・UGNクロドヴァ支部 元々、永世中立国であるクロドヴァ政府にはあまり協力を得られておらず、UGNの勢力は大きくない。戦争開始後はその傾向がさらに加速しており、実質的な活動はほぼ停止している。事態を重く見たアクシズは新規の増員を計画しているとも言われるが、詳細は不明。 支部長は前任が行方不明となったため、選定中。 ・アレイヘム クロドヴァ・ラゼラム両勢力圏の中間に位置する、砂漠に囲まれたオアシスに併設された街。「アレイヘムの惨劇」の舞台となり、現在も両勢力の戦いの焦点である。デザートミラージュの本営 が存在する。虐殺があったことと、ラゼラム寄りの市民が南部へ脱出した事から、戦前より人口は大幅に減っている。 なお、デザートミラージュ指揮官エミール公子が「アレイヘムの惨劇」をと止めようとした経緯があることから、住民のデザートミラージュへの感情は悪くない。 ・ギルド クロドヴァの治安低下に付け入り、兵士への麻薬の密売や、孤児や寡婦などの人身売買、レネゲイド兵器の強奪や密輸などで暴利を得ている。 ・クロドヴァ公国 黒海沿岸の小国。山岳、森林、湿地、砂漠と多様な地勢を持つ。首都ティネラ。 トルコ、オーストリア=ハンガリー、ロシアの緩衝国として永世中立国となった歴史を持つ。クロドヴァはダキア語で「穴の中の砦」の意味。 立憲君主制。徴兵制を採用しており、国民は24歳から兵役の義務がある。 ・クロドヴァ正規軍 陸海空の三軍からなり、議会直属の国防委員会と、付設された統合参謀本部が指揮権を持つ。国防委員長はシメオン・マハリャノフ。海軍は数隻の警備艦艇を擁する小規模なもので、主力は陸空である。 現在も基本的に非オーヴァードのみが所属しており、戦場においてはワーディングなどの巻き添えにならないよう、ミラージュのサポートとして動くのが原則である。しかし、事情を知らない正規軍内部では、ミラージュやエミール公子に対する不信の声も上がっている。また、ミラージュ側にも「少数で正規軍の尻拭いをさせられている」というような不満を抱くものは少なくなく、互いに反目している。 ・スペリオル クロドヴァにおける、オーヴァード兵全般の呼称。あるいは「ファントム」と呼ぶ者もいる。 特に公国軍の「デザートミラージュ」およびラゼラム軍の「ノインテーター」に所属する者を指す。ただし、両組織には非オーヴァードも一部所属している。 ・デザートミラージュ 第二公子エミールが個人のコネと資金を用いて設立した私設軍。法務上は「大公親衛隊」に属し、公国正規軍とは別個の指揮系統を持つ。正規軍からの要請で行動することが多いが、それは絶対のものではない。構成員はフリーのエージェントやリエラハザードで覚醒したクロドヴァ市民をはじめ、元UGNや元FHといった経歴を持つ者も多い。人種、国籍、宗教の区別なく、純粋な実力を重視して集められた戦闘集団である。 組織というより「公子と繋がりのある、オーヴァードによる傭兵集団」という存在であるため、装備も(支給はされるが勝手に)各自で持ち込まれるため千差万別である。基本的に階級は存在しない。旧正規軍所属者が当時の階級で呼ばれる事はあるが、渾名のようなものである。ただし指揮官は必要なので、任務ごとに任命される。 給与は傭兵として破格の部類だが、任務ごとに支給されるボーナスが内訳の大半を占めており、やはり実力主義の趣が強い。 ・ノインテーター デザートミラージュの戦果によって計画が狂いだしたルカーン財団が結成した傭兵部隊。歴戦の傭兵である“熱砂の嵐(ハムシーン)”アハマド・ワンスール・ムガンナミが隊長兼社長を務める”警備会社”。 戦線の火消しの他、ルカーン財団の様々な実験を担当する。基本的に通常のラゼラム部隊に混成して行動するが、その場合は必ずノインテーターが作戦指揮を執る。また、彼らはラゼラムの私兵であるため、クロドヴァ国内の被害にこだわらない。これらの点から、ラゼラム軍内部でも彼らに対する反発は強い。 ・ハザードエイジ そも、ダキウムとは特異な形を取ったレネゲイドの結晶体であった。リエラ鉱山による爆発事故に伴っては、国内中にレネゲイドウイルスが散布され、多数の覚醒者が発生した。彼らを指して「ハザードエイジ」と呼ぶことがある。 クロドヴァ第二公子エミール・カサド・カンテミールや、現ラゼラム元首クララ・ダネスティもハザードエイジである。 ・ハザードエチルドレン リエラハザードで散布されたレネゲイドウイルスにより、先天的に能力を得ていたオーヴァード。影響を間接的に受けたか、直接的に受けたかという違いである。 ・ファルスハーツ(クロドヴァ) 軍事産業やラゼラム独立主義者らとの間に太いパイプを作り上げ、この戦争を”演出”したとも言われる。セルリーダーは不明。 ・ペイルライダーズ クロドヴァの戦場に現れる謎の武装集団。青いバイクにまたがり、青い服を纏ったジャームの集団である。立ちふさがる者をクロドヴァ・ラゼラムの別なくひたすら殺しまわる。”青の乗り手”と呼ばれる統率者と、”騎士”という数名の幹部がいると分かっている。ダギウム鉱石の秘密を守っているらしい、という風説もある。 ・ラゼラム共和国 ラゼラムを中心に、数年前に独立を宣言したクロドヴァ南部地方の反乱勢力。ただしその独立は諸外国には承認されておらず、クロドヴァ国内の 内乱として認識されている。 なお、民主共和制であるが、元首が世襲されるなど実情はかけ離れている。実権は議会及び資本を投下している巨大多国籍企業がその大部分を有している。当初独立を宣言したイオン・ダネスティ侯爵は病状悪化により没し、後継の元首クララ・ダネスティは和平交渉を試みた事で軟禁状態にある。 ・ルカーン財団 古い歴史を持つ多国籍企業。表向きは海運業者だが、実態は地球における兵器売買の数十%を担う死の商人であり、過去の世界大戦の影でも暗躍していたとされる。レネゲイドの軍事的利用には早期から目を付けており、非人道的実験も多数行うが、FHのように社会秩序を転覆させる気はない。現当主はサルヴァトーレ・ルカーン。本部はアドリア海のルカーン島。 「ダキウム鉱石を利用する事で、オーヴァードの発生を人為的に制御できる」という研究チームの報告を受け、ラゼラム南部に埋蔵されるダキウムと石油の利権獲得を狙い、反乱軍を立ち上げたラゼラム共和国に支援を行っている。