姫 :
「(なんかわからんけど満足されたんか??)」
リンカ・サンスベリア :
「──フフッ、ごめんなさい。
驚かせちゃったわね…でも貴方…うん。
『良いモノ』、持ってるわね…♪」
ニコッと嬉しそうに口角を上げ、呟く
リンカ・サンスベリア :
「私は『リンカ』。
呼びやすい様に呼んで頂戴?よろしくね、ユウキちゃん。」
武者小路 勇姫 :
「そ、そうですかね……アハハ。リンカさんですね。こっちこそお世話になります」 自分への信頼度0の女
燕子花 彩芽 :
「”貴則(アイリスカラー)”、燕子花彩芽と申します。平時はUGNでエージェントを務めています。今回紹介されたアイドル活動…というものは、正直不慣れ…どころか全くの素人ですので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。」
リンカ・サンスベリア :
「──あら、お堅いのね?
フフッ、もう少し肩の力抜いても良いと思うけれど…♪」
クスっと笑いながら彩芽に歩み寄る
燕子花 彩芽 :
「お堅い…ですか。よく言われますが、仕事中はいつもこうで…意識的にどうこうするのが難しいんです」 少し理解が及びきらないようだ
リンカ・サンスベリア :
「あら、そうだったの…気に障ったのならごめんなさいね。
貴方の過ごしやすい様に振舞ってくれればいいのよって伝えたかっただけなの」
真っすぐに瞳を見つめ、そう伝える
燕子花 彩芽 :
「ああいえ、別に気に障ったわけでは…お気遣いありがとうございます」
燕子花 彩芽 :
もしかしたら、小声で(どうもうまくいかないな)なんてボヤいているかもしれない
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、ならよかった…♪
『アヤメ』ちゃん…で良かったかしら?私はリンカ。好きな様に呼んでくれて構わないわ。
どうぞよろしくね♪」
ニコッと小さく微笑んで
燕子花 彩芽 :
「では…私からはリンカさん、で。よろしくお願いします」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、こちらこそ♪」
それだけ返してから踵を返し、彩芽から離れる
リンカ・サンスベリア :
「───フゥン…そういうのも『アリ』なんだ…♪」
去り際、誰にも気付かれない程に小さく、ボソリと呟くが、次の瞬間には何事も無かったかのように邪魔にならないポジションへと身を移す
武者小路 勇姫 :
「(なんか……独特やな、UGNの人たちって……)」
古海 天空 :
「……あ、」
リンカの横から三人のやり取りを見ていたがふと勇姫を見上げると不意に何かに気が付いたような声をあげる
武者小路 勇姫 :
「ど、どうしました!?」 何か失礼したかと思ってビビる
古海 天空 :
「…お揃い、だね!」
ニコッと笑いかけると自分の頭、――青色のカチューシャを指差し
武者小路 勇姫 :
「あ……ホンマや! 確かにな」 拍子抜けしたが少し安心する
武者小路 勇姫 :
「こういうの被っててもええんかな? ウチは芸能界とか素人やからわからへんのやけど……」
古海 天空 :
「うん、うん!大丈夫だよ!すっごく似合っててかわいいから!」
あまり理由になっていない理屈を述べ、直球で褒め喜ぶと何かに気付いたような顔をして小さな咳払いをする
古海 天空 :
「…あ、まだ自己紹介してなかった…」
古海 天空 :
「えと…古海天空です!オメンのおじさんは"セレストブルー"って呼んで…ました。今回は…うーん、おじさんが泣いちゃったので…ボクは…アイドル役をするのかな……お姉さんたちも?」
とても語弊のある説明を頑張って話しながら不思議そうに首を傾げて、3人を順番に見上げる
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃんやな! よろしゅうな!」
燕子花 彩芽 :
「なんとうか…勧誘の情景は上手く思い浮かべられませんが、よろしくお願いします」
武者小路 勇姫 :
「ウチもまあ、そうやな……なんかヤバい奴らに狙われてるらしくて、守ってもらうのに都合いいからアイドルすることになったっちゅーか……」 簡潔に並べてみるが、要領を得ない
リンカ・サンスベリア :
「私はそうね…一応オーディションに合格してここに来た感じよ。まぁ、アイドルというか人前に立つ経験自体余り無いし得意でも無いのだけど…」
困ったように笑いながら応える
燕子花 彩芽 :
「ん…?」
武者小路 勇姫 :
「え”、経験者ちゃうんですか?? 勝手にそうかと……」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、お恥ずかしいけどね…♪
だからそんなに畏まらなくていいのよ、本当に。
気軽に接して貰えると私も嬉しいわ。」
武者小路 勇姫 :
「(同じ素人でここまでスタート地点がちゃう奴を合わせることあるんか??)」
GM :
キミたちが和気藹々と話していると、とわが手をぽんと叩く。
三峰とわ :
「えっと…皆さん揃ったし、そろそろ準備しますね…!お席についてください!」そう言って、君たちを椅子に座るよう誘導する。
GM :
キミたちが席につくと……いつの間にいたのか、黒い影がぬ、と動く。
オーメン相良? :
「……」
GM :
UGNプロの社長兼エグゼクティブプロデューサー兼支部長、オーメン相良……のようだ。彼は無言で茶を運び、キミたちの目の前に並べていく。
武者小路 勇姫 :
「社長が茶運びしとる……」
燕子花 彩芽 :
「いた…んですね」
リンカ・サンスベリア :
「……(支部長さん、いつの間にいらっしゃってたのね)」
やや目を丸くしつつさりげなく席に付いてる
古海 天空 :
「ありがとう~!」全く動じない様子でニコニコと見上げる
GM :
が、キミたちは声をかけて気づく。オーメンにしてはどうにもおかしい。対面した時に感じたような覇気がないようだが……
三峰とわ :
「あ……えっと、実は『それ』は違うんです……ん、しょ」とわがパソコンのスリープを解除し、慣れた様子でビデオ通話を繋ぐ。
GM :
画面が、通話相手を映す。…そこに居たのもまた、オーメン相良であった。
オーメン相良 :
「む、全員揃ったか。オーディション以来だな」メンバーを見渡して頷く。
武者小路 勇姫 :
「双子!??」
古海 天空 :
「??」キョトンとした顔で2人?を交互に見ている
リンカ・サンスベリア :
「あーー…そういう感じ?」
あまり驚いた様子も無いまま画面を見つめる
三峰とわ :
「それは支部長の『従者』。……えっとね、オーヴァードの力で作っているの。パーマンのコピーロボットみたいな…って、わかる?」要領を得ない様子の2人に説明する。
燕子花 彩芽 :
「分身を作る能力です。ブラム=ストーカーでしたか…なんというか、意外?ですね」
武者小路 勇姫 :
「へぇ~……オーヴァードってそういうこともできるんや……」
古海 天空 :
「ぶらむ……聞いたことあるけど、なんだっけ…」
リンカ・サンスベリア :
「簡単に言えば血液を操る能力よ。
ちなみに私も同じね♪」
指先に血で出来た薔薇を生成してみせながら
古海 天空 :
「あ、そっか!痛そうでキレイなやつだ…!」
血の薔薇を見ると思い出したように
武者小路 勇姫 :
「お~~お洒落な能力っすね!」
オーメン相良 :
「さて。では、改めてミーティングを始めて行こう」
オーメン相良 :
オーメンが切り出す。
オーメン相良 :
「私はUGNプロダクション……裏の名をUGN芸能支部の、支部長。そして、代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサーの、"ミスター・オーメン"ことオーメン相良だ」
オーメン相良 :
「君たちに会うのは、スカウトとオーディションぶりだな」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、お久しぶり。
相変わらず肩書がごつごつしてるわね、支部長さん…」
頬杖をつきながらクスっと微笑む
武者小路 勇姫 :
「久しぶりやな! ウチは支部長とかようわからんから社長って呼ばせて貰うわ」
オーメン相良 :
「何でも問題ない。肩書は無駄にあるから好きに呼んでくれたまえ」
オーメン相良 :
「そこにいるのは私の『従者』だ。本日多忙につき、彼だけを派遣しているが悪しからず」ちなみにシンドロームはエンジェルハイロゥとブラム=ストーカーだ、と補足。
GM :
オーメンに続き、とわが手を上げる。
三峰とわ :
「えっと…次は、わたしだ」
三峰とわ :
「マネージャー兼サブトレーナーの三峰です。……1年前まで現役アイドルでした」
三峰とわ :
「基本的にはプロのトレーナーさんが指導してくれるけど、サブ的な部分でのサポートはわたしがさせてもらいます。必要なことがあれば、何でも言ってくださいね」
三峰とわ :
「ちなみに、わたしはブラックドッグ…?らしいです。バリア作ったり、ちょっと電子機器に命令したりしたことはあるけど、エージェントとしてはあまり仕事したことないので…よくわからないかも」
GM :
そう言いつつ、先程のリンカを真似するように、指先に静電気を集めてピンク色の奇妙なキャラクターを作りだす。……唇から足が生えている。
古海 天空 :
「わーすごい!」
かわいい、と言いながらキャラクターを見る
燕子花 彩芽 :
「(かわいい…?)」
リンカ・サンスベリア :
「…結構奇抜なセンスしてるのね、貴方…」
やや意外そうに
武者小路 勇姫 :
「戦ってたときに出てきたやつや! 独創的でかわええよな!」 なんでもいいオタク
三峰とわ :
「ふふ、チェキのサインにも描いたりしたよね……」小さく笑ってから、はっとした様子で目を伏せる
三峰とわ :
「そ、そんな感じです、よろしくね…!」
武者小路 勇姫 :
「う、うん……せやったなぁ……」 微妙な様子を感じ取り
三峰とわ :
少ししゅん、とした顔を見せてから、気を取り直すように顔を上げる。
三峰とわ :
「それじゃ……一度自己紹介とかしたらどうかな。さっきもしてたけど、加えて趣味とか特技とか……オーヴァードとしての能力の話とか」
三峰とわ :
「ムシャちゃんからお願いしても、いいかな?」
武者小路 勇姫 :
「おう! ウチからな!」
武者小路 勇姫 :
「名前は武者小路勇姫。武者小路通りのムシャノコウジ、芸名じゃなくて本名やで」
武者小路 勇姫 :
「仕事はストリーマーって言ったらわかるかな? 動画とかライブ配信してお金貰って生活しとる。ってゆーてもギリギリ切り詰めてやっと生活できるレベルやけど……」 苦笑
武者小路 勇姫 :
「趣味はゲーム、特技はゲームと動画の編集! あとは……最近ライブ行けてへんけどアイドルも好きでちょっと知識はあるかな」
武者小路 勇姫 :
「逆に苦手なことは勉強。覚醒したばっかりでオーヴァードについては正直ようわからへんのでいろいろ教えてください! よろしくな!」
古海 天空 :
「ゲーム?ボクもゲームすきだよ!あんまりできないけど……」コントローラーを壊してしまうので
燕子花 彩芽 :
「現場に出るエージェントになれば、あまり難しい勉強という勉強は必要ありませんよ」
小さな声で、厳しい訓練は必須ですが…と宣う
武者小路 勇姫 :
「泊まり込みやしいろいろゲーム持ち込んだから、良かったら遊ぼうや! ……本業が疎かにならん程度に」 苦笑
リンカ・サンスベリア :
「まぁ、ここってフィーリングで結構なんとかなるしあまり難しく考えなくてもいいと思うわよ…♪
ほらアレ…習うより慣れろ!…みたいな…」
彩芽の言葉に続く様に苦笑交じりで呟く
古海 天空 :
「うん!えっと、気を付けるね…」もじもじと手遊びしながら
燕子花 彩芽 :
「では、次は私で」スッと手を軽く挙げて
燕子花 彩芽 :
「改めて、燕子花彩芽と申します。コードネームは”貴則”です。本作戦は共同…なのでしょうか?かつ、エージェントではなくアイドルとしての生活になる可能性があるので、本名も共有しておきます」
燕子花 彩芽 :
「本業…本業?UGNのフィールドエージェントを務めています。実際に現場に赴き、問題の解決や事態の収束を行う職員ですね」
武者小路 勇姫 :
「へぇ~」 感心しながらメモを取ってる
燕子花 彩芽 :
「シンドロームはノイマンとハヌマーン…頭脳の強化と、風や速度を司るとはよく言われますが…」
燕子花 彩芽 :
「お二人が思い浮かべるような超能力者とはとても言えませんね。地味なものです」
前二人が行ったように指を一本立てるが、何も発生しない
燕子花 彩芽 :
「不本意に覚醒した方の手前不謹慎かもしれませんが…自身の適正を知った時は少し残念に思いましたね」
と、特に声色を変えずに言う
武者小路 勇姫 :
「(他人の能力が羨ましいとか、そういうのある世界なんや……)」
古海 天空 :
「でもでも、じゃあ…あやめさんってすっごく頭がよくて風のように早い!…ってことだよね?」
古海 天空 :
「自分のできること知ってるって…かっこいいなぁ」
心からそう思うように
燕子花 彩芽 :
それを聞いて、少し目を細める
燕子花 彩芽 :
「そうですね…頭が良くなった自覚はありませんが…」
燕子花 彩芽 :
「さて、チームを組む上で親交を深めるにあたり、パーソナリティをもう少し共有しましょう。趣味…は、その時々です」
武者小路 勇姫 :
「そ、その時々……?」 聞いたことのないタイプの紹介が来たので少し困惑
リンカ・サンスベリア :
「その時々…そこそこの頻度で変わってるって事かしら?」
燕子花 彩芽 :
「……まぁ、そのような感じ…ですね」 困ったような、或いは後ろめたいような表情を浮かべている
武者小路 勇姫 :
「へ、へぇ~……じゃあ、今は何が趣味なんです?」
燕子花 彩芽 :
「ええと……音楽…だと思います…?ああいえ…最近はお風呂グッズを集めたり…?」 判然としない
武者小路 勇姫 :
「は~お風呂グッズ……そ、そうなんスね~!」
武者小路 勇姫 :
「(え、この人めっちゃしっかりした人かと思ったらなんか……形容できんけど違和感がすごないか??)」
リンカ・サンスベリア :
「つまり今の今まで本格的にハマれる物は無かったと…益々ダイヤの原石ね。」
一人満足した様にうんうんと頷いている
燕子花 彩芽 :
結構刺さったみたい
武者小路 勇姫 :
「そ、そっスね! これから見つけていきましょ!」 冷や汗ダラダラ
古海 天空 :
「…?」リンカの意味深な発言に不思議そうな顔をして隣の彼女を見上げている
燕子花 彩芽 :
「……そこまで世話をかけるようなことには中々ならないと思いますが…以上…ですか。おそらくUGNでの活動歴は支部長の次に長いと思いますので、気になることは聞いていただければと」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、こっちの話♪」
不思議そうにこちらを見つめるソラちゃんの頭を優しく撫でながら
古海 天空 :
頭を撫でてくれる彼女にニコッと笑ってみせて
古海 天空 :
「えと、次はボクかな…?」
古海 天空 :
「古海天空です!『古い海』に『天空』って字です!趣味はおはなしと…踊ること…かな、みんなほめてくれるので得意なこともダンス…だと思います!」
古海 天空 :
「苦手なこと…ゆうきちゃんといっしょでお勉強はあんまり、あと怖いのもダメです!オバケとか!」
古海 天空 :
「能力は…なんだっけ、力がつよい…」
三峰とわ :
「……キュマイラ、だよ」こそこそ
古海 天空 :
「ぁ、ありがと…!」こそこそ
古海 天空 :
「キュマイラっていうらしいです!普通がどのぐらいつよいかわからないけど…ボク結構ちからつよいから…とにかく気を付けるね!」
手遊びでもじもじしているようだが恐らく手を隠す癖である
武者小路 勇姫 :
「力持ちってこと? それは頼もしいな!」 どのくらいのパワーなのかまだ知らない
古海 天空 :
「うんうん、みんなとお友達になれたらいいな!」3人、とわ、パソコン画面に映るオーメンを順番に見て
燕子花 彩芽 :
「そういった力加減を学べるのもUGNです。ぜひ活用してくださいね」 微笑んで
リンカ・サンスベリア :
「あら、私はもうお友達のつもりだったけど…」
寂しそうに目を細めて
武者小路 勇姫 :
「うちもオーヴァードのことはようわからんし、一緒に勉強してこ! よろしく!」
古海 天空 :
「ドキドキしたけど、みんな優しい人でうれしいな」
3人の顔をみて嬉しそうに笑う
古海 天空 :
「…ぁ、職業、言ってなかった…まだお仕事はしてないです。高校生1年生です!」
武者小路 勇姫 :
「へぇ~高一……高一!?」 聞き流しそうになったが声に出して驚く
燕子花 彩芽 :
「高校生…だったんですね」ちょっと驚いてる
リンカ・サンスベリア :
二人の驚いた反応を見て一人僅かに首を傾げている
古海 天空 :
「た…たしかに皆より"すこし"ちっちゃいかも…」えへへ、と気恥ずかしそうに笑う
武者小路 勇姫 :
「そ、そうやんな! ちょっとびっくりしたわ……へぇ~高校生か……」 ちょっと? と思いつつも深くは言及しない
リンカ・サンスベリア :
「それじゃ次私かしら?といっても、大した事話すつもりも無いんだけど…」
コホンと軽く咳払いをして皆の方を見る
リンカ・サンスベリア :
「私はリンカ。リンカ・サンスベリア
好きなタイプは『熱』を持った人で…
趣味は『熱』を秘めた人を探す事!
…って感じでいいかしら?」
言いたい事を言えたのか満足そうに軽く鼻を鳴らしている
武者小路 勇姫 :
「熱……情熱の熱、ってことです?」
古海 天空 :
「それって…見ただけでわかるの?」難しい顔をしながら首を傾げる
リンカ・サンスベリア :
「当たらずも遠からずって感じね。」
勇姫ちゃんの言葉にクスっと微笑み
「そうね…貴方達は何の説得力も、理屈も伴っていない筈なのに、その人の言葉や行動に、思わず心を突き動かされたり、揺り動かされそうになった経験ってあるかしら?」
武者小路 勇姫 :
「ある……かもしれん」 思い出を巡らせながら。
燕子花 彩芽 :
「私は……無い、でしょうか。表現したいことは何となく把握できますが」思い返しつつ
古海 天空 :
「うーん…?ある、かも…?」なんとか理解をしようと考えながら
リンカ・サンスベリア :
「フフッ♪そう難しく考える事は無いわよ。
その人の頑張ってる姿に元気を貰えたり、感動したり…その位の出来事だと思ってくれればいいわ。」
武者小路 勇姫 :
「あ~アイドルのライブに行く時みたいな気持ちやんな! なるほど」
古海 天空 :
「!…すごい、すっごく分かりやすい!」納得したように頷く
燕子花 彩芽 :
「なるほど、人のまぁ…それこそ熱意みたいなものでしょうかね」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ。私はね、そうやって見た人や聞いた人達に伝播する位に強い力を持った人の想いが大好きなの。愛していると言っても過言じゃないわ。」
弾むような声で語る。
リンカ・サンスベリア :
「だから私は、そんな『熱』を持った人達を探しているし、見つめているの。
そういう人達を見ていると…心が温かくなって、生きているって実感を強く得られるから…」
自分の胸元をキュッと抑えながら、歌う様にそう語った。
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、それで…見ただけでわかるか、って言ってたわね?」
いたずらっぽく微笑むながらソラちゃんに目を向ける
リンカ・サンスベリア :
「勿論、見ただけで全てはわからないけど…
目を見れば何となく、その人がどんな熱を持ってそうか感じ取る事は出来るわ。」
燕子花 彩芽 :
「(エフェクト…?)」
古海 天空 :
「目……」出会った時の彼女の行動を少し理解したように呟き、こちらを見つめる目をじっと見つめ返す
武者小路 勇姫 :
「(本当なら結構使えそうな特技や……外からはようわからんけど)」
リンカ・サンスベリア :
「例えばソラちゃんはあどけなさの中に、沢山の夢や想いが詰まった、宝石みたいにキラキラと輝いた熱を持ってる様に感じられたわ。見ている私の胸が高鳴っちゃう位に可愛らしくて、素敵な熱…♪」
そっと頭を撫でながら、童話を読み聞かせる様に語って見せる
古海 天空 :
「ほ、宝石…うーん、ありがと…?」自分では心当たりがないのかむずがゆそうに目を細めて考えながら頷く
リンカ・サンスベリア :
「フフフ、そういう所も愛らしいのよね♪」
ニコニコと笑いながら
武者小路 勇姫 :
「(思ったよりふわっとした感じで絡みやすそうな人やった、良かった)」 この先の活動にちょっと安心
燕子花 彩芽 :
「ええと…私達で言う所の趣味?の部分は把握できましたが、こう…UGNにはどういった関わりなのでしょうか?エージェントを?」 ちょっと手をあげて
リンカ・サンスベリア :
「えーっっと…一応エージェントって立ち位置になるのかしら…私は、UGNの人とか、霧谷ちゃんが持って来てくれたお仕事を適当にこなしてるだけだから、UGNの事はあまり深くは知らないんだけど…」
少し困った様に眉をへにゃりと曲げながら応える
武者小路 勇姫 :
「もしかしてあんまりUGNのことようわかってへん人多い?」
燕子花 彩芽 :
「なる、ほど……古海さんの感じからしても…正規のエージェントは私だけ…?」
古海 天空 :
「ボク…UGNのおしごと初めて…」
気まずそうに笑うと直前の言葉へ回答するようにポツリと呟く
武者小路 勇姫 :
「ま、まあ……スタッフの人はUGN歴長いみたいやし、みんなで勉強してこ!」
三峰とわ :
「そうだね。その辺りはきちんとこっちでサポートしていくはず…ですよね、支部長?」
オーメン相良 :
「無論だ。さて、では自己紹介も済んだところで…任務についての説明に移ろうか」
武者小路 勇姫 :
「お願いしまーす」
オーメン相良 :
「良い返事だ。さて、君たちに伝えなくてはいけない事が3つある」
「まず、1つ目。メンバーの1人である武者小路くんについてだ」
オーメン相良 :
「彼女には、とあるレネゲイドビーイングが取り憑いている。既にその事を知っている者、気づいている者もいるだろうが……『彼』に関する情報を共有しよう」
GM :
彼はそう言うと、以下の内容を説明し始める。
GM :
・武者小路勇姫に取り憑くレネゲイドビーイング(クラッドカルト)について
彼は、特殊なレネゲイドビーイングだ。シンドロームは不明。オーヴァードとして覚醒していない者(人間、動物問わず)を惹きつける能力を持っている。
彼自身は実体を持っておらず、オーヴァードに取り憑いた時、初めて能力を発揮する事ができる。
宿主が人々に愛され、守られる存在となる事で、クラッドカルト自身の身を守る事ができるという共生関係にあるのではないかと考えられる。その為、協力型のレネゲイドビーイングと捉えても良いだろう。
一方、レネゲイドビーイングでありながら、知性はほとんどない様子だ。
GM :
人目を集めてしまう能力について、武者小路勇姫自身が操作する事は不可能である。
また、彼が暴走するような事があった時、武者小路勇姫にどのような影響があるかは不明である。
彼を刺激しないよう、程々に人の目を集め続ける必要があるだろう。
オーメン相良 :
「なお、今後、彼のコードネームは"クラッドカルト"とする」
武者小路 勇姫 :
「"クラッドカルト"、それがウチに憑いてる奴ですか……」
燕子花 彩芽 :
「衆目を集めるレネゲイドビーイング……中々苦労させられそうですね」
武者小路 勇姫 :
「注目を集めることで守ってもらうって、あんま柄やないんやけどな~」 苦笑いしながら報告書を読んでる
リンカ・サンスベリア :
「ふーん…中々珍しいタイプね。
いつ頃から憑いた子なのかしらね…」
むーっと唇を尖らせながら呟く
古海 天空 :
「みんなが守ってくれるならちょっと安心…?」と言いつつ確信は持てない様子
武者小路 勇姫 :
「普通にしてたら襲われるようなことはない……って言い切れへんのが怖いところやな……"らみぃどらいぶ!"の一件もあるし」
燕子花 彩芽 :
「相手が何を求めているかにもよりますが、クラッドカルト…それさえ手に入れれば、何かを如何様にもできそうですからね」
武者小路 勇姫 :
「そうや、ウチも自衛できるようになりたいんやけど……どうすればええんかな?」
武者小路 勇姫 :
「みんなオーヴァードの能力で戦えるみたいけど、ウチはまだようわかってへんねん。再生力がすごいのだけはわかる」
オーメン相良 :
「そうだな。だが、よほど再生能力に特化したオーヴァードでもない限り、それだけでは立ち行かなくなるだろう」
オーメン相良 :
「己の戦闘能力については、今回の任務を通じて古海くんと共に学んでいくといい。幸い、燕子花くんにサンスベリアくんと、戦闘が得意なメンバーが揃っているからな」
オーメン相良 :
「キュマイラ同士、お互い良い勉強ができるはずだ」
武者小路 勇姫 :
「おお、同じタイプの能力なんやな! よろしく先輩!」
古海 天空 :
「!」パッと顔を上げると勇姫の顔を見つめて
古海 天空 :
「むーちゃん…お揃いなんだね!キュマイラ…!」嬉しそうに
古海 天空 :
「あ…でもボク、まだ練習中だからセンパイなんて…… 一緒にがんばろうね!」照れたように笑って頷く
武者小路 勇姫 :
「いやいや、頼もしくて助かるわ! まあ、最優先はアイドルの仕事やけど……」
武者小路 勇姫 :
「とりあえずウチについては把握です。まだイメージつかんとこもあるけど……あとあと分かってくるんかな」
オーメン相良 :
「ああ。調査も進んでおらず、まだまだ謎も多いが調査を続ける。……が、いずれにせよ、彼を武者小路くんの傍に置き続けるわけにはいかないだろう」
オーメン相良 :
「今回の任務の目的には、彼を武者小路くんから引き剝がす為の方法を模索することも含まれている」
オーメン相良 :
「1つ目については以上。何か、質問があれば」PCの皆を見渡す。
武者小路 勇姫 :
「(引き剥がしたらもうたこ焼きおまけして貰えんようになるんかな……)」どうでもいいことを考えつつ
燕子花 彩芽 :
「いえ、私は特には」
リンカ・サンスベリア :
「私も特には無いかしら…」
古海 天空 :
「あ、……はい!先生!」おもむろに手を挙げる
古海 天空 :
「引きはがしたあとのクラッドカルトくん…?はどうなるの…?」むーちゃんは無事なの?と
三峰とわ :
「……天空ちゃん…」
GM :
とわが何かを言いかけるが、それを遮るようにオーメンが返答する。
オーメン相良 :
「現時点では何とも。だが、私が優先するのは武者小路くんの安全だ」
オーメン相良 :
「無論、犠牲は生まないに越したことはないがな。……回答は以上で十分だろうか」
古海 天空 :
「、そっか……」少し思うところはあるようだが言葉を最後まで聞くと頷いて
古海 天空 :
「ごめんね、あとは大丈夫!」
オーメン相良 :
「うむ。また何かあれば質問するように」
オーメン相良 :
「では、2つ目」
オーメン相良 :
「既に気づいている者もいるだろうが……君たちには、これからこの家で共同生活をしてもらう」
三峰とわ :
「……え」全く聞いていなかった様子で固まる。
武者小路 勇姫 :
「あ、全員泊まり込みなん? ウチは家賃が浮くから助かるけど……」
燕子花 彩芽 :
「おお…」 家に帰れないって…コト!?
オーメン相良 :
「その通りだ。武者小路くんに取り憑く"クラッドカルト"の監視の意味もあるが……これを機会に、君たちに親睦を深めてほしい」
リンカ・サンスベリア :
「ふぅん、道理で…設備が整いすぎてると思ったわ。」
あまり驚きの無い様子で呟く
古海 天空 :
「わぁ、みんなでお泊まりするの?」楽観的な様子で
燕子花 彩芽 :
「ちなみに…期間は、武者小路さんから”クラッドカルト”が離れるまで…と見てよろしいですか?」 心なしか眼鏡が曇っている気もする
オーメン相良 :
「いや。期間としては、およそ3週間で見ている。この理由については、後程説明しよう」眼鏡の曇りに気付いているかいないのか、何ともない顔(?)で
武者小路 勇姫 :
「あ、そこは期間区切るんや」
オーメン相良 :
頷く。
燕子花 彩芽 :
「なるほど。ありがとうございます」 彩芽は安堵した
三峰とわ :
「え……み、皆さん、納得したんですか……?支部長、結構めちゃくちゃなこと言ってると思うんですが…」唯一困惑した様子で
燕子花 彩芽 :
「いえ…そうですね…例えるなら、そう…急に決まった出張のようなものです。期間が定まっているなら猶更。三峰さんは経験ございませんか?」 UGNエージェントなら割と無い?みたいな振り方
三峰とわ :
「……ない、かも…」そうなんだ…と初めて知ったような顔
リンカ・サンスベリア :
「私も何度か経験したわ。
3週間っていうのは初めてだけど…」
武者小路 勇姫 :
「おお、みんな都合あるかと思ったけど、結構すんなり納得するんや……」
燕子花 彩芽 :
「むしろ武者小路さんや古海さんは大丈夫ですか?急な共同生活です。慣れないこともあると思いますが…」
古海 天空 :
「うん、楽しそうだしだいじょーぶ!」大きく頷く
古海 天空 :
「あ、学校どうしよう~…!」駅わかるかな…と思い出したように
武者小路 勇姫 :
「全然! ウチは全寮制の学校行ってたし」
燕子花 彩芽 :
「(眩しい…)」
オーメン相良 :
「学校については、車での送迎も検討しよう。最も、都内の高校であればここから通うことも容易のはずだ」
武者小路 勇姫 :
「おお……めちゃくちゃ手厚いサポート」
古海 天空 :
「え…!?いいの?わーい、それなら迷わなくてすむね!」毎日迷子になりそうで不安だった様子
オーメン相良 :
「そうだな。安心して通うように。……そして、他人事のように言っているが、君もだぞ。とわくん」
オーメン相良 :
「共同生活をするのは、そこにいる計5名だ。とわくんには、様々なサポートをしてもらいたい」
三峰とわ :
「……ほぇ?わたしも?」さらに困惑した様子で
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんと同じ家で!?!?!??」 ガタっと立ち上がって驚く
三峰とわ :
「こ……困ります!いや、わたし自身は困らないんですけど、考え直してください支部長!」
オーメン相良 :
「待った。……今、これから、『支部長』ではなく『プロデューサー』と呼ばないと返事をしない。いいな」
三峰とわ :
「良くない…一種のハラスメントだよぉ…」だが、こう言い始めたらテコでも動かないことを理解しているのだろう。諦めてしまったように呟く。
リンカ・サンスベリア :
「プロデューサーさんか…中々新鮮な感じするわね…」
一人ボソリと呟きながら少し面白そうに笑っている
燕子花 彩芽 :
「プロデューサー…ですか…」 今まで会った支部長の中で特に変な人だなという所感を得ている
武者小路 勇姫 :
「(同じ家……同じ家ってどういうことや?? ウチ明日死ぬんか?)」 聞いてない
古海 天空 :
「プロデューサー?…んー、オメンのおじさんの方がよびやすいなぁ~」座ったまま足をパタパタさせてぼやく
三峰とわ :
「……」無茶ぶりに呆れた顔をしていたが、それ以上に尋常じゃない様子の勇姫を見て少し元気が出たのか微笑んでいる。
オーメン相良 :
「さて、三つ目だ。これで最後だな」
オーメン相良 :
「──君たちのファーストライブの日程が決まった」
燕子花 彩芽 :
「え?」
リンカ・サンスベリア :
「わーお。」
武者小路 勇姫 :
「………???? どういうこと???」 戻って来た
古海 天空 :
「?」
三峰とわ :
「…!?冗談ですよね…まだ、グループ名も衣装も曲も振り付けも、何も用意されてないはず…!」
オーメン相良 :
「いや。もう決めた」
「君たちのグループ名は『Re:try』。良い名前だろう?」
燕子花 彩芽 :
「いやその…グループ名の是非は置いておいて…えぇ?」
武者小路 勇姫 :
「マジで言うてんの!? いや、最初にグループありきでメンバー集めるってこともあるかもしれんけど……今回はちゃうやろ??」
オーメン相良 :
「大丈夫。私はいつだって本気だ」何も大丈夫ではない。
オーメン相良 :
「衣装については、明後日には仕上がるはずだ。デザインのラフを共有しよう」そう言って、衣装のデザインを画面共有する。パーカー風のデザインだ。黒とネオンカラーのコントラストが美しく、どこかRPGのジョブを彷彿とさせる。
燕子花 彩芽 :
「早すぎる…」
古海 天空 :
「わー……"しごでき(仕事が出来る人)"って、こういうコト…?」少し困惑した様子で勘違い
リンカ・サンスベリア :
「…フフッ♪
アクティブねプロデューサーさん。そういう所嫌いじゃ無いわよ。お顔が見えないのが残念。」
愉快そうにクスクスと笑っている
武者小路 勇姫 :
「こんな短い間にどうやってここまで準備したんや!?」 とはいえ、その完成度の高さには舌を巻く
燕子花 彩芽 :
「用意が良すぎる…!私の衣装……腿が露出してる…!?」
古海 天空 :
「わ、かわいい~!」衣装のラフを眺めながら感嘆の声をあげる
オーメン相良 :
「優秀な人材に恵まれてな。そして、曲についてはもう完成している。デモ音源を送ろう」
GM :
そう言うと、今度はとわのアカウントに音声ファイルが届く。それを開くと、どこかゲーム音楽にも似たメロディーと仮歌が流れ始めた。
リンカ・サンスベリア :
「……凄いわね、今の音楽って…」
あまり聞き馴染みのない曲調に思わず目をパチクリさせる
燕子花 彩芽 :
「ポップで…確かに受けの良さそうな曲ではありますが…!」
武者小路 勇姫 :
「おお……結構カッコいい系っていうか、激しい曲行くんやな……」
武者小路 勇姫 :
「(え、これめっちゃ動くやつやろ? ウチ踊れるか??)」 早くも不安になる陰の民
古海 天空 :
「踊るのも歌うのも楽しみだねぇ~」ニコニコしながら音楽を聞いている
三峰とわ :
「す、すごいし……楽しみだけど、でも、ライブって用意があればできるものじゃないと思う……っ」
三峰とわ :
「ライブの日程が決まったって、どういうこと?」
オーメン相良 :
「ふむ、その疑問は最もだ。ファーストライブの日程についてだが……」
オーメン相良 :
「今日から3週間後の日曜日。お披露目する楽曲は5曲」
オーメン相良 :
「つまり、君たちにはこれから3週間で、5曲分を完璧に仕上げてもらいたい」
燕子花 彩芽 :
「!?」
武者小路 勇姫 :
「??? 3週間で!? 5曲やて!??」
古海 天空 :
周りの様子を眺めて(台本とどっちが難しいかなぁ…?)となんともない顔をして考えている
燕子花 彩芽 :
「しょ、少々お待ちください支部長!自分で言うのもなんですが、私は…過密スケジュールでの暗記も可能ですし、体捌きも慣れがあります。ですが彼女らは…?」
オーメン相良 :
「『支部長』、ではなく?」
燕子花 彩芽 :
「…プロデューサー、彼女らにも同じ日程を遂行できると踏んでいるのですか?」
オーメン相良 :
「私は、君たち4人であれば遂行できると踏んでいる。無論、無理だと判断した場合はMCや時間調整等で間を持たせてもいいが……」
オーメン相良 :
「……君たちは、それでも良いのか?」
燕子花 彩芽 :
「??」 彼女はピンとこないだろう
武者小路 勇姫 :
「……ウチは……」
武者小路 勇姫 :
「仮にもアイドルや! それがベストな構成だって言うなら……やったる!」
武者小路 勇姫 :
覚悟を決める。こんな時、アイドルなら――自分の推しならきっとできないとは言わないはずだ。
三峰とわ :
「ムシャちゃん……」驚いたように声を上げる彼女。だが、キミの言う通り…且つて君が憧れた『三峰とわ』であれば、自分の出せるベストを求めて足掻いたに違いない。
武者小路 勇姫 :
「まだウチには何にもわからんからそんなことが言えるんかもしれんけど……」
武者小路 勇姫 :
「思い切りのいいことだけがウチの取り得や! 彩芽さん一人にはさせんで!」
武者小路 勇姫 :
「ウチがアイドルになれるかちゃんと見とってや。『プロデューサー』」
オーメン相良 :
「無論。私も、そこにいるとわくんも、君の努力に応えるために全力でサポートする」そう言って頷く
武者小路 勇姫 :
「……頼りない新人やけど、頼むわ。みんな」 とわちゃんや、その他のスタッフ達の方を見て
三峰とわ :
「……わたしも、無茶なスケジュールだと思う。みんなの限界を超えさせたくはない」
三峰とわ :
「……でもね、ムシャちゃん。聞いて」勇姫の手を握る。
三峰とわ :
「ムシャちゃんは頼りなくなんてないよ。あなたがそう言ってくれるのなら、少なくともわたしはあなたの想いを裏切りたくない。……任せて」
武者小路 勇姫 :
「お、おう……!」 3メートルくらい飛び上がりそうになるが、さすがにここで暴れたら恰好がつかないので抑える
三峰とわ :
こく、と頷いて返す。
オーメン相良 :
「武者小路くんについてはわかった。……他の皆はどうだろうか」
リンカ・サンスベリア :
「……」
二人のやり取りをしばし眺めた末にスッと立ち上がる
燕子花 彩芽 :
「…?」
リンカ・サンスベリア :
「当然。こんなに素敵な『熱』を見せて貰ったんだもの。やらないなんて選択肢、ある訳が無いもの。
──やるわよ。この『熱』、絶対に無駄にしない。」
リンカ・サンスベリア :
「それと、この『熱』を理解する為に、私はもっとアイドルという物をもっと明細に知る必要があると思った。
だからプロデューサー、後で私に『アイドル』という物を教えてくれないかしら。貴方程の人から教えて貰えれば、私もある程度は感覚を掴めると思うから」
燃え滾る様な視線で、パソコン腰のオーメンPを射抜く様に見つめ、そう進言する。
オーメン相良 :
「……」オーメンは、キミが他の人を見るような目線をして顎に指を当てる。しばらく考えた後、口を開く。
オーメン相良 :
「……良いだろう。『概要』程度なら説明する。が、それ以上については君自身の目で学び、感じるべきだ。良いな?」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、勿論。最初からそのつもりよ」
ニコッと、小さく微笑んで
燕子花 彩芽 :
「皆さんが前向きに臨めるのであれば、私からの意見はありません」
燕子花 彩芽 :
「ただ私は……いえ、私情を挟んでも仕方無いですね。私の全力で、アイドルというものを遂行させていただきます」
オーメン相良 :
「そうか。君の全力を楽しみにしている」小さく頷く。
燕子花 彩芽 :
「30の女に腿出しを強要するのはどうかと思いますが…」小さくボヤく
オーメン相良 :
「それについては衣装担当にクレームを出しておこう」ボヤキを拾いつつ、あくまで他責として受け流す。
古海 天空 :
一連の会話を聞いてニコニコしながら頷くとソファから立ち上がり
「みんなが頑張るならボクだって頑張らなきゃね!」
古海 天空 :
「…ボク、1週間で台本覚えたこともあるんだよ? まかせて!」若干もじもじする癖がでかけるがそれを抑えながら
古海 天空 :
「あやちゃんは頭がいいし…、むーちゃんはゲームが得意だからきっとだいじょーぶ…、リンちゃんは~…なんか 全部できそう!」全て自信満々に言いきる
古海 天空 :
(ね!そう思うでしょ?)と言いたげにパソコン画面を見据えたまま首を傾げてにっこり
オーメン相良 :
「私もそう思う。それに、君は唯一の芸能界経験者だ。……期待している」重みも感じるが、確かな信頼を持ってキミにそう伝える。
武者小路 勇姫 :
「(経験者……この歳で!?)」 しれっと言われたが、今はそれより重要なことがある
燕子花 彩芽 :
「なるほど…そういった方面での起用だったんですね。そちらの業界には明るくないものですから、よろしくお願いしますね」古海ちゃんに
古海 天空 :
「えへへ… おじさんが信じてくれるならきっと大丈夫だね、ボクにまかせて!」言葉の重みに少し照れたように笑うが自信いっぱいの表情で
古海 天空 :
「うん、ボクこそよろしくね あやちゃん!」彼女の言葉に頷く
GM :
メンバー全員の方向性が決まったところで、オーメンが頷く。
オーメン相良 :
「一旦、了解を得られたようだな。説明を続けよう」
オーメン相良 :
「今回のファーストライブは、対バンイベントへの飛び入り参加となる。既にイベント主催者には手を回し、『飛び入り参加』枠がある事をSNSで告知してもらった。界隈は既にざわついているぞ」
GM :
ライブのフライヤーが画面共有される。オーメンの言う通り、立ち並ぶアーティスト写真の中に、1枠だけ空白ができている。
三峰とわ :
「ろじぷら、ドクアオ……結構有名なアイドルグループが参加してますね」
GM :
彼女はそこで言葉を濁す。それは、暗に「半端なパフォーマンスをしたら悪目立ちしてしまうだろう」ということを示唆していた。
燕子花 彩芽 :
「……アイドルデビューの経験が無いので、何がどの程度なのかさっぱりなのですが…」と、とわちゃんやら勇姫ちゃんやらを見てみる
武者小路 勇姫 :
「おいおいおい、どんな無茶して箱を抑えたのかと思ったら……」
武者小路 勇姫 :
「こんなメンバーと一緒にやらせてもらって失敗したら結構なことやで!」
リンカ・サンスベリア :
「…そんなに凄い人たちの集まりなの?」
あまりピンと来ていない様子で
古海 天空 :
「わぁこの子知ってる~!ケンカする子だ!」
アーティストの宣材写真のひとつを見ながら少し嬉しそうに
燕子花 彩芽 :
「女子レスラーだとかそういう話ですか?」
三峰とわ :
「ああ、その子は確かに有名な子ですね……話すと良い子なんですけど、ちょっと気が強くて」苦笑気味で
古海 天空 :
「ネットのプロレスって言ってたから…そうなのかも…?」そうではない
武者小路 勇姫 :
「ま、まあ物は良いようやな……」 言葉を濁す
古海 天空 :
「あはは、お友達も同じこといってた」
笑いながらとわに頷く
古海 天空 :
「そっか~、この子たちと一緒なんだねぇ…」
実感がないように呟く
武者小路 勇姫 :
「ドルオタの中では良くも悪くも有名人やからな。お客もかなりの数が入るはずや」
武者小路 勇姫 :
「逆に言えば、相手の集客力を借りることができるから無名のウチらが覚えて貰うためにはうってつけってことでもある」
三峰とわ :
「そうだね。ちゃんと実力を見せられたら……"クラッドカルト"を満足させられるだけの注目を得られると思う」あくまで真剣な表情で頷く。
オーメン相良 :
「そういうことだ。だが、大きい会場でやる以上、パフォーマンスだけではなく宣伝についてもしっかり行わなくてはならない」うち目当てのお客様向けに、ある程度チケットを捌かなくてはならないということだ、と続ける。
オーメン相良 :
「明後日、制服が届き次第、アーティスト写真の撮影と個人のSNSの開設を行ってもらうぞ。カメラマンも呼んでいる」
オーメン相良 :
「君たちは可愛いから、一発でOKサインが出るだろうが…ある程度、心身を整えておくように」
燕子花 彩芽 :
「SNS……写真撮影…」
武者小路 勇姫 :
「そのウチらの可愛さへの謎の信頼がなんなのかわからんけど……まー、どのみち3週間しかないしやれることをやるだけや!」
古海 天空 :
「SNS…前はやってくれるひとがいたけど自分でするの?」文字苦手だな~と口を尖らせる
オーメン相良 :
「大丈夫だ。オタクと言うものは何を言っても大体喜ぶ」
古海 天空 :
「ホント?近所のねこちゃんの写真でもいい?」
オーメン相良 :
「良い」
古海 天空 :
「わーい!ならバッチリだね!」
武者小路 勇姫 :
「猫はいいけどなんでもはアカンで!? 講習会やろう!!」
リンカ・サンスベリア :
「そういうものなのね…」
ふんふんと頷きながら
燕子花 彩芽 :
「これではダメなんですかね」 一応登録してある初期アイコンアカウント
燕子花 彩芽 :
気になっている食事処や音楽グループをフォローしてある
オーメン相良 :
「それでもある意味個性的だが、顔写真の方がより良いな。君の魅力の一部でもあるわけだ、見てもらう方が手っ取り早い」
武者小路 勇姫 :
「顔写真か……」 昔視聴者に描いて貰ったイラストがずっとアイコンを飾っているSNSのアカウントを見ながら
三峰とわ :
「…でも、ムシャちゃん以外はあまりSNSに慣れてないみたいだし…明日、鍵垢で仮で作ってみようか。ムシャちゃん、手伝ってもらってもいい?」お願い、と手を合わせて
武者小路 勇姫 :
「もちろん!!!!」 お願いが可愛すぎてちゃんと内容を理解する前に返事してしまう
三峰とわ :
「わっ…ふふっ、ありがとうね」驚きながらも、安心したように小さく微笑む
武者小路 勇姫 :
「アカン、つい食い気味に……! ま、まあ、最初はつぶやきする前にウチに見せるようにすれば大丈夫やろ……」
燕子花 彩芽 :
「そんなに自分から発信することは無いと思いますが…そういうことでしたら、SNSアカウントの運用についてはご教授の程よろしくお願い致します」
リンカ・サンスベリア :
「…こういうのってライブの日程とか告知する様にしとけば大丈夫かしら。」
普段見ているレイジのアカウントの呟き内容を思い返しながらボソリと呟く
オーメン相良 :
「最低限はな。だが……自分の好きな人のことであれば、何でも知りたいのがオタクという生き物のサガである以上、日常や自分の考え等をつぶやくのもファンサービスとして有効だろう」
古海 天空 :
「ボクたちの宣伝だからいっしょにお写真撮ったりもするんだよ~ダンス練習してまーす!とか!」
リンカ・サンスベリア :
「ふーん…これってそういう使い方するものなのね…ふ~ん……」
プロデューサーやソラちゃんの発言を頭の中で反芻しながらうんうんと頷いている
武者小路 勇姫 :
「まあ……そういう有効な発信の仕方は世の中に認知され出してからウチが教えるわ」
オーメン相良 :
「ああ、是非頼む。君が一番詳しいと言っても過言ではないだろうからな」
オーメン相良 :
「それと、SNSによるある程度の動員は期待できるが、念の為…周囲に来てくれそうな者がいるなら声掛けをお願いしたい。家族、友人、その他誰でもな」
オーメン相良 :
「当てがありそうなメンバーは……」そう言って君たちを見渡す。
武者小路 勇姫 :
「(……もしかして、ウチのこと当てにされてる!?)」 冷や汗を流しながら自分を指さす
燕子花 彩芽 :
「……………」伏し目
古海 天空 :
「うーん、パパとママと…UGNのお友達とその彼女さん… あ、学校の子たちもかな!あとはあとは~近所のおばあちゃんとー…このまえ駅で話したお姉さんと…お隣のワンちゃんと~…」
手当たり次第、すべて友達だと思っている
リンカ・サンスベリア :
「…?」
キョトンとした顔で首を傾げている
武者小路 勇姫 :
「(これは……外に発信できるのがウチしかおらんやつや!!)」
オーメン相良 :
「……そうだな。もちろん、『ムシャ』くんの力を借りられたら良いとは思うが……元の活動もあるだろう、畑違いの以上強制はしない」
燕子花 彩芽 :
「一応…両親は存命です…が……それと…まぁ…高校時代のクラスメイトとの連絡手段も無いことは…」 伏し目がちなのは変わらず、今までになく発言のキレが悪い
武者小路 勇姫 :
「あ~、け、結局チケット捌かなアカンもんな!! ウチの視聴者とか正直リアルではあんま宛てにできんけど……やるだけやってみます!」 割り込むように
オーメン相良 :
「協力に感謝する。各位、無理はしないように」
オーメン相良 :
「そして、君は…」天空を見る
古海 天空 :
「…?、?」慌てた様子の勇姫ちゃんを見ながら
古海 天空 :
「あ、はい!」ビシッと姿勢を正して返事
オーメン相良 :
「君がご両親や友人を呼んでくれるとのこと、非常に助かる。……そして、君がこの世界に戻ってきたと知る人々が、我々を助けてくれることもまた期待している」
オーメン相良 :
「ここから、君の手を借りることが増えるだろう。汚い手段だと感じるかもしれないが…結果的に、互いにウィンウィンとなることを祈っている」そう、本心を隠さずに伝えてくる。君への信頼があってのことだろう。
古海 天空 :
「パパとママは喜んでくれるから、ぜったい最初に呼びたいんだ!」迷いのない笑顔で
古海 天空 :
「お友達は…お仕事がいそがしいかもしれないし、ちょっとわからないけど……うーん…そっか、ボクをまだ待ってくれてる人も…きっといるよね……」数日前に出会った女性を思い出しながら
古海 天空 :
「ボク、あのときの名前のままSNSつくろうかな その方が見つけやすいよね?」いいかな?と首を傾げる
オーメン相良 :
「もちろんだ。きっと、喜んでくれる人はたくさんいる」頷く
武者小路 勇姫 :
「だ……大丈夫なん? ウチはよう知らんけど、いろいろ理由があって芸能界を離れてたんやろ?」
古海 天空 :
「んー…」少し複雑そうな表情を浮かべる
古海 天空 :
が、すぐに笑顔に戻って
「…皆がいるからだいじょーぶ!ボクはボクを信じてくれるひとを信じてるから」
武者小路 勇姫 :
「ん、そっか……!」 笑顔で返す
古海 天空 :
「おじさんとか…ちょっと強そうだし物知りだから、何かあったらなんとかしてくれるよ! ね?」妙な信頼感を持ったまま勝手に決定
古海 天空 :
「ありがと~!心配してくれて」ニコッと勇姫に笑いかける
武者小路 勇姫 :
「いやいや、プロの芸能人が力を貸してくれるなら百人力や! ウチも微力やけど力になるで!」
武者小路 勇姫 :
「(っていうか、ウチ以外は家族を呼ぶのが選択肢に入れられるんやな……)」 遠い目
オーメン相良 :
「…君たちの未来がより良いものとなるよう、サポートさせてもらう」天空の言葉を受け、そう返す。
オーメン相良 :
「それと、任務におねる調査についてだが……はっきり言ってこの3週間、君たちにそんな暇はない。オーヴァードとしての活動はしばらく禁止とする」
オーメン相良 :
「訓練については負荷のかからない範囲でやってもらって我慢ないが、調査については私の方で進めよう。そしてもちろん、レッスン中に力を使ってズルする事もないように」
オーメン相良 :
「私からは以上だ。何か、質問は?」
燕子花 彩芽 :
「…レッスン中のズルというのはどういった…?」
古海 天空 :
「ズルできる魔法もあるの?」
オーメン相良 :
「例えば、一時的な肉体能力の増強によるダンスのサポートなどだな」
オーメン相良 :
「仮にパフォーマンス中にオーヴァードの力を暴走させてしまえば…後はもう、言わずともわかるな」いつになく深刻な声だ
燕子花 彩芽 :
「エッ……それはその…年齢面を整えることを考慮して、パフォーマンス中に《完全演技》の使用を想定していたのですが…」 任務の一環だからあんまり嘘とかつけない
オーメン相良 :
「……なるべく控えるように。大丈夫だ、私は君のありのままを見た上で採用しているつもりだからな」
燕子花 彩芽 :
「そ、そんな…!」 ここ数年で一番の絶望
リンカ・サンスベリア :
「──よくわからないけど…
私、貴方はそんな事しなくても十分に綺麗だと思うわ。」
不思議そうな表情のままスッと述べる
古海 天空 :
「ん~…?あやちゃんは綺麗なお姉さんだと思うけどなぁ……」同じく不思議そうな顔で首を傾げて呟く
燕子花 彩芽 :
「そんなことはな…いえ、そういう意味でもなく、ただ………あぁ…わかりました…控えます」一回り小さくなった?
オーメン相良 :
「うむ。協力に感謝する」頷く
オーメン相良 :
「では、ミーティングはこれにて。あとは三峰くんと、夕方までは従者を派遣するからそれを使うように」
GM :
オーメンはそう伝えて、通話を切った。
三峰とわ :
「……ふぅ。みんな、大丈夫…?これまでにないくらい無理難題言ってたから…」とわが皆を心配そうに見る。
武者小路 勇姫 :
「いやあ……まあ凄かったけど、一周回って清々しいわ」 苦笑いする
三峰とわ :
「清々しいとまで言えるかは……さておき。でも、本当に嫌なことがあったら言ってね。わたし、しぶ、プロデューサーにがつんと伝えるから!」拳を握って
燕子花 彩芽 :
「難儀…です…ね……」実際にそこまではいかないが、机につっぷす勢い
リンカ・サンスベリア :
「フフッ。まぁ、大変そうではあるけど
あの人…プロデューサーさんは不可能な事を押し付けるタイプでは無いと思うから。」
彩芽ちゃんの背中を優しく摩っている
古海 天空 :
ひとり切られた通話画面にニコニコと手を振っていたが「よし」と一言呟いて
「…そうと決まればトックンだね~!今日から?明日から?」首を傾げる
三峰とわ :
「そうだね……わたしは、もう今日から始めても良いけど」
燕子花 彩芽 :
「泊まり込みとなるわけですが、皆さん荷物は問題無いのでしょうか?」
武者小路 勇姫 :
「ウチは大丈夫。時間もったいないしな。今日からでも行けんで!」
三峰とわ :
「そっか、みんなお洋服とかまだないもんね…!UGNの人に頼めばちょいちょい、で荷物運べるし、これからやろうか」※ちょいちょい…ディメンションゲートのこと
三峰とわ :
「……そうだね、ムシャちゃんの気持ちはありがたいけど……折角の共同生活1日目だし、トレーナーさんは明日から来るらしいから、今日はレクリエーションメインでも良いと思う」
三峰とわ :
「良かったら、荷物を運び終わったら、デリバリーでご飯とか頼まない?ちょっとパーティーとかできたら…きっと、楽しいと思うの」手を合わせて
古海 天空 :
「わ、楽しそう~!」
燕子花 彩芽 :
「ではそれで、私も今日からで……あぁ」 交流どう?と言われて
武者小路 勇姫 :
「あ……みんなでご飯、かぁ……ええかもな!」 そういえばずっと独りでご飯食べてたなと思いながら
リンカ・サンスベリア :
「そうね…交流も大事だけど、私としても少し準備時間は欲しいわ。
さっきもプロデューサーさんに頼んだけど、私はまだアイドルという物の理解度が足りていないから…まずは自分なりにイメージを固めてみたいの」
三峰とわ :
「うん、それなら決まりだね!じゃあ、一旦解散して、荷物を持ってこよう…!」
三峰とわ :
「大変だと思うけど…みんな、頑張ろうね!」
GM :
こうして、キミたち……もといRe:tryのメンバーらによる、少し長い共同生活が始まった。
GM :
SNSの開設を行ってからは、どういうメカニズムなのか、勇姫の中の"クラッドカルト"がある程度落ち着いた様子だ。見知らぬ人に声を掛けられる頻度もだいぶ減った。(ただしナンパの数自体はそこまで減らなかった)
GM :
今日、この部屋で……キミたちの新たな挑戦が、始まろうとしていた。
GM :
シーン終了。
GM :
Scene05.5 幕間
GM :
シーン5.5
GM :
GM :
……共同生活を始めてすぐ、ある日の夜のこと。
GM :
武者小路勇姫は練習を終え、夕食も風呂も済ませ……あとは寝るまでの時間を過ごすだけ、という状態となっていた。
武者小路 勇姫 :
「あ”~~、今日も疲れた~~」 一日のタスクを終えて自室のベッドに倒れ込む
武者小路 勇姫 :
少し休んでさっそく趣味のゲームを始める……のではなく、スマートフォンで動画を再生し始める。
武者小路 勇姫 :
ライブまでの時間は限られている。練習外の時間でも、少しでも完成度を上げようと振りつけの動画を復習しているのだ。
武者小路 勇姫 :
「(みんな新しいパートもすぐに覚える。ウチが足を引っ張らなければちゃんとしたライブになるはずや……)」
GM :
そうして、キミが復習をしていると。
GM :
こんこん、と部屋のドアを鳴らし……一人の少女が顔を覗かせる。
三峰とわ :
「ムシャちゃん、こんばんは。……いま、大丈夫?」
GM :
彼女は三峰とわ。キミの元推し。今は、パジャマを着ている…彼女も風呂上がりなのだろう。
武者小路 勇姫 :
「え”、とわちゃん!??」 驚いて飛び起きる
三峰とわ :
「う、うん…ごめんね、急に。もしかして……あまり、よくなかった?」扉の向こうに少しだけ体を引っ込めて。
武者小路 勇姫 :
「いや、全然大丈夫や! どしたん? こんな時間に」 スマホを仕舞う
三峰とわ :
「あのね……他のみんなの前では話しづらいけど、一度ムシャちゃんとお話ししたいことがあるの。もし良かったら、わたしの部屋でお話ししない…?」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんの部屋で!!? ええけど……ええんか!?」 挙動不審
三峰とわ :
「ふふ……もちろん、いいよ」くす、と小さく笑うが…その表情には元気がない。余程深刻な話なのだろう。
武者小路 勇姫 :
「(い、いつになく深刻な感じや……)」 初めて目にするそんな様子を少し心配しながら、立ち上がって移動する
GM :
そうしてキミは、とわの部屋へと招かれる。ピンク色のベッド、ピンク色の壁紙……スタジオのうちの一部屋を借りているだけだが、いかにも「とわっぽい」内装だ。
GM :
キミととわは、ベッドを椅子がわりに腰掛けて並ぶ。同じシャンプー・リンスを使っているはずなのに、何故かとわからは自分とは違う香りが漂っているような気がした。
武者小路 勇姫 :
「(凄い、めっちゃ女の子って感じの部屋!!)」 そういう話ではないだろうが、内心テンションが上がる
三峰とわ :
「ごめんね、わざわざ移動させちゃって…でも、ムシャちゃんのお部屋よりは人が来ないと思ったから」
三峰とわ :
「……大丈夫?」勇姫の何とも言えない表情を見て、心配そうに
武者小路 勇姫 :
「い、いやいや、かわええ部屋やなって思ってただけや! それで、話ってなんや?」
三峰とわ :
「そ、そう?ありがとう…」褒められて嬉しいのか、少しだけ笑う。
三峰とわ :
「……それで…」
三峰とわ :
「……むしろ、ムシャちゃんからは何もない、のかな」
GM :
キミにとって、彼女の言葉には思い当たる節がありすぎるくらいだ。
GM :
彼女がアイドルを辞めた日のこと。それから過ごした、暗い日々のこと。
武者小路 勇姫 :
「え……それって、もしかして……」 すぐに察する。自分から聞きたいことといえば、それしかない
武者小路 勇姫 :
「そりゃ、ずっと気にはなってたよ……。でも、第三者がそんな軽々しく聞いてええことと違うやん」 先ほどまでとは違う、真剣な表情になって
三峰とわ :
「…優しいんだね、ムシャちゃんは。もうアイドルではないわたしにも…」
三峰とわ :
「……ムシャちゃんは、第三者なんかじゃない。他でもないわたしが傷つけた、ファンの一人だよ」
武者小路 勇姫 :
「そんな事ない……!」 できるだけ優しい声で、でも力強く
三峰とわ :
「……ううん。知ってるよ」
三峰とわ :
「ムシャちゃんがショックを受けていたこと。大事な動画配信もお休みしてたこと。……知っていて…知らないフリなんて、できなかった」
三峰とわ :
「……本当に、ごめんなさい」
三峰とわ :
そう言って、とわは頭を下げる。増して、小さく見えるシルエット。
武者小路 勇姫 :
「……とわちゃん」
武者小路 勇姫 :
「頭上げてな、気持ちは十分伝わってるから……大丈夫や」
三峰とわ :
「っ……」言葉を聞いて、顔を上げる。余程緊張しているのか、目に涙を浮かべ体を震わせている。
武者小路 勇姫 :
「正直言うとさ……ウチは真実を知るのが怖い」
武者小路 勇姫 :
「本当はどういう事情があったのか、それを知った時にとわちゃんの味方でいられなくなるかもしれない自分が怖い」
武者小路 勇姫 :
「でも、今わかった。多分このままじゃアカンのやろなって」
武者小路 勇姫 :
「教えてや。あの時、何があったんか。どうしてとわちゃんはUGNで働くことになったんか……」 目を伏せる
三峰とわ :
「……あの報道……ムシャちゃんは、信じていないんだね」顔を伏せる。
三峰とわ :
「……まだ、話せない。話したくない、というのもそうだけど……わたしは、ね」
三峰とわ :
「……ムシャちゃんに、これ以上嫌われたくないの」
GM :
伏せた顔を手で覆う。表情は一切見えない。
武者小路 勇姫 :
「……そっか」
武者小路 勇姫 :
「嬉しいもんやな、そこまでウチのこと考えてくれるなんて」 ぎこちなく笑って
三峰とわ :
「……違うの。ごめん、これは保身なの……わたし、めちゃくちゃだよね」
三峰とわ :
「わかってるけど……でも、わたしはムシャちゃんのことが好き。身勝手で、卑怯な好意」
三峰とわ :
顔から手を離す。
三峰とわ :
「……ごめんなさい。もし、真実を知ってくれるなら…あと少しだけ、時間をください」
三峰とわ :
「いま、これだけは約束できる。わたしはもう、自分からあなたの前から逃げたりしない」
三峰とわ :
「……いや……ダメ、だよね」
三峰とわ :
もう、既に断られてしまった後かのような表情で、下を向く。
武者小路 勇姫 :
「ダメなことなんて、ない」 首を横に振る
武者小路 勇姫 :
「ウチはいつまでも待つよ。とわちゃんが納得できるまで」
武者小路 勇姫 :
「ウチも、今度はちゃんと受け入れる覚悟をする!」
武者小路 勇姫 :
「今度はその……一人のファンじゃなくて、友達として」 消え入るような声で、付け加える
三峰とわ :
「ムシャ、ちゃん…」赤くなった目を拭いながら、顔を上げる。
三峰とわ :
「……とも、だち、って言った…?」
武者小路 勇姫 :
「せや。こないだまでただのファンやったのが何言ってるって感じやけど……もう仕事仲間なんやし、そのくらい言ってもええやろ……」 照れくさそうに鼻の頭をこする
三峰とわ :
「……ううん。むしろ、そうしてほしい…わたしも、ムシャちゃんと友達になりたい」そう言って、今度はキミをちゃんと見つめる。
三峰とわ :
「これからは、あなたがアイドル。わたしが、それを支えるマネージャー。形が変わっても……一緒に、いられるんだね」
三峰とわ :
また涙を目に浮ばせかけながらも、慌てて目を拭う。
武者小路 勇姫 :
「正直、まだ本当かって感じやけどな、ウチからしたら」 苦笑い
三峰とわ :
「……本当だよ。でも……大丈夫。何があっても支える。わたしはあなたのマネージャーで…友達、だから」
三峰とわ :
「ありがとう、ムシャちゃん。……これから、よろしくね」
武者小路 勇姫 :
「うん、よろしくな!」 少しためらいながら、右手を差し出す
三峰とわ :
とわは少し逡巡してから…両手でキミの手を包み込む。
三峰とわ :
「……あのね、プロフィールには書いてなかったけど……実はわたし、ムシャちゃんと同い年なの」
三峰とわ :
「とわ、って呼び捨ててもいいからね」そう言って、小さく笑いかける。今度は紛れもない、純粋な笑顔だ。
武者小路 勇姫 :
「それは……まだちょっと恥ずいから遠慮しとくわ」
武者小路 勇姫 :
「ウチ、そんな陽キャとちゃうからな」 いつものように、自虐するように笑って
三峰とわ :
「ふふ、わたしも全然そんなことないよ。……もっと、お互いのことを知らなきゃだね」
武者小路 勇姫 :
「はは、せやな。とわちゃんもウチが配信始める前何してたかとか知らんやろし」
三峰とわ :
「うん、全然知らない。……もし良かったら、このまま少しお話ししない?」
武者小路 勇姫 :
「ええけど、ウチの黒歴史なんか聞いてもオチとかないで?」
三峰とわ :
「いいの。…聞かせて?」
武者小路 勇姫 :
「何の話からしよう。えーと、じゃあそうやな……」
武者小路 勇姫 :
「東京に来る前……ウチは本当は医者になりたかったんよ」
三峰とわ :
「……お医者さん?」意外そうに目を見開く
武者小路 勇姫 :
「うん。誰にも言うてないことやけどな」
武者小路 勇姫 :
「ウチのオカン、京都で病院の院長やっとってさ……今もたぶんバリバリ働いてんねんけど、近所の人からも信頼されてて、めっちゃ恰好ええんよ」
武者小路 勇姫 :
「でも、出来の良い兄貴達も姉ちゃんも別の仕事するから病院は継がんって言うしさ……そしたら、ウチが頑張って後継いだろって思うやん」
武者小路 勇姫 :
「それでウチなりに頑張ったんやけどさ……やっぱ兄貴達みたいには行かんかった」
三峰とわ :
「……頑張ったんだね」小さく頷く。まだ言いたいことがあるだろうと察したように、キミに続きを促す。
武者小路 勇姫 :
「本当にどうしても医者になりたい人は、5年でも10年でも頑張んねんやろけどな」 もう過去のことなのか、懐かしむように笑って
武者小路 勇姫 :
「ウチはそのときに自分の目標がなくなって、前が見えんようになってしまった」
武者小路 勇姫 :
「そんな時に、予備校の友達にライブに連れて行ってもらって、とわちゃんに出会って元気を貰えたんよ」
三峰とわ :
「……ムシャちゃんと初めて会った日のこと、わたし覚えてるよ。今とは全然別人みたいだった」
武者小路 勇姫 :
「ほんま? 今も陰キャやけど、ヤバいであの頃」 当時を思い出して笑い
三峰とわ :
「うん。……もしかしたら、この子はもう来ないかな、くらいには思っていたの。そこまで辛い想いをしていたことは、あの頃のわたしにはわからなかったけど…」
三峰とわ :
「……でも、あなたはまた来てくれた。嬉しかったんだよ、いまでも覚えているくらいに」
武者小路 勇姫 :
「ウチもびっくりしたよ。自分がアイドルのライブに通うようになるなんてな」
武者小路 勇姫 :
「あの日のことは……きっといつまでも忘れへん」
三峰とわ :
「ムシャちゃん」
三峰とわ :
声をかけて、キミの目を見つめる。
三峰とわ :
「……話してくれて、ありがとう。やっぱり、わたしはムシャちゃんのことを知らなかった。正直…すごく驚いてるよ」
武者小路 勇姫 :
「せやな……あんなに会うてたのに、プライベートのことはお互い全然知らん!」
武者小路 勇姫 :
「次は、とわちゃんの話も聞きたいな……!」
三峰とわ :
「わ、わたしはなんて事ないよ…!たぶん、もう話してるけど……ちっちゃいころから音楽が好きで、自分も舞台に立つ側になりたくて」
三峰とわ :
「でもわたし、太ってたから……一生アイドルには縁がないと思っていて、高校生が終わって」
三峰とわ :
「勉強もダメダメだったから、ああ、どうしようかなぁ…って、バイトとかして過ごしてたら…」
三峰とわ :
「……ある日、急にスカウトされたの。それで、気づいたらアイドルになって…そこからはあっという間だった」
三峰とわ :
「大変だったけど、幸せだった。……ムシャちゃんとも会えたしね」小さく笑う
武者小路 勇姫 :
「おお~~……じゃあ、そのスカウトに感謝せなアカンな」
三峰とわ :
「ふふ。そうだね……」……少しだけ、笑みがぎこちないものになる
三峰とわ :
「……スカウトされたのは運だった。ムシャちゃんみたいに、本気で勝ち取りに行こうとしたのなら、少しはそれまでのことも誇れたのだろうけど」
三峰とわ :
「……あっ、もちろん、アイドルになってからは頑張ったよ!?ビジュは…イマイチだったと思うけど、でも、ダンスも歌もたくさん頑張ったつもり。会いに来てくれるみんなを裏切らないように…」
武者小路 勇姫 :
「みんな知っとるよ。とわちゃんがめっちゃ頑張ってたことは……」 深く頷いて
三峰とわ :
「……ありがとう。ムシャちゃんが、よかったよ〜って言ってくれてたのが……わたしにとって、本当に支えになっていたんだ」
三峰とわ :
「……ムシャちゃんは、どうしていまのお仕事に?だいぶ大きな方向転換だったと思うけど…」
武者小路 勇姫 :
「ん~、なんでやろな? っていうか仕事なんかな? ウチのやってることって」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんが好きなことやってるの見て、ウチも自分の好きなこと突き詰めてみようって思っただけで、なんかそれがたまたまうまくみんなに視て貰えて今に至ってるっていうか……」
三峰とわ :
「ふふ、アイドルだった頃のわたしよりはちゃんと貰えてると思うし、それに…人のことを笑顔にできる立派なお仕事だよ」
三峰とわ :
「あのね。わたしも、ムシャちゃんの動画見てるんだ。……この1年間も、そうやって過ごしてた」
武者小路 勇姫 :
「マジで!??」 驚きでベッドのバネが揺れる
三峰とわ :
「わっ!…ほ、本当だよ…!わたし、最近やってたホラーゲームの配信が好きだったな…ゲームの演出じゃなくてムシャちゃんの驚く声にびっくりしてたけど」今みたいにね、とくすくす笑って
武者小路 勇姫 :
「あ~~あれな。めっちゃ大変やったんよ、でかい声出したらスタートに戻されるからな」
武者小路 勇姫 :
どこか配信で喋っているときの感じの話し方になる
三峰とわ :
「ふふっ、すごい…なんか、いま話しててようやく『あ、本当に「ムシャ」ちゃんなんだ』って実感した気がする」
三峰とわ :
「……それこそ、この1年間でたくさん見たよ。わたしなりに落ち込んで…大好きだったご飯も食べられなくなっちゃって、ずっと1日ぼーっとしてたんだけど」
三峰とわ :
「スマホを見てたら、ムシャちゃんの動画が流れてきたの。…わたし、ファンの人たちへの対応に差をつけたくなくて、ムシャちゃんの動画はできるだけ見ないようにしてたんだけど…気づいたら、一番古い動画まで見てた」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……」
三峰とわ :
「今いるムシャちゃんは、あなたが望んだ姿じゃないのかもしれない。本当は、もっと歩みたかった人生があるのかもしれない……今日、初めて知ったことだけど」
三峰とわ :
「でも、わたしはあなたに会えて良かった。……あなたに、救われたんだよ。過去も、そして今も」
武者小路 勇姫 :
「……っ」 目頭に熱いものがこみ上げて、右腕で顔を覆う
三峰とわ :
「……ムシャちゃん…」その姿を見て、少し逡巡してからそっと片腕で抱き寄せる。
三峰とわ :
「……大丈夫、だよ。わたしは、もういなくなったりしないから…落ち着くまで、こうしていて」
武者小路 勇姫 :
「へへ……平気や」 少し目を潤ませながらも笑って
武者小路 勇姫 :
「今のウチにはちゃんと目標がある。それが終わるまでは、何があっても平気や」 指でVサインを作る。長々と浸っていられるような余裕は今はない。
三峰とわ :
「……わかった。それなら、わたしにできることはそれを支えることだね」そっと体を離して微笑む。
三峰とわ :
「そういえば、さっきは何見てたの?いま練習してる曲が聞こえてきてたけど…」
武者小路 勇姫 :
「あ~、あれな。ダンスの復習してただけよ」
三峰とわ :
「だけ、って……つい2時間前練習してたのに、個人練習しているってことでしょ?」
三峰とわ :
「努力家さんだね。なんだか嬉しいな…!」
武者小路 勇姫 :
「あ、はは……ウチが多分一番理解遅れてるからな。それに……」
武者小路 勇姫 :
「やっぱ、やるからにはちょっとでもええとこ見せたいやん。成り行きでこうなったにしてもさ……!」
三峰とわ :
「大丈夫だよ、ムシャちゃん物覚え良いから、確実に良くなってるし…!」
三峰とわ :
「お客さん、きっと喜んでくれるよ。だから、一緒に頑張ろう…!わたし、いつでも練習付き合うから!」そう言って手をぎゅっと握ってくる。
武者小路 勇姫 :
「ホンマ?? とわちゃんが手伝ってくれるなら百人力や!」 握り返し
武者小路 勇姫 :
「絶対、ええライブにしような……!」
三峰とわ :
「もちろん!」
三峰とわ :
「……ムシャちゃんがアイドルになったこと…わたし、後悔させないから」小さく、誓うような口調で小さくつぶやき…そっと手を離す。
三峰とわ :
「わからないところとかある?もしあるなら、今からでも教えるけど…」
武者小路 勇姫 :
「え、じゃあ、ここやねんけど……」 そう言ってスマホを取り出し、動画を回し始める
三峰とわ :
「あ、そこ難しいよねぇ…お風呂上がりだし、座りながらで良いから足運びのイメージ練習しようか」
GM :
とわはキミに肩を寄せ、説明を続ける。
GM :
……本当の意味で打ち解け合える日は、まだ遠いのかもしれない。だが、側から見る二人は…もはや『友達』以外の呼び名が存在しない風にも見えた。
GM :
GM :
それは、ある日のダンス練習のことだった。
GM :
いつも通り、トレーナーによる指導が入っていたが……今日はどうにも動きが揃わない。キミたちを見兼ねたトレーナーから「30分ほど休憩を入れよう」と言い渡され、今はメンバーだけで部屋に置き去りにされているところだ。
武者小路 勇姫 :
「や~~……難しいな」 どこが悪かったのか考えながら、汗を拭う
古海 天空 :
「~♪」
休憩時間にもかかわらず鏡の前でダンスを続けている とても楽しそうな様子
燕子花 彩芽 :
「人と動きを合わせる…想像していた以上の難易度ですね」 苦手:チームワーク
武者小路 勇姫 :
「ん~単に曲に合わせてるだけやとダメなときもありますからね」
武者小路 勇姫 :
「でも天空ちゃんはすごい体力やなぁ。さすが元芸能人っちゅーか……」 驚いたように
燕子花 彩芽 :
「三週間という短い期間とは言え、武者小路さんもお若いのですから…というか、体力的にはそれくらいが一番の伸ばし時でしょうから、すぐ慣れますよ」
武者小路 勇姫 :
「はは……引きこもり生活が長かった身にはキツイけどまあ、頑張りますわ……」 苦笑
武者小路 勇姫 :
夜にちゃんと復習して個人で動く分には問題なくなってはいる、が、全体を合わせるのは簡単ではない。
古海 天空 :
鏡の前から離れ、休憩中のメンバーの近くへ寄ってくるとちょこんと近くに座って
古海 天空 :
「みんな大丈夫?あしいたくない?」心配そうに2人の様子を伺う
武者小路 勇姫 :
「おー、全然大丈夫!」 元気なポーズでアピール
燕子花 彩芽 :
「はい、体調面は全く問題無いですよ。お気遣いありがとうございます」 つま先をとんとんと
古海 天空 :
「よかった…!」
古海 天空 :
ふたりの言葉にひと安心した後、ふと思い出したようにポケットから歌詞カードを取り出すと
古海 天空 :
「あのね…えっと…ここ、この歌詞のところ…手をピタッてすると…かっこいいと思う!」
古海 天空 :
「トレーナーさんそうやってた…」振りが合わない部分の歌詞を指差し精一杯違和感を言語化してみる
武者小路 勇姫 :
「なるほどな……ここのタイミングかぁ」
武者小路 勇姫 :
簡単に歌いながら振り付けを再現してみる
燕子花 彩芽 :
「ふむ…肉体の操作には自信がありますが…そもそもどう動かすか分かっていないと、ですからね。アドバイスありがとうございます」
実践している隣の勇姫ちゃんを見ながら
古海 天空 :
「うん!うん!そんなかんじ!」勇姫ちゃんと一緒に振り付けを確認しながら
武者小路 勇姫 :
「ん~ここだけ一人で練習してるときはたぶん問題ないんやけどな」
武者小路 勇姫 :
「昔から集団でビシッと合わせるのって苦手なんよ……」 本番になるとなぜかワンテンポ遅れてしまう
燕子花 彩芽 :
「わかります…」 強い共感を得る
古海 天空 :
「んー…そうだね、ボクもみんなで練習するのは初めて」 口元に指をあてて困ったように首を傾げる
燕子花 彩芽 :
「おや、そうなんですね、意外です。とても社交的に見えますから…」
古海 天空 :
「そうだよ~ ドラマはみんな覚えるのバラバラだから…」セリフとか…と付け足しながら
武者小路 勇姫 :
「今はちょっとテンポが合わなくても編集できるもんな……」
武者小路 勇姫 :
「でも舞台とかやと誤魔化しが効かんから大変なんちゃう?」
古海 天空 :
「うーん、ボクがまちがえた時は~……たしか、横のひとが助けてくれた!」意外とアドリブで誤魔化せるらしい
武者小路 勇姫 :
「へぇ~! そういうのもアリなんやな」
リンカ・サンスベリア :
「──あら、何か面白そうな話してる?」
和気藹々とした会話の中、肩にタオルを掛けながらトコトコと歩み寄る
古海 天空 :
「あ、リンちゃん!いまダンスのおさらいしてたよ~」ニコニコしながら歌詞カードを見せる
武者小路 勇姫 :
「いや~、なんかみんなでやると上手くタイミングが合わんでなぁ……」 不安を隠すように笑って
リンカ・サンスベリア :
「あらそうなの?
タイミング逃しちゃったかしら…」
少し残念そうに目を細めながら天空ちゃんに微笑み返す
リンカ・サンスベリア :
「無理も無いわよ、まだ練習始めてから全然時間経って無いじゃない。
この時点で足並み揃ってる方が可笑しいわよ」
クスクスっと、面白おかしく笑いながら勇姫ちゃんに笑いかける
燕子花 彩芽 :
「そういうものですか…」 チームワークワカラナイ
リンカ・サンスベリア :
「そういうものじゃない?私も、そんなに経験ある訳じゃ無いけど焦る事でも無いと思う。」
彩芽ちゃんの言葉を肯定するように頷く
武者小路 勇姫 :
「まぁそうですよね~。3週間しかないからって焦り過ぎなんかな?」
古海 天空 :
「キレイなダンスのコツはね~、リラックスだよ~!リラックス~」その場に立ち上がるとのんびりとした言葉をかけながらくるっと回ってみせる
リンカ・サンスベリア :
「…リラックス…か。フフッ。
そうね、こういうのって肩の力少し抜いた方が上手く行ったりするものね」
天空ちゃんの無邪気な仕草を愛おしそうに見つめながらポツリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「…うん、そうね。
貴方達にお願いがあるのだけど、いいかしら?」
スッと姿勢を正しながら、改まった態度で3人を見渡す
武者小路 勇姫 :
「お、何ですか? ウチに出来ることなら!」
燕子花 彩芽 :
「…?なんでしょう」 こちらも姿勢を直して
古海 天空 :
「んー?どうしたの?」踊るのをやめてリンカちゃんに向き直りながら
リンカ・サンスベリア :
「折角の機会だし、私のダンスを見て批評を聞かせて欲しいの。何度か一人で踊ってみたんだけど、全然しっくりこなくてね…
こう言う時ってやっぱり、見てくれる人の意見を聞いた方が進展が望めるから。」
はにかむ様に笑いながら
武者小路 勇姫 :
「いいですよ、ウチの意見で良ければ!」 そういえば他の人の踊りをしっかり観察していなかったなと思いながら
燕子花 彩芽 :
「そうですね、そう言う事でしたらお見せください」 眼鏡を直す
古海 天空 :
「いいよ~!見せて見せて!」頷くとまた座り直してしっかり見る姿勢に
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…♪そう畏まられると少しだけ恥ずかしいけど…ありがとうね」
僅かに頬を高揚させつつ、3人にとって見やすい位置に移動する
リンカ・サンスベリア :
「──フゥ。」
一つ、息を小さく吐いてから曲の一節を踊り始める。
足取りは羽の様に軽く、回る姿は飛び回る蝶の様に可憐で、淑やかだった。
リンカ・サンスベリア :
部屋の静けさと同調するように、リンカは静かに、それでいて優雅に踊り続ける。無駄な動きは一切無く、舞い散る汗すら彼女を彩るアクセサリーと化していた。
ダンス、というより舞踊と表現すべきそれはあまりにも美しく、見ている者の心を鷲掴みにするだろう。
リンカ・サンスベリア :
──しかし、故にこそ
完成されたリンカの踊りは、アイドルとしてはあまりにも未完成だった。
リンカ・サンスベリア :
「──うん、こんなものかしら。
ありがとう、最後まで何も言わずに見てくれて」
滴る汗を拭いながら、最後まで見守ってくれた3人にニッコリと微笑みかける
武者小路 勇姫 :
「す、すごい……けど……」 言語化できない違和感がある
燕子花 彩芽 :
「踊りの完成度としてはお見事……でした。ただ、そうですね…私もおそらく何か…」 勇姫ちゃんに同意するように
古海 天空 :
「うーん?キレイ、だけど…ふわ~ってしてる…?」首を傾げながら
武者小路 勇姫 :
「あ~……曲の感じとはちょっとちゃうんかもしれん! めっちゃ上手いけど……!」
古海 天空 :
「んー…」見様見真似でリンカちゃんのダンスのワンフレーズを真似してみる
古海 天空 :
「そうだね~ちょっとゆっくり…かなぁ?」曲を思い出しながら
古海 天空 :
「リズムはあってるのになんでだろ…?」新しいダンスを発見をしたような少し楽しそうな反応
リンカ・サンスベリア :
「…やっぱり、そう思う?
私もしっくり来ないのよね…求められているものとは違う様な…そんな感じがするの。
難しいわね、今の時代のダンスって…」
二人の言葉を肯定しつつ、困った様に笑って
古海 天空 :
「リンちゃん、こういうダンスはじめて?」
古海 天空 :
「…お姫さまみたいだもんねぇ……」頭の中で舞踏会の踊りを想像している
武者小路 勇姫 :
「(この人何歳なんやろ……)」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…私はクラシックな音楽しか馴染みがなかったから、こういう音楽は凄く新鮮。
プロデューサーさんがあの時聞かせてくれた曲聞いた時もびっくりして固まっちゃった位…♪」
古海 天空 :
「そっかーだからキレイなんだね…!」納得したように
古海 天空 :
「えっとね…こういう曲(アイドルの曲)は、ふわ~って動くのとシュッて動くのをまぜると かっこいい…!」わざと大げさに緩急をつけてワンフレーズを踊って見せる
武者小路 勇姫 :
「そうっすね! ちょっと不自然かなってくらいでちょうどいいかも」 大振りで振りつけする
リンカ・サンスベリア :
「っ!そう、そういう動きがしたいの!
…でも、いざ踊ろうとすると体が自然にゆったりとした動きを象ってしまうというか…イメージ通りに出来ないのよね…」
しょんぼりと項垂れる
燕子花 彩芽 :
「何か良い策は無いでしょうか。生来のものであれば修正も中々大変そうですが…」
古海 天空 :
「うーん…、あ!」暫くうつむいて考えていたがなにか思いついたように顔を上げる
古海 天空 :
「リンちゃん!ボクの手、もってて!」リンカちゃんに両手を差し出してみせる
リンカ・サンスベリア :
「…?
か、構わないけど…?」
疑問符を浮かべながらも手を握る
古海 天空 :
「ちょっとダンスするから、痛かったらはなしてね?」
よし、力の加減をする方で気合を入れる
古海 天空 :
曲全体の中でも動きが激しすぎないフレーズに合わせて若干控えめに、緩急はしっかりとつけて社交ダンスのように踊ってみせる。腕の感覚で緩急のコツを覚えてもらおうと考えたらしい。
リンカ・サンスベリア :
「………」
少し間を置いてから天空ちゃんの意図を汲み取り、体感を彼女に委ねる。思いやりに満ちた動きに思わず頬が綻びながらも、曲の緩急を体に染み込ませる
古海 天空 :
「……どうかな?踊れそう?」
しばらく踊ると、様子を伺うようにリンカちゃんに問いかけてみる
リンカ・サンスベリア :
「えぇ…えぇ…!ありがとう、ソラちゃん…!」
歓喜の余り、ソラちゃんをギュッと抱き締めながら心からの感謝を告げる
古海 天空 :
「わ!」突然のことに少し驚くがハグされていることを理解すると嬉しそうに
古海 天空 :
「これでもっと踊れるね~よかった!」
咄嗟にハグを返そうとするが、少し躊躇ったあとにそっとリンカちゃんの背中に手をそえる
武者小路 勇姫 :
「凄い! 教え方上手いんやなぁ……!」
リンカ・サンスベリア :
「…えぇ。貴方のおかげよソラちゃん。
一人だったら絶対に思いつかないし、実行も出来ない事だったから…本当に、ありがとう…♪」
ぽんぽんと背中を優しく叩いた後そっと彼女を降ろし、ニコッと微笑む
古海 天空 :
「えへへ…昔やってもらったことあるんだ」照れたように笑って
リンカ・サンスベリア :
「…えっと…立て続けで申し訳ないのだけど
もう一度、皆にダンスを見て欲しいの。今の感覚を忘れない内に…!」
胸元でギュッと手を握り、『熱』の籠った目で改めて皆を見つめる
燕子花 彩芽 :
「はい、では改めて」
古海 天空 :
「うん!見せて見せて!」ワクワクしながら
武者小路 勇姫 :
「もちろん!」
リンカ・サンスベリア :
「…本当に、ありがとう。」
目を細めながらお礼を述べて、一呼吸置いてから踊り始める
リンカ・サンスベリア :
天空ちゃんの指導を得たリンカの踊りは先程とは別物と言える程に変化していた。
まだ若干の緩やかさは残っているものの、つけるべき緩急はほぼ完璧に、それでいて足取りはあくまでも軽やかにたおやかに。
上品とポップのハイブリッドなダンスをものとし始めた、アイドルとしての一歩を進む、姫の姿がそこにはあった。
古海 天空 :
「わぁ!すごい…!」感動したように見入ってしまう
武者小路 勇姫 :
「おお……それ、その感じですリンカさん!」 親指を立てる
燕子花 彩芽 :
「こうも変わるものですか…流石ですね」 古海、リンカ両名に関心したように
リンカ・サンスベリア :
「──はぁ……♡
凄いわ…これが今の時代のダンスなのね…」
一通り踊り終えた末に、感嘆の息を漏らす
古海 天空 :
「上手~!トレーナーさん、びっくりしちゃうね…!」パチパチと拍手をして
武者小路 勇姫 :
「よーし、休憩開けたら今度こそバッチリ合わせていきましょ!」
燕子花 彩芽 :
「はい、良い所を掻い摘んで参考にさせていただきましょう。急ぎ過ぎるのはよろしくないでしょうが、時間が無いのも事実ですから」
古海 天空 :
「むーちゃんとあやちゃんも、困ったらいっしょに踊ろうね!」先ほどリンカちゃんにしてみせたようにパッと手を広げてみせる
GM :
──そして、休憩明け。部屋に入ってきたトレーナーは、休んでいたはずのメンバーたちが汗をかいていることに驚いていた。
GM :
しかし、事情を聞き…… 「くれぐれも無理はしないように、必要な時は休むように」と忠告しつつも、キミたちの練習の成果を見て頬を綻ばせる。
GM :
キミたち自身もまた、動きだけではなく、何か根本的なものが揃った実感を得つつ……今日もまた、あっという間に時間が過ぎていったのであった。
GM :
古海 天空 :
ロイス取得します!
古海 天空 :
リンカちゃんで『P慕情/N悔悟』感情はPです!
数年ぶりのハグの嬉しさ、過去の色んな人に対する怪我させてごめんなさいの気持ち
GM :
GM :
……その日の夜。ダンスを終え、シャワーを浴びて汗を流した勇姫は、夕飯までの時間を持て余している状態だ。
武者小路 勇姫 :
「今日も疲れた~」 部屋着用のジャージで応接間を歩く。独り言が多い
武者小路 勇姫 :
「(ここ来てからダンス漬けで、新作のゲームとか買って結局遊んでへんな……今日くらいは遊ぶか……)」
武者小路 勇姫 :
「(そういえば、みんなも泊まりで練習してんのよな……それらしいイベントなんもないから忘れとった)」 シャワーを終えた他のメンバーが集まり始めるのを見ながら考えて
武者小路 勇姫 :
「……なー、みんな」 誰にとなく声を掛ける
古海 天空 :
「なぁに~?」ソファに寝転がっていたがピョコ!と起き上がって
リンカ・サンスベリア :
「ん…どうしたの?」
やや間を置いた後、勇姫ちゃんの呼びかけに反応してスマホを閉じる
武者小路 勇姫 :
「いや、そろそろここの生活も慣れてきたと思うんやけどさ、みんな部屋に戻ったら何して過ごしてんのかな~って」
武者小路 勇姫 :
「ウチはゲーム……も、ちょっと疲れててあんまできてへんかったんやけどさ、せっかくみんなで泊まってるんやし、一緒に遊びに行ったりするのもアリなんちゃうかなって」
燕子花 彩芽 :
「何して、ですか…」 タイピングの手を止めて考える
古海 天空 :
「たしかに~!いっしょにゲームするってお話したもんね!」初日の事を思い出して
燕子花 彩芽 :
「なるほど。まぁ…大概は練習曲を聞いたり…今であれば我々が出演する予定のライブの…何でしょう、共演者?の方々を調べたりしてますね」
武者小路 勇姫 :
「すごい、一応オフなのにめっちゃ真面目や……!」
リンカ・サンスベリア :
「…フフ、そうね。
ここに来てから練習漬けの日々だもの。そういう息抜きしてみるのも悪くないと思う。」
クスっと、小さく笑って。
武者小路 勇姫 :
「そうっすね! 今までは余裕なかったけど、今日はダンスもいいとこまで行って目途ついたし」
武者小路 勇姫 :
「ウチも普段はソロでしかゲームせんけど、四人で遊べるやつとかも色々持ってるからどうかな~って」
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃんはたぶんわかると思うけど……どうです? お二人は、ゲーム?」 やんわりと距離を測りながら聞いてみる
古海 天空 :
ワクワクした瞳で2人を見つめる
燕子花 彩芽 :
「…そうですね」少し目を揉む
燕子花 彩芽 :
「私は構いませんよ、お風呂の後でしたらお相手します」
武者小路 勇姫 :
「おお!」
リンカ・サンスベリア :
「私も構わないけど…やった事無いような人が混じってしまっても良いものなのかしら…」
やや悩まし気な素振りで
武者小路 勇姫 :
「大丈夫大丈夫! なんか適当にボタンポチポチしてるだけでもなんとなく遊べるゲームとかもありますから! アクションとかはちょっとアレかもしれんけど……」
武者小路 勇姫 :
「なんかええなぁ。配信とか以外でみんなで集まって一緒にゲームするのめっちゃ久しぶりな気がするわ!」 ウキウキで踊りながら
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…そういうものなのね。
なら、折角の機会だし私もご一緒させて貰おうかしら。」
勇姫ちゃんの嬉しそうな様子に微笑ましさを抱いて
古海 天空 :
「やった!なんのゲームやろっか~!」勇姫ちゃんの様子をみると傍に近寄って一緒にウキウキ踊る
武者小路 勇姫 :
「どうしようかな? ス〇ブラとかちょっと難しいかな? マ〇パーとかなら運で逆転できるしええかも」
武者小路 勇姫 :
「まー夕飯食べながらいろいろ考えてみよ!」
燕子花 彩芽 :
「私は何でも構いませんよ、ゲームも幾らか経験はあるので」
武者小路 勇姫 :
「え、そうなんですか!?」 この人なんでもやってるなと驚きつつ
武者小路 勇姫 :
「ちなみにどういうのが好きとかあります?」
燕子花 彩芽 :
「そう…ですねぇ…経験があると言ってはみましたが、パーティゲームはあまり無いので好みは無いですね」
燕子花 彩芽 :
「シミュレーション系が好みです」
武者小路 勇姫 :
「あ~~、流行ってますよね……なんか街とか作って……」
燕子花 彩芽 :
「最近ste〇mなんかだとそればっかりな気もしますが…」
武者小路 勇姫 :
「※※※と※※※を繋げて住民に※※を飲ませる動画が……って、やめとこ飯の前に」 ※アイドルに相応しくない表現が含まれるため自主規制されました
武者小路 勇姫 :
「パーティーゲームとか一人で遊んだらアレですけど……みんなでやったら楽しいですよ。多分。ウチもだいぶ昔のことやからちょっと忘れてるけど……」 消え入るように笑いながら
燕子花 彩芽 :
「そしたら…せっかくお誘いいただきましたし、一緒にやりましょう。私だって初心者みたいなものですから」 薄らと微笑んで
武者小路 勇姫 :
「(あ、ちょっと笑った……!)」
リンカ・サンスベリア :
「…そういえばそろそろお夕飯の時間なのね…
何かリクエストとかあるかしら?」
時計をチラッと見ながら
武者小路 勇姫 :
「いいんですか? ウチは……唐揚げが食べたいかな~」
古海 天空 :
「からあげ!おいしいよね~」提案に頷いて
燕子花 彩芽 :
「皆さんが食べたいもので構いませんよ」 作業に戻りつ
武者小路 勇姫 :
「美味しいよな~。土曜の昼とかにたまにオトンが作ってくれたのなんか覚えてるわ」
古海 天空 :
「誰かつくれる…?かな?」ボクお料理苦手で…としょぼしょぼする
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、唐揚げね…了解。
そうね…じゃあ私が作るから、ソラちゃんにはお手伝いをお願い出来るかしら?」
屈んで目線を合わせながらお願いする
古海 天空 :
「え、ボク…?」キョロキョロしたあとに自分を指差す
古海 天空 :
「も、もちろん!がんばるね…!お料理おしえてほしいな!」大きく頷く
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。頼りにしてるわね…♪
お料理が出来たら呼ぶから、勇姫ちゃんと彩芽ちゃんにはその時にお手伝いお願いしても良い?」
ニッコリと微笑んだ後、二人の方に向き直って
武者小路 勇姫 :
「もちろん!」
燕子花 彩芽 :
「はい、でしたらテーブルでも拭いておきましょう」 作業していたものを片付けながら
GM :
GM :
会話から数十分後。本日の食事当番である天空とリンカは、夕食の調理のためにキッチンに立っている。
リンカ・サンスベリア :
「材料はこんなものかしらね…
それじゃ、やって行きましょうか。」
袖を捲ってからまな板の上にお肉を置いて、食べやすいサイズに切り分け始める
古海 天空 :
「はーい!」
天空用だろうか、キッチンの隅から踏み台を持ってくるとその上に立って元気に
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…♪
ソラちゃんは切り分けたお肉に穴を開けておいて貰えるかしら。」
こんな感じで、とフォークを使って実演してみせる
古海 天空 :
「わかった!ふむふむ…」
真剣にリンカちゃんの実演を眺めて、フォークを手に取ると見様見真似でお肉に穴を開けてみる
リンカ・サンスベリア :
「フフ、そんな感じ♪
皮が上にして刺すとお肉に味が馴染みやすくなってより美味しいものが出来るようになるわよ。」
ソラちゃんの仕草をニコニコと見守りつつ慣れた手付きで鶏肉をサクサクと切り分けて行く
古海 天空 :
「むむ…」
解凍された皮の柔らかさに苦戦してフォークを持つ手に若干力が入る
古海 天空 :
…すると金属製のフォークは簡単にぐにゃりと曲がり、天空がそれに慌てて手を上げるとフォークの深く刺さったまな板がついてくる
古海 天空 :
「あ……」
しまった…と言いたげな顔でそれを見つめる
リンカ・サンスベリア :
「あら…」
やや驚いたように目を見開く
古海 天空 :
「ご、ごめんなさい…!」
咄嗟に出た声はまるでぶつかった道行く人へ謝るようにうわずっていて
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、謝る事なんてないわ。
これから少しずつ慣れて行きましょう?」
特に動じる様子も無いまま、ソラちゃんを宥めるように優しく、落ち着いた声色で話す
古海 天空 :
「ぁ…、そ そうだよね……」
穏やかな声色に強張った身体から力が抜ける
古海 天空 :
「…新しいフォークもってくるね!」
気を取り直したように元気な声色に戻るがどこか動きがぎこちない
古海 天空 :
まな板に刺さったままのフォークを抜くとゴトン!と重々しい音がする
古海 天空 :
3~4つの小さな穴が開いてしまったまな板を眺めて肩を落とすと少々落ち込んだ様子で下準備の続きを始めながら
「……リンちゃんは、最初からああやってお花つくったり…できたの?」見せてもらった能力の事について尋ねる
リンカ・サンスベリア :
「私…は…そうねぇ…
初めから、というより気付いたら出来ていた感じかしら…いつこの力が発現したのか、とかそういうのはあまり覚えていないの。気付いたら使える様になっていたし、どうやって扱う物なのかも感覚的に理解出来てた…そんな感じかしら。」
少し考え込んでから、ポツリポツリと呟くように
古海 天空 :
「気付いたら…かぁ……」自分ではまだ掴めていない感覚に少しシュンとする
古海 天空 :
「ボク…10年ぐらいこうだから、おじさんは"頑張れば制御できるようになれる"って教えてくれたけど…どう練習すればいいのかよくわかんなかったり~…なんて…」
不安な気持ちを誤魔化すようにカラ元気な笑顔で
リンカ・サンスベリア :
「…そう、そんなに小さな頃から…
本当に強い子ね、ソラちゃんは。」
古海 天空 :
「リンちゃんが魔法をつかえるようになったのは大人になってから?それともボクとおなじ?…覚えてない、ってことはちっちゃい頃なのかな…10年よりずっと、ずっと長いのかな……」聞きたい事がたくさんあるのか独り言も混じえながら
リンカ・サンスベリア :
「……そうねぇ
いつ頃からだったかしら…私がお家を飛び出して、『あそこ』に辿り着いてからしばらく経った後だったって考えたら…
──大体70から80年前位になるのかしら…?」
古海 天空 :
「………?」聞こえた年数に暫く彼女を見つめてぽかんとしてしまう
古海 天空 :
「……な、ななじゅうねん…?80年…?!」やっと思考が追い付いたのか驚いて声をあげる
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。私がお家を出たのが25の時とか26の時だから…そこから大体20年経った後にこの力の存在に気付いたって考えたら大体それ位になるのかなって。正確な年数はわからないけれど…」
困った様に眉を曲げて
古海 天空 :
「………」
フォークを持ったまま、指では足りないであろう数を両手で数えようとする
古海 天空 :
「じゃ、じゃあリンちゃんは…100歳ぐらい…ってこと…?」何故か小声になって尋ねる
リンカ・サンスベリア :
「フフ、そうね…もう少しで130歳位になるのかしら。時間が経つのって早いわよね」
冗談めかすように笑いながら囁く
古海 天空 :
「そっか、ボクよりずっとずっと魔法と一緒だったんだね…」
つられて少し笑うと安心したように
古海 天空 :
「ボク、リンちゃんの今までのこと 聞きたいな…! 聞いてもいい?」なにか参考になるかも…と首を傾げて
リンカ・サンスベリア :
「えぇ…?あまり面白い話は無いわよ?」
困り笑顔を浮かべつつ、ソラちゃんの笑顔に釣られて自然と口角と声色が上がる
古海 天空 :
「うん、だいじょーぶ!知りたいんだ、よければ…だけど…」ごにょごにょと
リンカ・サンスベリア :
「……そう。
わかった、ソラちゃんがそういうのなら教えてあげる。元々、隠していた訳でも無いしね」
仕方なさそうに目を細めながら
リンカ・サンスベリア :
「ソラちゃんは『ヴラド・ツェペシュ』って聞いた事あるかしら。」
古海 天空 :
「…ううん」少し考えたあとに首を横に振る
リンカ・サンスベリア :
「そう。
えぇと…私が生まれるよりもずっと前に居た人らしいんだけど…簡単に言えば『ドラキュラ』と呼ばれる存在のモデルとなった偉人さんなの」
リンカ・サンスベリア :
「今でこそ、ドラキュラを始めとする吸血鬼の類の伝承は、その時代で生まれた『ブラム・ストーカー』である、なんてまとめられてしまっているけど…
その存在が世の中に知れ渡る前は、その伝承は御伽噺という側面はあれど確かに信じられていた。」
リンカ・サンスベリア :
「──私はね。そう言った存在がまだまだ信じられていた時代、吸血鬼の一族として繁栄していた一家の末裔だったの。」
古海 天空 :
「そっか……吸血鬼もブラム=ストーカーかもしれないんだ…」オーヴァード関連の話は疎いのか初めて聞いたような反応をする、なんとか理解しようと言葉を反芻して
古海 天空 :
「じゃあ、リンちゃんの家族もみんな吸血鬼…なの?」
リンカ・サンスベリア :
「フフ…そうね。私と同じ力を持っていたのかまではわからないけれど…」
遠い日の記憶を思い出し、目を細める
古海 天空 :
「いまはおうちに居ないの?」家を出たという発言を思い出して
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。随分と前に逃げ出しちゃったから。」
古海 天空 :
「え…逃げちゃったの…?やなことあったの?」心配そうに
リンカ・サンスベリア :
「そうね…家が嫌だったのもそうだけど……
私が生きていた時代そのものに嫌気が差してしまったの」
憂いを帯びた目でソラちゃんの頭をそっと撫でる
古海 天空 :
「んー…100年ぐらいむかしだもんね……」大人しく撫でられながら
古海 天空 :
「……どうしてアイドルになろうとしたの?」来歴と今のギャップにふと気づくとリンカちゃんの顔を見上げて
リンカ・サンスベリア :
「……どうして、か。
そう、ねぇ……」
ソラちゃんの純粋な眼差しに、少し躊躇う…が
リンカ・サンスベリア :
「そうね。応募した時はお金が欲しかったから…ね。正直、『アイドル』って概念すらよくわかってなかったけど、その時はちょっとお金が入用だったから飛びついちゃったの。」
勇姫ちゃんには言わないでね、と最後にこっそりと付け加えて
古海 天空 :
予想外の返事に少しキョトンとする
古海 天空 :
「…そっかぁ~、リンちゃん…オーディションだったんだね…!」少しホッとしたように
古海 天空 :
「皆も、困ってるときに助けてもらったのかなって…思ったから。」自分と同じ苦しみを持つ人間が居なかったことに心から安心して目を細める
古海 天空 :
「あ!むーちゃんにはナイショ、だね…!」慌てて付け足しながら口の前でひとさし指を立てる
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。もしかしたらそういう人もいるのかもしれないけど…ごめんなさいね、変な事聞かせてしまって。
でも、ソラちゃんに嘘吐いちゃう事の方が私にとって嫌だったから…楽な方に逃げちゃった。」
純粋な想いに少し心が締め付けられる
古海 天空 :
「ううん!気にしてないよ、ボクだってお芝居がおしごとだったから…!」謝られると慌てて首を横に振って
古海 天空 :
「ホントのこときかせてくれてありがと…!じゃあ、いっぱいいっ~ぱい宣伝してライブも大成功させて、有名にならなきゃね!」一層気合が入ったように
リンカ・サンスベリア :
「フフ、でもねソラちゃん…今は違うの。
勿論、成功させる事も私にとっては大事な事だけど…それ以上に私は、皆の『熱』が見たくて頑張ってる。」
クスクスっと小さく笑いながら
古海 天空 :
「熱…そうだね~、みんな一生懸命がんばってるし ボクもみんなと練習してるとたのしい♪」
その言葉と笑顔を見て頷く
リンカ・サンスベリア :
「フフ、そうね…でもね、ソラちゃん。
私が見たいのは、アイドルが持つ熱だけじゃないの。」
古海 天空 :
「…?」
リンカ・サンスベリア :
「私が見たいのはね…会場に居る皆の『熱』なの。私達を見てくれる沢山のお客さん達の『熱』を引き出してみたい、それが今の私の動機で、今の私を動かしている『熱』なの。」
胸に手を当てながら、弾む様な声で語る
古海 天空 :
何か身に覚えがある…と数秒考える
暫くすると役者をしていたころの記憶、観客席の熱気が走馬灯のように蘇ってきて
古海 天空 :
「そ…それ…、わかる…!みんなのキラキラした目…!ボクたちを見るうれしそうな顔…!」僅かに身を乗り出すように
リンカ・サンスベリア :
「───フ、フフッ…♪
やっぱりソラちゃんに話して良かった。貴方ならきっと、わかってくれると思ったから。」
心底嬉しそうに目を細めて
リンカ・サンスベリア :
「…そう、貴方のその目を見た時からずっと、貴方ならなんとなくわかってくれるんじゃないかと思ってた。」
そう囁きながらゆっくりと屈み、ソラちゃんと目線を合わせる
リンカ・サンスベリア :
「──ねぇ、ソラちゃん。
どうして貴方はここに来たの?」
古海 天空 :
「…え、あ…えと……ボクは…オメンのおじさんにスカウトされて…」当時は突然の出来事だったため少しずつ思い出しながら
古海 天空 :
「……ずっとね、アイドル…じゃなくてもまたみんなの前に出れたらな~…ってなんとなく思ってたんだ…」もじもじと手遊びをする
リンカ・サンスベリア :
「…いいのよ、ゆっくりで。
貴方が話したい様に話してみて…♪」
小さく頷きながら
古海 天空 :
困ったように、まな板の横へ避けられた曲がったフォークを暫く眺める
古海 天空 :
そして勇気がでたようにリンカちゃんを見上げると
「リンちゃんがホントのこと話してくれたから、ボクもお話しなきゃね」
古海 天空 :
「ボク…赤ちゃんのときから役者さんしててね、小学校…入ったぐらいのときかなぁ、急に力が強くなる病気になって やめちゃったんだ。」
古海 天空 :
「さっきみたいにすぐ物こわしちゃうし、みんな怪我させちゃうし、めいっぱいお芝居できなくなっちゃって…」
古海 天空 :
「たのしいこと全部うまくできなくなっちゃって……」
そうして言葉に詰まってしまう
古海 天空 :
「…ボク、」自分の手首をぎゅう…っと握る
古海 天空 :
「……お芝居…やめる前、おっきいジオラマこわしちゃったんだ……みんな中にいたのに…」
不安の心につられてだんだんと声が小さくなる
古海 天空 :
「痛かったし…怖かったと思う…… みんなボクのことも怖いって…言ってた。」ぐすっと鼻をすする
古海 天空 :
「わざとじゃ、ないんだよ…? …わざとじゃないの……でもみんなに怖がられたくなかったの」
まな板から降ろされた歪んだフォークは舞台から降りてしまった自分のようで、それを見つめながら言い訳のように呟く
古海 天空 :
「でも…やっぱり、まだやりたかったんだと思う……」スカウトされた時の気持ちを思い出すと改めて実感するように
リンカ・サンスベリア :
「…そう。
ありがとう、話してくれて…ごめんなさい。辛い事を思い出させてしまったわね…」
小さな彼女の体を包み込む様に抱き締めながら、そっと背中を摩る
古海 天空 :
リンカちゃんに抱きしめられ、暖かさに少しだけ涙ぐむがそのまま微かに頭を横にふる
古海 天空 :
「……いいの…みんなに怪我させたくなかったから、はやく話さなきゃっておもってたから…怖かったらごめんね…」
リンカ・サンスベリア :
「フフ、怖いだなんて…
そんな事思う筈無いじゃない。貴方は本当に優しくて強い子ね、ソラちゃん…」
耳元で囁くように
古海 天空 :
くすぐったそうに目を細めると顔は隠れたままひそかにぐしぐしと腕で目元を拭う
古海 天空 :
顔をあげると赤くなってしまった目元には似合わない笑顔で
「えへへ…そうだよね、リンちゃん優しいしつよいから……」
古海 天空 :
「……ボク…レッスンのときね、リンちゃんが今みたいにハグしてくれたのすっごく嬉しかったんだ」
ニコニコとそう言うがどこか寂しそうに
古海 天空 :
「すごく嬉しいのにボクはハグしてあげられなくて…こういうとき、あやちゃんが"他の子の力がよかった"~って思っちゃう気持ち…ちょっとわかるの」
古海 天空 :
「早く制御できるようになって、めいっぱいお返ししたいな…」ボクに出来るかな?と
リンカ・サンスベリア :
「…出来るわよ。
だって、貴方はそういう『熱』を持った子だもの」
クスっと笑っているが、あくまでも目は真剣なままはっきりとそう返す
リンカ・サンスベリア :
「もう何度か言っているけど、貴方は本当に強い子よ、ソラちゃん。
まだも右も左もわからない、幼い頃から突発的にそんな力を持たされてしまって…それなのに、周りの皆は貴方を怖がっているばかりで…
苦しかったでしょうに、切なかったでしょうに…何より、貴方自身…怖くて怖くてしょうがなかったでしょうに…。」
リンカ・サンスベリア :
「──それでも、貴方はこうして前を向いている。もう一度、皆の気持ちに応えたいって、その一心で。
そんな強くて優しくて、健気な子の願いが届かないなんて、そんなの間違っているもの。」
愛でる様に、丁重に、彼女の頭を再び撫でる
古海 天空 :
暖かい手のひらの感触に(あの時みた夢もこういう暖かさだったなぁ…)等と考えて懐かしさに浸る、体温以上に心が温かいのはやっと全ての自分を認めてくれる言葉がもらえたからだろう
古海 天空 :
「えへへ、ボク…ちょっと逃げちゃったから……でもこれからは逃げないよ。いろいろ勉強しなきゃ、アイドルのおしごとも…戦いかたも…!」キュマイラの能力と向き合う勇気がでたのか力強くいつもの調子で
リンカ・サンスベリア :
「──本当に強い子ね、ソラちゃんは。」
眩しそうな物を見たように目を細めながらボソリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「そうね…能力を使う事は控える様に言われているから、オーヴァードの戦い方を教えてあげる事は出来ないけれど…貴方自身の力の使い方なら、もしかしたら教えてあげられるかも。」
古海 天空 :
「っ! ホ、ホント…!?」目を丸くしてリンカちゃんの顔を見つめる
古海 天空 :
「そっか…リンちゃん、UGNにずっといたもんね…大センパイだ…… お願い!ボク、なんでも全部がんばるよ!」
納得したように小声で呟くと彼女の手を握ろう…とするが少し躊躇って触れるだけに留める
リンカ・サンスベリア :
「それは…勿論構わないのだけど…
私の考えてるやり方だとどうしても荒療治って形になってしまうし…何より、貴方に苦しい思いをさせてしまうと思うわ。
…それでも大丈夫?」
心配そうに、それでいてソラちゃんの覚悟を試す様にジッと彼女の目を見つめ、問う。
古海 天空 :
「……みんなを怪我させちゃうより苦しいことなんてない、と思う…!」少し考えるが彼女の目を見つめ返すと強くそう答えて頷く
リンカ・サンスベリア :
「──そう。
わかったわ。貴方がそこまで言うなら止める方が失礼だものね。」
ソラちゃんの力強い返事に、目を細める
リンカ・サンスベリア :
「とりあえず詳しい事はまた今度話してあげるから…今はご飯の支度しちゃいましょうか。
あまり勇姫ちゃん達を待たせてしまうのも良くないもの♪」
冗談めかす様にクスッと笑って
古海 天空 :
「…ハッ、そうだった……!」思い出したようにまな板の上の鶏肉を見る
古海 天空 :
改めてフォークを手にとる…なんだか心が通じ合ったような感覚に、嬉しいような照れるような気持ちになりながらリンカちゃんを見上げてニコッと笑うと
古海 天空 :
「2人ともおいしいって言ってくれるといいねぇ」
下準備の続きをはじめながら呟く
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…私達が作るんだもの。
むしろ言わせちゃいましょ♪」
クスっと笑いながらソラちゃんにウィンクをして見せる
GM :
天空とリンカは、キッチンに並び立ち、調理を続けて行く。
GM :
重荷となっていた過去、未だ明かせない秘密。様々なものを抱え、同じグループに所属することとなった2人。まだ全ては話せない、だが……真に打ち解ける日も、そう遠くはないのかもしれない。
GM :
……そして、夜。今回の合宿について、オーメンからは「明日に備えて早く寝なさい」とお達しが入っているが……年若い少女たちが集う環境において、そのような約束など紙ペラよりも意味がないものである。
GM :
キミたちはいそいそと、皆で遊ぶためのパーティーゲームの準備をしている。
GM :
と、そこに最後に合流したのが、このグループの紫色担当。燕子花彩芽だ。思えば、メンバー全員が、彼女の寝巻き姿を見たことがない……
燕子花 彩芽 :
「上がりました」
燕子花 彩芽 :
声がした方を見やれば、所在なさげに壁にもたれている彩芽の姿がある。
髪は流石に下ろしており、上下ともグレーのスウェットというこう…本当にただ休息をとることを目的としているような格好だ!
燕子花 彩芽 :
「…………」 この姿を見せることにそもそも慣れていないのか、目線をどこかへ飛ばしている
武者小路 勇姫 :
「おお……! オフの彩芽さんやー」 旅館で提供される浴衣のような部屋着に、ゲームに出てくるモンスターがワンポイントで描かれたものを着て出迎える
燕子花 彩芽 :
「オフ…そうですね、オフですもんね……ううん…」 何か困惑するように
武者小路 勇姫 :
「へへ、髪結んでるイメージ強いから、結構新鮮やな~って思って」 こちらも髪留めを外している
燕子花 彩芽 :
「まぁ…新鮮なのにも理由がありまして…正直こういう状況になるのを避けていた節があると言うか…」
リンカ・サンスベリア :
「あら、過ごしやすそうな格好してるわね彩芽ちゃん♪」
椅子からスッと立ち上がり彼女を出迎える。
リンカの寝間着は、しっとりとした肌触りの素材で編まれた、上品かつシンプルに仕上げられたネグリジェ。そして、その上に毛布の様にふわりとしたタイプの、薄紅のガウンを羽織ったスタイリッシュな物だった。
武者小路 勇姫 :
「言われてみたらお風呂タイムの後の彩芽さん見たことないかも……忍者みたいや……」
武者小路 勇姫 :
「でもこうして見ると、結構みんな部屋での過ごし方違うんやな……」 各々の寝巻を確認しながら
古海 天空 :
「わ!みんなもうゲームするの~?」
とわちゃんに教えてもらったのだろう少し遠くからトタトタと裸足の足音が近づいてくると部屋の入り口から皆に声をかける。寝間着は天空には少々(かなり?)オーバーサイズのシンプルな白Tシャツに魚をくわえた猫がプリントがされているもの、髪型はおさげの三つ編みにしている。
武者小路 勇姫 :
「お、来てるで~。みんな揃ったよ」
三峰とわ :
「ごめんね、仕事の方が立て込んでて遅れちゃった…わっ、彩芽さんのオフ姿だ…!」天空の後ろから顔を出す。ちなみにとわはふんわりした髪を下ろし、ピンクと白の縞模様のふわもこパジャマに身を包んでいる。
燕子花 彩芽 :
「(皆可愛らしくしてるな…)」
武者小路 勇姫 :
「毎日会ってるけど、全員ふだんとちゃう恰好してるから、なんか……お得な感じやな!」 もう少し言い方はなかったのか
三峰とわ :
「ふふっ、お得と言えばそうかも……こうやってみんなで集まるのは初めてだよね。なんか学生時代の修学旅行みたいだなぁ」
三峰とわ :
「彩芽さんがこういう場所に来てくれるの、ちょっと意外だったかも。ほら、いつもすぐにお部屋に帰るから、1人の方が好きなのかなって…」
燕子花 彩芽 :
「一人の方が…そう、ですね…どうなんでしょう」
燕子花 彩芽 :
「私は……オフでの…一人が好きと言うよりかは、付き合い方が分からない…の方が正しいんだと思います。それに、皆さんは…もちろんアイドルグループの仲間としてやっていくつもりですが、仕事仲間という分類でもあるので…」
燕子花 彩芽 :
「オフの私を見せて良いのかどうか…とかを、考えてしまったり…」
武者小路 勇姫 :
「あ~仕事仲間……そっか、そうなるんや」
燕子花 彩芽 :
「薄情なことを言っているのは自覚しているのですが…ただ、数週間もそうしているのは難しいと判断しての今日で…」
武者小路 勇姫 :
「ウチは全然……違和感ないっていうか、自然でええと思います」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、そうね。
別に誰かに強制されてる訳でも無いんだもの。
彩芽ちゃんが過ごしやすい様に過ごせばいいと思うわ。」
勇姫ちゃんの言葉に賛同するように
武者小路 勇姫 :
「逆にウチは今までちゃんと定職ついて誰かと働いたりしたことないから、普通は仕事仲間とオフでどうやって会うんかってわからんかったり……今もなんか、友達と会う感覚やったかな? 変なことあったらすんません」
古海 天空 :
勇姫ちゃんの言葉を聞いて照れたように笑いながら
「えへへ…ボクもお友達みたいだと思ってた…」
燕子花 彩芽 :
「いえ…そういう訳では……個人的に、ずっと仕事モードというのは無理なので何とか…この、夜時間だけでも態度を崩したい…と…思ったわけでして」
燕子花 彩芽 :
「オフの時、ほとんど誰とも会話をしないので口調も怪しいんですが………」と、少し目を瞑った後に
燕子花 彩芽 :
「敬語抜きだったら、こういう……感じ、に…なるんじゃない?」
ぶっきらぼうに
武者小路 勇姫 :
「おお……??!」 レアな喋り方が出たので驚く
リンカ・サンスベリア :
「あら…」
驚いたように両手で口を抑える
古海 天空 :
ニコニコしながら頷いて彩芽ちゃんを見上げている
三峰とわ :
「な…なんか、いい、かも…!」驚きながらも目を輝かせて
燕子花 彩芽 :
「いい…っていうのは何?よくわからないけど…まぁ、ずっと敬語だったし…珍しいのは…そうなのか…」
燕子花 彩芽 :
「これ…本当に慣れてないから、失礼なこと言ったらごめんなさい」
武者小路 勇姫 :
「全然! めっちゃええと思います。とりあえず今日はそれで行ってみましょう!」 親指を立てて
古海 天空 :
「うんうん、ゆっくりでいいんだよ~!」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ。二人の言う通りよ
自分のペースで慣れて行きましょ…♪」
燕子花 彩芽 :
「こう…見守られてる感じがして落ち着かないけど…まぁ、慣らしていくから…」
と、空きの椅子に座りこむ。普段のぴしりとした姿勢と違い、片足を椅子の上に上げている
武者小路 勇姫 :
「大丈夫ですよ、ウチの部屋とか座り方適当でええんで!」 座布団の上に正座しながらゲームの準備をする
三峰とわ :
「ふふ、気にしないで…せっかくのお休みですから、ね?」にこ、と笑いながらリモコンの電池をセットしている。
古海 天空 :
「ホント?じゃあ寝っころがってゲームしてもいい…?」座布団を2枚もってくるとワクワクしながら勇姫ちゃんに聞く
武者小路 勇姫 :
「ええよ。お菓子食べた手でコントローラ触るのだけ注意して貰えれば!」 ウェットティッシュを真ん中に置く
古海 天空 :
「わーい!分かった~!」 いそいそと座布団を勇姫ちゃんの隣に並べるとその上にリラックスした体勢で寝転がる
リンカ・サンスベリア :
「……♪」
皆が和気藹々と過ごして居る様子を愛おし気に見守っている
武者小路 勇姫 :
「じゃ、早速初めてこ!」 全員にコントローラーを配って、定番になっているパーティゲームを起動していく
三峰とわ :
「うん!」コントローラーを慣れた様子で手にしつつ返事をする
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんとゲームしとる!??」 時間差で突然発作するオタク
リンカ・サンスベリア :
「ふ~ん…これを使って遊んでいく感じなのね。」
不思議そうにコントローラーを見回しながら
三峰とわ :
「す、するよ!友達なんでしょ!」慌てた様子で
古海 天空 :
「わ、びっくりした…!?」オタクの圧でコロンと転がる
武者小路 勇姫 :
「おっと、ゴメンゴメン……! せやったな……!」苦笑いして
武者小路 勇姫 :
「今からやるのは、モノポリーみたいなゲーム……って言ったらわかるかな? 遊び方の説明は画面でされるけど、なんかわからんかったら教えてください」
三峰とわ :
「もー…」頬を膨らませながらこくりと頷く
燕子花 彩芽 :
「ああ……これね。私は大丈夫」 意味もなくボタン触ってる
古海 天空 :
「もの、ぽりー…?」力を和らげるためかいつの間にか持ってきたタオルでコントローラーを包んで持っている
リンカ・サンスベリア :
「モノポリー…!
それならわかるわ!少しだけやった事ある!」
自分の知っている単語が出て来て嬉しそうに声を弾ませる
武者小路 勇姫 :
「アレや、サイコロを振って日本を縦断しながら会社を大きくしていくゲーム……まあ、やった方が早いしなんとかなるやろ!」 一応ゲームの対象年齢を確認して
燕子花 彩芽 :
「電子のサイコロって良いのよね…視てても目押しできないから」
武者小路 勇姫 :
「あ~、演出ですからね……普通のサイコロならできるんすか!?」
燕子花 彩芽 :
「まぁ、うん。イカサマしようとは思わないけど…できるはできる、から…」 ほとんど独り言仕様なので、反応されると少したどたどしく返す
武者小路 勇姫 :
「マジか……そんなんできるの遊〇王かなんかの世界だけやと思ってた」
リンカ・サンスベリア :
「私もそのレベルの人にはあまり会った事無いわね…というか、彩芽ちゃん含めて二人位しか知らないわ。」
画面と睨めっこしつつポツリと
武者小路 勇姫 :
「オーヴァードの世界ってすごいんやなぁ……」
古海 天空 :
勇姫ちゃんの言葉にコクコクと頷く
「スーパーマンだ…」
燕子花 彩芽 :
「二人も、訓練したら色々できるようになるから。キュマイラってことだし…やっぱり肉体制御…体型維持とか…」
武者小路 勇姫 :
「最近そういうゲーム流行ってるし、ゲームで習得できたりせーへんのかなぁ」 そんな絵空事を言いながら適当にいろんな物件を買い占めたりしてる
三峰とわ :
「どうだろ…確かにみんな、アクションゲームの主人公みたいにかっこよく戦うんだけどねぇ。わたしには真似できないなって思っちゃう…」
三峰とわ :
「……ファーストライブが終わったら、今度はみんなでオーヴァードとしての訓練をすることになるんだろうな…」
燕子花 彩芽 :
「そっちも重要だからね」安全に暮らすためにも、と付け加えて
古海 天空 :
「訓練…どういうことするんだろう、みんなと一緒にできるかな…?」不安そうに
三峰とわ :
「天空ちゃんは力の制御が難しいんだよね…?多分大丈夫だと思う、そういう人は結構いるらしいし、施設も頑丈にできているから…」ダイスの目が良かったらしい。やった、と小さく声を上げて喜ぶ。
武者小路 勇姫 :
「ん~ウチも夜道で襲われたりしたら戦えるんかな。あんまイメージ湧かんな……」
古海 天空 :
「たしかに…このおうちドアノブ取れたことないや」ポツリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、最初は誰だって戦えないわよ。
少しずつ訓練して行って、慣れて行くものなんだから。」
ていっとダイスを振る
リンカ・サンスベリア :
2d6(2D6) > 5[4,1] > 5
リンカ・サンスベリア :
「む…」しょぼいわねと少し唇を尖らせる
三峰とわ :
「戦わないで済むのが一番だけど…でも、ムシャちゃんはそうもいかないからね。あの子たち、いつ襲って来るかわかったものじゃないし…」リンカの結果を見て、一緒に残念そうな顔をしている
武者小路 勇姫 :
「あ~……確かに、なんかこいつらみたいな感じやもんな」 ゲーム内で悪魔のコスプレをした女の子のお邪魔キャラに絡まれながら
リンカ・サンスベリア :
「仕方ないわ。そういう力を持つ人って自然と厄介事に巻き込まれてしまったりするものだから。
そうなった時、誰かが必ず助けてくれるとは限らないもの…だから力あるものは自分で自分の身を守れるようにならないといけないのよ。
…私に戦い方を教えてくれた人もそう言ってた。」
燕子花 彩芽 :
「彼女らおそらく、武者小路さんの命を狙うことにためらいはない…だから、自衛程度とは言わず、それ以上には戦えるようになる必要がある。大変だろうけど、私も可能な限りサポートするからね」 ここで皆平等カード(財産の均一化)
武者小路 勇姫 :
「そんなことを言いながらウチの現金をみんなの懐に!??」 分配される一位の資金
リンカ・サンスベリア :
「わ~い♪」
財産よわよわ民だったので小躍りしている
古海 天空 :
「んー…そっか、護衛もするんだもんね…じゃあボクもはやく戦えるようにならないと」最初のミーティングを思い出しながら
古海 天空 :
「もらっちゃった、ありがとう~」 分配が入ってきてニコニコ
武者小路 勇姫 :
「あいつら……”らみぃどらいぶ!”やったっけ。今はなんか大人しいみたいけど、その時が来たら頼りにしてますよ!」
武者小路 勇姫 :
「……あ! おいウチのカード持ってくなやらみぃどらいぶ!!」 ゲーム内のキャラに謎ギレする
三峰とわ :
「ふふっ、さっきから散々だね、ムシャちゃん…」おかしそうに笑いながらダイスを振ると、プレイヤー1人を指名し、一緒に報酬を受け取ることができる「なかよしボーナスマス」に到着。勇姫を選択する。とわと共に、キミの手元にも幾分か現金が入ってきた。
武者小路 勇姫 :
「は??? 天使か????」
三峰とわ :
「そうだね。わたしも戦闘はダメダメなんだけど…でも、彩芽さん、そしてリンカさんも強いだろうから。こんどは2人がトレーナーだね」 次になにかあったら助けてね、と勇姫にウインクを返しつつ
武者小路 勇姫 :
「! せやな……ライブが終わってもお世話になります」 ウィンクで返そうとしたけど上手くできずに両目をパチリと閉じる
リンカ・サンスベリア :
「ん~~…私は多分、そんなに強くない寄りの人だからあまり期待されちゃうとちょっと荷が重いわね…♪」
困った様に笑って
燕子花 彩芽 :
「でも、エージェントであることには変わりないし…尽力するから」
武者小路 勇姫 :
「あはは……なんか、いつもの同じようなセリフでもプライベートで言われるとグッとくるものがある気がするなぁ」
古海 天空 :
「ボ、ボク……むーちゃんだっこして逃げるぐらいなら、今でもできるからね!」できることをなんとか探して心許ないながらも
武者小路 勇姫 :
「ホンマ?? じゃ、もしウチが動けんようになったときは頼むで! ウチも……やれる範囲で頑張るわ!」
武者小路 勇姫 :
……そんな様子でなんだかんだと盛り上がり、ゲームの最終順位は……。
武者小路 勇姫 :
1D100(1D100) > 78
三峰とわ :
1D100(1D100) > 29
燕子花 彩芽 :
1d100(1D100) > 39
リンカ・サンスベリア :
1d100(1D100) > 46
古海 天空 :
1D100(1D100) > 40
武者小路 勇姫 :
……1位:勇姫、2位:リンカ、3位:天空 、4位:彩芽、5位:とわの順であった。
武者小路 勇姫 :
「や~、途中結構ボロボロやったけど後半巻き返したわ……!」 無邪気に小躍りして喜ぶ
三峰とわ :
「流石だね、ムシャちゃん。こういうのって運だと思ってたけど…」ビリながらもニコニコと楽しそうにしている
燕子花 彩芽 :
「武者小路さん上手いね…途中から引っ掻き回すの目的にしたのが仇になったかな」いつの間にか床に降りてるしあぐらかいてる
武者小路 勇姫 :
「でもみんな良かったわ! リンカさんも最後のほうはゲーム初めてとは思えんくらい上手くなってたし……あいたたた!」 急に正座から立ち上がったので足がしびれて崩れる
リンカ・サンスベリア :
「フフ、まぐれよまぐれ…♪」
と言いつつも褒められて満更でも無さそうに笑っている
古海 天空 :
「ね、上手だったねむーちゃん…!」彩芽ちゃんを見上げながら頷くと、途中の妨害カードの嵐を思い出して
「いっぱいやることあったからたくさん頭つかっちゃった~…」
武者小路 勇姫 :
「……へへ……!」 彩芽さんが遠慮なく佇んでいるのを見て、何処か嬉しく思う
燕子花 彩芽 :
「誰かと遊んだのなんていつぶりだろう……」小さくぼそりと
燕子花 彩芽 :
「? 何?」視線に気づいて
武者小路 勇姫 :
「いや……別にこうやってみんなとおっても全然違和感ないし大丈夫やん、って思いまして……」 ぎこちなくにやつきながら
武者小路 勇姫 :
「あと……ウチも部屋に友達呼んでゲームとか、中等部の時以来やから楽しかったです」
燕子花 彩芽 :
「そう…なの…何ていうか、良かった」 上手い言葉が見つからなかったのか、こちらもぎこちなく返事をする。表情は、数時間前に見せた微笑みよりも柔らかいものに感じるかもしれない
武者小路 勇姫 :
「また今度……時間できたら呼んでもいいですか?」
燕子花 彩芽 :
「ええ、呼んでくれるなら」
武者小路 勇姫 :
「やった! じゃ、明日も頑張りましょ……!」 次は何を遊ぼうか、なんてボソッと言う
GM :
GM :
……そして、深夜。ゲームを終えた後もぐだぐだしていたキミたちは、次第に部屋に帰るのが億劫になり…誰かが「このまま全員で寝よう」と言い出した流れで、今日は同じ部屋で就寝することとなった。
GM :
まるで奴隷船のように窮屈な状況だが、布団だけは他所の部屋から引っ張り出してきたので、寝て体を痛めることはなさそうだ。
リンカ・サンスベリア :
「フッフフ…
やっぱり全員でってなると少しだけ窮屈ね♪」
言葉とは裏腹になんだか楽しそうに呟く
三峰とわ :
「そうですね。でも、リンカさん楽しそうですね?」くすくす笑うとわは、部屋の中でも端の方にいる。
古海 天空 :
「えへへ、なんだか旅行みたいだね~!」
潜っていた布団からピョコ!と頭を出すと嬉しそうに隣のリンカちゃんを見て
リンカ・サンスベリア :
「フフフ、こういう経験って初めてだからなんだか楽しくなっちゃって…♪
旅行…旅行もいいわね…!いつかここに居る皆で何処か行ってみるのも悪くないかもしれないわ♪」
とわちゃんの方を見てクスっと笑い返しつつ、ぴょこんと頭を出しているソラちゃんを支える様に抱き締める
古海 天空 :
「わぁ!じゃあじゃあ…ボクみんなと水族館いきたいな~♪」リンカちゃんに抱き締められるとキャーと嬉しそうに小さな声をあげる
燕子花 彩芽 :
「旅行…長期休暇が取れたら良いかな…」 ぼんやり
リンカ・サンスベリア :
「水族館ねぇ…私も実際に行った事無いから少し気になってるのよね。いつか行ってみたいわ。」
まだ見ぬ光景に想いを馳せながらポツリと呟く
武者小路 勇姫 :
「水族館かぁ……ええな。いったい何年ぶりやろ?」 子供の頃に家族と言ったときのことを思い出し
リンカ・サンスベリア :
「あら、取ろうと思えば取れない?お休み。」
彩芽ちゃんの言葉に首を傾げる
燕子花 彩芽 :
「無理ってことは無いけど…」 ぼーっと返した後に
燕子花 彩芽 :
「おかしな仕事人間って思われてるみたいで………今更覆すのもなんか…」
リンカ・サンスベリア :
「フフ…彩芽ちゃんは真面目さんね。
良いのよ別に、そんな肩書とか気にしないでも。覆したくなったら覆しちゃえば良いのっ♪誰にも文句なんて言わせないわ。」
ニコッと笑って
燕子花 彩芽 :
「…理屈ではわかるけど……そういう生き方をしてきちゃったから、難しいかなって…考えたりもする」
武者小路 勇姫 :
「じゃ~一人やとアレなら、みんなで一緒に申請出しにいったら勢いでいけるんちゃいます?」 だいぶ眠いのか突拍子もないことを言う
燕子花 彩芽 :
「ふふ…ウチの所の支部長がそれでOKを出すなら…」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、貴方が望むなら出してくれるわよ。
というか私が出させちゃうわ♪」
ニヤリと笑って
武者小路 勇姫 :
「言ってみたら案外簡単なもんですよ……多分」
リンカ・サンスベリア :
「…でもそうね…そういう生き方、か。
──よし。彩芽ちゃん、もう少し話せるかしら?」
燕子花 彩芽 :
「? 全然良いけど…」少しだけ身を起こして
リンカ・サンスベリア :
「オッケー♪
じゃあ、少し飲み物取って来るわね。他の皆は…」
彩芽ちゃん以外の三人を見渡して
三峰とわ :
「あ、わたしは一緒に行きます。1人だと大変だと思うし…」もそもそと布団から起き上がる
リンカ・サンスベリア :
「あら、気を遣わせちゃったかしら。」
申し訳なさそうに目を細めつつとわちゃんの厚意に甘える
古海 天空 :
「ボクもてつだう?」布団から出ながら
リンカ・サンスベリア :
「フフ、大丈夫よ。
とわちゃんが手伝ってくれるみたいだから♪」
よしよしとソラちゃんの頭を撫でながらウィンクして返す
古海 天空 :
「わかった!なにかあったら呼んでね?」布団の上に座りなおして頷く
武者小路 勇姫 :
「お、じゃあウチは温かいお茶がええな!」
燕子花 彩芽 :
「私は何かした方が?」
リンカ・サンスベリア :
「いいのいいの。
私が誘ったんだから彩芽ちゃんは休んでて♪
あ、でもリクエストあれば聞くわよ?」
クスクスと笑って
燕子花 彩芽 :
「じゃぁ麦茶で」 さっぱり
三峰とわ :
「こういうの、マネージャーのわたしが1人でやればいいところだったしね…むしろありがとう、リンカさん」
三峰とわ :
「ムシャちゃん、彩芽さんの分は了解。天空ちゃんは?」
古海 天空 :
「えっと…じゃあ、ホットミルクがいいな!」
三峰とわ :
「わかった。…ふふ、みんな夜更かしの悪い子だね」クス、と小さく笑って
三峰とわ :
「行こ、リンカさん」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。
…それととわちゃん。別にマネージャーである事をそこまでしょわなくてもいいのよ。
アイドルとマネージャーって立場でもあるけど、同時に私達はルームメイトって関係でもあるんだもの。気兼ねなく行きましょう?」
返事をした後、ニマッと微笑みながら
三峰とわ :
「……ありがとう、リンカさん。でも、必要な時には頼ってね」小さく微笑む
GM :
そして、リンカととわはキッチンまで飲み物を取りに行き…程なくして、部屋に戻ってくる。
GM :
キミたちの手元には、それぞれが希望した飲み物がある状態だ。
武者小路 勇姫 :
「お~ありがとうな……う~ん、落ち着くわ」 お茶をちびちび飲み
燕子花 彩芽 :
「ありがとうございます」 うっかり敬語出がち
三峰とわ :
「どういたしまして」ココアを両手で包んで微笑んでいる。
リンカ・サンスベリア :
「は~い♪勇姫ちゃんとソラちゃんはやけどしないように気を付けてね。勿論、とわちゃんも」
カモミールティーを片手にやんわりと忠告する
古海 天空 :
「はーい!」元気に返事をしながら受け取るとマグカップを両手で持ってふーふーと冷ます
リンカ・サンスベリア :
「…さてと。
それじゃ、早速始めて行きましょうか♪」
そう言うと、どこからともなく持って来た金縁の眼鏡を装着し、彩芽ちゃんの方を向き直る
よく見ると髪も結ばれており、普段とは少し違う真面目な雰囲気が感じられる…かもしれない。
燕子花 彩芽 :
「……?」 少し雰囲気が変わったのを見て、寝転がって上体を起こしていた態勢から、完全に座りに移行する
リンカ・サンスベリア :
「フッフッフ…
こういうのは形から入るものって聞いたから少しイメチェンしてみました…!」
フフンと得意げに鼻を鳴らしながら
燕子花 彩芽 :
「形から…?何するの?」
リンカ・サンスベリア :
「む…何するかって言われると…そうね…面談…?」
改めて聞かれると少し首を傾げてしまう
リンカ・サンスベリア :
「まぁ、そんなに気にしないで。
少しお話したい事があっただけだから♪」
いつもの様子で困った様に笑いつつ、そう答える
燕子花 彩芽 :
「はぁ、何かしら」疑問顔
リンカ・サンスベリア :
「そうね……まぁ、いざ聞くってなったら少し漠然としちゃうんだけど…
彩芽ちゃん、貴方。何か悩んでる事あるんじゃない?」
燕子花 彩芽 :
「悩み……何か、そう見えた?今パッとは思浮かべないけど…」流石に漠然としすがたか、さっとは出てこないようだ
リンカ・サンスベリア :
「そうね…まぁ、私が一方的にそう感じただけかもしれないんだけど、所々で言い淀んでる時があったと言うか…
自分に自信を持ててないのかしらって感じられる時が何度かあったのよね。」
節々の彩芽ちゃんの仕草を思い出しながら呟くように話す
燕子花 彩芽 :
「……、…そう、かもね。いや、そう……。実際、自信はない」
始めは口をはくはくとしながら、その後噛みしめるように
リンカ・サンスベリア :
「…そう。うん、何となくそんな感じはしてた。
良かったら、聞かせて貰えないかしら。貴方が何に対して自信を持てていないのか。」
姿勢を正しながら、再度真っすぐに彩芽ちゃんを見つめる
燕子花 彩芽 :
「…私には、特別な感情を持てるものが無い…と思う。多分中学生の時から、ずっと………何も無い」
燕子花 彩芽 :
「心から頑張れるような…わき目もふらずにのめり込めるような、愛しい何かが無い。周りを見たら、そんなのは私だけ」
燕子花 彩芽 :
「全身全霊で…何かに向けて頑張ってる人とそうでない私を…見つめてしまう」
燕子花 彩芽 :
「だから…正確には、自信が無いと言うか…主張する何かが無い…かな」
一息に説明を終える。どこか淡々としていて、他人事の様だ。
リンカ・サンスベリア :
「──そっか。やっぱり貴方は…そういう物を
見つけられていないのね。
ありがとう、話してくれて。聞けて良かったわ。」
彼女の一言一言を、頭の中で反芻する様にゆっくりと頷きながら感謝を告げる
リンカ・サンスベリア :
「…ちなみになんだけど。
貴方は今の自分の現状を変えたいって気持ちを持ってたりするのかしら?」
燕子花 彩芽 :
「それは、まぁ」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ、良かった。
それを聞けて安心したわ。その気持ちがあるのなら貴方はきっと大丈夫。」
リンカ・サンスベリア :
「だって人は、『熱』を探さずには生きていられない生き物だもの。」
目を細めながら、囁く。
燕子花 彩芽 :
「熱…」神妙に
リンカ・サンスベリア :
「そうね…例えばの話だけど。
怖がりな人が、肝試しに怖い体験をしに行く…そんな話を聞いた事は無いかしら。」
燕子花 彩芽 :
「聞く。怖いもの見たさというか…何となく…別に理解できないわけじゃないかな」
リンカ・サンスベリア :
「そ。私は最初、そういう人達の感情を理解出来ない側の人間だったの。
どうしてそんな無駄な事をするんだろう、どうしてそんな非生産的な行動をする必要があるんだろう…って。」
リンカ・サンスベリア :
「でも、今は理解出来る。
そういう事をする人達は、そういう体験をする事で強烈な刺激を得たかった…刺激を得る事で自分の中にある強烈な感情を感じたかったんだって。」
リンカ・サンスベリア :
「そしてその感情が、人の一番面白くて、魅力的な部分なんだって、ね。」
物語の語り手の様に、感情を込めながら想いを語る
リンカ・サンスベリア :
「──あぁ、ごめんなさい。
少し脱線しちゃったわね。」
照れ臭そうに頬を染めた後、コホンと咳払いを挟む
リンカ・サンスベリア :
「つまりね。人って言うのは無意識にでも
生きている実感というのを求めてしまう物なのよ。自分は今、この場に全力で存在しているんだって。今この時、この瞬間、この一瞬を全力で生きているんだって…!
そんな生に対するエネルギーが人のみが持っている美徳であり、魅力なんだって、私は信じているの。」
リンカ・サンスベリア :
「彩芽ちゃん。貴方は確かにまだ『熱』を見つけられていないのかもしれないわ。
でも…貴方はとても賢くて、聡い子だから、きっと、自分が求めているものに確実に近づけている。
その道中が、どれだけ長いものなのかまでは私にはわからないけど…でも、貴方はきっと『熱』に辿り着ける。私が保証するわ。」
彩芽ちゃんの手をギュッと、包み込む様に握りながら、優しい声色で告げる。
燕子花 彩芽 :
「私は…ごめんなさい、気が利いた事とか言えないから…正直、今後も見つけられる自信がない。貴方がそうまで言ってくれてるのに…」
後ろめたそうに、目線を下げる
燕子花 彩芽 :
「でも、探すのを辞めることはしないようにする。それで…今は良いかな」
不安げに、機嫌でも伺うかのように
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…いいのよ。そういう所も含めての貴方だもの。貴方はそれでいいの…」
その想いを受け止め、肯定するようにそっと頭を撫でる
リンカ・サンスベリア :
「今すぐに自信を持て、なんて言わないわ。
でも、いつか貴方自身を誇れると思える日が来たら…その時は堂々と胸を張って欲しいわ。
私は、貴方のそういう姿が見られる日を楽しみにしているから♪」
リンカ・サンスベリア :
「──私の言いたい事は終わり。
付き合ってくれてありがとうね、彩芽ちゃん。今日この時、貴方とこうして話せた事を嬉しく思うわ」
慈愛に満ちた笑みで、囁くように告げる
燕子花 彩芽 :
「……こちらこそ、ありがとう…」
変わらず自信なさげではあるが、ただ後ろめたく思っている…と言うよりかは、自身で何かを考え込むように
GM :
GM :
……そして、部屋の電灯も落ち…皆が、うとうとと自分の布団に潜り始める。
GM :
リンカもまた、最後に携帯端末を確認して寝ようとした時のことであった。
GM :
私用の携帯端末の通知。送り主はキミの担当ホスト、七瀬レイジだ。
リンカ・サンスベリア :
「…!」
ピクっと体を小さく跳ねさせた後改めて携帯を見つめる
GM :
思えば、久しぶりの連絡。そっと通知の内容を見ると、「元気?ちゃんとご飯食べてる?」というなんて事はない内容だ。
リンカ・サンスベリア :
「……♪」
時間を置いても相変わらずな彼の優しさに愛おしさを覚えつつ、皆を起こさない為にそっと布団から抜け出して部屋を出る
リンカ・サンスベリア :
部屋を出てから人気のない場所に向かった後
「久しぶり。今少し話せる?」
と一言だけ連絡を入れる
GM :
連絡を入れてしばらくすると、レイジの方から電話がかかってくる。出ると、「…もしもし?」とレイジの優しい声が聞こえてきた。
リンカ・サンスベリア :
「わわ…!?
──フフ、久々に聞いたけど、相変わらずの優しい声ね、レイジ。」
驚いて携帯を落としそうになりながら電話に出つつ、久々の彼の声にキュッと目を細める
七瀬レイジ :
「何、それ」くす、と小さく笑う。通話口の向こうは静かだが、遠くからざわめきが聞こえる…おそらく、店のバックヤードにいるのだろう。
七瀬レイジ :
「久しぶり。最近会っていないから、連絡しちゃった…まさかこんなすぐにお返事をくれるとは思わなかったけど」
七瀬レイジ :
「元気にしている?それとも、もしかして忙しかった…?」やや、心配そうな声色で尋ねてくる。
リンカ・サンスベリア :
「どっちもって所かしらね…♪
貴方の方こそちゃんと元気にしてる?忙しいからってご飯食べない生活とかしてちゃダメよ?」
彼の心配そうな声色に思わず胸がキュッとなる感覚を覚えながらも穏やかな声で返す
七瀬レイジ :
「僕の方は元気だよ。ちゃんと、朝ごはん以外は食べてる」
キミは以前、彼から『僕は朝弱いから、朝ごはん食べると気持ち悪くなる』と聞いたことがある。彼にとっては通常通り過ごしているということだ。
七瀬レイジ :
「……それで……君の方こそ、時間は大丈夫?少し聞きたいことがあって…」
リンカ・サンスベリア :
「そ…♪安心した。見ていない間に体調崩してた、なんて事になってたら悲しくなっちゃうもの。」
ホッと小さく息を吐きつつ、続け様の彼の言葉に首を傾げる
「…聞きたい事?」
七瀬レイジ :
「それは僕も同じだよ。よかった、君が元気そうで」ふふ、と小さく笑う。
七瀬レイジ :
「うん。……あー、その、ね」レイジにしては歯切れの悪い口調で切り出してくる。
七瀬レイジ :
「驚かないでね。……リンカ、もしかしてアイドルになろうとしてる…?」
リンカ・サンスベリア :
「ふぇ…!?」
余りに予想外な言葉に思わず素っ頓狂な声が出かけるが、慌てて口を抑える
リンカ・サンスベリア :
「ど…どこで…知ったのそれ…?」
七瀬レイジ :
「ご、誤解はやめてほしいから説明するね。大丈夫、君をストーキングしたりはしていないから」 逆に怪しく感じるような言い訳をしながら、彼は説明する。
七瀬レイジ :
「僕の職業柄、夜のお仕事や地下アイドルの情報は入って来やすいんだ。この間、自分のSNSを見ていたら…Re:try、だっけ。新しいグループができるよ、って告知が出ていたんだ」
七瀬レイジ :
「それで……あまりにも目立つ、見覚えのある美人がいたから……流石に僕も驚いたんだ」
リンカ・サンスベリア :
「…そう…だったのね…
──ハァ……よりにもよって貴方に知られちゃうのねぇ…」
心底恥ずかしそうに、情けなく感嘆の溜息を吐きながら縮こまってしまう
七瀬レイジ :
「……アーティスト写真、綺麗だったよ?」謎フォロー
リンカ・サンスベリア :
「…そういう事言ってるんじゃないの。」
少しだけ膨れ気味に
リンカ・サンスベリア :
「でもありがとう。貴方にそう言って貰えるのは嬉しいわ…♪
…えぇ、そう。ご存知の通り私はアイドルをやろうとしてるわ。最近お店に行けなかったのもその準備が忙しかったから…落ち着いたら一回位顔出したいなぁとは思っていたのだけど…」
七瀬レイジ :
「もちろん、君に会えないのは寂しいけど……でも、写真の君はなんだか凄く楽しそうに見えた。むしろ安心したまであるよ。だから、気にしないで欲しいな」ホストらしからぬことを言ってから、彼は電話口なのに小声になる
七瀬レイジ :
「ねえ。……僕から会いに行ったら、マズイかな?」
リンカ・サンスベリア :
「もう…貴方はまたそういう事言って…」
本当にしょうがない人…っと言いかけた所で再び携帯を落としそうになる
「えっ…あ…ぇと…ごめんなさい、聞き間違いかしら…?い、今会いに行くって言った…?」
七瀬レイジ :
「うん。アイドルの君を見てみたい」
七瀬レイジ :
「リンカの写真から、君の言う『熱』のようなものを感じたんだ。だから、興味がある。それに……」
七瀬レイジ :
「……君が一番『熱』を感じるのが僕じゃなくて仕事だなんて、妬けるじゃないか。敵情視察のつもりもあるよ」やや、拗ねたような声で…だが、冗談めかしてそう伝えてくる。
リンカ・サンスベリア :
「…あなた、意外と嫉妬深い所あるわよね。
そういう所も好きだけど…」
唇を尖らせながらボソリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「…はぁ。そんないじらしい事言われたら駄目、なんて言えないじゃない。私の性格良く知ってる癖に、意地が悪いんだから…」
再び頬を膨らませるが、その声色は満更でも無さそうに聞こえる
七瀬レイジ :
「ふふ……なら、その日は空けておく。君の晴れ舞台、楽しみにしているよ」キミが面白くなさそうな態度を取ることにくすっと笑ってしまいながら、そう伝えてくる。
リンカ・サンスベリア :
「…うん、私も楽しみに待ってるわ、レイジ。」
逡巡した後、目を少しだけ細めながらそう一言だけ伝える
GM :
その後、一言二言交わした後、通話が切れる。……まさか、担当ホストが客としてやってくることになるとは。
リンカ・サンスベリア :
「…はぁ~~~~……もう…恥ずかしい姿見せられなくなっちゃったじゃない…
元からそんな姿見せるつもりないけど…」
溜息と共にどっと体から力が抜ける
リンカ・サンスベリア :
「……フフ。でもそっか…レイジが来るのね…♪」
頭の中で、彼がライブ会場に居る姿を空想する…が、イマイチ想像が膨らまずについには萎んで行ってしまう
リンカ・サンスベリア :
「…フフフッ♪何だか想像出来ないけど…」
どうせ来るのなら、その内に秘めた熱を少しでも引き出してやろう。そんな決意を新たにしながら、ライブ当日により強く、その想いを馳せるのだった。
GM :
GM :
……こうして、長いようであっという間の3週間は、終わりを告げた。
GM :
それぞれアイドルとしての実力を高め、絆を深めながら……Re:tryは、デビューの日を迎える。
GM :
シーン終了。
GM :
Scene06 新たな旅路
GM :
登場PCは全員、登場侵蝕をお願いします。
武者小路 勇姫 :
1D10+38(1D10+38) > 9[9]+38 > 47
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 38 → 47
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 3
リンカ・サンスベリア :
1d10+46(1D10+46) > 5[5]+46 > 51
古海 天空 :
1d10+32(1D10+32) > 4[4]+32 > 36
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 55 → 58
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 32 → 36
GM :
お披露目ライブ当日。
GM :
キミたちは、楽屋にて待機をしている。同じ部屋の中にいるのは、メンバーととわ、スタッフ、そして別グループのアイドルたち。
GM :
メイクは基本的に自分でする。キミたちはまだデビューすらしていない新人……しかも、分類的にはいわゆる「地下アイドル」だ。
GM :
ヘアメイク担当のスタッフも、メンバーが5名であるのに対して2名のみである。
燕子花 彩芽 :
「………………」じっと鏡を見ている
武者小路 勇姫 :
「な……なんか慣れんな。ヘンな風になってない?」 一人で作業しててよくわからなくなってきた奴
リンカ・サンスベリア :
「フフ、何もおかしい所なんて無いわよ。
よく似合ってる♪」
クスクスっと笑いながら勇姫ちゃんの背中をポンポンと叩く
燕子花 彩芽 :
「私も大丈夫…確認良いですか」 落ち着かない様子
武者小路 勇姫 :
「パフォーマンスのほうに必死でメイクとかよう練習してへんかったな……ま、リンカさんが言うならええか!」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ♪そんな事しなくても貴方は綺麗よ…♪
それに、勇姫ちゃんの衣装だとお化粧控えめな方が凛々しさ際立って魅力増すと思うわよ?」
自信持ってと励ます様に囁く
武者小路 勇姫 :
「そう……ですか? へへ、まあやれるだけやったし、後はパフォーマンスで魅せるだけや!」
リンカ・サンスベリア :
「フフフ、彩芽ちゃんも緊張してるわね…
よしよし、こういう時は肩の力抜いて…なるべく自然体で…」
緊張した体を解す様に、後ろから肩をそっと揉んでみる
燕子花 彩芽 :
「…ずっと目を逸らしてきたことですが…人前で何かをするなんてほとんど初めてなんです…本当に今更ですがね」 肩をするするされながら
リンカ・サンスベリア :
「フフ…初めは皆一緒よ。こんな大勢の人の前で何かした事ありますって人の方が圧倒的に少ないでしょうし…ここまで来たらやるしかないって奴よ。」
クスクスっと、少し愉快そうに笑いながら肩甲骨の辺りをむにむにと解す
燕子花 彩芽 :
「…本当に、リンカさんは何というか…人を落ち着かせるのが上手ですね」
日々の仕事で凝っていそうなものだが、悲しいかなオーヴァードの力により肩こりすら無い
リンカ・サンスベリア :
「んふふ…♪褒めても何も出ないわよ♪」
嬉しそうに口をもにょもにょと動かしながら目をキュッと細める。
武者小路 勇姫 :
「メイクも良さそうやし、衣装合わせようか」
古海 天空 :
スタッフや他のアイドルと話したり相変わらず人懐っこい様子だったがすぐにメンバーのところへ返ってくる
古海 天空 :
「みんな忙しそうだね~…きんちょーするもんね!」声が聞こえたのか 衣装着るの?と勇姫ちゃんのところへ寄ってきて
武者小路 勇姫 :
「お、ちょうどメイク終わったとこやで! 今から着替えて準備やな」
武者小路 勇姫 :
衣装ケースを持って、控室に併設された更衣室へ移動する。
武者小路 勇姫 :
それなりの人数の演者がいるので少し順番は待ったりしたが、特に衣装を破壊するようなトラブルなどもなく無事に着替えを終え、控室へと戻る。
武者小路 勇姫 :
「どうかな? ちゃんと着れてる?」
リンカ・サンスベリア :
「──完璧。
やっぱりその格好だとお化粧控えめの方が映えるわね…♪」
あまりにも様になっている勇姫ちゃんの姿に思わず拍手してしまう
武者小路 勇姫 :
「そ、そうすか……どうも!」 衣装のマントが引っかからないように端を持ち上げながら照れくさそうに言う
燕子花 彩芽 :
「はい…いよいよ本番ともなると、より一層似合って見えますね」
古海 天空 :
「わぁ!かっこいい!」高めの椅子からピョンと降りると勇姫ちゃんのまわりをウロチョロして
武者小路 勇姫 :
「思ったよりは見れそうな感じで、よかったわ」 ”勇者”をモチーフとした衣装と聞かされたときはどうなるかと思ったが、黒ベースにネオンカラーという組み合わせは普段の勇姫の着こなしに近いものもあり、違和感は少なかった
燕子花 彩芽 :
「私ですね…」
燕子花 彩芽 :
「ハァ…未だに慣れませんが…」 詳しいビジュアルはTwitterのメディア覧を参照しよう!
武者小路 勇姫 :
「何言ってるんですか? バッチリですよ!」 苦笑いではない、素直な感想
燕子花 彩芽 :
「いえ…これは何度も言っていることではありますが、腿出しと言うのは学生の時分より遥かにハードルが上がってるんですよね…フリルも中々…」 スカートを左右に揺らしながら自身の腰回りを見ている
古海 天空 :
「んー、そうかなぁ?かわいいと思うけど…」首を傾げて衣装を眺めて
武者小路 勇姫 :
「あー、ま~気になりますよね。ウチもへそ出しやから……今はまあええんやけど……」 絞ってない時期には着れないなと思いながら
燕子花 彩芽 :
「もちろん、ここまで来た以上…気にしながらのパフォーマンスなんてしませんが。私はこんな感じですか」
リンカ・サンスベリア :
「そうそうその意気よ♪
だってすっごく似合ってるもの!気にしちゃう方が勿体ないわ!」
キラキラと目を輝かせて
古海 天空 :
「それに、ほら!あやちゃんボクとおそろいだよ~」頭のリボンを両手で指差す、天空の衣装は黒と水色の動きやすそうなスタイル、髪はポニーテールにまとめてリボンをつけている
燕子花 彩芽 :
「確かに…リボンの元気さに差異がありますが、同じ形ですね。快活で朗らかな印象を受けて…古海さんにピッタリですよ」 ピコピコするリボンを見ながら
古海 天空 :
えへへ、と嬉しそうに笑って彩芽ちゃんを見上げるとリボンとポニテが揺れるように軽く身体を左右に揺らしてみせる
リンカ・サンスベリア :
「うんうん…良いわね…
ソラちゃんの服もよく似合ってる。貴方らしいわんぱくさが出ててとっても素敵だわ…」
うんうんと頷きながらソラちゃんを見つめている
武者小路 勇姫 :
「おお……さすが本職? やな! 着こなしもやけど、どんな服にもバシッと合わせる立ち振る舞いっていうか……」 語彙貧
古海 天空 :
「ふふ、このこがボクにあってくれる服 なのもあるけど…衣装は"ボクについてきてね!"って気持ちで着るんだよ~って昔おしえてもらったからかなぁ」
衣装のパーカーに触れてみせるとニコニコしながら
武者小路 勇姫 :
「ついてきてね、か……勇者やったらそのくらいの気持ちが必要なんかな」 自分の自信のなさに苦笑いする
古海 天空 :
「んふふ、ボクたち勇者さまのパーティか~…かっこいいねぇ!」 空いた時間で勇姫ちゃんにみせてもらったRPGゲームを思い出しながら言葉を反芻する
武者小路 勇姫 :
「そういうのは昔から姉ちゃんの役目やったからなぁ、いきなり言われてもちょっと難しいわ」 少し昔を懐かしむような、遠い目をして
燕子花 彩芽 :
「もちろん、私達も武者小路さんに引っ張られてばかりじゃありませんから。私やリンカさんもいることですし、気負わず頑張りましょうね」
武者小路 勇姫 :
「せやな! みんなが主役……なタイプのRPGがウチは好きや」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…♪パーティは皆揃ってこそ、だものね♪」クスっと笑って
武者小路 勇姫 :
「そういうリンカさんも完璧っすよ! 魔法使い帽子!」 普段から完璧だとかも思いながら
リンカ・サンスベリア :
「え、わ、私…!?」
咄嗟に自分の格好を見やる。リンカの衣装は赤と黒のラインで構成された魔法使いモチーフの衣装。ふわっとしたスカートに魔女らしい帽子がチャームポイントなスワローテイルである
武者小路 勇姫 :
「うんうん、綺麗な金髪やから赤と黒がやっぱり合うてる……!」 毎回言ってる
古海 天空 :
「わー、綺麗…!」鮮やかな赤と黒のコントラストに思わず見とれる
燕子花 彩芽 :
「普段から立ち居振る舞いが堂々としている分、様になりますね…」 一番関心してるかもしれない
リンカ・サンスベリア :
「あ…アッハハ、そうかしらね…自分の事はあまりわからないから…そう言われちゃうと何だか照れ臭いわ…♪」
そう言って顔を抑えながら後ろを振り向く
武者小路 勇姫 :
「(リンカさんもそういう反応すんねんや……)」
リンカ・サンスベリア :
…本来ならばこういった類の衣装を着ても何かを感じる事は無い。無いのだが…
『レイジに見られるかもしれない』
ほんの僅かにでもそう考えただけで、心の奥底がむず痒くなり、同時に頬が赤くなってしまう
燕子花 彩芽 :
「(超然としているのに、何処か純な乙女を感じる時がありますね)」 所感を、抱く
リンカ・サンスベリア :
「…(らしくないわ…)」
八重歯が出てしまう位に、下唇を噛みしめながら帽子のつばをギュッと抑え、落ち着くまで自分の顔を隠している
古海 天空 :
朝みんなで集合したときから気づいていたが改めて周りをキョロキョロ見回して
古海 天空 :
「……今日おじさんいないのか~、ざんねん。」 ポツリと呟く
GM :
キミたちが着替えを終え、談笑していると……スタッフと、マネージャーの三峰とわがやってくる。
スタッフ :
「Re:tryの皆さん、そろそろ本番です!舞台袖までお願いします」
三峰とわ :
「わぁ、みんな衣装素敵…!」にこ、と笑って皆を見渡してから、手を合わせる。
三峰とわ :
「……ではでは……行きましょうか!」
武者小路 勇姫 :
「おー!!」
燕子花 彩芽 :
「はい、初ステージ…頑張りましょう」
リンカ・サンスベリア :
「…えぇ。やれる限りを尽くしましょう。」
スッと表情を戻して
古海 天空 :
「はーい!」
返事をかえしてスゥ…と息を吸うとほんわかとした雰囲気をおさえて自信満々な表情に変える
GM :
古海 天空 :
「…あ、そうだ、皆!ボクあれやりたいな!」
舞台袖から客席の様子をみていたが、ふと思い出したようにみんなに振り返る
燕子花 彩芽 :
「なんでしょう?」
古海 天空 :
「『がんばるぞ!おー!』ってやつ…」
一人でそれっぽい動きをしながら どうかな?と首を傾げる
武者小路 勇姫 :
「おお、なんか気合入るかもしれんしやろうか!」
リンカ・サンスベリア :
「フフ、景気づけ…って奴かしら?
構わないわよ♪」
燕子花 彩芽 :
「私も構いません。やりましょうか」
古海 天空 :
「やった~♪ じゃあ…みんな集まって集まって~!」みんなの近くに寄るとワクワクしながら
古海 天空 :
「がんばるぞっ!!」
観客に聞こえない程度の声で
武者小路 勇姫 :
「おーっ!!」
燕子花 彩芽 :
「おーっ」 叫ぶ感は無い
リンカ・サンスベリア :
「お~っ♪」
ノリノリで腕を上げる
GM :
GM :
……視点は客席に移る。
GM :
熱気が籠った会場。先ほどまでパフォーマンスをしていたアイドルにより、観客のテンションは極限に高まっていた。
GM :
対バンライブにおいて、目当てのグループのみを見て帰るオタクは少なくない。だが、今日は違う。
GM :
世間的に、とまではいかないものの、界隈で話題となっている新「星」アイドルグループが誕生する。
GM :
それを聞きつけたアイドルオタクらが集ったことにより、会場の動員数は相当なものとなっている。
GM :
「Re:try」。現在は、ビジュアルとメンバーのSNSのみが公開されている謎のグループ。
GM :
キミたちの登壇を、観客は今か今かと待ち構えている。
GM :
……会場の証明がふっと落ちる。
GM :
会場に響く、ゲームの起動音のようなSE。通常のアイドルのライブで聴くことがない変わった音に、会場中の視線がステージに吸い寄せられる。
GM :
闇。ゲームのリロード画面を彷彿とさせるステージに……
GM :
……まず初めに、青い勇者(アイドル)の姿が照らし出された。王道のRPGを彷彿とさせる、勇ましい8bitのBGMが響く。
武者小路 勇姫 :
一回転しながら、背中の鞘に仕舞っていた小道具を引き抜く。
武者小路 勇姫 :
西洋剣を模した刀身が青く光り、蒼いシルエットが明瞭になる。
武者小路 勇姫 :
これをダイナミックに振り回し斬るように踊る、さながらRPGの必殺技のようなダンスが勇姫のパフォーマンスだ。
武者小路 勇姫 :
樹脂製の模造刀とはいえ、これを持って腕を振る際の負担は素手の比にはならない。
武者小路 勇姫 :
人並み以上の腕力を持つ勇姫でも、これをアップテンポな曲に合わせて振るのは難しい。
武者小路 勇姫 :
失敗を防ぐというという意味では、振りつけをもっとゆったりとしたものにしたり、そもそも剣を使わない選択肢もあった。
武者小路 勇姫 :
しかし、勇姫は最初に提示されたこのパートの内容に拘った。それこそが、プロデューサーの考えるベストだと思ったからだ。
武者小路 勇姫 :
「(見とってや……ウチが勇者”アイドル”になれるのか!)」
武者小路 勇姫 :
イギリスの伝統的な剣舞と、アミューズメント施設の体感型リズムアクションゲームの要素を組み合わせた独特なステップを刻む。
武者小路 勇姫 :
22年と3週間。ただ全力で、練習してきたすべてを今ぶつける!
GM :
次に照らされたのは、紫の侍(アイドル)。BGMが、和風ながらアップテンポなものに切り替わる。
燕子花 彩芽 :
舞台が暗転し、スポットライトが自分に当たる瞬間に考える。
燕子花 彩芽 :
大丈夫。踊りも歌も完璧で、段取りだって少しも漏れていない。
燕子花 彩芽 :
この場の誰よりも把握しているし、何より自らの能力がそれを裏打ちしている。
燕子花 彩芽 :
それを証明するように、半歩前へ。
燕子花 彩芽 :
それでもまだ。自分はまだ、横に並び立つ彼女らと同じ視座にいることができない。熱意は未だ足らず、遥か後方にいるだけ。
燕子花 彩芽 :
せめて今だけは、仮初でも熱を。無理にでも0を1にして、悔い無きように。せめて…共に頑張ってきた彼女達に報いることができるよう。
燕子花 彩芽 :
ただ一太刀を披露する。今はまだ、これだけで良い。
燕子花 彩芽 :
おそらく誰にも聞こえない声で。
燕子花彩芽 :
「ここで…何かが掴めたなら…」
GM :
…BGMが変わる。次に流れるのは、勇ましくもポップで可愛らしい曲調。スポットライトに照らされるのは、小さな水色の拳闘士(アイドル)。
古海 天空 :
わざと数歩下がっていたのか、スポットライトの外に微かな人影が見える…
古海 天空 :
その人影が静かに両手をあげる。
古海 天空 :
よく響く拍手の音。その渇いた音が2回鳴ると煌々とした空色のリングが2つ、暗闇に光ってみえた……
古海 天空 :
軽快なステップでスポットライトの下に飛び出すと、くるっと一回転してまるで『RPGの拳闘士』のようなポーズをきめてみせる
古海 天空 :
その場でキックや宙返り、まるでその場に敵がいるようなヒットバックまでつけて演舞のように格闘技を繰り出す、その姿はとてもとても華麗で力強く 楽しそうだ。
古海 天空 :
―――グループ結成時、天空の演技のレパートリーにこのような戦闘を想定したものは含まれていなかった
古海 天空 :
この3週間、朝は部活動の開始時間の前から・夕方はRe:tryの練習時間へ間に合うギリギリまで学校に居残り ダンス部や空手・柔道などのサークルを巡って天空なりに練習を重ねてきた
古海 天空 :
その他にも武術の動画や映画、どう動けば人は魅了されるのか、すべてを頭に・身体に・感情に叩き込んできている。
古海 天空 :
「♪」
古海 天空 :
最後の重い重い一撃を模したアッパー、そのポーズから勝利を、その笑顔から敵を倒したことが分かる。
GM :
最後に映し出されるのは、紅き魔法使い(アイドル)。BGMは途端に妖しく、敵の専用BGMと聴いても納得するような…だが、同時に可憐さもあるものに変わる。
リンカ・サンスベリア :
「っ……」
舞台に上がった直後、リンカはその熱に圧倒されていた。
リンカ・サンスベリア :
決して見くびっていた訳ではない、何度もライブの動画を見て、自分はライブが持つ熱がかなりのものであると想像していた。
──しかし、いざその身に浴びせられる熱は、自分の想定していた想い等、軽々と超えて見せた
リンカ・サンスベリア :
「(知らなかった…これ程に、この場に集まる全ての人が…『熱』を持って現れる場所があったなんて…)」
リンカ・サンスベリア :
──リンカはこの強力な『熱』に対してどう応えればいいのかわからない。応える術を知らない。
浴びせられた事のない、体験した事のない感情の大きさに、数刻頭がフリーズする……
リンカ・サンスベリア :
が、それとほぼ同時に
自分と共に今この瞬間まで練習を積み重ねて来た『彼女達』の『熱』がリンカの目に映る
リンカ・サンスベリア :
「…(そうよね。あの子達だって同じなんだもの…この『熱』に応える術を知らないなんて関係ない。今、この場に立ったのなら…私のやるべき事はただ一つ…)」
リンカ・サンスベリア :
「(今、この場で、私達を見てくれている彼らに…彼らの想いに…)」
リンカ・サンスベリア :
「(ただ、全力で…応える!!!)」
リンカ・サンスベリア :
携えられた三日月のステッキをそっと空に翳し、観客達に微笑みを浮かべ、舞い始める。
リンカ・サンスベリア :
蝶の様に華麗に舞い、蜂の様にキレのある動きを入れる。
ソラちゃんに教えて貰ったダンスのテンポを、体全体で想い返すように、時に軽やかに、時に鮮やかに、只々全力で、自分に出来るパフォーマンスをして見せる。
リンカ・サンスベリア :
「──ふぅ。」
そうして曲の終わりと共にカーテシーを披露した彼女は、あくまでも可憐な態度を崩さないまま一歩下がり、後ろの彼女達と並んで見せる。
GM :
ぷつり、と切れるBGM。その後、ノイズと共に嵐のように荒れ狂うスポットライト。メンバーらは各々のポジションに移動する。
GM :
……会場は再度暗転する。そして始まるのは、ゲーム的な響きを持つシンセティックなメロディー、軽やかながらも響くビート。
GM :
パッと照らし出されたアイドルたち。RPGのパーティーのような統一感と煌めく個性、ライトに照らし出されて輝くネオン。
GM :
ワァ、と観客から大きな歓声が上がった。
GM :
GM :
……そして、キミたちもまた、ここでようやく客席を目視することとなる。
GM :
目の前には、顔、顔、顔、顔。予想以上に大勢の人間が、そこにいた。
GM :
メンバーによっては、自ら招待した客がいるはずだ。…彼らについても、簡単に見つけることができる。
GM :
アーティストの言う、「ファンのみんなの顔が見えているよ」という言葉が、嘘ではないことを実感するだろう
リンカ・サンスベリア :
「……スゥ…
みんな~~!!!!今日は来てくれてどうもありがとう~~~!!!!!」
小さく息を吸った後、普段の彼女であればまず出ないレベルの声量が飛び出す
リンカ・サンスベリア :
「私達もまだまだ盛り上がって行くから、もっと沢山、た~~くさん、貴方達の『熱』を、私達に見せて!!!楽しみにしてるわ~~~!!!!!」
心から楽しそうに、弾む様な声色で会場の皆に語り掛ける
GM :
オオオオ!!!と響くオタクの雄叫びに近いレスポンス。比喩ではなく会場が揺れ、キミたちはさらなるプレッシャーを浴びる。
武者小路 勇姫 :
見たこともないテンションのリンカの様子に驚きつつも、観客席の一角に目をやる。
武者小路 勇姫 :
「(初めましてじゃないけど、初めまして……て感じやな)」
武者小路 勇姫 :
顔を見ずともわかる。そこには、画面越しに不甲斐ない自分を支えてきてくれた戦友(シチョウシャ)たちの一団がいる。
武者小路 勇姫 :
中には自分が呼びかけない限りはこういった場には一生縁のなかった者もいるだろう。
武者小路 勇姫 :
普段とは180度違うアウェー……などではない。お互い顔を知っていても、知らなくても、自分たちは仲間だ。
武者小路 勇姫 :
「(今日はめいっぱい笑ってくれや。キャラじゃなさすぎてウケるやろ)」
武者小路 勇姫 :
それを示すように、彼らに向けて指ピストルを向けウィンクした。
GM :
会場の一角……キミの戦友(シチョウシャ)たちはその仕草を見て、本当に射抜かれたかのようにあっと驚いた表情を見せる。だが、不安そうだった彼らはキミのレスに応えるように、慣れないペンライトをぐっと握り直した。
古海 天空 :
懐かしい感覚すら覚える会場の空気、心からの感動と興奮に珍しく演技を忘れて 観客席を見渡す
古海 天空 :
(帰って来れたんだ… ボクのずっとずっと、忘れられなかった場所…!)
古海 天空 :
あまりの熱気に眩しそうに目を細めるとマイクに入らないほど小さな声で呟く
古海 天空 :
(ただいま…!)
古海 天空 :
「……みんな~~!!!!ずっとず~~~っと……会いたかったよ~~~~~~~!!!!」
ハウリングしてしまうのではないかと思うほど大きな声で全ての観客に向けて叫ぶ
GM :
キン、とマイクどころか地声すらも会場に響き渡る。あの天才子役・古海天空がアイドルとして舞い戻ってきたことを知るファンも少なくはない。最初は畑違いかのように思われたキミだが…今の姿は、まごう事なきアイドルだ。ワッ、と大きな声が上がった。
燕子花 彩芽 :
軽く息を吐く。
燕子花 彩芽 :
両親は…呼ばなかった。ネットに詳しいわけでもないから、私にはたどり着かないだろう。
燕子花 彩芽 :
クラスメイト達も…呼ばなかった。どうせ、私のことなど覚えてはいない。或いは、影の薄いいちクラスメイト程度の認識しかないだろうから。
燕子花 彩芽 :
でも、そんな今が一番やりやすい。
燕子花 彩芽 :
今から自分が変わるなら…変えていこうと思える瞬間が、今来ているなら。
燕子花 彩芽 :
自分が向き合うべきは今目の前にいる、”ファンになりうる”人たち。0を1へと変換するならば、形だけでも過去を振り斬って。
燕子花 彩芽 :
「これから、よろしくおねがいしますね」
GM :
"前世"のないキミを見るファンの目線は……期待と不安が入り混じった、また変わった熱を帯びている。丁寧な挨拶も、アイドルらしいとは言えない。だが、キミがこのステージに立ち、伝えたいものに……皆、興味があるのだろう。ジ、とキミの動向を見つめる。
GM :
そして、パフォーマンスが始まった。各々に割り振られた歌割りとダンスをこなしていく。
GM :
デビュー曲となるこの曲は、アップテンポな曲調と、「現状を変えるために立ち上がる少女」が主人公に据えられた、明るくも火花めいた『光』を描く歌詞が特徴だ。
GM :
ダンスも激しく、1曲目の体力だからこそこなせるもの。プロデューサーが、「ここでファンの心を掴め」とキミたちに激励を送っていたことを思い出す。
古海 天空 :
(えっと…クラッドカルトくんは…目立ちたがり屋さん、なんだよね…)
任務の説明で聞いた特徴を彼女なりに解釈しながら立ち回りを考える
古海 天空 :
天空は復帰した元子役、それも知名度はなかなか高いものだ
古海 天空 :
彼女が表舞台に帰ってきたとなればそれを見に来る観客もいるだろう
古海 天空 :
ただ、このライブはRe:tryのものであって天空のものではない、目立ちすぎればクラッドカルトの機嫌を損ねてしまう可能性もあり得る話だ
古海 天空 :
(うーん…うーん、でも、ボクは………)
古海 天空 :
バレない程度に加減をした演技、天才子役の彼女には造作もないもの ただそれを天空の魂は許さすのか?否、
古海 天空 :
(ボク、全力でやりたい…!)
若干控えかけた振りを今できる全力のものへ切りかえる
古海 天空 :
(大丈夫、みんな一生懸命練習してきたし…勇姫ちゃんもきっとボクの全力に負けない…そうだよね!)
武者小路 勇姫 :
「(へへ、ハードル上げてくれるやん……!)」
武者小路 勇姫 :
一曲目の大きな見せ場、今まで片手で持っていた剣を、両手剣ほどの長さへ変形させ、上段に振り上げる。
武者小路 勇姫 :
ここまでの激しい『動』の演出とは全く異なるゆったりとした『静』の演出。照明の動きに合わせて剣を振り下ろし、闇を裂く光を表現するいたってシンプルなものだ。
武者小路 勇姫 :
しかし、シンプルゆえに誤魔化しは効かない。
武者小路 勇姫 :
照明と太刀筋のタイミング、振りの鋭さ、歌のシャウト、どれかが少しでもズレれば完全に輝きを失ってしまう恐ろしいパートだ。
武者小路 勇姫 :
でも、大丈夫。あれだけの”やりこみ”をしてきたんだから。
武者小路 勇姫 :
「(これはゲーム……。これはゲーム。これはゲーム!!)」
武者小路 勇姫 :
後ろの方で自分を応援する戦友たち目掛けて思い切り、叫び振りぬいた。
GM :
ライブハウスの小さなステージに似合わない、迫力のある舞台演劇にも似たパフォーマンス。その姿は、新人アイドルとは思えない。
GM :
キミたちを目当てに来た者も、それ以外も、構わず惹き込まれていく。
GM :
……そうして、キミたちは最終のポジションでポーズを決める。大歓声が上がり、一曲目が終了した。
GM :
拍手の中、キミたちは呼吸を整えて横1列に並び直す。人生初、アイドルとしての自己紹介をする1回目のMCの時間だ。
武者小路 勇姫 :
「みんなー!! 今日はウチら新人の晴れ舞台を見届けてくれてありがとな!」 疲れを感じさせない大きな声で呼びかける。
武者小路 勇姫 :
「ウチら人生なんやかんやあって再挑戦(コンティニュー)中のアイドル。Re:try! 今から順に自己紹介するから名前だけでも覚えていってください!」
武者小路 勇姫 :
マイクを彩芽に向ける。
燕子花 彩芽 :
「はい、正確には菖蒲(しょうぶ)色、紫担当の燕子花彩芽です」 マイクの側に少し体を倒して、いつも通り変わらず淡々と
武者小路 勇姫 :
「彩芽さん、ね。ありがとう! 次!」 どんどんマイクを向けて行く
古海 天空 :
「はい、水色担当の古海天空です!メンカラはボクの髪の色と一緒だよ!覚えていってね!」 自分の髪を両手でつまみながらパタパタ いつもよりしっかりとした声で
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃん! 元気で素晴らしい! では次!」
リンカ・サンスベリア :
二人の挨拶を見て逡巡してから
「はーい!
貴方の心を燃やす熱源!赤色担当リンカ・サンスベリアでーす♪よろしくね、皆♪」
ニコッと笑みを交えて囁く
武者小路 勇姫 :
「リンカさん、今日も笑顔がお美しい! じゃ、最後!」
武者小路 勇姫 :
「今日のMCはウチ。揺れるマントは炎のしるし! 青の勇者"アイドル"武者小路勇姫! でお送りします!」
GM :
皆の挨拶を聞き、オタクたちはわぁと盛り上がる。
GM :
……かくして、Re:tryのファーストライブは、大きな歓声の中閉幕したのだった。
GM :
GM :
メイク直しを終了後。キミたちはライブ会場の外、ロビーのような場所で待機する。
GM :
ライブ自体はまだ続いているが、その裏で、出番を終えたアイドルたちによる特典会があるのだ。
GM :
初めての特典会に、期待と不安が溢れるが……誰も並ばない、といったアクシデントはなく。キミたちの元には、それぞれ小さな列ができていた。
GM :
さて、燕子花彩芽の元にも……また一人、男性がやってきた。
オタク :
「おふっ…燕子花さん、はじめましてっ」
GM :
紫色のチェック柄シャツ、「彩芽さん」という名入りのペンライトを持つ彼は、辿々しめに挨拶をしてくる。
GM :
キミの頭の中には、ファンが来る→挨拶する→チェキを撮る→軽い会話をして終了 というマニュアルが叩き込まれているはずだ。今こそ、実践すべき時だろう。
燕子花 彩芽 :
「来てくださってありがとうございます。…?既に私のグッズが…?」
オタク :
「今日は彩芽さん目当てなんで!アッアッ、これはですね、自作したんですよねぇ、作り方があるもんで、ハイ」
GM :
突然早口で捲し立てるその姿は、見る人によっては正直気持ち悪いと感じるだろう。だが、その裏にあるのはキミを純粋に応援したいと思う気持ちだということも、同時に感じられる。
オタク :
「今日はホント、見にきて良かったァァって思いましたね、ハイ!彩芽さん美人だし、ダンスも歌もお上手で!未経験って本当ですか?」
燕子花 彩芽 :
「はい、他に経験は無いですね…運動自体は昔から得意ではありますが」
オタク :
「はえ〜すっごいですね!こう、文学少女〜って出立ちだから、アッこれは拙者の先入観なのですが、意外ですねぇ。ギャップ萌えですねぇ」感心したようにうんうんと頷く。
GM :
そうして話していると、チェキスタッフが合図をしてくる。
チェキスタッフ :
「そろそろ撮影します〜」
オタク :
「ア!失敬、失念しておりました……燕子花さん、どういうポーズが良いでしょう?」
燕子花 彩芽 :
「そうですね…私も初ライブですからこれといって…逆に何かリクエストはありますか?」 顎に手を当ててから
オタク :
「ア〜〜、いいんですか!拙者が決めて!」うんうんと唸った後、キミに向き直る。
オタク :
「それじゃあ…燕子花さん、手をこうしてくれませんか?」そう言って、サムズアップを見せてくる。
燕子花 彩芽 :
「わかりました、こうですね?」 サムズアップを胸~腹あたりに上げて
オタク :
「アッアッ、そうです!ふへ、それじゃあ…」そう言って、自分はハートの片割れのようなハンドサインで横に並び立つ。
チェキスタッフ :
「はーい、撮りますよ〜、3、2、1」
燕子花 彩芽 :
指定されたポーズをとる。笑顔…ではないかな!イメージ通りクールな顔だ
GM :
パシャ、とフラッシュが焚かれる。
GM :
チェキスタッフが、チェキを軽く乾かしてからオタクへ手渡してくる。最初は真っ白であったチェキフィルムに、先程撮った写真が薄っすらと浮かび始める…
GM :
そこに写っていたのは、満面の笑みで幸せそうなオタクと、あくまでクールな表情のキミの姿。色々と対照的な2人だが、それでも、同じチェキの中に収まっている。
オタク :
「ハァー!燕子花さん、最高です!」興奮した様子で語りかけてくるオタク。
燕子花 彩芽 :
「満足のゆくチェキが撮れたのなら何よりです。これで大丈夫でしたか?」
オタク :
「完璧です!今後もよろしくお願いします、ハイ!」そう言って、大袈裟なまでに深く頭を下げてくる。
チェキスタッフ :
「はい、お時間です〜、ありがとうございました〜」
オタク :
「アッアッもうこんな時間……燕子花さんっ!」最後、キミに呼びかける。
燕子花 彩芽 :
「はい、なんでしょう」 当然のように返事するぜ
オタク :
「これからも応援します!もっともっと、燕子花さんの色々なパフォーマンスを、表情を、笑顔を知りたいです!」
オタク :
「拙者ずっとついて行くので!だから、ア〜〜ッッスタッフさんすみません!何卒よろしくお願いしますー!!」
GM :
最後の方はスタッフに引きずられるようにして退出して行くが、手を振って去って行く。
燕子花 彩芽 :
「…ありがとうございます」 軽く手をひらと振って
GM :
……こうして、慌ただしくも特典会は終了。それぞれが得るものを得て、日は落ちていく…
GM :
GM :
ライブ終了後。一行はタクシーに乗り、合宿所もといセーフハウスへと戻る。
GM :
プロデューサー・オーメン相良より、「今日は何を頼んでも良い」と言われたキミたちは、各々好きなものを宅配で注文したり、テイクアウトしたりして、食卓へ並べていく。
GM :
なお、オーメン本人は不在である。とわ経由で、後ほど通話越しに連絡があることを伝えられていた。
GM :
さて。全員が着席し、各々に飲み物が行き渡ったところで、とわがグラスを手に話し始める。
三峰とわ :
「えぇと…こほん」慣れない様子で咳払い。
三峰とわ :
「みなさん、この3週間ちょっとお疲れ様でした。すごく大変だったと思う……本当に、よく頑張りました」
三峰とわ :
「わたしも見ていたけど、任務のための一時的なグループだなんて信じられないくらい、良いステージでした」
三峰とわ :
「多分、しばらく練習はこれまでほどキツくはならないはず。今晩はゆっくり休んでね」
三峰とわ :
「……さて!」
三峰とわ :
「みんなグラスを手に持って……Re:tryのみんなのこれまでと、これからに!」
「乾杯!」
武者小路 勇姫 :
「かんぱーい!!!」
古海 天空 :
「かんぱーい♪」メロンソーダの入ったグラスを両手で持ち上げる
リンカ・サンスベリア :
「かんぱ~い♪」
燕子花 彩芽 :
「乾杯」 静かに
武者小路 勇姫 :
グラスに注いだビールを半分ほど飲む。ライブで乾いた身体に染みわたる。
武者小路 勇姫 :
「美味い!! あ~~3週間で5曲とかムチャクチャ言われたときはどうなるかと思ったけど、なんとかなったんやなぁ……」
古海 天空 :
「むーちゃんそれビール?大人~! あっという間だったねぇ、でも…みんなと一緒だからたのしかったなぁ」 この3週間を思い出しながら
燕子花 彩芽 :
「皆もよく頑張ったね…まだ能力の制御だってちゃんと習ってない…ハズだけど…」 ウーロン茶
武者小路 勇姫 :
「お~天空ちゃんはもうちょっと大人になってからやな! ムチャクチャ大変やけど楽しかった、合宿みたいで」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、本当に…
でも、一人じゃ絶対に成し遂げられなかったと思う。」
グラスを両手に抱えながらカクテルを少しずつ飲んでいる
武者小路 勇姫 :
「……な、3週間前まで赤の他人やったとは思えんくらいよーやったと思う」
武者小路 勇姫 :
「これで”クラッドカルト”のことが少しはわかったらええんやけどな」 出前で取った寿司桶からかっぱ巻きを取って食べる
古海 天空 :
「ふふ、みんなやさしいから本当のお姉ちゃんができたみたい♪」ひとりっこだけど…、と言いながらタピオカのカップにストローを、、、刺せない!
古海 天空 :
「あれ~?ストローおれちゃう…」
燕子花 彩芽 :
「こういうのに必要なのは精密性だから…貸して」
古海 天空 :
「はい!」カップを手渡す
燕子花 彩芽 :
「こういうのは力を入れなくていいの。軽く詰まんで速度を出せば刺せるからね。最悪爪で割ろう」
古海 天空 :
「ふむふむ…」彩芽さんの手元をじっと見ながら
武者小路 勇姫 :
その様子を微笑ましく見ながら、このユニットがいつまで続くのか? 少し考えたりする。
武者小路 勇姫 :
「これからもしばらくレッスンが続くってことは、次のライブの展望とかももうあるんかな?」
武者小路 勇姫 :
「って、プロデューサー来てへんからなんも分からんけど……次は2週間で10曲とか勘弁やで」 苦笑しながらビールを一口
三峰とわ :
「アハハ、それは流石にないんじゃないかなぁ…あったらわたしがとっちめてくるね」割と冗談ではなさそうだ
武者小路 勇姫 :
「ははは、とわちゃんがそう言うてくれると頼もしいな!」
古海 天空 :
「もしかして来週もライブだったりして~…?」
彩芽さんにストローを刺してもらったタピオカを受け取ると嬉しそうにちゅ~っとキャラメルミルクティーを飲みながら
燕子花 彩芽 :
「三峰さんにとっちめられるプロデューサーは見てみたいけどね。アイドルへの情熱は見て取れるけど、無茶ぶりばかりだし…」結構大口を開けてピザ食うとる
リンカ・サンスベリア :
「フフ。確かに無茶ぶりではあったかもしれないけど…考え無しに振って来る人でも無いと思うわよ。現に、こうして成し遂げちゃったもの…♪」
武者小路 勇姫 :
「あ、ウチもピザもらい!」 皿に取って、フォークで切って少しずつ食べる
古海 天空 :
「ふふ、ボクたちを信じてくれてるんだとおもうよ。」冗談冗談~と言いながら大きなハンバーガーを両手で持ってどう食べようか悩んでいる
燕子花 彩芽 :
「支部長各々方に言えることだけど、それで当然…みたいな顔してるのが毎回腹立つの。今回は特例で顔すら見えないけど」
武者小路 勇姫 :
「UGNってなかなかヤバい所なんスね……うちの姉ちゃんの職場も大概大変そうやったけど、こんな感じの無茶ぶりが毎回飛んできたらたまらんよほんま」
リンカ・サンスベリア :
「そうねぇ…それだけ私達の事を高く買ってくれてるって事なのでしょうけど…お上の人達って変にプライド高い所あるからねぇ…」
ポテトを一本摘まみながら難しそうな顔で呟く
武者小路 勇姫 :
「(……なんか、こういう会話してるとちょっと大人になったような気がすんな)」 しみじみ
リンカ・サンスベリア :
「…でも、貴方の頑張りは近くにいる私達がよく知ってる。今回も、本当によく頑張ってたものね、彩芽ちゃんは…」
おしぼりで手を拭きながら呟いた後、そっと彩芽ちゃんの頭を撫でる
燕子花 彩芽 :
「………お母さんみたいになってるけど…」 少し気恥ずかしそう
リンカ・サンスベリア :
「あら、私は構わないわよ?
どちらかと言えばお姉さんって呼ばれる方が嬉しいけど♪」
なーんてねと小さく笑いながら
武者小路 勇姫 :
「(なんか……珍しいことしてるはずやのに不思議と違和感がないな?)」 リンカの包容力に驚きつつ
リンカ・サンスベリア :
「…勇姫ちゃんもしてあげましょうか?」
首をかしげながら、やや揶揄い気味に問いかける
武者小路 勇姫 :
「あはは、じゃあちょっとだけお願いしよかな?」 おどけながら頭を少し下げて
リンカ・サンスベリア :
「んふふ、意外と甘えんぼさんね。勇姫ちゃんも…♪」
朗らかに笑いながらそっと頭に手を添える
リンカ・サンスベリア :
「──今日のライブもとっても素敵だったわ。
あんなに大勢の前だったって言うのに、それでも貴方は、自分の在り方を貫いてた…本当にかっこよかったわ。」
耳元で優しく囁きながら、髪をすくように頭を撫でる
武者小路 勇姫 :
「……リンカさん……へへ、ウチ、ちゃんとやれてたなら良かった」
武者小路 勇姫 :
「(……昔、オカンもようこういう風にしてくれたな。仕事も大変やのに、ウチが学校から帰ってきたらちゃんと迎えてくれて)」
武者小路 勇姫 :
「ありがとう。なんか……懐かしい気分になったわ」 リラックスした笑顔で
リンカ・サンスベリア :
「どういたしまして。
私で良かったらまたいつでもしてあげるわよ?」
リラックスした勇姫ちゃんの表情に、自分の事の様に嬉しそうに目を細めながらヒラヒラと手を振って見せる
武者小路 勇姫 :
「ほな、また懐かしさに浸りたくなったらお願いしようかな? でも、あんまこんなことしてたらファンの人らに悪いわ」 冗談っぽく
燕子花 彩芽 :
「どうなんだろう…ファン的には」 そういう需要、存じない
武者小路 勇姫 :
「ファンといえば、ライブに来てた人ら、凄かったな……ステージから見たらあんな感じなんやって」
武者小路 勇姫 :
「彩芽さんとこなんか、終わったあとの特典回も結構来とったし凄かったですね。なんかえらい熱心なファンも居てはったし……」 横に居ても熱気が伝わってきた
燕子花 彩芽 :
「実際、驚いた。自作のグッズなんてそんなに一般的なの?」
武者小路 勇姫 :
「あー、作ってる人おったな~。仲間内に配ったりして」 ファン目線、思い出す
武者小路 勇姫 :
「っていうか、凄いですねその人。まだライブもしてへんのにガチなやつやん」
燕子花 彩芽 :
「私にそこまで入れ込んでくれるのはありがたいけど…ちょっと申し訳ないかも。”クラッドカルト”をどうにかするためのグループなわけでさ…」 オタクに申し訳ないという気持ち、あります
武者小路 勇姫 :
「あ……せやった。彩芽さんは別の支部から出向してはるんですもんね……」
武者小路 勇姫 :
「(っていうか、そうやん。だいたいがこの問題片付けるまでの活動やもんな……)」
古海 天空 :
「えっ、あ…そっか……」今思い出したように驚いた声をあげると少し俯いて
古海 天空 :
(なんもかんがえてなかった…みんなやめちゃうのかな…?)
武者小路 勇姫 :
「でも、彩芽さんのアイドル姿見れへんようになるのは寂しいな~あれ良かったのに」 終わりが見えた寂しさを誤魔化すようにおどけてみせる
燕子花 彩芽 :
「UGNの業務に戻らないわけにはいかないからね…一人でゆっくりする時間も好きだし…ただ、少なくともそれまでは頑張らないとって、ね」
リンカ・サンスベリア :
「フフ…未来の事なんて誰にもわからないわよ。
この先、『Re:try』がどういう軌跡を辿って…どんな終着点に行きつくのか、なんてそんなの誰にも予想出来ない。」
リンカ・サンスベリア :
「予想出来ないからこそ、そんな未知の事に怖がってたって後で悔いが残るだけだわ。
だから私達は今この瞬間を全力で生きて、全力で楽しむ。いつか迎える終わりが来た時に、やり残したことが無いように…悔いが無いって思えるように…ね。
少なくとも、私はそうあるべきだと思ってる。」空になったグラスを鳴らしながら、謳う様に
武者小路 勇姫 :
「リンカさん……へへ、そうですよね! こんな貴重な挑戦、じめじめしてたら勿体ないわ!」 残ったビールを一気に飲み干す
燕子花 彩芽 :
「……それもそっ…か…いつも通り…とりあえず何かやってみないと…」 彩芽もお酒に手を伸ばそう
古海 天空 :
「…うん、そうだね!」リンカちゃんの言葉を聞くと笑顔で頷く
武者小路 勇姫 :
「お、飲みますか? 注ぎますよウチが!」
古海 天空 :
「でも…ボク、まだまだ芸能人…ううん アイドルやめる気なんてないから!お仕事としてのRe:tryがおわっても、みんながやりたかったらそのときはまた一緒にがんばろ!」ね?と首を傾げて笑いかける
武者小路 勇姫 :
「みんながやりたかったら……か。ええな。その時は頑張ろうや!」
燕子花 彩芽 :
「そう、ね。まだ続けたいと思えたなら…その時は」おねがいね、ムシャちゃんに注いでもらいながら
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。私としては、いつまででもこうしてていい位なんだけど…♪」
困った様に笑って
武者小路 勇姫 :
「じゃ、明日からまた頑張るために今日はいっぱいリフレッシュしよ! イクラもらい!」 寿司桶から輝く粒を取り
古海 天空 :
「あ、じゃあボクおさかな食べたいな!これたべていい?」マグロとサーモンが並んでいるのを見るとみんなに聞きながら
武者小路 勇姫 :
「ええよええよ、プロデューサーも言うとったしな!」
リンカ・サンスベリア :
「……いつまでも、ね。」
そんな事が不可能である事は自分がいちばんよくわかっている筈なのにね、と。空になったグラスを手の中で回しながら、心の中で小さく呟く
リンカ・サンスベリア :
わかっている。今の自分『持ちすぎてしまっている』と…身に余る幸福は、いつか、気付かぬ内に自らの手を砂の様にすり抜けて行くのだと
リンカ・サンスベリア :
──それでも。ここまで胸が躍ったのは、ここまで心地が良かったのは、ここまで楽しかったのは自分にとって初めての経験だったから。
だから…この先自分がどうなるのか、理解していながらも、私は…この違和感をわざと見落とす他無かったのだ。
GM :
……一方。
GM :
未来について談笑していた勇姫は……ふと、とわが黙り込んでいることに気付く。
GM :
雰囲気を見て笑ってはいるが……どこか、愛想笑いのようにも見える。心ここにあらずといった様子だ。
武者小路 勇姫 :
「……とわちゃん? もしかして……ちょっと疲れとるかな?」 違和感を感じつつ、言葉を選んで
三峰とわ :
「……!」声をかけられてハッと気づく
三峰とわ :
「あ……ご、ごめん、そうかも……」
三峰とわ :
「あ……え、えっとね!みんなのライブ、凄かったなぁ、って思っていて……お腹もあまりすいてないからぼーっとしてたみたい」
三峰とわ :
「……ごめんね、心配かけて」……その言葉に、嘘はない様子だ。
武者小路 勇姫 :
「全然! めっちゃ頑張っとったもんな。ウチは勝手に盛り上がってるけど、とわちゃんは無理せんとゆっくり休んで!」
武者小路 勇姫 :
「(……なんか、なんやろ。気のせいならええんやけどな……)」 笑顔の下に不安の影が差す
GM :
2人がそうして曖昧な会話をしていると……
GM :
ぴぴ、という通知音と共に、とわの端末に連絡が入る。画面には「オーメン相良」と表示されていた。
GM :
通話越しとはいえ、彼と話すのは随分久しぶりになるだろう。
三峰とわ :
「あっ……ごめんみんな、プロデューサーから!少しだけ耳を貸して…!」
GM :
そう言って、ビデオ通話を繋ぐ。
オーメン相良(通話) :
「久しぶりだな、Re:tryの皆。お疲れ様、よくぞ今日まで頑張ってくれた」
古海 天空 :
「…! わーいオメンのおじさんだ!ライブ大成功だったよ~!」とわちゃんの言葉にパッ!と顔をあげると嬉しそうに通話画面に向かって手を振る
オーメン相良 :
「とわくんから話は聞いている。素晴らしいライブだったとな。今日は出向くことができなかったが、後ほどビデオを見せてもらおう」天空に対して大きく頷く。
武者小路 勇姫 :
「久々やな~プロデューサー。本番来ぇへんかったけどそんな忙しかったんか?」
古海 天空 :
「うんうん、おじさん居なくてざんねんだったなぁ…おつかれさま!」勇姫ちゃんの言葉に頷く
燕子花 彩芽 :
「そうですね…初ライブでしたから」
オーメン相良 :
「申し訳ない。私の従者がもう少し利口であれば、職務を従者に任せて飛んでいきたいところだったが……あいにく、叶わなかった」じっと下を見る。あのオーメンがこのような姿を見せるのだ、本当によほど残念だったのだろう
オーメン相良 :
「……まだ今後もライブの機会はあるはずだ。君たちのアイドルとしての姿は、また改めて拝見させてもらおう」
武者小路 勇姫 :
「そうかー、じゃ、次に向けてしっかり準備させてもらうわ」
古海 天空 :
「…ふふ、楽しみにしてるね♪ ライブはステージでみなきゃだもん!ボクたちもそれまでにたくさん練習しなきゃね!」俄然やる気が出たように
オーメン相良 :
「……ああ。よろしく頼む」キミたちの姿に、どこかほっとしたような声色。演者本人が楽しんでいること、少なくともすぐにやめたいという雰囲気ではないことを喜ばしく感じているようだ。
オーメン相良 :
「……さて。ではまず、君たちには言わねばならないことがある」真剣な声色で、キミたちに向き直る。
武者小路 勇姫 :
「な、なんや改まって……」
古海 天空 :
「…?」持っていたタピオカの容器をテーブルに置きながら
リンカ・サンスベリア :
「…どうしたの?改まっちゃって。」
オーメン相良 :
「この3週間……無茶振りをしてすまなかった」
オーメン相良 :
そう言って、深々と頭を下げた。
オーメン相良 :
「アイドル経験者がいるわけでもない中、流石に無茶なお願いをしたと自覚している。謝って済む問題でもないが、負担をかけた。申し訳ない」
武者小路 勇姫 :
「あ、ははははは! なんや今更そんなことかいな」
武者小路 勇姫 :
「大変やったけど、余計なこと考える暇もなくて身になったし……ウチ自身も勉強になったからま、結果オーライよ」 もう気にしてない風で
古海 天空 :
「…んふふ、そうだよ~!ボクも久々にいっぱい練習できてたのしかったから だいじょーぶ!」少し驚いた顔をするが勇姫ちゃんの言葉に同意するようにニコニコする
オーメン相良 :
「……ありがとう」しみじみと呟き、背もたれに寄りかかる。
燕子花 彩芽 :
「まぁ…業務ですからね。後からそう言っていただける分まだマシかなとは思います…実際武者小路さんの言う通り、貴重な経験はできたので」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…それに、アレはアレで私達のポテンシャルを信じてくれていたって事の表れなのでしょう?プロデューサーさんは、出来もしない無茶ぶりをするような人じゃ無いものね?」
クスっと笑って
オーメン相良 :
「…指示されて、それをやるかどうかは、また別だろう。UGNにおける任務に慣れた2人にとっても、今回は初めてのことが多く大変だっただろうと認識している」
オーメン相良 :
「だが…君たちの働きのおかげで、”クラッドカルト”については当面放置しておいても問題ないはずだ。協力に感謝する」
武者小路 勇姫 :
「おお、そこまでわかってるんやな。じゃあしばらくはライブ以外のこともできる感じか」
オーメン相良 :
「その通りだ。今回は、折り入って次の任務に関する相談のため通話をかけさせてもらった」
オーメン相良 :
「君たちの休息を邪魔するわけにはいかんからな、手短に進めよう」
オーメン相良 :
「……君たちには、次に…勇姫くんを狙う” らみぃどらいぶ!”の調査をお願いしたい」
オーメン相良 :
「私が見ている限りで、目立った動きはない…だが、油断は禁物だ。明日以降、協力を頼めるか」
武者小路 勇姫 :
「もちろん……っていうかウチは自分のことやしな。やれることはやるで」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、そうね。私はその子達の事はよくわかってないけれど…
勇姫ちゃんが狙われてるんだもの。放って置けないわ」
コクリと頷いて
燕子花 彩芽 :
「もちろんです、プロデューサー。当初よりその予定でしたので」
古海 天空 :
「どういう子達なんだろう~…なにを調べればいいの?」
オーメン相良 :
「うむ。調べてほしいのは、彼女らの家……というと語弊があるな。UGNの任務風に言うならば、潜伏場所だ」
オーメン相良 :
「私は引き続き、別の案件に携わっていてな。しばらく協力できない。申し訳ないが、頼んでも良いだろうか」
古海 天空 :
「おうちって、勝手にはいっていいのかな…… お仕事だからいいのかな?」不安そうに呟くが勝手に自己解決して わかった!と返事をする
武者小路 勇姫 :
「普段どんな生活してるのか、ちょっと想像つかへんな…」
燕子花 彩芽 :
「当然、問題ありません。UGNは…諸々例外その他ありますが、凡そ超法規的機関です。レネゲイドの力を用いて無法を働くのであれば、そういった部分に手を入れることを躊躇しません」
リンカ・サンスベリア :
「わ……」
お仕事モードの彩芽ちゃんを見て少しびっくりしてる
オーメン相良 :
「彩芽くんの言う通りだ。今回、任務に初めて参加する2人にとっては引き続き慣れない対応となるだろうが、周囲の先輩各位に教わって対応するように」
古海 天空 :
「はーい!」元気に返事を返す
武者小路 勇姫 :
「よろしくお願いします」
オーメン相良 :
「良い返事だ。これからは、オーヴァードとしての訓練も本格化させてくれて構わない」
オーメン相良 :
「では、私はこの辺りで……皆、良い夜を」
GM :
そう言って、オーメンは通話を終了した。
古海 天空 :
「…おじさん、まだお仕事あるのかな?いそがしそうだねぇ~」真っ暗になった画面を見てそう呟きながらタピオカをぢゅ~っと飲む
武者小路 勇姫 :
「分身使ってあんなやから本当に寝る時間もないって感じやな……」
リンカ・サンスベリア :
「…そういえば…えっと、らみぃどらいぶ…だったかしら。その子達ってどういう人…?なのかしら。」
私よくわかってないのよね…と続けながら
古海 天空 :
「あ、そうだね!ボクもしらないや…!」リンカちゃんの言葉に頷く
武者小路 勇姫 :
「こういう奴らや」 スマホでチャンネルのトップページを見せる
燕子花 彩芽 :
「アイドルグループの二人ですね。…オーヴァードであることを抜きにして少々問題のある方々ですが…」
燕子花 彩芽 :
「他タレントの悪評や醜聞を面白おかしく扱い、他方に迷惑をかけたりなんかをしていますね…」
武者小路 勇姫 :
「ウチらが思ってるようなアイドルを想像したら違うかもしれんな……」
古海 天空 :
「わ、かわいいね!双子さんみたい………」勇姫ちゃんのスマホの画面を見ながらそう言うが途中でそうじゃなかったと頭を軽く振る
リンカ・サンスベリア :
「……悪評や醜態を面白おかしく…ね。
そう、この子達が……」
勇姫ちゃんが見せてくれたトップページに目を通しながらボソリと呟く
燕子花 彩芽 :
「今風には『炎上を煽る』…ですか。私も好きなグループが迷惑を被ったので、私怨が少しあります」
古海 天空 :
「炎上……」ポツリと呟いて画面を眺める
三峰とわ :
「素行も悪いけど、ムシャちゃんのことも平気で手にかけていたからね。……油断はしない方がいいと思う」少し怒ったように表情をむっとさせている
リンカ・サンスベリア :
「……やっぱり、今の時代にも居るのね。そういう人って」
誰にも聞こえない位に小さく、ポツリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「…まっ、実際に見てみない事には何も始まらないけど…少し億劫ね~…」
ぐいーっと背を伸ばした後に溜息を吐く
武者小路 勇姫 :
「な、なんかエライ実感ありますね……とにかく頑張りましょ!」
古海 天空 :
「……」はわわ…という顔でみんなを見回すとトタトタ早足で冷蔵庫まで向かって
古海 天空 :
「…ほら!みんな、ケーキたべようたべよう~!きょうはライブのお祝いだから!おしごとはそのあとで…ね?」2段に重なったケーキ屋の箱をもってきてニコニコしながら
リンカ・サンスベリア :
「…ごめんなさい。
気を遣わせちゃったわね。」
よしよしとソラちゃんの頭を撫でる
武者小路 勇姫 :
「おお、豪華なケーキやん! 嬉しいなぁ」
リンカ・サンスベリア :
「そうね。今鬱屈になっても仕方ないわ
明日頑張る為にも、今は全力で楽しみましょうか♪」
仕切り直すようにポンっと手を叩いて
燕子花 彩芽 :
「ではいただきましょうか」フォーク持ってこよ
三峰とわ :
「あっ…そ、そうだね、ありがとう天空ちゃん!わたしお湯沸かしてくる!」紅茶用に
古海 天空 :
「あやちゃん、とわちゃんありがとう~!」箱を開いてどれにしようかな~と選んでいる
GM :
束の間の休息。また明日からは、オーヴァードとしての任務の日々が始まる。
GM :
だが、その日踏み出した一歩は、確実にキミたちの生きる世界を変えてしまうものだった。
GM :
……その旅路の先は、果たしてどこなのか。
GM :
シーン終了。
GM :
Scene07 情報収集①
GM :
さて、ここからは情報収集シーンです。項目は以下の通り。
GM :
・「らみぃどらいぶ!」について
<情報:UGN、裏社会> 6
・三峰とわと彼女を取り巻く噂について
<情報:噂話> 7
・エゴサ(※調べなくても問題がない項目)
<情報:噂話> 3
GM :
3つしかないよ、そしてエゴサについてはやらなくても進行に問題はないです!
GM :
登場する方は宣言と、あとダイスまで振っちゃって大丈夫です!購入ある方はその後にお願いします。
古海 天空 :
1D10+36(1D10+36) > 2[2]+36 > 38
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 36 → 38
古海 天空 :
「らみぃどらいぶ!」について調べます!
GM :
どうぞ!
古海 天空 :
2dx(2DX10) > 5[5,5] > 5
GM :
はにゃ〜失敗です!財産点1点使えば割れるけど、再登場も可能よ
古海 天空 :
侵蝕低いし財産点使っちゃいます~!
GM :
了解!では1点減らしておいてください(ステータス欄で管理するとやりやすいかも)
GM :
では情報公開〜
system :
[ 古海 天空 ] 財産点 : 3 → 2
GM :
・「らみぃどらいぶ!」について
(情報:UGN、裏社会 6)
2人組アイドルグループ。メンバーは黒色担当の「あみぃ」と白色担当の「らむね」。
晒し系配信者を本業として活動する、アイドル界の問題児。
本名は「四ツ谷 亜美(あみ)」と「一ノ瀬 来夢(らむ)」。年齢は共に15歳。中学校時代の同級生であり、家庭内トラブルを抱える者同士で意気投合。高校には通っておらず、現在は都内で二人暮らしをしている。
2名がオーヴァードであるという記録はなく、FHやゼノス等に籍を置いているという情報もない。しかし、単独でこのような事件を起こすとは考えにくい。裏で別のオーヴァードが糸を引いているものと考えられるだろう。
ファンによる目撃情報や、生活水準、動画に映る家の間取り等の情報から、彼女らの自宅を特定する事に成功した。
GM :
こんな感じですね。また次のシーンとかで、他のメンバーに情報共有お願いします!(かくしかでOKです)
古海 天空 :
あいさ!
GM :
他、購入判定とかしたいですか?特になかったら再登場してエゴサも振ってもらえると!
古海 天空 :
購入は特にないです!エゴサ振ります~
古海 天空 :
1D10+38(1D10+38) > 5[5]+38 > 43
GM :
どうぞ!
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 38 → 43
古海 天空 :
4dx+1(4DX10+1) > 7[2,3,4,7]+1 > 8
GM :
こちらは難なく成功!では公開
古海 天空 :
イエーイ
GM :
・エゴサ
(情報:噂話 3)(※調べなくても問題がない項目)
現在、Re:tryは異例のスピードで名が知れ渡っている。アイドルに興味が無い者まで耳にする、とまでのレベルには至らないものの、美少女揃いである事、素人でありながらもパフォーマンスランクが中々の物である事、現活動者や元芸能人が在籍している事などから、界隈の中ではかなり注目されているようだ。
特に、青色担当である武者小路勇姫の人気が高くなっている様子が見られる。
GM :
以上です!
古海 天空 :
ありがとう!どんどん目立ってこうな…
GM :
購入判定とかも変わらずなさそうかな、もしなかったら次の方!
古海 天空 :
ないです~どぞどぞ!
武者小路 勇姫 :
いきますわ!
武者小路 勇姫 :
1d10+47(1D10+47) > 10[10]+47 > 57
武者小路 勇姫 :
・三峰とわと彼女を取り巻く噂について 調べます!
GM :
了解です、どうぞ!
武者小路 勇姫 :
3dx+2>=7(3DX10+2>=7) > 9[1,1,9]+2 > 11 > 成功
GM :
成功!では、なんか別のことを調べていたはずなのに情報に気づいてしまいます
GM :
・三峰とわと彼女を取り巻く噂について
(情報:噂話 9)
一年ほど前まで絶対的な人気を誇っていた、元カリスマ的アイドル。愛!Myセカイのピンク色担当。本名は芸名と同じ。
可愛らしいルックスとふくよかな体型、高いパフォーマンススキルと惜しみないファンサービスが評判で、地下アイドルの中でも群を抜いた人気を誇っていた。しかし、熱愛報道で炎上し、それを理由に卒業。以来、表舞台を去っていた。
彼女の炎上について、元ファンの間で囁かれている説がある。
それは、「三峰とわは自ら炎上したのではないか」という説だ。
記事に用いられた写真の枚数の多さや、変装などもせず明らかに三峰とわであるとわかる姿で出歩いていた事などが不自然であると指摘されている。
また、報道が出る少し前まで、報道とは別の男性と交際していたのではないか、という噂も流れている。これは炎上時、匿名掲示板に「前に一緒に歩いていた男と違う」との書き込みがあった事に基づくものだ。当時はその他大量の書き込みに飲み込まれてしまったが、もしこの書き込みが真実であれば奇妙だ。
武者小路 勇姫 :
なんだと~~~????
GM :
なんなんじゃろなぁ……
GM :
現時点出せる情報は以上です!未登場の人とも情報共有してくれていいよー
GM :
GM :
……デビューライブの翌日。キミたちは以前と変わらぬ様子で、合宿所のリビングに集まっていた。
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 47 → 57
GM :
昨日オーメンに依頼された情報を収集し、共有するためだ。ちなみにとわはRe:tryの次回ライブに向けた打ち合わせがあるとのことで、席を外している。
武者小路 勇姫 :
「……情報共有しよか」 自前のゲーミングノートパソコンを開いて、地下アイドル関連の知り合いからのタレコミをもとにいろいろ調べている
燕子花 彩芽 :
「はい、よろしくお願いします」 席に着くぜ~
古海 天空 :
「はぁい!」魚の柄のノートを抱えながらみんなのところにやってくる
リンカ・サンスベリア :
「……」
勇姫ちゃんの様子に僅かな違和感を覚えつつ席につく
武者小路 勇姫 :
「じゃあ、『らみぃどらいぶ!』について情報ある人!」
古海 天空 :
「ボク!調べてきたよ!」元気に挙手
武者小路 勇姫 :
「おお、じゃ、天空ちゃんどうぞ!」
古海 天空 :
「うん! えっと、らみぃどらいぶ…学校の子たちが知ってたからお話きいてきたよ!なんだかみんな困った顔してた…」天空は芸能関係者が多く在籍している学校に通っているようだ
古海 天空 :
「15歳…ボクより1つ年下さんだ……」ノートを開いてそう呟くと"らみぃどらいぶの情報"をみんなに共有します
燕子花 彩芽 :
「15歳…まだそんな歳なのに…」 前途多難すぎて少し可哀そうにすら思ってきている
武者小路 勇姫 :
「じゅ……15であんなことしてんのか……。逆に言うと、まだ15やからこそ分別つかんのかもしれんな」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…裏で操っている人が居る…って言うのも納得がいくわ。」
武者小路 勇姫 :
「っていうかあいつら個人情報出しすぎやろ。自宅特定されてるやん……」
燕子花 彩芽 :
「親元も離れていて、親身に諫める人間もいないでしょうし…なんというか…気の毒に思えてきた気もします。こちらで保護できれば良いのですがね」
武者小路 勇姫 :
「世の中をよう知らんのをいいことに、都合ええ斥候みたいに使われてるんかもな」
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。
まだ『戻れる』位置に居てくれればいいんだけど…」
思案に耽りながらポツリと
古海 天空 :
「……そうだねぇ」 年齢も近く親元を離れていることに少し思うところがあるのか俯いて
古海 天空 :
「…あ、みんなは?なにか情報みつかった?」顔をあげて問いかける
武者小路 勇姫 :
「あー……そうやな……」 一応セーフハウスの様子を確認して
武者小路 勇姫 :
「ウチも『らみぃどらいぶ!』の事を調べてたけど探し方がようわからんくて……ただ、代わりって言ったらアレやけど、とわちゃんについて気になることがな」
古海 天空 :
「…? とわちゃん?」
燕子花 彩芽 :
「”バイト・ミー”…何か?」
武者小路 勇姫 :
「一年前に、とわちゃんがアイドル引退したんは知っとると思うけど、それについていろいろ……噂やで、あくまで噂」 と言いながら共有します!
リンカ・サンスベリア :
「…そう、そういう事…
──お疲れ様、勇姫ちゃん。」
先程の違和感に納得しつつ、ただ一言だけ労いの言葉を掛ける
武者小路 勇姫 :
「はは……気使わんでも大丈夫です」
武者小路 勇姫 :
「本当のところどうなんかは、結局本人の口から聞かな……ウチが勝手に噂で凹んでても時間の無駄なだけですから」
リンカ・サンスベリア :
「…そう。
やっぱり強い子ね、貴方は…」
慈しむ様な目線で見つめながら
武者小路 勇姫 :
「そ、そうすかね……情報共有はこんなもんかな? 他になんか話したいことあれば」 少し照れながら
燕子花 彩芽 :
「………任務そのものとは関係が無いのかもしれませんが…」軽く手を挙げて
武者小路 勇姫 :
「はい、彩芽さん!」
燕子花 彩芽 :
「今の噂…本人に内容の確認をとるつもりはありますか?」
燕子花 彩芽 :
「もちろん、”とれ”ということでは無くてですね。…こういった生活をしている以上…聞いても、聞かずとも…思う所があると思うのです」
武者小路 勇姫 :
「ああ……それなんやけど」
武者小路 勇姫 :
「ウチから直接何か聞くことはもうない。本人が言いたいって言うまではな」 事も無げにそう答える
燕子花 彩芽 :
「………なるほど。では、私からは何も」 少し身を前に傾けていたのを戻して
武者小路 勇姫 :
「……大丈夫ですよ。この件についてはたぶん、みんなが思てるよりは」
武者小路 勇姫 :
「だいたいそんな緊急性ある話とちゃうしな。今は『らみぃどらいぶ!』を何とかせなアカン!」
武者小路 勇姫 :
「ほかに言うときたいことある人!」 元気よく、空気を換えるように
古海 天空 :
「えっと…お仕事とあんまり関係ないんだけど、いいかな?」ひかえめに手をあげる
武者小路 勇姫 :
「なんでもええよ! せっかくみんな集まってるんやし、雑談でも」
古海 天空 :
「えへ、じゃあ…」
古海 天空 :
「ボクね、今日学校でライブの感想いっ~ぱいもらってきたんだ!うれしくてちょっとだけ調べちゃった! むーちゃんすごく褒められててね……」照れたように笑いながら話し出すとエゴサの情報を共有します
武者小路 勇姫 :
「ええ!? ウチがか?? ホンマにそんな言われてるん?」 自分の評判が怖くてエゴサできない人間
リンカ・サンスベリア :
「あら、別におかしな事じゃないと思うわよ?
あの時の勇姫ちゃん、隣からでも『熱』が伝わって来る位輝いてたもの♪」
クスクスっと、自分の事の様に嬉しそうに笑って
燕子花 彩芽 :
「パーティのリーダーである勇者が一番人気を博している…喜ばしいことではないですか?」 少しおどけたように
武者小路 勇姫 :
「そ、そうなんや……特典会の感じやとまあそこそこかなってくらいに思ってたけど……」 少し動揺
古海 天空 :
「かっこよかったもんね~むーちゃん!ボクもがんばらないと…!」
武者小路 勇姫 :
「(……みんなはともかく、ウチなんか”クラッドカルト”の力でなんとかやれたらええなってくらいやったんやけど)」
武者小路 勇姫 :
「でも誰が一番とかはともかく……Re:tryの評判が上々っていうのはめちゃめちゃ嬉しいことやな!」
リンカ・サンスベリア :
「フフ、それはそうね…
皆が頑張ったって事の証左だもの。とても喜ばしい事よ…♪」
ソラちゃんの頭を撫でながら頷く
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃんが復帰したってわかったらみんな放っておかんやろうし、次も頑張らなアカンな!」
古海 天空 :
「フフ…そうだね!これからもみんな一緒にがんばろうね!」ひとりで がんばるぞ!おー!の動きをしている
武者小路 勇姫 :
「おお……!」 小さく拳を上げ
武者小路 勇姫 :
とわの噂についてまとめたメモに目を落とし、少し考える。
武者小路 勇姫 :
「(……ウチは、もしかしてこのまま、本当にアイドルになってしまうんか?)」
武者小路 勇姫 :
「(本当に大丈夫なんか? ウチになんかに務まるんか……?)」
武者小路 勇姫 :
今更、当たり前になりつつあったことを疑う。その答えは出そうもない。
GM :
GM :
こうして、キミたちは"らみぃどらいぶ!"の住処を探ることに成功し……実際に、彼女たちの元に出向く運びとなったのであった。
GM :
Scene08 小悪魔たちのアジト
GM :
登場PCは全員です。登場侵蝕をお願いします。
武者小路 勇姫 :
1D10+57(1D10+57) > 10[10]+57 > 67
リンカ・サンスベリア :
1d10(1D10) > 1
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 57 → 67
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 10
古海 天空 :
1D10+43(1D10+43) > 4[4]+43 > 47
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 58 → 68
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 43 → 47
GM :
都内某所のマンション。そこは、駅からやや遠い、閑静な住宅街に位置している。
GM :
エントランスには常在している警備員と、監視カメラが配置。また、部屋はオートロック付きであり、エレベーターは訪問階にしか着かない仕様となっている。
GM :
……ここが、"らみぃどらいぶ!"の2人の住処。15歳が住むには、あまりに豪華なマンションだ。
GM :
しかし、ブラックドッグの能力者にとっては、これらのセキュリティに意味は無い……とわの手により、容易かつ安全に侵入できた。
GM :
キミたちは、らみぃどらいぶ!の二人が住む部屋に向かうべく、廊下を歩いている……
武者小路 勇姫 :
「なんか……随分いいマンションに住んでんねんな」
リンカ・サンスベリア :
「ね、こういうのってもっとこう……ザ・隠れ家!みたいな場所に居てもおかしくないと思ってたけど…」
燕子花 彩芽 :
「二人で親元を離れているわけですし、敵も多いでしょうから…良いセキュリティの部屋に住むと言う観点でも、それなりの場所にいなければいけないんでしょう」
武者小路 勇姫 :
「どっかから活動資金出てんのか……それとも炎上系ってそんな儲かるんか……?」
古海 天空 :
「2人で住んでるんだよね?すごいなぁ…」珍しそうにキョロキョロしながら
三峰とわ :
「うん、15歳でこれはすごいと思う…セルフプロデュースと動画配信、全部自分たちだけでやっているからこそ、こういうところにも住めるんじゃないかなぁ」
武者小路 勇姫 :
「凄いな、ウチなんか子供部屋の半分くらいのアパートに住んでんのに……」 支出が多すぎる人間
GM :
こうして、一行は彼女らの住む部屋の前に辿り着く。インターホンを押すが、返事は無い。
三峰とわ :
「んー……不在、なのかな。……折角だし、中の調査をしちゃおうか」そう言って指先からぱちりと火花を飛ばしつつオートロックを外す。部屋の鍵が難なく開いた。
燕子花 彩芽 :
「まぁ…調査と言う点では不在の方が都合が良いですが」
リンカ・サンスベリア :
「…何か私達の方が悪い事してる気になって来るわね…」ボソリと
古海 天空 :
リンカちゃんの言葉にコクコクと頷く
武者小路 勇姫 :
「ちょちょっと覗くだけや。お邪魔しまーす」
三峰とわ :
「そうだよ、2人とも気にせずにね。……よしっ」そう言って、扉を開く。
GM :
家の中は、一言で言えばゴミ部屋だった。
GM :
脱ぎ捨てられた服や飲み終わったペットボトル、メイク用品や裁縫道具、ぬいぐるみ等が散乱している。生ゴミが放置されていない事だけが救いだ。
GM :
また、リビングやキッチン、洗面台・風呂といった主要の場所に向かう為の獣道が出来ていた。
武者小路 勇姫 :
「アカンアカン! 整理しろや!」 通行の邪魔な物を部屋の端に積み上げる
三峰とわ :
「……これは調査するにしても時間がかかりそうだね…」ちょっと嫌そうに表情をむんと顰める
古海 天空 :
「わ、これって避けて歩いた方がいいよね…?」片付けたくて若干うずうずしている
リンカ・サンスベリア :
「…(こういうの見ると無性に片づけたくなっちゃうわね。)」
ややうずうずする腕を抑えつつ、何か目ぼしいものは無いかキョロキョロし始める
燕子花 彩芽 :
「最悪本人らにバレてもそこまで問題はありませんが…ちょっと…いよいよ痛ましさを感じますね」 探索~
三峰とわ :
「それじゃあ…何か、例えばFHとかゼノスとか、オーヴァードに関わるものがないか探してみようか」
GM :
こうして、キミたちは汚部屋の捜索を開始した。
GM :
だが、しばらく探すも、何も見つからない。バックに居る人間はおろか、FHやゼノスなど、オーヴァードに関わる組織の気配が全くないのだ。
古海 天空 :
「んー…ふつう?のお部屋だねぇ……あ、このドライヤーぼくももってる…」窓際で服に埋もれて放置されたドライヤーを発見
武者小路 勇姫 :
「こういうのが今流行ってるんか……?」 掘り返しても衣類の山
燕子花 彩芽 :
「電化製品が服の下に…危険ですね」 火事とか、火事とか
リンカ・サンスベリア :
「色々忙しいんでしょうけど…それにしても杜撰ね…」
むずむずを抑える為に控えめに物を整理しつつ手掛かりを探す
古海 天空 :
「…このドライヤーね、ボクの髪でもすぐ乾くんだよ~♪」流石に元の場所には戻せないのでこっそり洗面所へ片付けに行く
GM :
では、天空が洗面所に向かい、ドライヤーを片付けようとした時…妙な事に気づく
GM :
……二人暮らしであるはずの家。だがそこには、歯ブラシが3本立っていた。
古海 天空 :
「…んー?」ふと目に入った歯ブラシの本数に首を傾げる
古海 天空 :
「……ねぇねぇ、らみぃどらいぶ!って2人で住んでるんだよね…?」洗面所から顔を覗かせるとちょいちょいと控えめに手招きをして皆を呼ぶ
燕子花 彩芽 :
「そのハズですが」
武者小路 勇姫 :
「情報やとそんな感じやったな。何かあったん?」
古海 天空 :
「歯ブラシがね…3本ある……」少し不気味に感じているのかポツリと伝える
武者小路 勇姫 :
「3本? 誰か出入りしてるってことか……?」
燕子花 彩芽 :
「おー…」 微妙な顔
リンカ・サンスベリア :
「掃除用…って線は無さそうね…」
部屋の惨状を見ながら
三峰とわ :
「2人のプライベートはどうでもいいけど……でも、これは気になるね……」
武者小路 勇姫 :
「こんな厳重なマンションまで入ってきてるってことはそれなりの仲間やろな……」
三峰とわ :
「うん。…少し、注意した方がいいかも」そう言ったところで、とわがパッと顔を上げる。
三峰とわ :
「……何?どこかで、音が…」
GM :
そう言って、洗面所を飛び出し、部屋に無造作に投げ捨てられていたテディベアを拾い上げる。
GM :
キミたちがそちらに視線を向けると……テディベアの方からも、まるで「視られている」ような感覚を感じる。
GM :
確認すると…瞳の奥がキュ、と音を鳴らして動く。
……そこに仕掛けられていたのは、監視カメラだ。
三峰とわ :
「!!!」驚いたようにテディベアを放り出す。
武者小路 勇姫 :
「なんや!? ぬいぐるみちゃうんか!?」
燕子花 彩芽 :
「監視カメラですか…すぐに破壊を」 良ければそのぬいぐるみは吹き飛ばしてしまおう
リンカ・サンスベリア :
「…まぁ、もう遅いでしょうけど…」
破壊されるぬいぐるみを横目にしつつ、軽く肩を竦める
武者小路 勇姫 :
「侵入されるのも想定のうちってことか……!!」
燕子花 彩芽 :
「仕方ありません、何か来るようであれば迎撃を。ぶっつけですが大丈夫ですか」 鞘に納めたままの刀でぬいぐるみを叩き潰した後、初心者二人に
古海 天空 :
「……ぅ、」壊れたぬいぐるみを見ると一瞬怯むがハッと我に返ったように目を逸らすと彩芽さんを見上げて
古海 天空 :
「だ、だいじょうぶ…!」
武者小路 勇姫 :
「大丈夫じゃないけど、やるしかないんやろ……!」 ファイティングポーズ
GM :
カチャカチャ……バタン!
GM :
そうしているうちに… 凄まじい音と共に、二人が家に上がる。
"らみぃどらいぶ!" :
「「………」」
GM :
2名は一行を見渡し……一瞬、何が起きているのかわからない、といった野良猫のような表情を浮かべる。
GM :
だが、しばらくした後、いち早く我に返ったあみぃの方が口を開く。
あみぃ :
「…はにゃ~!?何アンタら、ストーカー!?」
武者小路 勇姫 :
「ちゃうわ!! ウチの顔忘れたんかい!」
らむね :
「わかるわよ!くっ、まさか追われる側になるだなんて……私たちがあまりに魅力的だったのね!」美しさは罪だわ、と頬に手を当てる
らむね :
「……じゃない!これって……撮れ高なんじゃなくて?」そう言って、スマートフォンを取り出し、キミたちにカメラを向けてくる!
三峰とわ :
「わ……わ、ちょっと待って!それはダメ、させない……っ!」そう言って、慌てた様子でとわが指を鳴らすと……らむねの手にしていたスマホが、パチンとショートを起こした。
らむね :
「キャ…!?」驚いたように手からスマホを取り落とす。
武者小路 勇姫 :
「おお! 流石とわちゃんや……!」 一瞬ビビって顔を隠すが、すぐにチャンスと見る
三峰とわ :
「ふふん…とか言ってる場合じゃないよね!みんな、ここは一旦逃げた方がいいと思う!」焦った様子で
武者小路 勇姫 :
「せやな! これが拡散されたらさすがに不味い!」
燕子花 彩芽 :
「侵入に対してここまでペースを崩さないとは…そうですね、退却を」 ショートしたスマホをそのまま真っ二つにしてこ
らむね :
「わー!?ま、待ってちょうだい、これ……普通に犯罪っ……!!」ガラクタと化したスマホの死骸を抱きつつ、何やら抗議している
古海 天空 :
「炎上どころかおまわりさんに捕まっちゃうよ~…!」じり…とさがって玄関に向かおうとしながら
三峰とわ :
「……で、では〜…お邪魔しました!!」そう言って、皆を玄関の方に誘導しつつダッシュ
武者小路 勇姫 :
「悪いけどウチも一回斬られてるからな、これでお相子や!」 振り返らずダッシュで逃走!
リンカ・サンスベリア :
「…皆元気一杯ね。」
ポツリと溢しながら颯爽とその場を去る。
古海 天空 :
「ド、ドライヤー!床に置いちゃだめだからね~~!」 慌てて皆を追いかけてゆく
燕子花 彩芽 :
「殿は私が」 玄関付近にある家具を引き倒して封鎖しておこう
あみぃ :
「ぎゃー!?な、何、本当にアンタら何なの──!?」
GM :
背後からあみぃの悲鳴が聞こえるが……そんなことに構う暇などない。キミたちは、難なくこのマンションから脱出することに成功した。
GM :
……撤退後、らみぃどらいぶのSNSアカウントからライブ配信が行われた。
GM :
内容は、「同業者に家に凸られて、しかもスマホは斬られるし家具はめちゃくちゃにされた」というものである。証拠写真はあるが、どれもこれも非現実的な光景だ。リスナーも信じてはいない様子だが…2人は、ぷりぷりしながら言葉を続ける。
あみぃ :
「いい!?ああいうのはね、一回とっちめなきゃわからないのよ!『同業者』ちゃんたち、どうせ見てるんでしょ〜!?」
らむね :
「名前を出されたくなければ……同じ会場で『対バン』しましょう。……その場で白黒つけてあげるわ。覚悟しなさい」
GM :
2人は、ある対バンイベントの名を挙げる。飛び入り参加が許された、特殊なイベントのようだ。
GM :
……目に見えた挑発。会場で何かを仕掛けられる可能性を危惧するメンバーもいるだろう……だが、彼女らの語り口からして、恐らくは勢いでものを言っているようだ。
GM :
もし彼女らを倒すのであれば、これは絶好のチャンスなのかもしれない。
GM :
ライブ当日は戦闘となるだろう。
GM :
シーン終了。
GM :
Scene09 クエスト:モノクロ小悪魔を退治せよ!
GM :
登場PCは全員です、登場侵蝕をお願いします
武者小路 勇姫 :
1D10+67(1D10+67) > 7[7]+67 > 74
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 67 → 74
リンカ・サンスベリア :
1d10(1D10) > 10
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 1
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 52 → 62
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 68 → 69
古海 天空 :
1D10+47(1D10+47) > 2[2]+47 > 49
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 47 → 49
GM :
……そうして、ライブ当日。
GM :
キミたちは、自分たちのライブの準備をしていた。あれからも数回ライブを経たおかげか…なんだかんだ、準備にもだいぶ手慣れてきた。
GM :
だが、肝心の"らみぃどらいぶ!"の2名は、中々楽屋にやって来ない。
武者小路 勇姫 :
「来ぇへんな……来てもどんな顔して会ったらええのかわからんけど……」
古海 天空 :
「うーん、まずは…勝手におうち入っちゃってごめんなさい、かな……」最初の言葉を考えている
リンカ・サンスベリア :
「…今更怖気づく様な子達には見えなかったけどねぇ」
髪を整えながら呟く
燕子花 彩芽 :
「別に謝罪をする必要は無いと思いますが…こういうのは割り切りも大事ですよ」 眼鏡拭いてる
古海 天空 :
「そうかな?じゃあ、そうしよっかな…!」彩芽さんの言葉に頷いて
武者小路 勇姫 :
「でも、あんだけすぐに怒りの配信してた割にはライブでケリ着けようなんて、堂々としてんのかしてへんのかようわからん奴らやな」
三峰とわ :
「実は戦いたい、とかはあまり思ってないのかな…どういうことなんだろうね」横で首を傾げながら、勇姫のマントを整えている
武者小路 勇姫 :
「それならもっと平和に生きて欲しいけど……向こうは2人やから普通に戦っても不利やから、とか?」 とわちゃんにサンキューのサインを出しながら
燕子花 彩芽 :
「さぁ?直情的な性格のようですし…あの場で宣戦布告をしたにしても、改めてどう振舞うか考えている…とか。引っ込みもつかなさそうですが」 リボンピッピ
古海 天空 :
「自信があるんだと思うな~…"らみぃどらいぶ!"に。」彩芽さんの横でリボンを整えながら勝手に納得しているように呟く
武者小路 勇姫 :
「まあ、それはそれとしてなんか……みんなサマになってきた感じがしますね」 リボン整えてるのを見ながら
リンカ・サンスベリア :
「…フフ、そうね。
あれから何回かライブも経験して、立派なアイドルの雰囲気が完成されつつある感じがするわ。
勿論、勇姫ちゃんも含めてね♪」
衣装を着こなしている勇姫ちゃんを見てニコッと笑う
燕子花 彩芽 :
「元々タレントみたいなものですから…一目に触れるための下地ができていたのかもしれませんね」 一緒に褒めちゃお
古海 天空 :
「むーちゃんお話も上手だもんねぇ~」褒める褒める
武者小路 勇姫 :
「はは……そない褒められてもなんか困るっちゅーか……」 複雑そうに笑う
武者小路 勇姫 :
「ライブの度にファンも仰山来はるようになってさ、それは嬉しいことなんやけど……ホンマにこれでええんかなって」
武者小路 勇姫 :
「もちろん、”クラッドカルト”をどうにかするためにも、Re:tryにはもっと人気になって欲しいんやけど……」 俯いて言いよどむ
三峰とわ :
「……心配しているの?このまま人気になってしまうことを」と聞きながら、自分自身が心配そうな表情で
武者小路 勇姫 :
「……正直言うと、ウチは怖い」
武者小路 勇姫 :
「今までがアイドルじゃなかったなんてことはないけど、本当に”アイドル”になってしまったら……」
武者小路 勇姫 :
「いたら嬉しいけど、いなかったら別にそれはそれでいい場末の配信者とは全然話が違う。それはもうウチだけの道ではなくなってしまう」
武者小路 勇姫 :
「本当に自分がそんな存在になってしまっていいのか、それが怖い」 ぎゅっと震える手を握る
リンカ・サンスベリア :
「──なっていいのか、か。
うん。勇姫ちゃんらしい悩みね」
スッと立ち上がり、彼女の方へ近づく
武者小路 勇姫 :
「……ウチは、今まで何にもなれんかった。親の期待にも応えられんし、自分の道もちゃんと見つけられてへん」
武者小路 勇姫 :
「ずっとそのままじゃダメやってわかってるけどさ、今回も心のどこかでだぶんそうなるやろうなって思ってた。だから、周り見ないで必死になってやってこれた」
武者小路 勇姫 :
「なのに……苦労してやっとRe:tryがモノになりそうやってときになって、ウチは本当にそれでええのかわからへん」
武者小路 勇姫 :
「ゴメンな、急にこんなこと言って……」 いつものおどけるような明るい声が、弱弱しく震えていく
リンカ・サンスベリア :
「いいのよ、謝らなくて。
人間なんだもの、悩むときもあれば弱音を吐きたくなる時だってあるわ…むしろ、破裂する前にこうして話してくれた事を、私は嬉しく思う。」
微塵も迷いのない、包容力を含んだ声色で返す
武者小路 勇姫 :
「リンカさん……」
リンカ・サンスベリア :
「でもね、勇姫ちゃん。
敢えて厳しい事を言わせて貰うのであれば…そこで悩むべきはこれでいいのか、じゃないわ。
貴方が、そうなりたいのかどうか。大事なのはそこよ」
リンカ・サンスベリア :
「人間は理屈や理念だけで動く生き物じゃない。
時には気持ちや心…感情で動く事もあるわ。
そしてそういう行動が、良い影響を及ぼす事もある…だから、あらゆる行動に正解なんて無いし、そんなものがあった所で誰にもそれはわからない。」
リンカ・サンスベリア :
「なればこそ!大事なのは自分がどうしたいか、なのよ、勇姫ちゃん!
貴方が持つ想いの力が、その『熱』が、あらゆる事象に伝播し、影響を及ぼしていく。そしてそれは、貴方自身の想いで、プラスにだって、マイナスにだって作用するわ。」
リンカ・サンスベリア :
「考えてもみなさい。
自信が無い人が起こす計画に、着いて行きたいと思う人はいるかしら?悩みを抱えてる人の行動に、惹かれる人はいるかしら?いえ、居ないわ。そんな人居る筈がない…マイナスな想いは、マイナスな結果しかもたらさないのよ。」
リンカ・サンスベリア :
「だから、大事なのは貴方がどうしたいか…貴方がどれだけ本気で、アイドルをやりたいと思っているのか…!!
その想いが本気であればあるほど…その『熱』が熱ければ熱いほど…周りは貴方に伝播され、輝いて行くのよ。そして、その『熱』がちゃんと伝わったのであれば…結果としてそれは、良い事に繋がって行くのだと、私は思うわ。」
武者小路 勇姫 :
「……ウチは……」
武者小路 勇姫 :
「……とわちゃんには前言うたんやけどさ……ウチのオカン、すごい医者やねん」
武者小路 勇姫 :
「いつも周りに希望を与えて、辛い病気に立ち向かう元気を与えて……みんなに頼られる、本当に本当に自慢の母親……」
武者小路 勇姫 :
「ウチは……オカンみたいな人になりたかった。でも、そんな夢は叶わんもんやと思うてた」
武者小路 勇姫 :
「でも……もしいま元気のない人が、ウチのパフォーマンスを見に来て元気を出してくれる」
武者小路 勇姫 :
「そんな素敵なことがあるんやとしたら――ウチは、それに応えたい」
武者小路 勇姫 :
「あんなネガってばっかりやったウチでも、みんなに元気与えられるんやって教えてあげたい」
武者小路 勇姫 :
「そうや、"クラッドカルト"なんか関係ない。ウチは、ウチは、Re:tryを続けたい……!」 涙声になりながら、精一杯のアンサーを返す
リンカ・サンスベリア :
「…それが、貴方の答えなのね、勇姫ちゃん。
フフッ♪とっても良いじゃない…♪やっぱり貴方は、凄く良い『熱』を持ってる…
今の貴方、とっても輝いてるわよ。」
頭を優しく撫でながら、そう力強く答える
武者小路 勇姫 :
「へへ……ありがとう。リンカさん」 袖で涙を拭い
リンカ・サンスベリア :
「──さて、と。」
勇姫ちゃんの様子を見届けた後、トコトコと楽屋内を歩いて彩芽ちゃんの後ろに立つ
リンカ・サンスベリア :
「大事なライブの前だもの。
お互い、話しておきたい事は話しておきましょうか♪」
そう言って彩芽ちゃんの肩をポンと叩く…が、彩芽ちゃんにのみ聞こえる様、耳打ちする形で言葉を続ける
リンカ・サンスベリア :
「──無茶振りしちゃってごめんなさいね、彩芽ちゃん。
でも、私の言葉だけでは、きっと『熱』が足りない…だって私達は皆揃って『Re:try』なんだもの。
…だから、貴方からもあの子に声を掛けてあげて欲しい…きっと、それはあの子にとって、大きな力になってくれる筈だから…」
リンカ・サンスベリア :
それ以上の言葉は交わさず目で合図を交わしながら、そっと彩芽ちゃんから離れる。
燕子花 彩芽 :
「私が…ですか」 少し驚いたように
武者小路 勇姫 :
「……」 静かに彩芽のほうを見る
燕子花 彩芽 :
「そうですね……前を向く理由と、その意味についてはリンカさんが言ってくれましたから」
燕子花 彩芽 :
「私からは、”共感”を。怖いというその気持ち、私にもわかります。先ほどの話を聞いてみれば、私達は少し似ている部分もあるのかもしれませんね」 不快でなければ…と、相変わらず予防線を張りながら
武者小路 勇姫 :
「彩芽さんも……すか」 意外そうな、それでいてどこか安心したように
燕子花 彩芽 :
「武者小路さんのそれとは少しニュアンスが違いますが…私も、何者にもなれずにいました。………いえ、過去形は誤りですね」
燕子花 彩芽 :
「今こうして…アイドルを体験してみても……皆さんとの生活は楽しいものではありますが、未だ掴み切れていない。自身が本気でこの活動に臨めていたかどうかを疑ってしまいそうです」
燕子花 彩芽 :
「それでもなんとなく…今回は、もしかしたら…という気もするんです」
武者小路 勇姫 :
「……たぶん……その予感は、ウチも感じてます」 本当に同じようなことを考えているので、少し驚き
燕子花 彩芽 :
「だからこそ、私は…掴み損ねた時が怖い」 ムシャちゃんが言ったことに同意するよう頷きながら
燕子花 彩芽 :
「私たちのアイドルとしての活動が…例えば任期を終えて終了して、その時自分の心の中に何も残らなかったら。それは貴方達にも失礼で、あまりに空しい」
燕子花 彩芽 :
「だから、武者小路さん。私も…”怖い”のが分かります」
武者小路 勇姫 :
「そっか……」
武者小路 勇姫 :
「ウチだけやないんですね……怖いんは」
武者小路 勇姫 :
「ありがとうございます。話してくれて」 少し憑き物が落ちたように、柔らかい表情になる
古海 天空 :
リンカちゃんの傍でふたりの会話を静かに聞いていたが、笑顔で頷き3人の輪に入ると口をひらく
古海 天空 :
「…いま気付いちゃった…ボク、Re:tryのメンバーだけど Re:tryの大ファンだってこと。」
武者小路 勇姫 :
「大ファン……!?」
古海 天空 :
「ふふ、」勇姫ちゃんを見上げてニコッと笑ってみせる
古海 天空 :
「…ボクね、皆と会う前に…アイドルなんてやっていいのかな?ってちょっとだけ考えることがあったの…役者さんを辞めたころは、もう舞台に立っちゃいけないんだって泣いちゃう日もあったなぁ」
古海 天空 :
「でも…みんながボクを真っすぐ見て・笑って・元気づけてくれると 背中をおしてもらえたような気持ちになれたの」
古海 天空 :
「皆がいろんなことを考えて・悩んで・いろんな努力をして、どんどんアイドルとして輝いていく姿をみるのが毎日楽しかったんだ。」3人を順番に見て微笑む
古海 天空 :
「これってライブや特典会に来てくれる人たちといっしょの気持ちなのかな?って…」ポツリと呟く
武者小路 勇姫 :
「ファンと一緒の気持ちかぁ……」 ほんの少し前はそちら側の人間だった自分を思い出す。
武者小路 勇姫 :
「なんか……言われたらちょっと腹に落ちる感じあるかもしれん」 ライブの映像を見返して勉強するうち、みんなのパフォーマンスを純粋に楽しむ自分がいたことに気づく
古海 天空 :
「うんうん、きっとそうだよ!」勇姫ちゃんの言葉に頷いて向き直ると真剣な眼差しで真っすぐ目を見つめる
古海 天空 :
「それならボクはファンのみんなと同じで"Re:tryを応援したい"… そのメンバーには勿論むーちゃんもいる。」
古海 天空 :
「むーちゃんが ”やりたい!”って思ってくれるならボクはめいっぱい応援して、背中を推して、一緒にがんばるから」
照れたように笑うと勇姫ちゃんの手を包むように握る その力は柔らかくて優しくてあたたかい
古海 天空 :
「…どんな道を選んでもボクはずっとずっと、武者小路 勇姫ちゃんのファンだよ!」
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃん……」
武者小路 勇姫 :
「はは……ウチもいつからかな。天空ちゃんの……みんなの大ファンやった。たぶん」
武者小路 勇姫 :
「こんな風に思うの初めてで、自分がそこに関わっていて大丈夫なんかってずっと悩んでた」
武者小路 勇姫 :
「でも、さ。一番のファンにそんなこと言われたら、こんなことで悩んでるの阿呆らしいよな……」
武者小路 勇姫 :
少し下を向いていた頭を上げ、ファンに見せる決め顔になる
武者小路 勇姫 :
「……今日のライブ、今まで良い待遇で自由にやらせて貰えてたのとはちょっと違う、言ってみればアウェーのライブや」
武者小路 勇姫 :
「ここを乗り越えられた時……たぶん、ウチらは任務のために集まったメンバーじゃなくて、本当のアイドルユニットになる。上手く言えんけど、なんかそんな気がしてるんや」
武者小路 勇姫 :
「その後どうなってしまうのかは、もう誰にもわからんけど……」
武者小路 勇姫 :
「Re:tryってユニットがあって、それを応援するファンがいる。ウチはその事実をちゃんと受け入れてライブに行きたい」
武者小路 勇姫 :
「何が起こったとしても、今日は最高のパフォーマンスを見せてやろうや……!」
GM :
その様子を見て、とわが小さく笑った時のことだった。
GM :
出番を控えたアイドルが来ず、スタッフがソワソワしていたところ…
GM :
ばん!と扉が開き、「遅れてすみませぇん!」と聞き覚えのある声が響く。
GM :
あみぃとらむねの二人……”らみぃどらいぶ!”の二人だった。彼女たちは既に衣装を身に纏っている。
GM :
スタッフが「出禁にしますよ!」と叫ぶ中、へらへら「ごめんなさぁい」と手を合わせる2人は、楽屋の中でもよく目立つ。
武者小路 勇姫 :
「来たな……”らみぃどらいぶ!”」 騒がしくなったほうに目をやる
古海 天空 :
「わぁ、びっくりしたぁ…」目をまるくして扉の方を見ている
あみぃ :
「あ!前にらむねにボコボコにされていたザコ!」勇姫に人差し指を向けて
武者小路 勇姫 :
「……あの時は世話になったな。今回はちゃうで!」 散々な物言いに少し呆れながら
燕子花 彩芽 :
「相変わらず騒がしいですね…」 はぁ、とため息をつき
らむね :
「言ってなさい。……ふーん、生で見ても悪くない衣装ね」じろじろと全員の衣装を見渡す。らみどらの衣装担当は彼女らしい。ある意味では、キミたちをリスペクトをしているのだろう。
武者小路 勇姫 :
「なんや。ちゃんとチェックしてるやん……相手にとって不足はないっちゅうことやな」 遅刻してきたことは置いておく
あみぃ :
「あったりまえでしょ?アイドル、好きだし」ふん、と小ばかにしたように笑う
スタッフ :
「もう出番です!お二人ともステージに向かってください!」
GM :
スタッフに追い立てられるようにして、2人は大人しくステージへと連行されていった。……これから戦うとは思えない緊張感が、その場に残る。
GM :
とわはきょろきょろ見渡し……手を合わせて小さく笑いながら、皆に提案をしてくる。
三峰とわ :
「……なんか、すごかったね。えぇと、しばらく皆の出番まで時間あるし……2人のライブ、見学してみる?」
古海 天空 :
「…! 見たい見たいっ!」パッと手を上げる
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。
私も気になるし、見てみたいわ。」
コクリと頷いて
武者小路 勇姫 :
「……もちろん。どれほどのものか見届けてやろうやん!」 今までなら本番前に他の演者のライブを見ると自信喪失するので絶対に見ていなかったが、今回は違う
燕子花 彩芽 :
「実際気になりますね…やはりノリノリな曲が多いんでしょうか」 乗り気だズェ
三峰とわ :
「うん、わかった。じゃあ、息抜きがてら見に行ってみましょうか……!」乗り気な様子に微笑み、スタッフに声をかけてから皆を連れ立って楽屋を出る。
GM :
GM :
……こうして、キミたちは2階…関係者席に移動し、2人の入りを待機している。
GM :
BGMがグッと大きくなり、ステージに目が引きつけられると……陽気で、どこかこちらを馬鹿にしたようなシニカルな響きを持つSEが流れ、あみぃとらむねの2名が入場してくる。
GM :
そのまま、2人は客席に背を向けてスタンバイ。ステージが、始まる。
GM :
1曲目は、彼女たちの代表的な曲。ボーカルソフトを用いて音楽制作を行っている、いわゆる「P」に頼んで作成されており、キャッチーなメロディが特徴的だ。
GM :
ショート動画で大バズりした事もあるため、聞いたことがあるものもいるだろう。
GM :
しかし、彼女達は奇妙なことにほとんど歌わない。基本的には「被せ」頼りで、踊ったり、跳ねたり…
あみぃ :
「オタク〜!声を出す事だけが取り柄なんだから、もーっと大きい声出して!」
GM :
…煽ってみたり。
らむね :
「恥ずかしがり屋さん、声出しはもっと…こうでしょ!」
GM :
わー!と、2人そろってマイクに向かって叫ぶと同時に、会場のファンも雄叫びを上げる。同じように叫ぶ者、アイドルに向かって「うるせー!」と怒鳴る者。比喩で無く、会場が揺れる。
GM :
はっきり言って、歌やダンスのレベルはそこまで高くない。
GM :
そもそもろくに歌っていないし、アイドルのステージと言えるかどうかも微妙なラインだ。
GM :
だが、会場の持つ治安の悪さ、そして熱気には独特の『楽しさ』がある。
GM :
あまりにもやりたい放題なステージは、まるでアイドルとファンがコントでもしているかのような一体感を生み出していた。
武者小路 勇姫 :
「な、なんちゅうか……凄いな!」 雰囲気に圧倒されて若干のけぞり気味
燕子花 彩芽 :
「”すごい”…そうですね。何でもアリすぎて正しい評価方法を知らないと言うか…」
リンカ・サンスベリア :
「………」
彼女達のライブを真剣に、それでいて見惚れているかのように言葉を失った状態で傍観している
燕子花 彩芽 :
「アレも……ファンが望むならアリ…なんでしょうか…?」 自分らには合わないけれども…としながら
古海 天空 :
「わぁ…すごい…!」見たこともない熱気に心からそう思うように
武者小路 勇姫 :
「王道ではないけど……アリっちゃアリや、この世界こういうスタイルも」
武者小路 勇姫 :
「でも、ええやん。なんにしてもただ挑発してここに呼んだわけじゃなくて向こうも本気で勝ちに来てるってことや」
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。正直な所、私はそこまで勝ち負けを意識している訳では無いのだけど
…あの子達のライブには独特の『熱』を感じるわ。」
燕子花 彩芽 :
「ええ……ライブは…そうですね………ただ彼女達は…」 目線には、感心の他に剣呑な敵意も宿っている
武者小路 勇姫 :
「ウチはそっちは素人ですけど……わかってるつもりですよ。なんかあったら容赦はしません」
武者小路 勇姫 :
もうひとつの不安、アイドルとは別の異能者としての自分の顔。しかしもう迷いはない。
武者小路 勇姫 :
昨日までと同じように、明日からもみんなと舞台に立ちたいから。
GM :
キミたちが彼女らと相対する覚悟を決めた頃…ちょうど、ライブが終わる
三峰とわ :
「……よし。じゃあ…みんな、楽屋に戻ろ。まずは来てくれたファンのみんなのために、今できることをしよう」
三峰とわ :
「後のことは、わたしに任せて」
武者小路 勇姫 :
「……頼んだ!」 演者と、全幅の信頼を置くスタッフとして、返答
リンカ・サンスベリア :
「──そうね。
何をするにしても、まずは皆の『熱』に応えないと。」
コクリと頷いて
燕子花 彩芽 :
「わかりました。こちらも最善を尽くしますので」 普段と変わらぬ、少し冷たい様にも見える様子で
古海 天空 :
「…よし、がんばろ~!」暫く会場を眺めていたが気合を入れたように振りかえって おー!の動きをする
GM :
GM :
Re:tryのステージが終わった後。ステージ脇で構えていた2名に連れ出された先は、ライブハウスの外の裏路地であった。
あみぃ :
「ふん…よく来てくれたね、Re:tryの皆さん?」
らむね :
「悪いけど、容赦はしないわ。ここで白黒はっきりさせましょう?」
リンカ・サンスベリア :
「ふぅん…正面から挑んで来るタイプなのね、貴方達…少し意外かも。」
武者小路 勇姫 :
「なんや、今日は『対バン』ちゃうかったんかい」 わかってはいたが、おどけるように
あみぃ :
「勘違いしてんじゃねっつーの。ライブはついで!なぁんでアンタらのために時間割かなきゃならないの?」
らむね :
「わざわざこちらから出向くのが面倒だから来てもらったのよ。おわかり?」何故かドヤ気味
リンカ・サンスベリア :
「へぇ…ついでって言う割には
結構熱が入っていたように見えたけど?」
挑発的な笑みを浮かべながら
あみぃ :
「は?当たり前じゃん。ライブって楽しいでしょ?」何言ってんだ、という風な顔で
燕子花 彩芽 :
「この価値観の差というか…切り替えの早さというか……中々…」 呆れるように
古海 天空 :
「ふたりが楽しんでるから楽しかったんだねぇ~…」ほぼ純粋にらみぃどらいぶ!のライブを楽しんでいたためひとりで納得しながら頷く
リンカ・サンスベリア :
「…一つだけ、いいかしら。」
らむね :
「……?なによ」むぅ、とした顔で
リンカ・サンスベリア :
「貴方達は晒し系…?っていう立ち回りをしているのでしょう?いろいろな活動をしている人達のプライベートを盗み見て、それを公の場で暴くっていう…」
あみぃ :
「あ?うん、そうだけど?」
リンカ・サンスベリア :
「私はね、てっきり貴方達自身が『熱』を持っていないから、そんな事をしているのだと思ってたの。
…でも、さっきのライブを見て確信した。貴方達は本当にいい『熱』を持っているって…見た事の無いタイプの『熱』だったけど、だからこそ私もとても惹かれた。」
リンカ・サンスベリア :
「だからこそ、私には理解出来ない。
『熱』を持っている貴方達が、どうして人の『熱』を奪う様な真似をするのか。
そんな事、する必要が無い位に貴方達は光るものを持っているし、十分過ぎる程に輝いているのに」
悲痛さを感じさせる声で、嘆く様に問いかける
あみぃ :
「えっと…さっきから言ってる『熱』ってのが何なのか、ニュアンスはわかるんだよね?」やや困り気味に
らむね :
「でも…今ドキ、こういうのもエンタメだし、喜ぶ人がたくさんいるのよ。わかるかしら?外人さんだしわからない?」
あみぃ :
「『熱』ってなぁに?これは「違う」の?」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…簡単に言えば、人が持つ強烈な想いの力の事かしら…その想いを受けた人が思わず理屈抜きで動いてしまう程の強烈なエネルギー…
確かに、貴方達が行っている活動も一種の『熱』ではあるのかもしれない。」
リンカ・サンスベリア :
「でもね…誰かから『熱』を奪う事
それだけは、絶対にやってしまってはいけない事よ。そんな事を続けても、待っているのはきっと破滅だけ…周りだけじゃなく、貴方達自身も巻き込むとても大きな、ね…」
あみぃ :
「はいはいはーい!おりんセンセ、質問なんだけど!」キミの言葉を遮るように
あみぃ :
「……奪われる奴って、大体自分のファンから『熱』を奪ってるんだよね。それって相応の報いじゃないかにゃあ…?」ニヤニヤと笑いながら
らむね :
「そうね。これでも、全くのデタラメだけじゃないのよ。それなりの『落ち度』があるってわけ」同じく横で笑う。……意思の疎通は難しいことがわかるだろう
リンカ・サンスベリア :
「──そうね。
晒されてしまう人にもそれなりの要因があるというのは私も認めるわ。悪い事をした人間はいつかそれ相応の報いを受ける…世界というのはそういう風に回っているから。」
リンカ・サンスベリア :
「でもね…だからと言って人為的にそれが行われていい理由にはならないのよ。
ましてやそれをエンタメとして昇華してしまったら…負の連鎖が増え続けるだけよ、『おちびさん』達。」
あみぃ :
「……さっきからねちねちうるせーの。ババアかよ」ケッ、と毒づく。
燕子花 彩芽 :
「………(口の悪い…)…私からも質問が」 少し手を挙げて
らむね :
「なぁに?オバサン」初日に引き続き汚い呼び方
燕子花 彩芽 :
「(………)………レネゲイド、という言葉に聞き覚えは?」
あみぃ :
「…………………」
あみぃ :
「……なに、それ。ゲームか何かの用語?」
らむね :
「オタク?オタクなのね?」
GM :
2人は『レネゲイド』という言葉を全く知らない様子だ。
燕子花 彩芽 :
「では…貴方達が使える不思議な力について…確か魔法…と、呼んでいましたね」 納得するように
あみぃ :
「は?そうだけど…アンタもそうでしょ?あの日、動けてたんだから」
らむね :
「私たちの『魔法』の空間の中でピンピンしてたものねー」
燕子花 彩芽 :
「その魔法について…他の誰かから詳細を教えられたりは?二人だけで見つけ出したもの?」
あみぃ :
「……待って、さっきからこのやり取り何?面接?うざいんだけど」流石に痺れを切らした様子で首を傾げる
らむね :
「それ……聞いて、どうなるの?時間稼ぎ?」
燕子花 彩芽 :
「いえ、もう答える気が無いならそれでも構いません」 潔し
あみぃ :
「あそ。ま、話すまでもないよ」
らむね :
「あなたたち、全員処刑だからね〜」だぼついた袖を振りつつ
GM :
そう言って、2人はキミたちから距離を取り…あみぃは、先ほどのライブにも使っていた小道具の唐傘の柄を握る。いよいよ、戦う気なのだろう。
古海 天空 :
「…これって、”戦闘する”…ってこと?」初めての戦闘、少しだけ不安そうな顔をしてこそ…っとリンカちゃんに聞く
リンカ・サンスベリア :
「そうなるかしら…荒事はあまり得意じゃないのだけど…
…怖かったら後ろに居ても大丈夫よ?」
こそっと囁くように
古海 天空 :
「…ううん、大丈夫。」少しだけ自分の手を見るが迷いを捨てるように首を横に振り、リンカちゃんを見上げて笑うと意を決したように一歩前に出る
リンカ・サンスベリア :
「そう…強い子ね。
──いい?肩の力を抜いて、無駄な力を込めないように自然体に振舞う事。
お互い、頑張りましょうね、ソラちゃん♪」
ソラちゃんの覚悟に胸を打たれたように目を細めながら、先輩としてのアドバイスを『再び』伝える
GM :
GM :
それでは、戦闘を開始します。
GM :
"Re:try"と"らみぃどらいぶ!"は、それぞれ5mの距離感に配置されています
GM :
勝利条件は、「あみぃ」および「らむね」を戦闘不能状態にすることです。
GM :
では、ラウンド1です。
GM :
セットアッププロセスから。やりたいことある方!GMはない
武者小路 勇姫 :
エフェクト使いますよ!!《エターナルブレイズ》
武者小路 勇姫 :
行動値ダウンして攻撃力が+12されます、演出は手番で!
GM :
おけおけ!自動成功なので侵蝕だけあげといて!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 74 → 78
GM :
ありがとう!他の皆様はどうでしょうか?
古海 天空 :
ないです~
燕子花 彩芽 :
ないよ~
リンカ・サンスベリア :
無いっす!
GM :
おけおけ!ではイニシアチブプロセス!GMはあるよ、あみぃが〈時間凍結〉を使います。
GM :
皆さんはどうでしょうか
古海 天空 :
こちらもなしで!
リンカ・サンスベリア :
無し!
燕子花 彩芽 :
なし
武者小路 勇姫 :
失礼!ありません!
GM :
了解です、ではあみぃの出番ですね。
GM :
あみぃのメインプロセス。マイナーで〈シールドクリエイト〉〈ダブルクリエイト〉、メジャーで〈物質合成〉を使用。
GM :
描写入れます。
GM :
あみぃ :
「見てろよ、あたしのとっておきの”魔法”!」
あみぃ :
挑発するように舌をぺろ、と出し、舞台上でもパフォーマンスに用いていた唐傘をさす。縁から、タッセルのような金色の装飾がぶら下がる、美しい傘だ。
あみぃ :
あみぃが傘の軸に触れると、骨を通じて傘全体に炎が走る。
あみぃ :
炎は渦巻き……やがて、そこに金色の模様が花咲くようにして広がっていく。
あみぃ :
模様は金属のような重い輝きを放っており、恐らくはモルフェウスの能力によって、傘を頑丈なものへと変質させているのだろう。
GM :
GM :
では、リンカさんの出番ですね。宣言どうぞ〜
リンカ・サンスベリア :
マイナーで赤き剣+スーパーランナーで!
GM :
移動エフェクトなので行動まで宣言お願いします!
リンカ・サンスベリア :
赤き剣の方は先に処理してしまってよろしい感じ?
GM :
ごめん、赫き剣もだね。その辺はGMに聞かず処理進めちゃって大丈夫です。
リンカ・サンスベリア :
おけ!
リンカ・サンスベリア :
じゃあHP4点消費して武器生成します
system :
[ リンカ・サンスベリア ] HP : 26 → 22
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 62 → 66
リンカ・サンスベリア :
スーパーランナーの浸食の分も上げておきます
リンカ・サンスベリア :
「…ふぅ。
こういうのはあまり得意じゃないのだけど…」
溜息交じりにリンカが掌を翻すと、血の多面体が出現する。
リンカ・サンスベリア :
「でもそうね…人生の先輩として
少し…躾けましょうか。」
そしてその多面体は瞬く間に変形し、やがて深紅の小槌へと形を成した。
リンカ・サンスベリア :
スーパーランナーであみぃにエンゲージ
メジャーでコンセントレイト+鮮血の一撃+乾きの主+紅の王!
GM :
ダイスどうぞ〜 今回に限らず、宣言の後は返事待たずダイス振ってくれて大丈夫です!
リンカ・サンスベリア :
5dx+2(5DX10+2) > 6[3,5,6,6,6]+2 > 8
GM :
おりん先生コンセが入ってないです、計算面倒だし振り直しお願いします!
リンカ・サンスベリア :
すみません…
リンカ・サンスベリア :
4dx7+2(4DX7+2) > 10[3,5,6,9]+2[2]+2 > 14
GM :
ふぅむ…ワンチャン避けられそうだけど、ここはガードしましょうか。算出どうぞー
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 66 → 77
リンカ・サンスベリア :
はーい
リンカ・サンスベリア :
2d10+12(2D10+12) > 17[10,7]+12 > 29
GM :
あ、しまった氷盾の宣言忘れちゃってた!次回から入れます
GM :
ただ、いずれにせよ攻撃はほとんど通ってないようですね…演出入れますか?
リンカ・サンスベリア :
どうしようかな…今回はそんなに細かい描写入れんでもいいかな!
小槌でそのまま殴ってみた物の手応えが薄いって感じで!
GM :
了解!ではあみぃは余裕な様子で傘を構えて弾きます
あみぃ :
「はにゃ〜?躾ってなぁに?よわよわ〜♡」傘を少しずらし、にやりと笑う
リンカ・サンスベリア :
「…(とっておき…って言うだけあるって事かしら)」
感触から判断しつつ、軽く跳躍して少し距離を取る
GM :
次、あみぃ!ですが、やることは特にないので次にいきましょう
system :
[ リンカ・サンスベリア ] HP : 22 → 26
GM :
彩芽さんの出番です。
燕子花 彩芽 :
マイナーで移動!エンゲージ!
GM :
了解!メジャーどうぞ!
燕子花 彩芽 :
じゃぁ対象はあみぃで攻撃するぜ
燕子花 彩芽 :
【真菖蒲太刀】:コンセントレイト:ノイマン+マルチウェポン
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 69 → 74
燕子花 彩芽 :
らむねちゃんに攻撃すっかぁ!
GM :
思いついたように!いいよ
GM :
判定どうぞ!
燕子花 彩芽 :
(7+0+1+0)dx(7+0)+9+12-3+0 判定/100%未満/真菖蒲太刀(8DX7+18) > 10[1,3,5,6,7,10,10,10]+10[3,7,7,7]+3[1,3,3]+18 > 41
燕子花 彩芽 :
chu!ブン回してゴメン
GM :
うおーー!(鍛錬)努力しちゃってごめん
燕子花 彩芽 :
ダメージよろしい?
GM :
ではあみぃが〈砂の結界〉+〈氷盾〉を使用!カバーリングします。
GM :
これでどうぞ!
燕子花 彩芽 :
OK!
燕子花 彩芽 :
5d10+0+16+0 ダメージ/100%未満/真菖蒲太刀(5D10+0+16+0) > 32[2,5,10,5,10]+0+16+0 > 48
GM :
むんっ さっきよりは刺さります…butまだまだ倒れません
GM :
描写入れますか?
燕子花 彩芽 :
入れよう
GM :
燕子花 彩芽 :
いつも通りの戦闘が始まる。敵は、レネゲイドの詳細を知らない少女が二人。練度は中々。やることは変わらない。まず一歩。
燕子花 彩芽 :
「エージェントの攻撃を防ぐ。中々の"魔法"ですね」
燕子花 彩芽 :
「まずは…貴方から」
鯉口から少しの音も起こさず、二刀を引き抜き、振り抜く。
らむね :
「……っ!」
あみぃ :
「させるかよ!」
あみぃ :
あみが唐傘の軸を投げるようにすると、傘は大きく回転し、らむねに振り抜かれた刃を弾く。
あみぃ :
そのまま傘は回転し、あみぃの手元に戻っていった。勢いを殺しきれなかったのか、傘があみぃの手を傷つけるが……大したダメージではなさそうだ。
燕子花 彩芽 :
「やはり…惜しいですね。独学でそこまでやれるんですから…真面目に学べば、どれだけできるか」
あみぃ :
「真面目?むりむり、あみぃよくわかんなぁい」摩擦で赤くなった手を合わせて首を傾げてみせる
燕子花 彩芽 :
「今はそれでも良いですけどね」 こちらも真っ当に取り合う気はあまり無い
GM :
GM :
次はらむねの出番ですね。
GM :
マイナーで〈インフィニティウェポン〉、メジャーでコンセ+〈カスタマイズ〉使用。
GM :
対象は彩芽さんですね
GM :
10dx7+4(10DX7+4) > 10[2,2,3,3,3,4,5,6,9,10]+6[4,6]+4 > 20
GM :
リアクション等あればどうぞ!
燕子花 彩芽 :
【|"貴制線" 《ソードライン》】:切り払い+リフレックス
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 74 → 77
燕子花 彩芽 :
(7+0+1+0)dx(7+0)+9+12+0 判定/100%未満/|"貴制線" 《ソードライン》(8DX7+21) > 10[1,1,3,7,7,8,8,8]+10[2,5,6,6,9]+10[7]+10[9]+10[7]+10[10]+10[9]+3[3]+21 > 94
GM :
最高です、描写していく?
燕子花 彩芽 :
してぇな 流石に
GM :
そうわよね、では
GM :
らむね :
「あらあら、ごめんなさい…私のあみぃが優秀で♡」
らむね :
そう言いながら、彼女が腕を大きく振るうと……ダボついた衣装の袖口から、銀色の刃を伴う巨大な鉤爪が出現する。
らむね :
刃渡り50cmほどで、銀色に光っている。小柄な少女が携えるにしては、少々大きすぎる得物だ。
らむね :
「それじゃあ…処刑しちゃうにゃん♡」
らむね :
ふざけた口調の後、動きにくそうな華ロリ風の衣装を物ともせず、彩芽に向かって凄まじい勢いで接近する。
らむね :
銀の一閃。まるで素人の動きだが、暴力性は確かだ。……しかし。
燕子花 彩芽 :
襲撃者の気づけない、燕子花彩芽の前に引かれた一本の線。
燕子花 彩芽 :
その線を一閃が越えた瞬間、壁でもあるかのように、その爪が弾き飛ばされる。
らむね :
「はゔっ…!?」珍妙な声をあげ、体の軸をブレさせつつ弾かれる。これまでなかった経験なのか、驚いたように目を見開いている。
燕子花 彩芽 :
「その線から先への侵入は禁止させていただきます…確かに独学での力量としては舌を巻くものはありますが…」
燕子花 彩芽 :
「その力を振るう意味すら分からないお子様に…この線を踏ませる道理はありません」 身じろぎすら見せないだろう
らむね :
「な、なぁに、これ……知らないわよ……」ようやく視認できた線を見て、不気味そうにつぶやく。端から見ても、彼女とキミとの戦闘経験や技量が雲泥の差であることがわかるだろう。
燕子花 彩芽 :
「では続けましょう」
らむね :
「……」ジト…と睨む。ふざけて良い相手ではないと理解したのだろう。
GM :
古海 天空 :
マイナーで〈一角鬼〉+〈完全獣化〉、ハンティングスタイルでらむねに接近。
メジャーは〈コンセントレイト+獣の力〉つかいます!
GM :
了解です、判定ダイスどうぞ!
古海 天空 :
12DX+2(12DX7+2) > 10[2,3,3,3,4,4,6,6,7,10,10,10]+10[4,8,8,9]+6[1,3,6]+2 > 28
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 49 → 63
GM :
なるほど、堅実にガードしましょう。ダメージどうぞ!
古海 天空 :
3d10+19(3D10+19) > 13[7,2,4]+19 > 32
GM :
中々!らむねはもうそろそろ倒れそうですね、演出お願いします!
GM :
古海 天空 :
はーい
古海 天空 :
リラックスするように軽くステップ、ぐっと背伸びをするとリンカちゃんを振りかえって微笑む
古海 天空 :
右手の人差し指を空へ向けると悪戯っぽい顔で前を見据え、特撮番組のナレーションのように演技がかったハキハキとした声で
「――さぁご注目!ヒーローショウは派手にいかないとっ!」
古海 天空 :
スゥ…と深呼吸をする。風が髪を揺らしたように見えた、
古海 天空 :
(思い出したんだ、ボクが"あの日"みた楽しい夢…!)
数歩下がるとくるっと一回転をし、頭上で拍手を2回鳴らす。その音が響くと泡が弾けるように髪が揺れ、マーメイドのようなヒレと尻尾・手首には水のリングが現れる。
古海 天空 :
戦闘経験の浅い天空がその迷いを捨てるには"ヒーローを演じること"が何より早かった。はじめはSF映画で見るような自らの姿に戸惑ったが今は違う、
古海 天空 :
地面がひび割れるような脚力でらむねに突進すると身を低くしてボディへ頭突きをするような体勢をとる
らむね :
「……!」あからさまに自分に向かってくる攻撃を見て、む、と頬を膨らませる。
らむね :
「舐められたものね……あみぃ、手は出さないでいいわよ!」そう言い放ち、腰を低くして爪を構え……天空と接近した直後、腕を振り抜こうとする!
古海 天空 :
「…ごめんねっ!」
らむねの動きをみると更に身を低くして、振りぬかんとする鉤爪と身体の隙間に転がるように潜り込みカポエイラのように蹴り上げる
古海 天空 :
巨大な爪を振りかぶる自らの力と天空の脚力がらむねの胴体に直撃する。
らむね :
「ひにゃッ…ん゛ぅ゛……ッ!!」驚いたような表情のあと、胴が大きく蹴り上げられて宙に舞う。そのまま受け身も取れずに地面へ激突し、がは、と血と共に小さな息を漏らした
らむね :
目に見えてまともに食らった様子だが、思いの外外傷は少なく見える。綺麗に技を決められた証拠だろう。
古海 天空 :
宙に舞うらむねを見上げて自分でやったことに一瞬ヒエッ…という顔をするが、立ち上がると気を取り直したように決め台詞
古海 天空 :
「降参!するなら今のうちがいいよっ!」とても痛そうなので
らむね :
「ふにゅ…だ、誰がそんなことするかぁ…っ!」苦痛に顔を歪ませながらも立ち上がる。だが、足はふらついてきる。
あみぃ :
「ら、来夢……さ、流石にやばいでしょ、それ!」一方、あみぃは青ざめた表情だ。彼女たちにとっても、このようなことはイレギュラーな事態なのだろうか。
GM :
GM :
次、勇姫ちゃんの出番です。宣言とダイスどうぞ〜
武者小路 勇姫 :
はいな!
武者小路 勇姫 :
マイナーは不要! メジャーは▼ハートシューター(《コンセントレイト:キュマイラ》《魔獣の本能》《魔獣の衝撃》《氷の塔》)で攻撃!
武者小路 勇姫 :
対象はらみどらの二人!
武者小路 勇姫 :
11dx8+4 命中判定(11DX8+4) > 10[1,1,2,2,2,2,3,4,5,6,9]+5[5]+4 > 19
武者小路 勇姫 :
オイオイオイ
GM :
はにゃー??とはいえカバーリングするので当たりはします!
GM :
あみぃは〈炎陣〉+〈氷盾〉を使用。らむね分のダメージも背負います。ダメージ判定ダイスどうぞー
武者小路 勇姫 :
2d10+32 装甲有効、範囲攻撃なのでダメージは二倍!(2D10+32) > 14[9,5]+32 > 46
GM :
ダメージはヨシ!よかった、あみぃの方は撃破です!演出どうぞ〜
武者小路 勇姫 :
「ついにウチの番か……」
武者小路 勇姫 :
勇姫の能力はサラマンダーとキュマイラのシンドロームの合いの子。体内で生成される高いエネルギーを弾丸として射出する力だ。
武者小路 勇姫 :
覚醒してから専らアイドルとしてしか活動してこなかった勇姫は『そういう能力がある』ということを簡単なレクチャーで知っているだけで、当然実戦で撃ったことはない。
武者小路 勇姫 :
初めての本格的な"魔法"が飛び交うこの戦場に緊張で喉はカラカラだ。
武者小路 勇姫 :
――だが実戦は知らなくとも、自分はこれによく似た状況を知っている。
武者小路 勇姫 :
「(ウチみたいな戦闘の素人が、彩芽さんみたいに縦横無尽な戦い方をしようとしてもダメや)」 その場で歩みを止め、指で銃を作るように両手を前に出す。
武者小路 勇姫 :
「(戦場を三次元空間やなくて、二次元の画面として捉える。これしかない!)」
武者小路 勇姫 :
舞台上の"勇者"のようにスマートには行かないが、必死に戦場を分析する。
武者小路 勇姫 :
攻撃役のらむねをヘイト役のあみぃが庇う、アクションRPGではよく見かける構図。あみぃに騙されず、冷静にらむねを優先的に狙うようにすれば、二人の思うようには運ばないはずだ。
武者小路 勇姫 :
「これはゲーム……。これはゲーム。これはゲーム!!!」
武者小路 勇姫 :
自分を奮い立たせる呪文を唱え、画面を見据える。
武者小路 勇姫 :
脳内のクロスヘアを合わせ、瞬間、戦場は閃光に包まれる。指先から飛び出したエネルギー弾は、綺麗に目標への軌道を描いた。
らむね :
「……ッ!!」絶体絶命。またもや真っ直ぐな軌道であり、通常の彼女であれば避けられるかもしれない……だが、先ほどのダメージもありそうは行かない。
あみぃ :
「チィッ!テメェ……!!!」その様を見て、あみぃはダッとらむねの元へと向かい…傘を構え、その光弾を防ごうとする。
あみぃ :
だが、もし本気を出せばこの路地裏全体を焼き尽くせるであろう威力を、一身に受けて持つはずもない。唐傘は熱を受けて溶け出し……やがて、あみぃの手から弾き出され、あみぃもまたまともに攻撃を喰らう。
GM :
………皆が視界を取り戻した頃には…あみぃは、その場で仰向けに倒れていた。
武者小路 勇姫 :
「(こ……こんなパワーがウチの中に……っ)」 確かな手応えに一気に現実に引き戻され、血の気が引く。
武者小路 勇姫 :
「……よかった、まだ生きとるな!」 それを確認して、安堵する。感情のやり場がわからないが、なんとか最初の仕事をこなしてみせた。
GM :
GM :
ではクリンナッププロセス!だけど、おそらく何もないと思うのでそのままラウンド2にいきましょうか。
武者小路 勇姫 :
はーい!
GM :
ありがとう!そしたらセットアッププロセスです、何かある人!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 78 → 88
燕子花 彩芽 :
なし!!
リンカ・サンスベリア :
無しです~
GM :
らむねは〈フルパワーアタック〉を使います、宣言するだけタダ
古海 天空 :
なしです!
武者小路 勇姫 :
無くても大丈夫そうなのでここは使わない!
GM :
了解!イニシアチブプロセス、こちらも特にないと思うので…リンカ様の出番です。宣言とダイスまでどうぞ。
リンカ・サンスベリア :
距離離れてる…と思うのでマイナーでスーパーランナーかな?
GM :
いや、しなくていい!データ上では動いてないしエンゲージ済みだから、そのまま攻撃してもろて
リンカ・サンスベリア :
なんと!おけおけ!ではさっきと同じくコンセントレイト+鮮血の一撃+乾きの主+紅の王で!
GM :
ダイスどうぞ!
リンカ・サンスベリア :
5dx7+2(5DX7+2) > 10[2,4,8,9,9]+10[5,9,10]+5[1,5]+2 > 27
GM :
はにゃーん!後がないのでいっちょ避けてみよう
GM :
7dx(7DX10) > 10[2,4,4,5,5,9,10]+9[9] > 19
GM :
ちょっと危なくて草、ダメージどうぞ!
リンカ・サンスベリア :
3d10+12(3D10+12) > 20[9,6,5]+12 > 32
GM :
文句なしで撃破です、演出どうぞ!
GM :
リンカ・サンスベリア :
1d2 RPのパターン決め(1D2) > 1
GM :
リンカ・サンスベリア :
「…ソラちゃんがあそこまでカッコいい所見せてくれたのに
私がカッコつかないまま終わる訳には行かないわね。」
いつの間にからむねの背後に立ちながらポツリと呟き、注意を向けさせる
らむね :
「ふぇ…!?」あみぃを失った動揺で涙を浮かべていたが、後ろからの声に振り返ってさらに青ざめる。
リンカ・サンスベリア :
「──だから言ったじゃない。悪い事をしたらそれ相応の報いを受けるって。
どうする?今からでも降伏すれば、これ以上痛い目に遭う事も無いと思うけど…」
コツ、コツ、と冷めきったトーンと合わせる様に、靴音を夜道に響かせながら彼女を見下ろし、そう尋ねる
らむね :
「ひ…ひぅ……」暗闇に光る、紅い紅い瞳に怯えるように体を縮こまらせるが…
らむね :
「……う、うぁあああああ!!!!」それでも、この場で降伏することは『あり得ない』。涙を浮かべながらも、爪を大きく振りかぶる。
リンカ・サンスベリア :
「──残念ね。」
向かってくるらむねに対しそっと足を置き、態勢を崩させる。
そのままリンカは『空になった両手』を顕わにすると、この夜の祭りを終わらせるかのようにパンと手を鳴らす
リンカ・サンスベリア :
それと同時に、らむねの着地先の地面に染み込んでいた血の大鎚が、トラップの様に地面から露出し、らむねの体を弾き飛ばした。
らむね :
「───ッ」強制的に地面に転ばされかけてからの、下からの強烈な突き上げ。肺がひしゃげたのか、声にならない息を漏らして宙に弾き出される。
GM :
らむねは再度地面へと叩きつけられ…あみぃの近くに転がる。彼女たちに、もう戦えるだけの力は残っていないだろう。
GM :
"らみぃどらいぶ!"2名が戦闘不能となりました。戦闘終了です。
GM :
GM :
……そうして、街は一旦の静寂を取り戻した。キミたちは大きな外傷もなく、その場に立っている。完全勝利と言っても過言ではないだろう。
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 77 → 88
燕子花 彩芽 :
「”らみぃどらいぶ!”両名の鎮圧を完了…と」
武者小路 勇姫 :
「お……終わったんか……」 汗まみれの顔を拭う。まだふわふわとして現実感がない。
古海 天空 :
「、ぷはっ…!ふたりとも、生きてる…?」
プルプルと頭を振るとヒレや尻尾は泡のように消えて、心配そうにあみぃとらむねを眺める
リンカ・サンスベリア :
「…大丈夫よ。この位でどうにかなっちゃうほどオーヴァードはやわじゃないわ。
…一応、加減はしたし。」
天空ちゃんの傍によりながら囁くように
武者小路 勇姫 :
「そっか……そうか、ウチもあんなやられたけど生きてたしな……」
燕子花 彩芽 :
「お二人は大丈夫ですか?見た限りでは負荷もそこまでかかっていなさそうでしたが…初めての実践にしては上出来です」
武者小路 勇姫 :
「いやぁ、心臓止まるかと……UGNのみなさんて毎回こんな経験してはるんですね」 改めて感心
古海 天空 :
「うん、大丈夫!……衣装もキレイ!」返事をしながら自分の服を確認すると頷く
GM :
お互いの無事を確認し、一安心したところで……先程まで、ライブハウスでのやり取りとワーディング等の管理をしていたとわが戻ってくる。
三峰とわ :
「みんなっ……よ、よかった、怪我とかないかな……?」走ってきたのか、軽く息を切らせながら安堵したように息を吐く。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん!!! ああ……なんとか、みんな無事やで!」 その姿を見て、元気を少し取り戻す。
三峰とわ :
「それなら安心……ごめんね、お手伝いできなくて。でも、そこの二人も生きているみたいだから……うん」
三峰とわ :
「色んな意味で、良かった……」
武者小路 勇姫 :
「これで、とりあえずの危機は去った……んかな?」 自信なさげ
三峰とわ :
「うん。みんなのおかげで……そうなるはず」微笑みながら頷いて
三峰とわ :
「……えぇと、他のスタッフさんには話をつけてきたよ。Re:tryの特典会は、体力的に出られそうなメンバーが出るって……」
三峰とわ :
「それと、そこの"らみぃどらいぶ!"の二人は、一旦芸能支部で身柄を抑える手はずになっているよ。……他に、心配なところはない?」そう言って、皆を見渡す
武者小路 勇姫 :
「あー……ウチ、結構派手にやったんやけど……ファンとか、建物の中とか、被害なかったかな」
三峰とわ :
「そこは大丈夫。……ライブハウスが地下で助かったかも」ふふ、と小さく笑い
燕子花 彩芽 :
「特にはありません。……彼女らはレネゲイドのことをさっぱり知らないようなので…背景を洗う必要がありますから」
武者小路 勇姫 :
「よかったぁ……!」 大きくため息をつく
リンカ・サンスベリア :
「…私も特には無いわ。
ごめんなさいね、面倒な事ばかり押し付けてしまって…」
勇姫ちゃんの反応に思わず頬を綻ばせそうになりつつも、申し訳なさそうにとわちゃんに労いの言葉を掛ける
古海 天空 :
「とわちゃんありがとう…!」ホッと胸を撫でおろす
古海 天空 :
「ファンの人達、またせちゃってるかな…?」
燕子花 彩芽 :
「そうですね…そうかもしれません。私は全く平気ですが、どうでしょう」 ピンピンしてるぜ
武者小路 勇姫 :
「ウチも大丈夫! あとは特典会をしっかりやるだけやな!」
三峰とわ :
「ううん、みんなこそありがとう。……彩芽さんが言う通り、この二人にも事情があると思うけど……ひとまずは、みんなが無事で安心したよ」
三峰とわ :
「……ふふ、みんな体力は底なしだね。そしたら、その後の対応もお願い……」
GM :
……と、とわが言いかけたところで。
あみぃ :
「うぅ……ん……」
GM :
小さく声を漏らし、あみぃが上体を起こす。体に無理をさせ、立とうとしている様子だ。同様に、らむねも体を起こしている。
あみぃ :
「はにゃぁ……こ、これは、無理……っ、撤退!」
GM :
そう言って、その場から逃げ出そうとする。
武者小路 勇姫 :
「……あ! おいどこ行くねん!!」 手を伸ばして制止するポーズ
燕子花 彩芽 :
「復帰が早いですね…」 制圧にかかる
古海 天空 :
「あ!ま、待って…!」慌てて捕まえようと足を踏み出す
GM :
そうして、2名の逃走を止めようとしたその時だった。
GM :
……それは、その場にいた全員が予想もしなかったこと。
GM :
いつの日かの特典会にも参加していた、彩芽のオタクがあみぃの背後にふらりと現れる。手に持っているのは鉄パイプだ。
GM :
そしてそのまま、オタクは鉄パイプを力いっぱい振り下ろした。
あみぃ :
「ッ……!?」
GM :
あみぃはそのまま、何が起こったかもわからない様子で……その場に、倒れ込んだ。血は、地面に赤く、赤く流れ出していく。
らむね :
「……!?亜美!?」
GM :
らむねは叫び、あみぃに手を差し伸べようとするが…
GM :
……カチッ
GM :
突如、スイッチが切れたかのように動きを止める。そしてその後、何かに引き寄せられるかのような不自然な動きで、即座にその場から逃げ出した。
GM :
また、それと同時に、あみぃを殴りつけたオタクは、糸が切れたようにその場に倒れ込んだ。
燕子花 彩芽 :
「え、何を」 呆然
古海 天空 :
「……え、?」唖然とした表情で2人に近付こうとした足を止める
武者小路 勇姫 :
「え……な、なんで……嘘やろ……!??」 動揺して、口元を覆いながらその場に倒れる二人を見比べる。
リンカ・サンスベリア :
「…っ!」
反射的に辺りを見渡し、何者かの気配が無いか探ろうとする
GM :
周囲は驚くほど静かだ。キミが観測する範囲では、何の異常もありません。
武者小路 勇姫 :
「う、ウチの見間違いやんな……」 しかし、周囲の反応は目にした光景が事実であることを肯定するようだ。
リンカ・サンスベリア :
「…やられたわね。」
構えていた手を解きながら、大きく溜息を吐く
燕子花 彩芽 :
「……ひとまず、彼女の手当を。”バイト・ミー”」 介抱しよう
古海 天空 :
「っ、はやく…早く助けないと…ッ!」血相を変えてあみぃの傍に駆け寄る
三峰とわ :
「ッ……ぅ、あ……」あまりの衝撃に小さく声を漏らし、しばらく返事が出来ずにいたが……小さく深呼吸をして、こくりと頷く。
三峰とわ :
「……わかりました。確認をお願いします」
武者小路 勇姫 :
「……っ」 かつて旅行先で急病に倒れた人を、母親が手当した記憶が蘇る。
武者小路 勇姫 :
「おい! ウチの攻撃しのぎ切ったんやろ!! こんなことで死ぬなや!!」 必至に声を掛ける。今の自分にはそれしかできることがない。
GM :
あみぃの状態を確認したところ、まだ息はある。だが、頭部から流血し、意識を失っている。
GM :
もし彼女が非オーヴァードであったなら、即死してもおかしくない勢いで殴りつけられたようだ。体の再生が追い付いていない。
GM :
彼女を生かすのであれば、急ぎオーヴァードの医療班による治療を受けさせる必要があるだろう。
燕子花 彩芽 :
「異常ですね…あの威力は」
燕子花 彩芽 :
『こちら”貴則”、作戦行動におけるターゲットであるオーヴァード、”らみぃどらいぶ!”メンバーの四ツ谷亜美が負傷。救護班の用意をお願いします』 直近のUGN支部に連絡をしよう
GM :
最寄りの支部から、了解という返答を得る。一先ず、あみぃ……四ツ谷亜美については無事生かすことができるはずだ。
三峰とわ :
「ありがとう、"貴則(アイリスカラー)"さん」
燕子花 彩芽 :
「いえ…私達は…彼女らをわざわざ殺しに来たわけではありませんから。エージェントとして…まぁ、当然です」
三峰とわ :
「……迅速な対応をしてくれたことへの感謝もありますよ。わたし、全く動けなかったから…」きゅ、と口を結んだ後に皆に向き直る
三峰とわ :
「…みんな。あみぃちゃんの応急手当とプロデューサーへの連絡、それと……そこのファンの方の確保を、お願いしてもいいかな」
三峰とわ :
「わたしはらむねちゃんの足取りを追って来る」
リンカ・サンスベリア :
「…貴方一人で?」
三峰とわ :
「うん。……大丈夫。手負いのあの子に後れを取る事はないし、深追いはしない……また、情報は共有します」
三峰とわ :
「それに、皆にはこの場に居てもらった方が都合がいいの。……ライブはまだ続いているから、全員いなくなってしまうと会場の人達から怪しまれちゃうよ」
武者小路 勇姫 :
「それは、そうやけど……やっぱ危ないで単独行動は!」 さきほどあみぃが殴られた場面がフラッシュバックする。
燕子花 彩芽 :
「そうですね…”バイト・ミー”の言う事も一理ありますし、今は従う気ですが…正直、………失礼な物言いだとは理解しているのですが、今までの言動からして、不安が過らないと言えば嘘になります」
三峰とわ :
「……ムシャちゃん、彩芽さん。心配かけてごめんなさい、わたしが冷静じゃないのはわかってる」
三峰とわ :
「……でも、『今回のこと』はわたしがきっと一番分かってるつもりだし……それに、皆にもわかって欲しいの」
三峰とわ :
「わたしは、皆のことが好き。皆を危険に晒すことはしたくない。……皆が、わたしに想ってくれているように、わたしだって想っているんだよ」
三峰とわ :
「だから、行かせて」
GM :
そう、有無を言わさぬ調子で言い切る。
武者小路 勇姫 :
「……それが」 かつて、自分についてきて欲しいと言った彼女のことを思い出す。
武者小路 勇姫 :
「それが、とわちゃんのマネージャーとしての覚悟なんやったら、わかった……」 今は立場も含めて真逆の言葉になってしまったが、受け入れる。
武者小路 勇姫 :
「でも、何かあったら連絡してや……! 絶対な!」
三峰とわ :
「……再会してからのわたし、本当にわがままばかり。本当にごめん……全部、わたしに非があることだから」後半に向かうにつれ、声が小さくなる。
三峰とわ :
「……わかった!絶対戻ってくるから……!」
GM :
そう言って、とわはらむねの逃げた方向へと駆け出した。
GM :
……その後。皆が様々な不安を抱える中、時は過ぎて行く。
GM :
シーン終了。
GM :
Scene09.5 忍び寄るは深淵
GM :
このシーンは登場PCなし。マスターシーンとなります。
GM :
2人の少女──らむねと、追いついたとわが、都会の夜を駆けていく。人通りの少なさが幸いし、オーヴァードの能力は使いたい放題だ。
GM :
途中まで、何かに取り憑かれたような態度のらむねであったが……ふと、ハッと目を見開く。
らむね :
「……!?わ、私、亜美のこと置いてきちゃったの…?どうして…!?」
GM :
らむねの様子に、とわは眉をひそめる……が、彼女もまた任務中だ。
三峰とわ :
「あの子はみんなが助けてくれたから大丈夫…だからっ」
三峰とわ :
「あなたもこっちに来なさい!」
GM :
とわが、らむねの行く先にある電灯をむっと睨みつける。バチッ!!と激しい音と共に、電灯が破壊され……そのまま、らむねの行く手を阻むように、ゆっくりと倒れ始める。
らむね :
「キャ………!?」
GM :
彼女は叫び、すぐそばにあった路地裏に逃げ込む。だが、その先は袋小路……逃げ場はない。
三峰とわ :
「観念なさい!……早く、皆のためにも帰らないと……」
三峰とわ :
そう言って、とわが飛び込んだ先には
GM :
らむねの他に、一人の「女」が居た。
GM :
暗がりで、顔は良く見えないが、ずいぶんな長身だ。……女の後ろに、らむねはそそくさと隠れる。
GM :
女は小さく笑い、口元に指を当てる。
??? :
「……おや。まさか、お前の方が釣れるとはね」
三峰とわ :
「ッ!やっぱり……生きて……いた……!!」
三峰とわ :
険しい表情だが、足が震えている。……『彼女』には勝てない。それを、理解しているからだ。
三峰とわ :
深追いはしないと約束した。路地から抜け出し、撤退しようと地面を蹴る。が、
??? :
「もう遅いよ」
??? :
女の腰元から、大量の巨大な触手が出現する。触手は風切り音と共にとわに迫り、そのまま捕らえ、路地裏に引きずり込む。
三峰とわ :
「ッ、離して…!」
三峰とわ :
とわは、藻掻き、はぐっと触手に噛み付く。
GM :
どうやら、触手には痛覚が通っているらしい。女は痛みに目を細めると、そのまま触手をキツく締め上げる。
GM :
ぼぎゅ、と鈍い音と共に、とわの骨が折れる。数度痙攣した後、彼女はぐったりと動かなくなった。
らむね :
「……ね、ねえ。これ、しんじゃったの……?」
??? :
「オーヴァードだしこれくらい大丈夫でしょ。死んでないし、殺さないよ。ただ、少し力を込めすぎたかな…まだ本調子とはいかないみたいだ」
??? :
青ざめるらむねの頭を撫で、女は返事をする。
??? :
意識を失ったとわを、触手から解放して抱き上げる。体は熱を帯びている……既に自然治癒が始まっている様子だ。確かに死んではいないが、しばらく目覚める事もないだろう。
??? :
「来夢もお疲れ様、武者小路勇姫が来てくれるのがベストだったけど…とわを連れて来てくれたのなら、色々やりようがあるよ。彼女には借りもあるしね」
GM :
女はらむねを抱き寄せ……目元を隠す。途端、らむねの体から力が抜け、女に寄りかかるような形で意識を失った。
GM :
少女2人を触手に預け、女は困ったように笑う。
??? :
「亜美が捕まったのは誤算だったな……それだけ武者小路勇姫と『クラッドカルト』の相性が良いということ?」
「あーあ、妬けるなぁ…」
??? :
「……早くボクのものになればいいのにね」
GM :
……シーン終了。
Scene10 転落
GM :
登場PCは全員です。登場侵蝕をお願いします。
リンカ・サンスベリア :
1d10(1D10) > 8
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 88 → 96
古海 天空 :
1d10+63(1D10+63) > 5[5]+63 > 68
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 9
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 77 → 86
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 63 → 68
武者小路 勇姫 :
1d10+88(1D10+88) > 10[10]+88 > 98
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 88 → 98
GM :
同日、ライブ終了後。
キミたちは、プロデューサー・オーメン相良の呼び出しを受け、UGNプロダクションの事務所に移動した。
GM :
「プロデューサーはこれから来ます」と、支部員に通された部屋には、気を失ったままのあみぃがソファで寝かされていた。顔色は幾分かよくなっており、命に別状はなさそうだ。
武者小路 勇姫 :
「……」 ライブを終えた解放感もいまはなく、一人で行かせたとわの様子が心配で落ち着かずソファの前を行ったり来たりしている。
燕子花 彩芽 :
「”らみぃどらいぶ!”……やはり何者かの手引きを受けているのか…監視カメラ……」 今気になっていることをぶつぶつと
古海 天空 :
「むーちゃん…」落ち着かない様子の勇姫ちゃんになんと声をかけていいか分からず、いたたまれない様子であみぃを見る
リンカ・サンスベリア :
「……良かった。
意外と元気そうね」
ふむふむとあみぃを観察しながらポツリと呟く
武者小路 勇姫 :
「凄いですね……UGNの医療班」
武者小路 勇姫 :
「本当なら腰据えて黙って待ってたらいいんでしょうけど……こういうときにやれることがないと、落ち着かんっちゅーか、なんていうか……」
リンカ・サンスベリア :
「無理も無いわよ。
こっち側の人達だって未だに慣れてない人も居る位だもの…それに、そういう感覚を持ったままで居られるって、それはそれで結構大事な事なのよ?」
武者小路 勇姫 :
「なら、ええんですけど……やっぱ、みんな不安ですよね」 眉尻を下げて苦笑いする
燕子花 彩芽 :
「そうですね…UGNは組織ですから、私達には私達の仕事があるわけですが…それと感じることとは…別ですからね」 自分は随分慣れてしまいましたが…と、続けて
古海 天空 :
「……みんな、おしごとの仲間だけど友達だから…心配だよね。」戦闘やその後のことを思い出してポツリと
武者小路 勇姫 :
「今は、ウチらはウチらのできること……プロデューサーからの情報貰って考えてみるしかないっすね」
GM :
……そうして、君たちが話していると。
あみぃ :
「んぅ……」
GM :
小さな声をあげてあみぃが体を動かし、目を開く。意識を取り戻したようだ。
武者小路 勇姫 :
「おお! やーっと起きたんか、心配させよって」
あみぃ :
「……ぁ、あれ。ここ…どこ…?」勇姫の姿を見てぱち、と目を開いてから、上体を起こす。
あみぃ :
「……って、痛ッて!!!」
GM :
が、まだ痛むのか。頭を押さえたまま、またソファへ突っ伏した。
燕子花 彩芽 :
「あまり急に動かないでください。傷が開きますよ」
古海 天空 :
「わ!大丈夫!?」ソファから立ち上がってあわあわする
武者小路 勇姫 :
「ウチのプロダクションや。にしても、相当打ちどころ悪かったんやな……」
あみぃ :
「はにゃーん!!そうだ、思い出した…あたし、なんかすげー怪我して一度病院みたいなところで治療されて…」
あみぃ :
「……で、そこまではわかったけど…なんでRe:tryのプロダクションに運び込まれてるのよ」不思議そうに
燕子花 彩芽 :
「さて、その点についてはどこまで話して良いものでしょうかね」
武者小路 勇姫 :
「(本当になんも知らんって感じや……ある意味ウチ以上に……)」 冷や汗を掻く
古海 天空 :
「え、えっとね……あやちゃんがお医者さんを呼んでくれて、あみぃちゃんが起きるまでみんなで待ってたんだよ~…!、ね?」
あわあわしつつもひとまず場をおさめようとアバウトな説明をすると彩芽さんに振り返って
武者小路 勇姫 :
「そうそ、とりあえずそのことは説明せなアカンしな」
武者小路 勇姫 :
「あとはまあ……ウチのプロデューサーが来てから話そか」
古海 天空 :
「うんうん、きっとボクたちより説明上手だもんね!」勇姫ちゃんの言葉に頷く
燕子花 彩芽 :
「そうですね…プロデューサーの判断を仰ぎましょう」
あみぃ :
「はにゃ……?」首を傾げる。その仕草からは、先程まで敵対していた時のような緊迫感を微塵も感じないだろう。
GM :
会話していると……扉がコンコン、とノックされる。入ってきたのは、支部長……プロデューサーの、オーメン相良だ。
オーメン相良 :
「すまない、待たせてしまった。……皆、揃っているようだな。そして亜美くん、おはよう」態度こそ悠然としているが、やや口調が固い
あみぃ :
「なんだこのバケモノ!?」愕然として
武者小路 勇姫 :
「正常な反応や……」
古海 天空 :
「えっどこ!?」目を丸くしてあみぃを見る
燕子花 彩芽 :
「ふふ」
リンカ・サンスベリア :
「まぁ、そうなるわよね…」
苦笑混じりに
あみぃ :
「ど、どこって……いるじゃん、そこに!でかくてこわいの!」でかこわお面~~!と頭を押さえながらひんひん呻く
オーメン相良 :
「私はオーメン相良だ。でかこわお面ではない。……元気そうで何より」そう言って、すぐ傍の椅子に座る。
燕子花 彩芽 :
「彼(?)は…そうですね、私たちのプロデューサーです。物の怪の類ではありませんので、ご安心を」
古海 天空 :
「ほぇ、おじさん…?怖いかなぁ~大きいとはおもうけど…」うーん?と首を傾げて独り言
武者小路 勇姫 :
プロデューサーではあるけど、物の怪でないかはまだちょっと疑っているという反応。
燕子花 彩芽 :
「(正確には物の怪の類(RB)である可能性は残っているという顔)」
あみぃ :
「げぇぇ、マジか……アレがRe:tryみたいなグループプロデュースしてるの?……マジか……」信じられない……というか、彼女もまた物の怪を見るような顔をする。
オーメン相良 :
「こら。君たち。私の話よりも、話したいことが別にあるはずじゃないのか」
武者小路 勇姫 :
「せや、呼び出しってなんや? 久々の対面ってことは結構な話やろ」
オーメン相良 :
「うむ。……では、本題に移ろう」
GM :
一呼吸置き、本題へと移る。
オーメン相良 :
「まずは……本日のライブ、そして"らみぃどらいぶ!"の撃破および亜美くんの確保。苦労をかけたな」とキミたちを労う
オーメン相良 :
「良いニュースと悪いニュースがある。まず良いニュースとしては……ここに居る『あみぃ』もとい四ツ谷亜美くんが、一命をとりとめた。君たちの迅速な救護活動のおかげだ」
オーメン相良 :
「人命救助の観点でもそうだが……こうして、敵としての立場にいた彼女から、事情を聞ける状態であることがありがたい」
あみぃ :
「……」話題の渦中ではあるが、事情があまりよくわかっていないのでやや不安そう
武者小路 勇姫 :
「まあ……要はウチらが嗅ぎまわってたことをいろいろアンタに聞かせて貰いたいっちゅうこっちゃ」
武者小路 勇姫 :
「で、悪いニュースもあるんやな……」
オーメン相良 :
「しかも2つだ」
オーメン相良 :
「1つ目は……あの後、とわくんと連絡がつかなくなっている。支部員を派遣したところ、とわくんが使用しているGPS付きの端末が、破壊された状態で見つかった」
オーメン相良 :
「そして、本人についても見つかっておらず、連絡もない。………彼女の安否が不明な状態だということだ」
武者小路 勇姫 :
「なんやて……とわちゃんが!!?」 一歩前にグッと歩み寄る
オーメン相良 :
「ああ」そう、短く返す。キミの歩み寄りに動じることはなく、そのままの姿勢だ。
武者小路 勇姫 :
「……っ!」 やり場のない気持ちを、両手を強く握って抑え込む。
オーメン相良 :
「……まだ、数時間前のことだ。向こうからの連絡がなく、消息不明ではあるが……状況はわからない」
オーメン相良 :
「君の気持ちは理解しているつもりだが……今は、現実を受け止めて欲しい」
武者小路 勇姫 :
「……わかってるつもりです。今は信じるしかないもんな」
武者小路 勇姫 :
「それで、もうひとつって一体?」 落ち着かせるように、続きを聞く。
オーメン相良 :
「もう一つは……いや。先に、亜美くんの事情聴取から始めよう。仮説を確かめたい」
GM :
そう言って、オーメンがあみぃを見る。メンバーらも、つられるように彼女を見る事だろう。
あみぃ :
「……はにゃ」 小さく首を傾げる。
武者小路 勇姫 :
「なんや、仮説って??」
古海 天空 :
「"仮説"…って?」あみぃの様子を見るとオーメンに向き直って
オーメン相良 :
「それは後程。……さて、何から尋ねるか」
武者小路 勇姫 :
「んー……そうやな」
武者小路 勇姫 :
「じゃ、とりあえずアレやな。ウチらに対バン吹っ掛けてきた理由。ガチで戦闘しにきたってことは動画で言うてた通りのただやり返しってワケじゃないんやろ?」
あみぃ :
「……えっと……いや、あたしはそのつもり……仕返しのつもりだった……かも」煮え切らない口調で
あみぃ :
「それ以外はない……はず……?」
武者小路 勇姫 :
「ええ……なんかはっきりせん言い方やな?」
あみぃ :
「だって、おかしいじゃん。……そりゃ、勝手に家に上がるのはヤバいし頭おかしいけど……でも、ああやって殺し合うことじゃなくね?」
あみぃ :
「…今のあたしはそう思う。でも、さっきまでなんか、かぁ~っと来ちゃって……本気で『そういう』気になっていたんだよね」
武者小路 勇姫 :
「あ、アレか……なんかちょっと聞いた、暴走してるみたいな奴?」 レネゲイド初心者
武者小路 勇姫 :
「どうなんやろ、有識者?」 みんなの方を見る
燕子花 彩芽 :
「ふむ…まぁそういうことも無いことは無いですが…どうなんでしょうか。割に戦闘中もそこまで暴走の気は無かったような…」
古海 天空 :
「うーん…?」あまり知識がないので首を傾げる
古海 天空 :
「ほんとは戦闘するほど怒ってなかった、ってこと?」
リンカ・サンスベリア :
「私も。正気を失っていた……って感じにも見えなかったし…」
少し考え込む様な素振りをしながら
武者小路 勇姫 :
「う~ん、これは今掘り下げても仕方なさそうやな」
武者小路 勇姫 :
「みんなはなんか質問ある?」
燕子花 彩芽 :
「そうですね……私達がお二人の部屋に潜入することは予期していましたか?」
あみぃ :
「してるわけないが!?」信じられない、といった顔で
あみぃ :
「てか、何しに来たんだよ結局!嫌がらせ?」
燕子花 彩芽 :
「そうですね…私達は…お二人が”魔法”と呼ぶ力の……保安機関と言えばよろしいでしょうか」 魔法使い版警察みたいなもので、と更に注釈を付け加える
燕子花 彩芽 :
「”らみぃどらいぶ!”の両名が、この力を使い他者に攻撃を仕掛けた。よって、私達はお二人の調査に乗り出した。と言ったところです」
武者小路 勇姫 :
「そう! 前にあんたがウチの命狙ってきよったから、何を企んでんのか調させて貰ったんよ」
あみぃ :
「……?警察なの?アイドルではなく?」
オーメン相良 :
「アイドル兼警察みたいなものだな」
あみぃ :
「……一層分からなくなったけど……アレね、よくアニメで出てくる超常現象特務課的なことをしてる……ってこと?」
あみぃ :
「それで、あたしとらむねが……こう……ゆーきちゃんを襲ったから……」
あみぃ :
「……つまり、あたしらが悪いってこと!?」驚いたように
燕子花 彩芽 :
「そこも含めて調査中で、だからこそ今こうして色々聞いているわけですね」 スッと差し込むように
武者小路 勇姫 :
「大分今更な気づきやな……」
あみぃ :
「はにゃ~……や、確かにあたしら訴えられそうなことはしてるけど、すぐに御用になるようなことはしたつもりなくて…」
あみぃ :
「……てか、"魔法"もぶっちゃけよくわかんねーし」
古海 天空 :
ふと気付いたように首を傾げると
古海 天空 :
「…そういえば、あみぃちゃんたちは何でむーちゃんを襲ったの?」何かほしいものあったの?と聞いてみる
あみぃ :
「うーん……何だっけ、"クラッドカルト"……?みたいなのが必要なんだけど」
あみぃ :
「…"クラッドカルト"ってのがよくわからないなぁ」
古海 天空 :
「…え?」クラッドカルトの詳細を知らないことに驚く
古海 天空 :
「あみぃちゃんとらむねちゃんに必要…ってこと?」詳しく聞いてみる
武者小路 勇姫 :
「(……アレって物理的に取り出せるものなんか?)」 受け答えを見てだんだん不安になってくる
あみぃ :
「多分……?や……でもよく知らない物欲しいことあるかなぁ」
あみぃ :
「むしろ、そらちゃんは"クラッドカルト"って何か知ってるの?」
古海 天空 :
「えと、……」教えていいのか分からず事務所のメンバーを見る
武者小路 勇姫 :
「え~……プロデューサーがええならええんとちゃうか?」
オーメン相良 :
「……その様子を見るに、構わないだろう。が……その様子だと、まず『レネゲイド』について1から説明した方が良いかもしれないな」許可と助言を入れる
古海 天空 :
「わかった! …ボク、ちゃんと説明できるかな……」不安そうに目を瞑って唸る
古海 天空 :
みんなと協力してレネゲイドとクラッドカルトについて説明をします(天空頑張った)
燕子花 彩芽 :
「難しそうであれば交代しようかと思いましたが…大丈夫そうですね」
古海 天空 :
「……っていうのが魔法なんだけど、伝わるかな…?」無知だったころの自分を思いだしつつ丁寧に説明をすると不安そうに首を傾げる
あみぃ :
「はにゃ~……た、多分……?」恐らく全部理解したわけではないようだが、ある程度概要については把握したようだ
あみぃ :
「なんか……正直信じられないけど、あたし自身変な能力使ってるから……オーヴァード?ってやつなんだよね」
古海 天空 :
「うん、そう!…だと思う!」らむねちゃんもね、と言いつつ
古海 天空 :
「…だから、その…クラッドカルトくんの力が欲しいのかな~って思ったの…、知らないのに欲しくなるなんて変だね……」先ほどのあみぃと同じく不思議そうに
武者小路 勇姫 :
「確かにな……自分の意思で行動したとは思えへん受け答えや」 こういうこともあるのか、と少し動揺
古海 天空 :
「さいみんじゅつ?みたいなものだったり…?」自信がないので小さな声で呟く
リンカ・サンスベリア :
「…ちなみに
その『クラッドカルト』って何処で聞いたのかしら。」
あみぃ :
「……確かに。あたし、今聞いても全くぴんと来なかった……ごめん、思い出せない」うーん、と頭を押さえる
リンカ・サンスベリア :
「…そう。
大丈夫、無理に思い出す事は無いわよ」
リンカ・サンスベリア :
「それよりも私が気になるのは──」
あみぃに近づき、目線を合わせる様に屈む
リンカ・サンスベリア :
「──貴方、今でも炎上系の活動を続けたいと思う?
今でも、人の『熱』を奪って、燃やしてやろうって…そういう風に思ったりする?」
あみぃ :
「………」
あみぃ :
「……ごめん。もしかしたら何か期待してくれてるかもだけど……それは前に答えた通りだわ」あたしの記憶違いじゃなきゃ、話したよね?と
リンカ・サンスベリア :
「──そう」
残念そうに、それでいてわかっていたかのように呟いてあみぃから離れる
リンカ・サンスベリア :
「話の流れを断ってしまってごめんなさいね。
もう私から聞きたい事は無いわ。」
あみぃ :
「……」謎のいたたまれなさを覚える
燕子花 彩芽 :
「ごほん、では私からもう一つ。私達の存在を予期していなかったということは…当然、自身の部屋に監視カメラを仕掛けた覚えなどありませんね?」
あみぃ :
「……監視カメラって?あたしらの部屋に?」
あみぃ :
「……なにそれ」
燕子花 彩芽 :
「お二人の部屋にあったクマのぬいぐるみに、カメラが仕掛けられていました。その場で破壊しましたが…その様子では、第三者に仕掛けられたようですね」
燕子花 彩芽 :
「プレゼントとして受け取ったぬいぐるみはお持ちでしたか?」
あみぃ :
「……マジか。や……確かに、何か……増えてたか……?」しばし頭を悩ませる
あみぃ :
「…………あの、おば……じゃない、彩芽姉さん」
あみぃ :
「……貰いものあったとしても、部屋、汚すぎてわかんない」
燕子花 彩芽 :
「……なる、ほど……まぁ、お二人のものでないことが確認できれば…良いです。どうやら何か…別の人物が見え隠れしていますし…その人物が仕掛けられた可能性もあるな、と」
古海 天空 :
「別の……ひと、 あ!じゃあじゃあ、洗面台の歯ブラシも…知らない?3本あったからふたり以外だれかいたのかな~って…」指を3本立てて
あみぃ :
「別の……?や、そんなことは……」そう言いかけて、うっと小さく苦悶の声を漏らして頭を押さえる。
あみぃ :
「あれ……思い、出せない……私と来夢は二人暮らしのはず……なんだけど。なんか……」
あみぃ :
やや混乱した様子だが、心当たりがないのだろう。困ったように下を向いてしまう。
武者小路 勇姫 :
「プロデューサー! これ重症やで!?」
オーメン相良 :
「……そのようだな」どこか苦々し気に呟きつつ、立ち上がってあみぃの方へと向かう。
あみぃ :
「……にゃ…」驚いたように小さく呟くが、キミたちとのやり取りを経て、ある程度信頼したのだろう。大人しく見上げる。
オーメン相良 :
「単刀直入に言おう。君の記憶の混濁は……しばらく、何者かに操られていたことが原因だ」洗脳されていた、とも言えるだろうな、と続ける
あみぃ :
「……どういうこと、それ」
オーメン相良 :
「悪いが、君の状態について、私の力を用いて探らせてもらっていた。ある程度のところまでは読めていたが……途中で、途切れてな」
オーメン相良 :
「その時、君の体からこのような物が這い出てきた」
GM :
そう言って、オーメンは懐から容器を取り出し……さらにその中から、小さなぬるりとした紫色の物体を持ち上げる。
GM :
よく見ると、それは小さなタコのような形をしている。韓国料理屋で提供されている小型のイイダコにも似ているが……それにしては毒々しい紫色をしている。
武者小路 勇姫 :
「なんやこれ!? 気持ち悪っ」
燕子花 彩芽 :
「何ですかそれ…」 普通に嫌そう
古海 天空 :
「わ……なんだろ…?タコ…?」若干怖がりつつ
リンカ・サンスベリア :
「……」
僅かに顔を顰める
あみぃ :
「き、きっしょ……これがあたしの中から?……どうやって?」
オーメン相良 :
「………言った方が良いだろうか?」
あみぃ :
「…や、やっぱいいや……」怖気づいたように
オーメン相良 :
「……さて。まず洗脳とは、非オーヴァード間でも行なわれることがある行為だが……今回は、レネゲイド案件として仮定して話を進めよう」
オーメン相良 :
「私自身詳しくはないが、自身の一部を相手に埋め込んで、対象を操る能力を持つオーヴァードがいると聞く」
オーメン相良 :
「……彼女が何をされていたか。裏に何がいるか。詳細はわからずとも……皆、察することはできるな」
武者小路 勇姫 :
「まあ……この反応を見たら素人のウチにも明らかや」
燕子花 彩芽 :
「はい、まぁ」 エグザイルかな…とか思ってる
リンカ・サンスベリア :
「…ある程度はね。」
不快そうに顔を少し俯かせながらも肯定する
古海 天空 :
「……」心配そうにあみぃを見るとコクリと頷く
あみぃ :
「……」不安そうに周囲の皆を見渡す。
オーメン相良 :
「……これが、2つ目の悪いニュースだ」
武者小路 勇姫 :
「つまり……”らみぃどらいぶ!”を何とかしたらとりあえずは落ち着くっていうのはアテが外れたワケか」
燕子花 彩芽 :
「再度調査を行う必要がありますが…目下心配なのは”バイト・ミー”ですか」
GM :
皆の様子を見た後、オーメンが口を開く
オーメン相良 :
「私からの話は以上だ。そこで、君たちに……」
GM :
と、言いかけたところで
GM :
ふと、あみぃのスマホから何らかの音楽が流れ始める。着信音のようだ。
あみぃ :
「げ!やば、ごめん…!」
GM :
静かな中で着信音が流れてしまったことが気まずいのか、とっさに謝りつつスマホを止める。……と
あみぃ :
「……あれ?ナニこれ、配信始まってる……?」
あみぃ :
「…………マジで、何これ」
GM :
そう言って、あみぃはキミたちにスマホを見せてくる。
GM :
そこに映っていたのは動画配信サイトの配信画面。タイトルは、
らむね :
「【緊急】Re:tryのアイドルのホスト通いがやばい!」
らむね :
「ということでね、タイトルの通りなんだけど~……」
GM :
そう、楽し気に喋る彼女は……あの時倒しそびれた、"らみいどらいぶ!"の片割れ。らむねこと、一ノ瀬来夢だった。
武者小路 勇姫 :
「あいつ一人で配信……って、なんやこのタイトル!!???」
燕子花 彩芽 :
「ホスト通い……活動中、そんなことしてる暇は…ありませんでしたよね?行きたかったとしても無理だと思いますが…」
無理があるなぁという顔
古海 天空 :
「わぁ…"すきゃんだる"って感じ…」大げさなテレビ番組を見ているような反応
武者小路 勇姫 :
「せや!! だいたいウチらの中にそんな遊び方を知ってる人なんて……」
リンカ・サンスベリア :
「────」
タイトルを見た瞬間、体中を串刺しにでもされたかのような衝撃に包まれる
あみぃ :
「ま、待ってよ、こんなネタ知らない……!流石に全くの嘘配信はまずいっしょ!」
あみぃ :
そう言って、スマホを弾丸のような勢いで操作するが……
あみぃ :
「………はにゃ!?パスワード変えられてるんだが!!」
GM :
あみぃが奮闘する一方で、スマホから音声が流れ続ける
らむね :
「え?片割れがいない……あみぃ?あみぃはね~、なんか具合悪いみたい。はしゃぎすぎちゃったのかしらね、ふふ」
らむね :
「さて。今日のはね、ちょっとびっくりかもしれないわ。匿名のタレコミなんだけど、ほらこれ」
らむね :
そう言って、画面に表示するのはRe:tryのアーティスト写真。彼女がぐーっと拡大したその先に居るのは……紅色の魔女。リンカ・サンスベリアの姿。
らむね :
「現場来てたオタクならわかるわよね?在宅だから知らない?は?来なさい」
らむね :
「……そう、Re:tryの子。名前はリンカさん、って言うんですって」
らむね :
「二人の関係者?から来た情報なんだけど、デビュー前からだいぶ通っていたらしいわ。これが、その通ってたホストクラブ?の写真なんだって」
GM :
次に画面に映されたのは、どこかの階段でリンカが手の甲にキスをされている、監視カメラらしき映像。
らむね :
「プライベートくらいそっとしておきましょう?って思うけど、せっかくみんなが使ったお金が……ねぇ、ちょっとねぇ。ふふふふ」
らむね :
「あ、ちなみにこれ、りんかりんのアカウントね~。みんな、フォローよろしく!」洒落にならない冗談を挟みつつ、彼女はただ不気味に笑っている……
古海 天空 :
「………え?」
目を丸くして、ポカンとした表情で配信画面を見つめている
武者小路 勇姫 :
「リンカさん……やて!?」 予想外の情報が何重にも降りかかってきて、思わずみんなと顔を見合わせる
燕子花 彩芽 :
「ふむ………」
先ほど表示された写真をまじまじと見ている
リンカ・サンスベリア :
「…(これは、あの時の)」
写った写真を、無言で見つめた後そっと目を閉じる
武者小路 勇姫 :
「(確かに、可能性があるとしたらそこだけやが……!)」
武者小路 勇姫 :
「ま……マジなんですか?」 恐る恐る
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。
あの子がどこからそれを手に入れたのかは知らないけど
私がここに通っていたのは紛れもない事実よ。
──この仕事を始めてからは、一回も行ってなかったのだけど。」
ただ淡々と、打ち返す様に勇姫の疑問に答える
武者小路 勇姫 :
「そ、そっか……昔の話なんスね……」 どう反応していいか悩んでいる
燕子花 彩芽 :
「…なるほど、難しいですね…”今は行っていない”という釈明が聞き受けられるとは思えませんし……彼女も、今更私達の人気をどうこうして何が狙いなのか…」
ホストクラブに通っていたことに対しては何でもないように淡々と
リンカ・サンスベリア :
「構わないわ、この仕事に就いた後も行っていたカ行っていないかなんて関係ない…私がファンの皆の想いを裏切ってしまった事に変わりはないのもの…釈明する気も無いわ。」
彼女の言葉に対して、こちらもただ粛々と言葉を打ち返す。その声色にいつものような暖かみは一切無い。
武者小路 勇姫 :
「り、リンカさん……」 いつもと明らかに異なる剣呑な雰囲気に驚く
リンカ・サンスベリア :
「…初めてのライブをしたあの日から、いつかこういう日が来るんじゃないかって心のどこかでずっと思っていたのだけど…フフ、案外早かったわね…やっぱり、神様は見てるって事なのかしら…」
今なおアラートの様に鳴り響く自分の心臓の音とは対照的に、体が冷え切って行くのを感じる。
──自分の体から、血液から、『熱』が奪われていくような感覚だ。
燕子花 彩芽 :
「………的外れなことを言っていたらすみません。…私達に知られるのは…嫌でしたか」 リンカの様子を受けて、神妙な声色で
リンカ・サンスベリア :
「……そうね。知られたくなかったって気持ちも少しはあるかも。
──フフッ、でも今はそれ以上にスッキリしてるわ。やっぱり、貴方達に隠し事をしたままって言うのはかなり心苦しかったから…♪」
はにかむ様な笑みを浮かべながら、そう伝える
武者小路 勇姫 :
「……みんな、いくつかは知られたくないこととか、あんま公に言えへんような秘密は持ってるもんですよ」
武者小路 勇姫 :
「それを、こんな形で……!」 いつもこのような晒し行為に漫然とした怒りを感じていたが、すぐ身近な仲間が当事者になったことに感情を露わにする
リンカ・サンスベリア :
「──ありがとう、勇姫ちゃん。
でも、いいの…こうなる事が怖くて私はこの現状から見て見ぬふりをし続けていた…そんな人間に報いが来る事も、嫌という程わかっていた筈なのに。」
リンカ・サンスベリア :
「…さて、と
こうなっちゃった以上、私がやるべき事は一つね──」
オーメンの方を向き直り、スタスタと彼の元へと歩み寄る
リンカ・サンスベリア :
「プロデューサーさん。」
懐から『退職届』と書かれた封筒を取り出し、彼に差し出す
オーメン相良 :
「……」その封筒の文字を目線で追う
武者小路 勇姫 :
「え……ええっ!?」 衝撃的な光景に何も言えずみんなの方をきょろきょろと見ることしかできない
古海 天空 :
「……ふぇ!?リンカちゃん…!?」呆然とあみぃのスマホを見ていたがリンカちゃんの様子に気付くと驚いて声をあげる
オーメン相良 :
「……やけに準備がいいな」思いの外、冷静な口調で尋ねる
リンカ・サンスベリア :
「言ったでしょう、いつかこういう日が来るんじゃないかと思ってたって。」
クスっと、小さく笑って返す
オーメン相良 :
「本気だということだな。……最初から、そうする覚悟を持ってアイドルをしていたと」
燕子花 彩芽 :
「待ってくださいリンカさん、私の勘違いでなければ、前提がおかしいように聞こえます。報いだとか神様は見ているだとか、まるでホストクラブへ行くことを悪い事かのように…」
リンカ・サンスベリア :
「いいえ彩芽ちゃん、もう良い悪いの問題じゃないのよ。少なくとも、このニュースを聞いて好印象を抱く人は圧倒的に少数よ、ほぼ間違いなく悪印象を抱く人の方が多い…」
リンカ・サンスベリア :
「そうなった時、被害を被るのが私だけであるのならそれはそれで構わない…
でも、きっと現実はそうじゃない。このニュースが広まれば、被害を受けるのはきっと私一人じゃ済まない」
彩芽を含め、今この場に居る大切な人達を見渡す
燕子花 彩芽 :
「それは…そうかもしれませんが……別にそんなものは…」
一瞬何かを思いつめるような顔も見せるが、すぐにメンバーを見やって”別に”と続ける
リンカ・サンスベリア :
「…この業界は信用で成り立っているのでしょう?もし、この場をなんとか収められたとしても、将来このグループが…『Re:try』が大きくなった時、私の存在はきっと邪魔になる。
そんな事になったらきっと、私は…私を許せない。」
オーメンに封筒を押し付けてから、ゆっくりと後退る
オーメン相良 :
オーメンは封筒を受け取ることはしない……が、床に落とすようなことはなく、そっと机の上に置く。「まだ受け取る気はない」と、暗に伝えていた。
武者小路 勇姫 :
「社長……リンカさん……」
武者小路 勇姫 :
「(こんな時……こんな時こそ何か言わなあかんはずやのに、何も言えへん……!)」 歯を食いしばる
古海 天空 :
「…邪魔なんて、思うわけないよ……みんな一緒でRe:tryなんだもん…」少し俯くと悲しそうにポツリと呟く
リンカ・サンスベリア :
「……」
室内を静かに見渡した後、部屋の出口へと歩き始める
燕子花 彩芽 :
「何処へ」
リンカ・サンスベリア :
「…何処へも何も帰るだけよ。
この場に居たって仕様が無いでしょう?」
武者小路 勇姫 :
「……今は……ウチもそうやし、たぶんみんなやけど、動揺してどうしてええのかわからんと思います」
武者小路 勇姫 :
「また、会えますよね?」
リンカ・サンスベリア :
「どうかしら。まぁ、私がUGNでエージェントを続けている限りは…またどこかで会う事もあるかもしれないわね。」
振り返る事無く、淡白に答える
武者小路 勇姫 :
「それで構いません。……また、会いましょう」 この場で引き留めることはしない
古海 天空 :
「…、さよならは言わないから…!」顔をあげると勇姫ちゃんに続けるように
燕子花 彩芽 :
「……………」目線はリンカから外されており、斜め下に
GM :
リンカが、部屋を出ようとドアノブに手をかける。
オーメン相良 :
「……私はまだ、何も聞いていない」
GM :
後ろから響く、オーメンの良く通る声。
オーメン相良 :
「君は、そのよくわからない封筒を私に押し付けただけだ。『辞めたい』という言葉を、私は聞いていない」
GM :
そのまま君の元へと歩みを進め……君の前に割り込むようにして、ドアの前に立つ。
オーメン相良 :
「そして。私は、今日に至る前から、そして君がこのグループのオーディションを受ける前から、ホストクラブへ通っていたことを知っている」
GM :
そう、耳を疑うような言葉を続けた。
リンカ・サンスベリア :
「──そっ。
それじゃあ一応聞いておくのだけど、どうして私を採用したのかしら?
そんな危うい経歴持ってるような女をアイドルとして雇うなんて、リスクでしかなかったと思うけど。」
僅かに体を強張らせるが、相変わらず冷めた口調でそう問いかける
オーメン相良 :
「君を庇う為の嘘だと思うのなら、今はそれで良い。……そして私にも、今は説明している時間はない。
UGNプロの代表としての仕事があるのでな」
リンカ・サンスベリア :
「…それなら、そんな子供じみた言い訳をしている場合じゃ無い事もわかるでしょう、『ミスター・オーメン』。」
溜息交じりに言葉を吐き出す
リンカ・サンスベリア :
「切り替えなさい。
このグループを結成した理由は、ただアイドルグループを結成したかったからという訳では無いでしょう?
なら貴方がやるべきは、私を守る事じゃない…このグループを…『Re:try』を守って、大成させる事よ。」
オーメン相良 :
「……君は少々、思い込みが激しいところがあるな。無論、そこも魅力ではあるが……」
オーメン相良 :
「私がやるべきことは、私が理解している。君が私を心配する必要はない。もちろん、グループの今後についても」
オーメン相良 :
「さて。元々、この場に君たちを呼んだのには理由がある……頼みたいことがあるからだ」
GM :
そう、リンカに対してではなく全体に伝える。
オーメン相良 :
「君たちにはこれから、UGNとしていくつか情報収集を依頼したい。このような状況になったのは、私としても想定外だったが……調査できるだけの基本的な設備は、以前君たちが泊まったセーフハウスに備えておこう」
オーメン相良 :
「そして、身の振り方についてだが、基本的にはセーフハウスか自宅で待機すること。むやみな外出は控え、仮にインタビューやDMが来ても受けない。私が、数日以内に鎮火させる」
オーメン相良 :
「以上。何か質問は」
武者小路 勇姫 :
「承知です。そっちは頼んだで、社長!」
古海 天空 :
「そ…そんなこと出来るんだ……、 わかった!」唖然と呟くが気を取り直したように大きく頷く
燕子花 彩芽 :
「…………特に、ありません。…しばらく自宅にいます。会議等何かあれば集まるので…連絡を」 明らかに気落ちしている
リンカ・サンスベリア :
「───フ、フフ…
やっぱり貴方滅茶苦茶だわ…」
無茶苦茶な内容をさも当然のように告げる彼の姿に思わず笑ってしまう
リンカ・サンスベリア :
「わかった。
乗り掛かった舟ですもの、指示は受けるし『書類』の事も今は保留で構わないわ。」
リンカ・サンスベリア :
「ただし、この一件に決着が着くまで、ね。
私もそれまでに決意を固めておくわ。それで良いわね?『プロデューサーさん』」
オーメン相良 :
「……無論だ」
リンカ・サンスベリア :
「……」
その言葉を聞き届けてから、改めて部屋を後にする
あみぃ :
「あ……あわ……な、何かあったら呼べよな!!」リンカの後ろ姿に叫びつつ、へな…と頭を抱える
あみぃ :
「……マジでごめん……何が起きてるのか、あたし自身もうわからないんだけど。でも、できることがあれば協力するよ」
オーメン相良 :
「……とのことだ。まあ彼女も療養中だ、あまりあてにしないとして…」
あみぃ :
「しつれーだな!!」
オーメン相良 :
「……一旦、この場は解散とする。SNSは見るな、と言っても見てしまうだろうが……こういう時に騒ぐのは、基本野次馬ばかりだ。黙って見ているだけで良い」
オーメン相良 :
「それでは」そう言い残し、オーメンもまた部屋を出て行った。
GM :
……その後。
GM :
やはり、SNSで今回の件は大きく荒れた。
コメント :
「オタクは実質ホストに金を使ってた……ってコト!?」
「未成年飲酒とかよりキツい」
「歌舞伎行ってる友達に聞いたけどガチらしいよ」
GM :
このような言葉が飛び交い、公式アカウントとリンカの最新の投稿には心無いコメントが付く。オーメンの言う通り、その大半はファンによる投稿ではなかったが……
GM :
リアルでは、オーメン相良本人は火消し対応に追われている。そして、彼の従者は三峰とわの捜索を行っているようであるが、失踪した当日中に見つかることは無かった。
GM :
そして、君たちの元へと届いた依頼は。
GM :
『クラッドカルトに関する詳細な調査』『三峰とわに関する情報収集』
GM :
……『”アビシス”について』
GM :
シーン終了。
GM :
Scene11 情報収集②
GM :
調査可能の情報項目は以下の通りです。
GM :
・『クラッドカルト』について②
(情報:FH 7、UGN8、裏社会9)
・三峰とわととある映像記録
(情報:UGN9)
・”アビシス”について
(情報:UGN、裏社会9)
GM :
上記優先がおすすめで、
・エゴサ(※調べなくても問題がない項目)
<情報:噂話> 3
もあります。が、予想できることしか出てこないかな…
GM :
登場する方は宣言と、あとダイスまで振っちゃって大丈夫です。項目によっては開けた途端にシーンが発生するかもしれないです。
それと、購入ある方も今のうちにどうぞ。
古海 天空 :
1D10+68(1D10+68) > 4[4]+68 > 72
古海 天空 :
『クラッドカルト』について調べます!
GM :
了解です、どうぞ!
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 68 → 72
古海 天空 :
3dx(3DX10) > 10[1,9,10]+9[9] > 19
GM :
噂話無双来たな、情報開きます!
GM :
・『クラッドカルト』について
(情報:FH 7、UGN8、裏社会9)
『アイドル』を取り巻く意識の集合体が具現化したレネゲイドビーイング。シンドロームはハヌマーン。
この場で指す『アイドル』とは『偶像、崇拝される存在』の事を指している。
取り憑いた対象を、無条件にカリスマ的存在に見せる力を持っており、古くから宗教の教祖や為政者などに取り憑いていたのではないか、とも考えられている。
その力は、人々から想いを向けられれば向けられるほど強力な物となる。最終的には、自身に『信仰心』を向ける相手を操り、自らの生存の為の奴隷として扱えるようになる。
宿主自身が注目される事を拒絶した場合は、取り憑いた対象諸共暴走し、強制的に力を行使させようとする性質を持っている。
GM :
『愛!Myセカイ』というアイドルグループに所属する少女・三峰とわに取り憑いていたところを、FHの芸能チームが観測。この力を『クラッドカルト』と名付ける。
FHは調査及び当該レネゲイドビーイング奪取の為、三峰に対しエージェント”アビシス”を派遣し、接触を試みた。
しかし、力の暴走に巻き込まれた”アビシス”が計画に失敗した事、三峰とわがUGNに保護された事により、計画が中断していた。
このレネゲイドビーイングを消滅させるのであれば、取り憑かれている対象ごと殺す必要がある。
GM :
以上です、ごめんなさい設定の文がこれ以上削減できないのでゆっくり読んでもらって…
GM :
という感じでした。残り項目2つです。
古海 天空 :
すみません侵蝕あげたい…!『三峰とわととある映像記録』について調べます!
古海 天空 :
1D10+72(1D10+72) > 1[1]+72 > 73
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 72 → 73
GM :
燃費が良すぎるッピ!ダイス振って、どうぞ
古海 天空 :
3dx(3DX10) > 8[2,6,8] > 8
GM :
はにゃーん!1足りないだった、財産点1点で開示できますが再登場も可能!
古海 天空 :
財産点つかっちゃいます!
GM :
了解です、では1減らしてもらい開示します!
古海 天空 :
すみませ再登場ありなのか!そちらで!
GM :
……という夢だったのさ
GM :
では再登場お願いします!
古海 天空 :
1D10+73(1D10+73) > 4[4]+73 > 77
古海 天空 :
3dx(3DX10) > 8[6,7,8] > 8
古海 天空 :
結局つかうんじゃ!減らしまーす!
system :
[ 古海 天空 ] 財産点 : 2 → 1
GM :
ありがとう!開示します!!
GM :
・三峰とわととある映像記録(情報:UGN9)
UGN芸能支部のサーバーに保存されていた、1年以上前の映像記録である。
路地裏にある監視カメラの映像であり、非常に画質が悪いが、とわと長身の人物──男性のようにも見えるが、線の細さから、恐らくは女性である──が映っている。
GM :
【内容】
三峰とわと、長身の人物(以下、Aとする)が、共に路地裏を歩いている。
ふと、Aがとわを壁に追い詰め、彼女に顔を近づけるが、とわがそれを拒否する。
(一瞬、映像が乱れる。レネゲイドウイルスによる影響か)
映像が再開。両者が言い争いをしている場面だ。
痺れを切らした様子のAから、複数本の触手のような物が出現。とわは、その光景に怯え、その場に尻餅をつく。
Aがとわに迫ったところで、画面外から別の人物が乱入。1人ではない、大勢の人間だ。勇姫が見れば、彼らが愛!Myセカイのファンである事がわかるだろう。彼らはまるで理性を失った獣のように、Aに飛び掛かる。
Aは彼らを容赦なくなぎ倒し、殺害していくが、ファンの暴走が収まる事はない。
とわはその光景に後ずさりし、逃走するようにして画面外に消える。
映像はここで途切れている。
GM :
なお、この記録の最終更新者の名は「オーメン相良」となっている。
GM :
以上です。
古海 天空 :
やばやば…では引き続き『”アビシス”について』調べさせていただきます…!
古海 天空 :
1D10+77(1D10+77) > 6[6]+77 > 83
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 73 → 83
GM :
だいぶ他のみんなに追いついて来た侵蝕!ダイスどうぞ!
古海 天空 :
3dx(3DX10) > 10[5,8,10]+2[2] > 12
GM :
余裕ですわね、開示!
GM :
・”アビシス”について
(情報:UGN、裏社会9)
FHの女性エージェント。本名は梓紫暮(あずさ・しぐれ)。
シンドロームは、エグザイル/ノイマンのクロスブリード。
美しい容姿を持つが、同時に「美」と「愛情」に対する強い執着心を持つ。その心を満たす為であれば手段を選ばない。
GM :
彼女は、1年前、FHによる、『クラッドカルト』というレネゲイドビーイングを調査・奪取する計画に参加。当時、『クラッドカルト』を保持していた三峰とわに接触したが、彼女の暴走によって暴徒と化した一般人に妨害され、計画は失敗。
しばらく行方をくらませていた為、死亡した物と考えられていた。
しかし、2度ほど彼女が力を使った記録が観測されている。1度目は、数か月前、「四ツ谷亜美」および「一ノ瀬来夢」を洗脳した際のもの。2度目は、とわが攫われたと思わしき現場だ。
現在、FH側ではクラッドカルト奪取計画を中止している。つまり、現在は彼女自身の欲望の為に動いているものと考えられる。
GM :
日常生活においては、変装をし、ホストクラブ『i's Only』の「七瀬レイジ」として潜伏している。
GM :
以上です。これでこのシーンの情報は一応終わりですわ
GM :
エゴサはあるよ☕️
古海 天空 :
じゃエゴサもあけちゃお~!
古海 天空 :
1D10+83(1D10+83) > 4[4]+83 > 87
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 83 → 87
古海 天空 :
3dx+1(3DX10+1) > 9[7,9,9]+1 > 10
GM :
文句なしですね、開示!天空ちゃんが情報マスターだよ
GM :
・エゴサ
(情報:噂話 3)(※調べなくても問題がない項目)
あの生放送の後、Re:tryの名はSNSのトレンドに上がった。まだ名が知られ始めて間もない事もあり、余計な延焼は起きない様子が見られるものの、ファンの間では大きな波紋を起こす事件となった。
一方で、Re:try公式アカウントにあがっていたライブ映像とMVについては再生数がやや上昇傾向にある。世間に広がる評判は悪評寄りであるものの、皮肉なことにある種の炎上商法的な目線では成功しているようだ。
GM :
GM :
ここで、トリガーシーンが発生します。侵蝕は振ってもらいますが、みなさん色々な心配あるかと思いますのでここで振った侵蝕分でシーン12まで行けちゃいます。お得なチケット
GM :
というわけでまずは勇姫ちゃんに出て来てもらいます、登場侵蝕をお願いします。
武者小路 勇姫 :
1d10+98 うおおおおお!!!エゴサ禁止!!!(1D10+98) > 1[1]+98 > 99
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 98 → 99
GM :
勢いで精神の昂りを抑えてる感あって草、では始めましょうか。あのシーンのあと、勇姫ちゃんってどこに居ました?
武者小路 勇姫 :
情報収集指示のあとかな? たぶん寝室に籠もってUGNのデータベースとか調べてたと思う!
GM :
おけおけ!自宅じゃなくてこれはセーフハウスかしら
武者小路 勇姫 :
そうね!失礼!
GM :
いや全然、教えてくれてありがとう!!
GM :
それではでは。
GM :
GM :
……オーメンからの依頼の後。勇姫はUGNのセーフハウスにある自室へと戻り、調査を開始していた。が、その進捗は芳しくなく……キミは、関係のない情報が映った画面をただぼんやりと見つめているだけだった。
GM :
そうしていると、セーフハウスのチャイムが鳴らされる。他のメンバーは今誰もいない。出るなら、キミしかいない状況だ……UGNの関係者だろうか?
武者小路 勇姫 :
「誰や、こんな時に……」 進捗がない焦燥感にかられながらも、対応しないわけにはいかない。
武者小路 勇姫 :
「どちら様ですか?」 インターホン越しに尋ねる。
GM :
……インターホンにはカメラが設置されているため、そこから様子を伺うことも可能だ。そこに映る姿、聞こえてくる声。
三峰とわ :
「……ムシャちゃん。ごめん、わたし……"バイト・ミー"三峰とわだよ」
GM :
彼女の服は汚れており、どこかやつれているようにも見える。声の調子にも、いつもの元気がない……
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……!!? どこにおったんや? 今開けるで!!」
武者小路 勇姫 :
待ち望んでいたが、予想だにしなかった急な帰還に部屋着のままドアを開ける。
GM :
キミがドアを開けると、そこに立っていたのは確かに三峰とわだった。見間違えるはずがない。
三峰とわ :
「……ごめん、ね。本当に……何もかも……」
武者小路 勇姫 :
「……ホンマにな、心配したんやで!! 社長がずっと探してたけど見つからんし、やられてしもたんちゃうかって……」
三峰とわ :
「ううん。それも……迷惑かけたよね……でも、わたしは大丈夫。ううん、大丈夫じゃない……」どこか錯乱している様子で小さく呟き続けている。明らかに様子がおかしい。
武者小路 勇姫 :
「ど、どないしたんや……? 何のことを言ってるん?」 何も心当たりがない、といった顔で。
三峰とわ :
「……あれ。そうか、知らないんだ。知らないんだよね、ムシャちゃんは……わたしが、内緒にしていたから」
三峰とわ :
「…わたしは、かつて『クラッドカルト』の持ち主だったんだ。ずっと、騙していたんだよ」
GM :
そう、どこか無感情に呟く。以前、打ち上げの時に見せたような、鋭さと寂しさが入り混じった表情にも似ているが……心ここにあらずと言った様子で。
武者小路 勇姫 :
「え、ウチじゃなくて、とわちゃんが『クラッドカルト』の……?」
武者小路 勇姫 :
今までの情報とかみ合わない突拍子もない話に、思考が混乱する。
三峰とわ :
「そう。……ムシャちゃんが『それ』に苦しめられている時も、わたしね、黙ってたの。保身の為に」
三峰とわ :
「だって……ムシャちゃんが好きだと言ってくれた『わたし』には何もなかったんだよ。ずっと……騙してたって、言ったでしょう?」
三峰とわ :
「ムシャちゃんが好きだったのは、"クラッドカルト"に認識を歪められたからなの。きっと、ううん、絶対そう。ごめんなさい…」
武者小路 勇姫 :
「え?? ちょっと整理させてくれ!! どういうことや!?」
武者小路 勇姫 :
「『クラッドカルト』について何もわからないって社長が言ってたのは実は出まかせで、ほんとはもともととわちゃんに憑いてたってことみんな知ってたんか……!?」 意味があるのかないのか、指で必死に日数を数えながら
三峰とわ :
「……そうだね。わたし、プロデューサーにも嘘つかせちゃった。うん、知ってたよ。『それ』が、とっても危ないってことも」
三峰とわ :
「でも、わたしは黙ってたの。罪を重ねちゃった…ああ、本当にごめんなさい…」明らかに自制が効いておらず、思ったことをただそのまま喋り続けているように聞こえる。
武者小路 勇姫 :
「じゃあ、じゃあ、とわちゃんは前にアイドルやってた頃から『クラッドカルト』が憑いてて……」
武者小路 勇姫 :
「ウチがとわちゃんのファンになったのもそれのせいやって言いたいんか……?」
三峰とわ :
「……うん」
武者小路 勇姫 :
「ふー……」 ようやく事態を理解し、深くため息をつく。
武者小路 勇姫 :
それから、深く息を吸い込んで。
武者小路 勇姫 :
「……あんな……馬鹿にするなよウチのこと!!」
武者小路 勇姫 :
普段の低めのおどけた口調とはまったく違う、高音の早口でまくしたてる。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんが人気なのは『クラッドカルト』が原因でした、だからなんや!」
武者小路 勇姫 :
「オトンに喧嘩売って東京に出てきて、結局なんもできんまま家族の期待を裏切ってずっと腐ってたウチが、こうやって今人生やりなおそうって頑張れてるのはとわちゃんがいたからやんか!!」
武者小路 勇姫 :
「『クラッドカルト』が仕掛けたことだからウチの物語もウソでしたって言うんか!!?」
武者小路 勇姫 :
「そんなアホなことあるか!!!!! ウチは……ウチは……とわちゃんがいたから今もアイドル頑張るって決めて、社長もユニットのみんなもすごい協力してくれて……」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんがアイドルやったときのことは欠片も忘れてないし、今だってアイドルに戻ってステージに立って欲しいと思ってる!!」
武者小路 勇姫 :
「この一年、『クラッドカルト』はとわちゃんに何をしてくれた? 何もしてくれてへんやろ!」
武者小路 勇姫 :
「それでも、今でもウチとか、たくさんのオタクがとわちゃんのファンでいるのは……とわちゃんが頑張ったからやんか」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんは本物や。ただ『クラッドカルト』がたまたまそこにおった、だから話がややこしくなってしまっただけ」
武者小路 勇姫 :
「……ハー……ハーッ……とにかく、ウチは、そう思う! ……ハーッ!」 一気に喋って失われた酸素を確保する。
GM :
普段のとわであれば、体を縮こまらせるような権幕。今のとわは、そのようなことはない……
GM :
…だが、勇姫の言葉に刺さるものがあったのか。目を見開いてギリ、と歯を食いしばる。
三峰とわ :
「……わたしだって!!!嘘だなんて思ってないよ、思いたくなんてなかったよ!!!」
三峰とわ :
「でも……"クラッドカルト"はおかしくさせる。人の縁も、運命も、全てを狂わせる。……あの時ムシャちゃんが騙されてなかったなんて、誰が証明できるの……?」
三峰とわ :
「わたしが本物?……私自身ですらわからないのに……」
三峰とわ :
「………あ、ああ。そうだった。……これも、騙してたひとつ」
三峰とわ :
「……わたしは、殺した。人を殺したの。ファンだったみんなを殺したの。みんな、『事故死』ってことにされたけど……わたしが、殺した」
武者小路 勇姫 :
「――な、なんやて」 一瞬、時間が止まったように固まる。そんな噂は欠片も聞いたことがない。
武者小路 勇姫 :
オーヴァードが暴走すればそのような事態に発展することもあることは知っている。それが起こったとしても、確かに不思議ではない。
武者小路 勇姫 :
「でも……それは……ホンマなんか……?」 言葉がうまく出てこない
三峰とわ :
「本当だよ。そんな嘘つかない」
三峰とわ :
「……知らないよね。あの時も、プロデューサーには迷惑をかけたな…UGNって、こういう隠蔽工作もお仕事なんだって。だから、わたしはお咎めなしでずっと生きてる」
三峰とわ :
「……ムシャちゃんがあの場に居てくれなくてよかった。あの後ね、ムシャちゃんが配信してくれて、生きていてくれて、本当に安心したの。わたしがここまで生きて来られたのはあなたのおかげ」
三峰とわ :
「比喩でも何でもなく、あなたはわたしの太陽だった」
三峰とわ :
「ああ、でも、もしムシャちゃんがあの場に居たら…」
三峰とわ :
「…わたし、勢いで心中しちゃって、楽になれていたのかな?」やや掠れた声で呟く。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……」 返す言葉が見つからない。
武者小路 勇姫 :
「(こんなとき、こんなとき、オカンやったらなんて言うんや……?)」
武者小路 勇姫 :
精神科医として多くの病人や、ときに囚人のカウンセリングも担当してきた母親のことを思い出す。
武者小路 勇姫 :
「(だ、ダメや……こんな肝心なときに、やっぱり、ウチは、ウチは太陽になんかなれへん……!)」
三峰とわ :
「……ごめんね。また、困らせちゃった」薄くどうしようもないように微笑む。
武者小路 勇姫 :
「そ、そんなこと……」 言いかけて、やめる。嘘を言っても彼女には届かない。
三峰とわ :
「大丈夫だよ。……もう、終わったことだよ」
三峰とわ :
「……ねえ。その力……"クラッドカルト"、やっぱりいらないよね?」
三峰とわ :
唐突に、尋ねてくる。
武者小路 勇姫 :
「な……なんや、いきなり」
三峰とわ :
「……無い方が、いいよね?」
武者小路 勇姫 :
「――!」
武者小路 勇姫 :
「……どうしても、無い方がええって言わせたいんか?」
三峰とわ :
「そう思うの?わたしは、ただ聞いているだけだよ」小さく首を傾げて
武者小路 勇姫 :
「……」
武者小路 勇姫 :
「せやな。『クラッドカルト』が人を不幸にする、って言うなら……」
武者小路 勇姫 :
「――ウチと、社長が責任持って引き受けたる」
武者小路 勇姫 :
「もう、誰にもとわちゃんみたいな思いをさせたりはしない。だから、いらんなんて言わん」
三峰とわ :
「……ふふ、すごい。ムシャちゃんがそう言ってくれると……本当にそんな未来がある気がするね」
三峰とわ :
「"クラッドカルト"……本当に迷惑だけど、意思のある生き物だって聞いたの。ジャームでもないんだって。だから、そんな簡単に殺しちゃいけない、ってことも知ってるの」
三峰とわ :
「……殺さない方がいいけど。でも」
三峰とわ :
「……やっぱり、そのままにするのは危ない。これだけは、誰かを信じることはできない。それの危険性は、わたしが一番知っている」
三峰とわ :
そう断言する。
武者小路 勇姫 :
「……だったらどうするって言うんや」
三峰とわ :
「返してもらう」
三峰とわ :
「……ねえ、知ってる?"クラッドカルト"ってすごく現金なの。自分が輝ける、守って貰える、って場所をずっと求めているの」
三峰とわ :
「今、ムシャちゃん、『今だってアイドルに戻ってステージに立って欲しいと思ってる』って言ってくれたよね」
武者小路 勇姫 :
「せやな。そりゃ、もちろんや」
武者小路 勇姫 :
「そのために『クラッドカルト』の力を使うって言うんか……?」
三峰とわ :
「違うよ。……ねえ、聞こえているんでしょう?」目の前の……勇姫ではない、誰かに語り掛ける
三峰とわ :
「……また、ステージに立ってあげるって言っているの」
三峰とわ :
「だから、戻っておいで」
GM :
とわが語り掛けると……するり、と勇姫の中から何かが抜け落ちるような感覚。魂が抜けるようでもあるが、形容しがたいそれにキミはふっと力が抜け、その場にしゃがみこんでしまう。
武者小路 勇姫 :
「……っ! クソ! なんか可笑しいなと思ったんや……!」
武者小路 勇姫 :
「(これ多分、あみぃと同じやつや! 社長に知らせんと……!!)」
武者小路 勇姫 :
「それにしても薄情すぎるやろ『クラッドカルト』……!!」 床に付きながら
三峰とわ :
「本当に、知能がからっぽなんだって。……わたしも薄情だと思うけど……でも、本気で『いらない』と思えば手放せるあたり、良い子だよ?」くす、と小さく笑う。
三峰とわ :
「……その結果、ムシャちゃんのところに行っていたみたいだけど……本っ当に迷惑」
三峰とわ :
勇姫のもとに歩み寄り、耳に唇を近づけて囁く。
三峰とわ :
「……ね、ムシャちゃん。このあと、プロデューサーやみんなにも連絡するんでしょう?」
武者小路 勇姫 :
「だったらなんや!」 図星を突かれるが、何もできない。
三峰とわ :
「……わたしを、"クラッドカルト"と一緒に殺して」
三峰とわ :
「プロデューサーも、きっとそのつもりで計画しているから。……よろしくね」
武者小路 勇姫 :
「――っ! アホなことぬかすな!!」
武者小路 勇姫 :
「どこの誰だか知らんけど、お前の思う通りにだけはさせん……!」
武者小路 勇姫 :
「それが――”勇者(アイドル)”の仕事やからな!」 力いっぱいにNOを叩きつける。
三峰とわ :
「……」
GM :
勇姫の返答を聞いたとわは、やはり無感情に一瞥を残し……部屋を出ていく。
GM :
〈瞬間退場〉を使用し、とわと"クラッドカルト"はその場を去ります。
武者小路 勇姫 :
「ウチを騙してたとか、色々言いたいことはあるけどそんなんは後や……」這いずって端末に手を伸ばし、社長へ連絡を入れる。
GM :
トリガーシーン第二弾です、こちらも侵蝕分でシーン12まで行けちゃいます。お得なチケット第二弾。
GM :
リンカさん、登場侵蝕をお願いします。
リンカ・サンスベリア :
1d10+96(1D10+96) > 9[9]+96 > 105
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 96 → 105
GM :
GM :
……あの炎上の翌日。キミは、セーフハウスではなく自宅へと戻り、暗い部屋の中に引きこもっていた。
リンカ・サンスベリア :
「………」
布団の上で横になりながら、一人あの時の事を思い出す。
来る覚悟はしていた。自分がこういった目に遭う予感はなんとなくしていたから。
…しかし、それでもあの時受けた衝撃はあまりにも大きく、今なお自分の体を、心を、熱を蝕み続けていた。
リンカ・サンスベリア :
「……あの子達、今頃どうしてるかしら。」
ふと思った事を口にした後すぐさま口を噤み、自嘲気味に小さく笑う。
──どうしてるも何も、彼女達の夢を、『熱』を奪ったのは自分だろうに。
そんな自分の虫のよさに、嫌悪感を抱きながら手持ち無沙汰でスマホを眺める
リンカ・サンスベリア :
「………」
案の定、『Re:try」の評判は自分への批判で溢れている…が、少なくとも自分が確認出来る範囲では他のメンバーへ飛び火は無く、ほんの少しだけ心が軽くなった感覚を覚えた。
GM :
……キミがそうして精神の安定を図っていると。
GM :
ぽん、と通知が流れてくる。七瀬レイジ……キミの担当ホストであり、ある種巻き込まれる形で共に炎上の渦中に放り込まれてしまった相手だ。
GM :
「大丈夫?」「僕も状況がよくわからないのだけど……」内容は、キミの心身を気遣うものだ。
リンカ・サンスベリア :
「………」
『大丈夫…とは言えないかもしれないけど、なんとか。』『それと、本当にごめんなさい。貴方の事まで巻き込んじゃった…もう貴方の姫を名乗る資格なんて、私には無いわね…』
ぽちぽちと、たどたどしい手つきで返事を記す
GM :
『謝らないで』
キミのたどたどしい文章に対し、すぱっと短文で帰ってくる。
GM :
『僕にもきっと防ぐ手立てがあったはず。君が謝ることじゃないよ』『大丈夫だから』
GM :
そして、続く言葉。
GM :
『今、どこにいる?迷惑じゃなければ君に会いたい。心配なんだ。』
リンカ・サンスベリア :
「───」
その言葉に、ほんの一瞬呼吸が止まる。そして、僅かな逡巡の後、液晶の上で指を滑らせる。
リンカ・サンスベリア :
『えぇ、私もレイジに会いたい。貴方と会って話がしたい。』
リンカ・サンスベリア :
『今は家に居るのだけど…どこに向かえばいいかしら?』
たどたどしい指使いから一変、迷いのないスムーズな動きで返事をしながら出かける支度を始める
GM :
『あまり目立つところは良くないと思う。君の自宅に僕が直接行ってもいいし、紹介制クラブでも…君に任せるよ』
リンカ・サンスベリア :
『それじゃあ、クラブでお願い出来るかしら。』
『もう貴方の姫は名乗れないけど、それでもわざわざ貴方に足を運ばせる訳にはいかないもの。』
GM :
『了解。だったら、ここまで来て僕の名前を伝えて』
GM :
送られてきたのは、都内某所のマップ情報だ。レイジに対する贔屓目を抜きにしても、特段怪しいところは見られないだろう。
リンカ・サンスベリア :
『ありがとう、レイジ。すぐに向かうから少しだけ待ってて頂戴。』
それだけ伝えた後、即座に支度を終わらせ家を出る。外へ出るリンカの口角は、僅かに上がっていたかのように見えた。
GM :
GM :
キミは自宅を出て、指定の場所へと向かう。そこはとあるビルの一角、階段を下ったところにある小さなクラブ。
GM :
その中の個室で、彼はキミを待っていた。
七瀬レイジ :
「リンカ……」
GM :
彼──七瀬レイジは、申し訳なさそうにキミを呼びつつ立ち上がる。
リンカ・サンスベリア :
「久しぶりね、レイジ…あの時のライブ以来かしら。」
寂しげな笑みを浮かべながら彼の元へ歩み寄る
七瀬レイジ :
「そうだね。……こうして二人きりで話すのは、随分久しぶりに感じるよ」
七瀬レイジ :
「……ごめん。まさか、あの一角のカメラの映像が流出するなんて……」
七瀬レイジ :
レイジはそう返しつつ、キミの手を取りソファへと誘導する。
リンカ・サンスベリア :
「気にしないで…ファンの皆を裏切るような事をしていたのは私だもの。貴方が謝る様な事じゃないわ。」
ありがとう、とお礼を伝えてレイジと共にソファーへ座る
七瀬レイジ :
「裏切るなんて、そんな。……でも、彼らにとって僕のような存在が好ましくないことはよく理解できるよ」目線を下に落とす。
七瀬レイジ :
「……リンカ。これからどうするか、決めた?」
七瀬レイジ :
「僕は……ホストはやめようと思っている」
リンカ・サンスベリア :
「…それは、やっぱり私のせい…?」
七瀬レイジ :
「君のせい、というわけじゃないよ。長続きするものじゃないことは僕自身わかっていた。それに……」
七瀬レイジ :
「君も、きっとアイドルをやめようとしているだろうから」
リンカ・サンスベリア :
「…フフ、流石にお見通しね。
えぇ、今は保留中だけど…私も落ち着いたらアイドルを引退するつもりよ。少しだけ、寂しいけれど…」
あっけらかんとした様子で答えるが、レイジはその声が虚勢である事にすぐ気付くだろう
七瀬レイジ :
「優しくて責任感の強い君のことだからね。そうしようとしていることは、僕じゃなくてもわかるよ」
七瀬レイジ :
「でも……キミは、やめようとはしているがやめたくはない。……違うかな」
七瀬レイジ :
キミの心を見透かしたように問うてくる。
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。
会場を熱くするファンの皆の想い…そしてそれに応えようとするアイドルの皆の想い…
そんな会場に込められた皆の『熱』を…私はずっと見ていたかった、ずっと感じていたかった…」
リンカ・サンスベリア :
「でも、それはもう叶わない。
私が会場に居ちゃ、『熱』が冷めてしまうから。
私は『熱』を愛してるから、それだけは絶対にしたくない…『熱』を冷ましてしまう様な存在にだけは、なる訳にはいかないの」
七瀬レイジ :
「……真面目だね、君は。ステージ上の君を見ていたかった気持ちは山々だし、諦めるなとも言いたいけど……それは、無責任だ。僕にも原因があることだし」
七瀬レイジ :
「……ねえ、リンカ」
リンカ・サンスベリア :
「…なぁに、レイジ。」
七瀬レイジ :
「……一度、この街を出ようよ。僕は君が酷く言われる姿なんて見たくない。表舞台に立つことなら、またいつかの未来できっとやり直せる」
七瀬レイジ :
「…僕は、その『未来』が来るまで君を支えたい。君がまた『熱』を呼び覚ませる日まで、待っているから」
七瀬レイジ :
そう言って、君の手をそっと握る。……いくら鈍感でもわかる。聡いリンカなら尚更。これは、彼からの告白だ。
リンカ・サンスベリア :
「フフ、歯の浮いちゃう様な台詞ね…まぁ、それでこそ貴方なのでしょうけど…」
クスクスと、揶揄う様に笑ってから目を細める
リンカ・サンスベリア :
「でも、そうね…
貴方と一緒なら、そういう道を辿るのも悪くないかもしれないわね…」
そのまま彼の手に自分の手を絡ませ、恋人繋ぎの形を取りながらレイジの瞳を真っすぐに見つめる
リンカ・サンスベリア :
「…そういえば一つだけ、聞きたかったのだけど。
レイジ。結局貴方は、どうしてホストをしていたの?」
七瀬レイジ :
「……僕が、ホストを始めた理由か。それは……」
GM :
君の手を繋いだまま、腰をそっと抱き寄せ、君の目をじっと見つめ返す。瞳の奥を、深く、深く。
七瀬レイジ :
「……キミのような人に会う為、じゃないかな」
GM :
さて、ではですね。
GM :
レイジは、キミに<メンタルインベイション>を仕掛けてきます。達成値14、<意思>による対抗ロールです。
GM :
失敗してもなんとかなるかもしれないですが、ちょっと頑張ってください。
リンカ・サンスベリア :
いきまーす!
リンカ・サンスベリア :
5dx(5DX10) > 6[2,2,2,5,6] > 6
GM :
人間には得意不得意というものがあります
GM :
キミは、瞬時に己のものではないレネゲイドウイルスによる影響を受けたことを察知する。が、もう『入り込まれて』しまったことへの諦めの感情も、同時に湧いてくる。
GM :
ずるり、ずるりと視界がぬらりとした「何か」に埋め尽くされていく。頭の中がふわふわして、息ができない。
GM :
この部屋には二人しかいない。君をこのような目に遭わせた相手は……
??? :
「……ごめんね、リンカ」
リンカ・サンスベリア :
「………そう。」
特に驚く事も無く、そっと目を閉じる。少しずつ、少しずつ、意識が薄れて行くのを感じる
古海 天空 :
——リンカちゃんの意識・広い部屋のずっとずっと遠くから騒がしい音が近づいてくる…
古海 天空 :
「…リンちゃんっ!!!」
部屋にとんでもない破壊音が鳴り響き、頑丈な分厚い扉を破壊する少女。それを止めようとする警備員を振り切りながら現れると大きなよく通る声で彼女の名前を呼ぶ
古海 天空 :
「ダメだよ!やっぱりボク、リンちゃんのいないRe:tryなんて…っ!」今は能力を抑えてる余裕なんてない、自分よりずっと背も体格もいい警備員を押さえつけながら
古海 天空 :
「帰ってきて…っ!」
燕子花 彩芽 :
「申し訳ありません、遅れました」
少女の後を追うように、崩れる瓦礫を斬り飛ばして姿を現す。
武者小路 勇姫 :
「はぁ……はぁ……ギリギリ間に合ったようやな……!!」 警備員を押しのけて息を切らしながら飛び込んでくる
GM :
3人が飛び込んだ先で見たのは、巨大な触手の渦の中に取り込まれていくように姿が埋まっていくリンカの姿。まさに間一髪と言えるだろう。
GM :
だが、当の本人であるリンカはほとんど抵抗をしていなかった様子で、もうほとんど姿が見えない位置まで到達していた。
リンカ・サンスベリア :
「あなた達…どう、して…!?」
三人の姿を見た瞬間、目に『熱』が籠もる。崩れそうになっていた意識が、寸前で繋ぎ止められる
古海 天空 :
「っ…」
怯むことなく渦へ駆け寄り、なんとか触手をかき分けてリンカちゃんの腕を掴む
古海 天空 :
「…みんなの気持ちにこたえたいって、そんな強くて優しい人が悲しむなんて、思いが届かないなんてっ…!"そんなの間違ってる"!」
どこかで聞いたような台詞を力強く、真っすぐに投げかける
古海 天空 :
「だから、リンカちゃんも前を向いてくれなきゃ!そうでしょ…!」
武者小路 勇姫 :
「せや、どうしたもこうしたもあるか! ウチら仲間やんか!!」
燕子花 彩芽 :
「それに…まぁ、こうするのって言うのは…UGNエージェントとして”も”、当然ですからね。違いますか、リンカさん」
??? :
「……ふぅん。どこで聞きつけて来たのだか…」
GM :
"レイジ"は諦めたように、ふ、と触手を緩める。リンカは、天空らに引きずり出される形でフロアに転がる。
GM :
<メンタルインベイション>の効果も薄れつつあり、完全な支配からは逃れることができたようだ。
リンカ・サンスベリア :
「…本当に、皆してお人好しなんだから」
崩れそうな意識を、気合のみで繋ぎ止め何事も無かったかのように立ち上がって見せる
リンカ・サンスベリア :
「私は…貴方達の夢を、想いを、未来を壊した女なのよ…?こんな無茶苦茶してまで助けるべき価値なんて無いでしょうに…」
俯きながら、強がるように、吐き捨てる様に呟く
武者小路 勇姫 :
「何言うてんねん、リンカさん!」
武者小路 勇姫 :
「ウチら"Re:try"なんや……マイナスからのスタートくらいで丁度ええやろ……!」 舞台道具の剣を振りかざし
古海 天空 :
「もう、真面目さんだなぁ…壊れたならみんなでまた作り直せばいいよ ボクはずっとそのつもりだもん」
尻もちをついた状態から起き上がりつつ困ったように
燕子花 彩芽 :
「そうですね……誰よりも落ち着いていらっしゃるのに、私よりも早く諦めようとするのは如何かと思いますよ」
薄っすらと笑んで
リンカ・サンスベリア :
「──っ…馬鹿みたい。どこまで善人なのよ…
本当に、貴方達は…しょうがない子達なんだから…」
張り裂けそうになる声で、そう呟きながら彼女達に向き直り、微笑みかける。
目尻に涙を溜め込みながらも、心からの笑顔を向ける彼女の姿は、普段の大人びた姿からは想像も出来ない程に少女然とした姿だった。
リンカ・サンスベリア :
ロイスを取りたいです!
対象三人で!
GM :
どうぞ!
リンカ・サンスベリア :
勇姫ちゃんに友情/嫉妬(P)、
彩芽ちゃんに信頼/劣等感(P)、
天空ちゃんに慕情/不安(P)
で!
GM :
ありがとう!
GM :
リンカは救い出され、Re:tryのメンバーらは"レイジ"と対峙する。
??? :
「……仲が良いんだね、皆さん。……これが成功すれば楽だったけど……仕方ない」
GM :
"レイジ"はふ、と笑い……自身の髪をざっと掻き上げる。すると黒かった髪の色が薄い金髪へと変わっていく。
サングラスを外し、キミたちを見る『彼女』は……天空が見た、とわの過去の記録映像にいた女。
??? :
「寂しいな。ボクはキミの事、結構好きだったんだけどね」
GM :
彼女は、"レイジ"と同じ顔で、"レイジ"ではない不気味な笑みを浮かべた。
リンカ・サンスベリア :
「あら、私は今でも貴方が好きよ?
だから、例え騙されているのかもしれないって、そう思っていても…貴方の為ならこの身を投げ出しても良いのかもしれないって…そう思ってたわ。」
リンカ・サンスベリア :
「でも、そういう訳にも行かなくなってしまったの。
ごめんなさいね、レイジ…私、結構気まぐれな女だから…♪」
ニヤリと上がる口元を右の手でそっと抑えながら、そう妖艶に応えてみせる
??? :
「おや。気まぐれというより、浮気性なんじゃないのかい?……妬いちゃうな」くす、と笑ってからソファから立ち上がる。
??? :
「そして……ボクの本当の名は、『七瀬レイジ』じゃない」
梓シグレ :
「初めまして。ボクの名前は梓紫暮(あずさ・しぐれ)。またの名を"アビシス"。以後、お見知りおきを」
胸に手を当てて、仰々しく礼をする。
リンカ・サンスベリア :
「アズサ…シグレ…」
名前を反芻しながら、シグレの姿をジッと見つめる
梓シグレ :
「嬉しい。ようやく、本当の名前を呼んでくれた」にこにこと笑う
梓シグレ :
「……まあ、あのままボクのものになってくれたらそれも容易だったんだけど」残念、とまた呟く
武者小路 勇姫 :
「あんたが"アビシス"っちゅーことか……だいぶ回り道したけど、ようやく会えたな」
武者小路 勇姫 :
「らみぃどらいぶ!を洗脳したのも、とわちゃんをウチに仕向けたのもアンタの仕業やな! お陰でえらい目に遭ったで!」
武者小路 勇姫 :
いつもの口調だが、何かあればそのまま飛び出しかねないような圧で剣の切っ先を向ける。
梓シグレ :
「おっと!やだな、怒らないでよ……可愛いお顔が台無しだよ、もっと笑って?」
梓シグレ :
「でも、困ったな……キミの言う事、全部心当たりがあるね。全部成り行きなんだけど」ふふふ、と悪気なく笑う。所詮小道具の剣だ、恐れる様子はない。
武者小路 勇姫 :
「ほー、まあ会ってすぐやけどようわかったわ」
武者小路 勇姫 :
「あんたに『クラッドカルト』を渡したらロクなことになりそうにないってことがな……!」 まずはリンカの救出が先決。この場で先走ることはしない。
梓シグレ :
「そう?ボクならもっと上手く使えると思うけどな……」
武者小路 勇姫 :
「は、だからアカンねん」
武者小路 勇姫 :
「アイツはウチみたいな半人前とおるくらいが丁度ええ……!」
梓シグレ :
「取り返すつもりなの?"クラッドカルト"を」
武者小路 勇姫 :
「別にウチは”クラッドカルト”の力なんかに興味はない」
武者小路 勇姫 :
「でも……アイツにはタコ焼きおまけして貰ったからな。このままなんも知らんまま怪物になって宿主ごと殺されるのを黙って見てるのも寝ざめ悪いやろ」
梓シグレ :
「ふぅん。ボクにはよくわからない絆が産まれているみたいだね……優しいんだね、『ムシャ』ちゃんは」
武者小路 勇姫 :
「本当に気障なやっちゃな……! ウチみたいな陰キャにはそういうんは通用せーへんで!!」 これもとわちゃんの動きから把握したのかとムッとして
梓シグレ :
「ボクだってそんな明るい性格じゃないよ。仲良くしようね」にこ、と笑う
梓シグレ :
「それで……怒っているのはわかったけど、キミはどうしたいの?帰っていいかな?」
武者小路 勇姫 :
「おう、リンカさん置いて帰れ帰れ! ここで騒いでも無駄にボーイさんの骨が折れるだけや」
武者小路 勇姫 :
「まあ……あんたの手元に”クラッドカルト”がいる限り、いずれ決着は着けさせて貰うけどな……!」
梓シグレ :
「わかった、わかったよ。寂しいなぁ…本当はリンカと仲良く帰るはずだったのに」
燕子花 彩芽 :
「話が通じていませんね…」
古海 天空 :
「そんなの、絶・対!ダメ!」
守るようにリンカちゃんの傍に寄りながら
梓シグレ :
ふふん、と目を閉じながらキミたちの横を悠々と歩いていく。一見隙だらけにも見えるが、距離が狭まるのと同時に謎の威圧感をビリビリと感じる。安易に手を出しては仕返しされてしまうだろう。
リンカ・サンスベリア :
「フフ、この状況でそんな事言えちゃうなんて…容姿が変わっても貴方は貴方のままなのね、シグレ…」
傍に寄ってくれた天空に、「大丈夫」と返す様に頭を優しく撫でながら囁く。
リンカ・サンスベリア :
「でも──」
リンカ・サンスベリア :
「私の大切な勇者様を揶揄うのはよして貰えるかしら。不愉快よ。」
次の瞬間、シグレの顔目掛けて血の結晶が飛来する。
それは、シグレの横顔を掠めながら、背後に存在する壁に当たり、飛散した。
GM :
……不意を突かれたからか、それとも『致命的ではないから』と本能が機能せず、回避が遅れたのか。結晶はシグレの頬を浅く傷つける。つぅ、と流れる血。そして、止まるシグレの足。
梓シグレ :
「……リンカ。これは…」
梓シグレ :
「おいたがすぎるんじゃないかなァ……ッッッッ」これまでの半笑いとは異なる、怒りに満ちた声色。ズァ、と腰元から触手が溢れ出て、リンカの首に向かって勢い良く伸びる。
梓シグレ :
……が、直前に攻撃の手を止め……唇を噛み締め、血をスーツジャケットで拭いながらリンカを睨むに留める。
リンカ・サンスベリア :
「あら、どうしたの?そんなに怒っちゃって。
向かい傷は男の勲章、でしょう?。
そっちの方が格好良くて素敵よ、シグレ…♪」
先程の仕返し、と言わんばかりにニッコリと笑って
梓シグレ :
「……さっきの言葉、訂正させてもらうよ。『僕』が『ボク』のままだと言ったね」
梓シグレ :
「ボクは女だ。……男なんかと一緒にするなよ」
リンカ・サンスベリア :
「あら…」
本当に意外だったのか、目を少し見開きながら両手で口元を抑えている
梓シグレ :
む、とした表情。だが、首を振ってキミたちを一瞥してため息をつく。
梓シグレ :
「……まあ、いいか。きっと、キミたちも…この国も、あと少しで終わってしまうのだからね」
GM :
そう、不穏な一言を残して、梓紫暮は部屋を出て行った。
GM :
Scene12 明星のレゾナンス
GM :
登場PCは全員ですが、彩芽さん以外は前のシーンで侵蝕やってるのでそのまま!彩芽さんだけお願いします。
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 3
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 86 → 89
GM :
リンカを回収した一行は、合宿所として使用していたセーフハウスへと戻る。途中となっていた情報共有をそこで続けるように、とオーメンから指示があったためだ。
GM :
一悶着ありつつも、キミたちは一時の休息を得ていた。
燕子花 彩芽 :
「…………そうですね…」
なんだか気まずそう
リンカ・サンスベリア :
「……………」
ズーーーーンという効果音が目に見える程気落ちした状態で、部屋の隅で縮こまっている
武者小路 勇姫 :
「そういうテンションにもなるわな……」
古海 天空 :
「…みんな…、ちょっと休憩する?」両手に資料の束を抱えながら首を傾げるとキッチンの紅茶やコーヒーを見る
武者小路 勇姫 :
「ん~~……せやな。こういう時ほど冷静になった方がええ」
燕子花 彩芽 :
「手伝いますよ古海さん。話は休憩がてらにしましょう」
椅子から立つ
リンカ・サンスベリア :
「私は恥ずかしいわ…既に皆にこれ以上無い位に大きな迷惑をかけていたって言うのに…舌の根も乾かない内にまた………」
ぼそぼそと己の失態を嘆きながら、一人床の線を指でなぞっている
古海 天空 :
「も~…リンちゃん気にしすぎだよ、甘いもの食べてリラックスしよ?」あはは、と困ったように笑うと紙の束の中からチョコレートの箱を取り出してテーブルへ置く
燕子花 彩芽 :
「それに、前提も間違えています。少なくとも私は迷惑を被ったと言う認識を持っていません。皆さんはどうでしょうか?」
答えは分かり切っているように、周りを見ずコーヒーを入れながら
武者小路 勇姫 :
「勿論! リンカさんいなかったらウチなんかここまでやれてへんしな」 ハート形のチョコをもぐもぐ
古海 天空 :
「ふふ、とーぜん!無事でよかった~」ニコっと笑うと頷く
リンカ・サンスベリア :
「……そーいうところよぉ、貴方達は本当にぃ…」
グシュっと鼻を鳴らしながら、赤くなった目で三人を見渡す
リンカ・サンスベリア :
「…優しすぎるわよ、もう。
皆にこれ以上負担をかける前に早く引退しなきゃって、ここ数日間で覚悟を固めてた私が馬鹿みたいじゃない…」
渡されたチョコを口に頬張りながら、口先を尖らせている
燕子花 彩芽 :
「……勝手に覚悟を固められても…という所ではありましたし…誰もそうしてほしいと思っていませんでしたし…」
ねぇ…という顔
武者小路 勇姫 :
「うん、まだまだ居て貰わな困りますよ! ちゃんと戻ってきてくれるって、信じてたし……」
古海 天空 :
「…あやちゃんね、すっっごく心配してたんだよ?」
微笑ましそうに彩芽さんをみると優しい声色でリンカちゃんにそう伝える
古海 天空 :
「こんなときにのんびりしすぎかもしれないけど、ボクたちみんなの事が"大好き"なんだな~って…、嬉しかった。」
テーブルに置いた際にすこし散らかってしまった資料を整頓しながら
燕子花 彩芽 :
「………いえ…心配なんて…いや、心配は当然しましたが…私のは…もう少し自己中心的なもので…して…」
より一層作っているコーヒーしか見なくなる
リンカ・サンスベリア :
「…?」
まだ僅かに潤んだ瞳のまま、ジッと彩芽を見つめてその言葉の続きを待っている
燕子花 彩芽 :
「……不思議なことで、…リンカさんがあの場を退出した後、なんというか…せっかく得られたものを失ってしまった感覚というか……」
燕子花 彩芽 :
「あの場で辛い思いをしたのはリンカさんだと思うのですが……あの後、少し駄目になってしまって」
燕子花 彩芽 :
「久しぶりに、”失敗”をしたんだ…という気分に、なっていました」
あくまで客観的に、本人が言うように、少し不思議そうに語った。
リンカ・サンスベリア :
「………フ、フフ…フフフ…♪」
ほんの僅かに間を置いてから、クスクスと可笑しそうに笑い始める
リンカ・サンスベリア :
「…ごめんなさい、彩芽ちゃんからそんな言葉が聞けるなんて思ってなかったから、嬉しくなっちゃった。」
コホン、と小さく咳払いをしてからゆっくりと彩芽の方へ向かう
燕子花 彩芽 :
「……?ええと…?」
リンカ・サンスベリア :
「ねぇ、彩芽ちゃん…まだここに来てからそこまで経ってない、毎日が練習漬けの日々だった頃。
初めて皆で一緒にゲームをして遊んだ日の夜の事、覚えてるかしら?」
燕子花 彩芽 :
「はい、もちろん」
リンカ・サンスベリア :
「あの時、貴方は言っていたわ。
自分には特別な感情を持てる物が無いって、今後そういうものを見つけられる自信もないって。」
リンカ・サンスベリア :
「でも、そんな貴方がたった今
折角得られたものを、失ってしまったかのような感覚に襲われたって、そう言ったの。」
リンカ・サンスベリア :
「つまりね、今まで夢中になれた物が無いなんて言っていた貴方が、参ってしまうの喪失感を感じてしまう程、自分にとって大切なものを見つけられたって事なのよ、彩芽ちゃん。」
リンカ・サンスベリア :
「そんな衝撃的な事、不意に告白しちゃうんだもの。そんなの、可笑しくって笑い出しちゃうに決まってるじゃない…♪」
目尻に浮かんだ涙を拭いながら、弾む様な声色で語る
燕子花 彩芽 :
「………それは、そう…なのかも…しれません。そういったもの…というのは、所謂”趣味”に限るものだと…思っていました」
燕子花 彩芽 :
「ですが、私たちの活動は…趣味とは違うもので、でも仕事であると割り切るには…憚られる…ただの仕事の間柄と言い切ってしまうには、少し…」
語感や意味を口内で転がすように
リンカ・サンスベリア :
「…いいんじゃない、別に。
趣味であろうと、仕事であろうと、何であろうと…その行動に意味を、『熱』を見出せたのなら
それはきっと素晴らしい事だと私は思うわ。
何より、仕事だから、趣味だからって理由で、折角得られた物を、自分の中で違うと割り切ってしまうのは…あまりにも寂しいじゃない…♪」
困ったような笑みを浮かべながら、小さく微笑んで見せる
燕子花 彩芽 :
「そう…ですね…私も…そのようなことはしたくありません…そう…私は…」
燕子花 彩芽 :
「そっか…ああ、それなら……」
続くように、そして得心が行ったように小声で
燕子花 彩芽 :
「二つ、結論が出ました。一つは…私は間違いなく、Re:tryでの活動を通じて、皆さんとの活動に熱中していたということです」
と、言い切る。そのまま必要な分のコーヒーを淹れ、二つ目を言い出す気配はない。
燕子花 彩芽 :
「どうぞ。ミルクは必要ですか?」
リンカ・サンスベリア :
「…いいえ、ありがとう。
このままでいいわ。」
カップにそっと手を添えながら、静かにコーヒーを口にする
リンカ・サンスベリア :
「…うん、とってもいい味。
相変わらず、良い珈琲を淹れてくれるわね、彩芽ちゃん。」
燕子花 彩芽 :
「嗜んでいましたから」
古海 天空 :
コーヒーにミルクと砂糖を多めに入れながら和やかな雰囲気のふたりを眺めると「…よし!」と呟きながら資料へ向き直り
古海 天空 :
「…みんなリラックスできたかな、じゃあ”じょーほーきょうゆう”しよっか!」
いつか聞いた勇姫ちゃんの進行を真似するように
古海 天空 :
(…これ、ボクが集めたものじゃないんだけどね……)小声で呟きながらえへへ、と笑う
武者小路 勇姫 :
「おう! 今回ウチあんま役に立てへんかったからアレやけど……頼んだ!」
燕子花 彩芽 :
「お恥ずかしながら、私もあまり…」
古海 天空 :
「うん、いいの!あのとき一緒にきてくれてありがとう!」
ふたりにニコッと笑いかけて頷くとリンカちゃん救出の礼を述べてから数枚の資料を眺める
古海 天空 :
「あった!…えと、がんばって説明するけどわからなかったらごめんね…?」
古海 天空 :
「まずクラッドカルト君のお話……」
うまく説明できるか少し不安そうに切り出す、内容を思い出しながら"『クラッドカルト』について"を共有します
武者小路 勇姫 :
「なるほどなぁ……」 神妙そうな面持ちで聞いている
リンカ・サンスベリア :
「……」
考え込む様に少し俯き気味になりながら話を聞いている
武者小路 勇姫 :
「ありがとうな。それで、『クラッドカルト』についてなんやけど、ウチからも共有せなアカンことがある」
武者小路 勇姫 :
「実は……セーフハウスで情報収集してるとき、とわちゃんに会うたんよ」
燕子花 彩芽 :
「それは」
驚いたように
古海 天空 :
「えっ!そうなのっ!?」驚いて勇姫ちゃんをみる
武者小路 勇姫 :
「本当や。もっと早く伝えたかったんやけど、社長にもよう連絡つかんしバタバタしててな……」
武者小路 勇姫 :
「結論から言うで。とわちゃんはたぶんアビシスに洗脳されてて……『クラッドカルト』は持ってかれてもうた」 一部始終を簡潔に共有する
武者小路 勇姫 :
「そのとき『クラッドカルト』についてはいろいろ聞いたけど、いま天空ちゃんが共有してくれた通りみたいやな」 表情には出さないが、静かに怒りに燃えている。
リンカ・サンスベリア :
「…そういう事ね。
あんな話を聞いたのに、やけに冷静だったから、何かあったんじゃ無いかとは思っていたけれど…」
納得した様に軽く頷いてから勇姫ちゃんを見つめる
燕子花 彩芽 :
「端的に言って、はた迷惑なレネゲイドビーイングですね。UGNの対応からしてジャームでは無いようですが……」
呆れたように息をついて
武者小路 勇姫 :
「とりあえずウチからはいなくなったけど、これで解決ってわけにはいかんってことやな」
武者小路 勇姫 :
「あとで、社長も交えて情報整理しながら考えよか」
古海 天空 :
3人の会話に思うところがあるらしく、少し考えてからDVDプレイヤーを取り出すと何も書かれていないディスクを入れながら
古海 天空 :
「……えっと、この情報…関係あるかな…、むーちゃんには少しショック、かも…」歯切れ悪く呟くと"大丈夫?"と尋ねるように勇姫ちゃんを見て首を傾げる
武者小路 勇姫 :
「……たぶん今のウチはちょっとやそっと程度のショックじゃ動じんから大丈夫。流してや」
古海 天空 :
「……」コクリ、と頷くと再生スイッチを入れて"三峰とわととある映像記録"を共有します
古海 天空 :
「……このひと、リンちゃんを攫おうとしてたひとだと思う。」
映像が終わるとポツリと呟いて、みんなに小難しい文字がたくさん書かれたノートを見せる ”アビシスについて"の補足情報を共有します
武者小路 勇姫 :
「……」 瞬きひとつせず映像を見つめる
武者小路 勇姫 :
「これ、映ってんのはとわちゃんと、アビシスと、アマセカのオタクのみんなか……」 冷静に分析する
武者小路 勇姫 :
「……なんとなく、とわちゃんの言うてたことがわかった気がするわ。クラッドカルトがファンを暴走させて、アビシスにやられてもうたってことやな」
燕子花 彩芽 :
「……なるほど…それは確かに、アイドルを続けられない理由としては十分ですか」
リンカ・サンスベリア :
「…厄介な子ね、クラッドカルト…
引っかき回すだけ引っかき回すなんて…」
悩まし気に呟く
古海 天空 :
映像を最後まで見届け、きちんとディスクを仕舞おうとするとケースの隙間からはらりとメモ帳が落ちる
古海 天空 :
「……?」
拾い上げて眺めるとそこには"知るべきだ。"と書いてあり、裏面には映像の日付や時間等の情報、そして『最終更新者・オーメン相良』とメモされていた
古海 天空 :
「……え、」
武者小路 勇姫 :
「どうしたん?」
古海 天空 :
「……え、と…」声をかけられると驚いたように顔をあげる、明らかに視線は泳いでいて混乱しつつもこれを伝えるべきか否か悩んでいるようだ
武者小路 勇姫 :
「そのメモに何か……?」
古海 天空 :
頭の中で必死になにかを天秤にかけていたが、諦めたように深呼吸をひとつ。言葉には現わせなかったようで震える手でメモを勇姫ちゃんへ渡す
武者小路 勇姫 :
「……! なるほど、やっぱりな……」 その名を確認し、みんなに見えるようにメモを見せる
リンカ・サンスベリア :
「──プロデューサー…さん?」
燕子花 彩芽 :
「彼ですか…一体何を…」
古海 天空 :
「おじさん、ボクたちに嘘つくことは……いっぱいあったけどっ、でもこういうことはお仕事だから…教えてくれてるって思ってた……」
天空が彼にかなり懐いていることは察せるだろう、処理しきれない情報にかなり落ち込んでいるようで独り言のように呟く
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃん……」 ある程度はとわから聞いていた話で改めてショックを受けることはないが、その様子を見て掛ける言葉もない
武者小路 勇姫 :
「……直接聞いてみようや。どういうつもりなんか。この期に及んで話さんなんてことはないやろ」
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。
こんな時まで隠し立てする様な人でも無いでしょうし。
…落ち込むのは、その後でも遅くないわよ、ソラちゃん。」
しゃがんで、天空の瞳を真っすぐに見つめながらそっと頭を撫でる
燕子花 彩芽 :
「そうですね……UGN支部長と言うのは往々にして隠し事が多い物ですが、今回ばかりはそう言ってもいられませんから…」
書類等を眺めながら、少し不満顔で
GM :
皆が不審を募らせているところで、セーフハウスのインターホンが鳴る。カメラを覗くと、そこにいるのはキミたちのプロデューサー……兼社長兼支部長。
GM :
オーメン相良が、そこに立っていた。
武者小路 勇姫 :
「お化け――ちゃうかったわ。丁度来たな、上がってや社長」
オーメン相良 :
『手間をかけるな』
GM :
そう言って、合鍵を使って入ってきた彼は……程なくして、キミたちのいるリビングにやってくる。
オーメン相良 :
「待たせた。……その様子だと、ある程度のところまでは『知った』ようだな」
オーメン相良 :
彼は状況を見て、淡々とそう尋ねる。
武者小路 勇姫 :
「おうおうおう、どういう事情で黙ってたんか、理由を聞かせて貰おうやないか!」 一歩詰め寄り
古海 天空 :
「……」普段と打って変わり元気がない様子で俯いている
オーメン相良 :
「『黙っていた』というのがどの情報についてか、そこまでは判断がつかないが…良いだろう。もはやこの段階だ、全て話そう」
GM :
そう言って、詰め寄る勇姫の横を通り部屋のソファに腰掛ける。
オーメン相良 :
「……そうだな。端的に言うなら…キミたちへの依頼の裏で、私は別件の対応をしていた。誰から依頼を受けたわけではない、これは私自身のためとも言えること」
武者小路 勇姫 :
「別件ん??」
オーメン相良 :
「私の目的は"クラッドカルト"の消滅だ。別件というのは、三峰とわを殺害することで、それを達成する計画だな」
燕子花 彩芽 :
「…なるほど」
武者小路 勇姫 :
「ッ……!! 本気で言ってるんか!?」 思わずオーメンの服の裾を掴む
オーメン相良 :
「……」
オーメン相良 :
「…… 順を追って話そう。本気ではあるが、これでは語弊を招く」 アイドルに自ら触れない、というプロデューサーとしての信念なのか、キミの手を払うことはしない。が、面越しにじっと目を見つめ返してくる。
武者小路 勇姫 :
「……聞かせてや」 手を離して一旦引き下がる
オーメン相良 :
「ありがとう」何事もなかったかのように手を組み、話し始める。
オーメン相良 :
「まずは、キミたちがきっと知らない情報から共有する。このことは、UGN日本支部にもあげていない極秘の内容だ。……本人すら、知らない」
オーメン相良 :
「三峰とわはジャーム化している」
武者小路 勇姫 :
「ッ――なん、やて……」
武者小路 勇姫 :
頭が理解を拒む。動悸が抑えられず息荒く、胸に手を当て必死に落ち着こうとする
オーメン相良 :
「……待て、大丈夫だ。いや、大丈夫ではないが、冷静になって聞いてくれ」
オーメン相良 :
「とわくんは、あの日……キミたちがすでに観たであろう映像が撮影された日、暴走したクラッドカルトの影響を受けてジャーム化してしまった」
オーメン相良 :
「だが……とわくんは、まだジャームとして完全に蝕まれたわけではない。彼女の『アイドルで居たい』『アイドルを辞めなければならない』という二律背反の心が、奇跡的にジャーム化を途中で食い止めた」
オーメン相良 :
「二重人格というと語弊があるが、彼女の半分はジャームであり、もう半分はジャームではない。ジャーム化した精神は『アイドルで居たい』という心にあり、彼女がそれを押し留めていたからこそ、あのように正気を保っているとわくんが居るわけだ」
オーメン相良 :
「……言っている意味は、わかるか?」
古海 天空 :
「…とわちゃんが、もしアイドルに戻るって決めたら……」少し顔をあげると何かを察したように呟く
武者小路 勇姫 :
「……完全にジャーム化するってことか!?」
オーメン相良 :
「……少なくとも、正気のとわくんの存在が危ぶまれることは確かだ」
武者小路 勇姫 :
「クソッ!! そんなことも知らんとウチは能天気なことを……っ!」
武者小路 勇姫 :
ソファを思い切り殴り、拳が跳ね返る。
オーメン相良 :
「……勇姫くんが嘆くことではない。私はそれを隠していた。…それに、とわくんが自身の状態に気づいていたなら、きっと彼女自身もそれを隠しただろう」
武者小路 勇姫 :
「……それで、何とかする手立てはあるんか」
オーメン相良 :
「……ジャームという存在について、明かされていない部分は多いが……少なくとも、わかっていることは一つある」
オーメン相良 :
「ジャーム化という現象は不可逆だ。治す、とかそういうものではない。放置すれば、彼女は自壊するまでそのまま生き続けることになる」
オーメン相良 :
「だから、手立てはあるとも言えるが、『元に戻す』という観点ではNOだ」
武者小路 勇姫 :
「……続けてくれや」
オーメン相良 :
「了解した。さて、私が考えている手立ては…」
オーメン相良 :
「……ジャーム化したとわくんを殺すこと。彼女の身体にまで影響を及ぼす前にな」
オーメン相良 :
「だが、その為には彼女の『アイドルを辞めなければならない』とする強靭な精神力を取り払う必要がある。その為に……すぐそばにいる君たちに、アイドルとしてデビューしてもらった」 無論、それだけが目的ではないがな、と補足
武者小路 勇姫 :
「要するに……ウチらの活動でジャームの側面を引き出して、それを殺す。そのための計画やったってことか」
オーメン相良 :
「複合的な理由があるものの、目的の一つはそれだ。君たちに説明していた内容も決して嘘ではない、とは弁明させてもらおう」
燕子花 彩芽 :
「行動内容を批判する気は…今はありませんが、”嘘は言わずとも情報を提示しない”も十分信を損なう行為だと思われます」
よそから軽く野次を飛ばしておこう
オーメン相良 :
「……その通りだ。非常に不誠実だったと認識している。申し訳ない」素直に謝罪し、頭を下げる。
オーメン相良 :
「とわくんのことをおいそれと話すわけにはいかない事情もあった。UGNにこの事が知れたら、きっと彼女もタダでは済まなかったからな。
……だが、君が望むなら、本件を上に通報しても構わない。可能なら、本件の対応が終わるまで待ってほしいが」彩芽に向かってそう伝える。
燕子花 彩芽 :
「……いえ、今のは…失礼しました、愚痴というか…八つ当たりのようなものです。三峰さんのことを考えれば、情報を伏していたことについても納得しています。……上への報告についても同様です」
思っていたより下手に出られたので少したじろぐ
オーメン相良 :
「……恐れ入る」短く返し、僅かに頭を下げる。
古海 天空 :
「…あのとき内緒にされたこと、クラッドカルト君を殺しちゃうからだったんだね?……どうして?」
今度は本当のことを聞けるだろうと、少し涙声が残りつつも落ち着いた様子で改めて質問を投げかける
オーメン相良 :
「……"彼"には悪いが……アレは、決して芸能界に居て良い存在ではないと認識している。無論、オーヴァードの生きる世界においても、災禍を招くような曰く付き」
オーメン相良 :
「君には刺激の強い言い回しとなってしまうが、これは『駆除』に近い対応だ。……こうする他の対応が、私には思いつかなかった。以上」 これ以上説明できることはない、と言わんばかりに口を閉ざす。
古海 天空 :
「……、そっか…」
オーヴァードのことはよく分からないが芸能界の事はよくわかっている、彼が"その世界"でどういう影響を起こすだろうということも。納得はいかないが理解はできている様子で呟く
武者小路 勇姫 :
「……」 その説明を聞いて、いろいろな考えが頭を廻って言葉が出てこない
燕子花 彩芽 :
「………そうですね…私は概ね賛同します」
オーメン相良 :
「……理解を示してくれて何より。私自身、いわゆる『UGN』らしい考え方は不得手だからな……中々同意を得られないことだと思っていた」それもまた話せなかった理由だ、と呟く。
オーメン相良 :
「……UGNのデータベースの動画を見たとのことだが、データを発見したのは?」メンバーを見渡して
古海 天空 :
ビクッと顔をあげると観念したようにソファへ近寄り、メモが抜かれたDVDをケースごと手渡し
古海 天空 :
「…ごめんね…ボクです、」小さな声で謝る
オーメン相良 :
「……流石、優秀だな。あの状況で、よく見つけてくれた」
オーメン相良 :
「あの動画は、元はFHのデータベースにアップロードされていたものを盗んできたものだ」
オーメン相良 :
「あの日、とわくんを保護したのは全くの偶然だった。それから、何があったのかを探ったところで見つけたのがあの動画だった」
すなわち、最終更新者の名前にオーメンの名があったのは、映像を保存した者の名前が記載されていただけのことらしい。
古海 天空 :
「そう、だったんだ……」真相を知ると若干緊張が解けたようでホッと肩の力が抜ける
オーメン相良 :
「そういうことだ。もっとも、あの日慌ててデータを引き出したことがバレて以来、FHへのアクセス権限を失った。おかげで、今回の調査は難航してしまった…」
オーメン相良 :
「……だが、君がそれを解決する鍵となってくれた。……リンカくん」リンカの名前を呼び、ちらと顔を見る。
リンカ・サンスベリア :
「……」
腕を組んだまま、やや俯瞰するようにオーメンを見ている
オーメン相良 :
「とわくんを襲ったFHエージェント……あの一件で負傷し、身を隠していた"アビシス"の居場所を突き止めたのは、つい最近のことだ」
オーメン相良 :
「変装している"アビシス"には既に固定客が何人かいて、その中でも特に贔屓にされていたのが君だった。君がUGNエージェントであることを知った時、私がすべきと思ったことは2つ」
オーメン相良 :
「1つ目は、君を彼女から引き離すこと。お互いがお互いの正体を知らないとはいえ、FHエージェント……それも、かなり凶暴な性質を持つ彼女のそばに居ることは、リスクが高いと感じたからだ」
オーメン相良 :
「"らみぃどらいぶ"の2名も、彼女の手によってオーヴァードに覚醒させられた後、洗脳されていた。彼女は平気でそういうことをする、悪魔のような人間だ」
オーメン相良 :
「そして、2つ目は……君を通じて、"アビシス"に接触することだった。このまま再度雲隠れされては、また彼女の居場所探しからスタートしなくてはならない」
オーメン相良 :
「……君のもとに届いたオーディションの通知のことは、覚えているか」
リンカ・サンスベリア :
「…忘れた事なんて無いわよ。
アレが…全ての始まりだったんですもの。」
小さく息を吐きながら、当時の事を想い、目を細める。
オーメン相良 :
「それは何より。あのオーディションのメッセージは、君相手にしか送っていなかった」
オーメン相良 :
「さて。とにかく、君の抱える『火種』を私が把握していた、という件については昨日伝えたが……裏の事情に関する説明は以上だ」
オーメン相良 :
「言った通り、説明に時間がかかってしまったな。すまない、私にはどうしても話が長くなる傾向がある」
リンカ・サンスベリア :
「…要するに。
私の立場を知った上で、それを利用する為にこんな手の込んだ事をした、と。そういう事かしら。」
オーメン相良 :
「要約するとその通りだ」
リンカ・サンスベリア :
「そう…あっさり認めるのね。
まぁ、貴方らしいといえば貴方らしいけど…」
蔑むような目線を向けたまま言葉を続ける
リンカ・サンスベリア :
「フフ…貴方も悪い人よね、プロデューサーさん。
あんなに熱く、自分が選んだ自慢のアイドル…みたいな事言っておきながら、結局は自分にとって都合の良い人物を選出しているだけだったんですもの…さぞ楽しかったでしょうね。アイドルっていうものに見初められて、有頂天になっている相手を見下すのは…」
リンカ・サンスベリア :
「でもまぁ、それならそれで話が早くて助かるわ。
だって、もう貴方に私を引き留める理由は無いって事でしょう?このまま私がアイドルを…『re:try』を辞めると言っても、もう引き留める理由も何も無いのでしょう?
お互い、後腐れが無くてスッキリするわね。」
蔑むように、嘲るように、言葉を並べたてる
オーメン相良 :
「……どこから否定したものかな」君の弾丸のように抉る言葉を受けてなお、オーメンは冷静だ。
オーメン相良 :
「もちろん作戦の一環として君をスカウトしたのは事実だ。だが、見下したことなど一度もない。君がアイドルとして活動する時の輝き、誰よりも強い『熱』を、私は本当に尊敬している」
オーメン相良 :
「何度世界を繰り返しても、仮に君がオーヴァードではないただの女性だったとしても、私は君をスカウトしただろう。そして、今ここにある『熱』を絶やしてはいけないと強く思っている」
オーメン相良 :
「そして、君自身もまた気付いているだろう……リンカ・サンスベリアくん。君の中で、この『きっかけ』以上に得るものがあったのではないか」そう、彼もまた早口で、演説するように君に問いかける。
リンカ・サンスベリア :
「──っ」
面食らった様に目を見開き、冷や汗を浮かべながらオーメンを見ている
リンカ・サンスベリア :
「…はぁ。
そこまで真摯な上に見透かされた様な事言われちゃったら、もう何も言えないわね…」
リンカ・サンスベリア :
「ごめんなさい、プロデューサーさん。
私が悪かったわ。あんまりにも毅然としてるものだから、少し意地悪したくなっちゃったの。」
肩を竦めながら、困った様に目を細め、謝罪する。
リンカ・サンスベリア :
「少なくとも、今の私もう今の私にはもう、『re:try』を辞めようなんて気持ちは微塵も無いわ。
だって、貴方の言う通り、自分の恥やプライドなんてニの次になってしまう位…大切なものと出会えたんですもの…♪」
コツコツと、軽やかな足取りでメンバーの皆の元へ近づいた後、改めて親愛なるプロデューサーへと向き直る
リンカ・サンスベリア :
「感謝してるわ、プロデューサーさん。
私を見つけてくれて…ここに連れて来てくれて本当にありがとう…大好きよ。」
クスっと、花開くような可憐な笑みを浮かべながら、心からの謝意を口にする。
オーメン相良 :
「………」スゥゥ…と深く息を吸って、しばらく天を仰ぐ。
オーメン相良 :
そのままぐるりと部屋を一周した後、何事もなかったように君の前に戻ってくる。
オーメン相良 :
「……礼には及ばない。いや、仮に意地悪であったとしても君の言う通りだ……誤解させるような真似をしたし、君の想いに対して不誠実な点があっただろう。その点については謝罪する、申し訳ない」頭を下げる。
オーメン相良 :
「君が『Re:try』の一員であること、君たちをプロデュースできること、私はその全てに感謝している」そう言って、リンカを、そして皆を見渡した。
リンカ・サンスベリア :
「フフ…相変わらず誠実よね、プロデューサーさんは…
でも、そうね…私もあんな事を隠した上でここに入る事を志願したっていう負い目もあるし…」
コツ、コツ、と弾む様な足取りでゆっくりとオーメンに近づいて
リンカ・サンスベリア :
「そう思うのなら、これからも私達が満足するまでプロデューサーを続けて頂戴。それで、私に対する非礼は手打ちにしてあげる…♪
というか、貴方の元以外でアイドルをするつもりなんて更々無いしね。」
ギュッと、包み込む様にオーメンの手を握る
リンカ・サンスベリア :
「──精々、私を熱くさせて頂戴ね、プロデューサーさん。
私が見たい『熱』の中には、貴方も含まれているのだから…♪」
オーメン相良 :
「……もちろん。これからも、よろしく頼む」一言、そう冷静に返す。そして次の瞬間、シュバ、と効果音と共に君の手を離して3m後ろに戦闘移動する。
オーメン相良 :
「そして アイドル 接触 NG。OK?」
燕子花 彩芽 :
「徹底していますね…」 奥で
武者小路 勇姫 :
「と、とにかくリンカさんが納得したようでよかったわ……!」 ほっと胸をなでおろす
古海 天空 :
「…ふふっ」天空にとっても身に覚えのあるやりとりのため思わず笑みがこぼれる
リンカ・サンスベリア :
「相変わらずお堅いわね…そこが美徳でもあるけど…」
リンカ・サンスベリア :
「でもお生憎様。
今の私はアイドルは休業中ですもの…だからノーカウント。
残念だったわね♪」
べっ、と小さく舌を出しながら、オーメンにだけ見える様にほんの一瞬ウィンクして見せた後
今度こそ満足した様に後ろに下がっていく
オーメン相良 :
「……」じと…と君の下がる姿を見るが、それ以上の追求はなかった。
武者小路 勇姫 :
「……なあ社長。話は戻ってとわちゃんのことなんやけど」
オーメン相良 :
「む。……そうだな、君が確認したいであろうことは無数にあるだろう」聞く姿勢
武者小路 勇姫 :
「仮にこの計画がうまくいったとして、その後とわちゃんはどうなるんや……?」
武者小路 勇姫 :
「ジャームとはいえ、一部分を切り離して元通りです、ってワケには行かん……ような気がするんやけど……」
オーメン相良 :
「……それは、私にもわからない」まず初めに、そう断言する
オーメン相良 :
「ジャームについて、研究は進められている。とわくんのような事例も、ない話ではない。もしかしたら、彼女は何事もなく帰ってくるのかもしれない」
オーメン相良 :
「……だが、何につけても『絶対』というものはない。もしかすると計画が失敗し…最悪の事態になる可能性はある」
武者小路 勇姫 :
「……実際にやってみんと、確かなことは何も言えんって感じか」
オーメン相良 :
「その通りだ」
オーメン相良 :
「しかし。裏を返せば、君が望む道を……とわくんの生還を望む道を諦めないのならば、きっと運命はその想いに応えるはずだ。この世界は、どう言うわけかそのように回っている」
オーメン相良 :
「……とわくんと君の間にある絆を信じると良い。私が思う確かなことは、それだけだ」
武者小路 勇姫 :
「あんたがそう言うなら……わかったわ。社長」
武者小路 勇姫 :
「この世界の真実がどうとか、ウチにはようわからん。どのみちウチはその作戦に乗るしかない。アイドル始めたときみたいにな」
武者小路 勇姫 :
「(……結局まだ、”そうじゃない”とわちゃんとはちゃんと話せてない。そのままどっか行ってしまうなんて、ウチは許さんからな)」 決意を胸に秘める。
オーメン相良 :
「振り回してしまうこと、申し訳ない。だが……君の望みが叶うこと、それはこの場の誰もが願うことだ。協力しよう」力強く頷く。
武者小路 勇姫 :
「……なあ、あとひとつええか?」
武者小路 勇姫 :
「”クラッドカルト”なんやけど、やっぱどうしても殺さなアカンのか?」 収まりが悪そうに左右をきょろきょろしながら
オーメン相良 :
「……私は、始末するべきと考える。だが、それが倫理上問題がある行動であることも理解している」
オーメン相良 :
「……それとも、それ以外の理由が?」腕を組み、君に問いかける
武者小路 勇姫 :
「確かに、アイツのせいでとわちゃんの人生はめちゃくちゃになったし、ウチだって大分迷惑かけられたわ」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんは、アイドルやってたときの自分が”クラッドカルト”に作られた偽物やったんやないかって信じられてないみたいやった。まあ、話したときちょっと様子はおかしかったけど……そこの不安自体は本当のことなんやと思う」
武者小路 勇姫 :
「でも、それを言うたらウチも”クラッドカルト”がいなかったらとわちゃんに出会えてないかもしれんし、人生ちゃんとやり直そうとも思えてないかもしれん」
武者小路 勇姫 :
「確かにアイツにのせいで取り返しのつかんことになったけど……でもそれだけが全てじゃないと思うんや」
武者小路 勇姫 :
「あと……付き合い短いけどなんやかんや相棒やしな。できたら、ちゃんとやり直そうって言ってやりたい、その機会くらいは与えてあげたい気持ちがある」
オーメン相良 :
「……彼に慈悲を与えると言うことだな。いや、それが悪いと言うわけではない。君が彼に対して、そのような感情を持つこと自体否定されるべきではない……」
オーメン相良 :
「だが、『これまで』のことを水に流したとして、『これから』はどうする。そのプランは、きちんと君の中で整理がついているのか?」誰が見てもわかりやすい程度に、難色を示している。だが一方で、君の意見を聞こうとする姿勢も見せている様子だ。
武者小路 勇姫 :
「……正直わからへん。結局、ウチに憑いてた間もUGNがちゃんと制御できてたかっていうとできてへんかったんやろうし……今もずっと考えてるけど答えは出ぇへん」
武者小路 勇姫 :
「ただ……慈悲っちゅうたら大袈裟やけどさ。ウチの尊敬する人やったら、絶対に最後までその可能性を諦めへんと思うんや」
オーメン相良 :
「……君が尊敬する人か。それが誰かはわからないが想像はできる、きっと非常に気高い人なのだろう……まるで、勇者(ヒーロー)のようにな」
武者小路 勇姫 :
「ヒーローっていうかヒーラーやけど……そうやな。うちにとっては今までも、これからもずっとヒーローや」 苦笑しながら
武者小路 勇姫 :
「あとどれだけ時間あるかわからんけどウチは考えてみるし……できたらみんなの知恵も借りたい。それでいい考えが出なかったら、そのときはきっぱり引導渡す」
武者小路 勇姫 :
「そういう道があると思っても、ええんかな」
オーメン相良 :
「……まず。一般的な話として、だが……UGNの基本的な考え方として、ジャームでもないオーヴァードをむやみに殺すことは推奨されていない」当然だな、と前提を置く。
オーメン相良 :
「だからこそ、君の考え方は否定されるべきではない。むしろ、正しいとも言えるだろう」
オーメン相良 :
「だが。……"クラッドカルト"は、常に誰かに取り憑き続ける、いわば無敵の存在。そして言い方は悪いが、今が彼を倒す絶好の機会だ」
オーメン相良 :
「この機会をみすみす逃して良いものか、この先に解決策を見つけることができるのか。私は危惧するのはその点について。……君が道を模索するのなら、このことを十分留意してほしい」
武者小路 勇姫 :
「……ありがとうな、社長。その可能性をくれるだけでウチは十分や」 自信なさげに強がるように笑う
オーメン相良 :
「……君だけに責任を背負わせるつもりはない。私は、君の望む道をサポートし続けよう」
オーメン相良 :
「もし、"クラッドカルト"を守りたいのなら。君は、とわくんを……倒すよりも先に、彼をとわくんから引き剥がす必要がある」
オーメン相良 :
「そのためにやるべきことは一つ。とわくんよりも相応しい『宿主』が誰か、"クラッドカルト"に思い知らせることだ」
オーメン相良 :
「……私からできる助言は以上だ」珍しく、やや躊躇うような口調。やはり推奨はしていないのだろう。だが、その発言からは誠実なものを感じる。
武者小路 勇姫 :
「ありがとう。ウチからは大丈夫や」
オーメン相良 :
「……君は、優しい人だな。Re:tryにおける『勇者』のポジションは、君にとって適任だった」いずれヒーラーへのジョブチェンジもアリだな、と冗談を挟む
オーメン相良 :
「それと、このタイミングだ……君はおそらく気にしていないが、とわくんの炎上の件についても触れておこうか」
武者小路 勇姫 :
「あ……! そうや、いろいろありすぎて完全に忘れてたけど結局なんやったんやアレ!?」
オーメン相良 :
「ああ。彼女の炎上は、アレは全部彼女の自演だ。後ろめたい関係性はない。……いや、強いて言うなら"クラッドカルト"こそが彼女にとってのスキャンダルかもしれないが」
オーメン相良 :
「"クラッドカルト"を己から引き剥がすため、ファンからの信仰心を最大限に削ぎ落とすためにやった、いわばアイドルとしての自身を殺すための『自殺行為』だ」
オーメン相良 :
「……最も、未遂に終わってしまったようだがな君のように、炎上が起きてなお彼女を希望としてくれた者が居たからだ。
……君と再会した時、君以上に驚いていたのは彼女だろう」
武者小路 勇姫 :
「ああ……やっぱそうやったんか」
武者小路 勇姫 :
「いっそそっちの方が真実やったらどれだけ良かったやろうなって今は思うわ。これがUGNの仕事っちゅうことか……」
オーメン相良 :
「そればかりは言ってやらないでくれ、彼女はアイドルとして常に誠実だった。……それと、UGNはこの炎上に一切干渉していない」
オーメン相良 :
「私は彼女を止めようとしたが、思った以上に頑固でな。気づいた時には私の従者を勝手に連れて出て行ってしまっていた」
武者小路 勇姫 :
「と、とわちゃん……」
オーメン相良 :
「……困惑する気持ちについては、私もよく理解している。だが、一度思い込んだことは中々曲げられない性格なのだろうな…」今も昔も、とやや困った様子で首を傾げる。
武者小路 勇姫 :
「……せやな。たぶん、そういうとわちゃんやから、みんなが好きになったんやと思う」
武者小路 勇姫 :
アイドルとしての活動を始めるからの凛々しい笑顔ではなく、始める前のぎこちないにやけ顔で懐かしむ。
オーメン相良 :
「ああ。君の言う通り、練習をただストイックに続ける姿勢にも通じる一面だろう」君の言うことに同意する様子で頷く。
オーメン相良 :
「……とわくんの事を連れ戻したいのは、私も同意だ。そして勇姫くん。彼女を連れ戻した暁には…君の思うところもどうか伝えてやってほしい」私の言うことは、どうにも聞かないからなと付け足して
武者小路 勇姫 :
「わかった。ウチからも望むところや。任せとき」
GM :
一通り語られた、本件にまつわる真実たち。ヴェールが剥がされた今、君たちはやや落ち着いた環境の中で、自身を取り巻く関係性を整理する。
武者小路 勇姫 :
ロイス取得します!
・Re:try(○友情/偏愛)
・クラッドカルト(幸福感/○脅威)
・オーメン相良(○信頼/不信感)
の3つで!
武者小路 勇姫 :
そしてシナリオロイスの三峰とわをSロイスにします!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] ロイス : 3 → 6
GM :
Sロイス…!了解です!
燕子花 彩芽 :
ロイス取得!
・Re:try ✓信頼/不安
・オーメン相良 ✓尊敬/隔意
・クラッドカルト 庇護/✓憐憫
Re:tryをSロイスにさせていただく
GM :
了解です!Re:try……
system :
[ 燕子花 彩芽 ] ロイス : 3 → 6
system :
[ リンカ・サンスベリア ] ロイス : 3 → 6
古海 天空 :
ロイス取得/変更します!
・リンカ・サンスベリア 「〇任意(アイドル)/不安」
・武者小路 勇姫「〇任意(アイドル)/不安」
・燕子花 彩芽「〇任意(アイドル)/不安」
GM :
感情:アイドル、なるほどな…!となった 了解です!
GM :
オーメン相良 :
「……さて。これからの事だが」
GM :
オーメンが切り出そうとしたその時のこと。
GM :
まず、その『声』を聴いたのは勇姫だった。
GM :
甘くとろける砂糖菓子のような声。歌声。あの日以来聴くことがなかった、幸せの声。
GM :
……忘れることは無い。それは、とわの歌声だ。だが、どこから聞こえているのかがわからない……
武者小路 勇姫 :
「っ!!!」 聞き間違えるはずがない。その声を聴いた瞬間に、止まっていた時計が動き出したように頭の中を映像が駆け巡る。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんや……職員じゃなくて、アイドルの、とわちゃん……!!」
燕子花 彩芽 :
「…どこから…?録音…では無く?」 中腰になって辺りを見渡す
リンカ・サンスベリア :
「…声?」
勇姫の反応を見て訝しむ
古海 天空 :
「え、とわちゃん…の?」 きょろきょろと部屋を見回す
GM :
キミが反応し、他の皆がざわめいた直後……ぱっ!とリビングの電気が切れる。
GM :
そして、視界が閉ざされて聴覚が研ぎ澄まされたからか。今度は、全員の耳に歌声が届くようになった。
GM :
レッスン中にもとわの歌声を聞いたことはある。だが、ここまで楽しそうな声を聞くのは初めてのことだろう。
燕子花 彩芽 :
「いえ、私にも…これは…?」
警戒心 彩芽の心に 警戒心
リンカ・サンスベリア :
「…そう、これがあの子の──」
慈しむ様に目を細めつつも、警戒は怠らない
武者小路 勇姫 :
「どこや……どこにいるんや!?」 踊り出しそうになる衝動を抑え、あたりを見回す。
GM :
音の発生源を探ろうとすると、それは外から聞こえているようだ。だが、外を覗こうとするよりも先に。
GM :
パリン!!派手な音と共に、部屋の窓から小柄な人影が飛び込んでくる。
らむね :
「はぁい、皆さまお元気?本当にここに居たのね、梓さんから聞いた通りだったわ」
GM :
それは、かなり久しぶりにも感じる少女。"らみぃどらいぶ!"の片割れ、らむねこと一ノ瀬来夢であった。
リンカ・サンスベリア :
「…随分な派手な挨拶じゃない。」
梓の名前にピクリと反応しつつ、特に動揺する事も無くらむねを見つめる
武者小路 勇姫 :
「おうおうおう、久しぶりやないか! その様子やとまだ”アビシス”にやられてるみたいやが……」
燕子花 彩芽 :
「相方ならこちらの保護を受けていますよ。貴方もどうですか」
刀はいつでも抜けるよう
古海 天空 :
「わ、もう元気になったんだ…」オーヴァードの回復力に改めて驚きつつ窓から数歩距離を置く
らむね :
「どうも〜。ふふ、相変わらずあほあほなお顔ね、皆さん」くす、と笑い。
らむね :
「あみぃは…ここにはいないのね。あの子おばかだから、あなた達に騙されてここに連れて来られたって聞いてたけど」
らむね :
「……まあ、どうでもいいわ。私の目的は、あなたたちの足止めよ。梓さんの計画を邪魔しないためにね」
GM :
そうらむねが笑うと……彼女の背後から、わらわらと知らない人間が大量に現れる。皆、操られたような気力が抜けたような表情を浮かべている。
GM :
彼らはおそらくオーヴァードではない。また、その様子から…おそらくは、"クラッドカルト"の力にあてられた様子だ。彼らは庭の柵を乗り越え、大量に家の中へと侵入してくる。
武者小路 勇姫 :
「クソ、セーフハウスとかいって思いっきり住所割れてるやんか!! どうする社長!?」
オーメン相良 :
「……どうしたものかな」腕を組み、遠くを見ている。
燕子花 彩芽 :
「《ワーディング》、この様子では…」
オーヴァードが表立って活動している以上、無理そうかとオーメンを見る
古海 天空 :
「このまえこんな映画みたよぉ…」うえぇ、という顔をしながら夜中に偶然みてしまった映画を思い出す
らむね :
「あはは!魔法を使う暇なんてないわよ…ほらみんなお仕事お仕事!」
GM :
愉快そうに笑うらむねがけしかけると、人々は君たちに向かって歩みを進める。フラッシュバックするのは、"クラッドカルト"に操られた人々に襲われた"アビシス"の姿。
GM :
ワーディングの効果がどの程度見込めるかわからない状態の中……
GM :
「ちょっと待った!!」
GM :
さらなる闖入者が、操られた人々をなぎ倒すようにして飛び込んできた。
あみぃ :
「いい加減にしろっての、らむね!!何回も蘇って、往生際が悪いんだよ!!」
GM :
そう叫ぶのは、"らみぃどらいぶ!"の片割れのあみぃこと四ツ谷亜美。彼女は傘で人々を追い払う。
らむね :
「あら、誰かと思えば……あなた、どうしたの?正気?」
あみぃ :
「正気じゃないのはあんただよ!もう……しゃあねぇにゃあ!」
あみぃ :
「ほら、みんな外行って!ここはあたしが食い止める!」
あみぃ :
「あんたたちは知らないかもだけど……外、結構やばいことになってるから!!」
武者小路 勇姫 :
「なんやて!?」
武者小路 勇姫 :
「ええい、聞いてる暇もないわ! とにかくお前の相方や、ここは頼むで!!」 外に向かってダッシュする
リンカ・サンスベリア :
「…面倒事押し付けちゃってごめんなさいね。
頼んだわよ。」
少し考え込んだ後、最低限の言葉だけかけて外へ向かう
あみぃ :
「今更いいよ!ほら、いったいった!」しっし、と追い払う仕草。
オーメン相良 :
「君一人でやれる気か?あみぃくん」
あみぃ :
「あだ名やめろ!……ま、なんとかなるっしょ。ワーディング?だっけ?すればいちころなんじゃなくて?」
オーメン相良 :
「……いや、私も残ろう。君は攻撃手段に欠けるしな」
GM :
そう言うと、オーメンはまだ残る二人に向き直る。その面から投影は消え、いつものおかめではなく真っ白なものへと変化していた。
オーメン相良 :
「ということで。表の対応については、君たち『Re:try』に任せたい。もちろん、状況次第ではあるが……可能であれば、今起きている異変の調査、そしてこの事件の黒幕を叩きに行ってほしい」
オーメン相良 :
「無理はするな。以上」
古海 天空 :
「!、はいっ!」真面目な様子に同じく真面目な声色で頷く
燕子花 彩芽 :
「あみぃさん!支部長もいるで大丈夫だとは思いますが相手は一般人、怪我は酷くて骨折までです!それくらいならその人がなんとかしてくれますので!!」
早口でまくし立て、踵を返す
あみぃ :
「彩芽姉さん!?……お、おう!下手なことはしないようにするよ……っ!」彩芽のそのような声を聞いたのは初めてだ。ビックリした様子を見せる。しかし一方で、力強く返答する。
古海 天空 :
彩芽ちゃんへ続いて走りだそうと数歩踏み出すが、
古海 天空 :
「…っ ねぇ、オメンのおじさんッ!」
思い出したように急ブレーキをかけるとその勢いで振り返ってオーメン相良へ呼びかける
オーメン相良 :
「どうした、天空くん」面に手をかけ、臨戦態勢を取りながらも問いかける。天空とは対照的に、焦りは見せていない様子だ。
古海 天空 :
「…今更だけど…、ううん いましか言えないかもしれないから…!」
古海 天空 :
「いつも忙しそうって思ってたんだ… 、心配になっちゃうから…大事なことはあんまり内緒にしないでね?」色んなひとに怒られちゃったね、と焦りの色を残しつつも 相手のことも自分のことも安心させるように冗談っぽく笑う
オーメン相良 :
「………」天空の言葉にしばし固まる。が、大きく頷く。
オーメン相良 :
「君にはいつも苦労をかけるな。……了解した。君に対して、今後隠し事はしないと約束しよう」
古海 天空 :
「…ふふ、約束っ♪」
指きりのポーズをするように小指を立てて首を傾げイタズラっぽい笑顔をみせると皆を追いかけるように走り去ってゆく
古海 天空 :
ミスター・オーメンへのロイスを『P尽力/N隔意』に変更、感情はP
そしてSロイスに変更します!天空はあなたに尽くすぞプロデューサー!
GM :
了解です……!絶対結婚しような(アイドルの方のアレ)
古海 天空 :
ピピー!🚓
GM :
彩芽と天空は窓の反対側、ドアの方に向かって駆け出す。
GM :
そして程なくして……背後から、カッと強い光が差す。爆発でも起こったのではないかと思う光の渦の中から、「ぎゃ~~~!?キモ!あんた目ェどうなってんの!!?」とあみぃが叫ぶ声が響く。が、後ろを振り返って状況を確認する暇は無い。
GM :
スポットライトを浴びた時と同じような熱量を背に、キミたち4人は、夜闇に向かって駆け出していく……
GM :
……君たちがセーフハウスを出ると。そこには、驚きの光景が広がっていた。
GM :
真っ暗な夜空に浮かぶのは、無数の桃色の光。よく見ると、その一体一体は、唇を模した外見の化け物だ。……勇姫であれば、その正体に気づく。とわのよく描いていた、不気味なオリジナルキャラクターだ。
GM :
化け物一体一体が、スピーカーのように、唇を動かし歌っている。とわの歌声だ。可愛らしい歌声だが、こうも響くと気が狂いそうになる。
GM :
そして、さらに異様なのが、街中にいる人々の姿だ。彼らはただ一方を見つめて、その場に立ち尽くしている……
燕子花 彩芽 :
「きもちわるっ」
武者小路 勇姫 :
「あ、あれは……とわちゃんがよう描いとったやつや!!」
武者小路 勇姫 :
「というかみんななんか様子がおかしいやんか!?」
リンカ・サンスベリア :
「直球ね…」
彩芽の反応にやや笑みを溢しつつ、周囲に目を向ける
古海 天空 :
「とわちゃんが見せてくれた子だ、けど…ちょっと怖い……」怯むように肩を竦める
燕子花 彩芽 :
「いえ、私もちらと見た気はしましたが…こう…絵面が、ですよね?」
同意を求めるように
リンカ・サンスベリア :
「……」
言葉こそ発さないが、困った様に微笑えんで見せる
GM :
キミたちが街の光景に困惑していると、天空の端末に連絡が入る。表示される名前は、オーメン相良だ。
古海 天空 :
「わっ!…びっくりした~、」ホラーな光景に圧倒されていたため端末を取り落としそうになるが画面の表示名を見て安心すると通話ボタンをポチ、と押す
オーメン相良 :
『……なるほど、天空くんには繋がるのだな。外がどういう状況だったか、報告を頼む』 端末の向こうからするのは、先ほど別れたばかりのオーメンの声だ。たまに体を動かす気配はあるが、戦闘中とは思えないほど落ち着いている。一方、電話口の向こうでは”らみぃどらいぶ!”がぎゃあぎゃあ騒ぎ、金属と金属を打ちつけ合う音が聞こえる。
古海 天空 :
「?、えと…こっちはね……」戦闘中とは思えない様子に一瞬不思議そうな顔をするが、オーメンならその状況でも見ることが出来るだろうとビデオ通話に切りかえると言葉で説明をしつつ外の光景を映像に映してみせる
オーメン相良 :
映像を確認したのか、『む』と小さく声をあげる。なお、向こうからの画面共有はない。
オーメン相良 :
『……想定以上に恐ろしい光景だな。そこで立ち尽くしている人々は何者だ?彼らは何を見ている?』
古海 天空 :
「……そういえば、なにを見てるんだろ?」人々の視線の先を見ながら一緒にいる3人に首を傾げる
GM :
視線の先を追っても、そこに何があるかは定かではない。だが、人々が一方向だけを見つめているのは確かだ。
武者小路 勇姫 :
「ここからは見えんけど……視線の先に何があるのかはなんとなくわかる」
武者小路 勇姫 :
「これがクラッドカルトの能力ってことやろ!」
燕子花 彩芽 :
「信仰というものを…集めているのですかね。あの……アレは中継機のようなものでしょうか」
名称がわからない
武者小路 勇姫 :
「この状況でやれることはひとつしかない。みんなが見てる先に行けばとわちゃんに会えるってことや!」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…事象解決の為の手っ取り早い手段は大本を叩く事。なら、他に道も無いでしょうし。」
人々が見つめている一方向を、真っすぐに見据えて
武者小路 勇姫 :
「みんないつ暴徒と化してもおかしくない。一刻の猶予もない……」
武者小路 勇姫 :
「(そしておそらく、”クラッドカルト”を助けるような暇も……)」
古海 天空 :
みんなを順番に見ると頷く
古海 天空 :
「…この先に行ってみるね!」
人々の見つめる方向へ向き直ると端末を持ち直し、オーメンへそう告げる
オーメン相良 :
『なるほど。君たちの推測は概ね正しいだろうな。その方針で頼む』 端末の向こうで頷く気配
オーメン相良 :
『こちらの状況について共有しよう。先ほど、侵入者らにワーディングを試みたが効果がなかった。推測するに、恐らくはとわくんの歌声……もとい"クラッドカルト"の能力で操られているのだろう。悪いが、そちらへ向かうことは困難だ』
オーメン相良 :
『また、外部にも連絡を取ろうとしたが……どうやら、酷いジャミングがあるようだ。可能であれば、本件について、君たちのみでの解決をお願いしたい』
GM :
メタ的に言えば、現在この街ではEロイス<悪意の伝染>が使用されています。この効果は、三峰とわを倒すまで発動し続けます。
古海 天空 :
急ぎ足で向かいながら真剣に話を聞いている、オーメンの報告をメンバーへ全て伝えるのは困難のため通話は途中からスピーカーに切りかえたようだ。(※情報は全て共有されています)
オーメン相良 :
『スピーカーフォンへ切り替えたのか。ちょうど良い、そのまま進んでくれ。とわくんの歌声には耳を傾けないように』
オーメン相良 :
『代わりに……私が、君たちにアイドルの話を聞かせよう』
古海 天空 :
「?」テーマが膨大すぎていまいちピンときていない様子
燕子花 彩芽 :
「え?」
ヨクワカラナイ
リンカ・サンスベリア :
「へぇ…随分と面白そうなテーマね。
退屈凌ぎにはなりそう…♪」
街を駆け抜けながら、いたずらっぽく笑っている
武者小路 勇姫 :
「アイドルの話ィ!? なんやそれは!」 必死に走りながら
オーメン相良 :
『勘違いはしないでほしい、私は真面目だ』いつだってな、と付け足し。
オーメン相良 :
『アイドルとは………素晴らしい。人々の希望であり、憧れ、道標となる『星』のような存在だ』
オーメン相良 :
『推しが嬉しいなら、私も嬉しい。推しが悲しいなら、私も悲しい。そういう関係だろう、勇姫くん』急に話を振る。
武者小路 勇姫 :
「……せやな。その通りや」
オーメン相良 :
『ああ。やはりアイドルは素晴らしい』
オーメン相良 :
『だが… 強すぎる光が失われた時、人は、深い闇の中に取り残されることとなる』一転し、やや暗い声
オーメン相良 :
『過去に、とあるアイドルが自ら命を絶つ事件があった。その後、数十名の若者が彼女の後を追った、という話がある』どこまでが真実かは定かではないが、と補足する。
オーメン相良 :
『オーヴァードが起こした事件ではない。事実として、アイドルとは、『星』とはそういうものなのだ」
オーメン相良 :
『嬉しい時も、病める時も、我々は彼女らとリンクする。その様は、『共鳴』と言っても過言ではない』
GM :
……ふと、キミたちが立ち止まる人々の顔を見ると、その表情は歓喜に満ちていることに気づく。まるで、憧れのアーティストのコンサート会場にいるかのように。
オーメン相良 :
『アイドルは素晴らしい。だが、それと同じくらい、アイドルとは……信仰とは、恐ろしいものだ。ファンは、君たちが思う以上に君たちを見ているぞ』
オーメン相良 :
『君たちは、どのようなアイドルになりたい?』
リンカ・サンスベリア :
「あら、プロデューサーさんにしては
今更過ぎる問答じゃない?」
クスっと、からかうように笑った後そっと胸に手を当てる
リンカ・サンスベリア :
「…私は、人が胸に秘めている『熱』が好き…
会場に居るファンの皆が、その身を賭して魅せてくれる『熱』が大好き…!」
リンカ・サンスベリア :
「だから、もっと皆の『熱』が見たい。
皆がその身に、心に秘めている『熱』を、もっともっと知りたい…!
だから私は…皆が『熱』を見せてくれるような…うぅん。私に興味を持ってくれたファンの皆が、心に秘めた『熱』を見せたいって、『熱』を届けたいんだって、そう思ってくれる様なアイドルになりたい──」
リンカ・サンスベリア :
「それが今の私の夢…
それが今の私の『熱』の形よ──!」
月面を翔ける兎の様に、軽やかな足取りで街中を駆け抜けながら、弾む様に、謳う様に、自らの想いを口にした。
武者小路 勇姫 :
「どんなアイドルかって?! ウチは……」
武者小路 勇姫 :
「ウチの尊敬する人がそうやったように、とわちゃんがそうしてくれたみたいに……」
武者小路 勇姫 :
「どこかで自分と戦ってる、辛い気持ちでいる人たちを元気づけられるような……そんな太陽みたいな温かいアイドルになりたい!」
武者小路 勇姫 :
「受験失敗して挫折してなんも見えへんようになったり、いきなりアイドル始まったり紆余曲折あったけど、たぶんそれは今も昔も、アイドルを始める前も始めた後も変わらへん!」
武者小路 勇姫 :
「Re:tryのみんながそれを思い出させてくれたんや!!!」 人と人の隙間を全力で走り抜ける
古海 天空 :
端末を落とさないようしっかり両手に抱えて走りながら周りの幸せそうな人々をみる、これは自分へ向けられた表情ではない。それは分かっているがきっと"あの時"の自分も"今"の自分もこの表情を・情熱を向けられていたのだろうということが痛いほど伝わってくる
古海 天空 :
「……ボク、アイドルもお芝居もしたいなぁ、」軽く息を切らしながらポツリと呟く
古海 天空 :
「歌とダンスもすごく…すっごく楽しいけど、まだちょっとだけなにか足りなくて…、役者のボクを待ってくれてる人もきっといて…」
古海 天空 :
「ずっと逃げちゃってたから、そのぶん嫌なことも痛いこともきっとあるだろうけど、皆がいるから…もう大丈夫だろうなって…」
古海 天空 :
「…1歩じゃなくていいの、1センチでも1ミリでも前に進めたら…『もうちょっと行こうかな・もっと行こうかな』ってきっと思えるから、ボクを見た色んな人に そう思ってもらえるようなアイドルになりたい…!」 前へ前へ進むように確かな足取りで駆け抜ける
燕子花 彩芽 :
ダンッ ダンッと、空を駆ける。並び立つ人を避けるため、壁へ、屋根へ。
燕子花 彩芽 :
踏み抜いた窓ガラスにヒビが入る。普段ならばもう少し気を付けるが、思わぬ質問に思考を裂く必要があった。
燕子花 彩芽 :
ひとしきり考え、更に壁を蹴って天空の元へ。失礼します、と断りを入れる。
燕子花 彩芽 :
「申し訳ありませんプロデューサー、私にはなりたいアイドルの具体的なイメージがありません」
燕子花 彩芽 :
「元々アイドに詳しくありませんでしたし、自らの光として捉えていたような相手もいませんでしたから。おそらくそれは、私にはまだ早い」
身を低く滑らせながら、淡々と告げる。
燕子花 彩芽 :
「言い換えれば……恥ずかしながら、私は私のことで精一杯です。きっとどこかで、”こう”であって良かったと思えるような活動ができたら、今の私はそれで充分です」
そうきっぱりと言い切り、それでは、と、人並を避けるため空へと逃げる。
古海 天空 :
彩芽ちゃんの言葉がよく聞こえるように端末を掲げていたが、空へ舞い上がってゆく彼女を見届けると端末を持ち直す。一見クールにみえて"精一杯やりたいことを見つけた"様子に「よかったねぇ」と呟いてにこっと笑う
武者小路 勇姫 :
走りながら、Re:tryで活動した数週間の思い出が廻る。
武者小路 勇姫 :
「リンカさん! ウチもアイドルやって柄にもなく熱くなってしまったけど……それはきっとあなた自身の熱が凄かったからや」
武者小路 勇姫 :
「彩芽さん! ウチも自分のことで精一杯やけど、ウチは彩芽さんが一緒にアイドルやってくれてホンマに良かったと思う!」
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃん! 芸能界の大先輩の君が温かく迎えてくれたからこそウチはここまで頑張れた」
武者小路 勇姫 :
「それでウチは……Re:tryのみんなと……とわちゃんにも戻ってきてもらって、社長も無事で、ついでにらみどらの二人も……」
武者小路 勇姫 :
「とにかく、みんなでもっと先に行きたい! だから絶対この作戦成功させような!!」
燕子花 彩芽 :
「当然です!彼女達にもやり直しが必要ですから!」
少し離れた全員に、確かに聞こえるよう
リンカ・サンスベリア :
「…(本当に…本当に頼もしくなったわね、勇姫ちゃん。)」
初めて彼女と出会った時の事を思い出し、目を細める
リンカ・サンスベリア :
「…フフッ。柄にもなく…なぁんて言ってるけど、それはきっと貴方が最初から心の奥底に秘めていたモノよ、勇姫ちゃん…♪」
勇姫の頭上を飛び交いながら、すれ違い様に彼女の耳元で囁くように、ボソリと伝える。
リンカ・サンスベリア :
「勝ちましょうね、勇姫ちゃん。
そしてもっともっと、この先の光景を…一緒に歩んで行きましょう。」
そう告げた後、街中を飛び交いながら、目的地へと向かって行く
古海 天空 :
「ふふ、アイドルでは同級生だもん~ むーちゃんも皆もかっこよくてかわいいよ!」えへへ、と笑って
古海 天空 :
「次の新曲楽しみだな~新しい衣装着て…もっと大きいステージに立って、たっくさんダンスも練習して…… そのためにはまず、勝たなきゃね!みんな!」気合を入れようとして危うく端末を落としそうになるが慌ててそれをキャッチする
古海 天空 :
「……、次はおじさんもライブ観に来られるね?楽しみだね!」端末を両手でもつと無邪気に笑いかける
オーメン相良 :
『……そうだな。私も、その日をずっと心待ちにしている』……気のせいだろうか。戦闘中にも関わらずブレることがなかったオーメンの声が震えている
オーメン相良 :
『今回の件が終わったら、ようやく君たちのライブを見に行くことができる。……どうやら、作戦が終わった後も……君たちは、まだ私の支部(じむしょ)に籍を置き続けるようだからな』
オーメン相良 :
『歓迎しよう。勇姫くん、彩芽くん、天空くん、リンカくん』
武者小路 勇姫 :
「おう……やっぱプロデューサーはあんたしかおらんもんな!」
古海 天空 :
3人を順番に見上げてにこっと笑う
オーメン相良 :
『……』しばしの沈黙。その直後だった。
らむね :
『もらったわよ!!』
GM :
らむねの声が聞こえた直後、オーメンが『まずい───』と漏らす。
それを最後に、通話はぷつりと切れた。
武者小路 勇姫 :
「――社長!? おい社長!!!」
古海 天空 :
「――ッ…!」呆然と端末を見つめる
燕子花 彩芽 :
「…………」
何を考えているのか、無言で端末を見ながら走行している
リンカ・サンスベリア :
「…まぁ、状況考えたら
むしろ良く今まで続けられてたわねって感じだけど…」
悩ましげな声で呟く
GM :
……皆は、ふと顔を上げる。そこは、人々が見つめる先の行き止まり。いや、目的地と言うべきか。
GM :
キミたちが辿り着いたのは……『Re:try』として初めてライブをしたライブハウスの前だった。ライブハウスからは、とわの歌声が漏れ聞こえてくる。
武者小路 勇姫 :
「あーー!! ここって……!」
古海 天空 :
「ここって……」
リンカ・サンスベリア :
「因果な物ね…」
燕子花 彩芽 :
「何を思ってここを選んだんでしょうか…」
武者小路 勇姫 :
「……入ってみればわかることや!!」
武者小路 勇姫 :
思えばこの場所に立つため、すべては始まった。クラッドカルトによって仕組まれた出会い。怪しい秘密結社。胡散臭すぎるプロデューサー。3週間で5曲という無茶ぶり。
武者小路 勇姫 :
そのすべてが今は運命に思える。覚悟を決めて足を踏み入れる。
リンカ・サンスベリア :
「…(とわちゃんの声が聞こえるって事は、
恐らく、あの子も──)」
脳裏に浮かび上がる彼…基、彼女の存在に訝しみながらも確かな足取りで、中に進んで行く。
古海 天空 :
みんなの少し後ろで不安そうな表情をして来た道を振り返りかけるがスッと息を吸って端末をポケットにしまうとライブハウスに向き直る
「…戻るわけにはいかないね、おじさん達を信じよう。」
GM :
……君たちは、ライブハウスのある地下へと歩みを進めていく……
GM :
シーン終了。
GM :
Scene13 クエスト:キミの望む明日を臨め
GM :
クライマックスシーンです。登場PCは全員です。登場侵蝕をお願いします。
武者小路 勇姫 :
1d10+99(1D10+99) > 6[6]+99 > 105
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 99 → 105
燕子花 彩芽 :
1d10(1D10) > 3
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 89 → 92
リンカ・サンスベリア :
1d10+105(1D10+105) > 2[2]+105 > 107
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 105 → 107
古海 天空 :
1d10+87(1D10+87) > 3[3]+87 > 90
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 87 → 90
GM :
キミたちが会場に入ると……客席には、例の唇型の化け物が溢れかえっていた。
GM :
皆、何やら鳴き声を上げながら歓喜する様子を見せている。
GM :
……そしてキミたちは、彼らの向くステージ側に目が行く。
GM :
そこで歌い、踊るアイドルの姿。且つての人気アイドル、そして、今や幻となったはずのアイドル。
GM :
……ピンクの衣装に身を包む、三峰とわの姿があった。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……」
武者小路 勇姫 :
決して忘れもしない。だが、もう目にすることは叶わないだろうと思っていたその姿を目の前にして、ただ息を呑む。
三峰とわ :
「……ぁ」キミの姿に、小さく息を漏らす。だが、歌い続けることはやめない。まるで、何かに操られるように。
リンカ・サンスベリア :
「…(あの様子は…)」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん!! ウチや!」 以前とはまったく立場は変わってしまったが、声をかけながらあの日のように最前列へ向かおうとする。
GM :
勇姫が最前列へ駆け寄ろうとすると、視界の端をヒュッと何かが横切る。見ると、紫色の触手がキミを薙ぎ払うように迫っていた。
武者小路 勇姫 :
「わっ!!」 一瞬でも反応が遅れていれば直撃していただろう。しかし、獣の因子が即時に反応して後ろに跳ぶ。
武者小路 勇姫 :
「っ、やっぱ居るんか……”アビシス”!!」
??? :
「悪い子だ。整理番号が後ろの人が、前に割り込むのはマナー違反じゃないかな?」
GM :
ステージの奥、やや暗くなっているところから響く声。
キミの推察通り、そこに居るのは、"アビシス"梓シグレだ。
GM :
彼女は腰元、動物で言う「尾」と同じ位置から、ちょうど彼女の腿と同じくらいの太さがある、巨大な触手を8本生やしている。そのうちの数本を椅子に見立て、腰掛けるようにして、じっとキミたちを見据えていた。
武者小路 勇姫 :
「ほう、可笑しなこと言うもんやな」
武者小路 勇姫 :
「こちとら一年前からずっと並んでんねんで。そこはウチの定位置のはずや!」 模造刀を相手の脚に向ける。
梓シグレ :
「傲慢だな。キミだけのとわじゃないだろう?……ああ、でもそっか」
梓シグレ :
「彼女のファン、あらかたボクが殺しちゃったんだっけ?」
三峰とわ :
「……っ」その言葉を聞き、とわの表情が小さく強張る。
武者小路 勇姫 :
「アンタ……こんな場面でも言ってええことと悪いことがあるやろ!!」
武者小路 勇姫 :
もはや記憶には残っていない、あの日消えて行った仲間たちの分まで、力いっぱいに叫ぶ。
梓シグレ :
「ごめん、デリカシーにかけてたね。……とわ、気にせず。もう過ぎたことだよ」勇姫の叫びを聞いてなお、気にも留めない様子
GM :
とわは"アビシス"の言葉を聞き、口をキュッと引き締めた後、また歌を再開する。
武者小路 勇姫 :
「とにかく、アンタの選択肢は二つに一つや」
武者小路 勇姫 :
「大人しくとわちゃんから離れてもう二度とこの件には関わらんか……ここでウチらの邪魔をしてボコボコにされるか」
梓シグレ :
「ふぅん、わかりやすく整理してくれてどうも。ボクは…正直、とわのことはどうでも良くてね。"クラッドカルト"さえ貰えたら良いんだ」
梓シグレ :
「でも、ボクが"クラッドカルト"を狙い続ける限り、きっとキミたちは邪魔をするだろう?」
梓シグレ :
「だから、答えは後者に近いよ。
……ただし、排除される邪魔者はキミたちの方だけどね」
梓シグレ :
その場にスッと立ち上がると同時に、触手がざわりと蠢く。
武者小路 勇姫 :
「はっ……ラスボスに相応しいシルエットやないか。お互い端から引く気なんかないってことや」
梓シグレ :
「そうなるね。残念だね勇者様、キミたちの冒険はここで終わりだよ」演技がかった調子で笑う。
リンカ・サンスベリア :
「あら、まるで魔王様みたいな事言うのね。
随分と尊大になったじゃない、レイジ…あぁ。
あぁ、今は『シグレ』…だったかしら?」
梓シグレ :
「リンカ。……フフ、キミって『魔王様』とか知ってるんだ。ゲームやらなそうなのにね」
リンカ・サンスベリア :
「えぇ…実際、この子達と出会うまでは知る由も無かったわ。今時の娯楽って凄いのね」
クスっと、含みのある笑みを浮かべながら真っすぐにシグレと向き合う
リンカ・サンスベリア :
「…それで。
貴方はその『クラッドカルト』を手に入れて一体何がしたいのかしら。まさか、宗教作りたいとか言い出さないわよね?」
梓シグレ :
「うん…?気になるかい?」
梓シグレ :
「宗教なんて全く興味もないよ。……でも、ボク、とわのファンに半殺しにされた時……」
梓シグレ :
「……クソ痛かったし、苦しかったけど。あの時、ボクは本当に興奮したんだよね」
梓シグレ :
そう、ふっと表情を緩めて口元に手を当てる。
リンカ・サンスベリア :
「…別に、貴方の性癖を聞いたつもりは無かったんだけど。何が言いたいのかしら、シグレ」
怪訝そうに眉を顰めながら、再度尋ねる
梓シグレ :
「……自分のために死んでくれるだけの愛を持つ存在がたくさん居ること。それに、強く焦がれたってことだよ」
梓シグレ :
「ファンという言葉の語源は、英語圏出身のキミなら知っているよね。『fanatist』……狂信者のことを差す」
梓シグレ :
「ボクは、ボクのファンが、ボクに狂愛を向ける存在が欲しいんだよ。……元から愛される素質のあるキミには、きっとわからないんだろうね」諦めるように小さく微笑む。
リンカ・サンスベリア :
「………」
彼女の発言に、呆気に取られた様に固まる…が
リンカ・サンスベリア :
「…フフ…フフフ…!!アハハ…!!!」
やがて堰を切ったように高らかに笑い始める
梓シグレ :
「っ……!……何が、おかしいんだよ」キミの豹変したかのような態度に、思わず顔を顰めて
リンカ・サンスベリア :
「可笑しいに決まってるじゃない。
だって、『その力』を利用して手に入れたファンは、『貴方』のファンじゃないでしょう?」
リンカ・サンスベリア :
「だってそうでしょう?
『その力』を使って、自分を守ってくれる子達を作った所で、それは『シグレ』を守っているんじゃなくて『クラッドカルト』自身を守っているに過ぎないわ。
持っていても、きっと空しくなるだけよ…だって、虜になって行く人達が増えれば増える程、惨めさが浮き彫りになっていくだけだもの」
滑稽なものを見つめるような目線を向けながら、クツクツと笑い続ける
梓シグレ :
「……だから」
梓シグレ :
「だから、キミにはわからないっつったんだよ……ッ!!!」
GM :
キミの言葉を聞いたシグレは、憎々しげに吐き捨てる
梓シグレ :
「仮初でもいいんだよ。ボクは利口だ。純愛なんてこの世にないことは、よく知っている」
梓シグレ :
「……ボクが力を回復させるまでの間、ホストになった理由を教えてあげるよ。仮初でも良いから愛情が欲しかった。ボクに狂う人が居ることは、それはそれは気持ちよかったよ」
梓シグレ :
「でも……『あいつら』、ボクに理想ばかりを押し付けてきやがった……ッ!!」
梓シグレ :
「何がNo.1だよ、何が一気飲みだよ、馬鹿か、ボクのことを思っているんじゃなくて、お前が『ボク』という理想のトロフィーが欲しいだけじゃないか。
結局、水商売なんてカスだ。アイドルも含めてそうだよ、キミたちはそれを分っちゃいない!」
梓シグレ :
「……あいつらがボクじゃなくて、『理想のボク』という偶像を求めるなら……ボクだって、真実の愛なんていらない。虚しい上等さ、空っぽの愛でも積もれば暖かいはずだ」
GM :
キミにそう捲し立て、皮肉っぽく笑ってみせる。
リンカ・サンスベリア :
「──本当にそうかしら。」
その捲し立てを受けても、一切怯む様子を見せないまま、疑問を投げかける
リンカ・サンスベリア :
「確かに、人が持っている上辺だけを、個人が持っている肩書だけを求めて近寄って来る人達が居るのは否定しないわ。私も、幼い頃にそういう人達を沢山見て来たから、よくわかるもの。」
リンカ・サンスベリア :
「でも…それだけが人の持つ感情じゃない。
肩書やステータスだけを求める人間も居れば、性格を、人柄を…その人の内面を知って、或いは知ろうとして近づいてくれる人達も居るわ。だって私は、そういう人達に出会う事が出来たから『変わる』事が出来たんだもの。」
胸に手を当てながら、謳う様に語って見せる
リンカ・サンスベリア :
「──きっと、貴方にも居た筈よ。肩書やステータスを見た上で、それでも貴方自身を知りたくて関わろうとしてくれた人が…
でも、貴方はそういう子達に対して、自分からその感情を知ろうと、その愛情に触れてみようと…自分から歩み寄る気が無かったから、偽りの愛だって決めつけて、踏みにじって来たんじゃないの。」
リンカ・サンスベリア :
「…結局、貴方は決めつけたいだけなのよ。
この世に本物の愛なんて無いんだって…偽りの愛だけがこの世の中には蔓延っているのだって…
だってそうしないと、貴方は自分自身の今までの境遇に耐える事が出来ないものね…?」
梓シグレ :
「…キミのそういう見透かしたような態度。本ッ当に大嫌い」
梓シグレ :
「ボクに意地悪をしたいのならば、これ以上の問答は不要だ。……最後だから言ってやるよ。ボクに求め過ぎないキミの側は、居心地が良かった」
GM :
素直な気持ちを吐露し、キミをキッと睨みつける
リンカ・サンスベリア :
「…(えぇ、私もそうよ、シグレ…
だからこそ、貴方には自分で気付いて欲しいの…この世界には確かに、本物の愛情もあるんだって事を…)」
リンカ・サンスベリア :
ロイス変更します!
七瀬レイジ、基梓シグレへの感情を
(慈愛/○憐憫)に変更して、Sロイス取得!
GM :
了解です…!
燕子花 彩芽 :
「仮初の愛……」
シグレの言葉を受けて、ぽつりと零す。
燕子花 彩芽 :
「”アビシス”、貴方の目的は凡そ理解できました。それが紛い物でも、自身に向けられた無量の愛が欲しいと」
梓シグレ :
「…ああ、そうさ。何だよ。キミもボクを笑いたいのかい?」
燕子花 彩芽 :
「まさか。ここにいる誰も貴方の事を嗤ってなどいません」
燕子花 彩芽 :
「こうして対峙した相手に冷笑を浴びせたことは一度たりともありません。ただ、気になったのは……先ほどの会話の中に、貴方が他者へ向けた愛が見当たらないこと」
燕子花 彩芽 :
「貴方は、誰かを…無いし、何かを。愛そうとしましたか?ただ欲しがるだけになってはいませんでしたか」
燕子花 彩芽 :
「例えば……そうですね、ホストであれば…確かに、理想を押し付けられるのは面倒だし、嫌になると思います。が…その方がそうしてしまう背景について思いを馳せてみる、とか。或いは、それほどの力があるのであれば……多少能力を使ってみても構いません、穏便に場を済ませられるような空気を作りながら、その理想を否定してみるだとか」
GM :
キミの言葉を聞いたシグレは、しばし言葉を詰まらせる。
梓シグレ :
「……ボクは、何も好きじゃない。ボクが愛したいと思う存在なんて、この世界に無い」
梓シグレ :
「愛させなかったのは世界だよ。……ボクのせいじゃない」
ぽつりぽつりと言い返すが、その言葉は辿々しく、先ほどよりも返答に勢いがない。
燕子花 彩芽 :
「…奇遇ですね、”アビシス”」
燕子花 彩芽 :
「実は私も、これと言って好きなものが無い口でして」
燕子花 彩芽 :
「正確には、好ましくは思ってもしっくりは来ない…ずっとそれを愛せる自信は無い、と言ったところでしょうか」
アビシスに問うような語調で
梓シグレ :
「一緒とでもいいたいのか、"貴則"。……違うね、ボクははなから興味がない。興味があるフリすら億劫だ」
梓シグレ :
「愛そうとしたか、と聞いていたね。ボクの答えはNoだ。愛せるものなんて存在しないのが、この世界だろう」
燕子花 彩芽 :
「どれ程の歳でその結論に至ってしまったのかは分かりませんが……それは正解と間違いで半々だと、私は思っています」
燕子花 彩芽 :
「未だ見ぬ愛せるものが、人を殺め、自分を偽り、他者を利用し続けたその先で見つけられる訳が無い。貴方は今、目的から遠ざかり続けている」
先ほどまでフラットに送られていた目線は力強く、鋭くなり、きっぱりと否定の言葉を放つ。
梓シグレ :
「……っ」ただ責めるわけではない、図星とも言える鋭い言葉を聞き、下唇を噛む
梓シグレ :
「……目的は、ボクが愛すことじゃない。論点をすり替えるのはやめろよ」搾り出すように、そう呟いた。
古海 天空 :
「……愛されたい、よね…」どこか昔の自分を懐かしむようにポツリと呟く
梓シグレ :
「……どうした、おちびさん。キミも何か?」キミの言葉に、どこか疲れたような調子で返す。
古海 天空 :
「…ボクもそうだったから。…苦しいよね、たくさん…ううん、ひとりでもいいの…!誰かに注目されて、いっぱい愛をもらって…羨ましいよね、そうなりたいよね、それってすごく幸せなことだもん…でもそれって……
どうして幸せなんだろう…?」
古海 天空 :
「考えたこと…、ある?」純粋な青色の瞳で真っすぐシグレの瞳を見上げる
梓シグレ :
「……は…?」先ほどまでは、正解のある問答であったからか。聞いている本人ですら答えを持たない質問に、思わず目を見開く。
梓シグレ :
「……ボクのために尽くす存在がいるなら、それに越したことはないだろう。それが幸せなのかは、ボクは知らないよ」困惑したように返す。
古海 天空 :
その答えにふむ…とひとつの意見を聞くように頷く、
古海 天空 :
「…ボクはね、"ボクの与えた幸せ"が返ってきたって分かるから、幸せなんだと思ってるんだ。」
梓シグレ :
「ギブアンドテイクの関係性に価値を見出しているということかい?……よく分からないのだけど」額に手を当てて
古海 天空 :
「…プレゼントってね…貰えないことより受け取ってもらえないことの方が悲しいんだよ?」少し悲しそうな笑顔で首を傾げる
古海 天空 :
「自分の力で、積み上げたもので勝ち取らなかった視線(ファン)なんて…そんな、自分自身をみてもらえない…器だけの偶像は… 寂しいよ。」この10年の苦しみを零すように、心から告げる
梓シグレ :
「……おちびさん。キミはきっと、プレゼントを貰ったことがある人なんだね。誕生日かな?クリスマスかな?……いや、元有名子役のキミのことだ、それどころじゃないんだろうな」
梓シグレ :
「器だけの偶像が寂しい、キミの言う通りだ。その気持ちはよくわかるつもりだよ」
梓シグレ :
「だが、キミは表舞台に居た頃、確かにそこにある『実像』だったのだと証明できるのかい?」意地悪そうに表情を歪める。
梓シグレ :
「キミだって替えが効く、ただの器だった。だから芸能界での居場所を失ったんだ。違うかい?」
古海 天空 :
若干顔を顰めるとスゥゥ…と息を吸って上を見上げながら目を細める
古海 天空 :
「……66個…これはボクが今までプレゼントを壊した数、34回…これは今までボクが大事な人の骨を折った数。プレゼントなんて壊したショックの思い出しかない…っ!もらえるものがぜんぶぜんぶ幸せにつながると思ったらキミの大間違い…っ!幸せなはずだからこそもっと苦しいんだ!」
古海 天空 :
「失った居場所なんて取り戻せる、それができる力がボクにはあるっ…!おじさんが見つけてくれたのが、Re:tryがいま舞台に立っているのがその証拠、"ボクだから"この物語ができてる。あそこで終わりなんて誰も決めてないしボクも終わったなんて思ってない。」強くそう断言する
梓シグレ :
「……」激しい剣幕にしばし黙り、天空を見つめる。
梓シグレ :
「……キミは、プレゼントや大切な物を壊し、思った通りの幸せを享受できず、苦しんだんだね」
梓シグレ :
「そして、キミが舞い戻ってきたと言いたいこともよく分かった。そうだね、自分がどう思うかが大事だよね」
梓シグレ :
「……よくわかった。キミはやはり、持つものだ。幸せを得られるチャンスは確かにあって、自分を肯定できる強さを持って育っている」
梓シグレ :
「……ボクは、自分でも驚くほどにキミを理解できない。そして、キミもまたボクのことを理解できない。ごめんね、おちびさん」
GM :
そう、小さく笑い口を閉ざす。先ほどまでの拗ねた態度とは違う、諦めたような笑顔だ。
古海 天空 :
「ごめんね、……ボクは…きっとキミと逆だから…"ボクのために生きてくれる人達"が大好きなんだ…。」脳裏によぎる様々な人達への心配を振り切るように軽く頭を横にふる
古海 天空 :
「ボクたち、我儘だから…キミにさびしい思いなんて、みんなに苦しい思いなんてさせないためにも!絶対に勝ちたいんだ…!」数歩下がって戦闘に備える
梓シグレ :
「……まるで、正義の味方だね。ボクまで救いたいとでも言いたいようだけど…」
梓シグレ :
「ボクは、ごめんだね。理解できないって、気持ち悪いもん」
GM :
拒絶するようにふっと視線を逸らし、とわの肩に手をかける。
梓シグレ :
「……もはや、会話は不要だ。早くボクの前から消したいな……とわも、そう思うよね?」
GM :
シグレはとわの耳元で囁く。とわは、少々困惑するような顔をするが……小さく、頷く。
三峰とわ :
「……帰って、みんな。わたし、今本当に幸せで楽しいの……放っておいて」
GM :
そう、辿々しく言葉を紡ぐ。その言葉が言わされているものなのか、それとも本心なのか、それは誰にも分からない。
古海 天空 :
「…む、しつこさならおじさんのオスミツキなの、知ってるよね!とわちゃんっ!」絶対に帰らないと言いたげにとわちゃんを見上げる
三峰とわ :
「……」天空を無感動に見つめ返すその視線は虚だ。
武者小路 勇姫 :
「ここまで来て帰るオタクが居るかいな」 異様なその様子を見ても、迷いはなく剣を振るう。
武者小路 勇姫 :
「あんまりこんなこと言いたないけど、昨日今日ファンになったばっかりの新米とはワケがちゃうねん。今日ここに来たかったはずの奴らの分まで、ウチが全力で伝えたる!!」
梓シグレ :
「伝えるって、一体何を?とわはもうジャームなんだよ?話が通じるわけないじゃないか」肩をすくめて笑う
武者小路 勇姫 :
「アンタはこの世界長いからそう思うんかもしれんけど、とわちゃんのオタクやってたウチはちゃうってことや」
武者小路 勇姫 :
「黙ってよう見とけ……!」 模造刀が青く光り、美しい軌道を描く
梓シグレ :
「生憎、黙ってはいられないよ。邪魔する奴は散らす」
三峰とわ :
「……」とわはただ歌い続けるだけだ。
リンカ・サンスベリア :
「…フフッ…♪いいわね。
すっごく熱くなって来た…♪」
発せられる強力な熱気に身震いしながら人差し指を唇に当てる様に滑らかな所作で運んでいく
リンカ・サンスベリア :
そうして、さくらんぼを齧る様に、リンカは流れる様に自らの人差し指を噛んだ。
程なくして、赤く滲んだ指先からほんの僅かな血の滴りが、床下へと堕ちて行く。
リンカ・サンスベリア :
ぽたり、と。音を立てながら床下へと溶けた彼女の血液は……
──途端。
会場内を取り囲む程に膨大な血の剣山を成して行き、即席のリングを作り上げた。
梓シグレ :
「……こら、勝手に何してるんだよ。会場を荒らしちゃダメだろう」キミの仕草を警戒していたが、それ以上は何も起きないのでジトっとした目線で尋ねる。
リンカ・サンスベリア :
「ごめんなさい。
でも、これから折角『熱』の籠った時間を過ごせそうなのに、ここは少し彩が足りなくって…これ位はしないと趣がないでしょう?」
クスクスっと、恍惚とした笑みを浮かべながらどこ煽るような口調でそう呟く
梓シグレ :
「悪趣味だと思うな…」首を傾げる。
古海 天空 :
「…わ、リンちゃんやる気満々…!」周りに現れた真っ赤な血の柱から離れ、舞うようにくるりと皆の傍へ寄るといつの間にか戦闘形態へ変身している
燕子花 彩芽 :
「……あくまで拒絶を、と…」
ふぅ、と息を吐き、両の手を交差して刀の柄を握る。
燕子花 彩芽 :
「……では私は…秩序を護る者として、この場にあらねばなりません。”アビシス”、シンプルな話です」
梓シグレ :
「君は根っからのUGNエージェントだもんね、仕方ないよね。……いいよ、他のエージェント同様その四肢を裂いてあげる」
梓シグレ :
「アイドル活動にうつつを抜かしたから弱くなった……なんて命乞い、しないでくれよ?」触手をぐぐ…ともたげ、口元に当てて笑う
三峰とわ :
「……」キミたちが臨戦体制をとったことに気付いたとわが、ふ、と歌うのをやめる。
三峰とわ :
「……って……」
三峰とわ :
「帰って、って言ってるじゃない…………ッ!!!」
GM :
マイク越しの身を貫く様なシャウト。声はキミたちの鼓膜に染み渡り、心が『ドクン』と震わされる。会場は揺れ、リンカが作り出した剣山もまた衝撃波に当てられた様に砕かれて散ってしまう。
GM :
衝動判定をお願いします。<意思>による対抗ロール、目標値は9です。また、成功失敗に問わず、侵蝕率を+2D10してください。
GM :
対抗ロールに負けたら暴走します、ダイスどうぞ!
武者小路 勇姫 :
4dx+1>=9 RCだけど精神は…低い!(4DX10+1>=9) > 9[3,6,8,9]+1 > 10 > 成功
武者小路 勇姫 :
よおっし!!!
リンカ・サンスベリア :
5dx(5DX10) > 10[6,6,10,10,10]+8[2,2,8] > 18
燕子花 彩芽 :
(4+2+0)dx(10+0)+2+0 〈意志〉判定(6DX10+2) > 10[1,2,3,6,8,10]+9[9]+2 > 21
古海 天空 :
3dx 不安すぎる!(3DX10) > 6[4,4,6] > 6
古海 天空 :
だよね!
GM :
じゃあ天空ちゃんは暴走します、リアクション不可です!たぶんそんな支障はないはず
GM :
侵蝕率も足しておいてください〜
武者小路 勇姫 :
2d10+105(2D10+105) > 14[9,5]+105 > 119
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 105 → 119
燕子花 彩芽 :
2d10(2D10) > 16[8,8] > 16
リンカ・サンスベリア :
2d10+107(2D10+107) > 20[10,10]+107 > 127
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 92 → 108
古海 天空 :
2d10+90(2D10+90) > 13[8,5]+90 > 103
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 107 → 127
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 90 → 103
GM :
さて、ではクライマックス戦闘前に、状況について説明します。
GM :
現在この街は、三峰とわのEロイス〈虚実崩壊〉の効果により、町中がライブ会場と化しています。あと数時間もすれば、その範囲はさらに拡大していき、いずれは国全体が彼女の歌の虜となることでしょう。
GM :
オーヴァードであるキミたちは、とわのレネゲイドウイルスに侵された歌声への耐性があります。しばらくは、特に支障なく活動できます。
しかし、『ファン』の人数が増すことで、"クラッドカルト"の力は増幅していきます。5ターン目からは、三峰とわのエフェクト〈ミューズの調べ〉との対抗ロールが発生します。目標値30なので頑張ってください。
GM :
三峰とわはEロイス〈不滅の妄執〉に取り憑かれており、ただHPを0にするだけでは倒れません。とわへのロイスを持つ者が、止めを刺す必要があります。
GM :
また、もし誰かが"クラッドカルト"を殺さず、取り戻したいと考えるのであれば。とわが戦闘不能となった後、取り戻すことを宣言の上、GMを説得させるだけのRPをしてください。基準はGMなので曖昧ですが、頑張ってください。
GM :
以上、他に質問等なければ場面を戻します。戦闘直前となるので、RP等あればやってください!GMもやることがあります。
リンカ・サンスベリア :
自分はRP無し!手番が回ってきたらやります!
古海 天空 :
暴走RPだけ入れます!キャラがキャラなのでそこまでがっつり暴走はできないと思うけど…!
燕子花 彩芽 :
読了~
武者小路 勇姫 :
大丈夫です!手番でやりたいことがあるので、今は静観!
GM :
了解です、では天空ちゃんのRPお願いします!
古海 天空 :
衝撃波により砕かれて散ったルビーの様な欠片が額に直撃し、小さな身体はぐらりと後ろへ倒れそうになる。
古海 天空 :
…彼女のシャウトの反響に血の沸き立つような感覚を覚えながら気が遠くなってゆく。
次の瞬間…小さな隕石が落下したような地割れを起こしながら天空はその場へ踏みとどまる。獣のように見開いた瞳がとわを見上げそのシャウトに負けないような声で「嫌だッ!!!!!」と反抗的な言葉を返す、普段の丸く幼い瞳は竜のような縦長の瞳孔へと変化している
古海 天空 :
暫くすると「…あれれ…?」と言いながらくらくらと眩暈を起こすようにその場で頭を抱える
三峰とわ :
「……ッ!」天空の声に驚いた様に体を揺らすが…キッとキミを睨み返す。心優しいとわとは思えない表情だ。
GM :
さて、それでは戦闘に入りましょう。
GM :
"バイト・ミー"と"アビシス"は同一エンゲージ内、PCらと5m離れた位置に居ます。
GM :
勝利条件は、両名を戦闘不能状態にすること、そして「三峰とわ」の不滅の妄執を解き、止めを宣言することです。
GM :
では、ラウンド1です。
GM :
セットアッププロセスです。なにかある方は宣言どうぞ
武者小路 勇姫 :
使うぞ!!燃え盛る《永遠の炎》!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 119 → 123
GM :
了解です、他のみんなはどうでしょう?GMの返事待たずで大丈夫です
リンカ・サンスベリア :
ありません!
古海 天空 :
ないです~
燕子花 彩芽 :
ないないな
GM :
了解です、GMもないですね
GM :
演出等あればどうぞ~
武者小路 勇姫 :
目を閉じて、誓いを立てるように剣を掲げる。
武者小路 勇姫 :
「アイドルっていうのは本来誰のものでもない。でも、今日だけは」
武者小路 勇姫 :
「ウチの友達や。ウチの相棒や」
武者小路 勇姫 :
「だから、ウチが助けたる。ウチが引導を渡したる」
梓シグレ :
「随分格好付けたことを言っているけど……その剣、いつまで持っているんだい?」
梓シグレ :
「それ、玩具の小道具だろう?」ふっと鼻で笑う
武者小路 勇姫 :
「まったくその通りや」
武者小路 勇姫 :
「でも、今ウチが一番愛着あって戦場に持っていきたい武器もまたコイツやからな」
武者小路 勇姫 :
「ま、楽しみにしとけ……!」 不敵に決め顔で笑う
梓シグレ :
「……ふぅん」気にしない風だが……キミが何かを企んでいることを察してか、笑顔が消える。
GM :
それでは次、イニシアチブプロセスです。
GM :
三峰とわは、<さらなる絶望>を使用。トループを1つ呼び出します。
GM :
また、"アビシス"は〈ブリッツクリーク〉を使用し、三峰とわにメインプロセスを行わせます。
GM :
お待たせしました。PCの皆さま、何かあったら使用を宣言してください。
武者小路 勇姫 :
オートで使えるものは…ない!(以後同じ)
燕子花 彩芽 :
命中見てからしかやることねぇぜ!
リンカ・サンスベリア :
こちらも無い!
古海 天空 :
ないです!
GM :
了解です、それでは三峰とわのメインプロセスです。
梓シグレ :
「……さて、始めようか。キミの本当の歌を、彼女たちは聴いたことがあるのかな?」
梓シグレ :
「……聴かせてあげなよ」
GM :
"アビシス"の声を聞いたとわは、ふ、と目を閉じて歌い始める。
三峰とわ :
彼女にとっての歌とは、命そのものだ。歌により震わされた空間から湧き出た、観客席にもいるくちびる型の怪物たちは、春の芽生えを彷彿とさせる速度で暴発的に増殖する。
三峰とわ :
とわの足元で跳ねるそれは、まるで小さな観客のようだ。一つ一つは小さいが、数が多すぎる。今後、キミたちが攻撃をする際障害となることだろう。
三峰とわ :
「──…」
そして。レッスン時にも聞いた、しかしあの時よりも明らかに幸福感に満ちた歌声が、キミたちの耳にするりと潜り込む。耳を塞ごうとも防げない、心に届く歌声。
三峰とわ :
マイナーはなし。
メジャーで〈セカイ×インベーダー〉サイレンの魔女+マシラのごとく+疾風迅雷 を使用。対象はPC全員。
GM :
11dx7+10(11DX7+10) > 10[1,2,3,3,4,5,6,6,8,9,10]+6[1,5,6]+10 > 26
GM :
ドッジ不可、装甲無視です。ガード等あれば
燕子花 彩芽 :
ガ、ガード…
武者小路 勇姫 :
ガード値がないのでライフで受けるぜ!!
リンカ・サンスベリア :
同じくライフで!
GM :
天空ちゃんはリアクション不可なのでそのまま…!それではダメージロール
GM :
多分皆HP0かな…?ロイス等使う場合は宣言お願いします!
武者小路 勇姫 :
痛ぇ~~!!これがとわちゃんの歌!
武者小路 勇姫 :
視聴者たちのロイスをタイタスにして復活します!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] ロイス : 6 → 5
system :
[ 武者小路 勇姫 ] HP : 31 → 15
リンカ・サンスベリア :
多分もう一回は死ぬと思うので
ここは職員ちゃんをタイタスにして復活しますぜ!
system :
[ リンカ・サンスベリア ] HP : 26 → 12
system :
[ リンカ・サンスベリア ] ロイス : 6 → 5
GM :
ごめんなさい、ダメージ再計算します!
GM :
マシラのごとくは何かの間違いです。攻撃力がなんか色々まかり間違えてましたね、失礼しました!
GM :
ということで、3D10した数値17に、攻撃力+21で計37のダメージでした。
GM :
彩芽さんは耐えられるのではないか…!
燕子花 彩芽 :
耐えたー!
system :
[ 燕子花 彩芽 ] HP : 38 → 4
GM :
ごめん~!
古海 天空 :
うあ~残らなかった!両親のロイスをタイタスにして復活します…
system :
[ 古海 天空 ] ロイス : 3 → 5
GM :
勇姫ちゃん→ロイス-1
彩芽さん→耐え
天空ちゃん→ロイス-1
リンカ様→ロイス-1
GM :
細かいロイス名については皆さんの方で管理いただけると…!失礼しました!
system :
[ 古海 天空 ] HP : 35 → 17
GM :
三峰とわ :
笑い声、叫び声、泣き声、歌声、不快なまでにひしめく感情の音に脳を揺らされ、キミはとわと『共鳴』する。
GM :
気づくとキミたちはステージに立っていた。服もデビュー当時の衣装になっている。武道館のセンターステージによく似ている……視界360度を埋め尽くすのは、観客たちだ。
GM :
自分に向かって伸ばされる、大量の『自分』色のペンライト。観客らの満面の笑みと、うるさいくらいの歓声。まだ見たことが無いが、これから見るかもしれない光景。演者自身の心も躍る、夢のステージ。
GM :
だが、その夢は長くは続かない。キミたちは唐突に後ろから突き飛ばされる。
GM :
そのままステージから転落し、意識は闇へと落ちた。
GM :
ザザッ、と視界にノイズが走る。脳を直接殴られたかのような衝撃と共に目が覚め、先ほどよりも、はっきりと『像』を持った声が響く。
三峰とわ :
『戻りたい、戻りたい、戻りたい、戻りたい、戻りたい、』
三峰とわ :
『わたし一人でやり直させて。わたしの10代を嘘にさせないで。ねえみんな、聴いて』
三峰とわ :
『──わたしは、ステージ(ここ)にいるよ』
GM :
キミたちが知らない絶望が、胸の内を黒く染めていく。気持ち悪い程の音が、体内で反響し続ける……
武者小路 勇姫 :
「(こ……これがとわちゃんの……)」
武者小路 勇姫 :
「(でも、こんなえげつないの、聞いたことない……!! こんなんじゃウチら……)」
古海 天空 :
「……」天空は何も言わない、とわのレネゲイドに共鳴しているものか、とわの感情に共鳴しているものか瞳からはボロボロと涙が零れ落ちているが戦意は失っていないようだ。
武者小路 勇姫 :
イメージのステージから転落する勇姫。しかし。
武者小路 勇姫 :
転落する勇姫を救ったのは、あの晴れ舞台の日に画面の向こう側から駆けつけてくれた仲間のイメージ。
武者小路 勇姫 :
「っ……こんな初っ端で、終わらんわ!!」 彼らの勇気が、その身を奮い立たせる。
リンカ・サンスベリア :
「っ……
全く…元気一杯ね、とわちゃんも…」
植え付けられたざわめきに、一瞬崩れかけるが
歯を食いしばって足に力を入れ直す
リンカ・サンスベリア :
「戻りたい…そう思う気持ちだけはよくわかるわ。誰だって、嫌な過去の一つや二つ、払拭したいって思う気持ちがあって当然だもの…」
リンカ・サンスベリア :
「でもね──『過去は消えない』
誰にも、昔をやり直す事は出来ない…だから今を生きる人達は、昔得た事を糧にして、現在にそれを活かして行くのよ…だから悪いけど
私はそれを否定する…!」
大人しいが、感情の籠ったトーンで心情を吐露しながら、薄らとした笑みを浮かべ、とわを睨んで見せた
燕子花 彩芽 :
「…………」
振動に、身体が軋む。理解はできる。そりゃぁ、辛かったのだろう。自分の努力を、栄光を反故にされれば悲しいに決まっている。
燕子花 彩芽 :
「……ふぅ」
だが、それは今ここで彼女を止めない理由にはならない。身を撃つ痛みを耐え、改めて前を見据えた。
GM :
GM :
さて、イニシアチブプロセス。行動値31のとわ(軽い)です。
GM :
マイナーはなし。メジャーでサイレンの魔女+疾風迅雷 を使用。またもや対象はPC全員。
GM :
11dx+10(11DX10+10) > 10[1,2,4,5,6,8,9,9,9,10,10]+7[3,7]+10 > 27
GM :
ガード等の宣言あったらどうぞー
武者小路 勇姫 :
ない!ので再びライフで受ける!
リンカ・サンスベリア :
同じく!
燕子花 彩芽 :
ガードしてももう耐えられないガードはする
古海 天空 :
できない!
GM :
おけ!ではダメージ
GM :
3d+21 装甲無視(3D10+21) > 12[1,1,10]+21 > 33
武者小路 勇姫 :
倒れる!ので兄弟のロイスをタイタスにして復活します!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] ロイス : 5 → 4
リンカ・サンスベリア :
こちらも!
グッバイ霧谷ちゃんロイス!
system :
[ リンカ・サンスベリア ] ロイス : 5 → 4
燕子花 彩芽 :
クラスメイトのロイスを昇華して復活ゥ
古海 天空 :
ヴォルグのロイスぐっばい!タイタスにします!
system :
[ 燕子花 彩芽 ] ロイス : 6 → 5
system :
[ 燕子花 彩芽 ] HP : 4 → 17
system :
[ 古海 天空 ] ロイス : 5 → 4
GM :
とわは傷ついたキミたちを見て、ぴたりと歌を止め、俯く。
梓シグレ :
「……?」
三峰とわ :
「……みんな、が」
三峰とわ :
「みんながステージに立ってくれた時……本当に、嬉しかったの」
三峰とわ :
「みんなに、あの頃のわたしを重ねた。どんどん歌もダンスも表情も上手くなって、アイドルとしてデビューして、輝くみんなの姿……本当に、綺麗だったの」
三峰とわ :
「ようやく、あの夢から……悪夢から解放されるかもしれない。夢を、あなたたちに託せたのかもしれない、そう思った」
GM :
先ほどの様な脳内に響く声ではなく、とわの口が紡ぐ言葉。とわの本音のようなそれが、ぽろぽろと零れていく。
三峰とわ :
「……でもね」
三峰とわ :
とわが指を鳴らすと、曲が変わる。それは、キミたちのデビュー曲。
三峰とわ :
「………苦しいの。わたしも……もう掴めない未来を見たくなったの。苦しくて、苦しくて……」
三峰とわ :
「…全部、わたしが壊したのにね」
GM :
彼女の甘く暴力的な歌声で歌われるのは、キミたちの歌。下手をすれば、必死に練習をしてきたキミたちの歌声のクオリティに匹敵するのほどの上手さだ。
GM :
今目の前にいる彼女の姿は、まさにステージの簒奪者だった。甘美な歌声が、キミたちの脳を再度揺らす。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……っ」
武者小路 勇姫 :
「ウチ、自分のことにいっぱいいっぱいでとわちゃんの気持ちなんか考えられてへんかった。ごめんな」
武者小路 勇姫 :
「でも――そうやって真正面から来るなら、ウチだって手加減せん!!」
武者小路 勇姫 :
サビのところでともに歌い叫びながら剣を振るい、絶望のイメージを断ち切る。
三峰とわ :
「……ッ!!!」重なる勇姫の声と剣により、歌声もまた断ち切られる。
三峰とわ :
「……もう、いいじゃない……わたしが醜いのはわかったでしょ」
三峰とわ :
「……お願い……せめて最後は、友達でいたかったの。……帰ってよぉ…」
GM :
とわの弱々しい声は、会場の中にかき消えていった。
GM :
GM :
イニシアチブプロセス。行動値13、"アビシス"梓シグレのターンです。
GM :
マイナーで〈骨の剣〉、メジャーでコンセントレイト:エグザイル+コントロールソート+伸縮腕+ジャイアントグロウスを使用。対象はPC全員です。
GM :
14DX7+4(14DX7+4) > 10[1,1,2,2,3,7,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[3,3,3,4,6,6,7,8,9]+10[1,6,7]+2[2]+4 > 36
GM :
リアクションあればどうぞ!
武者小路 勇姫 :
ダメもとでドッジしましょう!
武者小路 勇姫 :
8dx+1>=36(8DX10+1>=36) > 10[3,4,4,6,7,8,10,10]+7[5,7]+1 > 18 > 失敗
武者小路 勇姫 :
頑張ったけど残念!
GM :
他のみんなはどうでしょう
燕子花 彩芽 :
【|"貴制線" 《ソードライン》】:切り払い+リフレックス
リンカ・サンスベリア :
一応回避で…
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 108 → 111
リンカ・サンスベリア :
6dx(6DX10) > 10[2,4,6,6,8,10]+7[7] > 17
燕子花 彩芽 :
(7+3+0)dx(7+0)+9+15+0 判定/100%以上/|"貴制線" 《ソードライン》(10DX7+24) > 10[1,2,3,3,7,7,8,8,8,10]+10[1,2,2,5,7,8]+2[1,2]+24 > 46
古海 天空 :
ヤハ(暴走)
GM :
ではゆーきちゃんそらちゃんりんさまにダメージですね
GM :
36+2D+11(36+2D10+11) > 36+9[5,4]+11 > 56
GM :
ロイス等使うなら宣言どうぞ!
武者小路 勇姫 :
オーメンのロイスをタイタスにして昇華します!!
system :
[ 武者小路 勇姫 ] ロイス : 4 → 3
古海 天空 :
リンちゃんのロイス!タイタスにして昇華させていただきます!
リンカ・サンスベリア :
ん~………使い時かな多分!
イモータルライフ使います!
GM :
イモータルライフどうぞ!
リンカ・サンスベリア :
2d(2D10) > 16[9,7] > 16
system :
[ リンカ・サンスベリア ] HP : 12 → 16
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 127 → 143
GM :
4D+20 結果変わらないのですが一応正しいダメージを出しておく…!(4D10+20) > 17[4,9,1,3]+20 > 37
GM :
結果は変わらないですね!マジで申し訳ない、演出やります…
古海 天空 :
はーい
武者小路 勇姫 :
来いアビシス!
GM :
GM :
──タコという生物は、足の一本一本に『脳』があると言われている。厳密には脳ではなく、無数の神経回路が集中しているのであるが、脳と例えられるほどに賢い処理能力を有しているのだ。
GM :
仮に人間に足が8本あったとて、それを使いこなす事は困難だ。脳にかけられているリミッターを解除したとしても、思考回路が焼き切れる方が先だろう。
GM :
しかし、"アビシス"は……彼女に宿る「ノイマン」のシンドロームは、一時的とはいえそれを可能にした。
GM :
ズ、と巨大な質量を持った2本の触手が周囲を取り囲み、逃げ場を無くす。
そして、それに気を取られた一瞬の隙に、別の触手がキミたちに迫る!
燕子花 彩芽 :
「拒絶します」
腕を組んだ燕子花彩芽の周囲には、箱状に引かれた線。
燕子花 彩芽 :
線を越えた触手達が女に迫ることは無い。端からばらばらと乱切りにされていく。
梓シグレ :
「……ッチ」痛覚があるためか、小さく表情を歪める。だが、アドレナリンが分泌され、興奮状態となった彼女の攻めの手は止まらない。
GM :
あとの3人に向かった触手は、極めて無駄のない動きでキミたちに絡みつき、動きを封じた。
梓シグレ :
「……潰れろ」
GM :
シグレが拳をグッと握るのと同時に、触手が万力を持ってPCらを締め上げる。ただの人間であれば一瞬でひしゃげ、肺の圧迫による窒息死よりも速やかな圧死を遂げるだろう。
武者小路 勇姫 :
「かはっ……! やっぱ、彩芽さんみたいに、上手く、いかへんな……!」 身体を押しつぶされ呻く、が。
武者小路 勇姫 :
「でも……足りひんは、そんなんじゃ!」
武者小路 勇姫 :
「こんなタコより、プロデューサーの無茶ぶりの方が上じゃ!!!!!!」
武者小路 勇姫 :
切れ味などないに等しい模造刀を力任せに振り、ほぼ腕力だけで触手を引きちぎる。
古海 天空 :
「ッ…!ぷはっ……、はなしてよ~…ッ!」ほぼ埋もれてしまっていた状態から何とか上半身だけ這い出てくるとガッと触手に猫のように尖った両爪をつき立て、メキメキと音を立てて引きちぎる
リンカ・サンスベリア :
「カハッ…!?」
体が圧迫されていく感覚に、思わず苦し気な声が漏れる。何とか脱出しようともがくが、触手は微塵も緩む気配を見せない。
──やがて、抵抗する気力すらも無くなったのか、リンカは触手の中でピクリとも動かなくなった。
梓シグレ :
「丈夫な奴らだな。……チッ、無駄な足掻きを…」勇姫と天空に脱出された後、触手をするりと戻す。
梓シグレ :
「……」少し悲しそうな表情を残る一本の触手に向け…フッ、と目を逸らし触手の中身を放る。
梓シグレ :
「(……死んだかな。あの時、大人しくボクのものになれば、こうはならなかったのに)」
リンカ・サンスベリア :
「──あら。
レディに対して随分と手荒な事するわね、シグレ。」
リンカ・サンスベリア :
他人事のような声が、シグレの『背後』から聞こえて来る
梓シグレ :
「ッ……!?」驚き、瞬発的に振り向く。
リンカ・サンスベリア :
コツ、コツ、と
光の届かない闇の中から、上品なヒールの音が近づいて来る。
梓シグレ :
「……ハハッ、そうか……」リンカの存在に気づき、薄らと笑う。
GM :
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…そう何度も使える物じゃ無いんだけど…貴方相手だもの。出し惜しみしてる場合じゃないと思ったから…」
コツコツと優雅に足音を響かせ、暗闇の中からシグレを見つめる
リンカ・サンスベリア :
「──それに。
やられっぱなしは私の性に合わないから…♪」
リンカ・サンスベリア :
オートアクション、『滅びの遺伝子』使用します!
リンカ・サンスベリア :
ダメージを受けた時に発動!
浸食値6使用して、攻撃してきた対象にレベル×10のダメージを与えます!
レベルは5で、更に1上がってるから6!
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 143 → 149
GM :
つまり60点のHPダメージですね、詳細にありがとう!ではそのまま受けるので演出どうぞー
system :
[ 梓シグレ ] HP : 0 → -60
リンカ・サンスベリア :
わーい!では演出入りますね!
リンカ・サンスベリア :
嬉々とした声で囁いた後
暗闇の中から一瞬でシグレとの距離を詰め、上目遣いで彼女を見つめる
リンカ・サンスベリア :
そうして、抱き着くように彼女の背中に手を回し
慈しむような目で彼女の瞳を真っすぐに見つめながら…
──そっと、優しく触れる様に、シグレの唇を奪って見せた。
梓シグレ :
「……ッ!!!」心がドクンと跳ねる感覚。嫌悪によるものではない、だが……本能が異常事態を察知する。鳴り響く警鐘に従い、シグレはリンカを振り払った。
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…♪
やっぱり、結構柔らかい唇してるのね。シグレ…♡」
振り払われる事を受け入れる様に、背後に大きく跳躍しながら、吐息交じりに囁く
リンカ・サンスベリア :
リンカの甘い態度に準じる様に
シグレの中に注ぎ込まれた甘美な毒は、少しずつ彼女の体を蝕んでいくだろう
梓シグレ :
「何を… ……ッ!?ぐ、ゔ……っっ」シグレは胸を抑えると半歩後退する。指先をよく見ると痙攣しており、触手を支えにしながらようやく立つが……そのまま、ゴボ、という音とともに大量に吐血した。
梓シグレ :
「……ガ、……ハァ、ハァ……ク、ハハッ……ハハハ!!!」命を脅かすほどのダメージに思わず高笑いする。
梓シグレ :
「あぁ……キミは、本当に悪戯っ子だね」戦慄しているのか、それともキミの生存を嬉しく思っているのか。真実はわからないが、シグレは口の端から垂れた血を拭いながら、表情を歪めて笑う。
リンカ・サンスベリア :
「あら、悪戯に見えたかしら…?
これでも、初めてだったのだけど…♪」
唇に人差し指を当て、蠱惑的な笑みを浮かべる
梓シグレ :
「ふぅん。どこまでが冗談なのか、お前が逝く前には聞かせてもらうからね」全く信じていない様子だ。
GM :
GM :
改めましてイニシアチブプロセス、行動値10のリンカのターンです。
GM :
使用するエフェクトと攻撃対象の宣言をどうぞ。侵蝕率の減少と、ダイスまで振っていいよー
リンカ・サンスベリア :
まずはマイナーで赤き剣とスーパーランナー!
レベル×2の6点HP消費します!
system :
[ リンカ・サンスベリア ] HP : 16 → 10
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 149 → 153
リンカ・サンスベリア :
そしてコンセントレイト+始祖の血統+鮮血の一撃+乾きの主+紅の王!
対象はシグレちゃんで!
GM :
あい、ダイスどうぞ!
リンカ・サンスベリア :
17dx7+2(17DX7+2) > 10[1,1,2,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,8,8]+10[3,8,9]+10[3,9]+4[4]+2 > 36
GM :
ガードしましょう、ダメージどうぞ〜
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 153 → 168
リンカ・サンスベリア :
うーん、Sロイス使っても良い?
GM :
俺バカだからよくわかんねーけどよぉ……多分使わなくて良いと思う
GM :
任せるけど!
リンカ・サンスベリア :
ほんとぉ…?
じゃあ使わずにダメージ振ろうかな…!
GM :
どうぞ!
リンカ・サンスベリア :
4d+14(4D10+14) > 21[2,8,7,4]+14 > 35
GM :
ではアビシスは戦闘不能です。が、
GM :
〈ラストアクション〉を使用!戦闘不能時にメインプロセスをします。
GM :
マイナーはなし。メジャーでコンセントレイト:エグザイル+コントロールソート+伸縮腕+ジャイアントグロウスを使用。
GM :
対象はまあ、リンカ様だけで良いかな
GM :
14DX7+4(14DX7+4) > 10[1,1,2,2,2,4,5,5,6,6,7,7,8,10]+10[1,1,3,9]+5[5]+4 > 29
GM :
惜しい、リアクションあれば〜
リンカ・サンスベリア :
リアクションありません!ライフで受けてやるぜ!!
GM :
良い心構えだ、ダメージロールです
GM :
3d+2d+11(3D10+2D10+11) > 9[2,3,4]+14[4,10]+11 > 34
GM :
どうします?ロイス切るとかそのまま戦闘不能になるとか
リンカ・サンスベリア :
あ、そういう!
ロイス切りません!そのまま戦闘不能になります…後は託す!!
GM :
了解です、ではリンカ様もアビシスも戦闘不能ですね。まずはリンカ様のターンの演出からお願いします!
GM :
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、勿論聞かせてあげる…
だから貴方の方も、その前に倒れたりしないで頂戴ね…?」
聳え立つ剣山の残骸から、頃合いの『血晶』を引き抜く。
リンカ・サンスベリア :
引き抜かれた『血晶』は、間もなくしてリンカの指先へと纏わり付いて行き、
やがて燦然と輝く血の鉤爪へと変質する。
リンカ・サンスベリア :
鉤爪の具合を確かめる様に、そこらに散乱していた機材を切り刻んで見せた後、口角をニタリと歪めながらシグレの元へと疾走する。
リンカ・サンスベリア :
道中、自らに差し迫らんとする触手の雨を、『血晶』から生成した血の銃弾を跳弾を交えて弾き飛ばしながらシグレの元へと迫っていく。
リンカ・サンスベリア :
勢いのままに地面を強く踏み込んでから、シグレに血の凶爪を浴びせ掛けた。
梓シグレ :
「………やられた」小さく呟くと、そのまま凶爪に袈裟斬りにされる。飛び散る鮮血。明らかな致命傷だ。
リンカ・サンスベリア :
「……つまらない冗談ね。
その程度で終わるような『熱』、持ち合わせていないでしょう?貴方は。」
俯瞰するようにシグレを見つめている
梓シグレ :
「…………ッ、………
……ふふ」
梓シグレ :
声を出すのも億劫であろうダメージの中、シグレは小さく、しかし確かに不気味に笑う。
梓シグレ :
袈裟斬りにされた傷口から、8本どころではない、夥しいほどの量の触手が這い出る。その触手はリンカをかき抱くようにしてぐるりと背に回り、そのままリンカの身体中を突き刺した。
梓シグレ :
「……ボクのものに……ならないなら」低く、掠れた声。
梓シグレ :
「なら、せめて一緒に死ねよ。キミみたいな美しい奴を現世に置いておいたら……ボクの美しさが霞むだろう?」
梓シグレ :
その言葉と共に、さらにグッ、と強く触手を押し込む。一部は身体を貫通することだろう。
リンカ・サンスベリア :
「──ほんっと、最後の最後まで貴方らしいわね、シグレ。」
触手に貫かれる自分自身を俯瞰するように、冷めた目で周りを見つめながら大きく吐血する
リンカ・サンスベリア :
「だからこそ…それじゃダメなのよ、シグレ。
欲しいものが手に入らないからって…駄々をこねているだけじゃあ…手に入るものも手に入らないわ…」
リンカ・サンスベリア :
リンカの爪から、血の装飾が剥がれて行く。
リンカ・サンスベリア :
そして、剥がれた血の結晶は
少しずつ集まり、二人の間で煌々と煌めく深紅の凶星へと形を成して行く。
リンカ・サンスベリア :
ルビーを始めとした宝石の数々を物ともしない、神秘的とすら形容出来るその深紅の星に、美しさを求め続けて来たシグレは思わず目を奪われ、自然と手が伸びてしまうだろう。
梓シグレ :
「……」薄れゆく意識の中、視界の中央で燦然と輝くそれに触れようとする。
リンカ・サンスベリア :
「えぇ、そう…強請るだけじゃダメなのよ…
欲しいのなら自分からも歩み寄らないと行けないのよ…そうじゃないと…
『星に手は届かない。』」
リンカ・サンスベリア :
シグレがそれに触れようとした直後
二人を照らす赤き星は、その輝きを失うと同時に急激に縮んで行き──
リンカ・サンスベリア :
「『超新星』」
リンカ・サンスベリア :
直後、二人を巻き込む大爆発を引き起こした
GM :
……爆発の後。そこには、"アビシス"とリンカが倒れていた。両名とも動かず、明らかに戦闘不能とわかるだろう。
武者小路 勇姫 :
「リンカさん!!」
燕子花彩芽 :
「……」
一瞥して死亡していないことを確認し、向き直る
武者小路 勇姫 :
「あとは、ウチらに任せてくれ!」
GM :
GM :
イニシアチブプロセス。行動値6、彩芽のターンです。
GM :
使用するエフェクトと攻撃対象の宣言をお願いします。侵蝕率の減少と、ダイスまでどうぞー
燕子花彩芽 :
いくぞー!
燕子花彩芽 :
マイナーで移動
燕子花彩芽 :
対象とわちゃんでメジャー
燕子花 彩芽 :
【真菖蒲太刀】:コンセントレイト:ノイマン+マルチウェポン
燕子花 彩芽 :
判定よろしいか
GM :
侵蝕増加ののち、判定たのまい
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 111 → 116
燕子花 彩芽 :
(7+3+0)dx(7+0)+9+15-2+0 判定/100%以上/真菖蒲太刀(10DX7+22) > 10[1,1,2,2,3,3,5,5,6,9]+10[10]+10[8]+10[8]+5[5]+22 > 67
燕子花 彩芽 :
ダメージよろしいか
GM :
しばし まて
GM :
確認しました、一応ドッジします!一応
GM :
7dx(7DX10) > 10[1,5,6,7,9,10,10]+6[2,6] > 16
GM :
勝てるわけがない、ダメージどうぞ!
燕子花 彩芽 :
7d10+16+0 ダメージ/100%以上/真菖蒲太刀 燃費低いけど代わりにダメージがエフェクトレベルに依存しないんだよね(7D10+16+0) > 40[9,10,2,5,4,5,5]+16+0 > 56
GM :
十分痛いが…軽減とかなくそのまま受けますね
system :
[ 三峰とわ ] HP : 0 → -56
GM :
演出どうぞ!
GM :
燕子花 彩芽 :
凡そ決着がついたであろう片側を見やり、前を向き。すぐさまに二振の刀を抜く。
燕子花 彩芽 :
「こちらも早急に参りましょう。これ以上の混乱は看過できません」
言うや否や、風を切る音と共に三峰とわの眼前に迫る。
燕子花 彩芽 :
そうして息吐く暇も無く、一刀が振り抜かれる。
GM :
"アビシス"が倒れ、とわにかけられた洗脳は解かれたはず。しかし彼女は依然として、キミたちと相対し続けていた。……それは、彼女がジャームだからだ。
三峰とわ :
「……」とわは目も閉じず、迫る一刀を見据え……そのまま、手に持ったマイクで受け、弾く。本来、刀に勝てるはずがないのにも関わらず、彼女の現在の動体視力は、その無謀を可能にした。
燕子花 彩芽 :
片腕に痺れが走る。高速で振るった刀を弾かれたのだから、当然。
燕子花 彩芽 :
「今の貴方に何を言った所で無駄…理解しています。ジャームでは無かった″アビシス″とは違うのですから、当然ですね」
燕子花 彩芽 :
「ですが、今だからこそ伝えたいのです。何の苦悩も無く、ただ欲望のままに衆目を集めた先に、貴方の魅力はあるのか」
淡々と語りながらも、さらに刀を振るう。
三峰とわ :
「……何が……いいたいのっ……!」彩芽の言葉に声を震わせる。次の刀は、先ほどとわの声から生まれた唇型の怪物たちが、鳴き声を上げながら弾いていった。
燕子花 彩芽 :
「人間としての魅力を欠いた先に、ファンが喜ぶ様な貴方はあるのか」
さらに一刀弾かれ、その後に更に一刀が弾かれ。
燕子花 彩芽 :
「…あるいは、ファンの感情を考えることさえ今はもう…できないのか。そんなものは、空っぽではありませんか…と」
続けてもう一刀。これもまた弾かれ…
燕子花 彩芽 :
ると同時、慣性や遠心力、筋力の一切を無視した強引な太刀筋が閃く。
三峰とわ :
「……そんなのっ…ッ!!」何かを言い返そうとした隙を、刀による一撃は迷いなく切り裂く。とわの瞳は驚愕に見開かれている。
燕子花 彩芽 :
まさに一閃。人の理を無視し、三峰とわを斬る。
燕子花 彩芽 :
「こんなことをして言うのもなんですが……三峰さん、愛されていますから。一緒に生活をして、貴方の魅力も理解できました。だから…そんな勿体無いことをしないでください」
言いたいことは言ったとばかりに、そして後進に道を譲るように、油断なく距離を取る。
三峰とわ :
「かはっ……く、ぅ……!」
胸に一筋、ばっさりと斬られたことによる血の跡を滲ませながら、一歩、また一歩と下がり……そこでぴたりと足を止める。傷は深いが、倒すには至らないようだ。
三峰とわ :
「……彩芽、さん……そう思ってくれるんだ……でもっ、今の『わたし』も『わたし』なの……」
三峰とわ :
「……だから帰ってって言ってるの……綺麗な思い出の中の、良いマネージャーの『わたし』だけを見てくれていたら良かったのに……」
三峰とわ :
マイクをグッと握り直す。まだ、届かない。
燕子花 彩芽 :
「………申し訳ありません。私はこの状況を否定します」
ともすれば冷酷とも取れるように、きっぱりと返す。
GM :
GM :
イニシアチブプロセス。行動値3、天空のターンです。
GM :
使用するエフェクトと攻撃対象の宣言をお願いします。侵蝕率の減少と、ダイス振るところまでやっていただいてOKです
古海 天空 :
あいさ!
古海 天空 :
マイナーで〈一角鬼〉+〈完全獣化〉、〈ハンティングスタイル〉使用で攻撃対象はとわちゃん!
古海 天空 :
メジャーは〈コンセントレイト:キュマイラ+獣の力〉オートアクションで〈獣の魂〉です
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 103 → 112
GM :
了解です、判定どうぞ!
古海 天空 :
20DX+2(20DX7+2) > 10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,7,7,9,9,10,10,10]+10[1,2,4,8,8,9,10]+10[1,2,7,8]+10[5,7]+10[10]+10[8]+10[7]+3[3]+2 > 75
古海 天空 :
8d10+27 方舟<ノア>(8D10+27) > 52[4,8,5,4,7,7,10,7]+27 > 79
GM :
あ、一応リアクションはありますので回避だけ!見せてやる身軽なボディ
GM :
7dx(7DX10) > 9[1,2,2,3,5,6,9] > 9
古海 天空 :
やはりもちもちは正義ってワケ
GM :
問題ないですね、ではダメージ79ということで!
GM :
ではとわを撃破……と行きたいところですが、〈蘇生復活〉を使用!HP1で復活します
古海 天空 :
はい!
system :
[ 三峰とわ ] HP : -56 → 1
GM :
古海 天空 :
冷たい床に座り込み、寝起きの子供のように虚ろな眼で目の前のステージをただただ眺めている
…まるで風邪をひいた時のように景色は歪んで、
古海 天空 :
(あれ…ボクの手 こんなに大きかったっけ…?ううん…?小さいのかな…?ここの天井…こんなに低かった…?とわちゃん……、みんなって……あんなに小さかった…? いま、誰がいるの?)
古海 天空 :
足元に転がった紅色の結晶を軽く握りしめるとまるで琥珀糖のようにカシュッ…と儚く音を立てて崩れてしまう
古海 天空 :
(みんなも…ボクが触ったらこんな簡単に、壊れちゃう…?)
ぼんやりとそう考えながら好奇心に駆られ欠片をもうひとつ拾いあげると、ハッとしたように目を見開いて頭を横にふる
古海 天空 :
「…ちがうよね、ボクは…もう壊したくなくてここにいるんだ……」
≪それでもきっと壊しちゃうんだよ?≫自分によく似た冷たい声に慌てて周りを見渡すが声の主がいるはずもない
古海 天空 :
「……でも、みんなに触れたい…≪触れられないよ?≫」自分ではない何かが語りかけてくる幻聴に嫌がるように表情を曇らせ苦しみだす
古海 天空 :
「うぅ、きっと…きっとすぐには無理だけど…ぐすっ……≪じゃあきっとこれからもたくさん傷つけていくんだね≫ っ、できる…できるもんっ……!できるから…ッ、もう傷つけたりなんてしないからっ…怖がらないで、ボクをッ……≪無理だよ、だってキミって怖いもん≫」
古海 天空 :
フラフラと立ち上がりながら何度も受けたダメージで壊れてしまった靴を脱ぎ捨てる、ボソボソと呟き・否定し・泣きながら周囲には聞こえない何かと言い争いをしているがそれでも素足で一歩一歩とステージへ歩みを進める
GM :
殺気は無い様子ながらも、ステージへと向かうキミを警戒したのか。観客席の唇型の怪物たちが、「ぷみゃ!」「ぷみゃ!」と鳴きつつキミの前にバリケードを作り…そのまま倒れ込んで来ようとする!
古海 天空 :
向かってくるトループの壁に、獰猛な獣のように目を見開くと腕で受け止めた後に…片腕で薙ぎ払う!
古海 天空 :
土煙の中に佇んでいる天空はとわちゃんを見上げている。視界がクリアになり確認できる表情は傷だらけでかなり弱っているがいつもの天空のもので、ステージの下から見上げる姿は『純粋な』ファンの輝く瞳だ
古海 天空 :
「…とわちゃん、"アイドルのキミ"も…すっごくカワイイ!!」微かな理性で絞り出したような明るい声がライブハウスに響きわたる
三峰とわ :
「ッ……!?」胸の傷を抑えながら、天空のその瞳を、その言葉を、信じられない様子で受け止める。目は見開かれ、そこには動揺の色が見えるだろう。
古海 天空 :
「…大好きだよ、どっちのキミも!」彼女へ向かって両手を伸ばしてみせると、とわちゃんを、過去の自分を、全てを受け入れるように微笑む
古海 天空 :
「…だからね、助けるんだっ…みんなを、ぜんぶはできなくても……ッ!」ズキズキと先ほどから痛いほどに己を責め立てる幻聴に少し表情を歪ませて、スゥ…と深く息を吸い込む
古海 天空 :
≪・・・なんのため? 傷付いたら"ボク"が傷付くね その前に壊そうよ 壊してよ 怖いよ 壊せ壊セ壊セ壊セ壊セ!!!!!≫
古海 天空 :
「~~っ……、ボクは…、ボクが…っボクが苦しまないようにっ…みんなを悲しませない…これはボクのワガママっ!!!みんなのためじゃないっ"ボクのために"みんなを助けるっっ……!!!」残党のトループから逃れるようにダンッッッと地面を蹴り上げ瓦礫を舞い上げながら天高く ステージへ舞い上がる
古海 天空 :
≪無理だよ・・・≫
古海 天空 :
「無理じゃないッッッ!!!今こわさなきゃいけないのは こんな悲しい舞台"ステージ"!!!!! 必要なのは助け船…… これは
――"方舟<ノア>"!!!!」
古海 天空 :
吼えるように叫ぶとキュ…と瞳孔が縮まり、地上の目標"アイドル"を定めながら彗星のようなスピードの重い重い破壊の一撃が降ってくる
三峰とわ :
輝く瞳のキセキと共に降り注ぐその一撃から、身を逃れようとするが……必中のその彗星を避けることは叶わない。
三峰とわ :
胸元から腹部を抉るようなその脚技を受け、とわは、「がふッ……」と肺から絞り出したような声を漏らす。
三峰とわ :
明らかに致命的な一撃。通常の敵であれば、ここで倒れてもおかしくはない。だが。
三峰とわ :
「……だ、め。壊させない……ここは、わたしの……わたしが唯一立てる、"最期"のステージ……ッ!!!」
三峰とわ :
血を吐き、足元も覚束ない様子ながらも、彼女は再度立ち上がる。終わらない妄執に取り憑かれ続けているのだ。
古海 天空 :
「…怖いよね、これが終わりかもって…ぜんぶいいやっていっぱいいっぱい思っちゃうよね、大丈夫 大丈夫だから……だってボクは…ボクたちでもRe:try(リトライ)できたんだよ… 、ね?」
ステージの上に倒れこんで、弱弱しくも無邪気な笑顔を見せるととわちゃんと幻聴の相手をなだめるように呟く
GM :
GM :
イニシアチブプロセス。ラスト、勇姫のターンです。
武者小路 勇姫 :
やるよ!!!!!
GM :
使用するエフェクトと攻撃対象の宣言をお願いします。侵蝕率の減少と、ダイス振るところまでやっていただいてどうぞ!ではでは
武者小路 勇姫 :
マイナーは不要!
武者小路 勇姫 :
メジャーは▼青き炎の勇者の剣(レーヴァテイン):《コンセントレイト:キュマイラ》《魔獣の本能》《魔獣の衝撃》《氷の塔》《プラズマカノン》で攻撃!
GM :
ウワーーちゃんと本気だ!どうぞ!
武者小路 勇姫 :
手を抜くとかそういう選択肢はない!!
武者小路 勇姫 :
14dx7+4 命中判定(14DX7+4) > 10[2,2,3,5,5,6,6,6,7,7,8,8,9,10]+10[1,2,4,5,9,10]+10[1,8]+1[1]+4 > 35
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 123 → 137
GM :
避けます、いつだって本気
GM :
7dx(7DX10) > 10[1,2,3,4,4,8,10]+1[1] > 11
GM :
ダメージどうぞ!
武者小路 勇姫 :
4d10+54 うおおおおおおおお!!!!(4D10+54) > 15[7,2,5,1]+54 > 69
GM :
文句のないダメージ!"バイト・ミー"三峰とわ、撃破です。
GM :
では、描写の方お願いします。トドメやクラッドカルトの扱いについても、RP内で決定してください。
GM :
武者小路 勇姫 :
気付けば、”アビシス”もとわの生み出したキャラクターも、勇姫ととわの間に道を遮るものは何もない。
武者小路 勇姫 :
「(みんなが道を開いてくれた。そんで最後はウチが決めんのか……)」
武者小路 勇姫 :
「(本当にあのプロデューサー、毎回毎回とんでもなく高いハードルを用意してくれるやん)」
武者小路 勇姫 :
もう覚悟はできている。そして、おそらく何を言っても結果は変わらないだろう。それでも、言わなければならないことがある。
武者小路 勇姫 :
「”クラッドカルト”!! 聞こえてんねんやろ!!」
武者小路 勇姫 :
「どーせお前、信仰が欲しいっていうボヤっとしたわけわからん理由でこんなことしてんねんやろうけどな……」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃんに憑りついて、周りの人洗脳して、他人の褌で相撲取ったところでな……誰もお前のことなんか好きにならへん!!」
武者小路 勇姫 :
「お前にだって本当はいいところいっぱいあるはずやのに、みんなとんでもない災害か都合のいい道具としかお前のことを見ぃひん!!」
武者小路 勇姫 :
「そんなんでまがい物の信仰を集めたところで、どうやったってお前は満たされんし永遠に嫌われ続ける!! だから……」
武者小路 勇姫 :
「洗脳とか、憑依とか、そんな物騒な武器捨てて……もっかいウチとやり直そうや」
武者小路 勇姫 :
「今度は、ちゃんと仲間(アイドル)として……!!」
三峰とわ :
「…な……っ!何言ってるの、ムシャちゃん……!」予想外のことであったのか、目を見開き。
三峰とわ :
「まさか、"クラッドカルト"に期待してるの……?仲間(アイドル)なんて……そんなの、信じられない!すごく頭が悪いんだよ…こんな子に、無理だよ……ゴホッ、ガッ……」本当に信じられない、と言った様子で捲し立てるが……ボロボロな彼女の身体は、耐えきれずに途中で血反吐を吐く。
武者小路 勇姫 :
「……とわちゃん……」
武者小路 勇姫 :
「……結局、最後までダンマリか。一回くらい、お前とちゃんと話したかったわ」 悲しさを紛らわすように、おどけて笑う。
武者小路 勇姫 :
「ウチには、どうしても救いたい人がいる。そんで、それはお前のことじゃない」
武者小路 勇姫 :
「じゃあな、相棒」
武者小路 勇姫 :
今まで片手で持っていた剣を、両手剣ほどの長さへ変形させ、上段に振り上げる。
武者小路 勇姫 :
――それは、さながらこの場所での最初のライブのときのように。
武者小路 勇姫 :
あの時とは、随分見える世界が変わってしまった。でも、そのことを悲劇にはさせない。
武者小路 勇姫 :
だからどんな過酷な状況だって、舞台の上と同じように笑う。
武者小路 勇姫 :
「(ウチは武者小路勇姫……華々しい武者小路一族の、出来の悪い末っ子)」
武者小路 勇姫 :
「(それでも、ウチにしかやれんことのある今は)」
武者小路 勇姫 :
血のにじむような練習の末モノにした、この世界でたったひとりだけに許された、仲間たちが作ってくれた見せ場。
武者小路 勇姫 :
ネオンブルーに光っていた刀身は、みるみるうち青い炎を纏い、そのシルエットを二倍にも三倍にも大きくする。
武者小路 勇姫 :
――一人では無理でも、みんなとならやり直せるかもしれない、自分の役割(ロール)を見つける旅。
武者小路 勇姫 :
勇姫がユニット名に対して込めた想いを、最推しの君に伝えたい想いを乗せ、あの曲のシャウトと同じタイミングで、叫ぶ。
武者小路 勇姫 :
「――今だけは、勇者(ヒーロー)!!! ここからが私たちのRe:try!!!」
武者小路 勇姫 :
同時に大きく一歩踏み出し……
武者小路 勇姫 :
その強大な熱エネルギーが生み出した衝撃波は、音速(ウタゴエ)よりも速く舞台を駆け抜け――幻影(アイドル)を縦に一閃した。
GM :
──相変わらず、"クラッドカルト"の返事はない。とわももはやへたり込んでしまい、軽く身じろぎするが、それが最後だった。
GM :
キミが剣に込めた一撃は、そのままとわを、そして"クラッドカルト"を一断する。吹き荒れる青き熱風が、ステージ上を埋め尽くした。
GM :
……
GM :
……暗いステージの中、機材類が、バチッ、バチッという音と共にショートし火花を散らす。勇姫の足元には、全身を焼き焦げつかせて倒れるとわがいた。
GM :
浅く呼吸を続ける彼女は、もはや虫の息に見える。だが、口元は声にならないながらも『まだ…まだ…』と呟き続けている。
GM :
彼女のステージは続いているのだ。……終わらせられるのは、キミしかいない。
武者小路 勇姫 :
ほとんど力を使い果たし、大剣を支えにしてなんとか立ちながら、口を開く。
武者小路 勇姫 :
「お疲れ様……」
武者小路 勇姫 :
「今日も、最高やった」 下手くそなにやけ面で、言う。
武者小路 勇姫 :
「たとえそれが悪夢でも……やっぱり、アイドルのとわちゃんともう一度会えて、本当に……よかった」 笑顔のまま、涙を流し。
武者小路 勇姫 :
「ウチは面倒臭いオタクやからさ……もっと歌わせてあげたいけど、明日からとわちゃんに会えなくなるんは嫌や」
武者小路 勇姫 :
「こんなことして、本当にハッピーエンドが待ってんのかは誰にもわからん。でも、今は縋れるものがこれしかない」
武者小路 勇姫 :
そう言って、最後の力でもう一度剣を振り上げる。
武者小路 勇姫 :
「(さようなら。アイドルのとわちゃん。ウチが大好きなとわちゃん。これからも大好きなとわちゃん)」
武者小路 勇姫 :
……声に出せば笑顔が崩れてしまう気がして、それは言葉にできず。
武者小路 勇姫 :
――そのまま、無言で炎の剣を胸に突き立てた。
武者小路 勇姫 :
「とどめ」を刺します。
GM :
了解です。それでは、"バイト・ミー"三峰とわの〈ファイトクラブ〉による人格は、死亡します。
GM :
とわは、キミの剣を胸に受け、小さく肺から漏れ出たような声にならない声を漏らす。ただ、それだけだった。
GM :
そして、彼女はキミの目を見つめる。うすぼんやりとしているが、確かに目が合う。そして、うわごとのように口を動かす。
三峰とわ :
『……あなた、は』
三峰とわ :
『やっぱり……わたしの、太陽、だよ』
GM :
彼女はそのまま、ゆっくりと目を閉じ……やがて、動かなくなった。
武者小路 勇姫 :
「っ……」
武者小路 勇姫 :
「っーー、ぁーーーーーーー!!!!」
武者小路 勇姫 :
『太陽』のような笑顔は崩れ、慟哭だけが舞台に木霊した――。
GM :
GM :
戦闘終了です。
GM :
GM :
さて、切り替えていきましょう!バックトラックです!
GM :
今回、シナリオ内で使用されたEロイスは全部で5つです。
GM :
まずは5d10分だけ侵蝕減らしてください~
古海 天空 :
5d10(5D10) > 12[2,2,2,4,2] > 12
リンカ・サンスベリア :
5d10(5D10) > 15[2,5,4,3,1] > 15
燕子花 彩芽 :
5d10(5D10) > 16[2,3,9,1,1] > 16
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 112 → 100
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 116 → 100
武者小路 勇姫 :
5d10(5D10) > 18[1,7,3,1,6] > 18
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 168 → 153
system :
[ 武者小路 勇姫 ] 侵蝕率 : 137 → 119
GM :
みんな減る幅が激渋すぎる
GM :
あとは自分との相談に応じて倍振りするとか何とかで、とにかく帰ってきてください!詳細基本ルルブ1 p.220参照!
武者小路 勇姫 :
通常だとちょっと怖いね、いつも通り倍で!
燕子花 彩芽 :
えー、わたくしこのタイミングでRe:try以外の全てのロイスを昇華したいのですがよろしくて?
GM :
流石きっちりしてる いいぞ
system :
[ 燕子花 彩芽 ] ロイス : 5 → 1
燕子花 彩芽 :
1d10 等倍振り(1D10) > 3
system :
[ 燕子花 彩芽 ] 侵蝕率 : 100 → 97
武者小路 勇姫 :
119-6d10(119-6D10) > 119-48[7,9,10,8,9,5] > 71
リンカ・サンスベリア :
倍振りしまーす!
武者小路 勇姫 :
こっちで頑張らんでも…生還!
リンカ・サンスベリア :
8d10(8D10) > 52[1,10,9,7,3,9,7,6] > 52
リンカ・サンスベリア :
げっ
武者小路 勇姫 :
1足りん…けど追加で帰れる!
GM :
振れ!!!!
リンカ・サンスベリア :
追加振りしまーす…
リンカ・サンスベリア :
1d10(1D10) > 3
リンカ・サンスベリア :
3d10(3D10) > 15[5,1,9] > 15
system :
[ リンカ・サンスベリア ] 侵食率 : 153 → 83
古海 天空 :
リンカちゃん見守っちゃった…等倍で振ります!
古海 天空 :
3D10(3D10) > 21[1,10,10] > 21
system :
[ 古海 天空 ] 浸食率 : 100 → 79
GM :
よしよし、ではこれにて全員生還!
武者小路 勇姫 :
ハッピーエンド!!!!
古海 天空 :
よかった!!!!
燕子花 彩芽 :
えがった…
リンカ・サンスベリア :
Eロイス渋かった時はどうなるかと…
GM :
それではワクワク経験点タイムですね。
GM :
……と思ったけどまだシナリオ終わってないから!またエンディング後に配布します。
GM :
すまぬ
GM :
Scene14 長い夜を超えて
GM :
戦いは、キミたちの勝利のもと閉幕した。皆傷つきながらも、心身ともに無事の様子だ。
GM :
意識を失っていたリンカもまた、目を覚ました。
GM :
……そして、外の様子を確認するならば……そこには、薄っすらと白んだ空と、静かに瞬く星々が共存している。キミたちは、無事『明日』を取り戻したのだ。
GM :
だが、問題は山積みだ。目下、キミたちは……未だに意識を取り戻さない"バイト・ミー"三峰とわ、そして……いつの間にか目を覚まし、キミたちを警戒するように睨む"アビシス"梓シグレへの対応を決めなければならない。
武者小路 勇姫 :
「……舞台は終わったみたいやな」
武者小路 勇姫 :
「最悪の事態は避けられたけど、結局、作戦がどこまで上手くいったんかはわからへんか……」 とわちゃんの身体を起こして支えながら。
燕子花 彩芽 :
「どうでしょうね……応援は……プロデューサーの方はどうなっているでしょうか」
”アビシス”の動向を警戒しつつ、Pに連絡をつけよう
武者小路 勇姫 :
「せや!! あの社長無事なんか!? まああの程度で死ぬなんてサラサラ思ってへんけど…」
古海 天空 :
「っ…そうだ…、!」思い出したようにガバッと起き上がると自分の端末を探すがボロボロに壊れてしまっている
GM :
彩芽が電話をかけるが、繋がらない。……が、程なくして、彩芽の端末へ着信が入る。
GM :
一般の電話番号からの発信。表示されている番号は、セーフハウスのものだ。
燕子花 彩芽 :
『はい、こちら”貴則”』
すぐさま応対しよう
あみぃ :
「アイ……?なんて?ってその声、彩芽姉さんじゃん!元気?」向こう側から聞こえてくるのは、四ツ谷亜美……あみぃの元気な声だ。
燕子花 彩芽 :
『四ツ谷さん……そちらの戦況は?難しいのなら、面を被った男性と代われますか?』
古海 天空 :
「……」フラフラと彩芽ちゃんの傍に寄ってくると不安そうに通話の様子を伺っている
あみぃ :
『おおー、その調子なら元気そうすね!こっちも収まりましたよ、らむね含めてみんな寝ちゃった』
あみぃ :
『面のって社長のコト?はいはい、りょうかい〜』おーい!と呼ぶ声の後、ガチャガチャと誰かに代わる音。
GM :
しばらくすると、男性の声が聞こえてくる。
オーメン相良 :
『……もしもし。先程は済まなかった、うっかり端末を壊してしまってな…』
GM :
口からビーム吐いてたもんね!というあみぃの楽し気な声に重なるのは、UGNプロの支部長でありキミたちのプロデューサー、オーメン相良だ。
燕子花 彩芽 :
『いえ、ご無事で何よりです。こちらも状況を終了しました。諸々の収束のため応援と…”アビシス”の確保を要請したいのですが……何というか…可能ですか?』
オーメン独断の動きもあったろうから、大丈夫そう?という声色
オーメン相良 :
『承知した。……"アビシス"は、情報によるとジャームでは無いそうだが……確保は可能なのか?もちろん手配はするが……』
燕子花 彩芽 :
『ここに縫い付けておくことは可能ですが』
リアクションで完封できるたぁめ…
オーメン相良 :
『では、人員をそちらに回そう。……問題ない、UGNとしての仕事はきちんと正当にこなした』君たちがな、と付け足す。街の鎮圧のために動いたことは事実であり、オーメンの独断のアレソレはうやむやに揉み消そうとしている様子だ。
燕子花 彩芽 :
『ありがとうございます。そちらから何か指示はありますか?無ければ一度通信を切りますが』
オーメン相良 :
『……そうだな』しばらく黙ってから、口を開く。
オーメン相良 :
『……とわくん……"バイト・ミー"はどうなった。街の様子を見たら、おおよそ予想はつくが…』淡々とした口調だが、やや躊躇い気味に尋ねてくる。
武者小路 勇姫 :
「社長が言うた通り、やれるだけのことはやった……と思うで。まだ目は覚ましてへんけど、少なくとも今は暴れたりする様子はない」
オーメン相良 :
『……そうか。君にはたくさん負担をかけてしまったな…』
武者小路 勇姫 :
「ええよ。あんたには毎回毎回無茶ぶりされてきたけど全部水に流す」
武者小路 勇姫 :
「……ウチを信じてくれてありがとうな」
オーメン相良 :
『……当然だ。ありがとう、勇姫くん』
武者小路 勇姫 :
「は、これからは無茶ぶりはほどほどにしてくれよ!」
武者小路 勇姫 :
「おっと脱線したな。とわちゃんはそんな感じや」
オーメン相良 :
『状況については把握した。ありがとう』
燕子花 彩芽 :
連絡事項がこれ以上ないことを確認し、電話を切る。
リンカ・サンスベリア :
「……」
彼女らの会話の終わりを聞き届けた後、アビシス──基、梓シグレの元へ歩みを進める
梓シグレ :
「……」無言で睨み返す。意識は取り戻しているが、身体が動かない様子だ。
リンカ・サンスベリア :
「…お互い、ボロボロね。」
こんな状態になってもなお、手負いの獣の如く凄んでいる彼女の様子がなんだか可笑しくて、思わず砕けた笑みを浮かべてしまう
梓シグレ :
「誰のせいだよ。……笑うな」ふい、と目線を逸らす。面白くなさそうな顔だ。
リンカ・サンスベリア :
「仕方ないでしょう…
私、あまり器用な性質じゃないんだもの。」
シグレの返しに、少し頬を膨らましながら、彼女の額に向けて軽く指を弾き、そのまま後ろに倒れさせる。
梓シグレ :
「痛ッ……!!」ただのデコピンでも、今のシグレにとっては大ダメージだ。きゅっと目を閉じてそのまま後ろに倒れてしまう。
リンカ・サンスベリア :
「ほら、強がるのはもういいから
少し休みなさい…体起こしてるだけでも辛いでしょうに、無茶するんだから…」
シグレの上半身を軽く起こし、自身の膝の上に頭が来るように寝かしつけながら、軽く溜息を吐く。
梓シグレ :
「ぅ……は、離せ……」膝枕が嫌なのか身じろぎするが、無駄と悟り体の動きを止める。
梓シグレ :
「…休むって何だよ……まさかボクを生かすつもりかい」
リンカ・サンスベリア :
「あら、逆に聞くけど、殺されるとでも思っていたの…?
そんな野蛮な事しないわよ。貴方は別にジャームという訳でも無いのだし…無駄な殺生をする趣味も無いしね。」
シグレの発言にまた少しだけムッとするが、そのまま拗ねた様子で言葉を続ける
梓シグレ :
「……ボクがジャームでなくとも、自分がやった事については理解している。キミは良くても、そちらのお仲間はそうはいかないだろ」そう言って、他のPCらに目を向ける。
武者小路 勇姫 :
「え、何? ウチに聞いてる?」
梓シグレ :
「アンタでも誰でも。まずとわのファンを殺しただろ?らむねも殺ったし、あみぃも一緒に覚醒させることになったし…あととわの洗脳と、他に何やったかな……」宙を見つめブツブツと
梓シグレ :
「……パッと思いつく限りの罪状はこんな感じだけど?」
古海 天空 :
戦闘前の発言を思い出したのか、ムッ…とした顔をするとわざとらしく腕を組んで偉そうに立つ
古海 天空 :
「……ボクもデコピンさせてくれたら許してあげるけど。」素手で触手を引き裂いた怪力の持ち主であることは恐らく記憶に新しいであろう
梓シグレ :
「キミのデコピンなんて受けたら、脳みそがシェイクされて死んでしまうよ。他界させることは許すとは言わないよ」肩をすくめて
古海 天空 :
「…ふふっ、そうだね?」偉そうな態度を崩して笑う
古海 天空 :
「ボクは、ボクが言われたことはもう気にしてないし…、うー……ちょっとは気にしてるけど…… でもね…居場所なんて一生だれにもわからないからずっと探すものなんだと思うし…。いいの!」
古海 天空 :
「ジャーム?になってないなら、色々やってみて 色々考えて やり直せるってことだし……」殺すなど考えてもいなかった様子で首を傾げる
梓シグレ :
「……随分と甘く、平和的な考え方をしてくれる。優しいね、おちびさん」ふぅ、と小さくため息をつく。わかりやすく皮肉って見せているのだろう。
古海 天空 :
皮肉を感じとったのか困った顔をして
「許してもらうには、まずごめんなさいしなきゃ!」
梓シグレ :
「……謝るくらいならやらないっての」ぷいっと顔を背ける。
古海 天空 :
アハハ…と困った笑いをしながら勇姫ちゃんを見上げる
武者小路 勇姫 :
「まー不幸中の幸いやけどらむねは死んでへんしな。ウチもそうや」
武者小路 勇姫 :
「あいつらがどう言うかは知らんけど、ウチはそれで殺すほど憎んでるかっていうと、別にそうでもないわ」
武者小路 勇姫 :
「あんた、なんとなくウチの相棒と似たような感じするしな」 クラッドカルトのことを言っているらしい
梓シグレ :
「……相棒。"クラッドカルト"のことか……ボクと似てるって、どこが?単細胞ってこと?」
武者小路 勇姫 :
「ま、そこまで言うてへんけど……愛を求めるのに手段を選ばんところがそっくりやな。だから正直憎めへんかった」 単細胞も否定はしない
武者小路 勇姫 :
「ウチの友達……とわちゃんのファン死なせたんも、うちの社長がなかったことにしたからな。正直そのことは納得いってへんけど、さっき水に流したしウチからなんか糾弾することはないよ」
梓シグレ :
「む……」愛を求めていると直接的に言われたこと、内心見下している存在とそっくりと言われたことが腹立たしい様子だが、それについては言及しない。
梓シグレ :
「……キミも案外薄情だね。それで良いんだ」
武者小路 勇姫 :
「おう、正直あんまアンタに興味はない」
武者小路 勇姫 :
「……でも、興味ないからこそできるだけええ人生送って欲しい」
武者小路 勇姫 :
「ま、とりあえずリンカさんに謝ったらええんちゃう? あんたのためにこれからのキャリアマイナスからのスタートやで。ウチから言いたいんはそんくらいや」
梓シグレ :
「優しいを通り越して、正気を疑うな。…良い人生って何だよ……」冷や汗をかき、困惑した様子。本気で戸惑っているようだ。
武者小路 勇姫 :
「ハハ、正気でオタクがやれるかいな。ウチからはそんな感じやけど、UGN的にはどうなんや彩芽さん?」
燕子花 彩芽 :
「………そうですね」
まぁ振られるだろうな、と言った風に
燕子花 彩芽 :
「ジャームであれば、その場判断での殺害…ないし、捕縛と凍結処理を行っていました。ですが、そうではない」
燕子花 彩芽 :
「であれば、私が貴方をどう思うかは…関係がありません」
燕子花 彩芽 :
「殺人はそう易々と許されるべき行いではありません。被害に合わせた人数を鑑みても、お咎め無しとはいかないでしょう。当然ですが」
燕子花 彩芽 :
「貴方をどう処分するか。それは、オーヴァードと人間を橋渡す守護者たる、UGNそのものが判断することです」
燕子花 彩芽 :
「こうして生かしておけた以上、仮に止めを求める声があったとしても…私を含めたここの誰にも貴方を殺害させません」
梓シグレ :
「……キミもキミでお堅いね。ボク、キミのことずーっと邪魔だなぁって思ってたけど……UGNという組織を具現化したような人間だからこそだったのかもしれない」
梓シグレ :
「どいつもこいつも甘くて嫌になるな、調子が狂う……UGNになんて送られたくないし、さっさと殺してくれたほうが楽なのに」また溜め息を吐いて宙を見つめる。
武者小路 勇姫 :
「じゃあ、あとの処理はUGNに任せる感じやな……。行ってみたら案外ええとこかもしれんで」
梓シグレ :
「そんなわけあるか。UGNだってロクでもない組織だと聞いているよ。キミみたいな新入りは知らないかもだけど…」渋い表情で
燕子花 彩芽 :
「まぁ、擁護はしません」
さらりと
梓シグレ :
「彼女が言うならそうなんだろう。……全く…」ふん、と鼻を鳴らしてからリンカを見上げる。
梓シグレ :
「…キミも許すんだな。言っておくけど、金は返さないよ」
リンカ・サンスベリア :
「…今更そんな物に執着しません~」
皆の言葉を受けてなお、拗ねた様子で居る彼女にツンとした態度で返しながら、流れる様にシグレの両腕に血の手錠をかける
梓シグレ :
「……む」手錠に気付き、表情が一層渋くなる。
梓シグレ :
「しかし…キミもUGNだと知った時には驚いたよ。どちらかといえばFHっぽい人だと思ってたのに」
リンカ・サンスベリア :
「──成り行きよ、成り行き。
私が居心地がいいと最初に思った場所がUGNだった…ただそれだけの事よ。」
少し遠くを見つめながら、当時の事を思い出して小さく微笑む
梓シグレ :
「ふーん。意外だね…」そういえば何歳なんだこの人……などと思いながら、それきり黙り込む。もはや諸々観念したのだろう。
リンカ・サンスベリア :
「…ほんと。
どうして、クラッドカルトなんて求めたのかしらね、貴方は…
さっきは、誰も本当の自分を見てくれない、なんて言ってたけど…それで妄信的に相手を虜にした所で、結局貴方の中身を見てくれる人は増えないじゃない…それ位、貴方だってわかりきっていた事でしょうに…」
嘆くように疑問を口にする
梓シグレ :
「もうその下りはやっただろ。良いんだよそれで。キミのことだって似たような目に遭わせるつもりだったし…」あいつらに止められたけど、と他のPCを一瞥
リンカ・サンスベリア :
「──良くないわよ。
だってそれじゃあ、いつまで経っても貴方は愛を知れないじゃない。」
梓シグレ :
「ボクが知りたいと思える愛なんてこの世界にないよ。これもさっき話した」不機嫌そうに
リンカ・サンスベリア :
「…そう。」
心から悲しそうに、呟く
梓シグレ :
「……あのなぁ、さっきから何を悲しそうにしているんだよ。別にキミが悲しむべきところなんてないだろ」
リンカ・サンスベリア :
「悲しいわよ。
アレだけ貴方と会って、アレだけ貴方と会話を重ねたっていうのに…私の想いがこれっぽっちも伝わっていなかったんだもの。」
震える声で、ぽつりぽつりと呟きながら、シグレの両頬を、両腕で包み込むように触る
梓シグレ :
「……?」リンカのただならぬ様子を見て、訝しげに片眉を上げる。キミの手を振り払うようなことはない。
リンカ・サンスベリア :
「…でも、そうね。
想っているだけじゃ、伝わらない事だってあるわよね…特に、貴方相手なら…尚更言葉にするべきだった。」
そう言って自分の額をシグレの額にそっと合わせながら、ゆっくりと目を閉じる。
リンカ・サンスベリア :
「──好きよ、シグレ…貴方の事が、心から好き。大好き。貴方の声も、仕草も…儚げな表情も…時折見せてくれる意地らしい態度も…何もかもが大好き。愛してる。」
梓シグレ :
「……………………………」
梓シグレ :
「……え?」目を見開き、つい素で聞き返す。
梓シグレ :
「何っ……ど、どういうこと?」
リンカ・サンスベリア :
「…嫌ね。そういう反応されちゃうと、私も傷つくわよ?」拗ねたように唇を尖らせつつも、改めてシグレに向き直る。
リンカ・サンスベリア :
「どういう事も何も無いわ。
伝わって居なかったみたいだから、今まで想っていた事を口に出して伝えただけよ。少しだけ、恥ずかしかったけど…こうでもしないと貴方には伝わらなかったみたいだから。」
梓シグレ :
「……おかしい……ボクの催眠は失敗したはず。急に何を言い出しているんだ、もしかしてボクを揶揄って……」ブツブツ、と小さく呟く。あからさまな動揺。
燕子花 彩芽 :
「この人は…」
ぼそりと
古海 天空 :
「ふふっ」
彩芽ちゃんの言葉に少し笑ってふたりを見る
武者小路 勇姫 :
「そ、そういう反応になってしまうんか……」
梓シグレ :
「……そんなはずないだろッ…大体、ボクがキミと接していたほとんどの時間は『レイジ』としてだったじゃないか。キミが好きなのは、顔が良くて仕事ができていつも笑顔で優しい『七瀬レイジ』だ。ボクじゃない」ジト、とした目で見上げる。
リンカ・サンスベリア :
「…………」
無言でシグレの額にデコピンを一発お見舞いする。気のせいか、先程の2倍痛く感じる
梓シグレ :
「ッッ……〜〜〜!!」軽く悶絶。冷静でないのも相まって、まるで子供のような反応だ。
リンカ・サンスベリア :
「流石に今のはちょっとムカッとしたわよシグレ…
確かに、貴方から名前を偽っていた事を教えられた時は私も驚いたわ。貴方と『レイジ』じゃ態度も異なってるわよ。
でもねシグレ、人は自分の本質までは偽る事は出来ないのよ。」
リンカ・サンスベリア :
「気付いてたかしら。『レイジ』だった頃から意地らしい所は見え隠れしてたのよ?」
クスっと、悪戯っぽく笑いながら
梓シグレ :
「……知らないよ。気のせいじゃないかな……」額を両手で抑えながら、負け惜しみを言うように返す
梓シグレ :
「だとしても、今のボクを知ってなお好きなのは可笑しいよ。理解不能だね」
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…やっぱり、わかってないわね…♪
理解出来る感情だけが愛じゃないのよ、シグレ…いいえ。むしろ、理解出来ないからこそ、それは『愛』と呼べるの。
私に言わせてしまえば、100%理解出来る愛なんて、そんなもの『愛』じゃないわ。」
可笑しそうに笑いながら、慈しむ様な目でシグレを見つめる
梓シグレ :
「理屈がなさすぎるよ。ある意味キミらしくはあるけど……じゃあ、キミはボクの為に死ねるとでも言うのかい?」また極端な例を挙げる。表情はやや意地悪そうだ
リンカ・サンスベリア :
「──そうね。貴方が間違った行動を取っていないって…
私がそう感じたのなら、私は貴方の為に命を捧げても惜しくは無いと…そう思ってるわ。」
さらりと言ってのける
梓シグレ :
「……ッ!」その態度にまた動揺したように目を見開く。嘘を言っていないことが自ずと理解できるのだろう。
梓シグレ :
「……ボクは、無理だよ。ギブアンドテイクを求めてるなら無駄だ、キミのためには死なないよ」辛うじて返す
リンカ・サンスベリア :
「──えぇ。私はそれでいいと思うわ。
誰かの為に命を賭けても良いって…そうやって極端に想うだけが愛じゃ無いもの…
それは、貴方が今後少しずつ知って行けばいい。」
シグレの頭をそっと撫でながら、諭すように口にする
リンカ・サンスベリア :
「さて、と。
そろそろUGNの子達も到着する頃合いかしらね。」
シグレから視線を逸らし、空を見上げながら呟く
梓シグレ :
「……」口を閉ざす。リンカの発言を受け、色々と思うところがあるのだろう。
リンカ・サンスベリア :
「それじゃそろそろお別れね、シグレ。
この後の事は『貴方一人』で考えなさい。それが、次会う時までの宿題よ。」
膝からそっと彼女の頭を降ろしながら立ち上がる
リンカ・サンスベリア :
「……」
立ち上がってから一瞬振り返り、シグレの目をジッと見つめた後、Re:tryメンバーの元へ歩き始める。
……腕を動かしてみたのならすぐに気付くが、血の手錠は一部に僅かにだが罅が入っており
手負いのシグレでも、少し力を入れれば簡単に崩す事が出来るだろう。
梓シグレ :
「……ッ!?」それに気づくと、また驚いた表情でリンカを見る。先ほどの言葉の意味もようやく理解したようだ。
梓シグレ :
「……ま……待てよ、それはおかしいだろ……ッ!!UGNの人間がやって良いことじゃないはずだ!!」小声で、だが焦った様子でリンカを呼び止めようとする。
リンカ・サンスベリア :
「──言ったでしょう。
私は、貴方を『愛している』のよ、シグレ。」
シグレにだけ伝わる様に、囁くように口にして、再び歩み始める
梓シグレ :
「………」ただ、困惑したようにリンカの背を見送る。その表情は、もはやただの子供だ。
GM :
……それからしばらくして、UGNより応援がやってきた。とわは救護班によって近くのUGNの息がかかった医療施設へと運ばれ、そして"アビシス"はUGNの施設へと護送された。
GM :
その後、"アビシス"が護送車より逃亡した……という報告がキミ達の元へと舞い込んできた。目下捜索中、とのことであるが、キミ達の責任問題になる様子はなさそうだ。
GM :
……かくして、長い長い夜が明けた。次は、キミたちが『日常』へと帰る番だ。
GM :
シーン終了。
Scene15 共に朝を迎えて
GM :
あの事件から1週間後。キミは、アレ以来ずっと眠っていたとわが目覚めたという知らせを聞きつけ、彼女が入院する医療施設を訪れた。
GM :
今キミは、とわの病室の目の前にいる。
武者小路 勇姫 :
「この部屋に……とわちゃんが」
武者小路 勇姫 :
目覚めの報告を聞いた心境は、安心が半分、不安が半分。あれだけの荒療治を経て一週間も眠っていたのだ。
武者小路 勇姫 :
意識は戻っても、記憶はどこまで残っているのか、後遺症はないのか……頭に浮かぶ懸念は尽きない。
武者小路 勇姫 :
「ええい、ままよ!」 それでもこの扉を開かなければ、リスタートを切ることはできない。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん、大丈夫やろか?!」 意を決して扉を開く。
GM :
キミがそうして扉を開くと。
毛布の塊 :
「………」
GM :
部屋の中で、明らかに何かが潜んだ毛布の塊が佇んでいた。
GM :
なお、病室は合っている。
武者小路 勇姫 :
「と、とわちゃん……!? あれ、部屋合うてるよな!?」
GM :
その声を聞くと、毛布の塊がモゾモゾ動き……やや気まずそうな顔をしたとわが姿を現した
三峰とわ :
「あ……あってます……」
GM :
あのライブの夜に別れる前の姿のままのとわだ。
武者小路 勇姫 :
「よ、よかった……ほんとに意識戻ったんやな!」 ほっと胸をなでおろしてすっとベッドの隣まで歩く。
三峰とわ :
「うん……」自分も布団から体を出し、勇姫を見る。入院着だ。
武者小路 勇姫 :
「えっと、具合はもうええんかな? これ、置いとくから良かったら食べて! 食欲なかったら持って帰るけど……」 差し入れのフルーツを机に置いて、来客用の椅子に座る。
三峰とわ :
「……具合は大丈夫。食欲も……むしろ前よりはある、かな」と言いつつ、明らかにしょんぼりしている。
三峰とわ :
「お見舞いまでありがとう。……あ、あの、そのねっ」
GM :
キミの顔を見て、言いにくそうに
武者小路 勇姫 :
「ん、どうしたん?」 少し不安を感じながらも、笑顔で
三峰とわ :
「……ご……ごめ……」
三峰とわ :
「ごめんなさぁい……本当に、色々面倒かけて……」そう言って、わぁ、とボロボロと泣き始める
武者小路 勇姫 :
「わっ……ええよ、ウチらは大丈夫やから……!」 なだめるように、肩に手を乗せる。
武者小路 勇姫 :
「それよりさ、ウチの攻撃受けてとわちゃんが無事かどうか気が気じゃなかったから……本当によかったわ」 泣き出す元気があることを確認して、柔らかい笑顔になる。
三峰とわ :
「わぁ……で、でも、なんかもう……たくさん変なこと言ったし、でも全部本音だし、なんか……しんじゃいたいよぉ……」めそめそしながら
三峰とわ :
「……体は、ほんと元気。傷もほとんど治ったし……勇姫ちゃんが綺麗にやっつけてくれたから……」
武者小路 勇姫 :
「ん……せやったら、よかったわ!」
武者小路 勇姫 :
「あんな状況やったとはいえ、とわちゃんに何があったのかもやっとわかったしな……」 少し寂しそうに、地獄のライブを思い出す。
三峰とわ :
「良かったことないよ……わたし、ムシャちゃんも……みんなのことも、心も体もいっぱい傷つけたし……」
武者小路 勇姫 :
「気にすんな……って言うても難しいか。まあ、いや、でもホンマに大丈夫よ」
武者小路 勇姫 :
「たぶん、みんなも戻ったら一言謝れば気にせぇへんし……だいたい、自分が傷つくのなんか覚悟の上でやった作戦やしな」
武者小路 勇姫 :
「とにかく、ウチはとわちゃんが元気ならそれがいちばんの薬や……必須栄養素ってやつやな」 何かうまいこと言おうとして、言えなくて、苦笑いして誤魔化す。
三峰とわ :
「うぅん……でも、やっぱり恥ずかしいよ……ずっと黙ってたことがなし崩し的にバレちゃったし」あの日に話しておけば良かった、と前に部屋で話した日のことを振り返る
三峰とわ :
「『必須栄養素』なんて、今でも言ってくれるのムシャちゃんくらいだよぉ……色んな意味で……」
三峰とわ :
「……甘えちゃいそう」またしゅん、と俯く。
武者小路 勇姫 :
「ぐぉおお!!」 アイドル力に当てられて奇声を上げながらのけ反る。
武者小路 勇姫 :
「アカン、久しぶりに変な声出てもうたわ! はは……ええんよ。もっと甘えて」
武者小路 勇姫 :
「ウチなんか頼りないもんやけど、リンカさんとか、社長とか、天空ちゃんとか彩芽さんもおるしさ……」
武者小路 勇姫 :
「もう、隠さなアカンこともないんやし」
三峰とわ :
「……ムシャちゃん、変わらないところもあるよね」ようやく、クスッと笑って
三峰とわ :
「そうだね…もう隠さなくても良いことだらけになったし、ようやくちゃんと向き合えるようになったと思う」
三峰とわ :
「でも、ごめんなさいって言って戻っていいのかな…とか、たくさん失礼なこと言っちゃったな…とか、自分でも何から謝ればいいのかわからなくなってて…」
武者小路 勇姫 :
「ああ……そういうの難しいもんなぁ」
武者小路 勇姫 :
「まあ、とわちゃんがどこまで社長から聞いてるのかわからんけど……正直どうしようもないことやったとウチは思うし、その反省の気持ちがあればみんな受け入れてくれるよ」
武者小路 勇姫 :
「もし、どうしても踏ん切り付かんならさ……ウチにも謝らなアカン人がおるから、一緒に勇気出して頑張ってみん?」
三峰とわ :
「……え?ムシャちゃんに…?」しぶしぶ…と頷こうとしていたところで予想外の発言があり、ぱっと顔を上げる
武者小路 勇姫 :
「そや……ま、とわちゃんの悩みと比べたら可愛いもんかもしれんけど、ウチにとっては結構大ごと」
武者小路 勇姫 :
「オトンとオカン……ウチは喧嘩して家出てきて、結局3年以上連絡よこしてへんかったんやけど、これからちゃんとアイドルやってくならやっぱ一言くらい言っとかなあかんからな……」
三峰とわ :
「あ……お父さんとお母さん……」納得したように
三峰とわ :
「……そうなんだ。これからもアイドルやるなら、きっといつか知られちゃうし……良い機会、なのかな」
武者小路 勇姫 :
「そう。これから知名度上がって向こうから知られたらややこしいことになるし、まあ、けじめって奴やな」
武者小路 勇姫 :
「それに、いずれは何やかんやあそこがウチの帰る場所やからさ……」
三峰とわ :
「そっか……偉いね、ムシャちゃんは。帰る場所かぁ……」少しだけ嬉しそうに呟き
三峰とわ :
「……それと、アイドルも続けてくれるんだね」
武者小路 勇姫 :
「うん。みんながええって言うたらやけどな。続けられたら嬉しいけど、彩芽さんとか社長が無理言って参加してもらってる身やし……」 声が小さくなる
武者小路 勇姫 :
「まあそれは別の話や。とわちゃんも色々あって本当大変やろうけど、ウチらUGNプロのみんなのところに帰ってきてほしいな……!」
武者小路 勇姫 :
「(……本当はあまセカのみんなのところにも帰ってあげてほしいけど……そこまで言うんはただのワガママやもんな)」
三峰とわ :
「そんなっ……絶対みんな良いって言うに決まってるよ!」今日イチ大きな声で
三峰とわ :
「…わ、わたしも……うん、それなら戻る。みんなにちゃんと謝って…許してもらえるかはわからないけど、それでも戻りたい」
三峰とわ :
「ムシャちゃんのアイドルとしての人生を支えていくことが……今のわたしにできること、だと思うから」
GM :
そういう彼女の目には、先ほどまでになかった熱意がこもっている。彼女は……自分がアイドルに戻りたいという意志をあの夜に失った。だが今は、それとはまた別の道を見つけているのだろう。
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……」
武者小路 勇姫 :
「……」
武者小路 勇姫 :
「あ、れ、ごめん。なんかちょっと目にゴミが入ったみたいや」 頬を一筋の涙が伝うその前に、顔を隠す。
武者小路 勇姫 :
大丈夫。私はアイドル。すぐに笑顔に戻る。
武者小路 勇姫 :
自分は医者の道を諦めてアイドルになり、とわはアイドルの道を諦めて裏方としての人生を歩む。
武者小路 勇姫 :
あの日起こったのは、ただそれだけのことだ。
武者小路 勇姫 :
「え、と、またこれから一緒に頑張ろうな! あの社長、とわちゃんがおらなんだらすーぐ無茶させんねんから」
三峰とわ :
「……ムシャちゃん」声をかけ、ぎゅっと勇姫を抱きしめる。
武者小路 勇姫 :
「わっ……びっくりした!」
三峰とわ :
「…さっきから、ううん、わたしがおかしくなってから、驚かせてばかりだよね。泣かせてごめんなさい…」
三峰とわ :
「でも、嬉しかったの。わたしたち、まだこれからも一緒にいられるんだって…頑張ろうって、言ってくれたことが…嬉しくて……」
三峰とわ :
「あの日のことは、わたしの罪。それはずっと背負っていこうと思う。それでも、あの日があって良かった。おかげで、前に進めるから」
三峰とわ :
みんなには本当に悪いことをしたけど…と付け足す。
武者小路 勇姫 :
「いや、そんなん……ウチだって一緒や……!」
武者小路 勇姫 :
「"クラッドカルト"も、アイドルのとわちゃんも、ウチがあの日に終わらせてしまった。計画立てたんは社長やけど、結局はウチがウチの生きたい明日のために貫いたワガママや」
武者小路 勇姫 :
「だから、ウチも半分背負う。ずっと背負って、アイドル続けていく。ウチが憧れた人たちなら、そうするやろうから」
武者小路 勇姫 :
もう泣かない。笑顔の裏に決意を秘め、そう宣言する。
三峰とわ :
「……ごめんね、ムシャちゃん。あなたの優しさに……わたし、甘えてばかりだよ。本当に」ぽつ、と呟き
三峰とわ :
「あの日も今も、辛い役割を背負わせてごめんなさい。でも……これからは『助けて』をちゃんと言わないとだものね」
三峰とわ :
「助けてくれてありがとう。あの日、わたしはちゃんと救われた。きっと、あの子……"クラッドカルト"もそう思っているはず」
三峰とわ :
「そして……これからも、ずっとそばにいて欲しい。一緒に重い荷物を背負って欲しいとは言わないけど…それでも、頑張れ、ウチがいるよ、って声をかけてくれるなら、わたしは頑張って生きていこうと思う」
武者小路 勇姫 :
「うん……うん!」 噛みしめるように、強く頷く。
三峰とわ :
「……わたしも、ムシャちゃんのことを支えていきたい。アイドルとして、たくさん羽ばたいて欲しいし…ずっとそばに居て、同じ景色を見ていきたい」
三峰とわ :
「一緒に、頑張っていこうね」
GM :
そう言って、今度は優しく抱きしめる。
武者小路 勇姫 :
「おう、ウチは勇者や。だから……どこまでも連れてくよ。みんなと一緒に」 腕を回し返す。
武者小路 勇姫 :
「改めて、よろしゅうな……とわちゃん」
三峰とわ :
「うんっ…!」そう、笑顔で頷いた。
GM :
そうしていると、病室の外からコンコン、とノックが聞こえる。とわははぁい、と返事をしつつ、キミから名残惜しそうに腕を離す。
三峰とわ :
「……ごめんなさい…そろそろ、定期検診の時間みたい。多分そろそろ退院できると思うから、続きはまた今度で…良いかな?」
武者小路 勇姫 :
「もちろん! ゆっくり休んでしっかり治してや!」
三峰とわ :
「うん。お見舞いに来てくれて、本当にありがとう。それにお土産まで……たくさん食べて、元気になるね」小さく微笑んで
GM :
とわが微笑むのと同時に、UGNの関係者らしい看護師が「失礼します」と部屋に入ってくる。
看護師 :
「ごめんなさい。そろそろ検診のお時間ですので、申し訳ないですが……」
武者小路 勇姫 :
「いえいえ、よろしくお願いします~」
三峰とわ :
「すみません、よろしくお願いします…」看護師に伝えつつ、退出しようとするキミに「ムシャちゃんっ」と呼びかける
武者小路 勇姫 :
「どしたん?」
三峰とわ :
「ムシャちゃん。ううん、わたしの勇者さま」
GM :
ベッドからするりと降り、とててっ、と駆け寄り
三峰とわ :
「大好きだよ!!」
GM :
そう言って、前から勢いよく抱きついた。
武者小路 勇姫 :
「ぐふっ!!!!」 あまりの破壊力に憤死する
三峰とわ :
「……ふふっ、ムシャちゃんとの会話の最後なのに、何か足りないと思って……えへへ、大好きだよぉ。またね…!」
GM :
看護師が静止しようとする中、とわは抱きついて離れない。半分本気、半分からかいもあるのだろう。
武者小路 勇姫 :
「ま、まだまだアイドルとして修業が足りんってことがわかったわ……」 締まりなくにやけて
GM :
勇姫がにやける一方、とわもえへえへと笑い続ける。困った看護師が応援を呼び、とわを剥がしつつ……そんなドタバタの中、久しぶりの2人の邂逅は幕を閉じたのだった。
GM :
GM :
……病院からの帰り道。日が暮れ始め、夕陽が差す中を、キミは1人歩いていた。
GM :
とわとの会話、今後のこと、色々と思いを馳せる中……キミは道端で、複数匹の野良猫が何かにじゃれついてる姿を目撃する。
GM :
猫たちに弄ばれるそれは、時折「ぷみゃっ」と謎の音を発している。おもちゃか何かだろうか?
武者小路 勇姫 :
「お、なんや。どっかで聞いたことあるような……」
武者小路 勇姫 :
猫たちが何に群がっているのか、近寄って確認する。
GM :
キミが、その正体を確認すると。
??? :
「ぷみゃっ ぷみゃっ」
GM :
……それは、あの日の夜、とわが生み出した怪物の一匹。彼女の落書きを起源とする、気味の悪い唇型の電子生命体。
GM :
あの日すべて消滅したはずの化け物の一匹が、今は猫に遊ばれていた。
武者小路 勇姫 :
「あ、あーーーーーー!!!!」 思わず指さして叫ぶ。
武者小路 勇姫 :
「(え!? あの時ウチがやっつけたはずが!? まだ残ってたんか!?? というか召喚主ももうおらんのになんで!??)」
GM :
勇姫の叫び声にびっくりした猫たちが散り散りとなる中……その化け物が、どこかボロッとした姿で取り残されている。
GM :
キミは何となく……ほんの一瞬だが、この化け物の哀れな姿に、「かわいい」と感じる。あの日敵対した相手に、そのような感情が湧くのはおかしい……それに気づくのと同時に、その化け物の正体に思い至るだろう。
GM :
目の前にいるのは、あの日の化け物ではない。まるで、それはキミの『相棒』の……
武者小路 勇姫 :
「ま、まさか……お前なんか!? ”クラッドカルト”……!」
武者小路 勇姫 :
まるで喧嘩して3年戻ってこなかった不良娘が帰ってきたときのような複雑な心境で、その生き物を持ち上げる。
クラッドカルト :
「ぷみ!みみみみみ!!」
GM :
持ち上げられ、足をばたつかせるそれを見て、奇妙な思いを持つと共に、キミは確信する。とにかく人を惹きつける力と、妙なまでに低すぎる知能。そして、どこか幼さを覚えるこの行動。
GM :
やはりこれは"クラッドカルト"だ。……トドメを刺す直前に、近くにいたこの化け物を次の宿主とすることで回避したのだろう。
武者小路 勇姫 :
「おー、また会えてよかったんか、よくなかったんか……」 面倒なことになったのは間違いないらしい。
武者小路 勇姫 :
「……まあ、お前のことも含めて背負うって決めたからな」 とりあえずは社長に相談か。人目を避けながらセーフハウスへと歩き始める。
クラッドカルト :
「ぷみゅ……」
GM :
クラッドカルトは、キミの言葉を理解したのか、それとも疲れたのか。暴れるのをやめて、キミの腕に収まる。
武者小路 勇姫 :
「なんや、前みたいな無茶な能力使わんのか? へへ、お前もちょっとは懲りたんかな」
クラッドカルト :
「ぷんっ」謎の声を上げて体を突っ張らせる。
GM :
そして、しばらくすると。勇姫の周囲に、野良猫が戻って来始めた。一匹、また一匹とその数は増え……気づくと、10匹ほどの猫が集結した。
クラッドカルト :
「ぷみゃん」どうだ、と言わんばかりにキミを見上げてくる。
GM :
……どうやら、能力を使ったつもりのようだ。しかし、その力は明らかに落ちている。
武者小路 勇姫 :
「おお……なんや随分可愛くなったな」
武者小路 勇姫 :
「お前はたぶん、その方がええわ。半人前同士、また頑張ろうな」 寄って来た猫の喉を触り。
クラッドカルト :
「ぷみ…」
GM :
野良猫が喉をぐるぐると言わせている横で、クラッドカルトは小さく鳴く。返事なのかただのあくびのようなものなのかすらわからないが……彼もまた、新たなスタート地点に立っていることは確かのようだ。
武者小路 勇姫 :
「こっちの言ってることは理解してるっぽいんやけどな……。お前が喋らへんから全部ウチが社長に説明せなアカンのやで。ちょっとは感謝しろや~」 どこか嬉しそうにセーフハウスへと歩いて行く。
GM :
クラッドカルトはやはり大人しくキミの腕に収まるのみだ。もしかすると、彼自身は何も考えていないのかもしれないが……キミのことを悪しからず思っていないことは確かだろう。
GM :
キミの未来、そしてたった今舞い込んだ新たな厄介ごと。まだまだ課題や問題が山積みだ。
GM :
だが、明日はきっと、昨日よりも輝いている。頬を撫でる柔らかな風が、地平線の向こうで微笑みかけてくる太陽が、キミにそう予感させるのであった。
GM :
シーン終了。
Scene16 夕焼けの向こう側にも祝福を
GM :
……とわが目覚める、少し前のこと。
GM :
リンカは、UGNの保有する児童保護施設で、子ども達に囲まれて過ごしていた。
GM :
この保護施設では、幼くしてオーヴァードの力を発現した子ども、レネゲイド事件に巻き込まれ日常に帰る術を失った子どもなどを保護している。
GM :
キミはここで、力の扱い方に関する指導や、施設の外を教えるために歌や遊び、そしてダンスを教えたりなど、保母さんのようなボランティア活動をしている。
GM :
これが今のリンカの日常だ。
……ちなみに、今はホスト通いは卒業している。
GM :
さて、キミは一日のボランティアを終え、施設の玄関に居た。
子どもたち :
「リンカちゃん、もう帰っちゃうの?」「今日は泊って行ってよぉ~」
GM :
帰り支度をするキミに、子ども達が不満の声を上げる。
リンカ・サンスベリア :
「フフ、そうしたいのは私も山々なのだけど…
ごめんなさいね。」
靴を履いた後膝を折り曲げ、子供達を見渡しながら申し訳なさそうに目を細める
子どもたち :
「えぇ~、そんなぁ……」あからさまに残念そう
特に幼い子ども :
「……また、来てくれるよね?」そう、上目遣いで尋ねる
リンカ・サンスベリア :
「……」
周りの子達の中でも一際小さい子の存在に気が付き、そちらに目を向ける
リンカ・サンスベリア :
「──えぇ。また会いに来るわ…必ずね。
だから貴方もそれまでいい子で待ってる事。約束よ…」
包み込むようにそっと抱き寄せ、慈しむように囁いてみせる
特に幼い子ども :
「わぁ……!う、うん!」不安そうだった表情がぱっと明るくなり、こくこくと頷く
GM :
それを見た周囲の子どもたちから、ぼくも、わたしも、とわいわい声が上がる。
リンカ・サンスベリア :
「フフフッ♪よしよし、皆が良い子で私も嬉しいわ。
次来る時は、また新しいお歌を教えてあげるから、楽しみにしていてね…♪」
近寄って来る皆の頭を、一人一人丁寧に撫で、にこやかに微笑んで
子どもたち :
「ほんとう?」「やったぁ!リンカちゃんのお歌、わたし好き!」子どもたちは頭を撫でられ、嬉しそうに笑う。先程の不満げな様子とは、全く異なる雰囲気となった。
リンカ・サンスベリア :
「フフフ…♪
それじゃあ、そろそろ行くわね。ちゃんとご飯も食べて、元気で過ごすのよ、皆…♪」
そう言ってひらひらと手を振りながらゆっくりと施設を後にするよ
GM :
子どもたちは、じゃあねー!と素直な様子でキミを見送る。
GM :
……世間的に、キミの炎上沙汰は未だに燻ぶり続けている。プロデューサーのオーメン相良は、次に打つ手を考えている様子だが……それも、いつになるかわからない。
GM :
だが、この施設の子どもたちは、以前も今も変わらない。間違いなく、キミの居場所の一つとして機能しているのであった……
GM :
GM :
帰り道。すっかり夕暮れ時となり、随分と暗くなってきている。だが、肌寒さはなく、非常に快適だ。
GM :
キミは夕飯のこと、その他のこと、様々思案しているが……
GM :
……キミは、周囲から、ある『気配』を感じ取る。意識しないと気づけないほど微弱で、周囲に目をやっても発信元はわからない。それでも、キミからすればまるで気づかせようとするほど露骨だ。
リンカ・サンスベリア :
「んー…今日は久々にコロッケでも作ろうかしら…」
特に態度を崩さないまま、少しずつ、人気の少ない場所へと足を進めて行く
GM :
歩き続けても、その気配は変わらない。キミはやがて、路地裏へとたどり着いた。
GM :
そして、しばらく待っていると。
梓シグレ :
「やぁ。……元気そうだね、リンカ」
GM :
背後から声が聞こえる。振り向くと、そこに居たのは、一人の長身の女。彼女は、壁に寄り掛かり、目を閉じている。
GM :
あの日キミが倒し、キミが逃がした『敵』。"アビシス"梓シグレだった。
リンカ・サンスベリア :
「…何となく貴方なんじゃないかって気はしていたけれど、随分仰々しい登場の仕方じゃない?シグレ。」
特に驚きは無いと言った様子で応対する
梓シグレ :
「なら、普通に街中で『やぁ、お茶でもしない?』とでも声をかければ良かったのかい?」それはそれで違うだろ、と呆れ顔
リンカ・サンスベリア :
「あら、私はそれでも全然構わなかったわよ?」
キョトンとした顔で僅かに首を傾げて
梓シグレ :
「こっちが良くないんだよ……」ため息を吐き、サングラスを外す。
梓シグレ :
「……というか、どうしてそんな冷静なんだよ。ボクがキミに報復しに来たとか、そういうことは考えないわけ?」
リンカ・サンスベリア :
「考えないわよ。だって貴方、少しも殺気とか出して無いじゃない?」
クスクスと、面白おかしく笑いながら再び彼女をジッと見つめる
梓シグレ :
「…殺そうとする時には出さないし」拗ねた調子でそう返す。
リンカ・サンスベリア :
「フフ、ごめんなさい♪イジワル言うつもりじゃなかったのだけど…」
困った様に笑いながら、小さく謝罪する
リンカ・サンスベリア :
「それで、今日は何の用事かしら。
長くなりそうなら、場所を変えようと思うのだけど…」
梓シグレ :
「ふん……ここでいいよ。ボクだって長居するつもりはないし」壁に寄りかかるのをやめ、キミの前に立つ。逆光。
梓シグレ :
「……あの日。どうしてボクを逃した?」
梓シグレ :
「手錠にヒビを入れたの、わざとだろ。いや……何なら、手錠をかけた時点でキミの計画は始まっていたのかな」
リンカ・サンスベリア :
「さて、どうだったかしら。」
長くは語らず、悪戯っ子の様に小さく舌を出して見せる
梓シグレ :
「はぐらかすなよ。UGNエージェントのキミがわざとあんなことをした理由を聞きたいんだ」
リンカ・サンスベリア :
「…いけずな人ね。
理由なら、あの時に言ったと思っていたのだけど…伝わって居なかったかしら。」
自身の指先を見つめながら、ツンっと口を尖らせる
梓シグレ :
「よくわからなかったから聞いてるんだよ。……まさか、ボクがキミの『宿題』とやらを真面目にやって来るとでも思った?というか、逃して良い理由にはならないだろ」こちらもむっとした表情で
リンカ・サンスベリア :
「あら、愛しの人を逃がしてあげたいって気持ちだけで、動機としては十分じゃないかしら?」
彼女の表情とは対照的に、あっけらかんとした表情で、さも当たり前のように言ってみせる
梓シグレ :
「〜〜ッ……だから、その『愛してる』っていうのもおかしいだろ……あぁ、ったく!」額を抑えた後、苛立たしげに
梓シグレ :
「わかった。それなら、ボクはボクの好きにさせてもらうよ。……キミの言ってる言葉、一つもわからないし」ふいっと目線を逸らす
リンカ・サンスベリア :
「…フフフ。
少し前から思っていたけれど…やっぱり貴方、少し子供っぽい所あるわよね。
そういう所も、可愛らしくて好きだけど…♪」
口元を隠す様に手を当てながら、クスクスと上品に微笑む
梓シグレ :
「んなっ!……き、キミは天才だなァ……どうしてここまでボクのカンに障ることばかりするんだか……!」ギッと睨みつけて
梓シグレ :
「今ここでまた洗脳してやってもいいんだぞ。流石に今日は誰も警戒していないだろうし……」
リンカ・サンスベリア :
「まぁまぁ、そうかっかしないで?折角綺麗なお顔してるのに、皺が出来ちゃうわよ。」
スッとシグレに近づき、優しく頬を撫でながら慈しむように笑いかける。
梓シグレ :
「余計なお世話だよ…」すっと身を躱す。夕陽のせいだろうか、頬はやや赤くなっていた。
リンカ・サンスベリア :
「フフ…照れ屋さんね…♪」
リンカ・サンスベリア :
「…私の言っている事がわからないって言っていたけれど。少なくとも今はそれでいいと思うわ。
私も、わかって欲しいだなんて言うつもりもないから…ほんの少しだけでも、『感じ取れる』日が来てくれるなら、それだけで私にとっては十分よ。」
梓シグレ :
「『感じ取れる』……か。何だよ、抽象的だな」口をへの字に曲げ
リンカ・サンスベリア :
「理解出来るモノだけが『愛』じゃないもの。」
梓シグレ :
「ふーん」適当に返事をしてから、しばらく黙り込む。
梓シグレ :
「……ボクが、いつか感じ取れるようになると、本気で思っているのかい?」ようやく口を開いた時、出てきたのはその言葉だった。
リンカ・サンスベリア :
「えぇ♪
だって私、貴方と一緒に過ごして居ると楽しいもの♪」
花が咲くような満面の笑みで
梓シグレ :
「……だぁから、それ!やめろ!!何だその顔は、ボクは楽しくない!!」リンカの頬を指で挟み込み、むにゅっと押し上げる。
リンカ・サンスベリア :
「ふみゅ、ひひゃいはひょ、ひふへ。」
頬を弄られながら抗議の声を上げている
梓シグレ :
「痛いわけあるか、優しくしてるだろ!…ったく、キミというやつは…!」聞き取りながら、手を離す。
梓シグレ :
「……今後ボクが悪さしていたら、その時はどうするんだよ。なおさら一緒に居られないぞ」今の状況もおかしいけど…と呟きつつ
リンカ・サンスベリア :
「そうね…本当に悪い事をしているのだって判断したら、その時はまた止めに行くわ。
貴方が止めてくれるまで、何度だって止めに行ってあげる。」
頬を撫でながら、僅かに感傷に耽った後
当たり前の事の様に口にする
梓シグレ :
「……そう。止めに来てくれるんだ、キミは」
梓シグレ :
そう、彼女は……ほんの少しだけ、口角を上げる。態度からして、本人もおそらく気づいていないのだろう。
リンカ・サンスベリア :
「…えぇ。
好きな人が間違った事をしたら、止めてあげるのだって愛だもの。」
その表情に暖かい物を覚え、こちらも頬が緩んでしまう。
梓シグレ :
「あ、そ。なら、せいぜい止めにおいでよ。あまりウザいようだったら、ボクの『コレクション』に加えてあげるね」キミが微笑んだのを見て、ふっと目を逸らす。
梓シグレ :
「……まぁ、それは今じゃない。感謝しろよ。
このままだと、キミに負けたようで癪だからね」
リンカ・サンスベリア :
「………」
実際負けたような物だった気がするけど…と言いだしそうになる口を閉ざしながら、曖昧な表情でシグレを見つめている
梓シグレ :
「……キミ。アイドル、続けるの?」不意に飛び出たのは、そのような質問だった。
梓シグレ :
「色々あったし、UGNの作戦も終わったんだろ。それなら、辞めてもおかしくないと思うんだけど」
リンカ・サンスベリア :
「…どうして貴方がそんな事気にするの?」
反射的に、思いついた疑問を口にする
梓シグレ :
「別に。……それで、どっちなんだよ」あくまで質問を繰り返すのみだ
リンカ・サンスベリア :
「…そうね。
続けたいとは思っているわ。あんなに胸を焦がす様な感覚を知ったのは生まれて初めてだったもの。
叶うのなら、もっとファンの皆の想いを知りたい…もっと皆の『熱』を見ていたい。
…あの子達がもっともっと輝いていく姿を、特等席で見つめていたい。
…それが今の私の想い。」
リンカ・サンスベリア :
「でも一方で、私がしてしまった事の大変さも理解しているつもり。私がしていた事に…ファンの子達を裏切ってしまった事実に変わりはないもの。
だから、ステージを降りろという声の方が大きいのなら…あの子達には申し訳無いけど、私はマイクを置くつもりよ。
私自身が、人の『熱』を冷ましてしまう存在になってしまうなんて…そんなの、耐えられないもの。」
これ、あの子達には内緒ね?と最後に一言付け加えながら、自らの気持ちを余す事無く吐露する
梓シグレ :
「……驚いた。キミも悩むことがあるんだね」
梓シグレ :
そう、本当に驚いたような様子で呟く
リンカ・サンスベリア :
「フフ…私自身もこんなに悩んだのは初めてよ。
それだけ、私にとってアイドルって存在はかけがえの無い存在なのでしょうね…♪」
梓シグレ :
「キミが、そこまで『熱』を感じる対象なんだね。アイドルって。……妬けるなァ……」冗談めかした調子で呟いてから、彼女はスマホを操作し……画面をキミに向ける。
GM :
そこに映っていたのは、「リンカ様」というワードで検索がかけられたSNSの画面……すなわち、キミが封印していたエゴサーチだ。
梓シグレ :
「……聡いキミのことだ。どうせ、調べずに居たんだろ」ほら、と画面を見せて来る。
リンカ・サンスベリア :
「ちょっ…!?」
咄嗟に目を背ける…が、遅かれ早かれいつかは目を向けなければ行けなかった事だ。
大きく深呼吸をしてから、恐る恐る画面に目を向ける
GM :
キミが文字を読むと……確かに、酷い文言はいくつかある。古い投稿ほど、そのような内容が多い。
GM :
だが、最新の投稿に近づくにつれて……意見の雰囲気が、まるで異なっていた。
GM :
「大丈夫かな、最近投稿もしてないよね」「リンカ様が心配でたまらん」「いっそホストの話してほしい笑 リンカ様がホスト通いってどういうこと???」
GM :
そして、キミをメンションした投稿。
チェキでツーショットを撮った写真に添えられていたのは、「早く帰ってきて!アイドルのリンカ様がこの世で一番大好き!」という言葉だった。
GM :
もはや世間で、キミを罵り、笑う人は見られない。……炎上とは、こうも呆気ないものなのかと疑うほど、キミを包む環境は暖かなものへと変化していた。
リンカ・サンスベリア :
「──ぁ。」
当然困惑はあった。アレだけ酷い言葉で溢れていた筈なのに、こうもあっさり変化してしまうモノなのか、と。
しかし、そんな困惑が些細なモノに思えてしまう程に、自分に声をかけてくれるファンの声が、とても暖かく、かけがえのないモノに感じられて…
リンカ・サンスベリア :
「──どうしよう…私、貴方に対して…こんな姿見せたくないのに…全然…止まってくれないわ…」
溢れる涙を抑えようとする、が止めどなく溢れ出るそれは、やがてリンカの手をすり抜け、ポトポトと地面に落ちて行ってしまう
梓シグレ :
「……ふふっ。いいよ、泣けよ。ボクもその方がせいせいするし」口ではぶっきらぼうにそう言うが、言葉の調子はどこか柔らかい。決して抱き寄せたりはしないが、なぜかキミの側から離れずにいた。
リンカ・サンスベリア :
シグレの言葉がトリガーとなり、堰を切った様に涙を流し続ける。
ここまで泣いたのも、リンカにとって初めての出来事だった。
リンカ・サンスベリア :
「……」
しばらくして泣き止んだ後、赤く腫れた顔で、ジッとシグレの事を見つめ始める
梓シグレ :
「……ふふっ、美しい顔が台無しだ……ざまぁないね」
梓シグレ :
「……どうした?」揶揄うように笑ったあと、尋ねる。
リンカ・サンスベリア :
「…いいえ。
やっぱり貴方、優しい所あるわよねって…そう思っただけよ。
──ありがとう、シグレ。」
最後の一言はポツリと、消え入りそうな程に小さな声で呟く
梓シグレ :
「……意味のわからないことを。ボクは、ボクのためにこうしたまでだよ」困ったようにそう返す。
梓シグレ :
「それで?どうするんだよ、アイドル」続けるの?続けないの?と再度尋ねる
リンカ・サンスベリア :
「今のを見せられて、辞めますなんて言う程私の『熱』は冷めてないわ。
──続ける。例え批判の声があったとしても…それが理由で、私を求めてくれるファンの皆の『熱』を冷ます訳には行かないもの。」
迷いを断ち切った、真っすぐな目線でシグレを見つめ、そう返す
梓シグレ :
「……ふぅん。あ、そ」キミの返答を聞き、彼女はふっと満足げに笑う。
梓シグレ :
「それじゃ、せいぜい頑張りなよ。応援はしないけど……きっちりと、同じ場所から見下してやるからさ」
梓シグレ :
シグレは、要領を得ないことを言いつつ、キミの真反対……夕陽が差す方向へと歩き出す。そのまま、この場を去ろうとしているのだろう。
リンカ・サンスベリア :
「…同じ場所だと見下す事は出来ないんじゃないかしら。」
神妙な顔で思わず口にしてしまう
梓シグレ :
「バーカ、ボクの方がキミより背ぇ高いだろ」べ、と小さく舌を出す。
リンカ・サンスベリア :
「…フゥン。
それなら、こうすればもう見下す事なんて出来ないわね?」
そのまま一瞬で距離を詰め、シグレの姿勢を崩しながら、お姫様抱っこに近い体勢で彼女を抱き抱える。
梓シグレ :
「うわっ!?こ、こらッ……何なんだキミは!!下ろせ!!」慌て、リンカの肩を押して拒否する。
リンカ・サンスベリア :
「ふーんだ、降ろしませーん。」
唇を尖らせながら、シグレの要求を断固拒否する
リンカ・サンスベリア :
「──一つだけ、伝えておくわ。
貴方は、『アイドル』に対して妬けちゃうって言ってたけど
今でも私は、貴方に対して、負けない位の『熱』を感じ続けてるのよ…私だけの王子様…♪」
耳元で吐息交じりに囁き、心の奥底を覗き見るかのような目でシグレを見つめた後、サッと彼女の体勢を元に戻す
リンカ・サンスベリア :
「──なーんてね。
私を洗脳しようとした仕返し。少しは驚いて貰えたかしら…♪」
シグレを揶揄う様に、両の手をヒラヒラと動かしながら、上目遣いで彼女を見つめている
梓シグレ :
「……キミはボクをどうしたいんだよ……」口角だけ上げて笑っているが、全体的に怒りで強張ったような歪な表情で
梓シグレ :
「洗脳しようとした仕返し、もう何度目だよ!ボクが軽くて良かったな、腕折れろ!バーカ!」さっと体を離して抗議する
リンカ・サンスベリア :
「女の子の心を弄ぼうとした罪はそれだけ重いって事よ。」
わざとらしくおどけた口調で返す
梓シグレ :
「アホなこと言ってんなよ、女の子って歳でもないくせに……」知っているんだからな、と意地悪そうに言い返して
リンカ・サンスベリア :
「そう思う気持ちに歳は関係ありませ~~ん」
フンっとそっぽを向きながら
梓シグレ :
「ああ言えばこう言うな、キミは……あぁ、疲れた。もう帰ってもいいかい?」呆れた様子で腕を組む。
リンカ・サンスベリア :
「…えぇ。
伝えたい事は伝えられたし、私も帰るわ。明日から色々と忙しくなりそうだしね。」
いつも通りの穏やかな表情に戻り、ニコッと微笑む
リンカ・サンスベリア :
「今日は会えて良かったわ。また会いましょうね、シグレ…♪」
梓シグレ :
「そう。……ふん、どうだろうね。もうボクは会いたくないかも」
GM :
そう返してから、シグレはまた夕陽が差してくる方向へと歩き出す。影は極限まで伸び、キミに影を落としてくる。
リンカ・サンスベリア :
「──シグレ!」
夕日と共に去って行く背中に、声をかける
リンカ・サンスベリア :
「愛してるわ、大好きよ…!」
梓シグレ :
「……っ」足を止め、キミへと振り返る。
梓シグレ :
「その言葉、次はボクの思い通りの状況で言わせてやるよ。……その日まで、せいぜい飽きてくれるなよ」
GM :
飽きさせるつもりはさらさら無いけど、と笑い……彼女はそのまま、雑踏の中へと消えていった。
リンカ・サンスベリア :
「…本当に、素直じゃないわねあの子も…♪」
彼女の最後の表情を脳裏に思い浮かべながら、路地裏を後にする
GM :
キミが路地裏を抜けると、そこは相変わらずの街並みだ。だが、キミは街頭ビジョンを見て驚くこととなる。
GM :
そこには、つい先ほど別れたばかりの『彼女』……梓シグレの姿が大きく映し出されていた。
GM :
New arrivalという文字が添えられたそれは、芸能事務所による広告のようだ。
GM :
唖然とするキミの頭にフラッシュバックするのは、先ほどの彼女の要領を得ない発言たちだ。
GM :
『このままだと、キミに負けたようで癪だからね』『アイドル、続けるの?』
GM :
『同じ場所から見下してやるから』
リンカ・サンスベリア :
「…フフフ。本当にあの子らしいわね」
リンカ・サンスベリア :
「──やっぱり私、貴方の事が好きよ
シグレ…♪」
まだ見ぬ未来、『同じステージ』で『熱』を見せる彼女の姿を夢見ながら、夕暮れの空に想いを告げた。
GM :
シーン終了。
Scene17 『今日』と同じ『明日』ではなく、
GM :
燕子花彩芽の朝は早い。彼女は毎日決まった時間に目覚め、着替え、食事を摂る。
GM :
ただの規則正しい一般人と異なるところと言えば、目覚めた直後にUGNから支給された端末の通知を確認することくらいか。……幸い、他所からの出動要請は届いていないようだ。
GM :
今日は、芸能支部の支部長・オーメン相良からの呼び出しを受けている。
GM :
一週間以上前に起きた事件──"バイト・ミー"三峰とわと"アビシス"梓シグレによる一般市民への洗脳騒動──と、それに至るまでのアイドル活動、その他諸々の総決算として、ミーティングが行われるとのことだ。
GM :
ミーティングというお堅い名目ながら、お菓子飲み物持ち込みOKという情報も聞いている。
GM :
場所は、あの事件の夜に破壊され、すぐに修復されたセーフハウスだ。なお、修復作業については、"らみぃどらいぶ!"の2名が文句を言いながらも貢献したそうだ。
GM :
そのような事前情報を思い出しながら、キミは身支度を整え、家を出る。
GM :
GM :
キミがセーフハウスに着くと、ちょうど家の前でばったりとRe:tryのメンバーらと出くわす。あの事件以降ドタバタしており、こうして顔を合わせるのは久々だろう。
燕子花 彩芽 :
「おや」
リンカ・サンスベリア :
「こんにちは。
少しだけ久しぶり…かしら。」
ひらひらと手を振って
武者小路 勇姫 :
「おお! やっと揃ったな! なんや久しぶりって感じするわ~」 ニコニコとみんなのほうを見て
古海 天空 :
「あやちゃん!みんな! おはよ~!」 元気に手を振って
武者小路 勇姫 :
「これ、京都土産持って来たんよ。みんなで食べよや!」 八つ橋の箱を取り出す。
リンカ・サンスベリア :
「あら、旅行でもして来たの?」
興味深そうに八つ橋に視線を向ける
燕子花 彩芽 :
「八つ橋、良いですね」
武者小路 勇姫 :
「おう、しばらく仕事もなかったし、こういう機会でもないと帰られへんからちょっとな~」
古海 天空 :
「わ、やつはしって初めて食べるなぁ~たのしみ!」興味深そうに箱を見ながら
燕子花 彩芽 :
「ご実家が?」
武者小路 勇姫 :
「せやねん。3年ぶりやけどまあ……いい意味で変わってへんかったな」
武者小路 勇姫 :
「相変わらず観光客でいっぱいやったわ。って、東京もええ勝負か」 冗談めかして
武者小路 勇姫 :
「今日は事件の振り返り? みたいけど、社長はまだ来てへんのかな?」
燕子花 彩芽 :
「どうでしょう?既にいらっしゃるのでは?」
扉の方向かうかァ
武者小路 勇姫 :
「じゃ、待たせんのもアレやし入ろかー」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…色々と積もる話もありそうだし
上がっちゃいましょうか。」
古海 天空 :
「おじさんに会うのも久しぶりだねぇ…」感慨深そうに頷いて扉へ向かおう
燕子花 彩芽 :
入って行こう
GM :
キミたちが家に上がると、中からは誰かが騒ぐ声。そして、最初に顔を出したのは……
三峰とわ :
「わぁ……み、みんな、いらっしゃい……!」
GM :
あの日、キミたちと戦い……そして敗北したことで、元の姿に戻ることができた、キミたちのマネージャー。三峰とわだった。
燕子花 彩芽 :
「お久しぶりです、三峰さん。…ご無事で何よりです」
三峰とわ :
「あ……彩芽さぁん……」何でもない調子のキミを見て、逆に感極まったのか、瞳がうるうるし始める。
三峰とわ :
「あ、あの日はごめんなさい……みんなも、本当に……」そう言って玄関口で頭を深々と下げる
古海 天空 :
「とわちゃん!おはよう!…ふふ、いいんだよ~♪」みんなの後ろからピョコっと顔を覗かせていつもの笑顔で
燕子花 彩芽 :
「ええ、私も気にしていませんから…そちらも気にせず、と言っても難しいのも理解していますが」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん! ふふ……もう調子は大丈夫そうやな!」
三峰とわ :
「うぅ、ありがとうございます……ちゃんと、今後ご恩を返して行きますね……」めそめそと袖口で涙を拭いながら
三峰とわ :
「……ムシャちゃんも久しぶり。里帰り、どうだった…?」
武者小路 勇姫 :
「せやなぁ……ウチがアイドル始めたって言うたら、結構驚いとったな」 あっけらかんと
武者小路 勇姫 :
「でも、案外なんか……普通やった。3年も連絡してへんかったらもっと怒ってるかと思ったけど、ちょっと拍子抜けやったわ」
武者小路 勇姫 :
そう調子づきながらも、どこか以前よりすっきりした顔で答える。
三峰とわ :
「そっか。それなら…よかった……」その様子にホッとした様子で目を閉じる
三峰とわ :
「……これでようやく、みんな前に進めるね」
GM :
ぽつりとつぶやいた後、パッと目を開く
三峰とわ :
「ご、ごめんね、みんな!立ち話させちゃった…どうぞ、上がってください!」
武者小路 勇姫 :
「はいはーい、お邪魔しますー」
燕子花 彩芽 :
「失礼しますね」
そういえばさっきの騒がしかったのは…?と思いながら
GM :
さて、キミたちがリビングに進んだところで、その騒がしさは一層増す。
あみぃ :
「ぎゃー!!!ケーキ、ケーキが火ぃ吹いた!!どうして!?!?」
らむね :
「大変よあみぃ、輪飾りが……なんか、凄い!シグレさんの触手くらい動いてる!!」
GM :
リビングではなんと、"らみぃどらいぶ!"の2名が騒いでいた。どうやらキミたちを迎える準備をしているようだが……それぞれ、オーヴァードの能力が暴走しかけている様子だ。
武者小路 勇姫 :
「なんや!? またらみどらのふたりか!??」
燕子花 彩芽 :
「これは何を…」
右往左往するらみどらを見ながら
古海 天空 :
「な、なんかすごいことになってるよ…!?」ドタバタと騒ぐらみどらを見ながら
リンカ・サンスベリア :
「…どうしてここに居るのかはわからないけど。
あの子達も相変わらずみたいね…」
腰に手を当てながら、目を微かに細める
三峰とわ :
「わ、わぁ、大変……!」あわあわしながら止めに入る
三峰とわ :
「今ね、プロデューサーの指示でこの子達の力の訓練をしていて…手始めに、『己の能力でこのミーティングの準備をしろ』とか言い出すから、その通りお願いしていたのだけど……」
らむね :
「それでこの有様なのよ…」最悪、と顔を手で覆う
燕子花 彩芽 :
「オーヴァードの能力でミーティングの準備……」
あみぃ :
「言ってる場合かー!!!助けてよ姉さん〜!!!」
武者小路 勇姫 :
「社長……指示が適当すぎるやろ……」
燕子花 彩芽 :
「私も器用に何かできるわけではありませんが……」
と言って、のたくってる輪飾りを力づくでひん掴む
らむね :
「ふぇぇ…」頭を抱えながらその様を見ている。
武者小路 勇姫 :
「おお……さすが彩芽さんの反射神経や」 消火器で火を消し
GM :
……キミたちの鎮火活動(?)のおかげで、事態はやや落ち着いた。
GM :
荒れた部屋の中、らみぃどらいぶ!の2名は、キミたちの前に正座して座っている
あみぃ :
「あの…さ、サァセン……」
らむね :
「違うのよ、めちゃくちゃにしたかったわけじゃ…ただ、こういう準備をした方が楽しいかなって…」
GM :
そう言って、部屋の飾りや半分焦げたシフォンケーキをチラリと見る。
武者小路 勇姫 :
「ええよええよ、でも火は気ぃつけなアカンで!」 シフォンケーキを一切れ摘んで食べ、苦そうな顔で笑う
燕子花 彩芽 :
「ええ、お気遣い感謝します。誰も悪意を持ってやっただろうなんて思っていませんよ」
優し気な声色で
あみぃ :
「ふむむ……みんな、優しい……」だからやり切れない、といった微妙な表情で
GM :
と、キミたちは気づくだろう。さり気なく、らむねが正気を取り戻し、この場に馴染んでいるのだ。
武者小路 勇姫 :
「あ! すっかり忘れとったけどらむねはもう大丈夫なんか? 前会ったときはいろいろ正気じゃなかったみたいやけど……」
らむね :
「あら。……そういえば、そうね」とぼけた調子で
あみぃ :
「あーね。あの後、あたしとでかこわお面でボコボコにして、お面がえいやってしたら治ったみたい」
らむね :
「そう。えいやってされたの」同調
燕子花 彩芽 :
「認識が非常におおざっぱで…まぁ、プロデューサーが何とかしてくれたんですね」
らむね :
「そうなの。……でも、皆さんにはかなり迷惑かけたようね」
らむね :
「ごめんなさい。事情はあみぃから聞いているわ」そう言ってぺこりと頭を下げる
武者小路 勇姫 :
「お、おう……!」 ちゃんと謝れて偉いな、と誰かのことを思い出しながら
らむね :
「…意外と思った?でも、流石に今回はね……皆さんのグループに相当迷惑かけたみたいだし」しゅんとした様子で
武者小路 勇姫 :
「……まあな。だいぶ痛い目見たんやし、自分のやってることで何が起きてるのかもようわかったやろ。これに懲りたらほどほどにしときや」
らむね :
「………」
らむね :
「………でも、リンカさんのホスト通いは本当よね?」
燕子花 彩芽 :
おや、という顔
あみぃ :
「!!!」彩芽の顔を見て
あみぃ :
「ば、バカおまえ!!しつれーだろ、このっ!!」
らむね :
「キャー!?なに、ごめんなさいっ、え、なにっ!?!?」
GM :
…様子を見るに、まだ反省が足りていないようだ
GM :
GM :
そして、十数分後。オーメン相良もセーフハウスにやってきたことで、ようやくミーティングが開始した。
オーメン相良 :
「……すごい有様だな」テーブルを見て、呟く。生八ツ橋と焦げたケーキ、そして飲み物が立ち並んでいる。ちなみに周囲は片づけ切れなかった輪飾りが散り散りとなっている。
武者小路 勇姫 :
「おう、社長がちゃんと指示出さんからこうなってる面もあんねんで!」 片付けを手伝いながら
燕子花 彩芽 :
「収束した方ですね。これでも」
机をまだ拭いてるかもしれない
オーメン相良 :
「……その件については申し訳ない」素直に謝罪。
オーメン相良 :
「ひとまず、環境については私の従者に任せよう。キミたちは着席したまえ」そう言うと、己の指にナイフを当て、切り傷を入れる。溢れた血が床…彼の影へと落ち、そこからヌッと従者が姿を現す。
武者小路 勇姫 :
「うおっ、そうやって増やしてんねんや……」
古海 天空 :
「い、痛そう~…」目を細めながら呟く
燕子花 彩芽 :
「ブラムストーカーの場合、どうしても出血を伴いますからね…例外もあるにはありますが」
リンカ様ってどうだったっけな…とか
リンカ・サンスベリア :
「そういう事。
自分の持った力にはある程度折り合いを付ける事も必要なのよ。」
言われた通り席につく
オーメン相良 :
「ああ。慣れるものだ。……さて、それでは開始しよう」
オーメン相良 :
「まずは、先日までの作戦について。大変苦労をかけたな……君たちのおかげで街は救われ、とわくんもまた救出することができた」
三峰とわ :
横で申し訳なさそうに、でも微かに安堵の笑みを浮かべて頭を下げる。
オーメン相良 :
「そして、"アビシス"についてだが……逃走後の彼女の行方が掴めた。どうやら……何をとち狂ったのか、アイドルとしてデビューするそうだ」
オーメン相良 :
そう言って、彼女のアーティスト写真をモニターに映す。やたらキメ顔で映る人物は、確かに"アビシス"だ。
武者小路 勇姫 :
「おう、なんか京都駅のモニターですごい宣伝しとったな、びっくりしたで……。っていうか、人のこと言えへんやろ」
オーメン相良 :
「はにゃ。」
あみぃ :
「真似すんな!」ツッコミ
古海 天空 :
「あはは! …でも、アイドルかぁ…探してるもの、見つかるといいね。」ふたりのやり取りに笑うと、彼女…アビシスの言葉を思い出しながら感慨深そうに画面を見る
オーメン相良 :
「ああ。ある意味、潜伏されることはないと言う安心感もある。そして…………」
オーメン相良 :
「……これはこれで、アリ」
燕子花 彩芽 :
「私情が…」
武者小路 勇姫 :
「なんていうか……相変わらずでちょっと安心したわ」
三峰とわ :
「……」内心引いているが、今は言える立場じゃないので目を逸らして黙っている
古海 天空 :
「すきだもんねぇ、アイドル…」今更思い出したように小声で
リンカ・サンスベリア :
「フフ、それでこそプロデューサーさんじゃないかしら。」
クスクスと笑って
オーメン相良 :
「弁明すると、私は男性アイドルも好きだぞ」弁明でもなんでもない
オーメン相良 :
「さて。"アビシス"についてはそんなところだ」
オーメン相良 :
「そして、"クラッドカルト"についてだが……こちらも進展があった」モニターの画面が切り替わる。そこに映っていたのは、とわが生み出した謎の生物。
三峰とわ :
「あれっ、この子って…」
燕子花 彩芽 :
「”くちびるかいじゅう”でしたか。同居中にどこだかで仰ってましたよね」
武者小路 勇姫 :
「あー……なんか道端で見つけてな、ほっとくわけにもいかんから保護したんよ」 どう説明していいのが微妙な表情
燕子花 彩芽 :
「…?保護…?ぬいぐるみか何かですか」
不思議そうに
武者小路 勇姫 :
「強いて言うなら……概念?」
三峰とわ :
「お、オタクっぽい言い回し……でも、これってどういうことですか?プロデューサー」
オーメン相良 :
「……あの日、勇姫くんがとわくんにトドメを刺す直前に、"クラッドカルト"がくちびるかいじゅうの一体に潜り込んでしまったらしい」
オーメン相良 :
「今、UGNの検査に回しているが、どうやら本物だ。……信じられないが、『彼』は今回もしぶとく生き延びたらしい」
武者小路 勇姫 :
「大昔からずっと生き延びてるわけやな……でも、怪我の功名か前みたいな無茶苦茶する力はもうないみたいや」
オーメン相良 :
「ああ。彼は今、無名のキャラクターの中に押し込められたことで、能力が大幅にダウンしている様子だ。あのような事件を起こすことは、しばらくないだろうな」
GM :
モニターの中では、機械に挟まれて「ぷみみー!」と鳴く"クラッドカルト"が映し出されている
三峰とわ :
「む、無名……でも、そうなんだ。生き延びちゃったんだ」そう呟くとわは複雑そうだ。…やや、安堵したようにも見えるのは何故だろうか
燕子花 彩芽 :
「なるほど…あの状況ですら…何とも奇妙というか、なんというか…生きることへの執着とでも言いますか…」
モニターをまじまじと見ながら
オーメン相良 :
「ああ。私も当初は……受け入れるつもりはなかったのだがな。勇姫くんに押し切られ、今はUGNプロで飼っている」そう言って溜息を吐き、モニターの電源を落とした
古海 天空 :
「そっかぁ、うん…よかった かな。」結成当初に心配していたことを思い出すと電源の落ちたモニターを見てわずかに微笑む
オーメン相良 :
「……さて。では、一連の事件についての振り返りは以上だ」
オーメン相良 :
「一般市民の死亡者はゼロ、敵についても……良かったのか悪かったのかは不明だが、ゼロ。無血による事件の解決、大変お見事だった」
GM :
そう言いながら、オーメンはバサっと大量の書類を机に置く。
オーメン相良 :
「……ここからは、キミたちの今後について。アイドルの活動を続けるかどうか、問いたい」
武者小路 勇姫 :
「……」 来たか、と少し緊張した面持ち
古海 天空 :
キョトンとした表情をするとメンバー3人の顔を見る
古海 天空 :
前へ向き直ると真っすぐオーメンを見つめながら、覚悟したように少し息を吸い込んで胸をはる
古海 天空 :
「もちろん!ボクは続けたいっ…アイドル続けるよ!」ハキハキとさも当たり前と言いたげな様子で答える
オーメン相良 :
「……君は、そう答えると思っていた。きちんと考えた上での回答だな?」
古海 天空 :
「うん、大丈夫!ボクずっとずっと決めてたから、結成した日からいままで!」一片の迷いなく大きく頷く
オーメン相良 :
「そうか。……それならば、今後も是非よろしく頼む。君が望むなら、アイドル以外の……女優としての道も切り拓こう」そう言って、書類を渡す。正式な契約に必要な書類だ。
古海 天空 :
「わ…女優、役者さんもしていいの…!?」受け取った書類を見て驚いたように
オーメン相良 :
「それは君の今後と私の手腕次第だな」
古海 天空 :
「…ふふ、これからもよろしくね♪」自信満々に頷いて大事そうに書類を抱える
オーメン相良 :
こく、と頷く。
武者小路 勇姫 :
「天空ちゃん……」 その迷いない回答に勇気づけられ、意を決して。
武者小路 勇姫 :
「ウチも続ける。最初は成り行きで始めたことやけど、今はユニットのみんなと、事務所のみんなと、ファンのみんなと、どこまでも頑張っていきたい」
オーメン相良 :
「……良いんだな。それこそ、君はこの件に巻き込まれた側であり…アイドルとなるだけではなく、UGNという社会から外れた組織に属することにもなってしまう。そこに誤認や後悔はないな」
武者小路 勇姫 :
「もちろん、分かってるつもりや。でもどのみちこの能力持ってる限り、UGNとは無関係でおれへんやろ」
武者小路 勇姫 :
「だったら、ウチはアビシスみたいに生きるより、ウチが信頼したい人と一緒に戦っていきたい。そう思うわ」
オーメン相良 :
「……そこまで考えているのなら、私が言うことはない。君の才能は宝だ……今後に期待している」そう言って、契約書類を渡す。
武者小路 勇姫 :
「おー、ちゃんと就職するの初めてやな……就職って言うてええのかわからんけど」 苦笑いしながら内容を確認する。
三峰とわ :
「……頑張ろうね、ムシャちゃん。これから、一緒に」横から囁き、ニコッと微笑みかける
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……! おー、これからも一緒やで!」 拳を振り上げて力強く答える。
リンカ・サンスベリア :
「……」
自らの決意を告げる二人を見届けてから、そっと口を開く
リンカ・サンスベリア :
「──正直に言うとね。あの日…私の行って来た事がバレてしまった時から
私は、アイドルというモノにずっと後ろめたさを感じていたわ…だから、もし私がステージを上がる事に反対する声が少しでもあるのなら…私は、二度と舞台には上がらないつもりだった。」
リンカ・サンスベリア :
「でもね、最近になって知ったの。
私に対して、今でもステージに上がる事を望み続けてくれている子達がいるんだって。」
リンカ・サンスベリア :
「だから…私はこれからもアイドルを続けて行きたい。
私に『熱』を向けている子達が居続けてくれる限り、私も、その『熱』に応え続けたいから…!」
オーメン相良 :
「……ふむ」キミの返答を聞いた後、書類の中から封筒を引き抜く。
オーメン相良 :
「であれば、これはもう不要だな?」……それは、あの炎上が起きた当日、キミが彼に渡した辞表だ。この日まで、丁寧に取っておいたのだろう。
リンカ・サンスベリア :
「フフッ…まだ持ってくれていたのね、それ…」
当時の事を思い出し、僅かに俯く…がすぐに顔を上げてオーメンを見つめ直す
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。私にとってはもう不要なモノよ。
…最も、プロデューサーさんが取って置きたいというのなら止めるつもりも無いけれど。」
オーメン相良 :
「いや、不要だ」そう言うと、後ろを向いて顔とお面の中に封筒を挟み込み……ボッ!と凄まじい音と閃光と共に、封筒を燃やした。
オーメン相良 :
「では、君には代わりにこれを。……君のような人材はこの業界で珍しい。是非、力を貸してくれ」そう言って、契約書類を手渡す。
リンカ・サンスベリア :
「…本当に奇天烈なお人ね…♪」
封筒が燃やされて行く様に思わず目を丸くしつつ、契約書類を大事そうに受け取る
オーメン相良 :
「……さて。残るは君だな」そう言って、最後の一人に向き直る。
オーメン相良 :
「彩芽くん。……君は、どうしたい?」
燕子花 彩芽 :
「…プロデューサー、先に確認なのですが…私の、本来の業務はどうなるのでしょうか」
落としていた目線を上げ、普段と変わらない口調でそう聞く。
オーメン相良 :
「君はそもそも、別の支部の所属だったな。今は応援として来てもらっている形だが……君がUGNプロに籍を置く事を望まないならば、君は元の支部に戻ることとなるだろう」
燕子花 彩芽 :
「UGNプロへ移籍する場合は…まぁ、そのままですか。業務内容も大きく変化しますね?」
オーメン相良 :
「ああ。通常の戦闘等の任務は減り、UGNエージェントらしからぬ芸能の仕事が増えるだろう。無論、逆に要請があった場合は別の支部へ駆り出されることもあるだろうが……」
オーメン相良 :
「……業務内容、ひいては君の生活スタイルも大きく変わるはずだ」
燕子花 彩芽 :
「なるほど……」
一旦納得したように黙り、ふむ、であったり、そう…と何か口の中で転がしているようだ。
オーメン相良 :
「時間が必要なら、待つことは可能だ。……私とて、かなり重要な選択を迫っている自覚はある」
燕子花 彩芽 :
「いえ、実を言うと…その点に関してはそこまで気を遣って頂かなくて結構です。そもそもUGNに所属したこと自体刺激を求めて……だったりしたので」
燕子花 彩芽 :
「そうですね。良いと思います…アイドル。そのまま続けても。楽しいですから」
あっけらかんと、今まで共に生活してきたメンバーですら聞いたことがないであろう、けろりとした返答を返す。
オーメン相良 :
「…………そうか。楽しい、か」その言葉を聞き、お面に手を当てる。
武者小路 勇姫 :
「彩芽さん……!!」
オーメン相良 :
「……君からその言葉を聞けたことを、プロデューサーとして誇りに思う。良かった」そう、素直な感想を呟いた。
古海 天空 :
「ふふ、まだまだみんなといっしょに活動できるなんて 嬉しいな~♪」満足そうににこりと笑って彩芽さんを見る
オーメン相良 :
「であれば、君にもこれを。現在の所属支部との面談の機会は、また別に設けよう」契約書類をキミに手渡す。
燕子花 彩芽 :
「確かに受け取りました」
そのまま鞄に仕舞おう
燕子花 彩芽 :
契約書類を仕舞った後、周囲を黙って見渡し、少し謎の時間が流れる。
燕子花 彩芽 :
「…皆さんも丁度いらっしゃることですし……”アビシス”と戦う前に話した二つの結論の…まだお話していなかったことについてなのですが…」
おず…と、話し出す
燕子花 彩芽 :
「アイドルを続けると言った手前、話しておこうかと思いまして…」
武者小路 勇姫 :
「あ……そうや、あのときは色んなことが起こり過ぎて聞けへんかったけど……」
武者小路 勇姫 :
「二つ目の結論ですよね。聞きたいです、彩芽さんのほうから……!」
燕子花 彩芽 :
「はい…仰る通りで、今回の諸々が解決してからお伝えしようと思っていたことでして」
燕子花 彩芽 :
「………ええと、ですね」
揚々としゃべり始めようとしたは良いものの、急に言葉のキレが悪くなる。
燕子花 彩芽 :
「こう…誤解無きように…というか、あまり深刻に受け止めないでほしいのですが…」
燕子花 彩芽 :
「私にとってアイドル活動というのは、きっと…”一番”では無い…のではないか、と…思っていまして…」
うんうんと言葉を選びながら
武者小路 勇姫 :
「おお……って言うのは?」 特に驚いたりはしないが、興味深そうに
燕子花 彩芽 :
「例えば……そうですね…古海さん、大好きなもの三つ、上げてみてください。咄嗟に出なければ二つでも構いません」
と、唐突に
古海 天空 :
「ふぇ!?ボ、ボク!?」ソファに座ったままだが驚いてピョコ!と跳ねる
古海 天空 :
「…えっと……ボクが好きなのは…、メロンソーダと…みんなとお話することと… うーん…?」指折り数えるが最後は選びきれないようで困ったように首を傾げる
古海 天空 :
「えへへ、みっつじゃ終わらないかも…」照れたように笑う
燕子花 彩芽 :
「そうですか……では…一番最初に挙がったメロンソーダは大好きなのでしょう。であるならば、二つ目は?あるいは三番目、四番目…十番目のもの。仮に順位付けをしたとして……一番以外も”好き”、ですか?」
天空の楽しそうな様子に少し笑んでから、自らも指折りをし、半分とぼけるように聞いてくる
古海 天空 :
「んー、そうだなぁ~…ぜんぶ好き…!かな! 順番は分からないけど、いちばんがいっぱい!って感じ?」もちろんあやちゃんも!と笑顔で
燕子花 彩芽 :
「ええ、そうですよね。二番目以降だって…別に興味が無かったり、嫌いであったりする訳がありません。寧ろ候補に挙がるのだから、人生の中で最上位…と言っても過言ではありません」
期待通りの答えが返ってきたのか、噛み締めるように続ける
燕子花 彩芽 :
「だから、そういうことだったんです」
燕子花 彩芽 :
「ずっと…そういうことだったんです」
燕子花 彩芽 :
「皆さん、私の淹れたコーヒーや…作った料理を美味しいと言ってくださいました。嬉しかったです。一時期練習した甲斐がありました。一緒にやったゲームも……盛り上がれて、齧っていて良かったと思います」
燕子花 彩芽 :
「何か…生きていく上で、不変の芯のようなものが無ければいけないと…思い込んでいました。でも、違いました。”アイドル”であるということを失いたくないと…今までを無駄にはしたく無いと感じて、それをリンカさんに指摘された時に」
燕子花 彩芽 :
「それならば。私が好ましいと感じて、後からその実感が追いついたのなら。それはきっと、私の好きなものだったんだ、と…そう、気付けました」
武者小路 勇姫 :
「彩芽さん……!」
燕子花 彩芽 :
「そうして、好きなものが増えていくことこそが喜ばしいと、そう思えました」
と、長く喋っていた区切りをつけ、姿勢を少しだけ正して
燕子花 彩芽 :
「ええ、ですから…話が散らかって申し訳ありません。私のもう一つの結論は、『私の好きなことは、好きなことを探すことだった』……と、言う事です」
と、はっきりと言葉を区切る。
武者小路 勇姫 :
「おお、なんか上手く言えへんけど……彩芽さんらしくてめちゃくちゃええと思います!」 親指を立てる
燕子花 彩芽 :
「私らしい、ですか?その部分の実感はあまりありませんが…」
と、それについては考えるように
燕子花 彩芽 :
「なので……これから、また暫くのお付き合いになると思いますから。是非とも皆さんの好きなことを、教えてくださいね」
メンバーを見渡し、言う
武者小路 勇姫 :
「へへ……勿論です! よろしくお願いします!」
古海 天空 :
彩芽さんを見つめて ”もちろん!”と言いたげに笑顔で頷く
リンカ・サンスベリア :
「…フフ。
やっぱり素敵ね、貴方の『熱』は。」
慈しむ様に、噛みしめる様に言葉を漏らし、小さく頷く
あみぃ :
「あ!それなら良い趣味あるよ〜、ヘアメとかどうすか!楽しいよ!!」
らむね :
「あら、それなら衣装制作はどうかしら?彩芽さん、ああいうフリフリっとしたお洋服お似合いだし…いっそモデルさんにならない?私達の」
GM :
いっそうちらがプロデュースすっか!いいすか!と騒ぎつつ、キミの両サイドからやかましく騒ぎ立てている。
オーメン相良 :
「良いわけないだろう。うちの所属アイドルだ」ずい、と間に入ってらみぃどらいぶ!を追い払う。彼女たちはそれぞれ舌を出して、自分の席へと帰っていった。
オーメン相良 :
「……良かったな、彩芽くん。何故自分がアイドルをやらなければならない、と言っていた君のことを……私も今、ようやく理解できたように思う」
オーメン相良 :
「さて。では、皆アイドルを続けるということで話を進めていこう」
オーメン相良 :
「これから話すのは、次のライブについてだ。炎上後の初ライブとなるな。色々と緊張するだろうが、今の君たちであれば乗り越えていける壁だろう」
武者小路 勇姫 :
「おう、今更そんくらいの逆境でどうこう言うウチらやない、任しとき!」
オーメン相良 :
「良い返事だ。……ところで、君たちは疑問に思わなかったか?」 そう言って、らみぃどらいぶ!の2名を見る
オーメン相良 :
「どうして、彼女らがここにいると思う?」
燕子花 彩芽 :
「あぁ……先ほどまでは『事件関係者だしな…』と思っていましたが…」
古海 天空 :
「んー、仲良くなったから?」おじさんと、と天然全開の回答
武者小路 勇姫 :
「え、一応オーヴァードなんやから保護した以外になんかあるんか?」
オーメン相良 :
「その理由はもちろんあるが、ここに連れてくる必要はないな。無論、仲良くなったからでもない」アイドルNOタッチ、のハンドサイン
オーメン相良 :
「これは君たちの意向を聞いて決定したいと考えているが……彼女たちとのツーマンライブを行うのはどうだろうか」
あみぃ :
「そうそう」
らむね :
「ツーマンよ、ツーマン」
GM :
2人がこくこくと頷く。事前の了承は取れているのだろう。
武者小路 勇姫 :
「おお、思い切ったことするな……」 さすがに想像してなかったのか面食らう
古海 天空 :
「ツーマン、ってなぁに…?」勇姫ちゃんを見上げて
武者小路 勇姫 :
「二組だけで合同ライブする……ってことや。いろいろ因縁あるウチら同士でな」
古海 天空 :
「わ、楽しそう…!」パッと笑顔になると素直な感想がこぼれる
オーメン相良 :
「一見奇天烈な発想に見えるかもしれないが、メリットは2つある」
オーメン相良 :
「1つ目は、先日の炎上沙汰を昇華させることだ。アレから1週間以上経った今、話題としては落ち着き、Re:try界隈は落ち着きを取り戻しているが……アレ以来離れた者、外野から見ていた者にとっては、依然として『炎上したアイドルグループ』という印象のままだ」
オーメン相良 :
「だが、炎上させた側と炎上させられた側のコラボにより、あの日の炎上は再熱する。そして、その炎は我々を苦しめるものではなく、むしろ着火剤として機能するだろう」
オーメン相良 :
「何と言っても、燃やした側が『認め』、ステージに立つことによって、怒りの拳をあげた側がそれを下すための儀式的な場となると考えられる。皆、本気では怒っていない……ただ同調しているだけの彼らにとって、それは効果的なのではないか?」
オーメン相良 :
らみぃどらいぶ!の2名がスーツ姿で謝罪動画をあげても面白いがな、と、一旦弾丸トークを止めてキミたちの様子を伺う。
古海 天空 :
「スーツで……」若干シュールなその様子を思い浮かべ、なんとも言えない顔をする
武者小路 勇姫 :
「大勝負やけど、話題性は十分すぎるな……ウチは望むところや!」
燕子花 彩芽 :
「なるほど…アイドルファンの動向に敏いわけではないので理屈は分かりませんが…」
眼鏡に光が反射している 何も分からない
リンカ・サンスベリア :
「……………」
しばし無言でらみぃどらいぶ両名の顔を見つめた後口を開く
リンカ・サンスベリア :
「──うん、いいんじゃない?
私は賛成よ。」
オーメン相良 :
「…ふむ。君がこうも素直に賛成するとは思わなかったな」
リンカ・サンスベリア :
「そうね…正直、この子達の活動に対して思う所が無いと言えば嘘になるわ。
でも、ライブ活動とこの子達が普段やっている事はまた別でしょう?それ位の分別は付いてるわ。」
リンカ・サンスベリア :
「何より、この子達が魅せてくれるライブには形容しがたい『熱』があるもの。
それを見る機会を逃してしまうのは、あまりに勿体ないしね。」
私のアレは自業自得だしね。と付け加えながらサラリと言ってのける
武者小路 勇姫 :
「リンカさん……」 凄いな……と感心
あみぃ :
「…へー、わかってんじゃん」素直に嬉しそう
燕子花 彩芽 :
「……リンカさんが問題無ければ」
自業自得と言う言葉には若干反応するけども
オーメン相良 :
「そうか。君がそう言うのなら…話を続けようか」
オーメン相良 :
「2つ目のメリット。それは、お互いの技術的な面を高め合える、良い機会だと思うからだ」
オーメン相良 :
「リンカくんの言った通り、彼女たちのライブが持つ『熱』には、Re:tryにはない勢いがある。無論、まだ現場で君たちのライブを見ていない私が意見するべきところではないと理解しているが……とわくんから聞く限り、君たちの伸び代はそこにあるようだ」
三峰とわ :
「……そうだね。クオリティは本当に高かったし、ライブを重ねるごとにどんどん慣れてきているけど…お客さん、そしてファンのみんなを巻き込む力については、まだ『らみぃどらいぶ!』の方が上かな」冷静に、少し厳し目の意見
オーメン相良 :
「そして、『らみぃどらいぶ!』については……君たちのライブは生で観たことがあるが、勢いがある一方クオリティは正直低いだろう。セルフプロデュースなのによくやっている方だとは思うがな」
あみぃ :
「はにゃーん…なんか、アンタに言われると癪だけど文句言えないにゃぁ」
らむね :
「……でも、そうね。皆さんから学べることがあるのなら、それは私たちにとってもメリットだわ」そう言って君たちの様子を伺う。
オーメン相良 :
「私からの提案は以上だ。君たち全員の了承を得たら、具体的な話へ進めよう」
武者小路 勇姫 :
「言うてウチらもデビューしたばっかりやしな……ちゃんと勉強させて貰うわ!」
古海 天空 :
「もちろん!たくさん勉強させてもらうねっ! あみぃちゃんらむねちゃんのライブ、すっごく楽しかったから…!」あの日のライブを心から楽しんでいたため感想を伝える勢いでふたりに
らむね :
「あら!それは光栄だわ、よくわかっているじゃない」にこっと微笑む
燕子花 彩芽 :
「そうですね…あのノリは私には難しいですが……賛成します。ファンからどういった反応が返ってくるか、私自身全く分かっていない所ではありますが」
リンカ・サンスベリア :
「私からはさっき言った通りよ。
貴方達が持っている『熱』…改めて拝見させて貰うわね。」
二ッと小さく笑って
あみぃ :
「へへ!よーく見とけよ、いっちゃん特等席で見せたげる!」
らむね :
「私たちも勉強させてもらうわ。オタクたちのこと、もーっと夢中にさせたいし!」
オーメン相良 :
「話はまとまったようだな。では、ライブは開催決定ということで」自分の手帳に予定を書き込む。
オーメン相良 :
「ライブは3週間後だ。会場は既に押さえている」
オーメン相良 :
「そして、君たちには……休止期間中に上がってきたが、表に出し損ねていた新曲5曲を練習してもらう」
GM :
3週間で5曲。君たちの脳裏に浮かぶのは、楽しくもあったが、あの地獄のような練習の日々だ。
武者小路 勇姫 :
「え??? 何? 聞こえへんかった」
オーメン相良 :
「3週間で、新曲5曲」
燕子花 彩芽 :
「一度できてしまったことをそれが平常だと思い込む…よくあるブラック的思考だと思いませんか」
まぁ、やるけど…
リンカ・サンスベリア :
「……貴方
少し位スケジュールに余裕を持たせるって事覚えた方が良いわよ。」
まぁ出来るけど。と言った感じに軽く溜息を吐いて
古海 天空 :
「……おじさん、宿題ギリギリでやるタイプ…?」特段不満はないがブラックなスケジュールであることは理解できているため、ぽつりと呟く
三峰とわ :
「みんな、もっとちゃんと文句言った方が良いよ…」溜め息を吐く。
オーメン相良 :
「……ああ。そうだった」人差し指をピンと立てる
オーメン相良 :
「加えて、あと3曲あるぞ」
燕子花 彩芽 :
「は?」
古海 天空 :
「5…たす、3…… 8曲!?」
オーメン相良 :
「ああ。すまない、5曲が楽しみすぎて伝え忘れていたが……」
オーメン相良 :
「らみぃどらいぶ!とのせっかくのツーマンライブだ。6人用の曲があったら、オタクは嬉しい。きっとそう思って、3曲用意している」そう、悪びれた様子もなく言ってのける
古海 天空 :
「えっと…じゃあその3曲は、あみぃちゃんとらむねちゃんも練習する ってこと?」恐る恐るふたりの反応を伺う
燕子花 彩芽 :
「感情じゃ曲は習得できないんですよ」
あみぃ :
「……きいてない」首を横に振る
らむね :
「ねえ、知ってる?3週間で3曲も、普通に地獄よ」
武者小路 勇姫 :
「(なんか……懐かしいな、この感覚……)」 眉をひくつかせる
燕子花 彩芽 :
「え、しかもお二人って普段声当てでしたよね?」
ブラックすぎて大分砕けてる
オーメン相良 :
「私は……アイドルは、生歌派だ」
あみぃ :
「彩芽姉さん、こいつ何言ってんの?もしかしてめちゃめちゃ馬鹿?」
燕子花 彩芽 :
「いえ…手腕は確かですが……そう…欲望に忠実…」
リンカ・サンスベリア :
「──フフフ。そうね…貴方はそういう人だったわね…
フフフフ…上等じゃない。面白くなって来たわ。」
一周回ってテンションが振り切れている
古海 天空 :
「わぁ!リンちゃんが壊れちゃった…っ!」
らむね :
「な、なんで皆さんそんな冷静なの…?Mなの?ドMなのね?」流石にやや引き気味
燕子花 彩芽 :
「Mではありませんが…そうですね…社会人としては……『知らぬ間に進行してしまっていたプロジェクトはもう、できるできないじゃない』としか……頑張りましょう、お二人も」
悲しいね
リンカ・サンスベリア :
「安心なさい。歌の方は私がライブまでの間になるべく叩き込んであげるから…
二人共…頑張りましょうね♪」
いつのまにからみどら二人の背後に回り、満面の笑みでポンと肩を叩く
あみぃ :
「ヒィ……!?」ビクッと肩を跳ねさせる
らむね :
「あ、アレをどっかに埋めてきた方が早いわよぉ……!」なぜか上機嫌そうなオーメンを見て
武者小路 勇姫 :
「もう決まってしまったことだからやるしかないんやけど、言わせてくれ……」
武者小路 勇姫 :
「そんなところまでリトライせんでええねん!!!」
GM :
勇姫の声が、セーフハウスを飛び抜けて響き渡る。メンバーとらみぃどらいぶ!の呆れ顔と諦め顔、高笑いするオーメン相良、そして何やら盾を出してそれをプロデューサーに叩きつけようとするとわ。
GM :
『昨日』と同じ『今日』、『今日』と同じ『明日』などない。状況はむしろ酷くなったようにも見えるが……それでも。
GM :
キミたちは、キミたちが好きなもののために、今を生きることができている。
GM :
シーン終了。
Scene18 キミと見る空
GM :
あのミーティングから3週間後。
GM :
あの後、オーメンによる泣き落としを受けたRe:tryの面々は、結局計8曲をマスターすることとなってしまった。
GM :
疲れはもちろんあるが、ここまで仕上げ、準備してきたライブだ。やや興奮気味な気配が、楽屋中に満ちている。
GM :
そんな中。天空は、一足先にヘアメイクを終え、若干の暇を持て余していた。
古海 天空 :
「~♪」
楽屋の隅の椅子に座りながら、この3週間で叩き込んだ曲のなかでもお気に入りの曲を鼻歌で歌い、リズムに合わせて足をパタパタと揺らしている
GM :
隙間時間も、活動に関する準備を怠らないキミだったが……そこに、Re:tryのマネージャーのとわがやってきた。
三峰とわ :
「天空ちゃん、お疲れ様!もしかして、少し時間に余裕がありそう?かな?」
古海 天空 :
「あ、とわちゃん!お疲れさま!」
古海 天空 :
「うん、大丈夫だよ~」ぴょんと椅子から飛び降りてトコトコと近づく
三峰とわ :
「良かったぁ。えっとね、活動再開を宣言してからの3週間で、実はみんなにたくさんお便りが届いているの。天空ちゃん宛のものもたくさんあるから、良かったら見てみない?」
GM :
そう言って、手で持つにはやっとの量のファンレタを、紙袋に入れて手渡してくる。渡してくるとわ自身も、嬉しそうににこにこと微笑んでいる。
古海 天空 :
「わ!これ全部ボクへのファンレター…!?」驚いた顔をするとワクワクしながら紙袋を受け取って
古海 天空 :
「今よんでもいいのかな?」両手で紙袋を持ってとわちゃんを見上げる
三峰とわ :
「もちろん、そのつもり!たくさん元気をもらってからステージに立った方が、きっと素敵なパフォーマンスができるよぉ」こくりと頷く
古海 天空 :
「えへへ、じゃあえんりょなく~!」慣れない言葉を使いながら照れたような笑顔をみせると、とわちゃんの近くの席に座って順番に手紙を開けてゆく
古海 天空 :
可愛らしいピンクの封筒、魚柄の綺麗な封筒、チェキのお礼や楽曲の感想などを読んでゆくと連日のハードスケジュールの疲れなど吹き飛んでしまう。
古海 天空 :
…そしてその中でもひとつの封筒に目が留まる、その封筒は落ち着いた和紙のような質感で、宛名は綺麗な筆文字のものだ
古海 天空 :
「…んん?」自分宛てのファンレターの中でも少し風変りなその封筒を手に取ると、丁寧に封を剥がして文章に目を通す
古海 天空 :
「……えっと、”こんにちは、ごきげんいかがでしょうか”…。」慣れない達筆な文章を読み上げるが難解な漢字に詰まってしまったらしく、困った顔でとわちゃんを見上げる
三峰とわ :
「どうしたの?……あれ、あまり見ないタイプのお手紙だね」意図を察し、手紙を受け取ると……キミの代わりに、声に出して読み始める。
GM :
その手紙の差出人は、キミがアイドルになる前……オーメン相良と出会い、スカウトする直前に出会った、老婦人だった。
GM :
手紙には、キミがアイドルを始めたらしいと自分の子どもから聞いたこと、驚きながらも見たMVでの君がすごく輝いていたこと、
GM :
……お芝居のような気迫がありながら、そこに居たのはあの日出会った『キミ自身』のようにも見えたこと。
GM :
その他、様々な感動が、数枚の便箋に渡ってしたためられていた。
三峰とわ :
「"今後、益々のご活躍を、お祈り申し上げます。お年寄りでも行けるような、お席のあるライブがあったら、その時は必ず生の天空ちゃんに会いに行きます"。……だって」
古海 天空 :
読み上げてもらっている途中で送り主に気付いたようで、少し身を乗り出しながら読み上げられる文章をしっかりと聞いていた。
古海 天空 :
「…ふふ、そっか…届いたんだね。」とわちゃんを見上げてありがとう!と笑顔をみせる、そして手紙を見つめながらポツリと呟いて
古海 天空 :
「そうだね。お姉さんのためにも…ゆっくり座ってみられるライブ会場めざさなきゃ!」俄然やる気が出た様子
三峰とわ :
「……ふふっ。大丈夫、みんなならきっと叶うよ」やる気を出す天空の姿を見て微笑みながら
古海 天空 :
「とわちゃんは特等席だねっ!応援しててね♪」頷いてそう言葉を返す
三峰とわ :
「もちろん!わたしも、頑張るね」
GM :
キミたちがそうして話していると、会場のスタッフから「三峰さん!すみません、今よろしいですか?」と声がかかる
三峰とわ :
「はぁい!……ごめん、天空ちゃん。呼ばれちゃったから、行って来るね」申し訳なさそうに
古海 天空 :
「はーい!…ボクもそろそろかな?」元気に返事をすると丁寧に手紙を紙袋に戻し、椅子から立ち上がる
三峰とわ :
「そうだね……少し早いけど、先に舞台袖まで行っちゃっても良いかも」
三峰とわ :
「あ、直前までお手紙を読みたかったら持って行っていいよ!あとでわたしが回収しに行くから」
古海 天空 :
「わぁ、ホント?じゃあお願いしちゃおっと!」自分の荷物にまとめて置こうとした紙袋を再度持ち上げると嬉しそうに振り返る
三峰とわ :
「うん!……そしたら、また後でね、天空ちゃん!」天空のその姿を見て、まるで自分事のように嬉しそうに笑い、そのまま楽屋を後にした。
古海 天空 :
「う~気になるけど…歩きながらはあぶないかな…」ウズウズと続きを読みたい気持ちを抑えると、まだ舞台袖へ行く時間としては早いが楽屋の扉を開けて廊下へ出る
GM :
天空が楽屋を出て、舞台袖に向かう途中……廊下の向こう側から、よく見慣れた巨大な何かが歩いてくる。
オーメン相良 :
「……む。天空くんか」
GM :
キミに気付き、そう声をかけてくるのは……キミのプロデューサーであり、あの日キミをスカウトしたお面の奇人。
GM :
オーメン相良だった。
古海 天空 :
「あ、オメンのおじさん! 今日はライブ観に来れたんだね~!」歩いてくる人物に気付き嬉しそうな表情をすると、舞台袖へ向かう足を止めて小走りで駆け寄る
オーメン相良 :
「当然だ。ずっと、この日を待ち望んでいたのだからな」駆け寄ってくる君を止まって待つ。
古海 天空 :
「ふふ、ずっと忙しそうだったもんね~」見上げながら笑みをこぼして頷く
古海 天空 :
「…いまからライブの準備?」話したいことがあるのかもじもじと落ち着かない、暗に手が空いているか伺っているようだ
オーメン相良 :
「いや、本日の私の仕事は完了している。あとは君たちのライブを見るだけだ」
オーメン相良 :
「……何か?」そう言って君に目線を合わせるようにしてしゃがむ
古海 天空 :
「わ、ホント??」表情が明るくなり、嬉しそうにピョンと跳ねると手に持っていた紙袋の中身を探って
古海 天空 :
「…あった! ねぇねぇ!見て!…これ!ボクがはじめてドラマにでたときからお芝居を見てくれてたお姉さんからのファンレターなんだ~!」無邪気な笑顔のまま、綺麗な和紙で出来た封筒を両手で持つとその可愛らしいファンレターを見せる
オーメン相良 :
「ふむ、それは嬉しいことだな。……素敵な字だ。もう内容は読んだのか?」封筒を見て、キミに尋ねる
古海 天空 :
「うん!…あ、でも…ちょっとだけとわちゃんに手伝ってもらっちゃった…!」照れたように笑って
古海 天空 :
「おじさんは、ボクが出てたドラマ…見たことある?」そう問いかけて首を傾げる
オーメン相良 :
「ある。デビュー作はリアルタイムに1周、キミに声をかける前に3周程度……気に入った作品はもう少し回数が増えるだろうか」
古海 天空 :
「わ、そんなに見てくれたんだ…!なんだか嬉しいな…」出会ってない頃に出会っているような、不思議な感覚を覚えながら
オーメン相良 :
「君の芸能人生を預かる以上当然だ。むしろ、その程度しか見られておらず申し訳ない」
古海 天空 :
「ふふ、真面目さんだなぁ~…!ボクはいっこでも見てもらってたらうれしいよ?」
古海 天空 :
「みてなかったらみんなで一緒に見れるしね♪」
オーメン相良 :
「それもそうだな。事務所にDVDは置いてある、いつか鑑賞会でもやろう」頷く
古海 天空 :
「ほぇ、それすっごく古いDVDなのに…」よく見つけたね、と言いたげに呟く
古海 天空 :
「…あ、古いっていえば…!」何か思い出したように荷物を探ると、手紙とは違ったごく普通の茶封筒を取り出す
古海 天空 :
「これね…、このまえおうちに帰ったときに見つけたんだ~」封筒の中から1枚の写真を見つけると少し眺めたあと彼にも見えるように差し出す
古海 天空 :
その写真は何かの撮影のオフショットのようなもので。少し色褪せたフィルムに映っている天空は今よりもっと小柄で顔つきも幼く、それでも今と全く変わらない明るい笑顔でカメラに向かってヘタクソなピースをしている。
オーメン相良 :
「………これは、君の……かなり幼い頃の写真だな」その写真をまじまじと見つめる。
オーメン相良 :
「この頃には子役をしていたのか?」
古海 天空 :
「うん!ドラマに出るまえからずっと…赤ちゃんのころからやってたみたい!」あんまりおぼえてないけど!と自信満々に頷く
オーメン相良 :
「……随分と教育熱心なのだな、君のご両親は。その写真、手に取って見ても?」
古海 天空 :
「! もちろんっ!」パッと笑顔を見せながらずいっと写真を差し出す
オーメン相良 :
写真を受け取り、じっと眺める。……数十秒ほど経った後、オーメンは顔を上げる。
オーメン相良 :
「この写真に映る君の姿から察するに、戦時下が舞台のスペシャルドラマ特番撮影時のオフショットだろうか。あの頃の君の演技はまだ粗削りな部分もあったが、だからこそ胸に刺さる、未成熟な完成というアンバランスな魅力があった」
オーメン相良 :
「それがオフショットだとこうも色彩豊かな表情をするのだな。当時の大人たちが目を見張る姿が目に浮かぶ。見る者を惹きつけてやまない愛くるしさ、この『くるしさ』は『狂しさ』と書いても過言ではない。良い写真だ」
オーメン相良 :
そうひと息に伝え、君に写真を返す。
古海 天空 :
「……」オーメンの弾丸トークを少しポカンとしながら聞いていたが、トークの終わりの頃にはじわじわと笑顔になってゆく
古海 天空 :
「…す、すごいね!?ボク、この写真…!パパとママに聞くまでなんの写真か分からなかったのに…!」文字数に圧倒されていたのではなく内容に驚いていたようだ、写真を受け取りながらキラキラと尊敬の眼差しを向ける
オーメン相良 :
「本人だからこそ気づけないこともあるだろう、ただでさえ様々な現場をこなして来たのだろうからな」何故そこまで目を輝かせているのかがわからず、首を傾げながら
古海 天空 :
「すごいなぁ、いっぱい勉強してるんだろうな…」むむ、と未だに記憶を探ってもピンときていない自らの写真とにらめっこをする。…そしてふと感慨深そうな笑みを溢して
古海 天空 :
「…この写真ね、本当は…"もどりたい"って思っちゃうから、ずっとずっと見ないようにしてたんだ…… でも、この前アルバム開けたらみんなに見せたくなっちゃって。もう良いかなって… もってきちゃった♪」
オーメン相良 :
「……」天空の身体に関する調査結果を思い出す。16歳で尚、子供のような外見をしている理由……それは、彼女の心が過去に囚われているからという仮説が出ているのだ。
オーメン相良 :
「……過去を振り切るというのは難しいことだ。私自身、その気持ちはよく分かる。だが……寄り添えるようになったのなら、それは君の道がまた新たに拓けたということだ」
オーメン相良 :
「ライブが終わった後の打ち上げで、皆に見せたらどうだ。良い話題になるだろう」
古海 天空 :
「…ふふ、おじさんがそう思える道に連れてきてくれたんだよ?」ニコッと笑うと呟くようにそう伝える
オーメン相良 :
「私は……特には、何も。君自身の力だ」
オーメン相良 :
「天空くん。この際だ、君に聞きたいことがある」
古海 天空 :
「ふぇ?ボクに?」首を傾げる
オーメン相良 :
「ああ、君にだ」
オーメン相良 :
「アイドルとしてデビューしてみて、どうだった。役者として返り咲きたかったはずの、当初の君が求めていたものとは、恐らく違ったのだろうが……それなりに得られるものはあったということだろうか」
古海 天空 :
「んー…アイドル……、お芝居とちがうことがいっぱいあってちょっと難しかった、かなぁ…?」うーんと考えながら率直な意見を、続けて
古海 天空 :
「でもね、お客さんがワー!って喜んだり、むーちゃん・あやちゃん・りんちゃんといっしょに歌ったり踊ったり、みんなで何かすることがいっぱいあって!ひとりじゃないのも…すっごく楽しいなって思ったよ!」目一杯そう伝える
オーメン相良 :
「…そうか。楽しいと感じているのであれば…それが何よりだ」
オーメン相良 :
「演技をする時の君の輝きは、私自身よく理解している。出会ったあの日に見た光景は、まるで宗教画のように完璧な『偶像』だった」
オーメン相良 :
「だが、『実像』としてそこにある君自身としての輝きもまた、何物にも代え難い。そして、君自身がこの環境を悪しからず思ってくれているのなら、私は今後も安心してプロデュースできる」
オーメン相良 :
「……君がこの世界にいる限り、私は君に様々な景色を見せることを約束する。役者としての舞台も、アイドルとしてのステージも、全て君のものだ」
古海 天空 :
「…初めて会ったときもこんな感じで、約束してくれたよね。」 遠くから歩いてくる大きな影、すぐに屈んで目線を合わせてくれたこと、しっかりとした口調で約束(契約)を結んだことを思い出したように呟くと、僅かに微笑んで
古海 天空 :
「…おじさん…アイドルもそうだけど…ボク、もうひとつ練習することがあったの、おぼえてる?」
オーメン相良 :
「……アイドル以外の練習」
オーメン相良 :
「能力の扱いに関することだろうか」その言葉は、普段アイドルのことしか考えていないはずのオーメンの口から、するりと出てきた。
古海 天空 :
「よかった、おぼえてくれてて…」笑いながらホッとした声でそう言うと、キョロキョロと周りを見渡し。身体の後ろに隠していた小さな両手でオーメンの片手を包み込むように握る
古海 天空 :
天空の握力は出会った時のような怪力ではなく、少し力の強い子供程度のものになっていることに気付くだろう。
オーメン相良 :
「……」
GM :
面の下で、はく、と口を動かす気配。アイドルとは接触NGを貫く彼に取って、この状況はあまり好ましくないのだろう。だが、それより何よりも。
オーメン相良 :
「……なるほど。私が見ていないうちに、力の扱い方についても学ぶことができたのだな」
古海 天空 :
「…いつもダメって言われちゃうんだけど、違うって分かってくれると思ったから、」
古海 天空 :
「…この前ね?お部屋の壊れてるものが減ってるって…… これもおじさんがスカウトしてくれたおかげだよ?」恐る恐るといった様子だったが、改めて礼を言うとニッコリと笑って首を傾げる
オーメン相良 :
「それは何よりだ。君はやはり天才だ……何事も、やれば出来るのだな」君の、小さく柔らかく暖かな両手を見つめた後、天空に向かって頷く
オーメン相良 :
「……君も察する通り、アイドルである君と私が無闇に接することは好ましくない。だが、こういう成長を見守れること自体は、大変喜ばしいことだ」
オーメン相良 :
「たまにはこういう事があっても良い。…ただし、こうして事前に声をかけるように」そう言って、君からそっと手を離す。
古海 天空 :
「…! ありがとう…!」
その言葉を聞くと叱られてしまうのではないかと若干不安そうだった瞳は潤んで揺れ、次の瞬間にはいつものパァ!とした100%の笑顔に変わる。
古海 天空 :
そして…先ほどの言葉のほぼ半分を忘れたように、その手が離れた手前から 通常だったら転んでしまうほどの勢いで彼に突進し全力のハグをする。
古海 天空 :
「"プロデューサー"! ボクのこと見つけてくれてありがとう!!」
古海 天空 :
「──大好きっっ!」
オーメン相良 :
「……………」
オーメン相良 :
「……───!!!!」
GM :
天空のハグを受け、"プロデューサー"呼びを受け、そして大好きという言葉を受け。そのショックで数秒黙ったオーメンは……直後、面がバグを起こしたように大きく投影を揺らす。
GM :
そのまま君のタックルに弾かれるようにして、その場に尻餅をついてしまった。
古海 天空 :
フリーズする彼を他所に数秒ぎゅっとする。そして満足した表情で、衣装を靡かせながらくるりと舞うように数歩下がると 小さな右手をひらひらと振る
古海 天空 :
「ファンサービス♪ あんまり痛くなかったでしょ?…ふふ、またライブでね~!」
古海 天空 :
『…”ボク達”のライブ!めいっぱい楽しんでいってね―!!』
一矢報いた様子に笑って、イタズラっぽくそう言うと"あの日"彼の前で演じた偶像を真似しながら舞台袖へ去っていってしまう
古海 天空 :
ミスター・オーメンのロイスを『P親愛/N相違』に変更します!
感情はプロデューサーのP!
GM :
了解です。では、続きを。
GM :
嵐のように過ぎ去っていく彼女の姿を、オーメンは一人見送る。
オーメン相良 :
「……君、は。どこまで、私の想像を超えて行くんだ………!」
オーメン相良 :
「(アイドルとしての課題、君の中で生まれてしまったチカラに関する課題。全てを乗り越えて行く君の成長は……私にとっても、他人事ではない)」
オーメン相良 :
「(『君たち』の今後を、見届け(プロデュースし)なくてはならないからな)』
オーメン相良 :
そう言って、ずれかけた面を装着しなおし……おかめ、またの名を「お多福」の柄を投映する。
オーメン相良 :
「(だが、私より、何よりも)」
オーメン相良 :
「(天空くん。君の……君たちの羽ばたく未来に、幸あれ)」
GM :
そのまま立ち上がり、「フフ…ハハハハハハ!!!」と高笑いしながら廊下を歩く。彼の姿を見たスタッフが、ぎょっとしたような表情を浮かべるが、彼は気にも留めない。
GM :
さぁ。彼女たちの──Re:tryのライブが始まる。
GM :
シーン終了。
Scene19 『ゲームクリア』のその先へ
GM :
……本番前。今回のツーマンライブ、その先陣を切るのはキミたち『Re:try』だ。
GM :
結成したあの日から、思えば色々なことがあったが…キミたちは、今もまた、同じステージに立とうとしている。
GM :
キミたちは舞台袖で、その出番を待っていた。
武者小路 勇姫 :
「……久々のライブやからか、なんかえらい緊張するなぁ」 落ち着きなく右に行ったり左に行ったり
リンカ・サンスベリア :
「......」
舞台袖から観客席の様子をチラリと伺いつつ、その時が来るのを静かに待っている
GM :
リンカが観客席を見ると、炎上直後とは思えないほどの人数が集っている。ちなみに、チケットは完売しているそうだ。
燕子花 彩芽 :
「単純にらみぃどらいぶ!のファンと合わせただけだと考えても壮観ですね」
袖の合わせながら
古海 天空 :
「…わ!もうみんな集まってる~!ボク遅刻しちゃった??」バタバタと、だが観客席には伝わらない程度に慌てて舞台袖に現れる
武者小路 勇姫 :
「セーフセーフ、結構時間かかったな、なんやいろいろ準備しとったん?」
古海 天空 :
「…えへへ、ちょっとファンの人とお喋り~♪」盛り上がっちゃった、と言いながら嬉しそうに笑う
リンカ・サンスベリア :
「ふぅん…
その様子だと、満足行くまでお話出来たのかしら?」
古海 天空 :
「うん!サプライズも喜んでくれたしバッチリ☆」片手でばっちぐーのマークをしながら首を傾げる
リンカ・サンスベリア :
「そう…♪」
澄み切った青空のような表情に、思わずこちらまで笑顔になってしまう
武者小路 勇姫 :
「そっか……ならよかったわ!」 緊張気味の笑顔で親指を立て
燕子花 彩芽 :
「本番前にファンと出会えてしまうのは防犯的には問題ですね…善良な方で良かったですが…」
古海 天空 :
「ふふ、スタッフさんの中にもいっぱいファンっているんだよ?みんなのファンもいるかも!」彩芽ちゃんの言葉に頷きながら
燕子花 彩芽 :
「ああ、スタッフでしたか。それなら安心しました」
納得した
リンカ・サンスベリア :
「フフ…また表情が少し強張っちゃってるわよ?
勇姫ちゃん。」
スッと背後に回りながらモチモチとほっぺたをつつく
武者小路 勇姫 :
「おおう、アカンな。勝負のライブやと思うとつい……」 ぷにぷにとつつかれながら笑顔を作る
古海 天空 :
リンカちゃんと勇姫ちゃんのやり取りを見て微笑む
「……あのねっ…ライブが終わったらみんなにも見せたいものがあるんだ、」
古海 天空 :
「だから、今日もがんばろーねっ!」
緊張を感じさせない様子でメンバー全員に
武者小路 勇姫 :
「見せたいもの? なんや、楽しみやなあ。なら尚更頑張らんとな!」
リンカ・サンスベリア :
「いつも通りの自然体の貴方でいいのよ。
大事な場だからこそ、肩の力抜いて行きましょうね、勇姫ちゃん…♪」
ウィンク交じりの笑顔を浮かべて
武者小路 勇姫 :
「流石っすね、リンカさんは……よし、ウチも深呼吸ーー」 吸って吐いてして、リラックス
リンカ・サンスベリア :
「見せたいもの、ね…
──フフ、そうね…私も楽しみにしておくわ。」
緊張を感じさせない天空の様子に呼応する様に
短く、それでいて真っすぐに返す
燕子花 彩芽 :
「ええ、頑張りましょう」
シンプルに一言を添えるだけ
GM :
キミたちがステージに向けて意気込みを語っていると、そこにマネージャーのとわが遅れてやって来る。
三峰とわ :
「ごめんなさい、スタッフさんに呼ばれてて…!もうみんな大丈夫?……あ、天空ちゃん紙袋預かるね!」走ってきたのか息が切れており、やや焦り気味にキミたちに話しかけてくる。
古海 天空 :
「あ、とわちゃん!おつかれさま~…!」慌てるとわちゃんにつられて慌てた顔をすると紙袋を渡す
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん! おう、準備万端や!」 だいぶ緊張もほぐれたのか、柔らかい笑顔で
三峰とわ :
「そっか、もうすっかり慣れっこだねぇ…笑顔、とっても絶好調で良い感じ!」天空の紙袋を預かり、ホッとした様子で
三峰とわ :
「彩芽さんとリンカさんも大丈夫そうですねぇ…良かったぁ」
燕子花 彩芽 :
「はい、いつでも大丈夫ですよ」
小慣れたように軽く腕を振って
リンカ・サンスベリア :
「えぇ。
貴方の方こそお疲れ様…いつもありがとうね。」
三峰とわ :
「ううん、全く。わたし……やっぱり、みんなでお仕事できるのすっごく大好きですから」笑顔で、胸元で手をぎゅっと握る。
三峰とわ :
「この後、すぐに観客席に行ってみんなのライブを見せてもらうね。ファンのみんなの心、がっちり掴んじゃおう…!」
武者小路 勇姫 :
「とわちゃん……」 すっかり裏方の仕事を楽しんでいるその様子を見て、少し寂しくも嬉しく思う
武者小路 勇姫 :
「おう、なんせ新曲8曲やからな。復帰一発目かららみどらと一緒に凄いライブ見せたるで!」
三峰とわ :
「その件は本当にごめんね、プロデューサーのこと止め切れなくて……でも、どれも本当にすごいレベルに仕上がってると思う!楽しみにしてるね!」勇姫の内心に反して、とわは笑顔でそう伝える
武者小路 勇姫 :
「いやぁ、大変やったわ。ま、もうこれ以上の無茶ぶりはないやろ……ないよな?」 自信なさげに
燕子花 彩芽 :
「どうでしょう。厳しいノルマをクリアすれば、ハードルなんて上がっていくのが常ですから」
恐ろしいことを本番前に言い出す
武者小路 勇姫 :
「まあ……これからはとわちゃんも万全やし大丈夫やろ、多分」 苦笑いしながら振り付けの復習
三峰とわ :
「パワハラだと感じたらUGNのホットラインに流そうと思う……あるのかなぁそういう仕組み」
武者小路 勇姫 :
「どうやろなぁ……ま、未来のことは未来に考えるしかない。今日はライブや!」
武者小路 勇姫 :
「あ、せや。ウチらにとっての再出発になるライブやしさ……”アレ”やろうか」
古海 天空 :
「! …アレって、アレかな?」既に笑顔で準備をしながら
武者小路 勇姫 :
「おう! 最初のライブでやったアレや! 初心を思い出す意味でもさ」
リンカ・サンスベリア :
「フフ、いいじゃない。
私達らしい景気づけってやつね…♪」
乗り気な態度が声色に現れている
燕子花 彩芽 :
「”アレ”……ああ、そうですね。せっかくの再出発ですから」
武者小路 勇姫 :
「ふふ、そんじゃ、いくで!! 用意ええか!」
武者小路 勇姫 :
みんなで円を組むような形になって、中央に向かって腕を突き出す。
武者小路 勇姫 :
「――Re:try、頑張るぞ!!!」
古海 天空 :
「おー!!」元気いっぱいに
燕子花 彩芽 :
「おーっ」
前回と変わらず叫ぶ具合ではないが、しっかりと声に力を込めて
リンカ・サンスベリア :
「お~~!!」
最初よりも声により気持ちを込める
GM :
舞台の外にもその声が聞こえたのか。ファンの……オタクの『オオオ!』と雄叫びが聞こえて来る。
GM :
そして、BGMの音量が上がり…スタッフからの「出番です!」という声を聞き、キミたちは舞台へと上がる。
GM :
とわはキミたちの後ろ姿を眩しそうに見送る。
三峰とわ :
「(ムシャちゃん……みんな。わたしはもう、大丈夫だよ。これからはみんなが輝く番だから)」
三峰とわ :
「(だから…わたしにも、ちょっとだけで良いから、夢の続きを見せてほしいな。……頑張れ、Re:try!)」
GM :
そう、きゅっと拳を握り微笑み…彼女もまた、客席に向かうため姿を消した。
GM :
GM :
アイドル。偶像と呼ばれる彼女らは、時に「星」と形容されることがある。自らの青春を燃やし、人々の憧れとして輝く。賞味期限つきの一番星だ。
GM :
その輝きは決して永遠ではない。明日何が起きるかわからない世界において、絶対的なものなどありはしないのだ。
GM :
だがしかし。キミたちは、確かに『永遠』のものを共にしている。仮に誰かが舞台を降りても、命が尽きようとも、その熱狂は止まらない。人々が、それを繋いでいく。
GM :
それが偶像。それが、アイドルなのだ。
GM :
GM :
ダブルクロス3rd Edition「明星のレゾナンス」 完
GM :
GM :
皆様お疲れ様でした!では最後、アフタープレイです!
GM :
経験点の配布をします
GM :
いつもの5点については問題ないかと思います、最後までご協力いただき本当にありがとうございました!
GM :
加えて、
「シナリオの目的を達成した」+5点
「三峰とわの未練を絶ち、無事生還させた」+3点
「誰一人欠けることなくシナリオ上のラストライブを決行できた」+3点
Eロイス+4点
GM :
ここまでで20点。それと、Sロイスを最後まで持っていた人は+5点ですが、全員そうですよね。
GM :
なので共通で25点!
あとはバックトラック時のあれそれを足してください。
武者小路 勇姫 :
もちろん!!
古海 天空 :
了解です!
燕子花 彩芽 :
ありゃす!
武者小路 勇姫 :
計28点ですわ!!
リンカ・サンスベリア :
了解です!
燕子花 彩芽 :
こちら30
リンカ・サンスベリア :
25!
古海 天空 :
30です!
GM :
了解です!GMは合計÷3+1をもらい38点いただきます…!
武者小路 勇姫 :
100万点もらってもいいくらいだぜ・・・
GM :
ロイス整理については皆様の手元でお願いいたします!
GM :
多すぎなのよ流石に
古海 天空 :
本当にそれ…楽しかった…!
GM :
では後のところはTLなどで…!長いセッションでしたが、お付き合いいただき本当にありがとうございました!!
GM :
お疲れ様でした!!
燕子花 彩芽 :
GM本当にお疲れさまでした!
リンカ・サンスベリア :
本当にお疲れ様でした!!楽しかったよ!!
古海 天空 :
こちらこそ有難うございました!みんなお疲れ様でした~!
武者小路 勇姫 :
お疲れ様でした!!!! 続きはTLで!!!