男は人間という生物すべてを憎んでいた。
地球上から消し去りたいと思うほどに。
インフィニティコードと呼ばれる少女を贄に、憎悪の毒が世界を焼き尽くす。

ダブルクロスThe 3rd edition
『Venomous Hate』
ダブルクロス──
それは裏切りを意味する言葉。

GM:めい
メインログ / 雑談ログ

キャラシート

PC1:木戸忠継  (キャラシート) PL:方舟
PC2:雲隠ミソラ (キャラシート) PL:タンゴ
PC3:黒葉丹花  (キャラシート) PL:ふろずん
PC4:凜音リオ  (キャラシート) PL:LISP

目次

■プリプレイ
HO&PC紹介

■オープニングフェイズ
01 破滅
02 不思議な少女
03 災厄の種
04 危険な男
05 生死不明

■ミドルフェイズ
06 突入
07 合流
08 寒河江巌
09 情報収集
10 鷹栖英司
11 レネコ
12 破滅へのカウントダウン

■クライマックスフェイズ
13 インフィニティコード

■エンディングフェイズ
14 巣立ち
15 無限の印
16 最後の問題
17 師弟
18 また逢う日まで

■アフタープレイ
経験点配布

プリプレイ

GM : それではPCの紹介からやっていきましょう
GM : PC1からお願いします!

木戸忠継

木戸 忠継 : 木戸 忠継(きど・ただつぐ)、18歳の青年です。
児童養護施設育ちで、たくさんの弟と妹に慕われている良いお兄ちゃんでした。
木戸 忠継 : <輪廻の獣>によって、目の前で愛する弟や妹たちを殺されてしまった過去があります。終いには自分自身が<輪廻>に取り憑かれてしまいました。
木戸 忠継 : シンドロームはウロボロス/キュマイラ、自分の影を顎のような形状に変形させて戦います。戦闘時は暴走し、顔に悪魔のような白い仮面が出現します。
木戸 忠継 : 影からは、殺された弟や妹たちの声が、忠継だけに聞こえてきます。忠継は、彼らが守護霊のようにして自分に憑いてくれているのだと思い込んでいます。多分違います。
木戸 忠継 : 表向きの性格としては、少し口が悪いけど心優しいお兄ちゃんです。これ以上、自分のように「日常を奪われる」人間を生まないために戦っています。ただ、彼自身が過去を乗り越えきれていないので、生きるだけでギリギリの状態です。
木戸 忠継 : ビルド面の説明としては、白兵暴走ビルドです。そんな器用じゃないけど単体相手を殴るのは得意です。あとはDロイス<輪廻の獣>で判定をキャンセルできます。
木戸 忠継 : よろしくお願いします!
木戸 忠継 : キャラシート
GM : ありがとう、よろしく!悪い奴だぜ輪廻の獣…
GM : そんな忠継くんのハンドアウトはこちら

■PC1用ハンドアウト
ロイス:レネコ 推奨感情P:庇護/N:不安
カヴァー/ワークス:UGNに協力可能な人間なら何でも
キミはウロボロスシンドロームのオーヴァードだ。
キミは何者かに誘拐され、見知らぬ廃墟で目を覚ました。
混乱する中、キミの前にひとりの少女が姿を現わす。
レネコと名乗るその少女の話によると、今いる場所は大変危険らしい。
その言葉を肯定するように大量のジャームが現われ、襲いかかってくる。とにもかくにも、この場は逃げなくては。

GM : いきなり誘拐されたとこから始まります
GM : 謎の少女と一緒に逃げることになるので仲良くしてやってください
木戸 忠継 : なかなかレアな体験だぜ。レネコちゃんと仲良くするぞ〜〜
GM : こういうの公式シナリオだとあんまりないよね、年下っぽい感じ出し仲良くしたってしたって

GM : では次!PC2お願いします!

雲隠ミソラ

雲隠 ミソラ : 行き当たりばったり系サイバーニンジャ中学女子、雲隠 ミソラ(くもがくれ ミソラ)です!
 
シンドロームはエンジェルハィロゥ/ブラックドッグ/ハヌマーンのトライブリードです!
身軽な動きによる侵入、光学迷彩によるステルス、各種電子セキュリティの解除、レーザー刀による暗殺など潜入任務に最適の能力を持っています!
 
ただし本人は初心者がやるメタルギアソリッドみたいなノリで行動するので、結局見つかって大乱闘になります。
でも何とかなります。
最終的に全員倒せばアラートなくなるからね。
 
性格はふわふわドライ。
優しいしノリのいい子だけど、殺しにくる相手は容赦なく首を落とす一面もあるよ。ニンジャだもの。
 
ビルドは高速で接近して隠密から範囲まるごとぶった切り!!
雑魚は任せろ〜
雲隠 ミソラ : あと何気にミドルもやれなくもない
雲隠 ミソラ : おわり〜
雲隠 ミソラ : キャラシート
GM : ありがと、ニンジャ!発想が脳筋なんよ
GM : そんなミソラちゃんのハンドアウトはこちら

■PC2用ハンドアウト
カヴァー/ワークス:UGNチルドレン限定
鷹栖英司はキミの先輩のUGNエージェントだ。
キミがチルドレン訓練生だった頃には彼に指導してもらったこともあった。
そんな彼が、廃棄されたFH研究所の調査任務で音信不通になってしまう。
これによって研究所に、極めて危険なFHエージェントが潜伏しているという結論が下された。
鷹栖の後任のひとりに選ばれたキミは、研究所へと向かう。研究所の制圧と、鷹栖の生死を確認するために。

GM : 教官エージェントの鷹栖がやばいっぽいから助けに行く感じですね
GM : オープニングでは鷹栖に訓練つけて貰ってた頃の回想がメインになるので、そこで色々お話ししてやってください
GM : もしかしたら再会する頃には死んでるかもしれないので
雲隠 ミソラ : やっぱり〜!!やだあ〜!!
雲隠 ミソラ : いっぱい甘えとこ……
GM : 甘えれる時に甘えとけ~!

GM : では次!PC3お願いします!
黒葉 丹花 : はいなな!

黒葉丹花

黒葉 丹花 : 三度のメシより他人をからかう事が大好きなカジノディーラーです!
黒葉 丹花 : 『幸運』と『爆破』の二種の能力を物品に与える能力を持ってます!!
黒葉 丹花 : データ的には≪水晶の剣≫を使用した武器への攻撃力バフ等ですね!
黒葉 丹花 : 元はFHの人間でしたが、幸運で死を偽装してUGNに寝返りました!
黒葉 丹花 : HOロイスの"グリムリーパー"寒河江巌はFH時代の知り合いですが、
黒葉 丹花 : 黒葉 丹花(旧名:神崎 黒子)はFHでは死んだハズの人間であるため、
黒葉 丹花 : 実際は今も生きていると知ってしまった寒河江巌は消すつもりです!
黒葉 丹花 : よろしくおねがいします!
黒葉 丹花 : キャラシート
GM : ありがと!なんか物騒なこと言ってるバニーさんだよ
GM : そんな丹花ちゃんのハンドアウトはこちら

■PC3用ハンドアウト
ロイス:寒河江巌 推奨感情P:執着/N:脅威
カヴァー/ワークス:UGN関係者なら何でも
FHエージェントの中でも、危険度の高いオーヴァードとして認定されている“グリムリーパー”寒河江巌の活動が確認された。
キミは奴と交戦して生き残ることができた数少ないエージェントのひとりだ。
現在、寒河江は廃棄されたはずのFH研究所で何らかの計画を進行しているらしい。
奴が新たな事件を起こす前に、対処しなくてはならない。

GM : 昔取り逃がしたやばやばFHエージェント寒河江巌サガエイワオとの決着をつけにいく感じです
GM : オープニングでは寒河江と交戦した時の回想の後、霧谷くんに任務を依頼されることになるよ
黒葉 丹花 : UGNに寝返った時の恩人の霧谷さんからの依頼だ~張りきって殺すぞ~
GM : 張り切って殺す、間違っては無いけども!

GM : では最後!PC4お願いします!
凜音 リオ : イクゾー!

凜音リオ

凜音 リオ : 凜音リオ(りんね・りお)、とある歌姫をモデルにした音楽用アンドロイドが意識を持ってゼノスに拾われたレネゲイドビーイングです
凜音 リオ : シンドロームはソラリス/ブラックドッグ! その声帯機構から発せられる腐食音波で敵を破壊し尽くす範囲アタッカーですわ~!
凜音 リオ : 性格は真面目で感情の起伏に乏しく命令に忠実、いわゆるアンドロイドっぽい性格!
凜音 リオ : 歌うために生まれてきたけど、人を傷つけてしまうから歌いたがらない。そんなちょっとややこしい存在です。仲良くしてね!
凜音 リオ : キャラシート
GM : ありがと!アンドロイドだ!優しい子っぽいわ
GM : そんなリオちゃんのハンドアウトはこちら

■PC4用ハンドアウト
ロイス:インフィニティコード 推奨感情P:好奇心/N:不安
カヴァー/ワークス:レネゲイドビーイング限定
キミはゼノスの都築京香と繋がりのあるレネゲイドビーイングだ。
ある日、都築京香はキミにひとつ仕事を頼んできた。
“インフィニティコード”と呼ばれるものの起動を阻止して欲しいというのだ。
それは大変危険なものであり、一度起動すれば多くの生物が死ぬことになるという。
“インフィニティコード”は現在、廃棄されたFH研究所に運びこまれているとのことだ。

GM : なんか凄い久しぶりな気がする京香ちゃん依頼枠です
GM : オープニングではゼノス本部の自室でゆっくりしてる所から始まるので、何して過ごしてるか軽くRPしてもらうのでそのつもりでお願いします
GM : その後京香ちゃんがふらっと現れて依頼してくるので引き受けてあげてくださいな
凜音 リオ : めっちゃ久しぶりに会う気がする!(PL)了解です!
GM : 昔はよく見たんだけど、最近はなんか使わなくなってしまった
GM : あとこのインフィニティコードなんですけど、
GM : PC達は「コードウェル博士が進めてる作戦や研究で、“プロジェクト・インフィニティコード”と呼ばれるものがあるらしい」って感じのふわっとした知識を持っていても大丈夫とします
GM : インフィニティコードが何を示すのかはFH構成員の中でもほぼいない位らしいから、PC達もそれ以上のことは何も知らないってことでお願いします
凜音 リオ : なるほどね……!ではその体で行きます!
GM : ありがと!他のPCもその知識があっても大丈夫、全く知らなくてもいいのでPC次第で自由にどうぞ

GM : ではPC紹介も終わったところで、メインプレイを始めて行こうと思います。
GM : よろしくおねがいします!!
木戸 忠継 : よろしくお願いします!
黒葉 丹花 : よろしくおねがいします~!
雲隠 ミソラ : よろしくお願いします〜!!
凜音 リオ : よろしくお願いしますわ~~!

メインプレイ

シーン1 破滅

GM : 最初のシーンはPCの登場しないマスターシーンになります。

FH研究所跡 通路

GM : すでに廃棄されて久しいFH研究所の通路。
薄暗く、瓦礫が散乱したその場所で、二人の男が対峙していた。

寒河江巌

寒河江巌 : 「────もう一度だけ聞こう」
寒河江巌 : 「“インフィニティコード”をどこに隠した?」
GM : 一人は、FHエージェント────“グリムリーパー”寒河江巌。

鷹栖英司

鷹栖英司 : 「悪いが、教えられないな。相手が人類絶滅を望むような奴となればなおさらだ」
GM : もう一人は、UGNエージェント────“サンドホーク”鷹栖英司。
GM : 脇腹に負った傷を手で庇いながらも不敵に口元に笑みを浮かべる鷹栖に、寒河江は舌打ちをする。
寒河江巌 : 「……私の研究データを見たのか。まあ、いい」
寒河江巌 : 「答えるつもりがないなら……ここで死ね!!」
GM : 寒河江の傍にバロールの魔眼が出現し、激しく回転を始めた。
翳した右手から放たれた重力波が鷹栖に襲い掛かる!
鷹栖英司 : 「ガッ……!!」
GM : 鷹栖の体が吹っ飛び、通路奥の壁に激突する。
この一撃で勝敗は決したのか、鷹栖は壁にもたれるようにして動かなくなった。
寒河江巌 : 「終わりだ」
GM : 寒河江が手を振り下ろす。
重力が鷹栖を頭上から押し潰し────
寒河江巌 : 「……っ!?」
GM : ────鷹栖英司という人の形をしていた、砂の山が崩れた。
寒河江巌 : 「いつの間に……」
GM : 寒河江は苛立ったように歯噛みする。
GM : だが、つい先程まで目の前にいた鷹栖は本物だったはずだ。
砂の分身と入れ替わったのは、重力波を当てて吹っ飛んだ時……その体が壁に衝突した時だろう。
彼はあの一瞬で分身を作りながら≪壁抜け≫を使い、通路の向こう側へ逃げたのだ。
寒河江巌 : 「目障りな奴め……」
寒河江巌 : 「計画も最終フェイズに入ったというのに……手間をかけさせてくれる」
GM : バロールの魔眼が再び回転する。
空間を歪めてその中から現れたのは、寒河江が手駒として操っている何体ものジャームだ。
寒河江巌 : 「行け、ジャームども。奴は必ず始末しろ。そして……」
GM : 大量のジャームは寒河江の命令に従い、静かに研究所の通路を駆け抜けていく────。
GM : シーン終了。

シーン2 不思議な少女

GM : 木戸忠継のオープニングになります。登場侵蝕のダイスをお願いします。
木戸 忠継 : 1d10+33(1D10+33) > 9[9]+33 > 42

FH研究所跡 研究員個室

GM : 後頭部から感じる鋭い痛みで、キミは目を覚ました。
まず目に入ったのは知らない天井。そこは全く見覚えのない場所だった。
荒れて汚れた部屋を見るに、どこかの廃墟の中だと思えるだろう。
木戸 忠継 : 「………っつ…」表情を小さく歪め、上体を起こす。
木戸 忠継 : 「……どこだ、ここ」まだ怠い身体を覚醒させるつもりで、独り言を呟く。
GM : キミは外を歩いている時に誰かに突然殴り倒された記憶を思い出せる。
どうやら気絶させられて、ここまで拉致されたらしい。
木戸 忠継 : 「……あ〜、そうか、俺……ダッサ……」記憶が蘇ったところで忌々しげに唸りつつ、後頭部を抑える。
木戸 忠継 : 「…こんなところにいてもロクな事にはならねぇよな」立ち上がって、周囲を確認しようとします。
GM : では周囲を確認すると、人の気配はない。机や棚などが適当に置かれているだけだと分かる……
GM : と、いうところでですね
GM : 突然頭上のエアダクトから、ガコン!と何かが外れる音がした。

レネコ

レネコ : 「きゃあっ!?」
GM : 次いで聞こえたのは、短い悲鳴。
その声の主は、12~3歳程度に見える白い髪をした小柄な少女だった。
GM : 彼女は壊れたエアダクトの中から、キミを目掛けて落下してくる!
このまま何もしなければ、もう次の瞬間にはキミは彼女とぶつかって床に倒れてしまうことだろう。
木戸 忠継 : 「…は!?」
木戸 忠継 : 目を見開き、ほぼ反射的な動きで少女を受け止めようとします。
GM : では、キミは少女をギリギリのところで受け止めることが出来る。
レネコ : 「あいたた……っく、ない?」
レネコ : 「……あれ!?にんげんさんがいる!?」 キミの顔を間近で見て驚く
木戸 忠継 : 「……それはこっちのセリフでもあるぞ」ジト目になりながら床に下ろしてやる。
木戸 忠継 : 「(……なんだ、この子…普通じゃねぇのはわかるが)」
レネコ : 「それもそうかも!」 床に立つ
レネコ : 「びっくりしたけど助かったよ~!ありがとありがと!」
木戸 忠継 : 「…ん。元気そうでなにより」場違いなまでに快活な態度に小さく笑う
木戸 忠継 : 「ところで……ここがどこかわかるか?」
レネコ : 「ここ?それなら研究所だよ。あれ?元研究所なんだっけ?」 斜め上に目線を向けながら
木戸 忠継 : 「……研究所?あー、確かに……?」周囲を見て首を傾げる。
木戸 忠継 : 「そうだな、それじゃあ……どうしてあんなところから落ちてきたんだ?人の通る場所じゃないだろ」天井のダクトを指さして。
レネコ : 「ちょっと待ってよ!ずるい!!」
レネコ : 「あなたばっかり質問してずるい!次はあたしにも質問させて!!」
木戸 忠継 : 「……」そう来たか、と若干呆れにも似た表情を浮かべるが……彼女の態度に焦る気持ちが薄れたのか、小さく笑う。
木戸 忠継 : 「ん、わかった。いいぜ」目線を合わせるようにしゃがむ。
レネコ : 「やったー!」
レネコ : 「じゃあ、にんげんさん。あなたの名前教えて!」
木戸 忠継 : 「……木戸忠継。木戸が名字で、忠継が名前」
レネコ : 「ほほーん、キドタダツグ!じゃあタダツグって呼ぶね」
レネコ : 「あ、あとねあとね、あたしはレネコ!」 聞かれてないのに自己紹介を始める
レネコ : 「一応、“いんふいにていこーど” って呼ばれてるけど、ながいし、かわいくないから、そう呼ばれるのはあんまり好きじゃないな~。キドタタツグみたいにかっこよくもないし」
レネコ : 「ちなみに、レネゲイドビーイングで、”いんふいにてぃこーど” だからレネコね!」 気に入っている名前なのか、どやっと胸を張っている
木戸 忠継 : 「レネゲイドビーイングで、コードネームは"インフィニティコード"か……」仰々しい名前だな、と思いつつ
木戸 忠継 : 「そうだな、確かに『レネコ』の方が良い名前だ。よろしく、レネコ」
レネコ : 「でしょ~?よろしく、タダツグ!」
レネコ : 「じゃあ次はタダツグの番ね!あれ、なんだっけ。さっき何か聞いてたよね」
木戸 忠継 : 「悪いな。あー、そうだな…レネコの常識と俺の思う常識が違うのかも知れねぇけど」
木戸 忠継 : 「……なんで、あんなところから落ちてきたんだ?通路じゃねぇだろ、あそこ」上のダクトを指差す。
レネコ : 「あぁ、あれ?」 ダクトを見上げて
レネコ : 「逃げるために仕方なくって感じかな~」
木戸 忠継 : 「逃げ……って、は?今、逃げてる最中なのか?」
レネコ : 「そうですとも!サガエっていうおっかないおじさんに追いかけられてる途中だからね!」
木戸 忠継 : 「……なら、こんなところでモタモタしてたらダメだろ」
レネコ : 「そうだね~」 というものの、特に焦らずにキミのことをジッと見ている
木戸 忠継 : 「(……俺をここに閉じ込めたのも、そのサガエって野郎かその仲間か……なんだろうな。ロクなやつじゃないのは間違いねぇな)」
木戸 忠継 : 「……レネコ、ここを出よう。俺もここから逃げる必要があるんだ」
レネコ : 「あれ、そうなの?ここに住んでるのかと思っちゃってたよ」
木戸 忠継 : 「それは流石に趣味悪すぎんだろ」
木戸 忠継 : ドアとかそれに類するものがあったら破壊して逃げようとします!なければダクトに行きます。
GM : ドアはあります!でも、鍵はかかってません
木戸 忠継 : なに!?壊さないで済むなら壊さないぞ
木戸 忠継 : 「……あ?何だ、鍵かかってねぇのか……」ドアノブを回しかけるが、その前にレネコを振り返る。
木戸 忠継 : 「……このドアから逃げるんで大丈夫か?レネコ」
レネコ : 「もうあんな狭くて汚くてしかもおっこちるのはこりごりだよ~。そっちからいこいこ!」 近寄っていく
木戸 忠継 : 「おう。……行くぞ」レネコが側にやってきたのを確認してから、そっとドアの隙間から外を伺おうとする。
GM : では、キミが外の様子を確認しようとした瞬間だった。
GM : 轟音と共に、部屋の奥の壁が崩れ落ちる!
脆くなった壁に巨大な穴が空く。その向こう側には、壁を壊した張本人の姿があった。

骸骨ジャーム群

骸骨ジャーム群 : 「…………」
GM : それは、人間の白骨死体だった。
肉も内臓も命も無い骸骨が、その骨格を保ちながら一人でに動いている。
よく見れば、両手の骨が変形して鍵爪のようになっていた。この爪で壁を引き裂いて壊したのだ。
GM : そんな骸骨が一体、二体、五体……いや、もっといる。
ここから見えないだけで、穴の奥から気配はさらに感じる。
おそらくニ十体は優に超えるその骸骨達は、静かな敵意を忠継とレネコに向けていた。
木戸 忠継 : 「……おいおい、マジか……!」レネコとのやりとりで和んでいたが、その様を見てサッと頭の中が冷える。
木戸 忠継 : 「レネコ、逃げるぞ!」声をかけて、彼女の手を取る。
レネコ : 「え、逃げるの!?サガエのほねほねジャームいっぱいいるけど、逃げ切れる!?」
木戸 忠継 : 「いや、あの数を相手取る方がヤバい……!それとも何だ、実はレネコがすげぇ強いとか……」
レネコ : 「実はレネコはなんか凄いチカラなんて使えたことないんだな、これが」 何故かえへへと笑って
木戸 忠継 : 「自慢げに言ってる場合か!」
木戸 忠継 : レネコを脇に抱え、迷わずドアを開けて逃走します。
レネコ : 「わーごめん!!ありがと~!!」 そのまま抱えられて手と足をぷらぷらさせてる
GM : では、二人がジャーム達から逃走を開始したところで、シーン終了。
 
GM : HOロイス:レネコの感情を報告してください。
木戸 忠継 : 庇護/不安Pです!思ったより不安な存在だったよ。
GM : OK!本当にそうだよ

シーン3 災厄の種

GM : 凜音リオのオープニングになります。登場侵蝕のダイスをお願いします。
凜音 リオ : 1d10+36(1D10+36) > 6[6]+36 > 42

ゼノス本部 自室

GM : ある日、時刻は正午を回った頃。
今日は特に外出する予定もなく、キミはゼノス本部内の自室で好きな時間を過ごしている。
凜音 リオ : ヘッドホンを装着し、机の上に整然と配置されたワイドディスプレイを見つめる。
凜音 リオ : 画面に映るのは、市販品のパソコンには搭載されていないようなクリエイター向けのOSとその上に動くソフトウェア。
凜音 リオ : バンドスコアのようなタイムラインに鳴らす音を配置することで音楽を生み出す、DTMと呼ばれるものだ。
凜音 リオ : 「……少し、整然としすぎている気がします」 五本の指をリズミカルに弾いて机を叩く。
凜音 リオ : ヘッドホンを外して椅子から立ち上がると、そのままベッドの上に寝転がった。
凜音 リオ : 「……少し、充電しましょう」
凜音 リオ : この身体は睡眠を必要としない。心を得た今ではそれがとても便利でもあり、虚しくもある。
GM : ではそこで、コンコンコン、と部屋の扉をノックする音が聴こえてくる。
凜音 リオ : 「!」 二度目のコン、が聞こえるのとどちらが先かというタイミングですっと起き上がる。
凜音 リオ : 「どちら様でしょうか?」
GM : 扉の向こうから「私です」と返って来る。その声は、君がよく知っているものだ。
凜音 リオ : 瞬時にデータベースの配列の2項目目と照合する。
凜音 リオ : 「お入りください、リーダー」
GM : では、扉を開けて一人の少女が部屋の中へと入って来る。

都築京香

都築京香 : 「こんにちは。ごきげんよう、リオさん」
GM : ゼノスのリーダーであり、キミの主人。
“プランナー”都築京香はそう微笑みかけて挨拶する。
いつもより忙しい日なのか、今日は彼女と会うのは初めてだ。
凜音 リオ : 「ハローワールド。お元気で何よりです。何か御用でしょうか?」
都築京香 : 「えぇ、あなたにやってもらいたい“プラン”があります。お願いできますね」
凜音 リオ : 「はい。あなたのご命令とあらば、何なりと」
凜音 リオ : 右手を胸に当て、45度の角度でお辞儀をする。製造時にプログラミングされた動きだ。
GM : 京香は小さく微笑して、
都築京香 : 「寒河江巌、という男を止めてもらいたいんです」
凜音 リオ : 「サガエ。寒河江。かしこまりました」
凜音 リオ : 「その男の情報はございますか? あるいは、情報を集めるところからが私の仕事でしょうか?」
都築京香 : 「そうですね、簡単にですが教えておきましょう」 ベッドに腰かける
都築京香 : 「寒河江巌。“グリムリーパー”というコードネームのFHエージェント」
都築京香 : 「彼の欲望は、人類滅亡です」
凜音 リオ : 「!」
凜音 リオ : 「人間がなぜ同種を滅ぼそうとするのか、わかりかねます。何か理由があるのでしょうか?」
都築京香 : 「確かに理解しがたい欲望かもしれませんね。でも、そういう者も人間の中にはいるんですよ」 理由を知ってるのか知ってないのか、はっきりと答えない
凜音 リオ : 「……承知しました」 こういったときのリーダーは、これ以上の情報は与えない。深くは追及しない
都築京香 : 「寒河江は“インフィニティコード”と呼ばれるもののひとつを使って、人類滅亡を計画しているようです」
都築京香 : 「リオさんは、“インフィニティコード”という名は聞いたことはありますか?」
凜音 リオ : 「ゼノスのデータベースより、FHのコードウェル博士がそのようなプロジェクトに取り組んでいるとだけ」
凜音 リオ : 「詳細は、私のアクセス権限では閲覧できませんでした」
都築京香 : 「そうです。あの男が進めているプロジェクトのことですが……」
都築京香 : 「あれは実際にはレネゲイドの本質。その一部分を高めたものです」
都築京香 : 「今回寒河江が扱っているのは、兵器の一種のようなものであると思ってください」
凜音 リオ : 「人類を滅ぼすための兵器。そう理解すればよいでしょうか」
都築京香 : 「えぇ」 頷いて
都築京香 : 「我々レネゲイドビーイングが進化するために、人類はまだ必要だと私は考えています」
都築京香 : 「それに寒河江は、他の全ての生物もろともに人類を滅ぼしても構わないと考えているでしょう」
都築京香 : 「ゆえに、彼のことは止めなければならない。分かりますね?」
凜音 リオ : 「……」 計算中。
凜音 リオ : 「はい。リーダー。あなたにとっても、私にとっても、人間は守らなければならない存在です」
凜音 リオ : 脳裏に浮かぶエラーメッセージを封じ込め、事実だけを述べる。
都築京香 : 「えぇ、その通り」 にこっと笑う。その表情から感情は読めない
都築京香 : 「……それでは、まずあなたにはこれから、UGN日本支部へと向かって貰います」
凜音 リオ : 「FHではなく、UGNにですか?」
都築京香 : 「そうです。寒河江は今、廃棄されたFHの研究所を拠点にしているのですが……」
都築京香 : 「私はUGNにこの情報を提供し、寒河江を始末するように仕向けました」
都築京香 : 「UGNはこれから部隊を編成して、研究所の制圧作戦と、先に調査に向かったエージェントの救出作戦を実行するようです」
都築京香 : 「そして、その作戦にあなたも加われるようにお願いしておきました」
凜音 リオ : 「UGNの部隊と協力して寒河江巌を止める、合同作戦、と理解しました」
都築京香 : 「そういうことです」 ベッドに置かれていたクマのぬいぐるみを二匹持って、近くに寄せる
凜音 リオ : 「……」 🐻🐻←心象風景
凜音 リオ : 「……ひとつ、確認させてください」
凜音 リオ : 「敵の抵抗が激しく生命活動を保ったままの鎮圧が困難である場合の対処は、どうすべきでしょうか」
都築京香 : 「そうですね……」
都築京香 : 「質問を返すことになりますが、リオさんはどうすべきだと思いますか?」
凜音 リオ : 「……」
凜音 リオ : 大量のエラーログが補助記憶媒体に書き込まれるのを感じる。
凜音 リオ : 「それが多数の人命を奪う結果になりうるのであれば、手段を選ぶべきではないと考えます」
都築京香 : 「そうですね。その考えも間違っていないでしょう」
都築京香 : 「なので、私はどうすればいいかは命じません。その時のリオさんの判断に任せます」
都築京香 : 「リオさんなら大丈夫だと思って、この“プラン”にあなたを選びましたからね」 微笑みかける
凜音 リオ : 「わかりました。その言葉を信じます」
凜音 リオ : 「……」
凜音 リオ : 目を瞑る。脳裏に浮かぶのは、補助記憶媒体の一番奥底に刻まれた映像。
凜音 リオ : 「コードネーム“腐り姫(ゾンビクイーン)"、UGNとの合同作戦を開始します」
都築京香 : 「はい、よろしくお願いしますね。良い結果を期待しています」
GM : では、リオは玄関まで京香に見送られてUGN日本支部へと向かっていく……といったところでシーン終了。
 
GM : HOロイス:インフィニティコードの感情を報告してください。
凜音 リオ : インフィニティコード 〇好奇心/脅威 でロイスを取得します!
GM : 了解!

シーン4 危険な男

GM : 黒葉丹花のオープニングになります。登場侵蝕のダイスをお願いします。
黒葉 丹花 : 1d10+28(1D10+28) > 5[5]+28 > 33

東京 市街地

GM : かつて、キミは“グリムリーパー”寒河江巌というFHエージェントと交戦したことがある。
GM : 数ヵ月前、その事件は東京の街で起きた。
UGNからの緊急の出動要請を受けて現場に急行したキミは、そこで地獄絵図に直面する。
寒河江巌 : 「死ね────死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねええええええ!!!」
GM : 街を息苦しい《ワーディング》で包みこみ、憎悪の叫びと共に周囲に重力波を乱射する男、寒河江巌。
強烈な重力に圧し潰されて即死していく罪無き人々。
キミよりも先にこの場に駆けつけるも力及ばず、圧縮されて肉のキューブに変えられたUGNエージェント。
寒河江巌 : 「ハァ、ハァ……あぁ?」
寒河江巌 : 「貴様は……なんだ?見覚えがあるような……」
GM : 寒河江は新たな気配に気付き、首だけでキミの方に振り向く。
虐殺の限りを尽す化物の狂った目が、キミを捉えた。
黒葉 丹花 : 「……はあ、まさかわたしまで前線に引っ張りだされるなんて」キューブ状にされたUGNエージェントを冷たい目で見降ろしながら
黒葉 丹花 : 「久しぶりだね、ええと~」
黒葉 丹花 : 「……"サザエ"おじさんだったっけ?」にんまりと笑いながら、ジャームと目を合わせ
寒河江巌 : 「違う、サガエだ。……あぁ、なるほどな、今のふざけた顔で思い出したよ」
寒河江巌 : 「貴様、“ブラックジョーカー”か。死んだと聞いていたが、まさか生きていたとはな」
黒葉 丹花 : 「キミの方こそ、まだ生きていたんだね~」
黒葉 丹花 : 「相変わらずこれだけ派手に暴れてるのにさ?」
寒河江巌 : 「当たり前だ。私はまだまだ死ねん……」
寒河江巌 : 「この地球上に存在する、全ての人間を殺し尽くすまではな……!」
黒葉 丹花 : 「全ての人間を殺し尽くす、ねえ」
黒葉 丹花 : 「そんなに好きなんだ?人殺しが」
寒河江巌 : 「好き……だと?」
寒河江巌 : 「私が、好きで人を殺していると思っているのか!」
黒葉 丹花 : 「……え、違うの?アブノーマルな趣味の痛いおじさんって思ってたけど、ず~っと」わざとらしく驚いて
寒河江巌 : 「私はそんな趣味は持っていない」
寒河江巌 : 「私が人間を殺す理由、それがお前には分からないのか?」
黒葉 丹花 : 「え~、そんなにカップルの痴話喧嘩みたいに理由を聞かれても分かんないな~」まだそんなに親しい間柄でもないしさ、と笑って
寒河江巌 : 「そうか、分からんか……」 一瞬、目を伏せて
寒河江巌 : 「そんな当然のことが、貴様には分からんのか……!」
寒河江巌 : 「どんな生物よりも浅ましく、醜く、害悪をまき散らす……人間という最悪の種を殺す理由が分からないのか!!!」 寒河江は血走った目でキミを睨みつけ、叫ぶ
黒葉 丹花 : 「浅ましく、醜く、害悪を撒き散らす……?自己紹介?」首を傾げて
寒河江巌 : 「ハッ、そうだ……その通り。私も醜い人間の一人さ」
寒河江巌 : 「だから私はこの世の全ての人間を殺した後、人間のいない世界を一目見て……そして私も死ぬんだ……。それこそが我が欲望だ……!」
黒葉 丹花 : 「つまりは人類みんなと無理心中……?」
黒葉 丹花 : 「どうせ死ぬなら一人で死になよ、ご立派な理由まで付けて迷惑だな~……」能力を付与したトランプを広げて
寒河江巌 : 「理解を得ようとは思わん。貴様のようなアホ面に理解出来るとはもう思っていないし、もし他の人間が理解しているのなら、人類は私が手を下すまでもなく滅亡しているだろうからな……」
寒河江巌 : 「それで……そのトランプはなんだ?貴様も私の邪魔をしにきたというわけか」
黒葉 丹花 : 「うん、これでも仕事だからね」
黒葉 丹花 : 「……とはいえ、おじさんとは違って、わたしは趣味も兼ねてるんだけど」
黒葉 丹花 : 「一度、バカで無力と侮った小娘に負けてみるといいよ」
黒葉 丹花 : 「生かさず殺さずで可愛がってあげる♪ 意外とヘンな趣味に目覚めて、生きる希望も湧いてくるかもよ?」トランプを構えて笑う
寒河江巌 : 「生きる希望だと?馬鹿げたことを言う……」
寒河江巌 : 「そんなことは起こらない。貴様は今ここで私に負け、そして死ぬんだからな!!」
GM : ────その後、キミは寒河江と交戦を開始。
しかし、この時は決着はつかず、両者痛み分けとなって寒河江を取り逃がす結末となった。
 

場所UGN日本支部 会議室

GM : 時は現在、UGN日本支部の会議室。
キミはUGN日本支部長“リヴァイアサン”霧谷雄吾に任務の依頼で呼び出されて、この場所へやってきた。

霧谷雄吾

霧谷雄吾 : 「よく来てくれました、丹花さん」
霧谷雄吾 : 「さっそくですが、任務の話をさせてもらいましょう」
GM : 目の前にいる霧谷が落ち着いた口調で話しかける。
だがわざわざ彼に呼び出されたということは、今回もただことではないだろう。
黒葉 丹花 : 「またわたしが出張らないといけないような事案なんですか?」恩人の霧谷くんには敬語の丹花
霧谷雄吾 : 「はい。それに今回は、あなたが最も適任であると判断しました」
黒葉 丹花 : 「適任?」首を傾げて詳しい説明を促す
霧谷雄吾 : 「────“グリムリーパー”、寒河江巌」
霧谷雄吾 : 「人間を憎悪し、殺戮を繰り返す極めて危険なFHエージェント……彼のことは知っていますね?」
黒葉 丹花 : 「……ああ、あのおじさんのことですか」
黒葉 丹花 : 「勿論、知ってますよ。わたしは最近、見掛けてませんけど」
黒葉 丹花 : 「……また彼が何か?」
GM : 霧谷は頷いて、
霧谷雄吾 : 「“グリムリーパー”が現在、あるFHの研究所跡に潜伏しているという情報を得ました」
霧谷雄吾 : 「真偽を見定めるために調査員を送りましたが、音信不通になっています。最悪、すでに死亡している可能性もあるでしょう」
GM : 霧谷はキミにタブレット端末の画面を見せる。
調査員の名前は鷹栖英司。“サンドホーク”というコードネームのUGNのエージェントだ。
霧谷雄吾 : 「丹花さんには他のエージェント及び協力者と共に彼の救出を。そして可能であれば、“グリムリーパー”の討伐をお願いしたいのです」
黒葉 丹花 : 「なるほど、討伐依頼」
黒葉 丹花 : 「おじさんを倒しに行くのは一向に構いませんし、むしろ『待ってました!』って感じですけど~……」
黒葉 丹花 : 「その前にひとつ質問いいですか?」
霧谷雄吾 : 「もちろん」
黒葉 丹花 : 「他に協力者がいるって話でしたけど、その子達は戦力的に大丈夫なんです?」
黒葉 丹花 : 「ほら、前回は他のUGNエージェント達が勝手に全滅してサイコロになってたじゃないですか~?」
霧谷雄吾 : 「そうですね……」 少し考えて
霧谷雄吾 : 「それについては、まずはこの情報を確認してもらいましょう」 そういってタブレット端末の画面を切り替える
黒葉 丹花 : 「?」言われるがままにタブレットに視線を落とす
GM : 画面に表示されたのは、二名のオーヴァードの情報だ。
一人は“靑く眩き暈ディズィー”、雲隠ミソラ。三年前に訓練生を卒業した、十五歳のUGNチルドレンだ。
能力が数値化されたグラフを見れば、実力は申し分ないだろう。
GM : そしてもう一人は“腐り姫ゾンビクイーン”、凜音リオ。
だが、こちらは名前と顔以外はほとんど情報がなかった。
黒葉 丹花 : 「わお、ニンジャ?実在してたんですねニンジャ?」ミソラちゃんのデータを見て
霧谷雄吾 : 「していますよ。彼女は忍者の末裔です」
黒葉 丹花 : 「へえ、いいですね?なんだか夢があって?」ちょっとテンションが上がってる
黒葉 丹花 : 「データを見る限り、実力も申し分ないみたいですし~?」
黒葉 丹花 : 「……けど、もう一人は?雑な名刺より情報ないですよね?」
霧谷雄吾 : 「……凛音リオ、彼女はゼノスのレネゲイドビーイングです」
霧谷雄吾 : 「“プランナー”から我々の作戦に参加させて欲しいと頼まれまして。彼女にも協力してもらうことになりました」
黒葉 丹花 : 「プランナーから?」
黒葉 丹花 : 「……ん~、ゼノスの人って信用していいんですかね~?」
霧谷雄吾 : 「それは場合による、としか言いようがありませんね」
霧谷雄吾 : 「まず、今回彼女が作戦に参加することになった経緯なのですが」
霧谷雄吾 : 「“グリムリーパー”の情報を提供したのは、他でもないゼノスからなのです」
黒葉 丹花 : 「は~、なるほどなるほど~?」
霧谷雄吾 : 「その情報提供と共に、“腐り姫”の作戦参加を要求してきたというわけです」
黒葉 丹花 : 「ふむふむ……そういう事なら一旦、共闘作戦については信用していい……のかなあ……?」
黒葉 丹花 : 「────けど、仮にもFHに所属していた私が言うのもおかしな話ですけど」
黒葉 丹花 : 「例のクーデター計画以降、UGNが大幅に弱体化したって本当なんですね~……おじさんの居場所を探るのに、別組織(ゼノス)の助けがいるなんて~……」
霧谷雄吾 : 「……そうですね」 目を伏せて
霧谷雄吾 : 「だからこそ、敵か味方か曖昧な組織でも、それがUGNの利益となる場合は使っていかなければならないと私は思っています」
霧谷雄吾 : 「“プランナー”も何らかの思惑があって今回のようにUGNのことを利用していますが、それならばこちらも利用し返すまで」
霧谷雄吾 : 「……それと、UGNが大幅に弱体化したというのは事実ですが」
霧谷雄吾 : 「信頼のできる、心強い仲間も増えているから大丈夫ですよ」 微笑みかける。キミのことを示しているのだろう
黒葉 丹花 : 「……ふふ、そんなことを言われたら、頑張って期待に応えなきゃですね」
黒葉 丹花 : 「ではでは、安心して報告を待っていてください霧谷さん」
黒葉 丹花 : 「わたしの本職はディーラー!見知らぬ相手との駆け引きは得意も得意!さっき言って貰った通り、色々な意味で適任ですから、絶対いい結果を持ち帰ってきますよ!」
霧谷雄吾 : 「えぇ、期待しています」
霧谷雄吾 : 「あなたが持つ“幸運”に、今回も私は賭けさせてもらいますね」 そう言って、キミに信頼の笑みを向けた
GM : そうして、丹花が会議室を出たところでシーン終了。
 
GM : HOロイス:寒河江巌の感情を報告してください。
黒葉 丹花 : 懐旧/脅威のN表で寒河江巌にロイスを取得します!
GM : 了解!

シーン5 生死不明

GM : 雲隠ミソラのオープニングになります。登場侵蝕のダイスをお願いします。
雲隠 ミソラ : 1d10+49(1D10+49) > 6[6]+49 > 55

UGN支部 訓練場

GM : これは三年前、キミがまだ訓練生だった頃のことだ。
当時、キミは訓練教官の鷹栖の指導を受けていた。
鷹栖英司 : 「よし。そろそろ休憩にしようか、ミソラ」
GM : 迫り来る卒業試験に向けて、キミはその日も鷹栖との訓練に励んでいた。
鷹栖は真剣な表情を緩め、訓練用の武器を下ろしてキミに笑いかける。
雲隠 ミソラ : 「は〜いセンセ〜!」
模擬刀をぽいっ、と放りだして先生の元へ駆け寄る
鷹栖英司 : 「っておいおい、模擬刀を放り出すな放り出すな。しかもまだまだ元気じゃねえか」 しょうがないやつだ、と笑う
雲隠 ミソラ : 「え〜? 終わったから〜もうよくない〜? ダメ〜?」
体力が無限に有り余ってるのか、鷹栖の体をよじ登りはじめる
鷹栖英司 : 「だめっていうか、もしこういう適当な扱いしていつか何か壊しちまったら俺が弁償……おいコラ!よじ登るな!」 そうは言うが、慣れたことなのかあまり抵抗はしない
雲隠 ミソラ : 「キャッ〜チ!」
鷹栖の首と胴に手と足でしがみついたのもつかの間、動きを止める。
雲隠 ミソラ : 「あ、ミソラ〜、お腹が空いた〜!」
急にぽん、っと鷹栖から下りると訓練場の隅に置いた自分のカバンへ走る。
小走りとはいえ、つむじ風が駆け抜けていくよう。
雲隠 ミソラ : 「センセ〜、ちょっと待って〜。」
鷹栖の元へ戻ってくるなり、ごそごそと鞄を漁ってラップに包まれた黒い塊を取り出す。
雲隠 ミソラ : 「おにぎり〜。センセイも欲しい〜?」
鷹栖英司 : 「お、くれんのか?ちょうど腹減ってたとこなんだよ」
雲隠 ミソラ : 「あげる〜! ミソラがね〜。作ったんだよ〜!」
2つのおにぎりのうち、片方を手渡す。
ずっしりと重たい爆弾おにぎりだ。
鷹栖英司 : 「おっ……!」 ずしっとした重みに驚き
鷹栖英司 : 「なんか……ずいぶん重くね?」
雲隠 ミソラ : 「いっぱい詰めたよ〜? しゃけとか〜、玉子とか〜、ツナとか〜、焼き芋とか〜、明太子とか〜……あと何入れたかな〜……」
鷹栖英司 : 「ちょっと待て待て!なんだその具盛り沢山のミックスおにぎりは!!」
雲隠 ミソラ : 「いっぱい入ってたら〜、嬉しくな〜い?」
鷹栖英司 : 「そうかあ!?味がごちゃごちゃにならねえ!?」
雲隠 ミソラ : 「そ〜ぅ? 変な玉とかより美味しいよ〜?」
兵糧丸のことだろうか……味覚に関してはあまり良い成長はしなかったようだ
鷹栖英司 : 「変な玉っつーと……」 ミソラが忍者なことを思い出して、あれかと思い当たる
鷹栖英司 : 「うーん……まあ、食わず嫌いは良くねえしかわいい教え子が作ってくれたくれたんだ。いただくよ」 おにぎりの包みを取る
雲隠 ミソラ : 「やった〜! ミソラも食べよ〜っと」
鷹栖英司 : 「よっしゃ。いただきますっと」 床に座ると口を大きく開け、おにぎりを一口食べる
鷹栖英司 : 「…………」 口を動かすが、何とも言えない表情だ
雲隠 ミソラ : 「…………!」
鷹栖の反応を見て、がーん、という顔をする
鷹栖英司 : 「あ、いや待て待て、別にまずいってわけじゃないぞ!」 呑み込むと、ミソラの顔を見て焦って
雲隠 ミソラ : 「ほんと〜? やった〜!」
素直に鷹栖の言葉を受け入れる
鷹栖英司 : 「お、おう!こう……なんだ?初めての味にびっくりしちまって最初はちょっと衝撃を受けたっていうか……」
鷹栖英司 : 「よく味わってみればというか味わいしか襲い掛かってこないというか、つまり色んな具が戦争して……個性的な……ここでしか食べれないレアなおにぎりで悪く無いって感じだ!!」
雲隠 ミソラ : 「よぅ〜し、次は2個持ってくるね〜! 具も増やしちゃお〜」
ミソラには言外の訴えの効果がないようだ……
鷹栖英司 : 「エ゛ッ!?おぉ……楽しみにしとくよ……」
鷹栖英司 : 「……俺自身と、まだ見ぬミソラの恋人や将来の結婚相手のためにもちゃんと言うべきだったかなぁ……」 おにぎりをもごもご食べながら、キミに聴こえない位小声で呟く
雲隠 ミソラ : 満面の笑みでおにぎりを頬張っている。
おにぎりを食べることも好きだが、センセイに食べてもらえたのが嬉しいらしい。
GM : ……そうして、キミは鷹栖と楽しく会話しながら、おにぎりを食べ終わる。
鷹栖英司 : 「……ふぅ。そういや、ミソラももうすぐ卒業か……早いもんだな」 満腹になった自身の腹に触れながら、ふと思い出したように言う
雲隠 ミソラ : 「ん〜〜そうだね〜〜。………ミソラは、まだ卒業したくないなあ〜……。」
鷹栖英司 : 「ん?そりゃなんでだ?卒業試験が不安か?」
雲隠 ミソラ : 「落第はイヤだし〜、そもそもミソラは落ちないけど〜〜……。」
雲隠 ミソラ : 「センセイがこうして〜授業してくれなくなるの〜……さみしい〜………。」
鷹栖英司 : 「……そういうことか。ははっ、そりゃ結構悪い気分じゃないな」 嬉しそうに笑みを見せる
雲隠 ミソラ : 「むぃ〜〜っ。えぃ〜。」
鷹栖の脇腹をつつく。たわむれながらも鋭い。
 
「センセイはさみしくないの〜? ずるい〜。」
鷹栖英司 : 「おふっ、やめろ今おにぎりで結構腹が……やめんかっ」 手を防ぎながら
鷹栖英司 : 「いや、そうだなぁ……寂しいっていうわけじゃねえんだが……」
鷹栖英司 : 「…………」
鷹栖英司 : 「ミソラには、このままUGNチルドレンとしてエージェントになってほしくねえな……って、思うことは……あるな……」 目を伏せながら、少ししんみりとした感じに言う
雲隠 ミソラ : 「え〜? 今まで授業してたのに〜。へんなの〜。」
急にしんみりした鷹栖を見て、くすくすと笑う
鷹栖英司 : 「はは、まあ変な話だよな」
鷹栖英司 : 「さっきミソラが言ってた通り、お前は試験には落ちないよ。俺が受け持ってる生徒の中でも、お前の実力はピカイチだ」
鷹栖英司 : 「お前はきっと多くの人を守れる優秀なエージェントになれる。それは今まで近くで見てきた俺が保証出来る」
鷹栖英司 : 「でもさ、優秀なエージェントってやつは、それだけ危険度や難易度の高い任務に就かされるだろ?」
鷹栖英司 : 「そうなったら、死んだりジャームになる可能性が他の奴より高くなっちまう……それがおれは心配なんだよ」 ミソラの目を見て
雲隠 ミソラ : 「………今のセンセイの目〜、ミソラけっこう好き〜。………嬉しい〜。」
鷹栖の目を見つめて
雲隠 ミソラ : 「でも、ミソラは昔から色々やってきたも〜ん、そうそうやられたりしないよ〜。」
雲隠 ミソラ : 「だからセンセイも安心して〜。生き延びて〜、何度でも遊びにくるよ〜!」
鷹栖英司 : 「……そうか」
鷹栖英司 : 「そうだな……。心配するより、まずは教官の俺が、生徒のお前のことをちゃんと信じてやらなきゃいけねえよな」 自分に言い聞かせるように
鷹栖英司 : 「頼むぜ、ミソラ。卒業してもちゃんと生き延びて、また遊びに来ておにぎり作ってくれよな」 キミの言葉で不安は多少消えたのか、嬉しそうに笑いかける。
雲隠 ミソラ : 「あたりまえ〜! センセイも、ずっといてね〜! 住む場所変えたら〜、ちゃんと教えてね〜?」
鷹栖英司 : 「住む場所?そりゃもしも遠くに引っ越すことにでもなったら教えるさ」
鷹栖英司 : 「教えなかったらお前、勝手に調べてついてきちまいそうだしな」 冗談っぽく笑う
雲隠 ミソラ : 「まあね〜。えへへ〜、センセイもよくわかってる〜。」
冗談ではなかった
鷹栖英司 : 「割とマジっぽいな……」 小声で
鷹栖英司 : 「……っと、予定してた休憩時間ももう過ぎてたか」 腕時計を確認して
鷹栖英司 : 「そろそろ再開するぞ、大丈夫か?」
雲隠 ミソラ : 「隙あり〜!」
返事代わりに鷹栖の背後から抱きついて、いつのまにか持っていた模擬刀を首に押しあてようとする。
鷹栖英司 : 「って、おい!そりゃ反則だろ!!」 と焦って言うものの、しっかりと模擬刀を腕で防いでる
雲隠 ミソラ : 「あれ〜? センセ〜、わかってた〜?」
不意討ちを防がれたものの、何か楽しいのだろうか、んふんふと笑う。
鷹栖英司 : 「ま、お前も俺の不意を突くにゃまだまだってことだ!」
鷹栖英司 : 「じゃあ改めて……行くぞ、ミソラ!」 こちらも模擬刀を手に取り、楽し気に笑いながら向かい合う
雲隠 ミソラ : 「かかってこ〜い!」
何様のつもりか、そんな掛け声を上げて鷹栖へ向かっていく。
 

UGN日本支部 屋上

GM : 時間は戻り、現在。
キミは霧谷から鷹栖の救出、そして寒河江の討伐任務を引き受けた。
……鷹栖は生きているのか、それとも殺されてしまったのか。
GM : 作戦の開始、及び集合時間はまだ少し先だ。
しかし瞼を閉じれば、いつかの鷹栖との思い出が頭の中に蘇る。
……時間までに、気持ちの整理をつけておかなければいけないだろう。

雲隠ミソラ

雲隠 ミソラ : ──支部の屋上。
 
縁から足を投げ出して、おにぎりを一つ手に取る。
具をちゃんと分けて、小さめにたくさん作ったおにぎり。
 
「センセイも世話がやけるなあ〜。 ボクがお迎えに行かないとダメなんてさ〜。」
 
死んでいるかもしれない、なんて思ってない。
仮に思っても、そんな考えは殺す。
 
自分のセンセイなのだ。
信じなくてどうする。
GM : では、そうしている内に時間は近付き、今回の作戦を共にするエージェント達が屋上に集い始める……
GM : というところで、シーン終了。
 
GM : HOロイス:鷹栖英司の感情を報告してください。
雲隠 ミソラ : 幸福感/不満のP!
一緒にいるとハッピー/もうなかなか会えなくて不満
って感じです
GM : 了解!かわいいね

シーン6 突入

GM : ここからミドルフェイズになります。
まずはミソラ、丹花、リオの合流シーンから。三人は登場侵蝕のダイスをお願いします。
雲隠 ミソラ : 1d10+55(1D10+55) > 6[6]+55 > 61
黒葉 丹花 : 1d10+33(1D10+33) > 4[4]+33 > 37
凜音 リオ : 1d10+42(1D10+42) > 1[1]+42 > 43

UGN日本支部 屋上ヘリポート

GM : 霧谷の依頼から約一時間後、時刻は二時頃になる。
ミソラ・丹花・リオの三人は、UGN日本支部屋上に集まった。
GM : 寒河江が潜伏しているFH研究所跡へはここからヘリで向かうらしい。
しかし、ヘリポートには一台もヘリコプターの用意はない。
空っぽの屋上には強い風がただ吹き抜け続けているだけだ。
GM : 霧谷が手配を忘れるわけもないし、まだ出発の時間まで数分はあるが……。
雲隠 ミソラ : 「ね〜、そこ遠くな〜い? こっち来てお話しよ〜。」
凜音 リオ : 「……」少しきょろきょろと様子をうかがっていたが、そう呼ばれて近づく。
雲隠 ミソラ : 「ボク、雲隠 ミソラ〜。コードネームの方がいいかな〜? "靑く眩き暈ディズィー"だよ〜。 よろしくね〜。」
凜音 リオ : 「すみません、他の組織の拠点というのは初めてで」
雲隠 ミソラ : 「あ、ゼノスの人〜。 じゃあレネゲ……なんとかなんだ〜?」
黒葉 丹花 : 「ミソラちゃんね?霧谷さんから聞いてるよ~、優秀なニンジャなんだって~?」
雲隠 ミソラ : 「そうだよ〜。忍者の末裔なのだ〜。にんにん〜、なんてね〜。」
黒葉 丹花 : 「あっ、やっぱり言うんだね、ニンニンって~」クスクス笑って
凜音 リオ : 「ハローワールド、ミソラさん。私は型名:RR-01、個体識別名:凜音リオ。コードネームは“腐り姫(ゾンビクイーン)”。お好きな名前でお呼びください」
黒葉 丹花 : 「ん~?型番?って?」簡潔な自己紹介に首を傾げる
凜音 リオ : 「私は天ノ川重工製・汎用高機能人型ロボット。伝わりやすい言葉で言うならばアンドロイドなのです」
雲隠 ミソラ : 「じゃあ〜、リオちゃんは1/4くらいはボクと一緒だ〜。メカ仲間〜、いえ〜い。」
黒葉 丹花 : 「えっ、二人ともアンドロイドなの!?」いや、二体とも…?と驚いて
凜音 リオ : 「なるほど。25%は機械化しているのですね」 合わせていえーいのポーズをする
雲隠 ミソラ : 「ボク、サイボーグ〜。なんだっけ〜、色々埋め込んでるよ〜。おにぎりだね〜。」
凜音 リオ : 「推定:自分の身体的特徴を食べ物に例えたユーモアでしょうか?」
雲隠 ミソラ : 「そう、そゆこと〜。ホントに食べたら美味しくないと思う〜。イガイガしそう〜。」
黒葉 丹花 : 「あ~、なるほど~?独特のセンスだね、流石はニンジャ(?)」
凜音 リオ : 「ところで、あなたも今回の作戦に参加するUGNの方で間違いありませんか?」
黒葉 丹花 : 「あ、そうだそうだ、わたしも自己紹介しなきゃね」
黒葉 丹花 : 「わたしは黒葉 丹花、UGN所属のディーラーだよ~」
黒葉 丹花 : 「アンドロイドでもサイボーグでもない普通の人間だけど、これからよろしくね?」
凜音 リオ : 「把握しました。よろしくお願いします」
雲隠 ミソラ : 「元FHなんだよね〜。あ、ボクは気にしないから安心して〜。」
どこから詳細情報をかっぱらってきたのか、経歴を断言する
凜音 リオ : 「FH……!」 視覚モジュールを丸くする
黒葉 丹花 : 「あれ……?どうして知ってるのかな、任務を円滑するためにも黙ってようと思ってたのに……」
黒葉 丹花 : 「あ、これこそニンジャパワーってやつ……?」とりたてて慌てた様子もなく笑う
雲隠 ミソラ : 「あ〜………もしかして秘密だった〜……?」
雲隠 ミソラ : 「あは〜〜………ごめ〜ん……」
照れ笑いから入るものの、謝罪は真面目にする
黒葉 丹花 : 「ん~……別にいいよ、あんまりイロイロ秘密にしてるのも悪いし……?」
凜音 リオ : 「どのような経歴があるにしても、日本支部長の推薦があったと聞いています。問題ありません」
雲隠 ミソラ : 「もう絶対いいふらしたりしませ〜ん……」
土下座する
黒葉 丹花 : 「初めて見たよ土下座」
凜音 リオ : 「私も文献でしか存じませんでした。本当に実践される方がいるとは…」
黒葉 丹花 : 「ん~……ミソラちゃんもリオちゃんも理解してくれたみたいだし、本当にいいんだけど、そうだな~……」
黒葉 丹花 : 「あ、後で忍法とかいろいろ見せてよ、それでチャラにしよ?」興味あるんだニンジャ、と笑って
雲隠 ミソラ : 「御意〜〜! ありがとう〜〜!」
凜音 リオ : 「忍法」 興味ありげ
雲隠 ミソラ : 「まぁボクのはインチキだけどね〜、それで良ければ任務中に〜」
凜音 リオ : 「……任務中に迂闊な行動はなさらないよう、くれぐれもお気をつけください」 無表情だが、若干不安そうに
雲隠 ミソラ : 「……ゔ。気をつけま〜す………」
いつも同じ文言で怒られる上司が目に浮かぶ
黒葉 丹花 : 「わたしは楽しみにしてよ~、口寄せの術で春日恭二とか呼び出すとこ~」
雲隠 ミソラ : 「あはは〜、無理〜。春日のおじさんの眼鏡壊しちゃったし〜。」
凜音 リオ : 「(今回は、私が任務を主導する必要があるでしょうか)」 同行者のパーソナリティを分析中
雲隠 ミソラ : 「ところで〜。ヘリってまだ〜?」
黒葉 丹花 : 「あ、そういえばヘリで移動するって話だったよね」
凜音 リオ : 「データ同期……まもなく出発の時刻です」
GM : では、三人がそう話していると、
GM : バババババッとプロペラが激しく回転する音と共に、ヘリコプターが屋上に到着する。
予定された時間ぴったりだ。おそらく、ついさっきまでも他の任務でエージェントを乗せて飛び回っていたのだろう。
凜音 リオ : 「飛行物体の接近を確認。不審点……なし。あれが今回の作戦で使用されるヘリと推測します」
雲隠 ミソラ : 「一番乗り〜!」
気づくと既にヘリに乗り込んでいる
黒葉 丹花 : 「あ、先越されちゃった~」
凜音 リオ : 「……!」 一番前の席を取られたことに気づく
雲隠 ミソラ : 「あ、前の席が良かった〜? 譲るよ〜?」
凜音 リオ : 「……いえ、作戦に関係ないので問題ありません」
凜音 リオ : そう言って後ろの席にちょこんと座る
黒葉 丹花 : 「問題ありません、ねえ?」アンドロイドにも一番が良かったとかいう気持ちがあるのかな、と笑う
雲隠 ミソラ : 「気にしなくていいのに〜。リオちゃんがいいなら〜、ボクが満喫しちゃうね〜。」
凜音 リオ : 「適度な休息は任務の成功率向上につながります。私のことはお気になさらず」
黒葉 丹花 : 「ふ~ん……」
黒葉 丹花 : 「あっ、そういえば、席順とは関係ないんだけどさ?」空いている席について
凜音 リオ : 「何かご質問でしょうか?」
黒葉 丹花 : 「ううん、おじさん……じゃなくて"グリムリーパー"の話」
黒葉 丹花 : 「あの人の能力って重力操作みたいだから、プロペラ部分に攻撃されたら一撃で墜落するよね、このヘリ」まるで脅しつけるように言って笑う
凜音 リオ : 「なるほど。フィクションの世界では頻繁に用いられる展開です」
雲隠 ミソラ : 「大丈夫〜。落ちるの見てから〜、一人くらいは抱えて〜、出られるよ〜。」
もう一人をどうするのか、気づいてないのか触れていない
黒葉 丹花 : 「あ、知ってるよ?風呂敷を広げて飛ぶやつでしょ?」
凜音 リオ : 「……私も飛行モジュールを搭載しているので、万が一墜落しても脱出は可能です」 もう一人をどうするのか、気になったが触れない
雲隠 ミソラ : 「あは〜、飛ぶより落ちた方が速いよ〜?」
黒葉 丹花 : 「ふたりとも飛べるなら大丈夫か、わたしはミソラちゃんに抱えて貰えばいいしね?頼りにしてるよ?」ニコッと笑って
黒葉 丹花 : 「むしろそっちの方が楽しそうだし、墜落していいよ~パイロットさん♪」
雲隠 ミソラ : 「まっかせて〜。ん〜……パイロットさん?」
どうやら明らかに救える人数が足りてないことに気づく
凜音 リオ : 「本当に大丈夫でしょうか……」
雲隠 ミソラ : 「まぁいいや〜! いざとなったら往復しよ〜っと」
有事になれば自分の能力で強引に解決するつもりのようだ
GM : では生真面目そうなパイロットの男が「墜ちませんし、ちゃんと送り届けますよ」と困り気味に返した後、三人を乗せたヘリが離陸する。
FH研究所跡へと向かって飛んで行ったところでシーン終了。
 
GM : ロイスの取得と感情変更があれば可能です。
黒葉 丹花 : ミソラちゃんにロイスを取得しよ!好奇心/不安のP表で!!
system : [ 黒葉 丹花 ] ロイス : 3 → 4
GM : 了解!

シーン7 合流

GM : シーンタイトル通り、全員合流のシーンになります。
最初は忠継のみの登場となりますが、登場侵蝕のダイスはここで全員お願いします。
木戸 忠継 : 1d10+42(1D10+42) > 3[3]+42 > 45
雲隠 ミソラ : 1d10+61(1D10+61) > 3[3]+61 > 64
黒葉 丹花 : 1d10+37(1D10+37) > 6[6]+37 > 43
凜音 リオ : 1d10+43(1D10+43) > 7[7]+43 > 50

FH研究所跡 通路

GM : 忠継とレネコが骸骨達から逃げ始め、一時間以上が経った頃。
レネコ : 「はぁ、はぁ……ちょっと待って……ちょっときゅーけーしよぉ……」
GM : レネコが息を切らして、床にぺたんと座り込む。
彼女はすっかり疲れてしまっているようだった。忠継もそれなりに疲労は溜まっているだろう。
というのも体力的な問題というよりは、骸骨達の行動のせいだった。
あの骸骨達の動きは鈍い。走って撒く程度なら簡単に出来る。
GM : しかし、奴らは逃げ切った先で突然目の前に回り込んで現れる。
まるで、二人がどこを逃げているのか分かっているのかのように。
そしてまた追いかけっこが始まり、同じような通路をぐるぐると回らされ始めるのだ。
まるで、二人をこの廃墟の中から逃がさないかのように。
GM : 今は周囲に骸骨の姿は見えないが、その内またこちらを見つけ出すことだろう……。
木戸 忠継 : 「ッ、はぁっ……そう、だな……」大きく深呼吸をして、呼吸を整える。
レネコ : 「あいつらしつこいよ~……もう諦めてくれればいいのに……」
木戸 忠継 : 「全くだ。最も、アイツらに理性はなさそうだ…指示を出してる元の野郎をぶっ潰すのが案外近道かも知れねぇな」
レネコ : 「サガエかぁ。でも結構強そうだったよ?」
レネコ : 「“タカスのおじさん”も苦戦するかもって感じだったしさ」
木戸 忠継 : 「知らない名前が出てきたな……"タカスのおじさん"ってのがいるのか?」
レネコ : 「うん!言ってなかったっけ?捕まってたレネコを助けてくれたんだよ!」
木戸 忠継 : 「捕まってたってのも初耳だ…もしそのおじさんと合流できたら、色々と心強いな」
木戸 忠継 : 「"タカスのおじさん"は、今どこに?」
レネコ : 「うーん、わかんない。サガエが襲ってきて、すぐにお前は逃げろってダクトに押し込まれちゃったから……」
レネコ : 「この研究所結構広いし、どっちから逃げてきたのかもわかんなくなっちゃった……」
木戸 忠継 : 「そうか……」やや渋めの表情で。
木戸 忠継 : 「とりあえず、2人で逃げ切ることを目指そうか。上手く出口を見つけられたら良いんだがな」
レネコ : 「うん!もしかしたら、どこかでおじさんとばったり会うかもしれないしね!」
木戸 忠継 : 「そうだな」あくまで元気なレネコの姿を見て笑う。
GM : では、そのあたりで
GM : 通路の突き当り、曲がり角の向こうから足音が聴こえてくる。
こちらに近づいてくる足音の数は複数。だが、これまでに何度も聴いた骸骨達のものとは少し違う気がするだろう。
木戸 忠継 : 「ッ!レネコ、気をつけろ。誰か来る……!」
木戸 忠継 : 声をかけながら、足音のする方向に注意を向ける。
レネコ : 「え!?」
レネコ : 「あ、わかった!レネコ知ってるよ。噂をすればってやつだねこれは!」
木戸 忠継 : 「い、いやいや……味方とも限らねぇだろ、この状況だぞ……!?」レネコの落ち着きっぷりを見ても安心できない様子で
レネコ : 「た、たしかに……」
GM : そうしていると、やがて曲がり角から足音の正体が姿を現す。
それは一人のオーヴァードと、一人のレネゲイドビーイング。
黒葉丹花と凛音リオ。そして────
雲隠 ミソラ : 「ねえねえ〜、キミたちって迷子な感じ〜?」
警戒する忠継たちの頭上から声がかかる。
雲隠 ミソラ : 「それとも〜、FHとか〜?」
姿も音も無いが、忠継の首元にヒヤリとした感覚──虫の知らせが走る。
木戸 忠継 : 「……ッ!?」
木戸 忠継 : 向かってくる少女たちとは、明らかに別者から発せられた声。レネコを庇う形で立ち上がり、天井を睨む。
レネコ : 「え、誰!?」 見上げる
雲隠 ミソラ : 「ん〜、どっち〜? ボクはUGNだよ〜。」
次は背後からだ
黒葉 丹花 : 「ああ、その子はFHじゃないと思うよ? ぜんぜん知らない顔だし?」間延びした声で遠くから
凜音 リオ : 「UGNやFHの戦闘員ではないようですね。何故ここに?」 遅れてヒールをかつかつ鳴らして走ってくる。
レネコ : 「……迷子?」 さっきの迷子かFHか、という問いへの答えなのか
雲隠 ミソラ : 「やっぱり迷子〜? こんなとこうろうろしてたら危ないよ〜?」
ぱちん、と蒼い火花を僅かに上げて、《天使の外套》と《無音の空間》を解除して姿を現す。いつのまにかレネコの肩に背後から手を置いている。
レネコ : 「あれ!?後ろにいる!?」慌てて振り返る
木戸 忠継 : 「迷子でもあるが、俺はUGN所属だ。……君はわかったが、アンタらは?」ミソラの肩に手をかけ、やんわりとレネコから剥がしつつ、ニカとリオに尋ねる
雲隠 ミソラ : 「なあんだ、UGNじゃ〜ん。センセイ以外も来てたの〜?」
雲隠 ミソラ : 「あ、ボクはミソラ〜。UGNチルドレン〜。"靑く眩き暈ディズィー"、雲隠 ミソラだよ〜。 」
凜音 リオ : 「こちらの二人はUGN所属。私はゼノスからの協力者、凜音リオです。詳しく話している時間はないようですので、とりあえず名前だけ」ミソラの動きを目で追っている
黒葉 丹花 : 「わたしは"運命の切札エクストラジョーカー"の丹花だよ、よろしくね~」緊張感のない笑みを浮かべ
レネコ : 「あ、じゃあレネコもUGNにしよ!」
木戸 忠継 : 「なんだそれ」呆れたような表情だが、よく見ると笑っている。
雲隠 ミソラ : 「お〜? なろうと思って簡単になれるものじゃないぞ〜?」
凜音 リオ : 「UGNは自称制なのですか?」
レネコ : 「なんか一緒でいいな~って思ったし!よくわかんないけど!」
木戸 忠継 : 「はいはい。ここを出たら霧谷さんにでも聞いてみような…」
レネコ : 「はーい」
木戸 忠継 : 「俺は"喰らう者(ザ・ゲート)"木戸 忠継だ。……気づいたら、この施設に軟禁されていた」苦々しげに自己紹介する。
凜音 リオ : 「軟禁されていたUGNエージェントですか。私のプロファイルにはありませんが」
黒葉 丹花 : 「忠継くんとレネコちゃん、軟禁されてた迷子、ねえ?」
黒葉 丹花 : 「……本当かな?」にんまり笑って
黒葉 丹花 : 「だってさ、こんなに人気が無い廃墟で小さな女の子と二人きりだなんて」
黒葉 丹花 : 「……本当は何してたの少年♪」
木戸 忠継 : 「……嘘はついてねぇ。だが、それを証明する術もねーぞ」ニカの言葉にジト目になりながら
黒葉 丹花 : 「ふふ、軽い冗談だってば♡」そんなに怒らないでよ~、とからかうように笑う
雲隠 ミソラ : 「センセイと一緒じゃないの〜? もう一人いるはずなんだけど〜。」
レネコ : 「……?センセイって?」
雲隠 ミソラ : 「ん〜と、髪ボサボサで〜、ちょっとダルそうで〜、でもカッコいいお兄さんとおじさんの間みたいなひと〜。」
雲隠 ミソラ : 「鷹栖英司って名前なんだけど〜。」
レネコ : 「あ、タカスのおじさんか!今は一緒じゃないよ」
雲隠 ミソラ : 「え〜? どこ行ったの〜? 知ってる〜?」
まずは生きてそうなことに安堵する。信じてはいたが、確証を得るとまた違う。
レネコ : 「うーん、わかんない。さっきもタダツグに言ったけど……」
レネコ : 「レネコを助けてくれた後、逃げろって言われてそのまま別れちゃったから……」
雲隠 ミソラ : 「カッコつけだなあ〜……も〜。とりあえずありがと〜、レネコちゃん。」
腰に手を当てて、ひとまず質問を切り上げる
レネコ : 「どういたしまして!」
黒葉 丹花 : 「────でも、ラッキーだねキミ達」
黒葉 丹花 : 「迷子になってるところで丁度、わたし達に出くわすなんて」
黒葉 丹花 : 「もし過激ヴィーガンおじさんの方に会ってたら、酷い目に遭ってたと思うよ~?」
黒葉 丹花 : 「おじさん、男でも女でも見境なく襲っちゃう人だし」
木戸 忠継 : 「過激ヴィーガン……って誰すか」
雲隠 ミソラ : 「あ、噂のFHのおじさん〜。名前何だっけ〜。」
センセイ救出がメインで討伐対象は顔しか覚えてない
黒葉 丹花 : 「サザエさんね」
レネコ : 「そうだったかも」
雲隠 ミソラ : 「それそれ〜。」
凜音 リオ : 「違います」
木戸 忠継 : 「サガエな!!!」
レネコ : 「そうだよ!サガエだよ!!」
雲隠 ミソラ : 「サガエじゃ〜ん。ニカちゃん違うって〜。」
黒葉 丹花 : 「あれ?まあ、似たようなものじゃないかな?」わざとだったので笑って
雲隠 ミソラ : 「あはは〜、確かに〜。斬る相手が一緒なら名前とか関係ないし〜。」
木戸 忠継 : 「(だいぶテキトーな人たちだな…)」
木戸 忠継 : 「……冗談はさておき、気をつけた方がいいすよ。俺たち、その『サガエ』って奴に追われている最中なんで」
レネコ : 「そうだった。レネコ達逃げなきゃなんだよ」
雲隠 ミソラ : 「やった〜。ラッキーだね〜。」
木戸 忠継 : 「ラッキー……って?」
雲隠 ミソラ : 「探す手間が省けたよ〜。ね〜、ニカちゃん、リオちゃん。」
凜音 リオ : 「同意。理由はわかりませんが、あなた方に同行すればターゲットに遭遇できる可能性が高いということになります」
黒葉 丹花 : 「うん、ツイてるみたいだね?わたし達、その『サガエ』っておじさんの討伐に来たんだし?」事情を知らない二人に説明する
レネコ : 「そうなんだ!」
木戸 忠継 : 「なるほど。……良かったら、任務の内容を教えてくれません?」
黒葉 丹花 : 「……え、なんだっけ」
黒葉 丹花 : 「おじさんを倒す以外に何かあったっけ」だいたい幸運で良い方向に転んでしまうので適当な人間
雲隠 ミソラ : 「リオちゃ〜ん、お願いしま〜す。」
凜音 リオ : 「……私から説明します」 不安度アップ
木戸 忠継 : 「どーも」話を聞く。UGN所属エージェント2名が、説明をゼノスからの派遣エージェントに丸投げしている状況はどうかと思うが…
凜音 リオ : 正確な話し口で簡潔に任務の内容を伝えます!
雲隠 ミソラ : 「かんぺき〜。ありがと〜。」
ぱちぱち、と拍手
木戸 忠継 : 「……なるほど。目的は寒河江ってジャームの討伐で……既に潜入しているUGNエージェントの鷹栖さんが、今んとこ音信不通ってことっすね」
黒葉 丹花 : 「……そういうことかな? いてくれてよかったね、リオちゃん」ちゃんと伝わっているみたいだし?と笑って
凜音 リオ : 「本当に任務を把握していましたか?」
雲隠 ミソラ : 「把握はしてるよ〜、たぶん。でもボク、説明ヘタだし〜。リオちゃんにお願いしてよかった〜。」
レネコ : 「……ねえ、タダツグ。もしかしてほんとにラッキーなんじゃないかな?さっきレネコ達もサガエを倒した方が早いって話してたよね!」
木戸 忠継 : 「それはそうだな……俺1人じゃ無理だったが、今ならイケるかも知れねぇ」
木戸 忠継 : 「なあ。アンタらの任務に、俺とレネコを同行させてくれ。レネコはともかく、俺は戦闘面で多少役に立てるはずだ」
雲隠 ミソラ : 「いいよ〜。一緒に頑張ろ〜。ボコろ〜。」二つ返事で返す
レネコ : 「レネコは応援ならできるよ!」
凜音 リオ : 「では、レネコさんは後ろで応援をよろしくお願いします」
レネコ : 「りょうかい!」
黒葉 丹花 : 「戦闘の応援とか、なんだかスポーツみたいだね~」
黒葉 丹花 : 「……一応、わたしは霧谷さんからの依頼で来てるから、先に警告しておいてあげるけど、おじさんの攻撃を食らったらタダじゃ済まないから覚悟しておいてね」一転して真面目な口調で
黒葉 丹花 : 「普通のエージェントじゃ、皆揃って大きなサイコロステーキにされちゃうくらいには、おじさんは強いし、ふたりを守ってあげるつもりもないから」
雲隠 ミソラ : 「ニカちゃん、優しい〜。アドバイス、助かるぅ〜。」
皮肉ではなくホントにそう思ってる
レネコ : 「うひゃあ……気を付けようね、タダツグ」
木戸 忠継 : 「だな」安心させるように頭をポンとして
レネコ : 「ん!」 ちょっと不安そうだったがすぐに元気に笑顔になる
木戸 忠継 : 「……彼女については俺が責任を持ちますよ。ご忠告どーも」
黒葉 丹花 : 「ふふ、どういたしまして~」元の緊張感のない笑顔に戻る
凜音 リオ : 「では、まずその場に迫っている驚異に対処いたしましょうか」
GM : では、そうして話が纏まったその時だった。
GM : カタカタと乾いた足音が鳴り響く。
忠継とレネコはもはや聞き飽きた足音。
それはキミ達の目の前と背後の二方向から迫り、すぐにその白骨の体を現した。
骸骨ジャーム群 : 「…………」
GM : 何も詰まっていない頭蓋骨でどう考えているのか、キミ達を通路の前後から挟み撃ちにする作戦らしい。
しかし、軽率に突っ込んではいかない。
骸骨達はキミ達から一定の距離を取った場所で止まり、戦闘態勢を取って攻撃を仕掛ける隙を伺っている。
雲隠 ミソラ : 「お〜……? 例のおじさん、ずいぶん痩せた〜? しかも増えた〜?」
木戸 忠継 : 「いや……俺も事情は知らねぇけど、アレは寒河江とかいう野郎本人じゃない」
レネコ : 「そうだよ!あれはサガエの手下のほねほねジャーム!!」
凜音 リオ : 「一致率0.001%未満。別人と推測します」
雲隠 ミソラ : 「な〜んだ、ハズレかあ〜。パパっとやっちゃおう〜。」
黒葉 丹花 : 「そうだね、おじさんが今いる場所とか聞けるカンジの見た目でもないし?」
レネコ : 「……っ」 本当に戦うのか、と小さく両手を握りしめて
レネコ : 「タダツグ!みんな!……が、がんばって!!ケガしちゃヤだよ!!」 そう声をかける
木戸 忠継 : 「……おう。待ってな」安心させるように笑いかけ、敵に向き直る。
雲隠 ミソラ : レネコの願掛けに笑顔で手を振って応じる。
黒葉 丹花 : 「ん、レネコちゃんは応援よろしくね~」余裕綽々といった態度で手をひらひらして
凜音 リオ : 「では、今のうちに私からもひとつ」 上体を倒す
凜音 リオ : 「あまり私の”音楽”を聴き入りすぎないでください」 今度はのけ反るほどに上体を起こす。
凜音 リオ : いつの間にかその両手に抱えていたのは、血のように赤い一本のエレキギターだった。
GM : では、ここから戦闘になります。まず戦闘データはこちら


【行動値】
16 雲隠ミソラ
13 骸骨ジャーム群A
13 骸骨ジャーム群B
09 黒葉丹花
05 骸骨ジャーム群C
05 骸骨ジャーム群D
04 木戸忠継
04 凛音リオ
 
【初期配置】
骸骨ジャーム群A・C
  |
(5m)
  |
木戸忠継雲隠ミソラ黒葉丹花凛音リオ
  |
(5m)
  |
骸骨ジャーム群B・D
 
【勝利条件】
・敵の全滅
 
【備考】
・骸骨ジャーム群は一体で十体のトループ
・レネコは近くにいるが戦闘には参加せず、攻撃の対象にもならない


◆第一ラウンド
 
・セットアップ
GM : エネミー側は特にありません。何かある人は宣言どうぞ。
木戸 忠継 : 螺旋の悪魔使います!演出タイムください、順序問いません!
木戸 忠継 : オートで背徳の理+喰らわれし贄も発動します。
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 45 → 53
凜音 リオ : やるぞ!《オーバーウォッチ》を仲間全員に!演出します
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 50 → 54
 

 
木戸 忠継 : 「……また兄ちゃんに力を貸してくれ。『みんな』」
木戸 忠継 : 忠継が小さく声をかけると、彼の足元に落ちた影が蠢き、立ち昇る。世の理から逸脱した現象。
影は「がぱ」と大口を開き、忠継をその闇の中に取り込んだ。
木戸 忠継 : 渦巻く闇の中に、白い面が浮かぶ。山羊の頭蓋骨にも似ているが、口元に獲物を食いちぎる牙が生えた、異形の面。
木戸 忠継 : その面は口元を歪ませ、忠継にだけ聞こえる声で嗤う。
『もちろん!頑張ってね、お兄ちゃん』
木戸 忠継 : ──影が霧散。そこに残されたのは、白い異形の面と、右腕から影色の巨大な顎を生やした、青年の姿。

木戸忠継

木戸 忠継 : 青年……忠継は一呼吸し、レネゲイドの暴走による衝動を飲み込んだ。
凜音 リオ : 「さて」 戦場ステージを見回し戦力を分析する。
凜音 リオ : 「行儀の悪い屍には、少し仕置きが必要ですね」
凜音 リオ : 突然上着が後ろから左右に開いたかと思うと、そこから数匹のコウモリが現れる。
凜音 リオ : いや、よく見ればそれはスピーカーを持ったドローンだ。
凜音 リオ : 「一番が終わるまでには片づけたいところです。みなさんご協力をお願いします」
凜音 リオ : 踵でリズムを取る。ワン、ツー、ワン、ツー、スリー、フォー。
凜音 リオ : ピックでかき鳴らせば、周囲のコウモリたちから雷雨を思わせるような厳めしく緊張感のあるメロディが流れ、全員のレネゲイドが刺激される!
 

 
・イニシアチブ
GM : 行動値16、雲隠ミソラのメインプロセスです。行動をどうぞ。
雲隠 ミソラ : マイナーで陽炎の衣+イオノクラフト!
ACにエンゲージ
雲隠 ミソラ : メインでCR+見えざる死神+獅子奮迅(前提:陽炎の衣,デスストーカー,夜の小鳥)
雲隠 ミソラ : 対象は2体とも!
GM : 了解!命中判定どうぞ
雲隠 ミソラ : 11dx+4(11DX8+4) > 10[1,1,2,2,4,5,6,6,8,8,10]+10[1,2,8]+3[3]+4 > 27
GM : エネミーのリアクションは二体ともドッジ!
GM : 4dx Aの方(4DX10) > 9[3,4,4,9] > 9
GM : 9dx Cの方(9DX10) > 8[1,2,2,4,5,7,8,8,8] > 8
GM : 命中!ダメージどうぞ
雲隠 ミソラ : 3d10+35(3D10+35) > 10[1,4,5]+35 > 45
GM : お、これは
GM : Aはぴったり戦闘不能になります!Cはまだ耐えますね
GM : でも十体中半分以上は削れた感じです
system : [ 雲隠 ミソラ ] 侵蝕率 : 64 → 76
 

 
雲隠 ミソラ : リオの音楽に合わせて踊りながら、忠継に話しかける。
「ね〜、見た目けっこうヤバ〜だけど、それ大丈夫〜?」
雲隠 ミソラ : 「実はジャームとか勘弁してほ──」
雲隠 ミソラ : ぱちん。
 
突如、消える。
蒼い火花は残り香だ。
雲隠 ミソラ : そちらに気を取られた時点で遅い。
ミソラはもう眼の前に現れる。
 
既に振りかぶった直刀から、御空色の光が溢れ──巨大な斬馬刀を象る。
雲隠 ミソラ : 「忍剣術・御空色──『円』〜!!」
雲隠 ミソラ : 大刀を全身で振り回し、2度蒼い円を描く。
 
──広がる天の色は、全てを圧倒する。
雲隠 ミソラ : 多数の頭蓋骨を斬り落とし、足元の一つを脚で蹴り飛ばす。
雲隠 ミソラ : 「思ったよりかた〜い。カルシウム足りてるね〜。」
倒せなかった残りの骸骨を見る
GM : 一気に半分以上の仲間が倒され、残りの骸骨達が警戒するようにミソラを見る。もっとも、肉のついていないその顔から感情は分からないが……。
 

 
・イニシアチブ
GM : 行動値13、骸骨ジャーム群Bのメインプロセス。
GM : マイナーアクションで《骨の銃》
GM : メジャーアクションで《オールレンジ》+《小さな塵》
GM : 対象は、丹花ちゃんでいこう
GM : 11dx+4 命中(11DX10+4) > 9[3,3,4,5,5,5,6,6,8,8,9]+4 > 13
GM : ワンチャン避けれる
黒葉 丹花 : ぴぇ…!ドッジします…!!
黒葉 丹花 : 1dx(1DX10) > 6[6] > 6
GM : 残念!
黒葉 丹花 : 流石にね! 妖精の手の使い時ではないので、そのまま受けますよ!!
GM : そりゃそう!
GM : ではダメージへ
GM : 2d10+15(2D10+15) > 15[8,7]+15 > 30
GM : 30点!装甲は有効です
黒葉 丹花 : この格好で装甲などというものはない!戦闘不能!!
黒葉 丹花 : リザレクトで復活しましょう
GM : どうぞ
黒葉 丹花 : 1d10(1D10) > 5
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 43 → 48
system : [ 黒葉 丹花 ] HP : 23 → 5
 
 
GM : 骸骨達の右腕がバギボギと音を立て、骨の砲身に変形。
その中に装填されているのは弾丸ではなく、骨を削って作られた杭だ。
骨の杭は一斉に銃口から発射され、丹花の体を撃ち貫いていく!
黒葉 丹花 : 「いった~……! もう、カルシウムの押し売りはいいって~……!」再生能力を使いながら、まだ余裕そうに薄く笑っている
 

 
・イニシアチブ
GM : 行動値9、黒葉丹花のメインプロセスです。行動をどうぞ。
黒葉 丹花 : マイナーアクションでミソラちゃんがいるエンゲージに1mだけ戦闘移動!
黒葉 丹花 : メジャーアクションで『Bust Out(コンセントレイト+カスタマイズ)』!!
黒葉 丹花 : 対象はミソラちゃんの攻撃を耐えた骸骨ジャーム群C!!
GM : 了解です、命中どうぞ!
黒葉 丹花 : 12dx7-1 命中(12DX7-1) > 10[1,2,4,5,6,7,8,8,8,9,9,10]+10[1,1,2,4,8,9,10]+5[2,5,5]-1 > 24
黒葉 丹花 : 本当に幸運かな!?
GM : そういう星の生まれ
黒葉 丹花 : も~、こうなったら≪剣精の手≫を使っちゃうよ~
GM : どうぞどうぞ
黒葉 丹花 : 1dx7+29(1DX7+29) > 10[9]+2[2]+29 > 41
黒葉 丹花 : お~、1回転した~
GM : まあ丹花ちゃんより強い幸運でドッジを成功させるんで見ててくださいよ
GM : 9dx(9DX10) > 10[3,4,5,5,6,7,7,8,10]+8[8] > 18
GM : ほんとに結構頑張ってた、でも当たる!
GM : ダメージどうぞ
黒葉 丹花 : 5d10+5 装甲有効ダメージ(5D10+5) > 24[4,2,2,9,7]+5 > 29
GM : Cの残りHPは20だったので、倒せます!戦闘不能!
黒葉 丹花 : やった~! 剣精の手、使ってよかった~!
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 48 → 54
 
 
黒葉 丹花 : ふとももに巻いたホルスターから回転式拳銃を取り出す。
黒葉 丹花 : 男の手ならすっぽり収まりそうなほど小さなリボルバー。
黒葉 丹花 : 丹花は戦闘状態に入ったにも関わらず、左手に持った拳銃のシリンダーから四発の弾丸を抜き出し、
黒葉 丹花 : コロコロと弄ぶように右手で握り込む。
黒葉 丹花 : 「……そこそこ頑張ってるみたいだけど」
黒葉 丹花 : 賭け金チップも何も残ってないような相手には、これくらいの手札で十分でしょ」
黒葉 丹花 : 死後も他人に利用されるほどに"運"がなかったのだろう。
黒葉 丹花 : 財産どころか生命も尊厳も何もかも奪われた、目の前の対戦相手を眺めて目を細める。
黒葉 丹花 : ────銃弾を包んでいた右手を開く。
黒葉 丹花 : パッと広げられた掌。
黒葉 丹花 : その上には、四発の弾丸の姿などなく、その代わり、四個の骰子が乗っていた。
黒葉 丹花 : 一の面にクローバーの印が描いてある、六面体のダイス。
黒葉 丹花 : 「……じゃ、行くよショーダウン?」薄笑いを浮かべながら
黒葉 丹花 : 女は四個の骰子をバラ撒くように対戦相手に投げつける。
黒葉 丹花 : ……一見して無害な玩具のように見える骰子。
黒葉 丹花 : その実態は、能力で『爆破』の性質を付与した小型爆弾。
黒葉 丹花 : ふざけた見た目と裏腹に、凶悪な殺傷能力を秘めている。
黒葉 丹花 : ……如何にオーヴァードといえど、直撃すればタダでは済まない。
黒葉 丹花 : そのことを本能で察したのだろう。
 
黒葉 丹花 : 骸骨は渇いた音を鳴らし、身を捩った。
黒葉 丹花 : ……力任せに振りまわした腕骨は、まっすぐに投げつけられたダイスにヒット。
黒葉 丹花 : 爆発する前に弾かれてしまった骰子は、コンクリートの冷たい床の上を転がり、
黒葉 丹花 : やがて、相手から少し離れた壁に衝突。爆発した。
黒葉 丹花 : ……丹花の攻撃は、失敗したのだ。
黒葉 丹花 : おそらく、誰もがそう思った瞬間。
 
黒葉 丹花 : 相手の代わりになって爆発を受けた古い壁が崩壊。
黒葉 丹花 : ────合計で1tを超える質量の瓦礫が横に倒れ、目の前の敵を押しつぶした。
黒葉 丹花 : 「墓石にはちょっと大きすぎるかな?」
黒葉 丹花 : 「……けど、ツイてないね、やっぱり」
黒葉 丹花 : 「まあ、この面子に囲まれてる時点で、どのみち詰みドローイングデッドだっただろうけど」
雲隠 ミソラ : 「ちょ〜! 危ないよ〜!」
粉塵の向こう、瓦礫の中からミソラが訴えかける。
足元の瓦礫はきれいな円形にくり抜かれており、光刃で斬って対処したらしい。
そこに降ったのが対処できる量で、ミソラが対処できるオーヴァードだったのは幸運故か。
黒葉 丹花 : 「でも大丈夫だったでしょ?」笑顔でさらりと言ってのける
黒葉 丹花 : 「ミソラちゃん、わたしよりずっと優秀なんだから、これくらいさ♪」黒葉丹花の幸運能力はデータに載らないので当然ではあるが
雲隠 ミソラ : 「む〜、ニカちゃんてば〜、結構イジワル〜?」
口では非難するが、あまり咎めるような口ぶりでもない
黒葉 丹花 : 「ふふ、どうかな~」楽しそうに笑う
 

 
・イニシアチブ
GM : 行動値5、骸骨ジャーム群Dのメインプロセス。
GM : マイナーアクションで《骨の剣》
GM : メジャーアクションで《オールレンジ》+《伸縮腕》+《獣の力》
GM : 対象は忠継くんでいこう、暴走というデメリットを味わうがいい
木戸 忠継 : ふえーん
GM : 11dx+4 命中(11DX10+4) > 9[1,3,3,4,4,5,6,6,8,8,9]+4 > 13
GM : よわよわ達成値でも避けられないなあ!ダメージいきます
GM : 2d10+15 ダメージ(2D10+15) > 15[6,9]+15 > 30
GM : 30点!装甲は有効です
木戸 忠継 : 装甲で-1!残りHP3!
system : [ 木戸 忠継 ] HP : 32 → 3
GM : 耐えた!えらい
 

 
GM : 骸骨達の左手が軋みながら、巨大な鍵爪に変形。
凶器と化した手を狙いすますように忠継へと向け、勢いよく突き出す。
骨の腕は更に変形し、槍のように伸びる!
高速で迫った爪先が、忠継の体を抉り切っていく!
木戸 忠継 : 現在の忠継は、レネゲイドの衝動を抑え込むのに必死な状態。避ける術はない。
木戸 忠継 : だが、体が爪に裂かれ…今も、体から血を流しているのにも関わらず、忠継は身じろぎひとつしない。人間にとって大切な機能である、『痛み』に対する感覚が鈍っているのだ。
木戸 忠継 : 「……まだ生きてるぜ。残念」
GM : 骨の腕を引き戻す骸骨から、動揺の色が表れる……ように見える。並のオーヴァードなら確実に戦闘不能に出来たはずの一撃のはずなのに、と。
 

 
・イニシアチブ
GM : 行動値4、木戸忠継のメインプロセスです。行動をどうぞ。
木戸 忠継 : マイナーで破壊の爪、素手データを変更。
木戸 忠継 : メジャーでコンセントレイト+原初の赤:一閃 。骸骨ジャーム群B・Dにエンゲージ。
木戸 忠継 : 対象はD!
GM : 了解!命中どうぞ
木戸 忠継 : 16dx7+4(16DX7+4) > 10[2,2,2,4,4,6,6,7,7,7,8,8,8,8,10,10]+10[1,3,4,6,8,8,8,10,10]+10[2,3,6,7,7]+10[2,10]+3[3]+4 > 47
木戸 忠継 : あってるかクソ不安だが???いや多分あってるな
GM : 合ってる?合ってるのでは?
木戸 忠継 : あってる!嬉しいです
GM : じゃあドッジ!
GM : 9dx(9DX10) > 8[2,4,5,5,7,7,7,7,8] > 8
GM : ざこざこドッジだよ。ダメージどうぞ
木戸 忠継 : 5d10+30(5D10+30) > 24[4,3,3,7,7]+30 > 54
GM : まだ耐えます!ですがもうほとんどの数を倒せました
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 53 → 61
 

 
木戸 忠継 : 「…ミソラさん」先ほどの攻撃で損傷した箇所から失血しながら、獣のように腰を低く落とす。
木戸 忠継 : 「こんなんだけど、一応まだ人間だよ」
木戸 忠継 : ……次の瞬間、足のバネを利用して、一気に骸骨の群れに飛び掛かる。
木戸 忠継 : 「喰らえ……!」
木戸 忠継 : 右腕の大顎が、大きく開く。喉奥に広がるのは、煌々と何かが燃え続ける光景。
その様はまさに"地獄の門ザ・ゲート"であった。
木戸 忠継 : 顎はジャームらにまとめて喰いつき、そのまま引きちぎる。
喰われた後、そこには何も残らない。まるで、この世界から消失してしまったかのように。
木戸 忠継 : 「……まだ、な」
木戸 忠継 : 忠継は、顎と一体化した右腕を押さえながら、仮面の下で小さく呟いた。
GM : 捕食範囲からギリギリ逃げ延びた骸骨達は、その動きを止めてしまう。すでに死体でありながら、死を恐怖するかのように。
GM : 敵の数は、もう残り少ない。
 

 
・イニシアチブ
GM : 行動値4、凜音リオのメインプロセスです。行動をどうぞ。
凜音 リオ : 行きます! マイナーで《オリジン:サイバー》《イオノクラフト》でジャームBとDにエンゲージ!
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 54 → 57
凜音 リオ : メジャーで【ナイト・オブ・ザ・リビングデッド】《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《ポイズンフォッグ》!2体に攻撃します
GM : 命中どうぞ!
凜音 リオ : 7dx8+12(7DX8+12) > 10[1,2,3,5,6,7,9]+7[7]+12 > 29
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 57 → 68
GM : 二体ともドッジでいきましょ
GM : 4dx B(4DX10) > 9[6,6,9,9] > 9
GM : 9dx D(9DX10) > 10[1,2,3,3,5,6,7,7,10]+9[9] > 19
GM : 当たる!ダメージどうぞ
凜音 リオ : 3d10+30(3D10+30) > 18[9,4,5]+30 > 48
GM : これは、両方戦闘不能!
凜音 リオ : よっしゃあ!
 

 
凜音 リオ : 戦闘が苛烈さを増すとともに音楽は最高潮に達する。
凜音 リオ : 依然として五本の指をせわしなく動かし、正確なメロディを奏でている。
凜音 リオ : 「さて」 一瞬のメロディの途切れ。その瞬間に身体を一回転させぴたりと止まると同時に、背中から巨大なコウモリのような巨大な羽根が現れる。
凜音 リオ : 「そろそろ歌わせて頂きます」
凜音 リオ : 地面を蹴り、ギターを弾いたままふわりと浮き上がると、残ったジャームたちの密集するど真ん中へと飛び込んだ。
凜音 リオ : 「一等席でお聞きください。骨身に染みるほどの鎮魂歌レクイエムを」
凜音 リオ : 深呼吸。空気を補充し、一気に声帯を振動させる。
凜音 リオ : 決して普通の人間に聞かせてはいけない禁断の歌声。突き刺すほどに美しい歌声が、ジャームに向けられたスピーカーから流れ、ジャームは狂ったようにのたうち回る!
凜音 リオ : 外側から体組織を破壊する特殊音波……直接それを受けなくても、この光景を見ていれば肌がヒリヒリするような感覚を覚えるかもしれない。
GM : 骸骨達はもう存在しない両耳を抑えながら悶え苦しむ。
GM : そして間もなく彼らは床に倒れ伏し、ピクリとも動かなくなった。
凜音 リオ : ギュイン。
凜音 リオ : ギターが唸り、それきり誰もいなくなったステージの幕が下りた。
凜音 リオ : 「ご清聴、ありがとうございました」
GM : 通路には横たわる骨の山。おそらく、これで敵は全滅したのだろう。
レネコ : 「……!た、タダツグ!それにニカ!だいじょうぶ!?」 怪我をした二人に叫ぶ。その両目には涙が溜まっている
木戸 忠継 : 「レネコ…」安心させるべく近寄ろうとするが、右腕が視界に入り立ち止まる。
木戸 忠継 : 「……よし。ありがとう、ゆっくり休んでくれ」忠継が『何か』に向かって語りかけた途端、影はするりと足元に戻り……仮面もまた、宙に溶けて消えた。
黒葉 丹花 : 「ああ、うん、わたしは大丈夫だよ?」リザレクトくらいは当たり前の認識だったので、困ったように笑う
木戸 忠継 : 「レネコ、待たせたな。俺も問題ない」そう笑うが、暴走から解放されたことでじわじわと痛みが襲ってきたのか、やや渋い表情になっている。
レネコ : 「…………」 心配そうに二人を見て
レネコ : 「ほ、ほんとに……?」
黒葉 丹花 : 「うん、もっともジャームの相手は、骨が折れたけどね?」
雲隠 ミソラ : 「みんな〜、おつかれ〜。無事そうだね〜。」
瓦礫の上をすいすい歩いてくる。
雲隠 ミソラ : 「ニカちゃん、リオちゃんもやるね〜。」
近い人からハイタッチしようとする
凜音 リオ : 「初めて目にしたなら驚くのも無理ありませんが、問題ありません」 無表情でハイタッチ
黒葉 丹花 : 「いえーい」ハイタッチ
木戸 忠継 : 「(なんだ、この知らねぇ文化…)」ハイタッチの様子を見て
雲隠 ミソラ : 「うんうん、忠継くんも元通りだね〜。ハイタ〜ッチ。レネコちゃんも〜応援ありがと〜。」
木戸 忠継 : 無言でハイタッチを受ける。
レネコ : 「……う、うん……」 皆の雰囲気を見て、少し心配が和らいだようだ
GM : キミ達の緊張が緩んだ、その時。
GM : 崩れ落ちた骨の山の中から、一体の骸骨が起き上がる。
どうやら一体だけ倒し損ねていたらしい。
その骸骨はキミ達が反応するよりも速く床を蹴り、レネコへと飛び掛かった!
レネコ : 「え?……うあーっ!?た、助けて、タダツグーっ!!」
GM : レネコはじたばたと暴れて抵抗するが、上から抑えつける骸骨の力の方が強い。
そして今まさに彼女の息の根を止めようと、鍵爪状に変化させた手を振り上げていた!
木戸 忠継 : 「レネコ!!!」サッと血の気が引ける。"輪廻"の力を借りる間もなく、生身のまま骸骨に飛び掛かる。
雲隠 ミソラ : 「わ〜!?」
刀を振りかざすが、忠継が飛び込んできたので慌ててやめる
凜音 リオ : 「!」 動こうとしたが、翼の展開が間に合わない
GM : それは忠継のその手が、骸骨の体に触れる直前のことだった。
レネコ : 「……ッ!」
GM : レネコに鉤爪を振り下ろそうとしていた骸骨の動きが、突然止まる。
骸骨は腕を挙げたポーズのまま天井を見上げ、何か苦しむように歯をガチガチと鳴らすと、
骸骨ジャーム : 「………… ……  」
GM : その骨の体は勝手にボロボロと崩れ始めた。
キミ達が呆気に取られている間に、全ての骨が白い塵となって床に散らばってしまう。
明らかな異常。エグザイルシンドロームの形状変化でもない。
死体に使う言葉として適切ではないのかもしれないが────この骸骨は今、完全に死んだのだ。
木戸 忠継 : 「……ッ!」骸骨に触れるはずだった手が宙をかき、目を見開く。
雲隠 ミソラ : 「………死んじゃった〜。どゆこと〜?」
凜音 リオ : 「――状況の分析不能。これは一体」
黒葉 丹花 : 「殺されちゃったら、骨くらいは拾ってあげようと思ってたのに予想外」
黒葉 丹花 : 「……もしかして、レネコちゃんがやったの?」首を傾げて
レネコ : 「え……?レネコ何もしてないよ!?みんなみたいなチカラ、使えたことないし!」
レネコ : 「タダツグが助けてくれたんじゃないの?」
木戸 忠継 : 「や、俺は何もしてねぇよ。…怪我は?」自分でもレネコの様子を観察しつつ
レネコ : 「そうなの……?」
レネコ : 「レネコ怪我なんて全然してないよ。ありがと!」 どこか嬉しそうに笑って
木戸 忠継 : 「…ん。それなら良かった」ほっと安心したように…だが、やはりやや不安そうだ
凜音 リオ : 「無事なのは良かったですが」 身体を分析をしている。確かに外傷はなさそうだ
黒葉 丹花 : 「……よかった、のかなあ」
黒葉 丹花 : 「いったん戻ってUGNで検査した方がいい気もするけど」
黒葉 丹花 : 「ほら、そもそも単独先行していたエージェントの人は、おじさんへの対処より、わざわざこの子を逃がす事を優先していたみたいじゃない?」もしかして何かあるかも、と
雲隠 ミソラ : 「センセイがそうしたんだよね〜……たしかに気になるけど〜。」
雲隠 ミソラ : 「ボクはセンセイを連れて帰らないとダメ〜。見送りはするけどさ〜。」
凜音 リオ : 「いずれにしても、このまま任務に同行なさるのは危険と判断します」
レネコ : 「え~?うーん……検査かぁ……」 珍しく素直に頷かない
レネコ : 「レネコやだなぁ、検査」
木戸 忠継 : 「…捕まっていた時に、何かあったのか?」
レネコ : 「うん……サガエによく色々検査とか実験?みたいなのさせられてたし」
レネコ : 「ちゃんとチカラを使えなかったりしたら怒られたりするんでしょ?レネコそういうのもうやだなあ……」
木戸 忠継 : 「それは普通じゃねぇよ。大丈夫だ。悪いようにはされねぇし、不安なら俺が同席する」
レネコ : 「あれ?そうなの?痛いこととかしない?」
木戸 忠継 : 「しねぇ」採血される可能性はあるけど黙っておこう…の顔
レネコ : 「なーんだ!じゃあいいよ!タダツグもちゃんと一緒にいてね!」 ぱあっと表情を明るくする
木戸 忠継 : 「よし、いい子だな」にっと笑って
雲隠 ミソラ : 「センセイ、生きてるなら連絡してくれてもいいのに〜……。」
レネコと忠継のやりとりを見て、自分とセンセイに重ねる
木戸 忠継 : 「……さて、そうすね。レネコをここに置いておくのは確かに危険だ…俺自身、ここに連れてこられた身なんで、下手したら寒河江に利用される可能性もある」
木戸 忠継 : 「俺がレネコを連れて離脱するのもナシってわけじゃない。ある種合理的ですが…どうすかね」
雲隠 ミソラ : 「いいよ〜。忠継くんつよつよで頼りになったけど〜、今はレネコちゃんと一緒にいてあげて〜。」
黒葉 丹花 : 「そうだね、二人でなかよく手でも繋いで、最寄りのUGNの支部まで向かってもらおうか」
黒葉 丹花 : 「もともと、二人ともわたし達の任務と関係なかった訳だし、おじさんの事はひとまず、こっちに任せてちょうだい?」
凜音 リオ : 「途中まで護衛いたしましょうか? 私なら囲まれても対処できるので囮には最適です」
木戸 忠継 : 「ほんと…何から何まで、頼りになります」軽く頭を下げて
木戸 忠継 : 「俺たち、出口の方向もわからないんで…申し訳ないすけど、道案内してもらえると助かります」
凜音 リオ : 「では案内いたしましょう」
凜音 リオ : 「改めまして、ゼノス所属のオーヴァード、“腐り姫(ゾンビクイーン)”凜音リオ。人間ではなくレネゲイドビーイングと呼ばれる存在です。短い間ですがよろしくお願いします」
レネコ : 「え!?レネゲイドビーイング!?レネコと同じだ!」
木戸 忠継 : 「あぁ、そうか。ゼノス所属だもんな……」ウロボロス所持者のため、今更ながら渋い表情をする
凜音 リオ : 「レネコさんもレネゲイドビーイングなのですね。ならば、いずれゼノスと関わることもあるかもしれません」
レネコ : 「そーなのかぁ」 よく分かってないが、何となく楽しみそうな顔
雲隠 ミソラ : 「ゼノス、一回遊びに行ってみたいな〜。 それはともかく〜。ニカちゃん、ボクたちも行こっか〜。」
黒葉 丹花 : 「ん、そうだね~……と、その前に……」少し屈んで
黒葉 丹花 : 「この施設を出ても気をつけてね、レネコちゃん」
黒葉 丹花 : 「どうやら狙われてるのはレネコちゃんみたいだし、研究者の人って大体しつこいから」髪を優しく撫でて
レネコ : 「りょうかいりょうかい!でもタダツグが一緒だし、リオも途中まで案内してくれるしだいじょうぶ!」 気持ちよさそうに髪を撫でられている
黒葉 丹花 : 「……そうだね、二人ともわたしより強そうだし、心配は要らないか」元実験体のよしみで心配したらしい
黒葉 丹花 : 「それじゃ、あとのことはよろしくね、忠継くん、リオちゃん」
黒葉 丹花 : 「特に忠継くん♪ この子すっごくキミに懐いてるみたいだし、信頼を裏切っちゃダメだぞ~♡」
凜音 リオ : 「また後ほどお会いしましょう」
雲隠 ミソラ : 「そうだぞ〜。レネコちゃんを泣かせたりしたら〜、ちょん!だぞ〜。」
ハサミのジェスチャーをする
木戸 忠継 : 「ニカさんもミソラさんも…俺のこと、誤解してません?」ジト、とした目線で
木戸 忠継 : 「まあ、それでも…世話になりました。この恩はまたいつか」
レネコ : 「せわになりました!」 真似して
黒葉 丹花 : 「ん、どういたしまして?」
黒葉 丹花 : 「この恩を100倍返しにしてくれる事、たのしみにしてるよ~?」
雲隠 ミソラ : 「まったね〜! レネコちゃんのこと、ちゃんと見てあげてね〜。」
GM : そうして、キミ達が二手に別れていく……ちょうどその時だった。
GM : キミ達のすぐ傍の壁に設置されていた通信端末のモニターが、静かに点灯した────。
GM : というところで、シーン終了。
 
GM : ロイスの取得と感情変更があれば可能です。
木戸 忠継 : 一旦保留で!あーいい人たちだったなぁ
黒葉 丹花 : わたしも一旦保留!
凜音 リオ : 木戸 忠継  〇庇護/隔意 でロイス取りましょう!せっかく同行組になったので
system : [ 凜音 リオ ] ロイス : 3 → 4
雲隠 ミソラ : ニカちゃんに好意/不信感のP!
背中を預けるのはやや不安だけど、案外優しくて好きだなって感じ
それからレネコちゃんに親近感/脅威のP!
不可解な点はあるけど、忠継と仲良しなのが自分と重なります!
system : [ 雲隠 ミソラ ] ロイス : 3 → 5
GM : 了解!

シーン8 寒河江巌

GM : 前回のシーンからそのまま続くので、登場は全員になります。
全員登場侵蝕のダイスをお願いします。
木戸 忠継 : 1d10+61(1D10+61) > 10[10]+61 > 71
雲隠 ミソラ : 1d10+76(1D10+76) > 10[10]+76 > 86
黒葉 丹花 : 1d10+54(1D10+54) > 7[7]+54 > 61
凜音 リオ : 1d10+68(1D10+68) > 6[6]+68 > 74

FH研究所跡 通路

GM : 突如点灯したモニターに映ったのは、一人の男の姿。
その男のことを、丹花はよく知っている。
寒河江巌 : 「そこにいたのか。“インフィニティコード”」
GM : 人類滅亡を願う男────“グリムリーパー”、寒河江巌だった。
黒葉 丹花 : 「……おおっと、さっそく見つかっちゃったか」
凜音 リオ : 「――。寒河江巌」
レネコ : 「うわ、出た!」 嫌そうな顔
木戸 忠継 : 「……」"インフィニティコード"……レネコを庇うような位置に立つ。
雲隠 ミソラ : 「モニターとカメラ消す〜? もう遅いか〜。」
《ショート》(物理)を構えるが、あまり意味はなさそうだ
寒河江巌 : 「まあ、呼んでもいない奴らもいるようだが……」
寒河江巌 : 「“ブラックジョーカー”。またUGNの任務か、こんな場所にまでご苦労なことだ」 丹花を見て
黒葉 丹花 : 「久しぶりだね、おじさん」
黒葉 丹花 : 「寂しかったでしょ、お友達、連れてきてあげたんだよ?」共に討伐任務を受けた二人を見て
寒河江巌 : 「そのふざけた態度も相変わらずの様だな……」
雲隠 ミソラ : 「え〜? このおじさんとお友達はヤダ〜。」
黒葉 丹花 : 「ちょっと~、おじさん本当に一人も友達いないんだから、そんなこと言われたら傷付いちゃうって~」
寒河江巌 : 「そんなもの、こちらからお断りだよ」 呆れたように
凜音 リオ : 「なるほど。こちらの動きはお見通しというわけですね」 監視カメラのありそうなところを探知。
寒河江巌 : 「それで、一体何の用だ?お前達も、あの男のように私の邪魔をしにきたというわけか?」
雲隠 ミソラ : 「あの男ってセンセイのこと〜? 鷹栖センセイのことなら〜、知った風に言わないでほしいな〜。」
寒河江巌 : 「タカス?……あぁ、そんな名前だったのか」
寒河江巌 : 「センセイと呼ぶということは、貴様はあの男の弟子か何かか」
雲隠 ミソラ : 「だったら何〜? ボク、オマエには正直興味ないから〜。センセイの場所だけ教えてよ〜。」
寒河江巌 : 「私も貴様に大して興味はないよ。だが、わざわざこんなところまで来ておいて残念だろうにと思ってな」
寒河江巌 : 「あいつはもう、この研究所のどこかで死んでいるだろうからな」
雲隠 ミソラ : 「…………あは〜。それは残念だね〜。」
もう聞きたいことは聞いた、とばかりにモニターから一歩下がる。
 
アイツは何も分かってない。
センセイの死体を見ていない。
 
──なら、絶対に生き延びようとしている。
センセイの粘り強さを知ってるのはミソラだ。
オマエじゃない。
寒河江巌 : 「まあ、今の会話で貴様らの目的は大体分かった。タカスの救助と、可能なら私を倒そうというわけか」
雲隠 ミソラ : 「あは〜。バレちゃった〜。」
黒葉 丹花 : 「ま、バレても関係ないでしょ」
黒葉 丹花 : 「ああ、でも少し訂正が必要かな……?」
黒葉 丹花 : 「────わたしたちの目的は『可能なら倒す』じゃなくて『確実に倒す』だもんね♪」笑って
寒河江巌 : 「ふん……」 苛立ったように丹花を睨みつけ
凜音 リオ : 「我々ゼノスも同じ。あなたが人類の未来を脅かすつもりであれば、手加減はいたしません」
寒河江巌 : 「貴様はゼノスか……言っていろ。貴様らでは私には勝てんし、そもそも計画も最終フェーズに入ったところでわざわざ相手をするつもりもない」
寒河江巌 : 「それよりも、“インフィニティコード”よ。こちらに戻ってこい、私には貴様が必要だ」
レネコ : 「ヤ!レネコはタダツグと一緒にお外出るから!もう追ってこないで!!」 べーっと舌を出す
凜音 リオ : 「レネコさんが、"インフィニティコード"――」 通信機のほうから振り返る。
木戸 忠継 : 「俺もレネコと同意見だ。寒河江だったか……アンタが必要だと感じていようが、レネコにとってアンタは敵でしかねーよ」レネコの前にさっと腕を出す。
寒河江巌 : 「“喰らう者”か。“インフィニティコード”と一緒にいたとは、好都合だよ」
木戸 忠継 : 「好都合だとかなんだとか、知るかよ。俺もだいぶ迷惑してるぜ」ジッと睨みつつ
寒河江巌 : 「そう言うな。“インフィニティコード”だけでなく、私の計画には貴様も必要でね」
寒河江巌 : 「人類を絶滅させるため、私に協力しろ。貴様はそのためにここに連れて来たんだ」
雲隠 ミソラ : 「え〜? 忠継くんとレネコちゃんの〜、今の態度見てそれ言う〜?」
寒河江巌 : 「貴様には聞いていないよ」 軽く流し、忠継とレネコの反応を見る
木戸 忠継 : 「いや。ミソラさんの言う通りだ……アンタ、共感力足りてなさすぎ」ジャームだから仕方ないか、と溜息をつく
木戸 忠継 : 「断る。なんでテメーの言うこと聞かなきゃなんねぇんだよ」
レネコ : 「そーだそーだ!」 忠継の後ろから拳を振り上げてる
寒河江巌 : 「……なるほどな。まあ、予想通りの反応だ」
寒河江巌 : 「だが、私も退くわけにはいかないんでな。拒否するなら、こちらにも考えがある」
木戸 忠継 : 「……どういう意味だ」一歩下がり、いつでもレネコを庇える位置に移動する
寒河江巌 : 「こういうことだ……!」
GM : 寒河江はバロールのエネミーエフェクト、《時空の裂け目》を使用。
このFH研究所跡を異次元空間で封鎖する。
GM : キミ達は一瞬、重苦しい雰囲気とレネゲイドの気配を感じ取る。
周囲の景色に異変は無いが、寒河江が何かしたことは分かるだろう。
木戸 忠継 : 「……!」異常を察するが、何が起きたか分からず眉を顰める
凜音 リオ : 「――!」 敵襲はない。が、それよりも厄介なことになったようだと計算結果は語る。
雲隠 ミソラ : 「あ〜、とってもやなかんじ〜。」
今までのやらかしの経験から、なんとなく事態を感じ取る
黒葉 丹花 : 「……おじさん、なにしたの?」
寒河江巌 : 「施設周辺の空間を遮断した。もはや、貴様らに逃げ道はない」
寒河江巌 : 「ここから出たければ、私に協力する以外方法はないぞ」
黒葉 丹花 : 「ああ、なるほど? 道理で外から風が吹いてこなくなった訳だ」
雲隠 ミソラ : 「ん〜? もう1つ出る方法あるよね〜?」
木戸 忠継 : 2人が話している横で、自分の影に手を触れる。直後、忠継の影が網のように広がり、遠くへと伸びていく……
イージーエフェクト〈まだらの紐〉を使用して、施設の状況を探りたいです!
GM : では、影を張り巡らせて施設を探ると、内部には大して変化はない。
しかし施設の外の景色は灰色にぼやけて歪んでいる。影もそこから先には進めないようだった。
木戸 忠継 : 「……チッ。嘘はついてねぇようだな…」影を回収しながら、苦々しげに呟く
凜音 リオ : 「不本意ですが、実力行使しか……」 珍しく歯切れが悪い
雲隠 ミソラ : 「そうそう〜、リオちゃんの言う通りってコトで〜。センセイに何したか知らないけどさ〜、とことん痛い目にあってもらえばいいよ〜。」
黒葉 丹花 : 「そうだね、こういうのは大体、能力を使った相手を倒せば解除されるんだし」
黒葉 丹花 : 「むしろ好都合でしょ、標的ターゲットのおじさんが、自分から勝手に袋の鼠になってくれたんだよ?」
木戸 忠継 : 「そんな呑気に構えてられるのか、この状況……」唯一、本当に戦えば解決するのか…と、疑念を抱いている様子だ。が、
木戸 忠継 : 「…だが、悪いな。俺はテメーに協力しねぇ。とりあえず、そこで首洗って待ってろ」あくまで、寒河江の言う通りにするつもりはないようだ。
レネコ : 「そうだよ!みんながけちょんけちょんにやっつけてやるから、体洗って待ってろ!」
寒河江巌 : 「なるほどな……」 キミ達の反応を見て、一瞬目を逸らすと
寒河江巌 : 「どうやらこの愚か者共には、圧倒的な実力差というものを見せつけてやらないと分からないようだ」
寒河江巌 : 「ならばお望み通り、相手をしてやる。“ブラックジョーカー”、あの時の決着もつけてやろう……!」
黒葉 丹花 : 「……そうだね、もういい加減、おじさんの顔も見飽きちゃったし」
黒葉 丹花 : 「死ぬ間際になって『あのとき降参サレンダーしておけばよかった』だなんてみっともないコトにならないように祈っておいてあげる~♪」
寒河江巌 : 「ほざけ……!!貴様こそ、つまらない命乞いなど見せるなよ……!!」
雲隠 ミソラ : 「ボクはセンセイ見つけないといけないからさ〜。手短にね〜。」
凜音 リオ : 「(何とか、隙を見つけて脱出できるとよいのですが)」 できるだけ穏当に済ませられる策を考えるが、いまのところは見当もつかない
寒河江巌 : 「……“インフィニティコード”」 最後にレネコに鋭い目を向け、
寒河江巌 : 「こいつ達につまらん希望を持っているというのなら、この私が刈り取ってやる」
寒河江巌 : 「考えなしに私に楯突いたことを後悔しながら待っているがいい」
レネコ : 「きこえなーい!!」 両手で耳を塞いで
GM : そこで、ブツン、と音を立ててモニターの表示が消える。
寒河江はシーンから退場します。
凜音 リオ : 「さて、大変なことになってしまいましたが」
雲隠 ミソラ : 「いつものことだよ〜。」
念の為カメラに向かって手裏剣を投げながら
凜音 リオ : 「予定を変更し、全員で行動した方がよいと考えます。構いませんか?」
木戸 忠継 : 「賛成だ。この施設、今はどこからも出れやしねぇ……一旦、寒河江のおっさんを叩いて解除するしかなさそうだ」
木戸 忠継 : 「申し訳ないすけど、またしばらく同行させて欲しい。色々と不安に思うところはあるだろうが…」
黒葉 丹花 : 「ん、忠継くんとレネコちゃんが同行するのは賛成~、戦力としても頼りになりそうだしね~」
雲隠 ミソラ : 「ボクは周囲を探るよ〜。隠れるの得意なんだ〜、一応〜。定期的に戻って報告する〜。」
雲隠 ミソラ : 「忍法・光学迷彩の術〜。こんな感じでさ〜。」
何度か見せている、《天使の外套》での透明化を披露する
レネコ : 「おぉ~消えた!」
凜音 リオ : 「わかりました。しかし、長時間の単独行動はお控えください」 全然違う方向に向かって話しかけている
木戸 忠継 : 「リオさん、多分こっちだ。……ミソラさん、よろしく頼みます」角度がややズレているが、ミソラに向かって軽く頭を下げる
雲隠 ミソラ : 「まかせろ〜。忠継くんもレネコちゃんのこと、よろしくね〜。」
レネコ : 「……んふふっ」 皆を見て、なんだかにまにましている
木戸 忠継 : 「どうした、レネコ。そんなニヤニヤして」
レネコ : 「ううん。なんかね」
レネコ : 「こんな状況だけど、まだみんなと一緒にいれるのなんか嬉しいな~って思っただけ!」 えへへ、と笑う
木戸 忠継 : 「…良かったな」ただ一言、そう返して頭を撫でる。忠継もまた、小さく笑っていた。
レネコ : 「うん!」 笑顔で撫でられてる
GM : シーン終了。

シーン9 情報収集

GM : では、ここから情報収集のシーンになります。調査項目はこちら
調査項目 ◆レネコについて
 <情報:UGN、噂話> 7
◆鷹栖英司について
 <情報:UGN><知覚> 8
◆寒河江巌について
 <情報:UGN、裏社会> 8
◆インフィニティコードについて
 <情報:UGN、FH><知識:レネゲイド> 7
GM : 《次元の裂け目》で隔離されていますが、コネのアイテムは使えるものとします。
UGNやゼノスからPCに渡されている通信機はレネゲイド対策がされている特別製。そういうことにしてください。
あと隔離されてる影響で購入判定は出来ませんが、一人につき一回、難易度8の<調達>判定に成功すれば研究所内にある応急手当キットを見つけることが出来るとします。
GM : 調べる人から順番に、登場侵蝕を振って項目を宣言してください。
雲隠 ミソラ : 1d10+86(1D10+86) > 3[3]+86 > 89
雲隠 ミソラ : 鷹栖についてを情報UGNで振りまーす!
GM : 了解、どうぞ!
雲隠 ミソラ : 3dx+1+4 データブレイン加算(3DX10+5) > 8[6,7,8]+5 > 13
GM : 成功ですね
◆鷹栖英司について

チルドレンの教官を兼任しているUGNエージェントの男。
数年前、ジャームの襲撃で妻子を失い、自身も一度死んだことでオーヴァードに覚醒した。
覚醒直後は自暴自棄になっていたが、幼い子供達が世界の日常を守っていることを知り、
彼らだけに命を懸けさせるわけにはいかないと奮起してエージェントになった。
先にこの研究所を調査していたことから、鷹栖はレネコについて何らかの情報を掴んでいる可能性が高い。
研究所内にはジャームと鷹栖のものと思わしき戦闘痕がある。これを調べていけば、彼の居場所を突き止められるかもしれない。

GM : 確認出来たら言って貰って!
雲隠 ミソラ : おけ!
GM : 先に一緒に応急手当キットの方も聞いておこう。そっちはどうする?
雲隠 ミソラ : 振りまーす!
GM : 了解、どうぞ!
雲隠 ミソラ : 3dx(3DX10) > 10[9,9,10]+4[4] > 14
雲隠 ミソラ : これが忍者の嗅覚だ
GM : 流石のニンジャ。では応急手当キット一つ手に入ります
 

 
雲隠 ミソラ : 通路に落ちていた銀のロケットを拾い上げる。
ずっとセンセイが身につけていたのは知っていたけど、中身を見るのは初めてだ。
 
若いセンセイと、知らない女性と、知らない女の子。
 
「──センセイ、結婚してたんだね〜。 なんで黙ってるかなあ〜。」
 
顔を上げて。
点々と続く血痕の道を、そっと辿る。
 

 
GM : じゃあ、次!調べる人登場どうぞ
木戸 忠継 : はいはいはーい
木戸 忠継 : 1d10+71(1D10+71) > 9[9]+71 > 80
木戸 忠継 : ◆レネコについてを 情報:UGNで調査します!
GM : 了解です、どうぞ!
木戸 忠継 : あ、ごめん宣言漏れ!コネ:UGN幹部も使用します!
GM : 大事!了解です
木戸 忠継 : 5dx+2(5DX10+2) > 8[1,2,2,8,8]+2 > 10
GM : 成功!
◆レネコについて

寒河江から“インフィニティコード” と呼ばれている少女。
寒河江がこの研究所跡を利用して作ったレネゲイドビーイングで、彼の人類滅亡計画の鍵らしい。
シンドロームはウロボロス/ソラリス。しかし、エフェクトは全く使えない。
研究所のあちこちにレネコのエフェクトを制御するための実験の跡があるが、まるで成功していないようだ。

GM : 確認出来たら言ってもらって!
木戸 忠継 : 確認しました!あと描写などはないです!
GM : 了解です、応急手当キットチャレンジはするかな?
木戸 忠継 : そうだった、やります!
木戸 忠継 : 3dx(3DX10) > 7[5,5,7] > 7
木戸 忠継 : 財産点1点使ってゲットしたいです!
GM : 財産点使えます!それなら成功になりますね
木戸 忠継 : わぁい 以上です!
system : [ 木戸 忠継 ] 財産点 : 2 → 1
GM : では次!調べる人登場どうぞ
凜音 リオ : いきまーす!
凜音 リオ : 1d10+74(1D10+74) > 9[9]+74 > 83
凜音 リオ : ◆寒河江巌について 情報:UGNで調べましょ!
凜音 リオ : オリジン:サイバーを使います
GM : 了解です、どうぞ!
凜音 リオ : 6dx+7(6DX10+7) > 7[2,3,4,6,7,7]+7 > 14
GM : 成功!
GM : 侵蝕も上げておいて!
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 83 → 85
凜音 リオ : ありがとう!さすがに余裕です!
◆寒河江巌について

人類滅亡を願うFHエージェントの男。
元は一般企業に勤める会社員で、恋人もいる普通の人間だった。
しかし数年前、恋人を全く関わりのない男に殺され、そのショックからオーヴァードに覚醒、そしてジャーム化した。
憎悪の衝動が暴走した結果、恋人を殺した犯人だけでなく人類そのものを憎むようになったようだ。

GM : 確認出来たら言ってもら略!
凜音 リオ : 了解!ちょっと反応するけど先にキットを探しますの
GM : 了解です、どうぞ
凜音 リオ : 6dx+6>=8(6DX10+6>=8) > 10[3,5,5,7,9,10]+9[9]+6 > 25 > 成功
GM : なんか凄い、三つくらい手に入れられそう
GM : でも一つだけ手に入れられます
凜音 リオ : やりました!(無表情ダブルピース)
GM : かわいい
 

 
凜音 リオ : 「――寒河江巌」
凜音 リオ : 廃墟となった研究所に残った端末機能を繋ぎ合わせ、その過去を探る。ジャーム故に説得はできなくとも、交渉の材料になり得る何かを。
凜音 リオ : 「あの”プランナー”の手を煩わせるほどだから、どのような人物かと思えば」
凜音 リオ : ――本当にどこにでもいる、ただ運が悪かっただけの普通の人間。それが最初の印象だった。
凜音 リオ : かつての歌姫型プロトタイプアンドロイド『凜音リオ』、そのモデルになった歌姫、その歌姫を愛した科学者と何も変わらない。
凜音 リオ : じ、じじ、じじじじじ。
凜音 リオ : 頭の中で、時代遅れの磁気記録媒体が回る。
凜音 リオ : 「……あまり有効性のある情報ではありませんでした。戻りましょう」
 

 
GM : あとは丹花ちゃんかな、登場どうぞ!
黒葉 丹花 : 最後、いくよ~
黒葉 丹花 : 1d10+61(1D10+61) > 6[6]+61 > 67
黒葉 丹花 : ◆インフィニティコードについて を<情報:UGN> で調べていきます!
GM : 了解です、どうぞ
黒葉 丹花 : 4dx+1 <情報:UGN>(4DX10+1) > 10[6,6,7,10]+10[10]+7[7]+1 > 28
黒葉 丹花 : 幸運
GM : 情報でなんか幸運を出す、あるある
GM : では成功!
◆インフィニティコードについて

コードウェル博士が進める“プロジェクトインフィニティコード”という研究のこと。
約一ヵ月前、この研究データの一部が寒河江に盗まれるという事件が起きている。
寒河江がレネコのことをインフィニティコードと呼んでいることから、彼女は盗んだ研究データを元にして生み出された個体なのだろう。
レネコは人類を絶滅させるために作られたようだが、彼女自身は人間に対して好意的である。

黒葉 丹花 : ちょっとコードウェル博士!!!!
GM : うっかり博士
黒葉 丹花 : 博士なら単なるうっかりじゃなくて、レネコの生成も計算に入れている可能性もあるか…
GM : それもあるかもしれないし、博士が研究所いない隙を狙ったとかもありそうやね(流石に寒河江も博士には勝てないだろうし)
GM : それはともかく、応急手当キットチャレンジはどうするかな?
黒葉 丹花 : やっておきます! 怪我してるし!!
GM : 了解!どうぞ
黒葉 丹花 : 4dx+1  <調達>(4DX10+1) > 10[1,4,7,10]+10[10]+8[8]+1 > 29
黒葉 丹花 : 幸運
GM : ほんとに幸運すぎるな???
GM : これはクライマックス戦闘の命中やドッジにも期待できますね
黒葉 丹花 : クライマックス出目、ご期待ください(震え声)
GM : 自信がなさすぎる
 

 

FH研究所跡 実験室

GM : 調査を終え、忠継・丹花・リオ、そしてレネコは適当な実験室に集まっている。
情報を交換し、これからどう動くかを決めて行かなければならない。
雲隠 ミソラ : ぽごん!と音とともに、天井のパネルを蹴破ってミソラが降りてくる。
木戸 忠継 : 「うおっ…って、なんだ。ミソラさんか」先に部屋に居たためびっくりした様子で
レネコ : 「びっくりした!」
雲隠 ミソラ : 「ただいま〜。離れすぎたから、一旦戻ってきたよ〜。」
凜音 リオ : 「お帰りなさいませ。無事で何よりです」 特に驚いた様子もなく
雲隠 ミソラ : センセイの痕跡を見つけたことを報告します。
証拠としてロケットを出したので、鷹栖の事情もだいたい察することができるでしょう。
準備ができ次第、痕跡を追うことを提案します。
木戸 忠継 : 「なるほど……センセイの手がかりが掴めて良かったな」他意はなく、純粋にそう思っている様子で
雲隠 ミソラ : 「うん〜。 ケガしてるかもしれないし〜、早く助けに行こ〜。」
ロケットに関して思うところがない訳ではないが、センセイを見つけたい気持ちが大きい
レネコ : 「そうしよそうしよ!」
黒葉 丹花 : 「ん、まだおじさんの居場所は特定できてないし、そのセンセイって人を先に追ってみようか」
凜音 リオ : 「外から応援の呼べない現状では、合流の優先度は高い。そう判断します」
黒葉 丹花 : 「先に潜伏していた分、わたしたちより情報も持っていそうだしね~」
レネコ : 「それって、レネコのこととか?」 自分のことなのにあんまり知らない
木戸 忠継 : 「そうだな。……よし、早くセンセイを探しに行かねぇと。俺からは手短に」そう言って、レネコに関する情報を共有します。
レネコ : 「あれ?じゃあそれって……つまり……」
レネコ : 「サガエはレネコのママ!?」 ショックを受けた顔
木戸 忠継 : 「せめてパパであれよ…」
凜音 リオ : 「違うと思います」
雲隠 ミソラ : 「あは〜。ママならママみが欲しいとこだね〜。」
黒葉 丹花 : 「おじさんがママ、か」
黒葉 丹花 : 「────それならパパの事を知ってるよ、わたし♪」
レネコ : 「え!?」
黒葉 丹花 : 「ふふ、アルフレッド・J・コードウェル、っていうんだけどね?」
黒葉 丹花 : と ◆インフィニティコードについて に関する情報を共有しますの!
レネコ : 「じゃあママもパパも男だったの!?」 再びショックを受けて
雲隠 ミソラ : 「わお〜、大物だね〜。レネコちゃんのパパ〜。」
木戸 忠継 : 「よりによってFHの親玉かよ……」
黒葉 丹花 : 「おじさん二人から、またかわいい女の子が生まれたものだね~まったく~」くすくす笑って
レネコ : 「んへへ」 かわいいと言われてそれはそれとして照れてる
凜音 リオ : 「”インフィニティコード”がコードウェル博士の研究であるとは聞いていましたが、よく盗み出せたものですね」
雲隠 ミソラ : 「ああ見えて〜、ボクのお仲間なのかも〜?」
ニンニンポーズをとる
レネコ : 「レネコ知ってるよ!ニンジャだ!」
凜音 リオ : 「それにしては戦い方が目立ちすぎると思いますが」 ニンニンポーズを真似している
黒葉 丹花 : 「ま、忍法が使えなくても、バロール能力を使えば瞬間移動くらいはできるだろうし~……博士の目さえ盗めば、不可能じゃないのかもね~……」
木戸 忠継 : 「まあ……レネコが生まれた経緯がどうであれ、上手く制御できてないなら世話ねぇな。悪用なんてさせねぇうちにずらかろうぜ」な、とレネコに声をかけて
レネコ : 「うん!」
雲隠 ミソラ : 「だね〜。レネコちゃんが良い子なのはわかるし〜。」
頬をむにむにする
レネコ : 「あぇ~」 笑顔でむにられてる
黒葉 丹花 : 「とはいえ、おじさんの能力を解除しないことには逃げようがないよね」
黒葉 丹花 : 「おじさんについて、何か手掛かりとかないの?」
凜音 リオ : 「寒河江巌については、ちょうど私が調べていました」
凜音 リオ : 「この能力を打ち破る手段や、彼を交渉のテーブルに乗せる手掛かりがないか調べたのですが、残念ながら有力な情報はありませんでした」
凜音 リオ : 「見つかった情報については希望があれば共有いたしますが、知ることでかえって作戦が遂行しにくくなることもあると先に伝えておきます」
木戸 忠継 : 「そこまで言うのは気になるが……情報はあって困らないすよ。きっと」怪訝そうに、だが聞く姿勢で
凜音 リオ : 「みなさんはUGNエージェントですのであまり心配はしていませんが、念のためです」
雲隠 ミソラ : 「聞いておこうかな〜。 リオちゃんの優しさは伝わったけど〜、ボクは大丈夫だよ〜。」
凜音 リオ : では◆寒河江巌について 共有します!
黒葉 丹花 : 「────へ~、おじさんって恋人とかいたんだ~」軽い気持ちで聞いていた
木戸 忠継 : 「……ふーん」ただ、そう言ったきり黙ってしまう。境遇を気の毒だとは思うが、ジャーム化した相手は葬るべきだ。任務に支障はない。
雲隠 ミソラ : 「残念だったね〜……。 でも、それはそれ〜、これはこれ〜。忠継くんもレネコちゃんもセンセイも連れて帰らないといけないし〜。 人類滅亡も困る〜。」
レネコ : 「それはそうだし、レネコも困ってるけど……」
レネコ : 「なんか……ちょっとかわいそうかも……」
凜音 リオ : 「……レネコさんが気に負うことはない。と考えます」
凜音 リオ : 「その気持ちを忘れないことは外の世界を生きる上で大切です。が、今は外に出てこの場を切り抜けることを最優先にしましょう」
レネコ : 「……うん。わかった」 頷く
黒葉 丹花 : 「────さて、このあたりで集まる情報は出揃ったみたいかな?」パン、と手を叩いて
雲隠 ミソラ : 「センセイを捜しに行こう〜!」
木戸 忠継 : 「ミソラさんに賛成だ。寒河江の野郎を優先する理由もねぇからな」
黒葉 丹花 : 「今のところ、おじさんを居場所を探る手掛かりもないしね~」
凜音 リオ : 「寒河江とは放っておいてもいずれ戦うことになるかと。まずは鷹栖センセイを探しましょう」
黒葉 丹花 : 「うんうん……あ、そのセンセイって、確かジャームと一緒かもしれないんだっけ……?」
黒葉 丹花 : 「それなら、ちょっと"幸運のおまじない"でもかけておく?」
凜音 リオ : 「おまじない」 オウム返し
レネコ : 「なにそれ!」 気になる
雲隠 ミソラ : 「おまじない〜? 消しゴムに名前書いておく〜、とかそういうの〜?」
黒葉 丹花 : 「それはたしか恋のおまじないね!」
雲隠 ミソラ : 「………そうだっけ〜? それで〜、ニカちゃんのおまじないってどんなの〜?」
黒葉 丹花 : 「……ん~、見せた方が早いか」そんなに時間もないし、と
黒葉 丹花 : 「二人は道具を使って戦ってたよね? わたしに少し預けてもらえる?」ミソラとリオに
凜音 リオ : 「使うと言えば使いますが」 どこからかギターを取り出す
雲隠 ミソラ : 「どうぞ〜。 あ〜、でも気をつけてね〜。 安全装置とか〜、全部外しちゃったから〜。」
"PALE-MOON"の文字が刻まれた、 サイバーな直刀を渡す
黒葉 丹花 : 「どこ触るか分かんないから、セーフティはつけておいてほしいんだけど……まあ、良いか……」
黒葉 丹花 : では《水晶の剣》を三度使用!
黒葉 丹花 : 対象は『丹花のクローバーリーフ(大型拳銃)』、『ミソラちゃんのレーザー刀(アームブレード)』、『リオちゃんのギター』!!
黒葉 丹花 : それぞれシナリオ終了まで攻撃力を+6します!
GM : 了解です
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 67 → 79
黒葉 丹花 : 設定としては『爆破』と『幸運』の能力付与ですけど、演出に使うかどうかはおまかせします!
黒葉 丹花 : 「────さて、と、誰かに使ってあげるのは久しぶりだな~」小さく笑みを浮かべ
黒葉 丹花 : それぞれの得物を撫でるように触れる。
黒葉 丹花 : すると、触れた部分に四つ葉のクローバーの紋章が刻まれる。
雲隠 ミソラ : 「お〜………?」
受け取った刀を少し振ってみるが、違いはわからない
凜音 リオ : 「デザインが変わりました」 ギターを受けとって少し弾いてみる
凜音 リオ : 「……低音が良くなった気がします。これなら良い音楽が書けそうです」 無表情で親指を立てる
黒葉 丹花 : 「(音がよくなるおまじない、とかじゃないんだけど、まあいっか…? 言わぬが花、ってやつ…?)」
黒葉 丹花 : 「おまじないはおまじないだし、そんなには大きく性能は変わらないけど、そのちょっとが命運を分けるコトもあるかもね?」
雲隠 ミソラ : 「ありがと〜。ニカちゃんの気持ち、受けとったよ〜!」
木戸 忠継 : 「(女の子ってみんな不思議と好きだよな、ああいうおまじないってやつ…)」横目で見ながら、その辺で勝手に拾ってきた応急手当キットを取り出す。
木戸 忠継 : 自分に手当てしますわ〜
木戸 忠継 : 2D10(2D10) > 12[8,4] > 12
system : [ 木戸 忠継 ] HP : 3 → 15
凜音 リオ : 「手伝いましょうか?」 いつの間にか横で応急手当キットを持っている
木戸 忠継 : 「お。あー、そうすね…もし手伝ってもらえたら、その方が合理的……すかね……」人に頼るのがいまいち苦手なためか、躊躇い気味にそう言う
凜音 リオ : 「あなたの戦い方ですと早めの治療が肝要と考えます。私には基本的な治療技術もプログラムされておりますので、お任せください」
凜音 リオ : 2d10 回復するぞ~(2D10) > 2[1,1] > 2
木戸 忠継 : 爆笑してしまう
GM : 治療へたくそアンドロイド!!
system : [ 木戸 忠継 ] HP : 15 → 17
凜音 リオ : 「すみません、実践は初めてですので」 ミイラ男みたいになってしまっている
木戸 忠継 : 途中で嫌な予感がしたが、そのままやらせていたら大変なことになってしまった。
木戸 忠継 : 「……く、くく…いや、でも。むしろ補強されて良い気がするぜ」
木戸 忠継 : 「サンキュな、リオさん」ニッと笑って
凜音 リオ : 「……」
凜音 リオ : 「いえ、あまりお力になれずすみません」 一瞬だけ笑顔になって返す
黒葉 丹花 : 「……ふ~ん、なんだか楽しそうなコトしてるね?」ニマニマして、ずいっと後ろから顔を出す
木戸 忠継 : 「うおっ…ニカさんか。『おまじない』はもう済んだんすか?」
黒葉 丹花 : 「うん、ばっちり♪」実際の効き目はどうか分からないけどね?と笑って
黒葉 丹花 : 「リオちゃんはレネゲイドビーイングだし、人体の治療とかよく分かってなかったんでしょ? 今度はわたしがやってあげようか♡」肩に手を置いて
木戸 忠継 : 「っ…も、もう十分だと思うんすけど」なぁリオさん、と助けを求める
凜音 リオ : 「いえ、治療が不十分だと思いますし、是非受けたほうがよいかと。私としても今後の参考にしたいので」 見学の構え
木戸 忠継 : 「……」正論すぎて何も言い返せずに項垂れる。
木戸 忠継 : 「……お願いします……」
黒葉 丹花 : 「ふふ、よろしい♪」何か楽しそうに応急手当キットを取り出し
黒葉 丹花 : 「ねね、レネコちゃんも一緒に忠継くんで遊……」
黒葉 丹花 : 「じゃなくて、一緒に忠継くんの治療してあげよっか~♡」
レネコ : 「レネコも?じゃあやる!」 近寄って来る
木戸 忠継 : 「いや、ちょっと…ニカさん?レネコ?」
黒葉 丹花 : 「いいからいいから♪」
黒葉 丹花 : 「ささ、患者さん?じーっとしてくださいね~♡」とレネコちゃんと両脇から挟み込み、治療をはじめます
黒葉 丹花 : って訳で、忠継くんに応急手当キットを使用!
黒葉 丹花 : 2d10+17 回復(2D10+17) > 12[6,6]+17 > 29
黒葉 丹花 : 「────まあ、こんなものかな?」治療自体はちゃんとした
system : [ 木戸 忠継 ] HP : 17 → 29
凜音 リオ : 「なるほど、こうして治療するのですね」 興味深そうに見学
レネコ : 「タダツグのいたいのいたいのとんでいけ~!」 ほとんどわちゃわちゃしてただけ
木戸 忠継 : 「……どーも…」治ってしまった体を複雑そうに見ながら礼を言う
雲隠 ミソラ : 「ね〜、人の治療するのはいいんだけどさ〜。」
「自分のコト忘れてない〜? お腹見せてよ〜。」
ニカにそっと近づいて
黒葉 丹花 : 「どういたしまして♪」
黒葉 丹花 : 「……わたしの治療は大丈夫だよ? 私にとっては死ぬコト以外は掠り傷みたいなものだし?」
雲隠 ミソラ : 「たしかに〜。 生きてたら勝ちだよね〜。 でも、ボクが治療したいと思ったから〜。」
雲隠 ミソラ : 2d10 問答無用!(2D10) > 9[3,6] > 9
system : [ 黒葉 丹花 ] HP : 5 → 14
雲隠 ミソラ : 「ん〜、こうだっけ? なんかお腹が見づらいなあ〜……?」
胸の影で暗いらしい
黒葉 丹花 : 「え~、このままでどうぞ、この施設のベッド使いたくないし~」少しおっぱいを持ち上げ
雲隠 ミソラ : 「お〜! 見やすくなった〜! ………これでよ〜し!」
雲隠 ミソラ : 「………にしてもおっきいね〜、ふたりとも〜……」
原因に気づいて、ぼそりとつぶやく
黒葉 丹花 : 「……ん?どうしたの? 気にしてるの?」服を下ろして急にニマニマと
雲隠 ミソラ : 「何でもないよ〜。まだ希望はあるのだ〜。」
黒葉 丹花 : 「ふふ、そうかな~? 数年後がたのしみだね~♪」
凜音 リオ : 「?」 何の話かわからないらしい
レネコ : 「レネコももっとおっきくなりたいな、三メートルくらい!」 身長の話だと思ってる
黒葉 丹花 : 「いやいや、レネコちゃん……今のわたしくらいでも、割と困る事が多いんだから、三メートルはちょっと……」
レネコ : 「え~そう?もっとおっきくなっていつかはタダツグを見下ろすのだ!」 想像して笑いながら
雲隠 ミソラ : 「ぷっ、ふふふ〜。レネコちゃんはホントかわいいな〜。」
すれ違いに気づいて笑う
レネコ : 「?」 よく分からないけどかわいいと言われて嬉しそうにミソラを見てる
黒葉 丹花 : 「(あっ、身長のことか)」
黒葉 丹花 : 「……まあ、本人が楽しそうならいっか」苦笑して
木戸 忠継 : 先ほどまでの話を聞いて聞かぬふりをしながら、治療した腕を服の袖に通す。
木戸 忠継 : 「……さて。もう良さそうすね…そろそろ行きましょうか」
レネコ : 「いこいこ!タカスのおじさんを捜すんだよね!」
雲隠 ミソラ : 「行くぞ〜! センセイには色々聞かないと〜。」
黒葉 丹花 : 「ん、準備万端、気を引き締めていこっか~」
凜音 リオ : 「はい。出発しましょう」
GM : では、準備を済ませたキミ達が実験室から出ていったところでシーン終了。
 
GM : ロイスの取得、感情の変更が可能です
黒葉 丹花 : 木戸 忠継に好意/隔意のP表でロイスを取得します!好意の中身は『遊ぶと楽しい相手』として70%、『普通の善人』として30%!!
system : [ 黒葉 丹花 ] ロイス : 4 → 5
GM : 了解!

シーン10 鷹栖英司

GM : 痕跡を追って鷹栖を見つけに行くシーンになります。
登場はミソラ。他のPCも登場可能なので、出る人は登場ダイスをお願いします。
木戸 忠継 : 1d10+80 出ます!(1D10+80) > 5[5]+80 > 85
雲隠 ミソラ : 1d10+89(1D10+89) > 5[5]+89 > 94
黒葉 丹花 : 1d10+79(1D10+79) > 10[10]+79 > 89
凜音 リオ : 1d10+85(1D10+85) > 10[10]+85 > 95

FH研究所跡 機材置き場

GM : キミ達は研究所内に残る戦闘の痕跡を追っていく。
そしてやがて、埃の被った機材が大量に並ぶ部屋に辿り着いた。
扉から中を覗くと、部屋の床には一つの人影がある。
GM : ────それは全身に傷を負い、血溜まりの中に沈む魔栖英司の姿だった……!
雲隠 ミソラ : 「センセイ〜!!」
扉を蹴飛ばして駆け寄る
雲隠 ミソラ : 「なんで、なにも連絡してないの〜……!」
血溜まりも気にせず、鷹栖に触れる
鷹栖英司 : 「……う……」
鷹栖英司 : 「お前、は……ミソラか……?」
GM : 鷹栖が瞼を開く。
まだ息はあるようだが、傷は深い。
《リザレクト》ももう使えないところを見ると、このままでは彼が死ぬのは時間の問題だろう。
雲隠 ミソラ : 「そうだよ……っ。ミソラだよ……。」
鷹栖英司 : 「お、驚いた……まさかこんなところでお前の顔を見るなんてな……」 弱々しくも笑みを見せる
鷹栖英司 : 「一体どうして……。いや、もしかして、任務か……?」 他のメンバーの存在に気付く
雲隠 ミソラ : 「センセイを探しに来たんだよ……、ミソラは……。」
黒葉 丹花 : 「……そうだね、たしかに任務は受けてきたけど、ミソラちゃんは、任務よりキミの捜索を優先していたみたいだし?」後ろから顔を出す
凜音 リオ : 「息があるようで何よりです。あなたが鷹栖センセイですね」
雲隠 ミソラ : 「というか喋っちゃダメ……! 唇だけでいいから……」
鷹栖英司 : 「大丈夫だ、ミソラ……。心配するな。これくらい、掠り傷だよ……」
雲隠 ミソラ : 「センセイのカッコつけ……バレバレだよ……。」
鷹栖英司 : 「はは……」 乾いた笑い声を小さくあげ
凜音 リオ : 「我々は寒河江巌を阻止するためにここに来ました。怪我をなさっているところ申し訳ありませんが、脱出のためにご協力をお願いしたく」
鷹栖英司 : 「なるほどな……いや、構わない……」
鷹栖英司 : 「ミソラ、お前達が来てくれて助かったよ……手に入れた情報を無駄にするところだった……」
レネコ : 「お、おじさん……」 忠継の腕にしがみついて、不安そうに見下ろしている
木戸 忠継 : 「……」無言でレネコをそっと抱き寄せる。
鷹栖英司 : 「……お、よく見りゃレネコもいるじゃねえか。……お前が保護してくれたのか?」 忠継に
木戸 忠継 : 「……初めまして。はい…鷹栖さんが逃がしてくれた、ってレネコから聞いてます」
雲隠 ミソラ : 「むっ……レネコは心配いらないよ〜……。忠継くんとみんながいるし〜……。」
鷹栖英司 : 「いや、ミソラ……。これから話す、俺が掴んだ情報はレネコのことについてなんだ」
鷹栖英司 : 「だから、お前達が一緒にいてくれてよかったよ」
レネコ : 「…………」
鷹栖英司 : 「いいか、よく聞いてくれ……」
鷹栖英司 : 「彼女の能力は……簡単に言えば、毒の生成だ」
鷹栖英司 : 「生物の殺傷はもちろん、無機物すら腐敗、破壊するほど強力な毒だ。しかも、生成できる範囲も馬鹿みたいに広い……」
鷹栖英司 : 「お前達、レネコと一緒にいて何か心当たりはなかったか……?」
木戸 忠継 : 「……一度だけ。彼女を襲おうとしたジャームが粉々になって崩れました」
レネコ : 「あ……」 言われて思い出す
凜音 リオ : 「あれが、インフィニティコードの力の一端というわけですか」
鷹栖英司 : 「あぁ、そうだ……。ただ、自分の意志では使いこなせないようだから、発動にはまだ何か条件があるようだが……危険すぎる力であることには間違いない……」
鷹栖英司 : 「寒河江に利用されない内に殺すべきだとは思ったんだが……こいつ、人間と友達になりたいとか言いやがってな……」
鷹栖英司 : 「そんなの聞いたら、やれるわけねえってなっちまってな……。んで、助けちまったんだ……」
レネコ : 「…………っ」
鷹栖英司 : 「だがそのせいでこのざまだ。全く、先生なのにかっこつかねえよな……」 自嘲するように笑みを浮かべる
雲隠 ミソラ : 「センセイ……、ほんとこういう子に甘いよね……。 ………そーゆーとこ、嫌いじゃないけどさ〜。」
自分も甘やかされてた事実は棚に上げる
鷹栖英司 : 「はは……まあ、お前にもなんやかんや甘かった方だしな……」
雲隠 ミソラ : 「ミソラはまだ甘やかされたいんだけど〜……? センセイがちゃんと帰らなきゃだめ……!」
凜音 リオ : 「任務としては失敗したかもしれませんが――あなたの判断は決して間違いではなかった。そう考えます」
凜音 リオ : 「これから全員で脱出すれば、問題ありません」
鷹栖英司 : 「……。そうだな、分かってるよ……」
鷹栖英司 : 「でも、もう少し休憩させてくれ……こう見えて俺も良い歳だから疲れがちでさ」
鷹栖英司 : 「だから頼む、ミソラ……それに、お前達。レネコのこと、任せてもいいか……?」
雲隠 ミソラ : 「いいよ……。でも……3つ、約束して……?」
凜音 リオ : 「こういう時は1つが相場ではないのですか?」
雲隠 ミソラ : 「休んだら、絶対に帰ってきて。」
「ミソラにちゃんと、全部話して。センセイのこと。」
「あと、一緒にお出かけもさせて。オマケくらいないと納得しないよ。」
 
珍しく、間延びせず言い切る。
鷹栖英司 : 「…………」
鷹栖英司 : 「しょうがないな……分かったよ。約束する」
鷹栖英司 : 「だから、お前もお前に出来ることをやってくれ……いいな?」 血であまり汚れていない方の腕を伸ばし、ミソラの頭に触れる
雲隠 ミソラ : 「…………うん。レネコのこと……まかせて〜。 ミソラもみんなも、やり手だよ〜?」
雲隠 ミソラ : 「…………」
一瞬、逡巡する。
雲隠 ミソラ : 「………はい。コレ、返しておくね……? センセイの大事なモノなんでしょ……。」
銀のロケットを鷹栖の手に握らせる
鷹栖英司 : 「……これは。失くしたと思ったら、ミソラが拾っててくれたのか」
鷹栖英司 : 「確かに、大事なもんだ。ありがとな……」 小さく笑いかける
雲隠 ミソラ : 「もう失くしちゃダメだよ〜……。」
鷹栖英司 : 「……あぁ」
木戸 忠継 : 「レネコのことは、任せてください。……あとは俺が…俺たちが、責任持つんで」
レネコ : 「だ……だいじょうぶだよ、タカスのおじさん。タダツグ達、すっごく強いから……!」 忠継にしがみつく手に少し力が入りながら
鷹栖英司 : 「……悪いな、助かるよ」
鷹栖英司 : 「さて、と……流石にもう限界だ……ちょっと寝させてくれ……」
鷹栖英司 : 「後で……ちゃんと……起きっから……」
GM : 鷹栖はゆっくりと瞼を閉じ、その意識を手放した。
レネコのことを託せて安心したことで、辛うじて残っていた力が抜けてしまったのだろう。
雲隠 ミソラ : 寝るなー!!生きる努力せんかい!!
ミソラがなんとかしようとさせます
凜音 リオ : やるぞ!!手伝うぞ!(ロボット三原則
黒葉 丹花 : わたしも手伝ってあげよう!
木戸 忠継 : もちろん手貸します
GM : 了解です、では鷹栖を助ける方法について説明します。
鷹栖を助ける方法

・鷹栖を助けるには回復エフェクトを使うか、難易度8の<知識:医療>判定に成功する必要がある。
・応急手当キットを使用することを宣言したPCは、判定の達成値に+2することが出来る。
・一人も判定が成功しなかった場合、鷹栖は死亡する。

GM : こんな感じです。応急手当キットは……皆使っちゃったね?
GM : なので、二行目はなかった感じで。消費も無いしそのまま振ってもらおう!
雲隠 ミソラ : 陽炎の衣使います、本気です
GM : ガチだ、了解です
system : [ 雲隠 ミソラ ] 侵蝕率 : 94 → 97
雲隠 ミソラ : 7dx+4 夜の小鳥込み(7DX10+4) > 9[1,3,4,4,7,9,9]+4 > 13
GM : 成功した!では鷹栖は生存します!
凜音 リオ : ヤッター!!
雲隠 ミソラ : 意識を手放したセンセイに、マスクを外して、そっと正面にしゃがみ込む。
左手でセンセイの頬に触れて、そっと顔を上げさせ、自分の顔を寄せる。
 
そして──
雲隠 ミソラ : ──センセイの鼻に、かじりついた。
鷹栖英司 : 「いっだぁ!!」 寝かけてたところを強制的に起こされる
雲隠 ミソラ : 「今〜、これで心残りはない〜って顔した〜!」
雲隠 ミソラ : 「ミソラ〜、おこだよ〜!! 約束はちゃんと守ってもらうんだから〜!」
そう言いながら、止血処理をする。
最初からするつもりだったが、鷹栖の様子を見て喝を入れたのだ。
雲隠 ミソラ : 「寝ててもいいけど〜、次に起きる気がなかったら〜。………クワガタだからね〜。」
鷹栖の脳裏に、ミソラによってクワガタを鼻に挟まれた悪夢が蘇る
鷹栖英司 : 「そりゃ勘弁してくれよ……こんな時にまで……」
鷹栖英司 : 「……ミソラ」 止血処理をする様子を見て
鷹栖英司 : 「……ありがとうな」
雲隠 ミソラ : 「………だめ。今は聞いてあげない〜。」
雲隠 ミソラ : ふぅ、と軽く息をついてから。
「………全部終わった後に、ね〜。」
鷹栖英司 : 「そうだな……わかったよ……」
GM : 再び、鷹栖は瞼を閉じる。だが、その顔色は悪くはない。
GM : 鷹栖は何とか一命を取り留めた。
未だ危険な状態ではあるが、彼は人間を超えた存在であるオーヴァード。
しばらく安静にして侵蝕率が落ち着けば再び《リザレクト》が発動し、オーヴァードの修復能力で傷は癒え、意識も回復することだろう。
雲隠 ミソラ : すするような限界の息から、安定した寝息に変わったのを確認して立ち上がる
雲隠 ミソラ : 「ボクの気持ちも知らないで〜……全くもう〜。」
雲隠 ミソラ : 「ボクのセンセイが面倒かけちゃったね〜。もう大丈夫〜、行こうか〜。」
木戸 忠継 : 「何にも。……良かったな、ミソラさん」
凜音 リオ : 「鷹栖センセイはよく耐えてくださいました。あとは、我々の頑張り次第です」
黒葉 丹花 : 「ん、何にせよおじさんを倒せなきゃムダになっちゃう訳だし?」
レネコ : 「あとは安心してサガエをぎったんぎったんのばこんばこんにするだけだね!」
雲隠 ミソラ : 「けちょんけちょんのずたずた、だよ〜。よくもセンセイをボロ雑巾にしてくれたね〜、アイツ〜。」
レネコ : 「そうとも言う!」
レネコ : 「……あ、そうだ。そういえばさっき、ベッドが置いてる部屋があったよ」
レネコ : 「サガエを見つけに行く前に、タカスのおじさんを運んであげたいな。床で寝ると痛いもん」 おそらく応急手当キットなどが落ちていた、医務室のことだろうとキミ達は分かる
木戸 忠継 : 「良いんじゃないか。急いでもねぇし」同意する。
雲隠 ミソラ : 「レネコちゃん〜、気が利くね〜。」
ひょいっ、とセンセイを背中で背負う
かなり体格差があるが、苦にはならないようだ
凜音 リオ : 「賛成です。移動しましょう」
レネコ : 「じゃあ、けってー!」
GM : では、鷹栖を医務室へと連れて行ったところでシーン終了。

シーン11 レネコ

GM : このシーンの登場は忠継のみとなります。登場侵蝕のダイスをお願いします。
木戸 忠継 : 1d10+85(1D10+85) > 7[7]+85 > 92

FH研究所跡 通路

GM : 鷹栖を医務室に運んだ後のこと。
キミ達は再び手分けして研究所の探索を行っている。
レネコ : 「ねえねえ、タダツグ~」
GM : 一緒にいるレネコが服の袖を掴んで、キミの歩みを止める。
木戸 忠継 : 「どうした、レネコ。疲れたか」足を止め、しゃがんで目線を合わせる
レネコ : 「おー、よくわかったね!ちょっとつかれた!」
レネコ : 「あとお腹も空いてきちゃった」 くぅ、と小さく腹の音が鳴る
木戸 忠継 : 「レネコも腹は空くんだな……普段は何を食べていたんだ?」レネゲイドビーイングの知り合いはいない為、純粋な疑問として尋ねる
レネコ : 「……普段……普段は……」 凄く苦々しい顔になってる
レネコ : 「なんか……どろっとした……あんまり味がしない感じのやつ……」
木戸 忠継 : 「……それは……ロクでもねぇな」苦笑いして
木戸 忠継 : 「それじゃ、この施設にはそんな美味しいものはないだろうな…さっさとここを出て、外でご飯でも食べに行こうな」
木戸 忠継 : 「きっと、レネコが気にいる食べ物があるはずだ」
レネコ : 「ほんと!?じゃあレネコ、甘いとか辛いって食べ物食べれるの!?」
木戸 忠継 : 「そうだ、苦いものも酸っぱいものもあるぞ」
レネコ : 「やった~!楽しみ!」
レネコ : 「っていうか、タダツグはいいな~。普段色んなご飯食べれてるってことなんでしょ?」
木戸 忠継 : 「ああ、そうなるな。幸い、俺は恵まれていたから、色んな人たちにちゃんと育ててもらってきたからな。……色んな人たちに」最後の一言は、少しつぶやくように
レネコ : 「色んな人……?ママとパパだけじゃないってこと?」
木戸 忠継 : 「ママとパパ…は、気づいた時にはいなかったな」苦笑して
木戸 忠継 : 「レネコにはまだ早いかも知れねぇけど、家族っていうのは血が繋がっていなくても出来るもんなんだ。親と子、それ以外の関係だっていくらでもある」
木戸 忠継 : 「……俺の言っていること、わかりそうか?」確認を取るように尋ねる
レネコ : 「う~ん……」 ちょっと考えて
レネコ : 「あんまりよくわかんないけど……その家族って、仲良しなの?」
レネコ : 「にんげんさんの家族って、普通は血が繋がってるんでしょ?でもレネコとサガエは血が繋がってないから、サガエはレネコのこときらいなのかな~って思ってたんだけど……」 疲れてたことを思い出し、ぺたんと床に座り込む
木戸 忠継 : 「それは違ぇな。寒河江が悪い奴なだけだ」断言して
木戸 忠継 : 「誰が親だろうが関係ねぇよ。自分が『家族』だと思える人は、自分の好きで決めたらいい。仲良くしたいと思える『友達』も」
木戸 忠継 : 「それがお前の…レネコの人生なんだからな」
レネコ : 「……レネコの人生か……」 真剣な目をして
レネコ : 「……んんっふふふ」 突然にやつき始める
木戸 忠継 : 「……どうした」なんか少し嫌な予感がしながら尋ねる
レネコ : 「んーん、だってなんか嬉しくなっちゃって」
レネコ : 「今までレネコ、サガエに『お前は人類を滅亡させるために生まれたのだ』って言われて来たからさ」
レネコ : 「こんな風にレネコの好きに決めたらいいって言われるの、初めてなの!」 にへにへと笑顔を向ける
木戸 忠継 : 「……」揶揄われるのでは、と思っていたので意外そうな目で見る
木戸 忠継 : 「ああ、そうか……ったく、ロクでもねぇな。レネコの親父は」くく、と笑って
木戸 忠継 : 「そんなわけないだろ。レネコはいつだって自由に生きればいい」
レネコ : 「うん……!そうだよね……!」
レネコ : 「……レネコね、実はにんげんさんとお友達になるのが夢だったの。いっぱいいっぱい、色んな人と仲良くなって、一緒に遊んだりしたいなって!」
レネコ : 「今まではそんなことレネコはしちゃダメなのかなって思ってたけど、なんか自信でてきたよ!」
木戸 忠継 : 「レネコは良い子だからな、その夢はきっと叶うぜ。俺が保証する」
木戸 忠継 : 「何なら……もう、レネコには4人の友達が出来ているはずだ。違うか?」
レネコ : 「え!?ほんとに!?いつのまに!?」 全然気付いてない
木戸 忠継 : 「こら、人を悲しませること言うんじゃねぇよ」
木戸 忠継 : 「俺はもう……レネコとは友達になったつもりでいたぞ」目を合わせ、忠継にしては意外なくらい真っ直ぐに伝える。
レネコ : 「え……」
レネコ : 「え~~~~~~~!!!そうだったんだ!!!」
レネコ : 「お友達って、いつのまにかなってるもんだったんだ!?」
木戸 忠継 : 「いちいち宣言してたら変な奴だと思われるぜ。これから外で生きていくのなら、全員友達だと思い込むくらいで大丈夫だ」
木戸 忠継 : 「レネコが友達になって、嫌だと思う奴はいねぇよ」いい子だしな、と言って頭を撫でる
レネコ : 「そうだったんだ……!知らなかった……!」 頭を撫でられながら、ずっと笑っている
レネコ : 「じゃあじゃあ、レネコもタダツグのことお友達だと思ってていいんだ!あとミソラもニカもリオのことも!?」 ぴょんっと立ち上がって
木戸 忠継 : 「もちろん。ミソラさんもニカさんもリオさんも、レネコのことは気に入ってるはずだ」
木戸 忠継 : 「ま……最初に会ったのは俺だ。友達一号は俺が貰っちまおうかな」悪戯っぽく笑って
レネコ : 「うお~!やった~!!」 両手を振り上げて
レネコ : 「レネコ、タダツグのこと大好きだから大歓迎!タダツグが友達一号が良い!!」 もふっとキミに抱き着きにいく
木戸 忠継 : 「うおっ……」予想外の勢いで来られたので驚きながらも、ちゃんと抱き留める。
木戸 忠継 : 「嬉しいな。なら……これからもレネコが元気でいられるように側にいる。俺は映えある友達一号だからな」そう言いながら、また頭を撫でる。
レネコ : 「うん、うん!ありがと、タダツグ!!」 笑顔でぎゅーっと抱きしめて
木戸 忠継 : 「礼なんて言うもんじゃねぇよ。……大丈夫だ、これからたくさん良い思い出をつくろうな」
木戸 忠継 : 『彼女を無事ここから連れ出す』。そう、密かに心の中で誓いながら。
レネコ : 「そういうもんなのか~、わかった!」
レネコ : 「でもレネコ、これからタダツグと一緒に色んな思い出も作っていきたいけど」
レネコ : 「タダツグの思い出も聞きたいな!さっき言ってた家族のこととか!」
レネコ : 「タダツグ、なんかすっごく優しい感じの目して言ってた!だからどんな人達なのか気になる!」 興味津々といった目で見る
木戸 忠継 : 「………あー」……ほんの少しだけ、乾いた声が漏れる。だが、レネコには気づかせない。
木戸 忠継 : 「……そう、だな。俺の家族は、本当にたくさんいてな……しかも、大体が年下の弟や妹」
木戸 忠継 : 「よくある、父と母と子がいて…みてぇな家族とは全然違うけど、みんな支え合って生きてた」
木戸 忠継 : 「……良いものだよ。家族とか、友達とかって」そう言って、笑ってみせる。
レネコ : 「へ~……!」
レネコ : 「いいなぁ、家族!いつかはレネコも仲の良い家族が出来たりするのかな?」
木戸 忠継 : 「そうかもな。レネコにも、きっと色々な縁が繋がっていく…関係の名前もまた色々だ」
木戸 忠継 : 「人間社会は辛いこともあるが、きっと悪いもんでもねぇよ。楽しみにしておけよ、レネコ」
レネコ : 「うん!いっぱい楽しみにしてる!もし辛いことがあっても、タダツグがいればだいじょーぶだし!」
レネコ : 「よーし、じゃあなおさらがんばってここから出るぞ~!えいえいおー!」 疲れも吹き飛んだのか、キミから一歩離れると笑顔で拳を上に突き出している
木戸 忠継 : その姿を見て微笑む。
木戸 忠継 : ……今語ったことは、決して本音ではない。悪いもんでもねぇ…なんて楽観的な言葉は、『子供騙し』の薄っぺらなもの。
木戸 忠継 : レネコ自身も、これからたくさん辛い目に遭うかも知れない。何を背負っているのかわからない、謎のレネゲイドビーイングである彼女にかけるには、あまりに無責任な言葉だったかも知れない。
木戸 忠継 : だが、
木戸 忠継 : 「……おう、任せろ。まずは外に出て、美味しいものでも食べに行こう」そう言って、レネコの後ろからついていく。
木戸 忠継 : 自分がかけた言葉の責任くらい、背負える人間でありたい。例え嘘を通じてでも、今彼女が浮かべる『本物』の笑顔だけは守ってもいいはずだ。そう、自分に言い聞かせた。
レネコ : 「うん!甘いの辛いの苦いの酸っぱいの~♪」 へんてこなリズムに合わせて歌い始めて
GM : と、キミ達が施設の探索を再開しようとした時だった。
レネコ : 「……!?あ、う……ぅ……?」
GM : レネコは急に胸元を抑え、苦しそうにその場にうずくまってしまう。
木戸 忠継 : 「……っ!レネコ、どうした!」駆け寄り、レネコの様子を見る
レネコ : 「わ……わかんない……っ」
レネコ : 「な、なんか、急に……苦しくなって……」
レネコ : 「うぅ……っ!あああ……っ!!」
GM : レネコが叫ぶのと同時に、《ワーディング》が発動。
そして、彼女の全身から紫色の煙が噴き出し始める!
GM : 強烈なレネゲイドの力を纏った煙が、一瞬だけキミの手に触れる。
その手には焼けるような痛みが走り、皮膚がボロボロと崩れてしまっていた。
木戸 忠継 : 「なっ……あ゛、クソッ……」レネゲイドの暴走。あの時の……孤児院を襲ったジャームを彷彿とさせるその姿が、トラウマをフラッシュバックさせる。だが、彼女はジャームではない……!
木戸 忠継 : 「レネコ……ッ!!」必死で名前を呼ぶ
レネコ : 「タ……ダ、つ……っ」
GM : レネコは必死に力を抑え込もうとしているが、ただ苦痛に顔を歪ませるだけ。煙は止まらず、彼女の全身を覆っていってしまう……!
木戸 忠継 : 「……ッ!!!」レネコの姿が完全に見えなくなり、唇を噛み締める。迂闊に触れては危険だが、彼女をこのままにするわけにはいかない…!
GM : と、ここでシーン終了。
 
GM : ロイスの取得と感情変更が可能です。
木戸 忠継 : レネコへの感情を、慈愛/不安Nに変更します!以上です。
GM : 了解!

シーン12 破滅へのカウントダウン

GM : ミドルフェイズ最後のシーンになります。
登場は全員。登場侵蝕のダイスをお願いします。
木戸 忠継 : 1d10+92(1D10+92) > 9[9]+92 > 101
雲隠 ミソラ : 1d10+97(1D10+97) > 6[6]+97 > 103
黒葉 丹花 : 1d10+89(1D10+89) > 8[8]+89 > 97
凜音 リオ : 1d10+95(1D10+95) > 6[6]+95 > 101

FH研究所跡 通路

GM : ミソラ・丹花・リオの三人は、異常な《ワーディング》の気配を感じ取って駆けつける。
そこには忠継と、紫色の毒の煙に包まれながら苦しむレネコの姿があった。
凜音 リオ : 「何が起きたんでしょうか?」 ヒールを鳴らして走ってくる
雲隠 ミソラ : 「忠継く〜ん! レネコちゃ〜ん!! 何事〜!?」
全速力で駆けつけてくる
木戸 忠継 : 「レネコが……突然、レネゲイドの制御が効かなくなった……!」これまで見た事がないほど焦りを見せる。
雲隠 ミソラ : 「わ〜〜ちち!! この煙〜、ヤバいやつだよ〜っ!」
煙の上を跳んで通ったせいか、バイザーが歪む
凜音 リオ : 「危惧していたことが起きてしまいましたか」
黒葉 丹花 : 「センセイが言っていた毒、その暴走かあ」
木戸 忠継 : 「相変わらず原因は不明だ……だが、近づくな!レネコに人を傷つけさせたら、きっと悲しむ……!」爛れた拳をグッと握り込んで
GM : 毒を生成し続けるレネコの背後で、突然空間がねじ曲がる。
そこから姿を現したのは、寒河江巌だった。
寒河江巌 : 「ご苦労だったな、“喰らう者”。今まさに、我が“インフィニィコード”は完成した!!」
木戸 忠継 : 「寒河江!!テメェ、どういう意味だ!!」
寒河江巌 : 「くく……いいだろう、教えてやろう」 機嫌が良さそうに、口角を吊り上げて
寒河江巌 : 「ウロボロスの特性を利用して、私はさまざまなシンドロームのレネゲイドをブレンドした人類絶滅存在を作りだした。だが、それは能力を制御できない欠陥品でな……」
寒河江巌 : 「原因は、取り込んだ能力を制御するウロボロスの力そのものの弱さだ」
寒河江巌 : 「ゆえに、私は別のウロボロスを取り込ませることで、能力の底上げをすることを考えた」
寒河江巌 : 「しかし、自我に目覚めたそいつは私の命令をとにかく拒否するようになってな……」
寒河江巌 : 「ならば、自分からレネゲイドを取り込みたくなる相手を用意すればいいと思ったのだ。そう、ウロボロスを持つ人間をな」
寒河江巌 : 「案の定、“インフィニティコード” はお前に強い興味を持った。そして、相手のすべてを理解したいと思う感情が、レネゲイドの取り込みをも引き起こしたのだ!」
寒河江巌 : 「私の計算通り、“インフィニティコード”の能力は完成した。一度発動した能力は止まらん。そのように設計してあるからな」
寒河江巌 : 「本当に、よくここまで“インフィニティコード”と仲良くしてくれた」 
寒河江巌 : 「感謝するよ……友達一号クン」 忠継を見て、邪悪な笑みを浮かべる
木戸 忠継 : 自分が攫われた理由。彼女と出会った理由。点と点が繋がり、彼の中で生まれた感情は──激しい怒りだ。
木戸 忠継 : 「レネコの想いを……人の夢を、何だと思っていやがる……!」
寒河江巌 : 「人?おかしなことを言う……」
寒河江巌 : 「こいつは私の道具だ。人類滅亡のための兵器に過ぎないんだよ!」
黒葉 丹花 : 「……どうして研究者ってみんなこうなんだろうね~、見覚えあるな~」元FHの被検体並感
凜音 リオ : 「道具として生み出された生命かもしれませんが、道具にも自分の生きたいように生きる権利があります」
凜音 リオ : 「私は信じます。レネコさんは強い子です。こんな仕掛けには負けません」
寒河江巌 : 「“インフィニティコード”を信じたところでこいつには制御能力が無い。気持ちの問題じゃあないんだよ」
雲隠 ミソラ : 「センセイだけじゃなくて〜、レネコちゃんと忠継くんも踏みにじる気〜?」
雲隠 ミソラ : 「普段あんまりこんなコトないんだけど〜。……ボク〜、結構頭に来てるよ……。」
寒河江巌 : 「では、どうする?怒りに身を任せて私を倒すか?それももはや無意味だ……お前達にはもう何も出来ないんだよ!」
黒葉 丹花 : 「……制御能力が無い、ねえ?」
黒葉 丹花 : 「そもそも広い範囲に有効な毒なんでしょ? でもまだレネコちゃんが自力で抑えられているあたり、勝ちを確信するには早いんじゃないかな?」
寒河江巌 : 「それも時間の問題だよ。私の勝利は揺るがない」
黒葉 丹花 : 「それはどうかな?」
黒葉 丹花 : 「今は確かに、おじさんが優勢かもしれないけど」
黒葉 丹花 : 「────勝負ゲームっていうのは、最後の最後まで何が起こるかなんて分からないものだよ」
寒河江巌 : 「ハッ……貴様の戯言もここまで来れば何も感じんな」 鼻で笑って
木戸 忠継 : 「……」しばらく黙っていたが、ニカの言葉を聞いて感じるものがあったのか。
木戸 忠継 : 「……甘ぇんだよ、クソ野郎。こっちはまだくたばっちゃねぇぞ」
木戸 忠継 : 「アンタはまた失敗するぜ。これまでも成功してねぇくせによく言えたもんだな」
木戸 忠継 : 「……俺を選んだのが間違いだった、と早く気づけるといいな。せいぜい今を楽しんどけよ」そう、挑発的に言ってみせる
寒河江巌 : 「……全く、揃って適当なことばかりを言う。付き合ってられんな」
寒河江巌 : 「“インフィニティコード”の毒の生成がさらに広がり、私が空間の遮断を解除すれば……貴様らが何をしようがもうおしまいさ」
寒河江巌 : 「もうじき、人類は絶滅する……!静かに滅びの時を待つがいい!」
GM : 寒河江は《瞬間退場Ⅲ》を使用。レネコを連れ去ってシーンから退場します。
レネコ : 「あ……う……っ、タダツグ……!」
GM : レネコが苦しみながら忠継に手を伸ばそうとする。
しかし、その手は途中で止まり────レネコは寒河江が歪ませた空間に吞み込まれ、姿を消してしまった。
木戸 忠継 : 「なっ!レネコ……ッ!!」レネコを連れて行かれたのは予想外であったためか、途端に焦りを見せる
木戸 忠継 : 「……チッ、最後の最後までムカつく野郎だなぁ…!!」頭をがっと掻いて
凜音 リオ : 「焦ることはない、と考えます。彼自身ももはやレネコさんに何も干渉することはできないはずです」
黒葉 丹花 : 「……とはいえ、レネコちゃんが自分の能力をいつまで抑えていられるかは気になるけどね~」けっこう既に辛そうだったし、と
雲隠 ミソラ : 「制御用の装置とか〜、無いのかなあ〜……。 外のUGNと協力できれば何とかできるかもしれないし〜……。」
GM : キミ達の戦う意思は消えてない。しかしレネコを助けるための具体的な方法は手掛かりはなく、途方に暮れてしまいそうになる……そんな時だった。
鷹栖英司 : 「ミソラ、一体何があった……?」
GM : 身体を引きずり、壁に寄りかかりながら、鷹栖が現れる。
彼は苦痛に顔を歪めながらも、何があったのか問いかけてきた。
雲隠 ミソラ : 「センセイ〜!? 寝てなきゃダメだよ〜!!」
鷹栖英司 : 「そういうわけにもいかねえさ……さっきの異様なワーディングに気付いちゃな……」
雲隠 ミソラ : 「あは〜。それに〜、ミソラがずっと寝てちゃダメ〜って言ったんだった〜。」
凜音 リオ : 「申し訳ありません、なるべく安静にしていただきたかったのですが、そうもいかなくなりました」
鷹栖英司 : 「いや、構わない……。それより、本当に何があったんだ……?」
雲隠 ミソラ : 「レネコちゃんがね〜……。」
木戸 忠継 : 「……鷹栖さん。すみません…レネコに、力を使わせてしまった」
木戸 忠継 : 経緯について手短に説明します。
鷹栖英司 : 「……マジか。レネコの姿が見えねえと思ったら」
鷹栖英司 : 「つまり、最悪の事態になっちまったってわけか……」
雲隠 ミソラ : 「センセイから任されたのに〜……ごめんなさい〜……。……でも〜。まだ誰も諦めた訳じゃないよ〜。」
木戸 忠継 : 「レネコは寒河江に連れて行かれましたが……奴も奴で、レネコに価値を見出している。きっと無事です」
木戸 忠継 : 「でも……正直、状況やべぇのは変わりなくて。どうしたらいいか……」不安を隠しきれない様子で呟く
鷹栖英司 : 「……分かった。諦めたわけじゃねえなら、望みを賭けて最後まで足掻くだけだな」
鷹栖英司 : 「……お前達、地下の研究室に向かえ。そこに寒河江の研究データがある」
鷹栖英司 : 「俺は途中で見つかったからデータの全ては見れなかったが、もしかしたらレネコの能力をなんとかするヒントがあるかもしれない……!」
雲隠 ミソラ : 「ギリギリで足掻くの〜、ミソラは大得意〜! センセイは知ってるよね〜。」
何度も鷹栖を呆れさせた悪癖だが、こうなっては心強い
鷹栖英司 : 「あぁ。だから任せるぜ、ミソラ。端末のロックは俺がもう解除してあるからよ」 不敵に笑みを浮かべて
雲隠 ミソラ : 「センセイ、やっぱり頼りになる〜! ありがとう〜!」
地下室へ向かうルートを聞いてから、ギュッとハグしていこう
鷹栖英司 : 「いででっ!!!」 傷口が開きかける
木戸 忠継 : 「……すげぇ助かりました。無理させてすみません…必ずレネコを救います」はっきりと断定的な口調で伝える。
凜音 リオ : 「データの処理は私にお任せください。夏休みの宿題もなんのそのです」 力こぶしを作る真似をして
黒葉 丹花 : 「あ、そういうことなら、資料とにらめっこするのはリオちゃんに任せちゃおうかな~」そういうの苦手なんだよね、と大ピンチなのに未だに笑っている
鷹栖英司 : 「そ、それ大丈夫って意味なんだよな?頼むぜ……」 また限界が来たのか、壁に寄りかかって座り込む
雲隠 ミソラ : 「大丈夫だよ〜、センセイ〜。 皆、頼りになるから〜。 また後でね〜!」
鷹栖英司 : 「……あぁ。気をつけてな」 小さく微笑みかけ、送り出す
 

FH研究所跡 地下室

GM : キミ達はエレベーターを下り、薄暗い研究室に到着する。
瓦礫だらけの室内には一つだけ稼働している端末があった。
おそらく、あれが鷹栖の言っていた寒河江の情報端末だろう。
木戸 忠継 : 「すげぇ…鷹栖さん、1人でここまで…!」
黒葉 丹花 : 「単独で先行する程度には優秀って認められてる訳だし、なによりミソラちゃんのセンセイだし?」
雲隠 ミソラ : 「そりゃあもう〜! ミソラのセンセイはつよくて〜、すごいんだよ〜!」
黒葉 丹花 : 「ふふ、そうだね?」素直に微笑んで
凜音 リオ : 「ここからは時間との戦いです。早速、データを解析しましょう」
雲隠 ミソラ : 「そうだね〜。 センセイのくれたラストチャンス〜、上手くいきますよ〜に。」
せっかくなのでニカちゃんのくれたおまじないのサインに祈ってみる
凜音 リオ : 端末を調査しますわよ~~!!
GM : では全員、《知識:レネゲイド》で判定をお願いします。難易度は9。
黒葉 丹花 : 3dx 《知識:レネゲイド》(3DX10) > 9[1,5,9] > 9
凜音 リオ : 5dx>=9 知識は…平目!(5DX10>=9) > 10[4,6,7,9,10]+4[4] > 14 > 成功
木戸 忠継 : 5dx もう成功してるけど!(5DX10) > 10[2,4,6,10,10]+6[5,6] > 16
雲隠 ミソラ : データブレイン適用!陽炎はなくていいや
雲隠 ミソラ : 5dx+4>=9(5DX10+4>=9) > 10[3,3,8,8,10]+2[2]+4 > 16 > 成功
GM : 全員成功してる……ってコト!?ワァ…
黒葉 丹花 : これこそおまじないの力です!🍀
GM : いやあんまり関係なくない!?まあいいか、ではですね
GM : 端末を調べると、レネコの毒生成能力の発動は吸収した忠継のレネゲイドに支えられていることが分かるのですが、
GM : 皆はその情報から、忠継とレネコを直接接触させ、忠継のレネゲイドを奪い返せば、レネコの能力を止められる可能性があることに気付くことが出来ます。
木戸 忠継 : 「……なるほど。いや……ん」体感的にわかりづらい話で首を捻り
雲隠 ミソラ : 「お〜? これは……アタリかも〜?」
手首から伸ばしたアクセス用コードを戻しながら、データをバイザーで確認する
凜音 リオ : 「なるほど。ヒントは先ほどの寒河江との会話の中にあったようですね」
凜音 リオ : 「レネコさんの強力な毒はタダツグさんのレネゲイドに支えられているのだから、それが無くなれば毒の生成は止まるはずです」
黒葉 丹花 : 「────つまりは"切り札"は既にわたし達の手にあった訳だ?」忠継くんに微笑んで
木戸 忠継 : 「……そう……すね。あまり、レネゲイドの操作とかしないんでアレすけど……」ウロボロスなら可能、とは聞いているものの不安な様子
木戸 忠継 : 「……でも、やるしかねぇんだよな」
雲隠 ミソラ : 「忠継くんなら〜、きっと出来るよ〜!」
黒葉 丹花 : 「ま、もしできなくても、レネコちゃん以外みんな死ぬだけだし気楽に構えていこ~」冗談めかして
木戸 忠継 : 「レネコに人を傷つけさせるのは〜って言ったっすよね……まあ、なんだ」
木戸 忠継 : 「……やります。俺が、必ず」そう言って、グッと右の拳を握る。
凜音 リオ : 「ええ。道は私たちが切り開きましょう」
雲隠 ミソラ : 「先陣は任せて〜。毒の煙でも〜、刀で払えるから〜。たぶん〜。」
黒葉 丹花 : 「ん、その意気だよ皆♪」勝つ気でやらないと勝てるものも勝てないからね、と笑う
GM : では、キミ達が決意を固めたところで、
GM : キミ達は地上から、再びレネコの《ワーディング》の気配を感じ取る。
この《ワーディング》の中心部にレネコはいるのだと分かるだろう。
木戸 忠継 : 「……ッ!この気配、レネコの……!」キッとその方角を睨みつけて
凜音 リオ : 「これは、居場所を知らせてくれているようですね」
黒葉 丹花 : 「うん、早速お呼びがかかったみたいだね?」
雲隠 ミソラ : 「行こうか〜。 今度こそ皆で帰らなきゃね〜。」
木戸 忠継 : 「…っすね」ミソラに同意して
木戸 忠継 : 「……待ってろよ、レネコ…!」
GM : では、キミ達はレネコを救うため地上へと向かう────シーン終了。
 
GM : ロイスの取得と感情変更があれば可能です。もうミドルフェイズ最後だよ!
凜音 リオ : 迷ったけど寒河江おじに取ります!
雲隠 ミソラ ○憧憬/嫉妬
寒河江 巌 同情/○憐憫 で!
凜音 リオ : Sロイスはインフィニティコード(レネコちゃん)を指定します!
system : [ 凜音 リオ ] ロイス : 4 → 6
雲隠 ミソラ : 忠継くんにロイス取ります!信頼/嫉妬のP!
雲隠 ミソラ : Sロイスは鷹栖センセイを指名します!スペシャルでスペリオルなんです
system : [ 雲隠 ミソラ ] ロイス : 5 → 6
木戸 忠継 : 雲隠 ミソラ 信頼/不安P
黒葉 丹花 尊敬/苦手P
凛音 リオ 親近感/隔意P
で取得します。
木戸 忠継 : それとレネコちゃんをSロイスに指定します!
system : [ 木戸 忠継 ] ロイス : 3 → 6
黒葉 丹花 : レネコちゃんに同情/隔意のP表でロイスを取得します!
黒葉 丹花 : 元実験体として重ねて同情する部分はあるけど、
黒葉 丹花 : 丹花には自分のことを大事を思って、危険を犯してまで行動に移してくれる人はいなかったので、そのあたりは全く違うなってカンジ!
system : [ 黒葉 丹花 ] ロイス : 5 → 6
黒葉 丹花 : Sロイスは敢えて取得しません!
GM : ロイスの取得、Sロイスの指定共に了解!

シーン13 インフィニティコード

GM : クライマックスフェイズになります。
全員、登場侵蝕のダイスをお願いします。
木戸 忠継 : 1d10+101(1D10+101) > 8[8]+101 > 109
雲隠 ミソラ : 1d10+103(1D10+103) > 7[7]+103 > 110
黒葉 丹花 : 1d10+97(1D10+97) > 1[1]+97 > 98
凜音 リオ : 1d10+101(1D10+101) > 7[7]+101 > 108

FH研究所跡 第一実験場

GM : 《ワーディング》の中心を目指したキミ達は、広い実験場に辿り着いた。
実験場の奥には、胸元を抑えて蹲っているレネコの姿がある。
レネコ : 「タダツグ……?それに、みんな……?」
GM : 実験場にはすさまじい毒気を含んだ煙が渦巻いている。
もしこの煙がまともに直撃すれば、即座に毒に侵され絶命するだろう。
これ以上は迂闊に近づくことが出来ない。キミ達は入口の辺りで足を止めることになる。
木戸 忠継 : 「レネコ……良かった、そこにいたんだな……」あくまで優しい声で呟く
凜音 リオ : 「再会できたのはよかったですが、今はこれ以上近づけそうにありませんね。私の身体でも無理があります」
雲隠 ミソラ : 「よかった〜、煙もまだこの部屋だけだ〜。」
とはいえ、うかうかしてはいられない。
木戸 忠継 : 「待ってろ、レネコ!お前のそれ…暴走を止められる方法を見つけたんだ!」
レネコ : 「え……?」
レネコ : 「そ、そんなこと……できるの……?だめだよ……みんな、早く逃げなきゃ……っ」
木戸 忠継 : 「いや、逃げたところで世界が終わる!それに、レネコをここに置いて逃げるなんて真似できるかよ…!」
レネコ : 「……っ」 目に涙が溜まってくる
凜音 リオ : 「ちゃんと勝算はあります。少し、私たちに任せてください」 笑顔で語りかける
レネコ : 「……ごめん……ごめんね……」
レネコ : 「レネコ、にんげんを滅ぼしたくなんてない……っ。おねがい……おねがい、たすけて……!」 皆の方に手を伸ばす
木戸 忠継 : 「任せろ。レネコに人を……友達を傷つけさせはしない!」レネコを勇気づけるように、力強く声を張り上げて返す。
雲隠 ミソラ : 「承った〜。なんてね〜。そんなの、頼まれなくたって助けるよ〜。」
黒葉 丹花 : 「(……ともあれ、どうしたものかな~)」クルクルと髪を弄る
黒葉 丹花 : 「(おじさんの姿がないのはラッキーだけど、あの毒は流石に"運"じゃ厳しいし)」
レネコ : 「……っ!」
レネコ : 「だ、ダメ……もう、本当に……おさえきれ、な……」 両手で胸元を抑え
レネコ : 「う、あ……あァ……アアアアアアアアアアッ!!!」
GM : レネコが絶叫する。
全身から溢れ出す毒の煙は更に勢いを増し、実験場を満たしていく!
もはや一刻の猶予もない。これ以上レネコの能力が暴走する前に、彼女を止めなければ……!
 

 
GM : というところで、レネコの能力を止めるための手順について説明します。
GM : まず前のシーンで判明した通り、レネコを救うためには忠継がレネコに直接触れて、毒生成能力を支えている自分のレネゲイドを奪い返さなければいけません。
GM : ですが、今のPC達とレネコの距離は大体20mくらい離れています。
GM : なのでこの距離を詰めないといけないのですが、実験場には毒の煙が渦巻いているのでこれを避けて進む必要があります。
GM : というわけで、これから行なうのは毒の煙を避けてレネコまで到達するための判定になります。
GM : ただ、一度の判定に成功すればすぐに到達できるわけではないので、以下のようなルールでレネコに近付いていくことになります。
ルール

・通常の戦闘と同じく、ラウンド進行で行なう。
・エフェクトなどは適当なタイミングで自由に使うことが出来るが、戦闘移動及び全力移動は出来ない(《一閃》を使用した場合、戦闘移動距離は0mとなる)。
・ラウンド毎に指定された技能と難易度をメジャーアクションで判定し成功することで、達成値の十の位(端数切り捨て)+1点の進行度を得ることが出来る。
・一度に上昇する進行度の最大値は3点(つまり達成値の上限は20まで)。
・進行度はPC全員とレネコの距離がどれだけ近付いたかを表わしており、進行度が13点まで溜まるとクリアとなる。
・忠継がレネコと接触しレネゲイドを吸収するのに手番と判定は必要なく、RPのみでレネコの能力を止めることが出来る。
・3ラウンド目のクリンナップまでにクリアできなかった場合、地球上の生物は全て死滅し、PCも全員ロストする。
・レネコに対してエフェクトを使用した攻撃を行った場合、彼女は即座に死亡し、進行度に関係無く毒の生成を止めることが出来る。
 この時、攻撃の射程を無視して命中判定を振れるものとし、とどめを刺す宣言も必要ない。

GM : こんな感じです。把握出来たら教えて下さい。あと分からないところがあったら言ってもらって……!
凜音 リオ : 後半の説明が怖いよ~!! 了解しました!
黒葉 丹花 : 把握! ≪妖精の手≫ならあるぞ!!(残りシナリオ3回)
木戸 忠継 : 一通り把握しました、了解です!
雲隠 ミソラ : 把握!
GM : ヨシ!では始めていきます
 

 
◆第一ラウンド
指定技能:<回避>or<知覚>
難易度:7
とにかくまずは毒の煙を避けてレネコに近付かなければいけない。
迫り来る毒を<回避>で避ける、もしくは毒の影響範囲を<知覚>で見極めて進め!
 
GM : ・セットアップ
GM : エネミーはいないのでGMからは特に何もありません。PC側、何かあればどうぞ
凜音 リオ : ないです!
雲隠 ミソラ : ない!
GM : ない了解!では次へ
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値16、雲隠ミソラのメインプロセスです。行動をどうぞ。
雲隠 ミソラ : 知覚で振ります!特にエフェクトはない
GM : 了解!判定どうぞ
雲隠 ミソラ : 7dx(7DX10) > 8[1,2,2,3,3,5,8] > 8
GM : 成功!
進行度 : ではまずは1点、進行度が上がります
system : [ 進行度 ] 進行度 : 0 → 1
 

 
雲隠 ミソラ : 「まずはボクが行くよ〜!」
直刀を振って風を起こすが、思ったよりも煙は晴れない。
僅かに煙が薄くなったところから、さらなる突破を託す。
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値9、黒葉丹花のメインプロセスです。行動をどうぞ。
黒葉 丹花 : ミソラちゃんと同じく知覚で振りますよ!
GM : 了解、どうぞ!
黒葉 丹花 : 6dx+1 <知覚>(6DX10+1) > 7[2,2,4,5,7,7]+1 > 8
黒葉 丹花 : まったく同じ達成値
進行度 : 成功!着実に成功することが大事と言われています。では進行度は2点に!
system : [ 進行度 ] 進行度 : 1 → 2
GM : 2点だよ!
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値4、凜音リオのメインプロセスです。行動をどうぞ。
凜音 リオ : 使えるエフェクトは特にないので回避でそのまま判定します!
GM : 了解、判定どうぞ!
凜音 リオ : 5dx+1>=7(5DX10+1>=7) > 7[1,1,3,3,7]+1 > 8 > 成功
GM : 成功!皆ちゃんと成功していく
進行度 : では進行度は3点になります
system : [ 進行度 ] 進行度 : 2 → 3
 

 
凜音 リオ : 翼を展開し、リズムよくタップダンスのようにヒールを鳴らしながら煙を切り接近する!
凜音 リオ : 「毒なら私も得意分野です。このくらいの距離――!」
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値4、木戸忠継のメインプロセスです。行動をどうぞ。
木戸 忠継 : 回避で判定します、エフェクトとかはないです。
GM : 了解、判定どうぞ!
木戸 忠継 : 8dx+1(8DX10+1) > 9[1,2,5,6,6,7,9,9]+1 > 10
GM : 10点いった!ので進行度は2点上昇します
system : [ 進行度 ] 進行度 : 3 → 5
 

 
木戸 忠継 : 「レネコ!……辛いだろ。少し、気を紛らわせたほうがいいだろうから……俺の声を聞いていてくれ」毒の霧を回避しつつ、声をかける。
木戸 忠継 : 「人間の遊びの一つに……『だるまさんが転んだ』、というゲームがあるんだ」
レネコ : 「……?だるまさん、が……ころんだ……?」 ぎゅっと瞑っていた瞼を開け、忠継の方を見る
 

 
GM : ・クリンナップ
GM : PC側は何かあるかな、多分なさそう?
雲隠 ミソラ : ないね!
木戸 忠継 : ないですん
凜音 リオ : ない!
黒葉 丹花 : ないよ!
GM : よね!では次のラウンドへ
 

 
◆第二ラウンド
指定技能:任意の戦闘技能
難易度:9
時間が経つにつれて、レネコの毒は更に生成されていく。
毒の煙が進路を塞ぐが、道がないのなら自分で切り開くしかない。オーヴァードの力で煙を吹き飛ばして先へ進め!
 
GM : ・セットアップ
GM : PC側、何かあればどうぞ
凜音 リオ : 使いどころかもしれん、オーバーウォッチ行きましょう!
凜音 リオ : 全員の判定ダイス+3個!演出は手番でまとめてやります
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 108 → 112
木戸 忠継 : 螺旋の悪魔使用!演出は今やらないです
木戸 忠継 : オート:背徳の理+喰らわれし贄+破壊の渦動 使用!こちらも今演出はないです。
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 109 → 122
GM : 了解!
 

 
凜音 リオ : 「毒に対抗するのは、毒。つまり私の音波です」
凜音 リオ : 背中からコウモリ型ドローンが飛び出す。ギターをかき鳴らし、重低音とともにそれに負けない力強い歌声を響かせる!
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値16、雲隠ミソラのメインプロセスです。行動をどうぞ。
雲隠 ミソラ : マイナーで陽炎の衣!
メジャーでCR+見えざる死神(前提:陽炎の衣,デスストーカー,夜の小鳥)
GM : 了解!判定どうぞ
雲隠 ミソラ : 10dx7+4 OW適用済(10DX7+4) > 10[1,1,2,4,5,8,8,9,9,10]+10[4,8,10,10,10]+10[5,8,10,10]+10[2,5,10]+2[2]+4 > 46
進行度 : めっちゃ回ってる!ですが達成値の上限は20になるので、上昇する進行度は3になります
system : [ 進行度 ] 進行度 : 5 → 8
system : [ 雲隠 ミソラ ] 侵蝕率 : 110 → 117
 

 
雲隠 ミソラ : 「ん〜、じれった〜い!! 展開幅最大で〜!」
しびれを切らし、直刀の光刃を展開する。
仕様を大きく超えて出力されたそれは、刀というより、もはや扇。
芭蕉扇がごとく、煙を大きく斬り払う!!
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値9、黒葉丹花のメインプロセスです。行動をどうぞ。
黒葉 丹花 : 「神崎の遺伝子」の強化効果を使用!
黒葉 丹花 : ≪剣精の手≫の使用回数を+1して、暴走状態に!!(1回の判定につき2回まで、1シナリオに残り3回まで使用できる状態)
黒葉 丹花 : マイナーアクションで暴走を解除!
GM : お、了解です
黒葉 丹花 : メジャーアクションで『Bust Out(コンセントレイト+カスタマイズ)』!!
GM : 判定どうぞ!
黒葉 丹花 : 16dx7-1 命中判定(16DX7-1) > 10[1,1,2,2,2,3,3,4,4,5,7,9,9,10,10,10]+10[1,3,7,9,10,10]+10[1,1,3,10]+10[9]+5[5]-1 > 44
進行度 : ではこれも最大値になるので、進行度は3上昇!
system : [ 進行度 ] 進行度 : 8 → 11
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 98 → 102
黒葉 丹花 : 侵蝕率が100%を超えたので、《水晶の剣》がレベルアップ!
黒葉 丹花 : 三人の武器に使用した攻撃力上昇効果が+8に変更になるよ!
 

 
黒葉 丹花 : 「音でおじさんが気付いちゃうかもしれないけど、背に腹は代えられないか」
黒葉 丹花 : あたりに転がる小さなガラス片を拾い上げ、ダーツ型爆弾を錬成。
黒葉 丹花 : 適当な床に投げ付け、爆風で毒煙を吹きとばす。
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値4、木戸忠継のメインプロセスです。行動をどうぞ。
木戸 忠継 : マイナーなし、メジャーでコンセントレイト+原初の赤:一閃です!
GM : 了解です、どうぞ!
木戸 忠継 : 18dx7+4(18DX7+4) > 10[1,1,2,3,3,3,3,4,5,5,5,5,6,9,9,9,9,10]+10[4,5,5,6,8]+10[9]+4[4]+4 > 38
進行度 : では進行度が3点上昇し、合計で14点!ゴールは13点なのでクリアになります!
system : [ 進行度 ] 進行度 : 11 → 13
木戸 忠継 : よかったー!
凜音 リオ : やったぜ!!!
GM : 皆エフェクト出し惜しみせずに行ったから余裕やったね!
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 122 → 127
 

 
木戸 忠継 : ……霧が濃くなってきた。自分の足元……『影』に触れ、レネゲイドの力を暴走させる。
忠継の周囲には、洞窟の奥で風が吹きすさむような……或いは、死者の怨念のような不気味な音が響く。
木戸 忠継 : レネゲイドから発生した霧は、『彼』の……同族喰らいの力の影響を受け、消滅。レネコの元まで、道が開ける。
木戸 忠継 : だが、忠継は……あくまで先ほどと変わらぬ調子で、レネコに声をかける。
木戸 忠継 : 「『だるまさんが転んだ』のルールは、すげぇ簡単なんだ。細かい説明はまた今度すれば良いが……」一歩一歩、歩みを進める。
木戸 忠継 : 「ただ、『鬼』役の子に触れてやればいい。そうすれば、『ゲーム』は終了だ」
木戸 忠継 : 忠継は、ついにレネコの元に辿り着く。うずくまるレネコの肩を支えるように触れ、ぽんぽんと叩く。そして、彼自身意外なほどに……簡単に、忠継の『力』を奪い返す。
木戸 忠継 : 「捕まえた。……帰ろう、レネコ。もう、寒河江の始めた『ゲーム』は終わりにしよう」そう言って、笑って見せた。
GM : レネコに触れ、キミ自身のレネゲイドを抜き取った瞬間。
レネコの体から放たれていた毒の生成がついに止まった。
レネコ : 「タダ……ツグ……」 顔を上げて
レネコ : 「つかまっちゃった……えへ、へ……」
GM : 実験場に蔓延していた毒も霧散して消えていく。
レネコの表情は疲れ切ってはいるものの、もう苦痛に悶える様子はなかった。
木戸 忠継 : 「……お疲れ様。『だるまさんが転んだ』のルールは、また今度ちゃんと教えてやるからな」レネコを支えつつ、その場に座らせてあげる
雲隠 ミソラ : 「さっすが〜、忠継くん〜。 センセイの読み通り〜、大成功だね〜!」
忠継の背中を加減なく叩く
凜音 リオ : 「これは、無事成功したようですね」 ジャンとギターを鳴らすと、背中を飛んでいたコウモリ型ドローンが総出で祝福する
木戸 忠継 : 「み、ミソラさん……いや、俺だけじゃない。みんなが切り開いてくれた道だよ」背中を叩かれる。結構力強いが、我慢だ。
雲隠 ミソラ : 「おかえり〜、レネコちゃん〜。 またボクとも〜、ダルマさんが転んだで遊べるね〜。」
黒葉 丹花 : 「……ふふ、そうだね」一歩、引いたところから、その様子を眺めて笑みを浮かべ
黒葉 丹花 : 「もっともまだ、私達と遊びたりないってヒトが残ってるかもしれないけど?」
雲隠 ミソラ : 「アイツはもういいよ〜。」
流石に笑顔ではなく、うんざりした表情を見せる。
凜音 リオ : 「インフィニティコードを制御した以上、最大の驚異は防いだといえますが、相手に切り札がないとも限りません。脱出するまでは油断なさらぬように」 祝福モードから瞬時に切り替え
レネコ : 「……ごめん。レネコ……ちょっと、ねむい……」 まだ危機は去っていないとわかってはいるものの、うとうとし始めて
レネコ : 「タダツグ……ミソラ……ニカ……リオ……」
レネコ : 「ありがと……おやすみなさい……」
GM : レネコは小さく笑ってそう伝えた後、瞼を閉じる。
能力をずっと行使していた疲労のせいで、眠りについてしまった。
しかし、その寝顔は幼い子供のように穏やかだった。
木戸 忠継 : 「……おやすみ、レネコ。偉かったな」頭を撫でて、彼女を抱き上げる。
黒葉 丹花 : 「こっちは遊びつかれて寝ちゃったか」
木戸 忠継 : 「正確には『遊ばれてた』、すけどね……ったく、寒河江の野郎はどこに……」
GM : では、そこで
GM : 突然、背後から凄まじい殺気がキミ達に叩きつけられた。
振り返ると、そこにいたのは────
寒河江巌 : 「わ、私の“欲望”(ネガイ)が……散った……だと……?」
寒河江巌 : 「全人類を薙ぎ払う我が“欲望ねがい”の結晶が……!殺戮の“インフィニティコード”が……!!」
寒河江巌 : 「────やってくれたな、貴様らぁあああああっ!!!!」
GM : 憤怒の形相となって叫ぶ、寒河江巌の姿だった。
木戸 忠継 : 「……ッ!寒河江!」
凜音 リオ : 「勝利の確信を急ぎすぎましたね。我らがリーダーの真似をするには、数千年ばかり早かったようです」
雲隠 ミソラ : 「噂をすれば〜、ってやつだね〜。 あと怒ってるのはボクらの方だから〜。 ………今さら被害者ぶらないで欲しいな〜。」
黒葉 丹花 : 「最後の最後に逆転された負け犬の気分はどう?」くすくす笑って
寒河江巌 : 「黙れ黙れ黙れぇ!!何故だ!何故分からない!!我々人類には存在する価値がないのだと!!!」
寒河江巌 : 「何故そうまでして生きたい!?お前達には己の罪深さが分からないのか!!!」
凜音 リオ : 「愚問です」
凜音 リオ : 「分かっているから”生きる(歌う)”のです」 ギターを構える
寒河江巌 : 「この……ただ人間に寄生するだけのウイルスが……!!」
雲隠 ミソラ : 「あのさ〜。それ以上ボクの友達をバカにしないでくれる〜? チカラに呑まれてるくせにさ〜。」
凜音 リオ : 「――その言葉、そっくり返します」
凜音 リオ : 「これ以上、寒河江巌の魂を冒涜するのなら、私がこの”手(声)”で引導を渡します!」
寒河江巌 : 「愚か者共め……ッ」
寒河江巌 : 「何が魂の冒涜だ!私には私の意志しかない!私の憎悪は、あの時からずっと消えることも無い……!!」
寒河江巌 : 「そして……“インフィニティコードが無事なかぎり、私の“欲望”も途切れん……!!」
寒河江巌 : 「ここで貴様らを皆殺しにし、今一度、計画を遂行してやる!!」
雲隠 ミソラ : 「ダメ。 みんな、生きて何かしたいと思ってるんだから。………悪いけど、ボクとボクの大事な人たちの為に、オマエの願いは踏みにじる。」
きっぱりと言い切る。
黒葉 丹花 : 「……うん、やっぱり罪とか罰とか、良いとか悪いとか、難しく考えすぎだと思うな」
黒葉 丹花 : 「わたしはおじさんのことが気に入らないし、別に死にたくもない」
黒葉 丹花 : 「人間も動物なんだし、それで十分でしょ?」
木戸 忠継 : 「いいや、させない。……かかってこいよ、介錯くらいはしてやるぜ」レネコを安全な位置に寝かせ、背筋を伸ばして寒河江を睨む。仮面の下で、瞳が赤く燃える。
寒河江巌 : 「何が介錯だ……そう簡単に私に勝てると思うなよ……」
寒河江巌 : 「まだここからだ。勝負ゲームっていうのは、最後の最後まで何が起こるか分からない……」
寒河江巌 : 「そうだろう!!“ブラックジョーカー”……いや、“運命の切札エクストラジョーカー”!!!」
黒葉 丹花 : 「ふふ、そうだね? でも、こうとも言うよおじさん?」
黒葉 丹花 : 「────勝負は引き際が肝心、って」
黒葉 丹花 : 「ま、それでも諦めるつもりないんだよね? それならかかってきなよ♪ 降参サレンダーしなかった事を後悔させてあげるから♡」自信満々で言う
寒河江巌 : 「あぁ。行くぞ……」 睨みつけ
GM : 寒河江の周囲の空間が歪み、骸骨のジャーム達が現れる。
まだこんなにも手駒を残していたのか、その数は以前研究所内の通路で戦った時とほぼ同じだ。
GM : そして寒河江は強烈な殺意をキミ達に向けながら、《ワーディング》を使用。
キミ達の体内に宿るレネゲイドは危機を感じ、防衛本能から侵蝕率を急激に上げていく!
GM : という流れで衝動判定になります。目標値は9。<意志>で判定し、失敗したら暴走状態になります。
判定を振り終わったら、成否に関わらず侵食率を2d10点上昇させてください。
木戸 忠継 : 5dx (5DX10) > 10[3,3,6,7,10]+4[4] > 14
木戸 忠継 : 2d10+127(2D10+127) > 12[4,8]+127 > 139
雲隠 ミソラ : 5dx(5DX10) > 9[1,1,2,5,9] > 9
雲隠 ミソラ : 2d10+117(2D10+117) > 12[9,3]+117 > 129
黒葉 丹花 : 4dx <意志>(4DX10) > 10[9,9,10,10]+9[6,9] > 19
黒葉 丹花 : 2d10+102(2D10+102) > 7[6,1]+102 > 109
凜音 リオ : 5dx+1>=9(5DX10+1>=9) > 9[2,3,3,4,9]+1 > 10 > 成功
凜音 リオ : 2d10+112(2D10+112) > 13[4,9]+112 > 125
GM : 全員成功ね!ではこれよりクライマックス戦闘に入ります。諸々のデータはこちら。


【行動値】
16 雲隠ミソラ
14 寒河江巌
12 骸骨ジャーム群E
12 骸骨ジャーム群F
09 黒葉丹花
04 木戸忠継
04 凛音リオ
03 骸骨ジャーム群G
03 骸骨ジャーム群H
 
【初期配置】
寒河江巌骸骨ジャーム群G・H
  |
(5m)
  |
骸骨ジャーム群E・F
  |
(5m)
  |
木戸忠継雲隠ミソラ黒葉丹花凛音リオ
 
【勝利条件】
・敵の全滅
 
【備考】
・骸骨ジャーム群は全て一体で十体分のトループとして扱う。
・レネコは近くにいるが戦闘には参加せず、攻撃の対象にもならない


◆第一ラウンド
 
GM : ・セットアップ
GM : エネミー側は特にありません。何かある人は宣言どうぞ。
木戸 忠継 : 螺旋の悪魔使います!演出はないです
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 139 → 142
凜音 リオ : オーバーウォッチ!対象はPC全員!ちょっと演出します!
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 125 → 129
GM : 了解です
 

 
凜音 リオ : 目を瞑り、胸に手を当て、祈るようなポーズを見せる。
凜音 リオ : 「(ごめんなさい、"歌姫"。あなたの力を少しだけお貸しください)」
凜音 リオ : ギターの弦に指をかけ、覚悟を決めて弾く。
流れるのは今までの軽快な音楽とは全く違う曲。
凜音 リオ : 「みなさん、とばっちりにはお気をつけください。全力で行きますので」
凜音 リオ : しっとりとしたメロディ。どこか時代のずれを感じるリズム。
凜音 リオ : しかし何より決定的に異なるのは、それがかつてテレビやラジオ、インターネットでしきりに流されていた流行歌であるということ。
凜音 リオ : 「あなたのために歌います。曲は【リィンカーネーション】!」
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 寒河江巌は《加速する刻》を使用。メインプロセスを行ないます。
GM : マイナーアクションはなし。
GM : メジャーアクションで《黒星粉砕》
GM : 対象はPC全員。この攻撃は自動成功のエフェクトで、命中判定はなくリアクションも行えません。
GM : というわけでダメージ
GM : 19d10(19D10) > 103[5,2,9,8,4,8,7,3,6,1,6,1,10,10,2,6,1,5,9] > 103
GM : 思った以上にやばかったね、103のHPダメージです
GM : 戦闘不能になって、復活する人はどのタイタスを昇華させるか宣言をお願いします。
雲隠 ミソラ : 死ぬが?レネコのタイタスを昇華して復活!
system : [ 雲隠 ミソラ ] ロイス : 6 → 5
system : [ 雲隠 ミソラ ] HP : 28 → 13
木戸 忠継 : 『施設の職員』のタイタスを昇華!復活します
system : [ 木戸 忠継 ] ロイス : 6 → 5
system : [ 木戸 忠継 ] HP : 29 → 15
黒葉 丹花 : 霧谷 雄吾のロイスをタイタスに変更して昇華! 復活しますよ!!
system : [ 黒葉 丹花 ] ロイス : 6 → 5
system : [ 黒葉 丹花 ] HP : 14 → 11
凜音 リオ : とんでもね~ダメージだ! 研究者のロイスをタイタスにして昇華、復活します!
system : [ 凜音 リオ ] ロイス : 6 → 5
system : [ 凜音 リオ ] HP : 26 → 12
 

 
GM : 寒河江の周囲には、髑髏の形にも似た魔眼が一つ浮遊している。
バロールシンドロームのオーヴァードは、この魔眼を制御することで重力を操ることはもはや常識だ。
だが、しかし。
GM : ────バギン。
と、ガラスが割れるような音を立てて、その魔眼は突如粉々に砕け散った。
GM : 何故なのか。その理由は、魔眼自身が内部から溢れ出す力に耐え切れなかったからだ。
魔眼に閉じ込められていた力が、本来なら制御しながら徐々に外へと放出されるはずの力が、一気に解放する。
寒河江巌 : 「貴様らを相手に出し惜しみはしない!私の最大攻撃だ……圧し潰れろ!!!」
GM : 寒河江の叫びと共に、強烈な重力がキミ達を頭上から圧し潰す!
キミ達の体は足下の床にクレーターを広げながら沈み、骨も内臓も全て壊されていく!
凜音 リオ : 骨格がひしゃげ、脚が曲がり、周囲を飛ぶコウモリドローンも半分が機能を停止する。
それでも、ギターを弾き、歌うことは決してやめない。
木戸 忠継 : 「……ッ……ガッ……!?」その瞬間、寒河江の抱く『怒り』は……忠継に取り憑く輪廻の獣の力を確実に上回った。忠継は強制的に床に這いつくばらされ、全身から、仮面の下から血が流れる。
しかし、ここで歩みを止める選択肢はない。その場に影を展開させ、自分の足場の重力を安定。荒い息を吐きながら立ち上がる。
凜音 リオ : 「この程度で止まるような者に、この歌を歌う資格はありません」 慢心創痍で体勢を立て直す
雲隠 ミソラ : 「───!」
声をあげることもままならない。高重力に圧し潰される。
雲隠 ミソラ : だが。クレーターからゆらりと立ち上がる。
「………まだ、止まるワケにはいかないよ〜。 里とセンセイの鍛錬がなってない〜なんて思われたくないし〜。」
雲隠 ミソラ : 「それに〜、レネコちゃんには笑顔でいて欲しいもん〜。ボクと同じようにね〜。」
黒葉 丹花 : 黒葉丹花は、非常に非力なオーヴァードだ。
黒葉 丹花 : "グリム・リーパー"が操る重力に抗う術は、持ちあわせていない。
黒葉 丹花 : 内臓のダメージで、口の端から血が垂れる。
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値16、雲隠ミソラのメインプロセスです。行動をどうぞ。
雲隠 ミソラ : マイナーで陽炎の衣+イオノクラフト
5m先の骨E、Fにエンゲージ
メジャーでCR+見えざる死神+獅子奮迅(前提:陽炎の衣,デスストーカー,夜の小鳥)
雲隠 ミソラ : EとFが対象
GM : 了解です、判定どうぞ
雲隠 ミソラ : 13dx7+4(13DX7+4) > 10[2,3,4,5,6,7,8,8,9,9,9,9,9]+10[3,3,4,4,4,9,9,9]+10[3,4,10]+6[6]+4 > 40
GM : エネミーのリアクションは両方ドッジで
GM : 5dx E(5DX10) > 8[2,3,6,6,8] > 8
GM : 5dx F(5DX10) > 6[1,1,2,3,6] > 6
GM : 当たります、ダメージどうぞ
雲隠 ミソラ : 5d10+38+8(5D10+38+8) > 28[5,4,6,3,10]+38+8 > 74
system : [ 雲隠 ミソラ ] 侵蝕率 : 129 → 141
GM : でかーい、二体とも戦闘不能!
 

 
雲隠 ミソラ : 「道を〜〜空けろ〜〜っ!!!!」
ぱちん、と蒼い火花を残して敵陣へ飛び込み切りを放とうとする。
いつもの技だ……その時。
雲隠 ミソラ : 光刃を広げた刀から、異様な振動音が出る。
さっきの高重力で、どこか壊れてしまったのか。
それともミソラの酷使についに耐えきれなくなったのか。
 
今さら斬撃を止めることはできない。
振り抜こうとした光の刃は───勢いのまま、砕け散った。
雲隠 ミソラ : 砕けた欠片たちが、骸骨たちへキラキラと降り注ぐ。
失敗か、そう思った瞬間。
 
その全てが破裂する。
雲隠 ミソラ : 眩暈を起こす程の靑い輝きが消えていくと、骸骨たちはきれいさっぱり消滅していた。
 
「………ら、ラッキー〜……? これって、ニカちゃんのおまじないパワーだったり〜?」
GM : 約二十体の骸骨ジャームは全て粉砕。跡形も残らず、道は切り開かれる!
黒葉 丹花 : 「ふふ、もちろんミソラちゃんの実力だよ? 運も実力のうちってね♪」
雲隠 ミソラ : 「そうなの〜? でも、ありがとう〜、って言っておくね〜!」
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値14、寒河江巌のメインプロセス。
GM : マイナーアクションはなし。
GM : メジャーアクションで《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《魔王の理》+《因果歪曲》+《コンセントレイト》
GM : 対象は忠継、丹花、リオ
GM : 19dx+6@7 命中(19DX7+6) > 10[3,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7,7,7,7,8,9,10,10,10]+10[1,2,2,3,3,5,7,8,8,9,9]+10[1,4,5,5,7]+10[10]+3[3]+6 > 49
GM : リアクションどうぞ
木戸 忠継 : 待った!"輪廻の獣"を使用、その判定を失敗させます!
GM : 了解!タイタスの昇華などお願いします
木戸 忠継 : PC番号順に行こう、ミソラちゃんのロイスをタイタスにして昇華!
system : [ 木戸 忠継 ] ロイス : 5 → 4
GM : では寒河江の判定は自動的に失敗になります
 

 
GM : 寒河江は手下の骸骨が一気に片付けられても、まだその程度では動揺も見せない。即座に次の攻撃の手に移る。
寒河江巌 : 「さっきよりもパワーは落ちるが……それでも十分!!食らって死ね!!!」
GM : 寒河江の傍で魔眼が高速回転を開始。
瞬間、キミ達の目の前の景色が陽炎のようにぐにゃりと歪んだ。
GM : その空間の歪みは、寒河江の魔眼から放たれた不可視の巨大な重力球が起こしたもの。
おそらくあと数秒も経たない内に、重力球はキミ達へと到達し、纏めて包み込む。
そして滅茶苦茶な方向に重力をかけ、再びキミ達を圧し潰すか、あるいは天井へと叩きつけるのだろう……!
木戸 忠継 : 忠継は、その様を見ても……然程動揺した様子はない。異形と化した拳を握る。
木戸 忠継 : 「……いけるな、みんな。俺……兄ちゃんは、あの子を……レネコを、救いたいんだ。今度こそ、誰も取りこぼしたくない」
木戸 忠継 : 忠継は、虚空に向けて話しかける。異常な光景。だが、その声に応じるように、影からの『異音』がさらに、さらに大きなものとなる。
木戸 忠継 : 「……ありがとう!」忠継が、仮面の下でニッと笑う。そして、右腕を──顎を、寒河江の方向に突きつける。
木戸 忠継 : 刹那。ボッ、と顎が放射状に膨張し、大きく開く。天井にまで届きそうなそれは……『ばくり』、と、重力球を飲み込んだ。
寒河江巌 : 「何……!?バカな……!!」 手応えを覚える前に消え失せた感覚に、目を見開く
木戸 忠継 : 「……ふぅ」ズル、と音を立てて右腕が収縮。元の大きさに戻っているが……レネゲイドの力で腹が満たされたのか、より禍々しさを増している。
木戸 忠継 : 「それで、何だ……誰が死ぬって?」そう言って、画面の下で不敵に笑う。ただでさえどこか影のあり、先ほどは死にかけていたはずの青年が……見違えたように、生命力に溢れて見えるのだ。
寒河江巌 : 「おのれ……っ!だが、次はない……!!」 経験からそう何度も使える力でないと考え、睨みつける。だがその目には明らかに動揺があった
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値9、黒葉丹花のメインプロセスです。行動をどうぞ。
黒葉 丹花 : いったんディレイしますよ!
GM : 了解、では待機して次へ
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値4、凜音リオのメインプロセスです。行動をどうぞ。
凜音 リオ : マイナーで《オリジン:サイバー》《ポルターガイスト》《シャインブレード》《イオノクラフト》を使用して移動!寒河江ほかにエンゲージします!
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 129 → 143
凜音 リオ : 武器強化効果それぞれはギターを指定して破壊!
凜音 リオ : メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》《絶対の恐怖》《神の御言葉》《ポイズンフォッグ》 寒河江ほか2体を対象に攻撃します!
GM : 了解です、命中どうぞ
凜音 リオ : 11dx7+14 いっけー!!(11DX7+14) > 10[1,4,4,5,5,6,7,7,7,9,9]+6[1,2,3,6,6]+14 > 30
黒葉 丹花 : ≪妖精の手≫を使用!最後の出目を10にして振り足してください!!(残りシナリオ2回)
GM : 了解です、振り足しどうぞ
凜音 リオ : 1dx7+34 ありがとう!!!(1DX7+34) > 1[1]+34 > 0 (ファンブル)
黒葉 丹花 : シンプルに運が悪い
GM : よくあること
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 109 → 113
凜音 リオ : こういう日もあります 最終達成値は35です!
GM : 了解です、エネミーのリアクションは全員ドッジ!
GM : 9dx 寒河江(9DX10) > 10[3,3,3,5,6,7,9,9,10]+2[2] > 12
GM : 9dx 骸骨G(9DX10) > 9[1,1,2,3,4,5,6,8,9] > 9
GM : 9dx 骸骨H(9DX10) > 10[1,3,3,4,4,7,8,8,10]+10[10]+6[6] > 26
GM : どうしたん
凜音 リオ : あぶねぇ~!
GM : とにかく全員当たります、ダメージどうぞ!
凜音 リオ : 4d10+36+12+8(4D10+36+12+8) > 28[8,9,7,4]+36+12+8 > 84
GM : うおでっか、なんやこれ、松尾芭蕉
GM : 骸骨GとHは戦闘不能!
GM : 寒河江はオートアクションで《黒星招来》を使用!悪いけど、HPダメージを0にします!
凜音 リオ : 覚悟の上よ!道は開けられたし充分!
system : [ 凜音 リオ ] 侵蝕率 : 143 → 154
 

 
凜音 リオ : 「(歌います。例えあなたに届かなくても――)」
凜音 リオ : ボロボロの翼を展開して、敵陣へ飛び込みながら地獄のステージで歌いつづげる。
凜音 リオ : 自分の身体を押しつぶすほどの重力に逆らうようにギュイン、とメモリの五線譜にないアドリブをかき鳴らし。
凜音 リオ : 「――!」
凜音 リオ : その覚悟に、女神が微笑んだか。
凜音 リオ : ギターを中心にリオの身体が輝きに包まれ、観客は天使のような少女が重なるのを幻視した。
凜音 リオ : ~間奏15秒~
凜音 リオ : 「思い出してください。あなたたちのその憎しみが、いったいどこから来るのか」
凜音 リオ : 「今は忘れてしまったかもしれませんが! あなたたちにも愛した人間がいたはずです!」
凜音 リオ : 特級の音波を至近距離で受けた者が見るのは、かつて愛したひとたちの走馬灯(ユメ)。
凜音 リオ : 快音波が衝動の根源である”憎しみ”を破壊していく――。
GM : 骸骨達は空洞になった目でリオの姿を見ながら、その場に膝をついていく。
骨格は全く壊れていないものの、敵意を奪われたように動かなくなった。
寒河江巌 : 「……っ!妙な真似を……」
受けるとまずいことを直感し、重力のバリアを自身に展開。伝わって来る振動を遮断する。
凜音 リオ : 「――――!!!」 寒河江の憎しみに届くように、力の限り歌い続ける――が、届かない。
凜音 リオ : サビが終わり、再び間奏。攻撃は終わる。このルールを破ることだけはできない。
凜音 リオ : 悔しそうに回転しながら定位置まで下がる。
凜音 リオ : 「後はお願いします」
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値4、木戸忠継のメインプロセスです。行動をどうぞ。
木戸 忠継 : マイナーなし、マイナーで破壊の爪、メジャーでコンセントレイト+原初の赤:一閃です!
GM : 了解!
GM : 対象はもう寒河江しかおらんね、判定どうぞ
木戸 忠継 : 22dx7+4(22DX7+4) > 10[1,1,2,3,3,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,7,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,5,8,8,8,10]+6[1,1,4,6]+4 > 30
木戸 忠継 : はにゃーん!なんとかなれ
GM : なんとかなるか全然ダメだか、ドッジしましょう
GM : 9dx(9DX10) > 10[3,3,3,4,6,7,8,9,10]+4[4] > 14
GM : 当たる!ダメージどうぞ
木戸 忠継 : 4d10+37 装甲無視です(4D10+37) > 32[9,4,10,9]+37 > 69
木戸 忠継 : ダメージは上々だけど!
GM : 大分いい出目してる、では69点そのまま受けます
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 142 → 150
 

 
木戸 忠継 : 腰を低くし、構えながら……忠継は寒河江に語りかける。
木戸 忠継 : 「……アンタには感謝もしているんだ。俺は……レネコと会えて、本当に良かったと思っている」
木戸 忠継 : 「だが、ジャームのアンタはレネコが望む未来を奪っちまう。だから……」
木戸 忠継 : 右腕の影が爆発的に膨張し、先ほどの寒河江の攻撃を喰らった時とよく似た姿へと変貌する。

木戸忠継

木戸 忠継 : 放射状に開くそれは、もはや顎とは呼べない。非日常が生んだ不穏分子(エラーコード)。"輪廻の獣"。
木戸 忠継 : 忠継の姿がかき消える。……刹那、顎は、バクリと寒河江を飲み込んだ。
木戸 忠継 : 「文句は地獄で聞いてやる。今は大人しくやられてくれよ」
寒河江巌 : 「……ッ!!」
GM : 全身が飲み込まれる直前、寒河江は咄嗟に身を翻す。
GM : 避けられたか────そう見えた瞬間、忠継の視界に映るのは真っ赤な鮮血だった。
寒河江巌 : 「ク……、き、さま……ッ。もしやと思ったが、“輪廻の獣”か……」
GM : 寒河江が激痛に顔を歪めながら、睨みつける。……その体からは、左腕が無くなっていた。
木戸 忠継 : 「"輪廻の獣"……いや」
木戸 忠継 : 「……今のは、『俺』がやったよ」
木戸 忠継 : 自分に言い聞かせるように呟き、一歩下がる。……閉幕が近づいている。
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値0、黒葉丹花のメインプロセスです。行動をどうぞ。
黒葉 丹花 : マイナーアクションは放棄!
黒葉 丹花 : メジャーアクションで『Bust Out(コンセントレイト+カスタマイズ)』!!
黒葉 丹花 : 対象は"グリム・リーパー"寒河江巌!
GM : 了解です、判定どうぞ
黒葉 丹花 : 判定の直前に≪天の業物≫を使用!クリティカル値を5に!!
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 113 → 117
黒葉 丹花 : 更に寒河江巌のロイスをタイタスに変更して昇華!クリティカル値を4に!!
system : [ 黒葉 丹花 ] ロイス : 5 → 4
GM : ガチじゃん!判定どうぞ
黒葉 丹花 : いきます!
黒葉 丹花 : 16dx4-1 命中判定(16DX4-1) > 10[1,1,2,3,3,6,6,6,7,7,7,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,4,4,4,8,10,10,10]+10[1,2,3,4,5,8,10]+10[1,4,6,10]+10[3,5,5]+10[1,4]+10[7]+10[9]+2[2]-1 > 81
黒葉 丹花 : ≪剣精の手≫を使用!(残りシナリオ2回)
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 117 → 119
GM : 了解、振り足しするとこまで判定続けていっちゃって大丈夫です
黒葉 丹花 : 1dx4+89(1DX4+89) > 10[4]+10[7]+1[1]+89 > 110
黒葉 丹花 : 更に≪剣精の手≫を使用!(残りシナリオ1回)
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 119 → 121
黒葉 丹花 : 1dx4+119(1DX4+119) > 10[4]+10[9]+10[7]+10[7]+10[7]+10[8]+10[9]+2[2]+119 > 191
黒葉 丹花 : ≪妖精の手≫を使用!(残りシナリオ1回)
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 121 → 125
黒葉 丹花 : 1dx4+199(1DX4+199) > 10[6]+1[1]+199 > 210
黒葉 丹花 : ≪妄想の写し身≫を使用!(残りシナリオ1回)
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 125 → 130
黒葉 丹花 : 1dx4+219(1DX4+219) > 10[6]+1[1]+219 > 230
黒葉 丹花 : 最終達成値230です!
GM : やば~!
GM : 避けれるわけないので、寒河江のリアクションはガード。オートアクションで《魔人の盾》を使用します
GM : ダメージどうぞ
黒葉 丹花 : 24d10+5+8 装甲有効ダメージ(24D10+5+8) > 91[6,5,2,5,4,4,7,2,3,4,1,4,2,3,5,3,2,6,6,1,4,7,3,2]+5+8 > 104
GM : 魔人の盾でガード値40、装甲値が5あるので、59点受けます!
GM : そして、寒河江はEロイス《怨念の一打》を使用!59点のHPダメージを丹花ちゃんに返します。
黒葉 丹花 : は、反撃のEロイス…!!これは予想外…!!
GM : 実はあるんです、復活する場合はタイタスの昇華お願いします
黒葉 丹花 : レネコちゃんのロイスをタイタスにして昇華! 復活します!
system : [ 黒葉 丹花 ] ロイス : 4 → 3
 

 
黒葉 丹花 : 回転式拳銃(リボルバー)を両掌で包み込み、モルフェウスの能力で"武器"を錬成する。
黒葉 丹花 : 用意するのは当然、決戦に相応しい武器。黒葉丹花が最も信頼する得物。
 
黒葉 丹花 : 即ち、初戦でも使った54枚組のトランプ。
黒葉 丹花 : 「……わたしは、リオちゃんみたいな同情も、忠継くんみたいな感謝も、持ちあわせていないけど」
黒葉 丹花 : 「不運にも、恋人も正気も失って、外道(ジャーム)に堕ちたあなたにプレゼント」
黒葉 丹花 : 拳銃から作りだしたカードの束から一枚、無造作にドローする。
黒葉 丹花 : ────引き当てたのは、ハートのエース。
黒葉 丹花 : ブラックジャックあるいはポーカーといった"トランプゲーム"において、最高の一枚。
黒葉 丹花 : 「そろそろ"本当の切札"を見せてあげる」ハートのエースにちゅっとキスして
黒葉 丹花 : 二本の指で挟んだハートのエースを投げる。
黒葉 丹花 : 単純な直線軌道を描き"グリム・リーパー"に迫るトランプ爆弾。
黒葉 丹花 : ……『本当の切札』と言った割に、その武器自体は数ヵ月前の初戦で見たものと同じ。
黒葉 丹花 : 爆破の威力が大きく向上している、といったコトもないだろう。
黒葉 丹花 : より威力の高い爆弾を錬成できるほど、黒葉丹花のモルフェウス能力は優れていない。
黒葉 丹花 : データ上は非力なオーヴァードだ。
黒葉 丹花 : "運命の切札"だなんて大仰なコードネームが付いているコトに、誰もが疑問を抱く程。
 
黒葉 丹花 : ……故に、警戒する必要はないと。「普通なら」そう判断するのだろう。
黒葉 丹花 : しかし、"グリム・リーパー"は違った。
黒葉 丹花 : 何故なら"運命の切札"とは初戦で引き分けている。実力で見れば、遥か格下であったハズの相手にだ。
黒葉 丹花 : 更には、ジャーム達の軍勢を撃破して、不可能と思われたレネコ救出も成功している。
黒葉 丹花 : ……油断していい道理など、ない。全ての結果が、そう物語っている。
 
黒葉 丹花 : "グリム・リーパー"は、トランプ一枚相手でも油断しなかった。
黒葉 丹花 : 魔眼から生み出す斥力で、爆破の衝撃を相殺しようと身構える。瞬間。
黒葉 丹花 : ハートのエースは、"グリム・リーパー"の胸に触れて────
黒葉 丹花 : その途端、何と爆発することなく、忽然と姿を消してしまった。
黒葉 丹花 : ハートのエースは、何処にも見当たらない。≪光と闇の眼≫でも見つけられないだろう。
黒葉 丹花 : ……当然だが、"グリム・リーパー"は一切のダメージを受けていない。
寒河江巌 : 「……!?何……」
が、身構える。その仕組みをまだ理解は出来ていないが、これがミスではないことだけは確かだと、彼女と交戦した経験が語っている
黒葉 丹花 : 「…………ふふ」
黒葉 丹花 : ────時に、量子力学の世界では、万物が一定の確率で「あらゆるものを通りぬける事ができる」とされる。
黒葉 丹花 : 『トンネル効果』と呼ばれる現象だ。
黒葉 丹花 : もっとも、それは量子力学(ミクロ)の世界での話。
黒葉 丹花 : そこから規模(スケール)が大きくなっていくにつれ、その確率は急激に下がっていく。
黒葉 丹花 : 人間(マクロ)の世界になれば"絶対に起こり得ない"と断言できるほど、トンネル効果が起きる確率は低くなってしまう。
黒葉 丹花 : ……それこそ人類が滅亡してしまうくらい永い年月が経ったとしても、
黒葉 丹花 : イギリスの少年が、駅の壁を通って"9と4分の3番線"に辿り着く日は来ないのだろう。
黒葉 丹花 : ────しかし、そんな「奇跡」が、今ここに実現されていた。
黒葉 丹花 : 「さん……」
黒葉 丹花 : カチ、カチ、カチ。時計の音が鳴る。
黒葉 丹花 : ……"グリム・リーパー"の体内から。
黒葉 丹花 : そう。ハートのエースは、消えたのではない。"通りぬけていた"。
黒葉 丹花 : トンネル効果で"グリム・リーパー"の心臓へと到達していたのだ。
黒葉 丹花 : 「にい……」
黒葉 丹花 : ≪壁抜け≫や≪ペネトレイト≫といった、モルフェウスの能力を用いた"貫通"ではない。
黒葉 丹花 : それでは体に穴が開き、痛みが生じているハズだ。
黒葉 丹花 : ────これはただの"運"。
黒葉 丹花 : 『トンネル効果』が起きるのは、果てしなくゼロに近い確率だ。
黒葉 丹花 : 「いち……♪」
黒葉 丹花 : だが、ゼロではない。それが重要なのだ。
黒葉 丹花 : それなら黒葉丹花は実現する事ができる。
黒葉 丹花 : ────それこそ、黒葉丹花が"運命の切札"の名を冠した所以。
黒葉 丹花 : 『奇跡を作る能力』。
 
黒葉 丹花 : 「ぜろ……♡」
黒葉 丹花 : カウントが0になった瞬間、"グリム・リーパー"の心臓が爆裂。
黒葉 丹花 : ……また爆破の衝撃は、血管を通じて体内で暴れ狂い、その男の体を破壊しつくした。
寒河江巌 : 「グッ……!?」
GM : 体の内側から巻き起こる爆風に飲まれ、くぐもった悲鳴を上げる。
寒河江巌 : 「……っ、なるほどな……消えたのではなく、通り抜けていた……という、ことか……」
GM : 膝を突き、丹花を睨み上げる。体は徐々に再生しているものの、先程の忠継から受けた攻撃と合わせてかなりダメージの蓄積が多いようだった。
黒葉 丹花 : 「────へえ、さすが理解が早いね?わたし自身、よく分かってないのに」
黒葉 丹花 : 「けど、もうそろそろ、その賢い頭も回らなくなってくるんじゃないかな~♪」相手のダメージを見て
寒河江巌 : 「かもな……」
寒河江巌 : 「だが、頭脳など私にとって最も重要なものではない……」 膝に手を置き、ゆっくりと立ち上がりながら
寒河江巌 : 「私を突き動かすのは、ただ一つ……憎しみだけだ!!」
GM : 寒河江が叫ぶのと同時に、爆発音が響く。
GM : それは丹花の胸の中心。心臓部からだった。
GM : 今の寒河江に反撃の動作は一切ない。
GM : ましてや、ウロボロスシンドロームでもないのだから、相手の攻撃をそのままコピーして跳ね返すことも出来ない。
GM : この現象が起きた理由は、ただ一つ。寒河江が持つ憎悪の力だ。
GM : 相手を呪いで殺すかのように、ただ憎むだけ。
GM : それはオーヴァードを超えたジャームだけが持つ、憎悪で世界を塗り替えてしまう力だった。
黒葉 丹花 : 「…………っ!!」破裂した心臓を抑えて、"グリム・リーパー"を睨む。
黒葉 丹花 : 「憎しみがどうとか、本当っ……八つ当たりもいい加減にしてほしいよね~っ……」内臓破裂によってこみあげてきた鮮血をプッと吐き捨て、掠れた声で笑う
 

 
GM : ・クリンナップ
GM : エネミーは特にありません。PC側もないと思うので、次のラウンドへ
 

 
◆第二ラウンド
 
GM : ・セットアップ
GM : エネミー側は特にありません。何かある人は宣言どうぞ。
木戸 忠継 : 螺旋の悪魔使用します!いらんかもしれないけど念のため
system : [ 木戸 忠継 ] 侵蝕率 : 150 → 153
GM : 了解です
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値16、雲隠ミソラのメインプロセスです。行動をどうぞ。
雲隠 ミソラ : マイナーで陽炎の衣+イオノクラフト
寒河江にエンゲージ
メジャーでCR+見えざる死神(前提:陽炎の衣,デスストーカー,夜の小鳥)
GM : 了解です、判定どうぞ
雲隠 ミソラ : 11dx7+4(11DX7+4) > 10[1,3,3,4,4,6,7,7,8,8,10]+10[1,2,6,7,9]+5[5,5]+4 > 29
GM : 寒河江のリアクションはドッジでいきます
GM : 9dx(9DX10) > 10[2,2,3,6,6,7,9,9,10]+1[1] > 11
GM : 当たります、ダメージどうぞ
雲隠 ミソラ : 3d10+46(3D10+46) > 21[6,6,9]+46 > 67
system : [ 雲隠 ミソラ ] 侵蝕率 : 141 → 149
GM : 装甲値引いて62点のダメージ、寒河江のHPは188なので…戦闘不能になります
GM : でも寒河江はオートアクションで《蘇生復活》を使用!戦闘不能状態を回復し、HPを1点まで回復させます。
 

 
雲隠 ミソラ : 直刀を軽く振る。
やはり壊れてしまったのか。
光刃は形成されず、淡い光の粒子が飛沫となるだけだ。
でも、まだ本体の刀身までは割れていない。
雲隠 ミソラ : 「なるほど〜。 たまには〜、教わった通りにやれってコトかな〜。」
雲隠 ミソラ : 刀を逆手に持ち替え、地を蹴り寒河江の元へ駆ける。
 
その目は、あらぬ方向へ向けられている。
雲隠 ミソラ : 『どこを見ている?』
疑問を抱いた瞬間を、逃さない。
 
ぱちん。
 
靑が瞬く。
雲隠 ミソラ : 透明である内にバックフリップで相手を飛び越えて、背中合わせの態勢のまま、直刀の切先を相手の背中に押し当てる。
雲隠 ミソラ : 「───忍剣術・御空色」
 
忍者として引き継いだ、本来の技。
視線を用いた正面からの不意打ちこそ、真骨頂である。
雲隠 ミソラ : 腹を刺し貫いて、斬り割く。
引き抜いた刀を一振りすると、御空色の光と紅い血の飛沫が舞った。
寒河江巌 : 「ッグ、ァア……!!」
GM : 背後を取るほどのスピードに反応することができない。
GM : いかに寒河江巌が強力なオーヴァード、ジャームと言えど、もはや致命傷になりうる一撃。
GM : 刃を引き抜かれた瞬間、その体は支えを失って前へと倒れ────
寒河江巌 : 「……まだ、だァ……!!」
GM : ────なかった。
GM : 右足で強く床を踏みしめ、荒い息を繰り返しながらキミ達を見据える。その目からはまだ敵意は消えていない……!
雲隠 ミソラ : 「………しつこ〜い。」
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値14、寒河江巌のメインプロセス。
GM : マイナーアクションで《リミテッドイモータル》。HPを6点回復します。
GM : メジャーアクションで《黒の鉄槌》+《黒星の門》+《魔王の理》+《因果歪曲》+《コンセントレイト》
GM : そして《暗黒の槍》で5点のHPを消費し、装甲無視の効果を得ます。
GM : 対象は範囲で、忠継・ミソラ・リオの三人
GM : 19dx+6@7 命中(19DX7+6) > 10[1,1,1,2,3,3,3,3,3,3,3,5,5,6,6,7,9,9,10]+10[3,4,8,10]+10[3,7]+6[6]+6 > 42
GM : 42!リアクションどうぞ
木戸 忠継 : リアクションできないのでそのまま受けます!
雲隠 ミソラ : ドッジ!
凜音 リオ : 避けるぜ~!!
GM : 判定どうぞ!
雲隠 ミソラ : 7dx+1(7DX10+1) > 10[1,3,5,6,8,9,10]+1[1]+1 > 12
凜音 リオ : 7dx+1>=42(7DX10+1>=42) > 10[3,6,6,6,7,8,10]+1[1]+1 > 12 > 失敗
凜音 リオ : 頑張ったけど…さすがに無理だ!
GM : 流石にね!ではダメージ
GM : 5d10+26 ダメージ(5D10+26) > 27[6,10,6,2,3]+26 > 53
GM : 装甲無視で53点ダメージです。復活する人はタイタスの昇華お願いします
凜音 リオ : 寒河江巌のロイスをタイタスにして昇華!復活します!
system : [ 凜音 リオ ] ロイス : 5 → 4
雲隠 ミソラ : 復活……しません!
木戸 忠継 : そのまま戦闘不能になります。
GM : 了解です
 

 
GM : 寒河江の周囲に浮かぶ複数の魔眼が変形する。
髑髏という球体から、細長く鋭く伸びた棒状へ。
それは魔眼そのもので敵を射抜くために作られた、漆黒の槍だ。
寒河江巌 : 「どこまでも、しつこくもなってやるさ……」 血を吐きながら、呟くように
寒河江巌 : 「人類を……絶滅させるまではな……ッ!」
GM : 槍の穂先が標的へと向けられる。
そして、斥力によって一気に加速。キミ達の体を容赦なく貫いていく!
凜音 リオ : 槍が身体を貫く。最初は攻撃を防いでいた翼ももうボロボロ。外装は破壊され、さながらゾンビのような様相を呈している。
凜音 リオ : それでも、歌うことはやめない。ここが自分のステージだから。
木戸 忠継 : 「グ……ッッ……!!」悲鳴すらも押しつぶすほどの圧倒的なパワーを持つ槍に、胸を貫かれる。死にはしないが……仮面は空中に溶け消え、右腕の影もするりと忠継の足元に戻ってしまう。
木戸 忠継 : 「(……やべぇな……久々に限界だ)」内心で呟きながら、床に伏した。意識はあるが、体は動かない。戦闘不能だ。
雲隠 ミソラ : ミソラの喉に槍が深々と突き刺さる。
 
「がっ………ふ……」
 
意識こそ落ちないが、過大なダメージにより戦闘の続行はできない。
状態インジケータを兼ねたスーツのライトラインも消灯する。
 
だが勝ちは確信している。
まだ力強く立つ2人に、目配せする。
後はよろしく、と。
寒河江巌 : 「はぁ、ハァ……」 息が上がる。二人が倒れる所を見ても、笑みを浮かべるような余裕もない。もはや限界は近いだろう
 

 
GM : ・イニシアチブ
GM : 行動値9、黒葉丹花のメインプロセスです。行動をどうぞ。
黒葉 丹花 : マイナーアクションは放棄!
黒葉 丹花 : メジャーアクションで『Bust Out(コンセントレイト+カスタマイズ)』!!
GM : 了解、判定どうぞ
黒葉 丹花 : 14dx7-1 命中判定!!(14DX7-1) > 10[1,1,2,2,2,5,6,8,8,8,9,9,9,9]+10[2,2,6,7,8,9,10]+10[4,6,6,9]+10[8]+1[1]-1 > 40
黒葉 丹花 : 最後の≪剣精の手≫を使用!(残りシナリオ0回)
GM : 了解です、振り足し出来るとこまでやっちゃってもらって
system : [ 黒葉 丹花 ] 侵蝕率 : 130 → 132
黒葉 丹花 : 1dx7+49(1DX8+49) > 7[7]+10[10]+3[3]+49 > 72
黒葉 丹花 : 最終達成値72!!
GM : とても高い
GM : でも寒河江は避けるぜ、見てな
GM : 9dx(9DX10) > 9[2,4,4,5,6,8,9,9,9] > 9
GM : ダメだった、ダメージどうぞ
黒葉 丹花 : これこそ"運"の差! いきます!!
黒葉 丹花 : 8d10+5+8 装甲有効ダメージ(8D10+5+8) > 40[7,9,7,6,3,2,2,4]+5+8 > 53
GM : 装甲引いて48点のダメージ。寒河江は再び戦闘不能になります。
GM : しかしもう蘇生エフェクトはないので、これで寒河江は倒れます。戦闘終了!!
黒葉 丹花 : やったー!わたしたちの勝利だー!!
凜音 リオ : やったー!!やったやった!!
木戸 忠継 : はぴはぴ
雲隠 ミソラ : めでてえ!
 

 
黒葉 丹花 : 「……はあ、託されちゃったな」前線でボロボロの三人を見遣って呟き
黒葉 丹花 : デッキトップから四枚、無造作にドローする。
黒葉 丹花 : ────引き当てたのは、ハートのキング。ハートのクイーン。ハートのジャック。それからジョーカー。
黒葉 丹花 : 「さっきあげたハートのエースと合わせて、ロイヤルストレートフラッシュ」それらを一瞥して
黒葉 丹花 : 四枚のカードを"グリム・リーパー"に投げる。
黒葉 丹花 : また単純な直線軌道だが、接触した場合、トンネル効果によって心臓に爆弾(トランプ)を埋めこまれる可能性がある。
黒葉 丹花 : 故に"グリム・リーパー"は、魔眼から重力の波動を放ち、トランプの爆弾を迎え撃つ。
黒葉 丹花 : ……このまま進めば、爆弾(トランプ)は呆気なく重力に絡めとられて、"グリム・リーパー"の元まで届かないだろう。
黒葉 丹花 : ────しかし、その時。
黒葉 丹花 : 機能停止状態で墜落していたリオのコウモリ型ドローンの一基が破裂。
黒葉 丹花 : その爆風によって爆弾(トランプ)の軌道が逸れて、するりと重力の波を回避した。
黒葉 丹花 : 更に、四枚のトランプは爆風の勢いに乗ると、四方から曲線軌道を描いて"グリム・リーパー"の元に殺到。
黒葉 丹花 : そのまま逃げ場なく包囲するように炸裂した。
寒河江巌 : 「……!!」
GM : 寒河江の体を爆風が包み込む。
GM : 爆炎が立ち昇る中、直立している一つの影。……寒河江はまだ、立っている。
黒葉 丹花 : 「…………もう限界だと思ったけど、まだ足りないの?」
寒河江巌 : 「……いや」
寒河江巌 : 「もう……私の、負け……だな……」 炎に焼かれ、再生が止まった自分の体を見下ろす
GM : 寒河江の傍で浮遊していた魔眼が、力無く床へと落ちていく。
GM : そして、今まで重力のバリアで遮断していた“歌”を、彼は初めて耳にした。
寒河江巌 : 「……」 その姿に目を奪われたように、リオを見て
寒河江巌 : 「……花梨……」
寒河江巌 : 寒河江は小声で誰かの名を呼んだ後、大きく血を吐き……その場に倒れ伏す。
寒河江巌 : そして、魔眼が全て消滅する。
寒河江巌 : それは寒河江の意識が無くなったことを意味していた。
凜音 リオ : 「……」 歌い終え、エンドコードが刻まれる。
凜音 リオ : そのまま何も言わずに一礼し、夢のようなステージは幕を閉じた。
黒葉 丹花 : 「……あの爆破を受けて立っていた時は、流石にちょっとビックリしたけど」カツカツとヒールを鳴らして"グリム・リーパー"に歩み寄り
黒葉 丹花 : 「わたしたちに会ったのが、運の尽きだったね~♪」気絶した男を見下ろす
黒葉 丹花 : それから、パラパラと残り49枚の爆弾(トランプ)を男の上にバラ撒く。
凜音 リオ : 「”始末”するのですか?」 抑揚のない言葉で、そう尋ねる
雲隠 ミソラ : 「………そりゃあ………するでしょ〜……。」
槍の消滅により、ひとまずは動けるようになる。
喉の調子は良くないが、話すこともできる。
黒葉 丹花 : 「ね。逆に何でそんなこと聞くの?」
凜音 リオ : 「UGNではジャームを冷凍睡眠して保管していると聞きます。未来で治療技術が発見されたときのために」
凜音 リオ : 「もちろん、すべてのジャームにそのような処置がされるわけではないと考えますが、今回はそうしないのでしょうか?」
雲隠 ミソラ : 「………優しいね……リオちゃん…。 でも〜、ボクは……きっちりトドメを刺すべきだと思うよ〜……。ある意味では、コレがボクの優しさ〜……。」
凜音 リオ : 「”優しさ”、ですか」 その言葉を咀嚼するように
雲隠 ミソラ : 「いつかの未来にジャームが治る〜……。素晴らしいけど〜……大事な人は手から溢れ落ちた後なんだよ〜……?」
木戸 忠継 : 「俺もミソラさんに同意だ。優しさだけじゃねぇ……冷凍技術とやらも、どこまで信頼できるかわからねぇだろ。レネコに万が一のことがあった時、俺は今日の選択を悔いることになる」体を起こし、ぼやくように返す
凜音 リオ : 「……」 目を瞑る。処理中
凜音 リオ : 「理解しました。やむを得ない選択であると、同意します」
凜音 リオ : 「……」 逡巡。処理中
凜音 リオ : 「我儘を言って申し訳ございませんが、その役目、私に引き受けさせて頂けますか?」
黒葉 丹花 : 「……ん? どうして?」結論は出たみたいだし、すぐ爆破しようと構えていた人
雲隠 ミソラ : 「ボクは構わないよ〜……。リオちゃんには考えがあるのかな〜……。」
木戸 忠継 : 「……」黙って動向を伺う。
凜音 リオ : 「自分がこの選択をしたことを忘れないようにしたいのです」
凜音 リオ : 「その、うまく説明できなくて、申し訳ありませんが……」
黒葉 丹花 : 「……なるほど? なんていうか偶にアンドロイドらしくない事を言うよね、リオちゃん?」第一印象とは大違いで、と
黒葉 丹花 : 「わたしもいいよ? おじさんと違って、別に人殺しがしたい訳じゃないし?」一歩、引く
凜音 リオ : 「ありがとうございます」
凜音 リオ : 「少し刺激が強いので、みなさんは下がっていてください」 ボロボロになったギターを構える
凜音 リオ : すぅ。声帯を振動させるために空気を集める。
凜音 リオ : 呪われたこの声だからこそ、冥界へ届くこともあるのかもしれない。
凜音 リオ : 「あなたのために歌います。【Departure】」
凜音 リオ : 先ほどの優しく包むような歌声とは違う、優しくもレネゲイドに直接働きかけるような刺激の強い音波。
凜音 リオ : それはジャームの――そして、寒河江の生命の原動力であった憎悪の衝動に強いダメージを与える。
凜音 リオ : 現在の技術では、レネゲイドを破壊されたオーヴァードは生命活動を維持することができない。
凜音 リオ : ――曲が終わる頃には、寒河江は完全に事切れていた。
凜音 リオ : 「……」 処理中。
凜音 リオ : 「…………」 処理中。長い空転。
凜音 リオ : 「……………………」
凜音 リオ : 「ご清聴、ありがとうございました」 一礼
雲隠 ミソラ : 両手を合わせる。
恨みも殺意もあったが、死にゆく彼に向ける必要はもうない。
信心深い訳ではないが、魂というモノがあるのならば……
この冷たく湿った場所を出て、広い天でうろこ雲のように穏やかでいて欲しいと願う。
黒葉 丹花 : 「(……対峙した相手が、この子達だったことだけは、最後の最期に運が良かったのかもね、おじさん)」彼の死後の安息を願う二人の少女を見て、そう思う
GM : シーン終了。
 
 
◆バックトラック
 
GM : ではこれより、バックトラックになります。
まず、Eロイスは《超越活性》×3と《怨念の一打》で四個。
任意で4d10分侵蝕率を減らした後、残ってるロイスの数のダイスをそのまま振るか、二倍で振るかを宣言して振っていってください。
凜音 リオ : 結構ある!ありがとうおじさん!
雲隠 ミソラ : 149-4d10 減らします!(4D10) > 149-22[6,5,7,4] > 127
雲隠 ミソラ : 倍振り!
雲隠 ミソラ : 127-10d10(10D10) > 127-48[9,6,5,6,8,1,2,1,3,7] > 79
雲隠 ミソラ : 帰還!
黒葉 丹花 : 136-4d10 Eロイス分(136-4D10) > 136-26[6,5,9,6] > 110
黒葉 丹花 : 1倍で!
黒葉 丹花 : 110-6d10(110-6D10) > 110-27[10,1,7,1,5,3] > 83
黒葉 丹花 : 無事帰還!
凜音 リオ : 154-4d10(154-4D10) > 154-25[3,7,8,7] > 129
凜音 リオ : これは二倍ですねぇ!
凜音 リオ : 129-8d10(129-8D10) > 129-40[4,8,1,6,4,5,2,10] > 89
凜音 リオ : 帰還ヨシ!☚
木戸 忠継 : 153-4d10 まずEロイス(4D10) > 25[4,6,5,10] > 128
木戸 忠継 : 2倍振り!
木戸 忠継 : 128-8d10(128-8D10) > 128-41[1,4,9,1,5,7,10,4] > 87
木戸 忠継 : かえったよ~
GM : では全員生還!よかったよかった

シーン14 巣立ち

GM : これよりエンディングフェイズになります。
まずは全員登場の共通シーンから。

FH研究所跡 第一実験場

GM : 決着はついた。
活性化していたキミ達のレネゲイドも少しずつ落ち着いていく。
この調子なら、侵蝕率はやがて安定することだろう。どうやらまだ人間をやめなくてもいいらしい。
レネコ : 「ん……」
GM : 気を失っていたレネコが目を覚ます。
彼女は上体を起こすと、両手で目元を擦っていた。
木戸 忠継 : 「レネコ!」声に気付き、レネコに近寄る。
レネコ : 「あ……タダツグ……!」 ハッとして、そちらに顔を向ける
雲隠 ミソラ : 「よかった〜。レネコちゃんも大丈夫そうだね〜。」
木戸 忠継 : 「良かった、目が覚めたんだな……もう身体は大丈夫か?」
凜音 リオ : 「ハローワールド、レネコさん。こちらもなんとかなりました。揃って帰還することができそうです」
レネコ : 「うん……レネコは大丈夫、だけど……」
レネコ : 「みんな、き……傷だらけだよ!?だいじょうぶ!?痛くないの!?」
木戸 忠継 : 「俺は大丈夫だ。他のみんなも…」みんなを振り返りつつ。忠継については、服はボロボロだが何だかんだ傷口が塞がっている様子だ。
雲隠 ミソラ : 「あは〜。めっちゃ痛いよ〜。」
そうは言うが、慣れた様子で
凜音 リオ : 「私はこの声帯ユニットが本体なので、身体はおまけのようなものです」 全身ボロボロのゾンビのような姿で喉を指さし
黒葉 丹花 : 「わたしもヘーキ、ちょっと心臓が破れたくらいかな?」軽いカンジで言う
レネコ : 「…………」 心配そうに皆を見て
レネコ : 「……それなら、信じるけど……」
レネコ : 「ありがとう……こんなになるまで、戦ってくれて……」 小さく笑みを見せる
凜音 リオ : 「……いえ、私は任務を果たしただけです。礼には及びません」 笑顔で返す
黒葉 丹花 : 「……ん~、どういたしまして?」言われ慣れていない感謝の言葉に困り笑い
雲隠 ミソラ : 「どういたしまして〜。ボクがレネコちゃんに肩入れしたのは〜、任務もあるけど〜。」
「レネコちゃんと忠継くんの笑顔がいいなと思ったからさ〜。だから、その顔が見れてよかった〜。」
木戸 忠継 : 「俺……はさておき、そうだな」ミソラに同意して
木戸 忠継 : 「レネコのためと思えば楽勝だ。レネコこそ、よく頑張ったな」そう言ってニッと笑い、レネコの頭に手を伸ばしかける……が、そこで動きを止める。
レネコ : 「……?どうしたの、タダツグ?」
レネコ : 「もしかして、レネコの頭にうんこついてた!?」 慌てて頭に触れる
木戸 忠継 : 「ついてるわけねぇだろ!!どうしたらそんなコロコロコミックみてぇな発想になんだよ」
雲隠 ミソラ : 「ぷふふ〜。うんこはついてないよ〜。」
3年前のミソラならうんこついてる!やーい!って言ってた
レネコ : 「よかった……でもだって撫でるのかなって思ったら、タダツグがいきなり手止めちゃうから……」
木戸 忠継 : 「いや、そうじゃなくてな……」やや躊躇ってから言葉を続ける
木戸 忠継 : 「レネコの能力の暴走の原因……俺にあるんだろ。だから、下手なことはできねぇ……そう思ったから」
レネコ : 「あ……そっか……」
凜音 リオ : 「賢明な判断です。全員がダメージを負っている今、迂闊なことはできません」
レネコ : 「じゃあもう、レネコはタダツグには一生触ってもらえないのかな……」 しょぼんとして
雲隠 ミソラ : 「ん〜、それはどうかな〜?」
忠継に目線を移す。
木戸 忠継 : 「……そうだな。まだ結論を出すには早いぜ」
木戸 忠継 : 「レネコの能力は、まだまだわからないことだらけだし……UGNに戻れば、寒河江よりもレネゲイドについて詳しい学者がごまんといるはずだ。色々、見てもらってからでも遅くはないだろ」
レネコ : 「ってことは……!?」 期待で目を輝かせる
雲隠 ミソラ : 「そうそう〜。それに、何事も修行あるのみ!だよ〜。」
しゅっしゅっ、と手を動かす
木戸 忠継 : 「ああ。レネコが好きじゃねぇ検査も、たくさん受けることになるかもしれねぇが……でも、『いつか』ってのも遠くないはずだ」
木戸 忠継 : 「その為にも、一緒に帰ろう。な?」微笑んでみせる
レネコ : 「うん!いつか~早く来い~!!」 嬉しそうに笑って
GM : そうやって笑い合った後、レネコは「あっ」と思い出したように呟いて、
レネコ : 「そうだ、サガエと言えば……」 皆の後ろで倒れてる寒河江を見て
レネコ : 「あれも大丈夫なんだよね?皆に負けて寝ちゃったの?」
凜音 リオ : 「……」
雲隠 ミソラ : 「それは〜……」
言いかけて、忠継の真摯な表情に気づく。
木戸 忠継 : 「……寒河江は負けた。もう起きねぇ」きっぱりとそう伝える。レネコが見たことがないような、真剣な眼差しで。
レネコ : 「え……?もう起きないって……どういうこと?」 真剣な目を見て、少し緊張して
木戸 忠継 : 「レネコは……『死ぬ』ということについては知っているか。寒河江はよく、殺すとか何とか言っていたと思うが…」
レネコ : 「それは、知ってるけど……でも……」
レネコ : 「…………」
レネコ : 「……もしかして、死んだ……の?」
木戸 忠継 : 「……」頷いて見せる。
GM : レネコは視線を、忠継からゆっくりと寒河江の死体へと向ける。
レネコ : 「……そ、っか……」
レネコ : 「死んだんだ……サガエ……」
レネコ : 「みんなが、戦って……こうなったんだよね……?」
木戸 忠継 : 「……そうだ」
凜音 リオ : 「……すみません」 言葉が見つからず、目を伏せて
レネコ : 「ううん、謝らないで……」 首を小さく横に振る
レネコ : 「……わかってたもん。皆とサガエが戦ったら……どっちかが死んじゃうかもしれないって……」
レネコ : 「でもほんとは、誰にも死んでほしくなかった……。サガエもちょっとこらしめられて、謝って、仲直りとか……出来たらなって……」
レネコ : 「だけど、そんなの……無理なんだよね……」 目に涙が溜まっていく
木戸 忠継 : 「普通の人間なら、そういうことも出来たかも知れねぇ。だが……寒河江はジャームだ」
木戸 忠継 : 「……ごめんな、レネコ」言いたいことはたくさんある。だが、レネコに……親を失ったばかりの彼女に、それ以上かける言葉はなかった。
レネコ : 「……いいんだよ」 また首を振って
レネコ : 「みんなが死ぬ方が……もっといやだったもん」
レネコ : 「ありがと、タダツグ、みんな……無事に帰ってきてくれて……」 涙を浮かべながら、小さく笑う
木戸 忠継 : 「……おう」短く返し、安心させるように笑う。……何よりも、彼女の笑顔を守りたかったのだ。自分の選択を疑ってはいけない。
凜音 リオ : 「……ただいま。というべきでしょうか」 笑顔に戻り。
黒葉 丹花 : 「……ふふ、帰ってきた、って言ってもそろそろお別れになっちゃうけどね?」少し寂しそうに笑って
雲隠 ミソラ : 「また会えばいいんじゃな〜い? ボクは顔見に行くつもりだけど〜?」
ゼノス構成員もいるが、どうにかしてしまいそうな気もする
黒葉 丹花 : 「まあ、それもそうか」
黒葉 丹花 : 「"忠継くん以外"とは会おうと思ったら、いつでも会えるもんね♡」イジワルな笑みを浮かべ
木戸 忠継 : 「………。そすね」そっけなく返しながらも、ぷい、とそっぽを向いてしまう。それなりに傷ついたようだ。
レネコ : 「ふふ……っ」 皆の様子を見て、笑顔が戻ってくる
黒葉 丹花 : 「まあ、寂しくなったらみんな会いに来なよ、うちのカジノ♪」
黒葉 丹花 : 「わたしは忠継くんも歓迎してあげられるし? 代金(チップ)は必要だけどね?」
木戸 忠継 : 「……や、いいっす。てか、ここまで誰もノーツッコミなんすよね」何とは言わないが、服装のことを指していることが自ずとわかる。
雲隠 ミソラ : 「え〜? そこはオマケしてくれないの〜?」
凜音 リオ : 「私は別の組織の者ですが、機会があれば個人的にお会いしましょう」
黒葉 丹花 : 「これは制服だけど? ニンジャもいるくらいだし、別に普通じゃない?」忠継くんのツッコミに対して、恥ずかしげもなくバニー衣装を見せつけるように
木戸 忠継 : 「ニンジャの職場はここ!!アンタの職場は別だろ!!」それぞれ指でジェスチャーしながら返すが、目線は頑なに向けない。目に入れてはいけない。
雲隠 ミソラ : 「むぅ〜……」
制服には特に触れないが、だゆん、と揺れたソレを見て眉間にシワを寄せる
レネコ : 「へぇ~」 制服だったのか~、という顔
木戸 忠継 : 「てかレネコは納得すんな、違うぞ!外であの格好してたら、お巡りさんに逮捕されちまうからな…!!」
レネコ : 「え!?そうなの!?」
凜音 リオ : 「今回は外に出る機会がありませんでしたが、そうです」
木戸 忠継 : 「そうだぞ、絶対にダメだ」強く言い聞かせる
レネコ : 「知らなかった……ニカ……めんかいしつで会おう……」
黒葉 丹花 : 「え~……? 別に大丈夫だって、逮捕されたことないし~……!」
黒葉 丹花 : 「みんな、わたしをハレンチ扱いして、も~……」
黒葉 丹花 : 「単純に力を出しやすい気がするから、戦闘のために着てるだけなのに~……いわば戦闘用スーツなのに~……」嘘である。半分ほど趣味で着ている。
木戸 忠継 : 「……」大きくため息を吐く。本人があの様子では、話は平行線だ……もう服装については言及しないことを誓った。
黒葉 丹花 : 「────ていうか、この際だし言っておくけど、忠継くんって、わたしについて他にも勘違いしてる事あるよね?」
木戸 忠継 : 「勘違いって……これ以上何が?」首を傾げ
黒葉 丹花 : 「……やっぱり気付いてない?」
黒葉 丹花 : 「先に聞いておくけど、忠継くんって何歳(いくつ)?」
木戸 忠継 : 「今は18……すけど」
黒葉 丹花 : 「うん、それくらいだよね?なんだか"お兄ちゃん"っぽいし」
木戸 忠継 : 「……どういう意味すか」まだ察しがつかないのか、要領を得ない様子で
黒葉 丹花 : 「────忠継くん、わたしのこと年上だと思ってるみたいだけど、わたしの方が年下だよ?」
木戸 忠継 : 「……………」
木戸 忠継 : 「……は?」
雲隠 ミソラ : 「たぶんみんな年下じゃないかな〜。リオちゃんも長生きタイプじゃないって話だし〜?」
レネコ : 「レネコ0歳!!!」
雲隠 ミソラ : 「お〜お〜バブちゃんだ〜。よしよし〜。」
背丈はあまり変わらないレネコを撫でる
レネコ : 「んへへ」 撫でられて笑顔に
黒葉 丹花 : 「わたしは普通の学生でいうところの高校二年生だね~」学校は通ってないけど
木戸 忠継 : 「高2?……16か、17?」動揺を隠せない様子で返す。
黒葉 丹花 : 「17だよ、忠継せんぱい♡」
雲隠 ミソラ : 「ボクは15だよ〜。ま〜、オーヴァードとしてはそこそこ先輩だけどね〜?」
凜音 リオ : 「私がゼノスに回収されたのは一年前なので、レネコさんの表現を借りるなら1歳ということになりますね」
雲隠 ミソラ : 「お〜お〜こっちもバブちゃんだ〜………遠い……」
リオをレネコと同様に撫でようとして、背丈と乳に阻まれる
木戸 忠継 : 「………あー。………あぁー……」化粧と刺激的な格好を見て、完全に年上だと勘違いしていたのか。かなりの衝撃を受けた様子で頭を抑える。
レネコ : 「……でも、別に何歳でもよくない?ニカはニカだよ」
黒葉 丹花 : 「わたしはわたし?」
黒葉 丹花 : 「……まあ、それもそっか? それなら今後も、年上に接する態度で敬ってもらおうかな♪」ニコっと笑って
凜音 リオ : 「ええ、今まで通りでお願いします」無言で乳にぶつかられながら
木戸 忠継 : 「……や。もうなしっす。解散。帰りましょう」先ほどまで遠慮していた自分が恥ずかしくなったのか、また目線を逸らしてしまう。
黒葉 丹花 : 「あ、ちょっと! 忠継くん! 勘違いしてたのは自分の方だったのに酷くないかな?」
黒葉 丹花 : 「レネコちゃんもああ言ってるんだし、今後もこれまでと同じように仲良くしてよね?」楽しそうに
木戸 忠継 : 「……これまでと同じように、ってのが難しいのはわかってんだろ。ニカさん、わかっちゃいたがだいぶ意地が悪いぜ」ジト、とした目つきで振り返って
木戸 忠継 : 「だが、まあ……レネコも楽しそうだし。俺は、ニカさんも、ミソラさんもリオさんも嫌いじゃねぇよ」
木戸 忠継 : 「……ま、機会があればな」そう言って、また背を向けてしまった
凜音 リオ : 「そう言って頂けるなら光栄です。私も、みなさんとご同行できてよかった」 胸に手を当てて一礼
雲隠 ミソラ : 「だね〜。これも縁ってやつかな〜?」
「さてと〜。ボクはもう一人〜、がんばった人を迎えに行こうかな〜。」
レネコ : 「あ……そっか、タカスのおじさんも一緒に帰らなきゃ」
木戸 忠継 : 「ああ。万全とは言えねぇし、早いところ戻ろう……ミソラさんも心配だろ」
凜音 リオ : 「そうですね。全員で帰りましょう」
レネコ : 「……でも、ちょっとだけ待って」
レネコ : 「レネコ、最後に……サガエにお別れ言いたい。いいかな……?」
凜音 リオ : 「……!」 みんなの反応を伺う
雲隠 ミソラ : 「いいよ〜。 待ってるから〜。」
センセイは気になるけど、それを咎めるほどでもない
木戸 忠継 : 「わかった。……少し、待ってな」そう言って、先に寒河江の元に向かい…特に損傷の多い胸元と、欠損した腕を隠すように、自分のMA-1ジャケットをかける。
木戸 忠継 : 「……レネコ、おいで」手招きして
レネコ : 「うん」 近付いていく
レネコ : 「…………」 ジャケットで隠された寒河江の前で屈み、見下ろす
レネコ : 「サガエ……」
レネコ : 「もう聞こえてないと思うけど、今じゃないと言えないから……言うね」
レネコ : 「レネコ、サガエのこと……きらいだったよ。おこりんぼだし、いたいことばっかりしてくるし、レネコの話聞いてくれないし……だいっきらい……」
レネコ : 「でも、サガエがいなかったら……レネコは生まれてもなくて、タダツグ達に会うこともなかったんだって思うと、なんだか、その……」
レネコ : 「…………っ」
レネコ : 「自分が今何て思ってるのか、よく分かんなくなっちゃった……。心の中で、色んなレネコがわーってしちゃってて……」 目が少し潤み始める
レネコ : 「だから、その……。これだけ、言わせてね……」
GM : レネコは両手の甲で目元をごしごしと拭いてから、小さく笑顔を作って。
レネコ : 「────レネコを生み出してくれて、ありがとう」
レネコ : 「それと、さようなら……レネコのパパ」
GM : 相手からの返事はない。
それでもレネコは、しばらくの間何かを待つように亡骸を見つめ……
レネコ : 「……以上!かえろ、みんな!」 立ち上がり、キミ達に笑いかける
木戸 忠継 : 「……」その光景を見て、やや息が詰まりながらも、小さく頷き返す。彼女が1人で乗り越えた以上、口を出すことなどない。
凜音 リオ : 「……はい。彼の分まで、大切に生きましょう」 合掌を解いて、応える。
雲隠 ミソラ : 「わかった〜……いこっか〜。」
謝罪はしない。どうあれ、寒河江はきっちり息の根を止めるべきだったから。
ただ……レネコと彼が正しく親子でいられた世界を僅かな一時に夢見た。
GM : ……キミ達は実験場から立ち去り、鷹栖が待つ通路へと向かっていく。
黒葉 丹花 : その中で黒葉丹花は一人、足を止める。
黒葉 丹花 : 「…………」
黒葉 丹花 : 一度、振り返り、さきほど寒河江巌にバラ撒いたトランプに≪テクスチャーチェンジ≫を使用。死者に贈る花束へと錬成しなおす。
黒葉 丹花 : 「……さよなら、おそらく昔のわたしを知る最後の人」誰にも聞こえないように呟いて、その場を立ち去る
GM : ────その後、キミ達は鷹栖と合流。
《時空の裂け目》で遮断されていた異空間も既に消えているため、全員揃って研究所跡を脱出した。
そして、輸送用のヘリコプターに乗って、UGN日本支部へと無事帰還するのだった。
GM : シーン終了。

シーン15 無限の印

GM : 凛音リオの個別エンディングのシーンになります。

ゼノス本部 エントランスホール

GM : キミはUGN日本支部で治療を受けた後、共に戦った仲間達に別れを告げ、一人ゼノス本部へと帰還した。
都築京香 : 「おかえりなさい、リオさん」
GM : 帰ってきてすぐ、都築京香がキミを出迎えて来る。
まるで、キミが帰って来る時間が分かっていたようなタイミングだ。
凜音 リオ : 「ハローワールド、リーダー。"ゾンビクイーン"、ただいま帰還いたしました」
凜音 リオ : 「今回もプラン通りに事が進んだようで、何よりです」
都築京香 : 「えぇ、あなたのおかげです」
都築京香 : 「無事に、寒河江を止めてくれたようですね」
凜音 リオ : 「はい」 平坦に返答しつつも、どこかきまりが悪そうに
都築京香 : 「UGNから、ある程度の報告は聞いています。寒河江は始末したと……」
都築京香 : 「……リオさんは、自分の行いを悔やんでいますか?」 見透かしたような目。キミが最後にとどめを刺したことも知っているのだろう
凜音 リオ : 「……」 計算中
凜音 リオ : 「率直に言えば、自分が正しいことをしたと自信を持っては言えません」
凜音 リオ : 「ですが……」
凜音 リオ : 一瞬の呼吸。無表情でもどこか意を決したように。
凜音 リオ : 「自らの”意思(歌)”で決断したこと、それ自体は後悔していません」
都築京香 : 「……そうですか」 その返答に、どこか満足そうに微笑む
都築京香 : 「それならいいんです。よく自分で考えて、決断してくれましたね」
都築京香 : 「この先も、リオさんは今回のような舞台ステージに上がることがあるでしょう。ですが、今のあなたならきっと大丈夫ですね」
凜音 リオ : 「私は、歌うために生まれてきました」
凜音 リオ : 「私の歌が必要とされるのであれば――冥界のステージでも赴きましょう」
凜音 リオ : 「たとえ、それが私のレネゲイドの中に生きる”歌姫”と違う道であっても」 どこか誇らしげな表情で。
都築京香 : 「…………」 キミをジッと見て
都築京香 : 「リオさん。あなたに教えたいことがあります」
凜音 リオ : 「?」
都築京香 : 「まず、インフィニティコード……人間がそう呼ぶものの力を、あなたはちゃんと見れましたか?」
凜音 リオ : 「いえ、私が観測したのは一端に過ぎないかと」
凜音 リオ : 「もっとも、今回はそもそも寒河江の計画通りにいかなかったので当然ですが」
都築京香 : 「そうですね、彼の計画が上手くいっていたら、私達も今このように話せてもいませんし」 冗談っぽく笑って
都築京香 : 「ですが、一端でも構いません。寒河江巌という男の“欲望”と、"インフィニティコード"を見たのなら分かるはず」
都築京香 : 「“インフィニティコード”……あの言葉は、レネゲイドの本質を言い換えたものなのです」
凜音 リオ : 「レネゲイドの本質? それは、一体どういうことでしょうか?」
GM : 京香は笑みを浮かべ、こう続ける。
都築京香 : 「レネゲイド。それは、願いを叶える力です」
都築京香 : 「光に照らされていたい者には、光を操る力を」
都築京香 : 「過去や未来、現在に執着する者には、時を操る力を」
都築京香 : 「雷の恐怖を克服したい者には、雷を操る力を」
都築京香 : 「血に飢えた者には、血液を操る力を」
都築京香 : 「強靱な肉体を望む者には、獣の力を」
都築京香 : 「自分以外の誰かになりたい者には、変身する力を」
都築京香 : 「間に合わなかった後悔を持つ者には、スピードや反射神経を上げる力を」
都築京香 : 「何かを創り出したい者には、創造と破壊の力を」
都築京香 : 「賢くなりたい者には、脳を発達させる力を」
都築京香 : 「自分だけの世界を望む者には、領域を操る力を」
都築京香 : 「全てを燃やし尽くしてしまいたい程の敵意を持つ者には、炎を操る力を」
都築京香 : 「病気を治したい者には、薬を生み出す力を」
都築京香 : 「そして、レネゲイドを憎む者には────レネゲイドを殺す力を」
都築京香 : 「そういった願望を実現する力が、極めて強いレネゲイドを……」
都築京香 : 「あの男は、“無限の印インフィニティコード”と呼ぶのです」
凜音 リオ : 「“無限の印”。願いを叶える無限の力……」
凜音 リオ : 「インフィニティコードとは特別なアイテムや事象を差すものではなく、レネゲイドによる可能性の追求である。そういうことでしょうか?」
都築京香 : 「理解が早くて助かります」 肯定する
都築京香 : 「全てのレネゲイドは“インフィニティコード”に至る可能性を持っている。今回はそれが、レネコさんだったというだけ……」
都築京香 : 「つまり、リオさん」
都築京香 : 「あなたがチカラに目覚めたのは、偶然ではない」
都築京香 : 「あなた自身がそう願ったから、今こうしてここにいるのです」
凜音 リオ : 「……」 思考中
凜音 リオ : 「以前の私であれば、その言葉に納得ができなかった。そう考えます」
凜音 リオ : 「こんな力を与えられるくらいなら、ただの“自動人形オートマトン”でいたかった。ずっとそう思っていました」
凜音 リオ : 「ですが、今はその言葉が不思議と腑に落ちる気がします」
都築京香 : 「そうだと思いました。だからこそ、今のあなたになら伝えても良いと思ったのです」
都築京香 : 「……リオさん。これからも、歌いなさい」
都築京香 : 「ただの歌姫では成しえなかった願いを。今のあなたにしか出来ない願いを叶えるために」 キミの目を見て、静かに告げる
凜音 リオ : 「承知しました」 一礼して
凜音 リオ : 「ハローワールド。凜音リオ。かつての歌姫"Rion"――“天使莉音”に負けない歌姫になる。その目標に向かって精進します」
都築京香 : 「……はい。応援していますよ」 にこっと微笑みかけて
都築京香 : 「今回は大変だったでしょう。リオさんはゆっくり休んでください」
都築京香 : 「私は次の“プラン”がありますので、少し出かけてきます」
凜音 リオ : 「いってらっしゃいませ」
GM : 京香はキミに見送られて歩いて行き、
都築京香 : 「……殺戮のインフィニティコード。場合によってはすぐに始末する必要がありましたが、今はその役目からは解き放たれたようですね……」
都築京香 : 「ならば、今は少し様子を見ましょうか……」
GM : 小声でそう呟きながら、京香は外へと出て行った。シーンから退場します
凜音 リオ : 「さて。休暇ですか」
凜音 リオ : 作曲からプロデュースまで自分でこなす歌姫に休息はない。
凜音 リオ : 画面の向こうのファンに届けるのは、自分の肉声ではないかもしれないが。
凜音 リオ : 木戸忠継。雲隠ミソラ。黒葉丹花。レネコ。
凜音 リオ : ――寒河江巌。
凜音 リオ : この体験を歌にしないのであれば、それは歌姫失格だろう。
凜音 リオ : 窓から差す陽を受けながら、リオは再びDTMのソフトを映す画面に向かった。
GM : シーン終了。

シーン16 最後の問題

GM : 黒葉丹花の個別エンディングのシーンになります。

UGN日本支部 会議室

GM : キミは医務室で治療を受けた後、霧谷が待つ会議室へと向かった。
霧谷雄吾 : 「はい、ですから次はその作戦で……。えぇ、お願いします。それと、この任務にはそちらのイリーガルを……」
GM : 部屋の中では霧谷が複数の端末を操りながら、別のエージェントや支部と連絡を取っていた。
どうやら“グリムリーパー”の件以外でもUGN日本支部長は大忙しのようだ。
彼が一人で対応しているということは、また激務に耐えかねて秘書が倒れてしまったのだろう。
黒葉 丹花 : 「(……いっつも一人だけ仕事の量おかしいよね、霧谷さん)」そう思いながら、声をかけずに静かに諸々の連絡が終わるのを待っている
GM : ではしばらく待つと、霧谷の端末を操作する手が止まる。また忙しくなるだろうが、一段落したと分かるだろう。
霧谷雄吾 : 「ふぅ……」 椅子に座り、息を大きく吐く
黒葉 丹花 : 「おつかれさまです、霧谷さん」普通は労いの言葉を掛けるのは逆だろうが、そう言う
霧谷雄吾 : 「……!丹花さん」
霧谷雄吾 : 「お疲れ様です。無事に帰ってきてくれてよかった」
黒葉 丹花 : 「運よく頼りになる現地協力者が得られまして~」
霧谷雄吾 : 「“喰らう者”ですね。簡単にですが、報告は既に聞いています」
黒葉 丹花 : 「ああ、もう軽くは聞いていたんですね?」
黒葉 丹花 : 「……ん~、あんまり必要ないかもしれませんけど、わたしからも改めて報告しましょうか」
霧谷雄吾 : 「とんでもない。必要ですよ」
霧谷雄吾 : 「軽く聞くのと、現地で戦った丹花さんからの報告では全く違うものですから」
黒葉 丹花 : 「そういうことなら、説明は少し苦手ですけど────」と言いながら、今回の事件の顛末について簡潔に報告していく
黒葉 丹花 : 「────あと"グリム・リーパー"については、現場判断で始末しました」
黒葉 丹花 : 「人殺しにしては、恵まれすぎた最期だったと思いますよ」
黒葉 丹花 : 「(わたしはロクな死に方しないだろうし)」
霧谷雄吾 : 「……なるほど、分かりました」
霧谷雄吾 : 「“グリムリーパー”を倒してくれたこと、本当に感謝します」
黒葉 丹花 : 「いえ、わたしは任務を遂行しただけですよ」
霧谷雄吾 : 「ふふ……そうですか」 小さく笑って
霧谷雄吾 : 「では、あともう一つ。元々お願いした任務とは異なることになりますが」
霧谷雄吾 : 「……最後の問題を解決しなければいけませんね」
黒葉 丹花 : 「最後の、問題?」首を傾げる
霧谷雄吾 : 「“インフィニティコード”……レネコさんの処遇です」
霧谷雄吾 : 「彼女が極めて危険な力を秘めているレネゲイドビーイングだということはよく分かりました」
霧谷雄吾 : 「彼女をこれからどうするべきか。直に接したことのあるあなたの意見を聞かせて下さい」
黒葉 丹花 : 「ああ、スイッチが手元に無いだけの核爆弾みたいな感じですもんね、今のレネコちゃん」
黒葉 丹花 : 「ん~……そうですね~…………」
黒葉 丹花 : 「わたしはレネゲイドの専門家ではないので、あんまりハッキリした事は言えないんですけど」
黒葉 丹花 : 「────レネコちゃんなら、大丈夫だと思いますよ?」
霧谷雄吾 : 「……それは、何故?」 丹花の目を見て
黒葉 丹花 : 「まずレネコちゃんは、わたしたちの目の前で、自分の能力を抑えて見せた」
黒葉 丹花 : 「完全には制御できていた訳じゃなかったけど、あの頑張りがなければ、わたしたちは全滅していたと思います」
黒葉 丹花 : 「なので今後、あの子が自分の力を制御できるようになる可能性は十分にある」
黒葉 丹花 : 「ちゃんと頑張るモチベーションもあるみたいですしね? わたしはできると考えています」少年に触れたがっていた様子を思いだして微笑みを漏らし
黒葉 丹花 : 「…………あと、これは個人的な話ですけど」
黒葉 丹花 : 「あの子は、わたしを友達として扱ってくれた」
黒葉 丹花 : 「なので、たとえ始末した方が世界のためだったとしても、そうしたくない」
黒葉 丹花 : 「────わたしは、そう思っています」
霧谷雄吾 : 「…………」 真剣な表情で、静かにその意見を聞き
霧谷雄吾 : 「そうですか。……分かりました」 フッ……と、口元を緩ませる
霧谷雄吾 : 「あなたがそこまで言うのであれば、それを尊重しましょう」
黒葉 丹花 : 「ほんとですか? では、レネコちゃんの処遇は?」嬉しそうに食い気味に尋ねる
霧谷雄吾 : 「本当ですよ。レネコさんには、UGNの施設で能力を制御するための訓練を受けてもらいましょう」
霧谷雄吾 : 「またウロボロスのレネゲイドを取り込み、世界を滅亡させる毒を生み出さないように……私達が全力でそのサポートをする。どうですか?」
黒葉 丹花 : 「異議なし!」声が大きくなる
黒葉 丹花 : 「……です!!」声が小さくなる
霧谷雄吾 : 「ふふ……では、そのように進めていきましょうか」 その様子を微笑ましそうに見て
霧谷雄吾 : 「丹花さんも友達として、レネコさんのことを支えてあげてくださいね」
黒葉 丹花 : 「……わたしからも、友達として」
黒葉 丹花 : 「……ん~、そういうのはあんまり分かりませんけど、頑張ってみます?」これまで自分から"友達"と呼べる関係の相手がいなかったので疑問符がつく
霧谷雄吾 : 「えぇ、よろしくおねがいします。きっとこれからのあなたにとっても、大事なことになるはずですから」
GM : 話が纏まったところで、再び霧谷の通信端末が鳴り始める。
霧谷雄吾 : 「おっと……すみません。また忙しくなってきたようです」 困ったように笑って
黒葉 丹花 : 「ふふ、霧谷さんはお友達が多いみたいで何よりです」けたたましく騒ぐ端末を見て苦笑で返して
霧谷雄吾 : 「いや、これは友達とはまた違うのですが……」
霧谷雄吾 : 「まあ、それはともかく。今回は本当にお疲れ様でした」
霧谷雄吾 : 「今日はゆっくり休んでください。……私が言うのも説得力がないかもしれませんが」 端末を見て
黒葉 丹花 : 「まったくですよ?たまには息抜きしてください?」
黒葉 丹花 : 「たとえば、うちのカジノとか来て……」
黒葉 丹花 : 「ま、そのときは働き詰めで貯めこんだお金を全て落としていってもらいますけど……♪」冗談めかして
霧谷雄吾 : 「ふふ、考えておきます」
GM : 霧谷はそうして苦笑した後、「では失礼」と端末を操作して他のエージェントと連絡を始めていく。
黒葉 丹花 : その様子を見て、踵を返し、
黒葉 丹花 : 「────レネコちゃんの可能性に賭けてくれたこと、絶対に後悔はさせませんよ」
黒葉 丹花 : そう小さく呟いて、退室する。
GM : シーン終了。

シーン17 師弟

GM : 雲隠ミソラの個別エンディングのシーンになります。

水族館 前

GM : “グリムリーパー”との戦いから、数日後。
戦いで負ったキミの傷も癒え、重傷だった鷹栖も完治した頃。
休日に、キミは鷹栖と水族館に遊びに出かけることになった。あの時の約束を果たしてもらうためだ。
鷹栖英司 : 「……」 ぼんやりと行き交う人々を眺めている
GM : キミが待ち合わせ場所に向かうと、鷹栖はすでに来て待っているようだった。
雲隠 ミソラ : 「センセイ〜!……早かったね〜?」
時間ぴったりに現れ、後ろから声をかける。
雲隠 ミソラ : ジーンズにパーカーと、相変わらずの無頓着……
かと思いきや、意外に凝ったデザインのモノを着ている。
一張羅なのだろうか。
鷹栖英司 : 「うお、びっくりした!なんで後ろから声かけるんだ!」 振り返る
雲隠 ミソラ : 「なんでって〜……特に理由はないけど〜?」
何かしらの本能かもしれない。
雲隠 ミソラ : 「……センセイ〜、他に言うことないの〜?」
鷹栖英司 : 「他に言うことって……」
鷹栖英司 : 「あぁ、元気そうでよかったよ。もう怪我も全部治ったみたいだな」 笑って
雲隠 ミソラ : 「………ふふっ、センセイのそういうとこ〜、ミソラはすきだよ〜。」
雲隠 ミソラ : 「いこいこ〜!」
手を引っ張って、水族館へ向かう
鷹栖英司 : 「こら、引っ張んなって!」 そう言いながらも楽し気に笑ってついていく
 

水族館 館内

GM : 水族館は青い光で満ちていた。
ライトアップされた巨大な水槽の中には、様々な魚が気ままに泳ぎ回っている。
休日だからか、そんな魚達を見上げる客は恋人同士や家族連れが多いようだった。
雲隠 ミソラ : 「お〜………あ〜。変なオデコのさかな〜!」
鷹栖英司 : 「おー、そういやあんな魚もいたなぁ」 懐かしむように水槽の中の魚を見る
雲隠 ミソラ : 「ふ〜ん? 前にも来たコトある〜?」
鷹栖英司 : 「あぁ、そりゃな」
鷹栖英司 : 「昔は結構モテてたんだぜ?……って、今はモテねーみてぇじゃねえか」 冗談っぽく笑って
雲隠 ミソラ : 「ちゃかさない〜。」
センセイの袖を捕まえる。
雲隠 ミソラ : 「約束。2つ目のやつね〜。」
過去をきちんと話す、のことだろう。
鷹栖英司 : 「……そうだな。ミソラにはもうあれも見られてるわけだし」 ロケットのことだろう
鷹栖英司 : 「ここ、嫁とよく来たんだよ」
雲隠 ミソラ : 「やっぱり奥さんだったんだね〜……。その〜、今は〜……?」
約束とは言ったものの、やはり後ろめたさはあるらしい
鷹栖英司 : 「今は一人だし、ここに来るのも久しぶりだよ。……あいつはもう何年も前に死んじまったからな」
雲隠 ミソラ : 「一緒に写ってた子も……?」
鷹栖英司 : 「……あぁ、そうだ。娘も一緒にな。ジャームに襲われて……って感じだ」
雲隠 ミソラ : 「そっか……ありがと。辛い話もちゃんと話してくれて……。」
雲隠 ミソラ : 「良かったら……奥さんとその子の思い出……聞きたいな。」
鷹栖英司 : 「そりゃいいが……どうしてそんな聞きたがるんだ?ありふれた思い出しかないぞ?」
雲隠 ミソラ : 「………たぶん〜。そういうありふれた思い出が……センセイをセンセイにしてるから〜、かな〜?」
「ミソラはね〜、センセイのこと〜、ちゃんと知りたいんだ〜。」
鷹栖英司 : 「……なるほどな。確かにそうだ」 納得して笑みを浮かべる
鷹栖英司 : 「分かったよ。じゃあ、話してやるか」
雲隠 ミソラ : 「やった〜!」
センセイの過去。喜びの日々と喪失の悲しみ。
ようやく対等に分かち合える相手と認めてくれたことが、この上なく嬉しいのだ。
鷹栖英司 : 「……そうだな、まずあいつと出会ったのは、まだ俺が────」
GM : 鷹栖はゆっくりと、自分の大切な人達の話を始める。
GM : 妻とは高校の頃に出会ったクラスメイトだったということ。
GM : 彼女は教師を目指していて、大学は違ったが交際は続いていたということ。
GM : 二十代の半ばで結婚し、その翌年に娘が誕生したこと。
GM : 幸せな日々が続き、娘も小学校に上がるところで、事件が起きたこと。
GM : 一人オーヴァードとなって生き延び、絶望の底に落ちたが、その先で自分よりはるかに年下の子供達が日常を守るために戦っている事実を知ったこと。
GM : 教師を目指していた妻のことを想えば、彼らを放っておくことが出来ず、エージェントになることを決意したこと。
GM : 鷹栖はそれらの幸せで過酷だった日々を、懐かしむように語っていった。
鷹栖英司 : 「……別にお前だけに話さなかったわけじゃないし、隠してたつもりでもないんだ」
鷹栖英司 : 「こんなのよくある話だし、それよりミソラ達みたいなチルドレンの方がもっと辛い目にあったりもしてる」
鷹栖英司 : 「だから、大の大人がしょげた面してこんな話わざわざする必要もないなって思ったんだよ」
鷹栖英司 : 「……悪いな。今まで話してやれなくて」 キミに小さく笑いかける
雲隠 ミソラ : 「ううん〜。いいよ〜、今さっき話してくれたんだもん〜。」
雲隠 ミソラ : 「センセイが昔〜、ミソラが里のコトを思い出して泣いてたら〜、『話を聞いてはんぶんこ』してくれたよね〜。」
ミソラはかつての故郷と家族をジャームによって失っている。
その事件と里について、きちんと打ち明けられたのは、鷹栖だけだ。
雲隠 ミソラ : 「だからミソラも『はんぶんこ』〜、してあげる〜。センセイの喜びも悲しみも、知ってあげるから〜。」
鷹栖英司 : 「ミソラ……」
鷹栖英司 : 「……そうだな。必要ないと思ってたけど、『はんぶんこ』してもらったら気持ちが軽くなった気がするよ」
鷹栖英司 : 「ありがとな。聞いてくれて」 笑って、キミの頭を撫でる
雲隠 ミソラ : 「うふふ〜、どういたしまして〜。」
鷹栖英司 : 「……よし!じゃあ、せっかく来たんだし今は水族館楽しんでいこうぜ」 手を離し、切り替えて
鷹栖英司 : 「確かイルカのショーとかペンギンの餌やりとかもあったはずだしな。あんまりのんびりし過ぎてると見逃すぞ」
雲隠 ミソラ : 「あ〜!! イルカショーの時間すぐだよ〜! センセイ、いそげ〜!」
鷹栖英司 : 「ってマジか!?でも走るなよ、危ないから!」
雲隠 ミソラ : 「これは〜、走ってな〜い。すごくはやい歩き〜。」
ほぼ走ってる
鷹栖英司 : 「いや、走ってる走ってる!!」 ぶつかったり転んだりしないかハラハラしながら追いかける
GM : ……そうして、キミは鷹栖と一緒に水族館を十分に楽しんだ。
 

海浜公園

GM : 時刻は一時を過ぎる頃。
水族館を出たキミ達は、近くの海浜公園へと向かった。
雲隠 ミソラ : 「おっひるごは〜ん!」
石のベンチに腰掛ける。
季節は少し肌寒くなってきているが、陽光に温められたベンチは心地よい。
鷹栖英司 : 「……って、本当にここでいいのか?近くに店ならあったと思うけど」
雲隠 ミソラ : 「ちゃんとミソラが用意してきたんだ〜。」
トートバッグから取り出した風呂敷を広げると、おにぎりがたくさん出てくる。
具ごとに分けられ、1〜2口程度のサイズに握られたソレは、昔に比べるとずいぶん端正な見た目をしている。
鷹栖英司 : 「なるほどな。しかも美味そうじゃねえか」 隣に腰かける
雲隠 ミソラ : 「驚いた〜? センセイが気づかない間に〜、ミソラも成長してるんだ〜。」
雲隠 ミソラ : 「見逃しちゃダメだよ〜?」
鷹栖に微笑みかける。
鷹栖英司 : 「……あぁ、そうだな。子供の成長ってのは早いもんだ」 おにぎりを一つ手に取って
鷹栖英司 : 「これからもお前のこと、見守らせてくれよ。ミソラ」 そう言って、嬉しそうに笑い返す
GM : そうして、キミが鷹栖と一緒におにぎりを食べたところで、シーン終了。

シーン18 また逢う日まで

GM : 最後のシーン。
木戸忠継の個別エンディングのシーンになります。

 
GM : レネコはUGNの保護下に置かれることになった。
彼女はまた無意識にウロボロスのレネゲイドを吸収することがないように、これから専用の施設で能力を制御する訓練を受けることになる。
GM : しかし、キミはその施設についていくことは出来ない。
キミが再び接触すれば、レネコは再びウロボロスのレネゲイドを取り込み、人類を絶滅させる毒を生み出してしまう可能性があるからだ。
キミはレネコが自分の能力を制御出来るようになるまで、彼女と会うのを禁止されることとなった。
 

UGN日本支部 玄関前

GM : 数日後。
レネコが施設へと輸送される日。
今まで会うことを禁じられていたキミだったが、この日は霧谷の計らいで特別にレネコを見送る機会を与えられた。
レネコ : 「……あ!」
レネコ : 「タダツグ!!タダツグタダツグタダツグタダー!!!!」
GM : 夕方、日本支部の前でキミが待っていると、護衛のエージェント数人と一緒にレネコが出て来た。
レネコはキミを見つけると、笑顔でこちらへと駆けつけて来る。
木戸 忠継 : 「レネコ……いやよく噛まずに言えるな、それ!」再会の喜びでぱっと表情が明るくなるが、それよりも先にツッコミが飛び出る。そして最後の「タダ」は何なのか。
レネコ : 「レネコ早口言葉得意だからね!なまむぎなまごめなまタダツグ!!」 キミの目の前で急ブレーキをかけて止まる
木戸 忠継 : 「将来はアナウンサーにもなれるな…」やれやれ、と首を横に振り。
木戸 忠継 : 「…よっ。元気にしていたか?」
レネコ : 「うん!」 と笑顔で頷いてから
レネコ : 「あ、やっぱり時々元気じゃない時もあったかも」 微妙そうに顔を渋くする
木戸 忠継 : 「そうなのか?ああ……アレか、献血が嫌だったとか」首を傾げて見せる。
レネコ : 「あー、あれね!嫌だったけど、終わった後にキャンディくれるからヨシとしてるよ」
木戸 忠継 : 「現金なやつだな……」そう返しながら、何となくレネコの言わんとすることを察する。
木戸 忠継 : 「……寂しかったか?」そう言いながら、しゃがんで目線を合わせる。
レネコ : 「……うん」 こくんと頷く
木戸 忠継 : 「そうか。俺も寂しかった……検査、よく頑張ったな」そう言って笑いかける。施設にいた頃は、こういう時に頭を撫でたりしていたが……今は、できない。
レネコ : 「うん……って、タダツグも寂しかったの!?」 嬉しそうに声が弾む
木戸 忠継 : 「そういうモンだろ。レネコと一緒にいられた間、大変だったのはそうだが…久しぶりに、すげー楽しかったから」
木戸 忠継 : 「それに……まだ外で遊んだりできてねぇから」これでも楽しみにしてたんだぜ、と冗談めかして笑って見せる
レネコ : 「そっか!そういうモンか~!!」
レネコ : 「なんか嬉しい!レネコも同じ気持ちだもん!」 えへへ、と笑い返す
木戸 忠継 : 「おう、嬉しいな」くく、と低い声で笑い。
レネコ : 「……でも、これからまたしばらく会えないんだよね」
レネコ : 「タダツグと一緒に遊びに行くの、いつになるんだろ~……」 ちょっと不安そうに
木戸 忠継 : 「……」少しだけ考える素振りを見せるが、レネコを安心させるようにニヤッと笑いかける。
木戸 忠継 : 「…ま、近々だろ!そんな難しい問題でもねぇだろうしな」
レネコ : 「ほんと?じゃあ、ちゃんとまた会える?」
レネコ : 「ド根性の別れ?ってやつじゃないよね?」
木戸 忠継 : 「今生の別れ、な」
レネコ : 「そうともいうかも!」
木戸 忠継 : 「そうとしかいわねぇよ…」
木戸 忠継 : 「…そうだな。だが、別に離れたところで、それっきりにはならねぇよ」
木戸 忠継 : 「レネコは俺の友達、だからな」
レネコ : 「そっか……!そうだよね」
レネコ : 「離れてても友達だもんね!レネコ達!」
木戸 忠継 : 「おう。友達だ」再確認するように伝える。
レネコ : 「うん!」 嬉しそうに頷いて
レネコ : 「よーし!なんだか頑張れる気がしてきた!」
木戸 忠継 : 「それなら良かった。お互いに色々大変だろうが……明日からも、頑張っていこうな。約束だぜ」
レネコ : 「うん、約束ね!タダツグもがんばれがんばれ!」
木戸 忠継 : レネコの声援にふっと笑って見せる。……こんなにも温かな存在を守ることができた事実を、改めて実感する。
GM : そこで、護衛のエージェントがキミ達に声をかけた。
そろそろ出発しなければいけない時間のようだ。
レネコ : 「え?……あーあ、もう行かなきゃか~」 残念そうに
木戸 忠継 : 「あ……サーセン。もうそんな時間なんだな…」
木戸 忠継 : 「……レネコ。個人用の端末は支給されているか?」UGNで使用されている連絡用の端末だ。もしかすると、まだ彼女には不要と判断されているかもしれない。
レネコ : 「なんじゃそりゃ!しらん!!」 食い気味に
木戸 忠継 : 「知らんか。なら、とりあえず受け取っておいてくれねぇか」いつの間にか手に持っていた白いメモ。それを器用に折りたたみ、紙飛行機を作る。
木戸 忠継 : 紙飛行機となったメモをレネコに目掛けて投げる。紙飛行機はふわり、と風に乗り、レネコの手中に収まった。
レネコ : 「わ!?と、とんだ!?」 初めて見る紙飛行機にびっくりしながら受け取る
木戸 忠継 : 「作り方は職員さんにでも聞いてみてくれ。それと…そのメモ、開いてくれないか?」
レネコ : 「はーい」 素直に紙を開く
木戸 忠継 : メモにあったのは、数字とアルファベットの羅列。横には「Tel.」などと書いてある。
木戸 忠継 : 「それは俺への連絡先だ。……あ、いや……電話やメールって聞いたことあるか?」土台の確認から
レネコ : 「なんか……あれでしょ?UGNの人達がよく話してるの見たことあるよ」 護衛のエージェントの方を見て
レネコ : 「レネコは使ったことないけど、そこにいない人とお話出来るんだよね!」
木戸 忠継 : 「その通り。レネコは物覚えが早いな」
レネコ : 「えっへへ、褒められた!」
木戸 忠継 : 「その分なら、連絡の仕方も教えて貰えばすぐにできるようになるだろうな」うん、と頷き。
木戸 忠継 : 「もし、何かあったら俺に連絡してくれ。会いに行くことはできねぇが、多少寂しさはなくなるはずだ」
木戸 忠継 : 「……レネコには、いつだって笑顔でいて欲しいからな」
レネコ : 「そっか、じゃあこの暗号はそういうことなんだ」 紙に書かれた番号を理解して
レネコ : 「うん……わかった!連絡出来るようになったら、すぐにする!」
レネコ : 「遠くてもちゃんとタダツグが聞こえるように、めちゃくちゃ大声出すから!」両手でメガホンの形にして口元に添える
木戸 忠継 : 「電話でそんな大声いらねぇよ。……近所迷惑にはならねぇようにな」苦笑して
レネコ : 「は~い」
レネコ : 「タダツグ……ありがとね。レネコ、すっごく嬉しいよ」 メモを両手で持って、胸元に持っていく
木戸 忠継 : 「ん。ありがとう、受け取ってくれて」その姿を見て頷いて見せる
レネコ : 「渡してくれたのはタダツグなのにお礼言ってる!変なの~」 おかしそうに笑って
木戸 忠継 : 「いっ…いや、笑うこたねぇだろ!俺は嬉しいわけで……ああもう、間違って鼻かんで捨てたりすんなよな!」ヤケクソ気味に言って
レネコ : 「何それ、レネコがそんなことするわけないし!ちゃんと大事にするからね!」 ごそごそとメモを大事に服のポケットにしまう
木戸 忠継 : 「ワンチャンやりかねねぇだろ……」と言いつつ、その様子を微笑ましげに見つめる
レネコ : 「やらないもーん」
レネコ : 「……じゃあ、そろそろレネコ行くね!」 キミから一歩、ぴょんと離れて
木戸 忠継 : 「おう。……元気でな」忠継もまた、一歩下がる。
レネコ : 「うん!」
GM : レネコはたっと走り出して、
レネコ : 「タダツグも元気でね!」
GM : 振り返って、
レネコ : 「風邪引いちゃだめだよ!」
GM : また走って振り返って、
レネコ : 「寝る前に歯磨くんだよ!」
GM : そんな風に遠ざかりながら、名残惜しそうに振り返っては一々大声で言っている。
木戸 忠継 : 「くくっ………ハハハ!」その姿を見て、おかしそうに笑う。
木戸 忠継 : 「お前が言われる側なんだよ、そーゆーの!」レネコが寂しくならないように、大きく手を振り返しながら叫ぶ。
レネコ : 「そうだったの~!?」 面白そうに笑いながら、手を振って
木戸 忠継 : 「そうだよ!いいか、腹出して寝るなよ!食べすぎるなよ!」
レネコ : 「りょーかーい!タダツグもねー!!」
木戸 忠継 : 「おう!……元気でな!!」
レネコ : 「うん!」
GM : そうして笑い合いながら、レネコは支部の前に停められている輸送車まで辿り着く。
……が、しかし。
レネコ : 「────タダツグ!」
GM : レネコは何故かその直前で立ち止まると、くるりと回れ右してキミのもとへ戻ってきてしまった。
木戸 忠継 : 「……!?」その姿を見て驚いたように目を見開く。やり取りを経て、忠継なりに気持ちの整理をしていたのだ。
木戸 忠継 : 「……どうした、忘れ物か?」レネコが近くまでやってきたタイミングで尋ねる。
GM : その直後、キミは体に温かく柔らかい感触を覚える。
────見下ろすと、レネコがキミに抱き着いていた。
木戸 忠継 : 「……!」
レネコ : 「…………」
GM : 遠くでは護衛のエージェント達に動揺が走っている。
……しかし、レネコの体からは毒の煙は生まれていなかった。
木戸 忠継 : 「……レネ、コ」
木戸 忠継 : ダメだろ、とか。離れてくれ、とか。……もしくは、本心から出るもっと温かな言葉とか。色々頭に浮かぶが……忠継の口からは、それ以上何の言葉も出てこなかった。
レネコ : 「……ねえ、タダツグ」 静かに話し始める
レネコ : 「レネコが帰ってきたら、いっぱい遊んでね」
レネコ : 「美味しいものたくさん食べたいし、色んなとこに行きたいし、もっと一緒にいたい」
レネコ : 「だから、もう一つだけ、約束して」
レネコ : 「…………」
レネコ : 「レネコが帰って来るまでに、勝手に死んでちゃ……ヤだよ」 抱きしめる手にぎゅっと力が入る
木戸 忠継 : 「……ッ」
木戸 忠継 : 「……当たり前だろ。レネコが帰ってくるまで……必ず、待っているから」
木戸 忠継 : そう言いながら、忠継もまた…そっと背に腕を回し、レネコを抱きしめる。温かくて柔らかくて、そして誰よりも優しい友達を。
レネコ : 「……うん」
レネコ : 「お願いね!」 瞑っていた瞼を開き、キミを見上げて笑いかける
木戸 忠継 : 「おう。約束は必ず守る……俺だって、レネコに見せたい景色がたくさんあるんだ」
木戸 忠継 : 「それまでは、約束どころか、世界丸ごと守ってやんなくちゃな」そう、目を合わせてニッと笑う。
レネコ : 「えっへへ、さっすが!じゃあ世界の運命はタダツグに任せた!」 安心しきった笑顔で
木戸 忠継 : 「おう、ドンと任せろ。……あー、でもそうだな」意地悪そうにニヤリとして
木戸 忠継 : 「レネコばっかり約束して、ずるいんじゃないのか?俺からの約束も聞いてくれよ」忠継らしくない言葉遣い。誰かの真似だろうか。
レネコ : 「しょうがないな~、何?」
木戸 忠継 : 「レネコは……これまで通り、笑顔で元気に生きてくれ」
木戸 忠継 : 「欲を言えば、出来るだけ早く会えるように訓練も頑張ってくれると嬉しいが……俺にとっては、レネコがこの世界で元気に生きてくれることの方が、何よりも価値があることなんだ」
木戸 忠継 : 「だから、約束だ。また、俺と会う時にも……俺の大好きなレネコの姿でいてくれよ」しゃがんで目線を合わせつつ、頭をぽんぽんとする。
レネコ : 「……なーんだ、それなら簡単だよ」
レネコ : 「レネコにはタダツグがいるし、ミソラもニカもリオもいる。友達がいる」
レネコ : 「それで、これからいっぱい友達増やしていくんだから!」
レネコ : 「だから、約束する。次に会う時のレネコは今よりもっと元気だよ!楽しみにしてて!」 元気な笑顔で
木戸 忠継 : 「……そうだよな。何つってもレネコだもんな……俺との約束なんて楽勝だよな」その笑顔を見て安堵したのか、小さく笑う。
レネコ : 「そうだよ、らくしょーらくしょー!」 そう言って、キミから離れ
レネコ : 「────じゃあね、タダツグ!……本当に、またね!!」 笑顔で片手を挙げて
木戸 忠継 : 「おう。……嬉しかったぜ、今の!」ニッと快活な笑みを浮かべて、忠継もまた手を振る。
木戸 忠継 : 「またな、レネコ!約束だからな!」
レネコ : 「うん!!」
GM : ……輸送車は今度こそレネコを乗せて、出発する。
走り去って行く中、レネコは窓から身を乗り出していつまでも笑顔で手を振っていた。
そして、その姿を見て……今さっきまでずっとレネコが接触していても問題が無かったことを考えて、キミは思うだろう。
GM : レネコが帰って来るいつかの日は、そう遠くはないのかもしれない、と。
木戸 忠継 : 「……」レネコの姿が見えている間、手を振り続けていたが……車が角に消えたあたりで、ようやく手を下ろす。
木戸 忠継 : ……自分が居なくても、どれだけ大切な存在が消えても、世界は変わらずに時を刻む。『明日』なんて、誰が守らずともやってくることを、忠継はよく知っていた。
木戸 忠継 : だが。レネコが…そして忠継が望む『その日』は、彼ら自身が選び、掴み取らねばならない。明日を生きる決意と共に、忠継は右の拳を固く握る。
木戸 忠継 : もうすぐ幕は降りる。だが、彼らの物語は、まだ始まったばかりなのだ。
GM : シーン終了。

アフタープレイ

GM : では最後に、経験点の配布を行います。
セッションに最後まで参加した、よいロールプレイをした~スケジュール調整を行ったのとこは纏めて+5点
シナリオの目的を達成したで5点。レネコが無事なので+2点。鷹栖を助けられているので+1点。
Eロイスが4個なので+4点。
GM : ここまで合計して、全員共通で17点。Sロイスが残っている人は+5点されるので22点。
それにルルブ1の211ページを参照してもらって、最終侵蝕率の経験点、もしくはロイス×2個振った場合の経験点を加えてください。
雲隠 ミソラ : 25!
黒葉 丹花 : 22点!!(1倍振りSロイスなし)
凜音 リオ : 25…で合ってるな!
木戸 忠継 : 25です!
GM : 了解!では計算すると33点だったのでGMももらいます
GM : ロイス整理は各々で好きにやってもらうという感じで
GM : これにてDX3rd「Venomous Hate」を終了します。お疲れ様でした!!
木戸 忠継 : お疲れ様でした!楽しかったです!
雲隠 ミソラ : お疲れ様でした!!!!
細かい配慮もあって凄く楽しめたよ!!
黒葉 丹花 : おつかれさまでした!テンポも良くて、ある種の理想みたいな卓でしたね!!
凜音 リオ : お疲れ様でした!!!やりたいと思ってたこと全部ってくらいやらせて貰えてめちゃめちゃ楽しかったよ…みんなのRPもすごい良かったしこのテンポでこれだけできたのがすごい
GM : わぁい、めーっちゃ嬉しい…!GMも楽しかったです!
GM : みずびは最後のとこ、今日中じゃなくてもいつでもいいのでどうするか決まったら教えて!
木戸 忠継 : 了解です、お手数おかけします!今日中に整理して送るわね…!(添削に時間がかかってる)
GM : 全然大丈夫よ、では解散!
凜音 リオ : TLに戻るぜ!

To Be Continued...



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