GM:めい
メインログ /
雑談ログ
Character Sheet
PC1:鏡千明 (キャラシート) PL:LISP
PC2:百雲モクモ (キャラシート) PL:雅
PC3:神渡氷雨 (キャラシート) PL:タンゴ
PC4:アスクレピオス (キャラシート) PL:ふろずん
Index
◆Pre Play◆
HO&PC紹介/PC間ロイス発表
◆Opening Phase◆
01 太陽と月
02 生徒会長
03 春日恭二の憂鬱
04 三日月の獣
◆Middle Phase◆
05 日南菜乃の心配
06 違和感
07 月城優花の告白
08 情報収集
09 悪魔と焔と吸血鬼
10 葉月真紀の調査
11 優しい花の少女
◆Climax Phase◆
12 存在しない獣
◆Ending Phase◆
13 帰る場所
14 本心
15 また負けた男
16 正夢
◆After Play◆
経験点配布
Pre play
GM :
それではPCの紹介からやっていきましょう
まずはPC1、お願いします!
鏡 千明 :
はーい!
鏡 千明 :
高等部二年、鏡千明! ダウナー吸血鬼女子高生探偵という属性が渋滞しているPC1!
鏡 千明 :
元は街の有力者一族の生まれで生まれつきのオーヴァードだったけど、一族がFHと接近したことで血みどろの争いになり、両親を失って逃げるようにこの学園にやってきたという経歴の持ち主!
鏡 千明 :
そういう過去があるので他人と事件に巻き込みかねないような近しい関係になることを由としないけど、近づかれたら断れない押しへの弱さがあります。
鏡 千明 :
面倒くさがりだけど、周りが事件に巻き込まれたときは命張って助けに行く、そんな学園の影の守護者です。
鏡 千明 :
シンドロームはノイマン/ブラム=ストーカー!ひょろいけど今回唯一の前衛です。ちょっと面倒な性格かもしれんけど仲良くしてね!
鏡 千明 :
PLは探偵やったことないんだけど、なんとか探偵っぽいRPができるよう頑張ります。こんなところで!
GM :
大丈夫です、それ言ったらPLは皆オーヴァードじゃないから!
鏡 千明 :
一理ある🕵
GM :
では、そんな鏡千明のハンドアウトはこちら
◆PC1用ハンドアウト◆
ロイス:月城優花(つきしろ・ゆうか)
推奨感情 P:友情 / N:不安
カヴァー/ワークス:高校生のUGNイリーガル
キミは私立清月女学院高等部に通うUGNイリーガルだ。
今年の春、キミは友人の日南菜乃の紹介で月城優花という女子生徒と知り合った。
優花はキミに憧れのような感情を抱いているようで、キミのことを先輩としてよく慕ってくれている。
そんな彼女が、二学期に入ってから学校をよく休むようになっていた。何かあったのだろうか。
GM :
後輩の優花が欠席しがちで心配って感じのハンドアウトです。
オープニングでは優花と出会った時の回想がメインになるので、友達になってあげてください。
鏡 千明 :
了解!数少ない友達を大切にしなきゃ…!
GM :
ありがたいね!とても楽しみ
GM :
では次!PC2お願いします!
百雲モクモ :
はい!!!
百雲モクモ :
百雲モクモ、17歳のギャルです!
良家の生まれだけどその本家がFHについたので両親と共に離反して、UGNチルドレンの活動と学業を両立するために私立清月女学院へやってきました!
百雲モクモ :
ギャルという字の如く、モクモは割とチャラい性格してます!でも育ちは良いので節度は弁えてる……ハズです。軽快なフットワークでPC・NPCに絡んでいこうとPLは画策しています。
百雲モクモ :
シンドロームはピュアソラリス。吹いた煙に毒を含ませて敵を邪毒漬けにしちゃう戦法です!たぶん戦闘より情報収集の方が役に立てる可能性も無きにしも非ず
百雲モクモ :
そんな感じのモクモクギャルです!よろしくおねがいします!
GM :
めっちゃもくもくしとる!ギャルかわいいね
GM :
そんな百雲モクモのハンドアウトはこちら
◆PC2用ハンドアウト◆
ロイス:日南菜乃(ひなみ・なの)
推奨感情 P:信頼 / N:劣等感
カヴァー/ワークス:中学生か高校生のUGNチルドレン
キミは私立清月女学院に通うUGNチルドレンだ。
今年の二学期、キミはUGNからの指示で清月女学院に転入した。
転入してから、キミは生徒会長を務めている日南菜乃に色々と面倒を見て貰っている。
そんな菜乃は最近元気がないように見える。何か悩み事があるのかもしれない。
GM :
生徒会長の菜乃が元気ないよって感じのハンドアウトです。
オープニングでは転入初日に菜乃に絡まれる時の回想がメインになるのでなんやかんやお節介焼かれてください。
GM :
嘘です、転入から二日目!初日はばたばたしてるからその翌日にしたんだったよ
百雲モクモ :
2日目だった!菜乃ちゃん会長とたくさん仲良くしたいね!
GM :
菜乃も明るい系だから結構仲良くなれそうな感じあんね…!
GM :
では次!PC3お願いします!
神渡 ヒサメ :
うす!
神渡 ヒサメ :
「語れ、聞こう。生徒の悩みに乗るのが俺の領分。どんな内容でも構わない。」
“投げ凍てる骨矢”、神渡氷雨
固い表情の養護教諭にしてUGNエージェントです。26歳。
独特の口調も相まって威圧的な印象を与えますが、内心は非常に優しく、他者への思いやりに溢れた人物です。
かつてはUGN日本支部直属の対ジャーム捕獲部隊《ソムヌスの枝》 に所属していました。
シンドロームはサラマンダー/エグザイルのクロスブリード。
戦闘では、左手の指の骨を引き抜いて変化させたダーツを投擲します。
凍りついた骨のダーツが一度突き刺されば、相手の身体の内外から熱を奪い続け、最終的に全身を凍結させます。
データとしては範囲射撃デバフアタッカー。
ガード値低下と重圧を与えてパーティーのダメージを通しやすくしつつ、《蘇生復活》に対する切り札として《クリメイト》を持ってます。
《骨の銃》《死招きの爪》で火力もそこそこ出せます。
神渡 ヒサメ :
以上!
GM :
口調がめっちゃ独特でびっくりしたやつ!
GM :
そんな神渡氷雨のハンドアウトはこちら
◆PC3用ハンドアウト◆
ロイス:春日恭二(かすが・きょうじ)
推奨感情 P:好奇心 / N:憐憫
カヴァー/ワークス:UGNに協力可能なら何でも
キミはUGN清月女学院支部で任務に就くこともあるオーヴァードだ(学園の生徒ではない場合、UGNの手回しで教師等の職員の身分を持っていたり、入校許可を得ていることになる)。
ある日、キミは新月市の公園でFHエージェント"ディアボロス"春日恭二の姿を見かける。
キミには春日と幾度となく交戦した因縁があるが、その日の春日はキミに対してまるで敵意や戦意がなかった。
話を聞くと、任務失敗が続いて落ち込んでしまっているらしい。別にどうでもいいが、いい気味である。
GM :
なんか春日が落ち込んでるよって感じのハンドアウトです。
オープニングで春日と戦闘になることはないので、話に付き合ったりしてあげてください。
神渡 ヒサメ :
春日くんにも優しいヒサメさんです!
GM :
いい気味とかそんな思わなさそうだよ!春日も凹んでるので敵でも嫌ではないでしょう
GM :
では最後!PC4お願いします!
アスクレピオス :
はいなな!
アスクレピオス :
名前はアスクレピオス!
アスクレピオス :
2500年弱も生きている古代種のオーヴァードであり、"魔法"と呼ぶレネゲイド操作技術を扱う古魔導師です!
アスクレピオス :
UGNでは「本部技術顧問」というエラい役職ですが、ほとんどお飾りみたいなものなので、大した仕事もせずに各国を回っています!
アスクレピオス :
今回、私立清月女学院には「世界史担当臨時教職員の蛇崩修吏」という身分で、二学期から潜入しています!
アスクレピオス :
イリーガルのJK二人には、UGN本部の人間という立場を敢えて隠して、「葉月真紀の知人」として事件解決に協力するつもりです!
アスクレピオス :
なお古くから続いている名家の末裔たるJK二人は、どこかで見覚えがあるような気がするとかしないとか!
アスクレピオス :
戦闘では、ユニークコードや《妖精の手》を使って判定の支援を行なう他、
アスクレピオス :
《ダンシングシミター》でRC攻撃も行ないます!
アスクレピオス :
が、大した火力は出ないと思います!本人も戦闘は苦手だと思っています!
アスクレピオス :
切札は《ナーブジャック》+《フラットシフト》!相手に自傷させますよ!
アスクレピオス :
ちなみに《アスクレピオスの杖》を持ってますが、ぶっちゃけお飾りです! モクモちゃんの医療トランクの方が役に立つと思います!
アスクレピオス :
以上!女好きみたいに振る舞うショタジジイをよろしくおねがいします!!
GM :
女だらけの学園にジジイが来たよ!たまに来るずんのナーブジャックキャラだ
アスクレピオス :
加えて今回は《闘争の渦》によって連打も効くナーブジャック特化型キャラだよ!🐍
GM :
こわぁ~…バックトラックで有利だ
GM :
そんなアスクレピオスのハンドアウトはこちら
◆PC4用ハンドアウト◆
ロイス:葉月真紀(はづき・まき)
推奨感情 P:連帯感 / N:不安
カヴァー/ワークス:UGNに協力可能なら何でも
キミはUGN清月女学院支部で任務に就くこともあるオーヴァードだ(学園の生徒ではない場合、UGNの手回しで教師等の職員の身分を持っていたり、入校許可を得ていることになる)。
最近、新月市内でオーヴァードを標的とした襲撃事件が相次いでいた。
UGN清月女学院支部の支部長、"ペーパームーン"葉月真紀もその襲撃に遭って負傷してしまっている。
キミは葉月に依頼され、他のPC達と共に事件の調査を行なうことになった。
GM :
清月女学院のUGN支部長から仕事を依頼される感じのハンドアウトです。
オープニングではPC皆に召集がかかるけど、このHOのPCは一番早く支部に来たことになるので、葉月から先に依頼の内容を聞くことになるよ。
アスクレピオス :
よ~~し!仕事ついでにマキちゃんを口説いていくぞい!!
GM :
仕事中やぞ!!!
GM :
ではこれで、PCとハンドアウトの紹介は以上。
GM :
最後に、それぞれのPC間ロイスの感情について報告してもらいます。
GM :
今回のセッションではPC達は初対面ではなく、すでに清月女学院のUGN支部に関わるメンバーとして面識があるということになっているので、関係をある程度分かりやすくするために採用しました。
GM :
PC間ロイスは千明→モクモ→氷雨→アスクレピオス→千明の順番で取ってもらいます。
GM :
そういうわけで、まずは千明からモクモへのロイス感情の報告をお願いします。
鏡 千明 :
はいはーい!
鏡 千明 :
百雲モクモ 〇親近感/食傷 で取得します! 同じように実家のいざこざがあったというので内心は親近感があるけど、ちょっと一緒に仕事するの疲れそうだな~って感じで!
GM :
ギャルだからね、仕方ないね
鏡 千明 :
陰キャはギャルが苦手、この卓を通して克服していきたい
GM :
モクモちゃんの陰キャに優しいギャルを信じていけ
GM :
では次、モクモから氷雨へのロイス感情の報告をお願いします。
百雲モクモ :
イェイ!氷雨センセーには「〇連帯感/恐怖」で取得します!雰囲気が威圧的でちょっと怖いけど、悪い人には見えないので✌
GM :
優しい人だしね、良いと思う思う
GM :
では次、氷雨からアスクレピオスへのロイス感情の報告をお願いします。
神渡 ヒサメ :
アスクレピオスこと蛇崩教諭に対しては「尊敬/不安のP」!
バックボーンの全てを知らずとも、間違いなく偉大な人物だとは分かるしリスペクトもする
それ故に品のない言動をするのは惜しいなあ、大丈夫かなあ、って感じ
GM :
これは仕方が無さ過ぎる感情だよ
GM :
では最後、アスクレピオスから千明へのロイス感情の報告をお願いします。
アスクレピオス :
懐旧/疎外感のP表でロイスを取得するぞい!懐旧については「先祖と会った事あるかも」とかそんなところじゃ!
GM :
なんか面影があるとかそういうやつだ
アスクレピオス :
そういうヤツじゃのう、それにしてもカワイイのう
鏡 千明 :
セクハラ!
GM :
かわいいって言っただけで…
アスクレピオス :
まだ可愛いと言っただけじゃが!?!?!?!?
GM :
普段の行いかもしれない
鏡 千明 :
最近のJKは判定が厳しい
アスクレピオス :
普段の行い!?!?まだ動かしてもおらんが!?!?!?!?
GM :
キャラシとTL情報のせいで……それはともかく、PC間ロイスの紹介は以上で!ロイス取ってないメンバーも面識はあるので、その辺の関係については必要なら暇な時に雑談とかで相談してると良いと思います
アスクレピオス :
うむ、承知したぞい
百雲モクモ :
おけまるだし
GM :
それでは、これからメインプレイを始めて行こうと思います。
GM :
よろしくおねがいします!!
神渡 ヒサメ :
よろしくお願いします!!
あとお誕生日おめでとうございます!!
アスクレピオス :
よろしくおねがいするのじゃ!!
鏡 千明 :
よろしくおねがいします!!!!
百雲モクモ :
よろしくおねがいします!!!!!!
GM :
わぁい、ありがとうございます!!(雑談のハピバも含めて)
Main play
Scene01 太陽と月
GM :
鏡千明のオープニングです。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
32+1d10(32+1D10) > 32+10[10] > 42
鏡 千明 :
初っ端からでかいぞ!
GM :
そういうこともありんす
GM :
────私立清月女学院。
それは東京郊外にある街・新月市に存在する中高一貫の女子校の名前である。
GM :
とある財閥が出資して作ったと言われているこの学園は昔から有名だった。
広大な敷地に建てられた豪華絢爛な校舎。そして武道館や劇場ホールなどの充実した施設。
何度も行われた改修工事で学園は美しく保たれ、創設50周年を迎えてもその人気は衰えておらず、入学希望者は非常に多い。
GM :
そんな学園に通うキミは、高等部二年生に上がって間もない頃にある少女と出会った。
これから辿るのは、その時の記憶だ。
清月女学院 高等部校舎 三階廊下
GM :
────四月。
放課後、キミが廊下を歩いていると、突然後ろから呼ぶ声がする。
日南菜乃 :
「おーい、千明ー!」
GM :
振り返ると、元気に声をかけて来たのは生徒会長の日南菜乃だった。
学園の生徒全員の顔と名前を憶えているらしい菜乃の交友関係は異常に広く、キミも彼女とは友人である。
鏡 千明 :
突然大きな声で呼ばれ一瞬びくりとするが、見知った相手であることを確認すると安堵する
鏡 千明 :
「菜乃か……なんか用?」
日南菜乃 :
「うん!」
日南菜乃 :
「これからちょーっとだけ時間もらえないかな?千明に会ってほしい子がいるんだよ」
鏡 千明 :
「あー……」 口を半開きにして、眉をぴくりと動かして渋る
日南菜乃 :
「あ、もしかして忙しかった?」
鏡 千明 :
「(嘘もつきづらいな……)」
鏡 千明 :
「別にそういうわけじゃないけど……」
日南菜乃 :
「そうなの?」
日南菜乃 :
「……あ、そっか。いきなり顔も名前も知らない人に会ってほしいって言われても困るよね」
鏡 千明 :
「うん、そう。そういうこと」
鏡 千明 :
「(本当はそれ以外にもあるけど)」
日南菜乃 :
「じゃあ、どんな子かある程度分かれば会ってくれるってわけだ!」
鏡 千明 :
「……とりあえず話してよ(なんでこう的確に逃げ道を潰してくるんだ……)」
日南菜乃 :
「うん!」
日南菜乃 :
「会ってほしい子はね、あたしの幼馴染なんだよ」
日南菜乃 :
「うちの中等部の三年生で、名前は月城優花っていうの」
日南菜乃 :
「優花、なんかキミが気になってるみたいでさ。でもちょっと恥ずかしがり屋だから、あたしにお願いしたってわけ」
鏡 千明 :
「中等部、二つ下か」
鏡 千明 :
「別にいいけど……なんでまた私なんか」
鏡 千明 :
心当たりはなくはないが、自分を追ってくるのは大抵は『日常』を壊す厄介者の類だ
日南菜乃 :
「うーん、なんでだろうねぇ。絶対悪い意味ではないと思うけど……」
日南菜乃 :
「あたしの口からは言えないなあ。気になるなら会ってみる?」少し口元をにやつかせて
鏡 千明 :
「(絶対面倒なことになりそうだけど……)」
鏡 千明 :
「わかった。行こう」 探偵として『謎』は放っておけない
日南菜乃 :
「ほんと?やった、ありがと!じゃあついてきて!」 先導して廊下を歩いていく
鏡 千明 :
「(うまく丸め込まれたな……)」 猫背でついていく
清月女学院 高等部校舎 屋上
GM :
キミは菜乃に連れられて階段を登り、屋上へとやってくる。
そこには、一人の女子生徒が待っていた。
日南菜乃 :
「優花、連れて来たよ~!」
月城優花 :
「あ……菜乃ちゃん。それと……」
GM :
優花と呼ばれた女子生徒が振り向き、キミと目が合った。
鏡 千明 :
「私、二年の鏡。君が月城さん?」 確認するように
月城優花 :
「は……はい!そうでスッ……!!」 緊張してるのか、声を裏返らせながら返事をする
鏡 千明 :
「っ……」 不意打ちでちょっと笑いそうになって横を向いて誤魔化す
鏡 千明 :
「……私に何か用?」 にやけるのを我慢しながらとりあえず話を進める
月城優花 :
「……!え、えっと、あの……」
月城優花 :
「す、すみません、今……わたしの返事変だったですよね……?」 誤魔化したのに気付いたようで、恥ずかしさからぷるぷると震えて
鏡 千明 :
「いや、別に……私もあんまり人のこと言えないし」
鏡 千明 :
言ってから「私も」から後は完全に余計なこと言ったなと即後悔
鏡 千明 :
「わざわざ私を呼んだってことは、何か困りごと? 何でも屋は本業じゃないけど、私にできることなら言ってみて」
月城優花 :
「あ……ありがとうございます。あっ、そ、そう……ですね……えーっと……」
日南菜乃 :
「いや待って待って。ごめん千明、そういう話じゃないんだよ」 困ったように優花を見ながら
鏡 千明 :
「?」
日南菜乃 :
「ほら、優花」
月城優花 :
「あ、う、うん……」
月城優花 :
「あの……えっと、わたし……先輩のことが、気になってて……」
月城優花 :
「その……一度、直接話してみたいなって……思ってまして……」
月城優花 :
「だ、だから、困りごととかはなくて……す、すみません……っ」 両手の指を絡めながら、目を伏せる
鏡 千明 :
「……」
鏡 千明 :
「(なんか特に慣れてないな、こういうの……とりあえず返事しないと)」 顔が熱くなるのをかしずく歯車で抑えながら
鏡 千明 :
「大丈夫。えっと、私も話すの苦手で」
鏡 千明 :
「君が思ってるような面白いこと言えないかもしれないけど、それでもよかったら」 すぐ近くまで歩いて
鏡 千明 :
「自分のこと話すのは苦手だけど、話聞くのはそんなに苦手じゃないから……」
鏡 千明 :
「とりあえず、月城さんのことを教えてほしいな」 《かしずく歯車》で下手な笑顔を作る
月城優花 :
「え……!?あ、え……!?」 近付かれて笑顔を見て、顔が赤くなっていく
月城優花 :
「あ、あの、わたしから……呼んでおいて、アレなんですけど……いいんですか……?」
月城優花 :
「いきなりこんな風に話しかけて来て、迷惑とかじゃ、ないのかなって……」
鏡 千明 :
「大丈夫。全然気にしないから」
鏡 千明 :
「(……突っぱねるべきだったかな)」 ワンテンポ遅れて、頭の中を色んな情報が渦巻く。
鏡 千明 :
でも言ってしまったものはしょうがない。
月城優花 :
「そ、そうですか……ありがとうございます……!」 少し安心したように、小さく笑みを見せて
月城優花 :
「えっと、わたしのこと……ですよね……」
月城優花 :
「わたしは、この街で生まれて……菜乃ちゃんとはご近所さんで、昔から一緒だったんです」
月城優花 :
「それで、菜乃ちゃんと一緒の学校がいいなって思って、清月に入って……。今まで、他の先輩に興味とかなかったんですけど……」
月城優花 :
「去年、たまたま鏡先輩のこと……見かけて……それで……一目惚れしたっていうか……」
月城優花 :
「…………」
月城優花 :
「あ、いや、ちょっと違う!違います!恋愛的な意味じゃなくて、友好的な!友達になれたらいいなって!!日本語って難しいですね!!!」 顔を真っ青にし、目をグルグルと回しながら早口で言い訳する
鏡 千明 :
「え、あ、うん。大丈夫。うん」 一瞬思考が飛んで、慌てて返事する
月城優花 :
「は、はい。へ……へへ……」 小さく震えながら変な笑みを浮かべて
日南菜乃 :
「もうめちゃくちゃだよ!」
日南菜乃 :
「ごめんね、こんな子なんだけど……悪い子じゃないっていうのはわかってくれたよね?」
鏡 千明 :
「うん。それは充分伝わった」
鏡 千明 :
「(とりあえずFHの刺客とかじゃないか……)」 菜乃の言葉で落ち着き、少し緊張を解く
鏡 千明 :
「(でも……)」
鏡 千明 :
興味。こうして話してみて、純粋に、よく知りたくなったかもしれない。
鏡 千明 :
「友達ってこうやって改まってなるものじゃないと思うけど……」
鏡 千明 :
「私、鏡千明。高校生探偵なんて言う人もいるけど、実際は家業継いでるだけでこんな冴えない感じ。こんな私でよければ、よろしく」
鏡 千明 :
右手を出す。
月城優花 :
「……!」
月城優花 :
「は、はい、わたし……月城優花、です」
月城優花 :
「……」 一旦胸に手を当てて、深呼吸してから
月城優花 :
「よろしくお願いします、先輩……!」 笑顔で、握手に応じる
鏡 千明 :
「ん、よろしく」 自然に、笑ったか笑ってないかわからないくらいの笑顔で
月城優花 :
「はい……!えへへ……」 嬉しそうにキミの目を見て
日南菜乃 :
「ふふ……よかったよかった」 その様子を見て一安心して
日南菜乃 :
「ねえ、これから三人で一緒に帰らない?それでどっか寄り道しようよ」
日南菜乃 :
「ずっと何もないここで話すより、なんか買い食いでもしながらの方が話しやすいでしょ!」
鏡 千明 :
「そっか。じゃあファミレスでも行こうか」
鏡 千明 :
このあたりにUGNの息がかかった店があることを思い出す。
鏡 千明 :
「今日は私が出すよ。後輩に払わせるわけにいかないし。代わりに店は選ばせて」
月城優花 :
「え!?そ、そんな……!いいですよ……!?」
日南菜乃 :
「お、太っ腹だ~。じゃあお言葉に甘えちゃお!」
鏡 千明 :
「……月城さんも幼馴染を見習って……見習いすぎないほうがいいな」 ちょっとあきれ顔で
日南菜乃 :
「まあまあ、いいじゃんいいじゃん!よーし、いっぱい食べるぞ~!」 楽し気に階段の方へと歩いて行って
月城優花 :
「もう、菜乃ちゃんったら……」
月城優花 :
「ごめんなさい、先輩……。それなら、ごちそうになります……ね?」
鏡 千明 :
「大丈夫、心配いらない程度には稼げてるから」 少しだけ誇らしげに
鏡 千明 :
「じゃ、行こう」 歩幅を合わせて階段へ
月城優花 :
「は、はい……!」 嬉しそうに小さく笑って、ついていく
GM :
……そうして、キミは月城優花と友人になった。
中等部と高等部で校舎が別れているため、同じ学年の友人と比べると会う機会は少ない。
しかしキミは優花と昼食を一緒に摂ったり放課後に遊んだりなどして、彼女と良い関係を築くことが出来ていた。
清月女学院 高等部校舎 二年生教室
GM :
────時は現在に戻り、九月。
五限と六限の間の休憩時間、キミの通信端末に一本のメッセージが届いた。
GM :
送り主はUGN清月女学院支部の支部長、葉月真紀。
任務の依頼があるらしく、放課後にUGN支部のある学園の図書館に来て欲しいとのことだった。
GM :
しかし、任務は大事だがキミは今優花のことが少し気になっている。
何故なら二学期が始まってから約二週間、優花がずっと学校を休み続けているからだ。
GM :
体調不良を理由に休み続けているらしいが、電話をかけても出ないし、メッセージを送っても全て無視されてしまっている。
優花は今までちゃんと登校していたし、キミからの連絡にもすぐに返事をしていた。こんなことは初めてだ。
鏡 千明 :
「はぁ」 端末を閉じる。行かないわけにはいかない。
鏡 千明 :
私は影の守護者。この街に何かが起きればすぐに対処するのが役目だ。
鏡 千明 :
何かが起きたときにすぐに私を頼って、平穏が戻ればすぐに私のことを忘れる。それでいい。
鏡 千明 :
だから。
鏡 千明 :
何事もないときは楽しそうに話してくれるのに、何か困ったことがあるときに限って私と話さない。
鏡 千明 :
そんなことをされると、困る。
鏡 千明 :
「……まともじゃないな」 血液の流れを抑える。とりあえず、UGNの指示に従わなければ。
GM :
シーン終了。
GM :
HOロイス:月城優花の感情を教えて下さい。
鏡 千明 :
月城優花 〇好奇心/偏愛 でロイスを取ります!
GM :
了解です、では次のシーンへ。
Scene02 生徒会長
GM :
百雲モクモのオープニングです。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
百雲モクモ :
1d10+33(1D10+33) > 3[3]+33 > 36
GM :
UGNチルドレンであるキミは、UGNからの指示で今年の二学期から清月女学院に転入した。
これから辿るのは、転入して間もない頃の記憶だ。
清月女学院 高等部校舎 昇降口
日南菜乃 :
「ねえねえ、キミが百雲モクモさん?」
GM :
────九月上旬。
転入して二日目の放課後。
いきなりキミのもとにやってきたその女子生徒は、そうキミに声をかけた。
百雲モクモ :
「おわっ!? あ、あたし?」
慣れない場所で緊張していたのか、菜乃の声にびっくりしている
百雲モクモ :
「そ、そう! あたしこそ百雲モクモだし! 愛称はモクモでもモモちゃんでも良いし!」
百雲モクモ :
胸を張って名乗り上げるが、若干緊張っているのが良くわかる
日南菜乃 :
「だよね!それなら、モモちゃんって呼ぼうかな~」
日南菜乃 :
「初めまして、あたしは日南菜乃!菜乃ちゃんって呼んでいいよ!」 楽し気に笑って
百雲モクモ :
「……! 菜乃ちゃんね、チョー可愛いじゃんっ!」
緊張が解けたのか少し表情筋を緩ませて
百雲モクモ :
「んで、その菜乃ちゃんは~……あたしになんか用アリ?」
百雲モクモ :
不思議そうに首をかしげて菜乃を見つめる
日南菜乃 :
「うん、大アリ!」
日南菜乃 :
「昨日来たばっかりだし、この学園のことまだ全然知らないよね?だからあたしが案内してあげたいな~って思ってさ」
日南菜乃 :
「菜乃ちゃん、チョー可愛い上に生徒会長なので!」
百雲モクモ :
「デジマ!? 菜乃ちゃん生徒カイチョー!?」
ぎょっ
百雲モクモ :
「え、ええと先程は不遜な態度をとってしまい誠に申し訳なく……」
百雲モクモ :
本家で仕込まれた上下関係のせいか、とてもお堅い社交態度にチェンジしている
日南菜乃 :
「いやいやいや!?なんでそこで畏まるの!?」
日南菜乃 :
「別に生徒会長だからって、他の生徒より偉いわけじゃないからね!?」 困惑してる
百雲モクモ :
「んえ、そうなの……? なーんだ、生徒カイチョーって学院を牛耳る首魁とかじゃないんだ! 緊張して損しちゃったし!」
いつの間にかしていた正座のポーズから軽快に立ち上がる
百雲モクモ :
「それで、ここを案内してくれるんだっけ! それチョー助かる~~~! デカすぎて体育館に行こうとしたら音楽堂に出ちゃうレベルだったから!」
日南菜乃 :
「そんな生徒会長多分漫画の中だけだよ、うちはそんなんじゃないからね?」
日南菜乃 :
「まあでも一瞬断られるかと思ったけど、それなら良かった!じゃあさっそく行こうか、ついてきて!」 歩き出す
百雲モクモ :
「ラジャー、着いてくッス!」
緩い敬礼をしてから菜乃の後ろをついていく
GM :
そうして、キミは菜乃に案内されて学園を歩き回った。
GM :
グラウンド……。
GM :
体育館……。
GM :
屋内プール……。
GM :
劇場ホール……。
GM :
図書館……。
GM :
その他にも様々な場所を巡ったが、共通するのはどこも綺麗で、普通の学校と比べて巨大だったことだ。
清月女学院 高等部校舎 屋上
GM :
そして最後に、キミは高等部校舎の屋上に案内された。
いつのまにか西の空がオレンジ色に染まってきている。
日南菜乃 :
「どう?綺麗でしょ!」
GM :
菜乃はまるで自分のことのように誇らしげに言いながら、屋上からの景色を示す。
屋上からは学園の敷地内が一望出来た。今まで案内された施設も全て見えるだろう。
百雲モクモ :
「おおお、チョー映えスポットじゃん! やば~、無限に眺められる絶景~……」
スマホを取り出して撮影音が連続して鳴る。連射機能を使用した撮影だ。
日南菜乃 :
「ふふっ、でしょでしょ~」 どやっと笑う
日南菜乃 :
「どうだった?この学校、モモちゃんは気に入りそう?」
百雲モクモ :
「そりゃあもう、モチのロンっしょ! 学院なのに色んな施設をギュっと凝縮したような場所なのインパクトがデカすぎるのも気に入ったし!」
百雲モクモ :
「それと、最大の決め手は~……」
菜乃の方を振り向いて
百雲モクモ :
「こんな良い人が生徒会長なら、チョーイイ感じの学院生活を送れそうだし……ね!」
夕暮れに染まった頬でにっこりと微笑んで見せた
日南菜乃 :
「え……」 予想外の返事だったのか、同じく夕焼けで頬が染まって
日南菜乃 :
「え~……!びっくりした!そんなこと言ってもらえる?」
日南菜乃 :
「ふふっ、嬉しいな!あたし、この学校が好きで生徒会長やってるからさ!」 笑顔になって
百雲モクモ :
「もちもちのもちろん! ここまでしてもらって気に入らないとかマヂあり得ないしっ」
百雲モクモ :
「菜乃ちゃんカイチョーが好きな学校なら、悪いようにはならないっしょ」
日南菜乃 :
「まあね~」 調子に乗ってドヤドヤっと胸を張って
日南菜乃 :
「……うん、そこまで好印象だったなら、ほんとに良かった。ちょっとあたし、昔のこと引きずって心配しすぎてたのかも」
百雲モクモ :
「……昔? なにか苦い思い出?」
その言葉のあとに、「あっ」と短く零して余計なことを言ったと口を塞ぐ
日南菜乃 :
「……あ、ううん!苦いって程じゃないから大丈夫だよ」
日南菜乃 :
「そうだな……せっかくだし聞いてくれる?信じられないような話かもしれないけどさ」
百雲モクモ :
「うん、あたしで良ければ全然聞く。これでも口は堅い方だし?」
口にチャックをかけるような仕草
日南菜乃 :
「ふふっ、ありがと。まあ、そんな秘密の話ってわけでもないんだけどね」 その仕草にくすっと笑って
日南菜乃 :
「……昔ね、モモちゃんみたいにうちに転入してきた子がいたんだ」
日南菜乃 :
「でもその子、一ヵ月くらいで急に学校に来なくなって……。いつの間にか親の都合とかで別の学校に行ったらしいんだけど、そこが凄く遠くってさ……」
日南菜乃 :
「連絡先も交換してたんだけど、なんかいなくなった途端返事も無くなっちゃって……」
日南菜乃 :
「まるで最初からいなかったみたいに、急にその子の全部が消えちゃったことがあるの」
日南菜乃 :
「しかもそれがその子だけじゃなくてね、そういう似たようなことが二度三度と起こったことがあったんだ」
日南菜乃 :
「だから、新しく転入生が来るって聞いてから……もしかしてその子もすぐにいなくなっちゃうのかな……なんて思っちゃってさ」 少し悲し気な瞳で、夕焼けに染まった学園の景色を眺める
百雲モクモ :
「それは……」
百雲モクモ :
思い当たることは、たくさんある。急な転校と音信不通はレネゲイドに関わる組織の隠ぺい工作だ。モクモはそんな話を幾度なく耳にしたことがある。
百雲モクモ :
「……それは、なんか悲しい話だね」
だが菜乃には伝えない。伝えられない。日常側の人間にこうした不利益を被らせるのは思う所があるが、同時に彼らを守る為にあるからだ。
百雲モクモ :
「でも、その点に関しては安心して欲しいし! 転校する気なんかぜんっっっぜん、思ってないから!」
サムズアップしながら、菜乃を元気づける為に笑ってみせる
日南菜乃 :
「……うん」 その笑顔を見て、元気を取り戻したように小さく笑い
日南菜乃 :
「よかった!っていうか、そりゃそうだよね!」
日南菜乃 :
「二度あることは三度あるって言っても、四度目があるわけないし、モモちゃんには関係ないわけだし!」
日南菜乃 :
「なんかごめんね?あと、ありがと!」 ノリ良く、サムズアップを真似して笑う
百雲モクモ :
「ぜーんぜん気にしなくてイイし! それにあたし、人より頑丈だから事故に遭っても多分ヘーキだよっ。うわまぶしっ」
しゅっしゅっ、と夕日に向かってシャドーボクシング
日南菜乃 :
「そうなの?って、そこはまず事故に遭わないように気を付けてよね~」 キミの動作に笑って
百雲モクモ :
「それはそう! 痛い目なんか遭わない方がマシ!」
声をあげて笑ってみせる
日南菜乃 :
「だよね」 と、笑いながらスマホで時間を確認して
日南菜乃 :
「もうそろそろ下校時間だね。一緒に帰ろっか!」
百雲モクモ :
「さんせ~……っ」 何かを思い出したのか、言葉に詰まる
百雲モクモ :
「ごめん、先に玄関で待ってて欲しいし! ちょっこしやることを思い出しちゃった」
日南菜乃 :
「……?やること?手伝えることなら手伝おっか?」
百雲モクモ :
「ううん、すぐ片付くことだし! 菜乃ちゃんの手を煩わせるまでもなし!」 ヒラヒラと手を振って
日南菜乃 :
「そっか、わかった。じゃあ下で待ってるね!」 手を振り返しながら、階段へと向かう
百雲モクモ :
「うぃ~、またあとで!」 笑顔でその背中を見送る
GM :
では菜乃は階段を降りて行き、屋上にはキミ一人だけになる。
百雲モクモ :
「さ~てと……っ」
百雲モクモ :
菜乃の姿が見えなくなるまで見送ると、モクモは懐からシャーペンを少し大きくしたような筒状のものを取り出した。
百雲モクモ :
その正体は電子シーシャ。モクモを"煙術姫・煙々羅"と呼ぶに相応しくさせる為のアイテム。そして彼女を蝕むレネゲイドを鎮静化させる為のものだ。
百雲モクモ :
「ぃ、いってて~……! あっぶな、薬が切れる時間だから菜乃ちゃんに醜態を晒すところだったしっ……」
百雲モクモ :
手早くシーシャが発する煙を口に含む。ブルーベリーの風味が口内に広がり、モクモを蝕んでいた痛みは朧げに霧散していった。
百雲モクモ :
「(……菜乃ちゃん、かあ)」
百雲モクモ :
彼女は良い人間だ。校内を巡って知り得た彼女の竹を割ったような性格と、行方の知れない生徒を今でも気にかける善良さはあの夕暮れのように眩しい。
百雲モクモ :
だが同時に、菜乃が気にかける失踪について話せる立場にないことが、モクモの心に影を落とした。
百雲モクモ :
ただ、それでも……。
百雲モクモ :
「あの子と仲良くなれたら、マジ嬉しいっしょ」
百雲モクモ :
その言葉と同時に、軽く吐き出した紫煙がハートの形となって……どことなく恥ずかしくなったモクモに手で払われて夕暮れの空に霧散した。
GM :
その後、キミは菜乃と一緒に下校した。
それからも何かと世話を焼いてくる菜乃のおかげもあって、キミは今のところ清月女学院での日々を楽しく送ることが出来ている。
清月女学院 高等部校舎 二年生教室
GM :
────そして、あれから二週間ほどが経った現在。
五限と六限の間の休憩時間、キミの通信端末に一本のメッセージが届いた。
GM :
送り主はUGN清月女学院支部の支部長、葉月真紀。
任務の依頼があるらしく、放課後にUGN支部のある学園の図書館に来て欲しいとのことだった。
百雲モクモ :
「ん、シブチョーからお誘い来てるし! でも何だかめんどくさそうな気配もするな~……!」 ちょっとだけ渋い表情を浮かべながら、端末に承諾の返事を打ち込んで送信する
GM :
シーン終了。
GM :
HOロイス:日南菜乃の感情を教えて下さい。
百雲モクモ :
はーい!日南菜乃には「〇信頼/劣等感」で!
GM :
了解です、では次のシーンへ。
Scene03 春日恭二の憂鬱
GM :
神渡氷雨のオープニングです。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
神渡 ヒサメ :
1d10+36(1D10+36) > 6[6]+36 > 42
新月市 公園
GM :
これは二週間前、九月の始めの頃の記憶。
街のとある公園を通りがかった時、キミは見慣れた人影に気付いた。
春日恭二 :
「…………」
GM :
それはFHエージェント、コードネーム“ディアボロス”────春日恭二だった。
春日は公園のベンチに一人腰掛けて、何をするでもなく虚空を見つめている。
その姿はまるでリストラされたサラリーマンのようだ。
神渡 ヒサメ :
「………。」
その姿を見かけると、自販機に一度立ち寄る
神渡 ヒサメ :
春日の前へ立つ。彼は項垂れていて、ヒサメの足が視界に入って初めて顔を上げる。
神渡 ヒサメ :
「飲め、そして語れ。………ずいぶんと調子が悪そうだが、その理由を。」
缶コーヒーを差し出す。
春日恭二 :
「ム……」
春日恭二 :
「お前は……"投げ凍てる骨矢"か。こんなところで何をしている」 訝し気に差し出された珈琲を見ながら
神渡 ヒサメ :
「貴方に珈琲を薦め、質問をしている。ただの通りがかりだ。」
春日恭二 :
「……何故だ?私達は敵同士だろう。意味が分からんぞ」
神渡 ヒサメ :
「互いに不理解だな。確かに俺たちの所属組織は敵対しているが。それが個人として貴方を気に掛けない理由になるとでも?」
春日恭二 :
「…………」 少し驚いたようにキミを見上げて
春日恭二 :
「……そうか。まあ、今はお前と戦う気もない」
春日恭二 :
「その厚意に甘えるとしよう」 珈琲を受け取る
神渡 ヒサメ :
「無用な争いは不要。いい返答だ。」
春日恭二 :
「そうだな、ではお前も座れ。別に立ちながら聞く必要もないだろう」 ベンチの隣を示しながら、珈琲の缶を開ける
神渡 ヒサメ :
「甘んじよう。」
腰かけて、自分も紅茶の残った水筒を取り出す
春日恭二 :
「………」 その間に、珈琲を一口飲んで
春日恭二 :
「……最近、任務で失敗が続いてな。何もかもが上手くいかないんだ」
神渡 ヒサメ :
「どのような失敗だ。春日さん自身が原因か?」
春日恭二 :
「どのようなと言われると、そうだな……」
春日恭二 :
「挙げ始めるとキリがないが、全て私が原因だよ。私の敗北で、全ての作戦が破綻し、任務は失敗する……そんなところだ」 自嘲的な笑みを浮かべながら
神渡 ヒサメ :
「確認する。他者からの評価も同様か? 精神的健康が損なわれている場合、自己判断が正しくできていない場合もある。」
「その場合、第三者からの評価を受けることを推奨する。」
春日恭二 :
「あぁ、そうだ。上からも私のせいだと何度もお咎めを受けたよ」
春日恭二 :
「私の勝手な思い込みではない……完全なる事実だ」
神渡 ヒサメ :
「次。肉体面はどうだ? FHにおける健康診断の有無は存じないが。あるのなら受けておくべきだろう。」
春日恭二 :
「体は健康そのものだよ。私はオーヴァードの中でもかなりタフな方でね」
春日恭二 :
「今年の健康診断でも、特に問題は見当たらなかったな」
神渡 ヒサメ :
「喜ばしいな。健康であること自体は。しかし、俺から出来るアドバイスはもう残り少ない。」
神渡 ヒサメ :
「一度休暇を取るべきだ。可能ならば。……俺もそうした。」
春日恭二 :
「……俺も?お前も似たようなことがあったのか?」
神渡 ヒサメ :
「そうだ。覚えているか? UGN所属・対ジャーム捕獲部隊《ソムヌスの枝》。ジャームを巡って春日さんとも渡り合った、我々の部隊。」
神渡 ヒサメ :
「今はもう、ない。そして俺も部隊が無くなって……疲れきっていた。」
神渡 ヒサメ :
「だから休息していた。復職したのはつい一年前のことだ。」
春日恭二 :
「……そうだったのか。確かに、あの部隊の話を聞かなくなったとは思っていたが……」
春日恭二 :
「お互い、苦労しているようだな……」
神渡 ヒサメ :
「休息には相応の効果があった。俺にとっては。」
「以上、最後のアドバイスだ。また相談が必要であれば乗ろう。悪事の企て以外はな。」
春日恭二 :
「ふっ、流石にUGNのエージェント相手にこちらの作戦の相談はせん」 小さく笑って
春日恭二 :
「だが、そうだな。休暇を取るというのは悪くないかもしれない」
春日恭二 :
「と言っても、もはや私は実質休暇中かもしれんがな……。見放されたのか、上からの命令も一切なくなってしまっているしな」
神渡 ヒサメ :
「UGNで雇われてみるか?」
半分冗談なのだが、真顔だし口調が口調なので本気に聞こえてしまう
春日恭二 :
「いや……悪いが、それだけは決してないな」
春日恭二 :
「この春日恭二……たとえFHを追放されても、敵対組織に寝返るような誇りの無い男ではないからな」 そこだけは自信があるのか、笑みを浮かべる
神渡 ヒサメ :
「謝罪する。今のは冗談だ。その誇り高さは称えるべきもの。対象がFHであってもだ。」
春日恭二 :
「フッ……そうか」
GM :
と、そこで
GM :
春日の胸ポケットから着信音が鳴る。
春日は「失礼」と通信端末を取り出して、キミに見えないようにメッセージを確認した。
春日恭二 :
「なっ……」
春日恭二 :
「何ィ!?」
GM :
突然カッと目を見開きながら叫び、立ち上がる。
神渡 ヒサメ :
「何事だ? 随分とすっとんきょうな声を上げたが。」
春日恭二 :
「クク……ククク……!」 喜びを嚙みしめるように笑い声を漏らして
春日恭二 :
「そうだな、お前には詳しく話すことは出来んが……」
春日恭二 :
「こんな私でも、まだ天からは見放されてはいなかった、ということだ……!!」
神渡 ヒサメ :
「重畳。意欲が湧いたようで何より。」
すなわちFHが何かしらしてくるなど、面倒事の予兆ではあるのだろうが、ヒサメはまず目先の人間の喜びを祝う人間であった。
春日恭二 :
「あぁ!よし、こうしてはおれん!」 珈琲を一気に飲み干して
春日恭二 :
「今すぐに向かわなければ────」 その場から立ち去ろうとしかけ、
春日恭二 :
「いや、その前に。お前にはこれを渡さなければな」
GM :
春日は財布から出した小銭を、キミへと差し出す。
神渡 ヒサメ :
「受け取っておこう。律儀だな。貸し借りが無い方が気が楽、ということか。」
相手の意図を汲む
春日恭二 :
「あぁ、小さな借りでも作りたくない方でな」
春日恭二 :
「……それと、話を聞いてくれて助かった。まさかUGNに親身にされるとは思わなかったが……」
春日恭二 :
「次に会う時はまた敵同士かもしれんが、今はお前に感謝するよ。"投げ凍てる骨矢"……いや、神渡」
神渡 ヒサメ :
「礼には及ばない、春日さん。ご自愛を。」
春日恭二 :
「お前もな!では……さらばだ!!」
GM :
春日は「フハハハハハ!!」と笑いながら走り去って行く。
あんな男だが身体能力は人間離れしている。
建物の屋根などを飛び移って行き、その姿はあっという間に見えなくなった。
神渡 ヒサメ :
「良し。さて……」
春日の残した珈琲の空き缶を宙へ投げる
神渡 ヒサメ :
ビュッ──ズドッ。
夕日の公園に風を切る音。
白いダーツに貫かれ、缶用のゴミ箱に刺さった空き缶を尻目に、公園を立ち去る。
神渡 ヒサメ :
「身構えておこう。念の為。」
おそらく来る厄介事に備え、心構えをする。
清月女学院 保健室
GM :
────そして、時は現在。
キミがあの日の春日のことを思い出したのは、五限と六限の間の休憩時間にキミの通信端末にあるメッセージが届いたからだ。
GM :
送り主はUGN清月女学院支部の支部長、葉月真紀。
任務の依頼があるらしく、放課後にUGN支部のある学園の図書館に来て欲しいとのことだった。
GM :
清月女学院、もしくは新月市内で何かが起こった。
それは二週間前におそらくFHから任務を受けたであろう春日と何か関係があってもおかしくはない……キミはそう思うだろう。
神渡 ヒサメ :
「無関係ではないはず。春日さんが何を知ったのかは定かではないが。」
「手早く、穏便に。事態が済めば良いのだが。」
GM :
シーン終了。
GM :
HOロイス:春日恭二の感情を教えて下さい。
神渡 ヒサメ :
好奇心/憐憫のPで!
好奇心というか絶対なんかあるし、早めに突き止めないとまた面倒なことになるなって感じ
GM :
それはそう!では次のシーンへ
Scene04 三日月の獣
GM :
アスクレピオスのオープニングです。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
アスクレピオス :
1d10+30(1D10+30) > 6[6]+30 > 36
GM :
レネゲイドウイルスが世界に広まってから二十年。
現在、十代の少年少女たちは、生まれながらにしてレネゲイドに感染している可能性が非常に高い。
なおかつ、人格の形成過程にあり精神的に不安定な時期の感染者はふとしたきっかけで衝動を起こし、覚醒にいたるケースがある。
GM :
UGNは各地の学校にチルドレンやエージェントを派遣して情報収集を行い、そのようなレネゲイド感染者を監視している。
もしオーヴァードとして覚醒し事件を起こすようなことがあれば、生徒達を保護し、オーヴァードの存在が表沙汰にならないように隠蔽工作を行なわなければならないからだ。
GM :
一方で、FHもそうした覚醒しやすい生徒達を保護し、自分達の陣営に引き入れるべくエージェントを送り込んでいる。
────学び舎はすでに、日常と非日常、UGNとFHの狭間に建っている。
清月女学院 図書館 UGN支部
GM :
葉月から任務依頼のメッセージを受け取ったキミは、放課後に清月女学院の図書館にやってきた。
この学園のUGN支部は、図書館二階の職員以外立ち入り禁止の部屋になっている。
葉月真紀 :
「お、来たね。アスクレピオス」
GM :
部屋に入ると、UGN支部長"ペーパームーン"葉月真紀がテーブルについて本を読みながらキミを待っていた。
アスクレピオス :
「ふふ、マキちゃんの呼び出しとあっては断れまいよ」後ろ手にドアを閉めて
アスクレピオス :
「誰も知らぬ秘密の部屋での、美女との密会……何と胸の躍るシチュエーションじゃろうか……」
葉月真紀 :
「いや、ただのUGNの支部でしょ?それに他の子達もその内来るからね」
アスクレピオス :
「おお、他の子も来る?」
アスクレピオス :
「……まさしくハーレムじゃ、ワシ、役得じゃのう」
葉月真紀 :
「ハーレムって……何言ってんだか。っていうか仕事の話よ?」
アスクレピオス :
「むう、次々と容赦なく現実を突きつけてくる」
アスクレピオス :
「うら若い女子が秘密の部屋に集まってする事が、物騒な任務の話とは……切ないのう……」
葉月真紀 :
「そのための部屋だし。じゃああんた何の話がしたかったのよ?」
アスクレピオス :
「そりゃあもう、恋バナに決まっておろう!」
アスクレピオス :
「そうじゃ、マキちゃんは恋人とかおらんのか?ん?」
葉月真紀 :
「いないな~。別に興味無いしね。結婚とかもしたくないし」
アスクレピオス :
「え、結婚願望ないんじゃ?キュートでセクシーなマキちゃんなら、いくらでも良い男が見つかると思うがのう?」マキちゃんの隣の席に腰を下ろし
アスクレピオス :
「────例えば、そう! ワシのような!」きりっとキメ顔
葉月真紀 :
「アスクレピオスが旦那?」
葉月真紀 :
「うーん、付き合ってみたら楽しいのかもしれないけど、やっぱり結婚はないなあ。そもそも親になりたくないのよ」
アスクレピオス :
「意外と脈アリかもしれなくて、ワシびっくり」
アスクレピオス :
「……それはともかく、親になりたくないというのは?」首を傾げ
葉月真紀 :
「単純に面倒そうじゃない、子育てとか。本読む時間なくなりそうだし」
アスクレピオス :
「ああ、自分の時間が欲しいタイプなんじゃな、マキちゃんは」
アスクレピオス :
「……確かに、それなら子育ては厳しいかもしれん」
アスクレピオス :
「だが、子も良いものじゃぞ?まだ若いマキちゃんには分からんかもしれんがの」
葉月真紀 :
「そうかもねえ。ま、いつか考えが変わったらって感じだわ、私は」
アスクレピオス :
「……ふむ、ではその時を楽しみにするか」
アスクレピオス :
「(もっとも、ワシの身体では子作りできんがな)」
葉月真紀 :
「えぇ、その時は孫の顔でも見せてやるわよ」
アスクレピオス :
「あ……、そのとき、ワシは選択肢から外れとるんじゃな……」
アスクレピオス :
「というか、子供をすっとばして孫を見せられるんじゃな……」
葉月真紀 :
「だって中身がほぼお爺ちゃんだし」 おかしそうに笑って
アスクレピオス :
「むう、また爺扱い……こんなに可愛いというのにワシ……」
アスクレピオス :
「────さて、子作りの話はともかく、本題は何じゃったか」
葉月真紀 :
「っていうか、なんで子作りの話なんてしてんだか。……そうね、今回の任務なんだけど」
葉月真紀 :
「あなたにお願いしたいのは、通り魔事件についてよ」
アスクレピオス :
「……オーヴァードをターゲットに行なわれておる通り魔じゃったな?」
葉月真紀 :
「えぇ、そうよ」
葉月真紀 :
「一週間くらい前から、立て続けにこの街のUGN関係者が襲われているの」
葉月真紀 :
「幸い、今のところ死んだ人はいないんだけどね。私も昨日襲われちゃったわ」
アスクレピオス :
「な、昨日!? 怪我は大丈夫なのか!?」
葉月真紀 :
「うん、一応ね。でも心配ないわ」
葉月真紀 :
「まだ服の下に傷痕残ってるしちょっと痛むけど、こうやって仕事出来る程度には回復してるから」
アスクレピオス :
「ふ、む……ひとまず命に別状はないようで良かったが……」
アスクレピオス :
「それでも少し心配じゃ、痛みが酷かったら、いつでも言ってくれ」
アスクレピオス :
「ワシも医術の心得はあるからの、一応」
葉月真紀 :
「そうだったわね、ありがと」
葉月真紀 :
「あとはオーヴァードの回復力で自然に何とかなるって思ってるけど、もしもの時は頼らせて貰うわ」
アスクレピオス :
「おお、任せてくれ」
アスクレピオス :
「その時は、念入りに"手当"させてもらうぞ」意味深な笑みを浮かべ
葉月真紀 :
「……………」 ジト~っとその笑みを見て
葉月真紀 :
「……あんたねえ、冗談でもそういうセクハラっぽい感じの態度取らない方がいいわよ?」
アスクレピオス :
「ほっほっほ、大丈夫じゃよ」
アスクレピオス :
「一度、ガチで中枢評議会に怒られたくらいじゃ」
葉月真紀 :
「大丈夫じゃないじゃん!」
アスクレピオス :
「……まあまあ、今はワシのことはよかろう?」
アスクレピオス :
「それより気になるのじゃが、通り魔がターゲットにしておるのは、厳密に言えば"UGN所属のオーヴァード"であって、FHのオーヴァードは襲われてはおらんのか?」
葉月真紀 :
「うん、UGNだけよ。だから犯人はFHの可能性が高いんじゃないかしら」
アスクレピオス :
「ふむ、命知らずなFHエージェントがいたもんじゃの、派手に暴れすぎじゃ」
葉月真紀 :
「その命知らずのFHエージェント(仮)なんだけど、昨日襲われた時に写真撮っといたわ。見てくれる?」
葉月真紀 :
「スマホだし、逃げながらだったからちょっとブレてるけどね」
アスクレピオス :
「おお、もう顔が割れておったのか……! やるのう、マキちゃんもタダではやられん、という訳か……!」
アスクレピオス :
「どれどれ……」と身を寄せてスマホを覗き込む
GM :
葉月の携帯電話の画面には、狼男のような見た目のオーヴァードと、そのすぐ傍に浮かぶ三日月型の黒いバロールの魔眼が映っていた。
アスクレピオス :
「ふむ、バロール/キュマイラといったところか……、これまた随分とイカついのう……」
葉月真紀 :
「多分そうね。動物型のレネゲイドビーイングか、アニマルオーヴァードって可能性もまだあるけど」
葉月真紀 :
「素性について他の情報は一切ないから、まだよく分からないのよ」
アスクレピオス :
「ひとまず"人狼"として扱うか……ひと昔前は良く見掛けたもんじゃ……」
葉月真紀 :
「ひと昔前?そんなにこういうオーヴァードいたの?」
アスクレピオス :
「……まあ、16世紀ごろ少しな」
葉月真紀 :
「16世紀ね……ひと昔どころか大昔じゃない」
アスクレピオス :
「あの時代は色々とあったから記憶に新しいんじゃよ、いちおうワシも魔女狩りのターゲットじゃったし」
アスクレピオス :
「────昔話はさておき」
アスクレピオス :
「人狼に襲われてよく無事じゃったなマキちゃん……、いや、無事ではないが……」
アスクレピオス :
「お主の能力、物忘れを酷くする能力じゃろう?それでも逃げおおせたとは大したもんじゃ」
葉月真紀 :
「物忘れを酷くするっていうか、記憶の改変ね。本のページを破いて、別の本のページと入れ替えるみたいな感じ」
葉月真紀 :
「あとオルクスシンドロームもあるから逃げるのは得意な方よ」
アスクレピオス :
「ああ、なるほど、ワシと同じオルクスの力で逃げた訳か」
葉月真紀 :
「そういうこと」
アスクレピオス :
「……じゃがお主、人狼に狙われたという事は、他のUGNのオーヴァード同様に身元が割れておるのではないか?今後も無事に逃げおおせるか分からんぞ?」
葉月真紀 :
「それはそうね。じゃあ、危なくなったらアスクレピオスが守ってよ」
アスクレピオス :
「おお、なるほど、そう来たか」
アスクレピオス :
「ワシも戦闘は苦手なのじゃが……まあ、実を言うと、最初からそのつもりじゃった……」
アスクレピオス :
「くく、本人から合意も得られたことじゃし、そうと決まればマキちゃんよ……」
アスクレピオス :
「今日から、ワシと同棲生活じゃ……!!」
葉月真紀 :
「え?嫌よ」 即答する
アスクレピオス :
「…………え」
葉月真紀 :
「え、じゃないでしょ。普通にそんなの出来ないって」
アスクレピオス :
「え、え、え」
アスクレピオス :
「な、なんでじゃ……!?護衛といえば、同じ屋根の下、寝食を共にするのがベストじゃろ……!?」
葉月真紀 :
「それはその通りだけど、私んち狭いし」
葉月真紀 :
「大体、今回お願いしたい任務は私の護衛じゃないわ。人狼の調査と、可能なら撃退して捕獲ってとこよ?」
葉月真紀 :
「私一人に構ってる余裕ないでしょ!」 笑って
アスクレピオス :
「え、え~……!? この支部のブレインたるマキちゃんを守る事って、ちゃんと大事だと思うんじゃがな~……!?」
葉月真紀 :
「それも確かにそうかもしれないけど、私に付きっきりになるのはねえ」
葉月真紀 :
「ま、そんなに心配してくれるなら、ぱぱっと調査して倒して捕まえればいいのよ。それが私を守ることにも繋がるでしょ?」
アスクレピオス :
「むう、この老骨に無茶を言ってくれるの……」
アスクレピオス :
「まだ人狼とやらの情報もほとんどないと言うに……、ワシは探偵じゃないんじゃぞ……?」
葉月真紀 :
「探偵なら他にいるから大丈夫。ちゃんとした依頼はまだだけど、千明も呼んでるから」
アスクレピオス :
「ああ、あの子か……やっぱり探偵だったんじゃな……」
葉月真紀 :
「あと、氷雨とモクモも呼んでるから」
葉月真紀 :
「別に一人でやれって言ってるんじゃないし、これだけいれば大丈夫でしょ?ほらハーレムハーレム」 適当に
アスクレピオス :
「うむむむむ……仕方ないのう……」
アスクレピオス :
「早期解決のために善処はしよう、じゃが最終的には人命優先で動くからな」
葉月真紀 :
「もちろんそれで構わないわ。ありがとね」
アスクレピオス :
「どういたしまして、これは報酬くらい弾んでもらわんとの」
アスクレピオス :
「……一日デートでもしてもらうかな?」
葉月真紀 :
「はいはい、それでいいなら考えときましょ」 適当に返事して
アスクレピオス :
「とほほ……考えておく、か……なんと気のない返事じゃろう……」
アスクレピオス :
「まあ、よい……今回の事件を通して、惚れ直させてやるわ……」
アスクレピオス :
「────と、それはさておき、マキちゃんよ」
アスクレピオス :
「数日前にこの支部を初めて訪れた時にも言うたが改めて、ワシの本来の役職の件、くれぐれも内密に頼むぞ」
葉月真紀 :
「あれ、まだ話してなかったの?いいじゃん別に、本部だか北極だか言っても」
アスクレピオス :
「道理で敬意がないと思ってたら、ワシが"UGN本部技術顧問"ってコト自体、うろ覚えだったんじゃ!?」
葉月真紀 :
「だってその辺どうでもいいし……。え、ダメなの?」
アスクレピオス :
「まあ、ワシとしては、その方が気がラクじゃけど……UGN支部長としてはどうかと思いますよ……」
葉月真紀 :
「この支部にいる奴は本部エージェントだろうが評議員だろうが私の部下よ」 いい笑顔で
アスクレピオス :
「時の皇帝もビックリの暴君じゃ……!?」
アスクレピオス :
「ああ、いや……、お主はそれで良いかもしれんがの……?」
アスクレピオス :
「授業態度から察するところ、チアキちゃんとモクモちゃんは、何やら悩みを抱えていると見えてのう?」
アスクレピオス :
「あの子達の生い立ちは、薄々ではあるが察しがつく……苦悩のひとつやふたつ、宿命のように付いて回ると思うが……」
アスクレピオス :
「今回はそれとは別口のような気もしていてな」
アスクレピオス :
「────ともかく、悩める若人らに余計な重荷を与えたくないのじゃ」
アスクレピオス :
「任務において、ストレスはジャーム化の元……ワシは愛苦しいムードメーカーで居た方が都合がよかろうて……」
葉月真紀 :
「愛苦しい……?」
アスクレピオス :
「ん? 愛苦しいじゃろう? 好きなだけ抱きしめてよいぞ?」両腕を広げて、萌え袖を揺さぶっている
葉月真紀 :
「そこは別にどうでもいいとして、まあ気にしちゃう子もいるっていうのは確かね」
葉月真紀 :
「そうね、私からは話さないから安心して」
アスクレピオス :
「おお、かたじけない」
アスクレピオス :
「愛しておるぞ、マキちゃんよ」
葉月真紀 :
「はいはい」 呆れたように笑いながら
アスクレピオス :
「────あと本部職員だとバラされると、正体を知った二人が、ワシに対するクレームを本部に訴えてしまうリスクが高いからの」小声
アスクレピオス :
「そうなってしまっては、今度こそ中枢評議会やら本部査察部から罰を受けそうで恐ろしいんじゃ」おお、怖い怖い、と震える
GM :
小声で呟く姿を葉月にジーッと見られながら、シーン終了。
GM :
HOロイス:葉月真紀の感情を教えて下さい。
アスクレピオス :
庇護/不安のP表で!ふざけた態度を取っていたけど、本気で心配の爺🐍💦
GM :
心配は本気じゃ!了解です、では次のシーンへ
Scene05 日南菜乃の心配
GM :
ここからミドルフェイズになります。
このシーンの登場は百雲モクモ。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
百雲モクモ :
1d10+36 いぇあ(1D10+36) > 4[4]+36 > 40
清月女学院 敷地内
GM :
放課後になり、キミはUGN支部のある図書館へと向かっていた。
その途中、キミは菜乃の姿を見かける。
菜乃は一人だった。放課後も色んな生徒の困りごとを解決するために学園を奔走している彼女が、こんな場所で一人佇んでいるのは割と珍しい。
日南菜乃 :
「はぁ……」
GM :
菜乃は手に持った携帯電話の画面を見て、小さくため息をついていた。
そこで、キミはたまに菜乃の元気がないように見えてたことを思い出すだろう。
百雲モクモ :
「おっ……」 一人で佇む姿もそうだが、あからさまに元気のない様子を見せる姿を珍しく思いながら近づいていく
百雲モクモ :
「な~の~ちゃ~ん! やっほ!」 そんな姿を見て、モクモは思わず声をかける
日南菜乃 :
「あ……」 携帯電話からキミに視線を向けて
日南菜乃 :
「モモちゃん!やっほやっほ!」 すぐに切り替えたように笑顔を返す
百雲モクモ :
「いぇーいっ!」ぺちぺちハイタッチを交わす
百雲モクモ :
「なーんか元気なさそうじゃん。どしたん、話聞こーか?」
日南菜乃 :
「いぇーい……って、え……そ、そう?元気なさそうに見えてた?」 ハイタッチしながら動揺する
百雲モクモ :
「いつもの菜乃ちゃんが10だとしたら~、4ぐらいに見えちゃうぐらいどんよりしてたし?」
日南菜乃 :
「そっか……あんまりそう見えないようにしてたんだけど、モモちゃんにはお見通しだったか」
日南菜乃 :
「うん……実はちょっとどんよりしてるかも」
百雲モクモ :
「それって、人に話せること?」 ベンチに座って、ぽんぽんと隣席を叩いて誘う
日南菜乃 :
「うーん……」 少し考えて
日南菜乃 :
「そうだね、一応話せることかな。聞いて貰ってもいい?」 隣に座る
百雲モクモ :
「もちもち、友達としてドーンと胸に受け止めるし!」
日南菜乃 :
「そっか……ありがとう」
日南菜乃 :
「あのね、モモちゃんは月城優花って子、知ってる?中等部の三年の子なんだけど……って、流石に知らないか」
百雲モクモ :
「うーん、聞いたことないかも……、自慢じゃないけどまだ友達少ないし」 ぽりぽりと頬を掻いて
百雲モクモ :
「んでんで、その優花ちゃんがどうしたの?」
日南菜乃 :
「うん……。あたし、優花とは昔から仲の良い幼馴染なんだけどさ」
日南菜乃 :
「最近、優花がずっと学校を休んでるの……。二学期に入ってから、ずっと……」
百雲モクモ :
「……マジ? 二学期からずっと?」 一瞬だけR事案ではないかという考えが脳裏を過る
日南菜乃 :
「うん」 頷いて
日南菜乃 :
「先生に聞いたら、体調不良で休んでいるらしいんだけど……」
日南菜乃 :
「でも連絡しても返事してくれないし、家に行っても会ってくれないんだよね……」
日南菜乃 :
「だから心配でさ。何かあったのかなって……」
百雲モクモ :
「それはめっちゃ心配するね……。なにか兆候とか、人間関係とかに心当たりは?」
日南菜乃 :
「うーん……それが、全然……。最後に会ったのは夏休みだったけど、その頃は普通に元気だったし……」
百雲モクモ :
「事故とかじゃ~……ないもんね。それだったらすぐ知らされるし~……」 くるくる髪の毛をイジって
日南菜乃 :
「そうだよね……」
日南菜乃 :
「モモちゃん、どうすればいいかな……?って、聞かれても困るよね……」
百雲モクモ :
「ん~……」 腕を組んで、空を仰ぐ。
百雲モクモ :
「……そうだ。頼りになるツテを知ってるから、私がちょこっと頼ってみるし!」
日南菜乃 :
「ツテ?それって……なんだろ、探偵とか?」
百雲モクモ :
「フッフッフッ、まさにそうだし! 探偵も情報通にも顔見知りがいるしっ」
日南菜乃 :
「あ~……!」 千明のことを思い出す。普段皆に頼られてばかりな方だからか、あまり友達を頼るという発想が出てこなかった
日南菜乃 :
「じゃあ、お願い……って、それって依頼料とかかかるんじゃないの!?」
百雲モクモ :
「そこに関してはお任せっしょ! 依頼料に関しても私からならアテ(UGN)があるし、菜乃ちゃんが心配することじゃないって」
日南菜乃 :
「そ、そう……なの?うーん……」 少し悩んで
日南菜乃 :
「じゃあ、お願いしようかな……?でも、お金はあたしが何とかするからまた教えて欲しいな。あたしの友達のことなんだしさ」
百雲モクモ :
「ん~、把握! 菜乃ちゃんがそう言うなら譲らないってなんとな~くわかってたし、今日中にも話をつけてくるね!」
日南菜乃 :
「うん!ありがと、モモちゃん!」 安心し、笑顔を見せる
百雲モクモ :
「おけまるっ! 菜乃ちゃんが次に聞くのは吉報だね!」 パッと笑顔を咲かせて
日南菜乃 :
「ふふっ、気が早いなぁ……!」 と、菜乃は笑っていたが、
日南菜乃 :
「……え?」 突然、キミの背後を見て小さく声を漏らす
百雲モクモ :
「んぇ?」 間の抜けた声を漏らして、菜乃の視線の先を追って振り向く
GM :
キミが振り向くと、そこには一体の"獣"がいた。
2mを超える巨躯に、全身を固く覆う獣毛。そして、人間など紙のように引き裂けてしまえそうな鋭い爪。
二本足で立つその姿は、まるで狼男のような────オーヴァード。
獣のオーヴァード :
「グルルルルルル……」
GM :
謎のオーヴァードは浮遊する黒い三日月と共に、真っ赤な目でキミ達を睨みつけていた。
百雲モクモ :
「────ッ!! 菜乃ちゃん、逃げてッ!!」 菜乃を自分の背にして、狼男と対峙する
日南菜乃 :
「えっ、逃げてって……え?な、何なの?あれ……」 恐怖よりも、混乱が強い目で獣を見ている
百雲モクモ :
「早く、明らかにヤバイヤツだし! きっと怪我するだけじゃすまないって!」 懐からシーシャを取り出し、臨戦態勢に移る。
日南菜乃 :
「で、でも────」
GM :
困惑する菜乃が、キミを引き止めようと手を伸ばした瞬間、
獣のオーヴァード :
「グルアアアア!!!」
GM :
咆哮と共に獣のオーヴァードは突撃し、《ワーディング》を使用。
結界で日光が遮られ、夜が訪れる。
菜乃が気を失って倒れる中、獣は刃物のような爪を振り上げ、キミの体を切り裂こうとする!
百雲モクモ :
「──────ッ!!」 素早く煙を口に含んで、獣に向かって勢いよく吹きかける
百雲モクモ :
煙に包まれた獣は数秒もの間、平衡感覚を失い振り下ろされた凶爪は狙いから外れた場所を斬り裂いた。
百雲モクモ :
「野蛮な野良犬風情が! 私の友達に何をする気だし!」 菜乃を抱えて獣から数m離れる
獣のオーヴァード :
「……!?」 獣のオーヴァードは首を何度も振り、煙を払う
獣のオーヴァード :
「グルル……」 驚いたようにキミを見ながら、唸り声を上げる。その返事を理解することは出来ない。
百雲モクモ :
「言葉を解さぬ様子を見るに……あんた、ジャームって奴? 何が目的……って聞いても仕方ないか……」
獣のオーヴァード :
「…………」 一歩後ずさりし、
GM :
獣のオーヴァードがいる空間が歪み、その姿が一瞬で消える。
《瞬間退場》を使用して、シーンから退場。
同時に《ワーディング》の効果も解除され、偽りの夜が明けた。
百雲モクモ :
「あ、ちょっ……!」 獣に手を伸ばして制止を試みるも虚しく終わる
百雲モクモ :
「……もう襲ってこない、かな?」 周りに意識を集中させながら、倒れた菜乃の近くで膝をつく
日南菜乃 :
「ん……」 目を覚ます
日南菜乃 :
「……あれ?あたし……」 キミを不思議そうに見て
百雲モクモ :
「菜乃ちゃん! 大丈夫、痛いところとかない!? 場所は?指は何本に見える?生年月日は!?家系図の一番上の人のこと言える!?」
日南菜乃 :
「え、えぇ!?えーと、えーと、痛いとこはないし、ここは学校だし、指は五本あるし、誕生日は七月七日で、家系図は……か、家系図!?見たことないよ!?」 目をぐるぐる回しながら
百雲モクモ :
「………… 」ジロジロと菜乃を様子を観察して
百雲モクモ :
「よし、概ね健康体だし! あー、良かった~……」 ふにゃっと身体の力が抜ける
百雲モクモ :
「てか、菜乃ちゃんの誕生日はじめて聞いたし~」
日南菜乃 :
「あ、うん。そういえば言ってなかったっけ……」
日南菜乃 :
「……じゃなくて!」
日南菜乃 :
「なんであたし寝ちゃってて……っていうか、さっきそこに狼男みたいなのいなかった!?」
百雲モクモ :
「ま、まあいたっちゃいた……かな? 演劇部の着ぐるみ、とか?」 めちゃくちゃな苦し紛れ
日南菜乃 :
「え、演劇部?あれ、着ぐるみだったの?」
日南菜乃 :
「それにしては随分リアルだった気がするけど……うちの演劇部、あんなの作ってたんだ……」
百雲モクモ :
「きっとハロウィンの仮装だし、私が怒鳴ったら申し訳なさそうにどっか行っちゃったし!」
日南菜乃 :
「あー……?確かに、ハロウィン用かぁ……そういうのはまだ聞いてなかったな……」 少しずつ納得しかけてきて
百雲モクモ :
「うんうん、きっとそーだし」 相槌を打って菜乃を起こそうと手を差し出す
日南菜乃 :
「あ、ありがと、モモちゃん」 手を掴み、立ち上がる
日南菜乃 :
「…………」
日南菜乃 :
「いや、でも、あれってやっぱり────」
GM :
と、そこで突然、
「生徒会長!こんなとこにいたー!ちょっとお願いしたいことがー!」と、遠くから一人の生徒が呼びかけてくる姿が見える。
日南菜乃 :
「え!?あ、うん!ちょっと待ってー!」 声を張り上げて返事をする
日南菜乃 :
「ごめんモモちゃん、あたしそろそろ行かなきゃ!」
百雲モクモ :
「おっけー! それじゃまた、依頼のことは千明ちゃんに伝えておくね」
日南菜乃 :
「ありがと!……って、やっぱり探偵って千明なんじゃん!」
日南菜乃 :
「まあいっか!それじゃまたね!」 笑顔で手を振って、走り去って行く
百雲モクモ :
「だよっ! 待て吉報~!」 その背中を見送る
百雲モクモ :
「……やっば~!! 校内にガチジャームが出て一般生徒に被害が出てるとかマジUGN案件だし早く伝えないとっ!!」 モクモは強壮作用のある煙を一口含んで、図書館の方へ全力で駆けていく
GM :
シーン終了。
Scene06 違和感
GM :
合流シーンになるので、PC全員登場になります。
全員、登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
1d10+42(1D10+42) > 9[9]+42 > 51
百雲モクモ :
1d10+40(1D10+40) > 6[6]+40 > 46
神渡 ヒサメ :
1d10+42(1D10+42) > 5[5]+42 > 47
アスクレピオス :
1d10+36(1D10+36) > 6[6]+36 > 42
清月女学院 図書館 UGN支部
GM :
前のシーンの後、百雲モクモは図書館に到着した。
菜乃との話や謎のオーヴァードの襲撃があったせいで来るのが遅れたからか、UGN支部として使っている部屋にはすでに千明、氷雨、アスクレピオスがすでに揃っている。
葉月真紀 :
「あ、来た来た。遅かったじゃない」
GM :
葉月がモクモにそう話しかける。
一人遅れたことを咎めているというより、何かあったのかと少し心配しているような声色だった。
アスクレピオス :
「ワシに会うために、おめかしでもしていたのかの?まったく乙女じゃのう!」
鏡 千明 :
「そんなわけないでしょ……」ジト目で呆れたように
百雲モクモ :
「ちがっ、ちげーしアスピ! マジのキンキュー事態だしっ!」 ぜえぜえ息を切らしながら部屋へ入って来る
神渡 ヒサメ :
「遅刻の理由を。平凡な理由であれば特に必要ないが。身に何かあったのなら報告すべきだ。」
鏡 千明 :
「緊急事態?」
百雲モクモ :
「校内に……校内にジャームが出たし! しかもさっき、一般生徒を巻き込んだ襲撃をされたし!」
葉月真紀 :
「ジャーム……!?」
神渡 ヒサメ :
「場所を。鎮圧可能ならばすべきだ。いや、もういない? 百雲嬢がここに来たのだから。」
鏡 千明 :
「……! 怪我人は? 目撃者は?」
百雲モクモ :
「図書館までの道なんだけど、すぐ逃げられちゃったし……っ」
百雲モクモ :
「被害者は私と菜乃ちゃん生徒会長。幸いにも目撃者や負傷者はいなかったし」
百雲モクモ :
「ただ、菜乃ちゃんはガッツリジャームのことを目撃したし。私が口先で誤魔化してはおいたけど……」
鏡 千明 :
「! そっか……菜乃が」
神渡 ヒサメ :
「負傷者ゼロ、上出来だ。百雲嬢。」
神渡 ヒサメ :
「警邏が必要だ。招集の会議が済み次第、俺と蛇崩教諭で取り掛かろう。」
鏡 千明 :
「怪我人がいなかったのはよかったけどこうも簡単に敷地内に入ってくるとは恐ろしいね……」
葉月真紀 :
「とりあえず、目撃者については問題ありそうなら私が後でちょっと記憶を弄っておけばいいけど……」
葉月真紀 :
「そのジャームの見た目って、どんな感じだった?もしかして、こういうのだったりする?」 そう言って、携帯電話を出して通り魔事件の犯人の画像を見せる
百雲モクモ :
「そー! そいつ、マジビーストな見た目してたし! ワーディングも昼なのに周囲を夜みたいにしてきたし、マジ狼人間!」
葉月真紀 :
「やっぱり……」
アスクレピオス :
「うむ、また"人狼"の仕業のようじゃな……」
神渡 ヒサメ :
「そのジャームの案件か? 招集の理由もまた。」
鏡 千明 :
「その"人狼"……って一体?」
百雲モクモ :
「そーだ、召集理由も聞いてなかったし……! 関係ありあり?」
アスクレピオス :
「"人狼"をジャームと断じたのは、モクモちゃんの主観じゃろう」
アスクレピオス :
「ヤツに関する詳しい情報は、まだ分かっておらん……オーヴァードかジャームか、FH所属なのかどうかさえ……」
アスクレピオス :
「さて、招集理由について説明おねがいしていいかの、我らがリーダーのマキちゃんよ」ワシは説明は苦手じゃ、と笑いながら
葉月真紀 :
「最初からそのつもりよ」
葉月真紀 :
「じゃあ、まずは招集理由……任務の内容について話しましょうか。一番始めに来たアスクレピオスにはもう言ったけどね」
葉月真紀 :
「今回あなた達に頼みたいのは、通り魔事件についてよ」
と、アスクレピオスのオープニングシーンで話したことと同じ情報をもう一度話します。読み直すのも面倒だと思うので、以下は情報の箇条書きになります。
◆通り魔事件について
・数日前から起きている襲撃事件。標的はすべてUGN関係者。
・今のところ死者は出ていないが、襲撃された者は全員戦闘不能状態。
・葉月真紀も昨日襲われた。
・襲撃者は狼男のような姿をしており、すぐ傍には三日月型の黒いバロールの魔眼がある。
・この襲撃者の調査と、可能ならば撃退と捕獲がPC達への依頼。
葉月真紀 :
「だから、モクモを襲ったオーヴァードがこの人狼だったってわけ」 携帯電話の画像を示しながら
神渡 ヒサメ :
「葉月司書。貴女の負傷の程度は?」
葉月真紀 :
「まだちょっと痛むけどヘーキヘーキ。じゃなきゃ仕事してないから。ありがとね、氷雨」
神渡 ヒサメ :
「異常が出たらすぐに報告を。オーヴァードの負わせた傷だ。遅効性の攻撃もある、俺のダーツのように。」
葉月真紀 :
「ん、わかったわ。皆心配性ね」 頷いて
百雲モクモ :
「葉月先生も襲われてんじゃーん……UGN関係者がそこにいたら周囲を省みないのかな?」
アスクレピオス :
「人狼が可愛い女の子だったら、ワシも襲われたいんじゃけどなぁ」
鏡 千明 :
「UGNだけを狙った犯行……一般人に危害を加えないだけ対処しやすいけど、オーヴァードと何度も戦って逃げおおせてるってことは相当な実力の持ち主だよね」
葉月真紀 :
「人狼の性別は一旦置いておいて、周囲を省みない……一般人に危害を加えない、か……」
葉月真紀 :
「なんか、ちょっと違和感があるわね。モクモの話を聞くと」
アスクレピオス :
「ほう、違和感とな?」
百雲モクモ :
「その心は?」 ちょっと前屈みになって
葉月真紀 :
「とりあえず、これを見てくれる?」
GM :
そう言って、葉月はタブレット端末を見せる。
画面に表示されているのは新月市のマップだ。
そのマップには、街の様々な場所が赤いバツ印でマークされている。
葉月真紀 :
「このバツ印は、被害者が襲撃された地点。これって全部、路地裏とかの人気のない場所なのよ」
葉月真紀 :
「で、この襲撃者って、今まで相手が一人でいる時にしか狙ってなかったのよね」
葉月真紀 :
「しかもついでに、襲う時間帯は絶対に夜。……モクモの時だけ例外過ぎると思わない?」
鏡 千明 :
「別人の犯行ってことですか?」
百雲モクモ :
「昼と夜で別人が犯行に及んでるってコト?」
葉月真紀 :
「その可能性もあるかも。ただ、姿だけじゃ無くて魔眼の形まで一緒っていうのが気になるけど……」
アスクレピオス :
「あるいは今回は特別な事情があった、とかかの? 例えば、モクモちゃんが可愛すぎて辛抱ならなかったとか!」
葉月真紀 :
「その可能性もあ……前半だけならありえるかもって言えたんだけどなあ……」 苦笑して
百雲モクモ :
「罪な女だし……じゃなくて! それで襲われたなら菜乃ちゃんに一生近づけないし!」
神渡 ヒサメ :
「執着と見る。一定の要素を持つ対象にだけ活発になる。ジャームに見られる現象だ。」
鏡 千明 :
「……今までの犯行は特定のターゲットを探し出すためのもので、そのターゲットが百雲さんだった?」
鏡 千明 :
「何か心当たりは?」 モクモちゃんに
アスクレピオス :
「単に人探しの為であったなら、わざわざ他のUGN職員を襲って、警戒を集める必要がないような気もするがのう」
神渡 ヒサメ :
「菜乃……もしや日南生徒会長か。」
百雲モクモ :
「……ん~、私もそう思ったし。わざわざテンプレから外れた行動を取るなら、そこにいた菜乃ちゃん狙いかもしれないし……」
葉月真紀 :
「まだどちらとも言えなさそうね……。手がかりが少なすぎる」
葉月真紀 :
「まあ、だからみんなにこれから調査をお願いしようって話なんだけどね」
神渡 ヒサメ :
「すぐ対処にあたろう。市民と生徒は守らなければならない。」
百雲モクモ :
「しよしよ、すぐしよ。想像を膨らませても答えに霧がかかったままだし」
鏡 千明 :
「この街を守るためには仕事は選ばないけど……」
鏡 千明 :
「『謎』が多いのは私向きだね。任されました」
アスクレピオス :
「流石は探偵さんじゃのう」
葉月真紀 :
「あ、三人ともこの任務受けて貰えるのね?助かるわ、ありがと!」
葉月真紀 :
「もしかしたらアスクレピオスがぼっちになるとこだったけど、杞憂だったわね!」
アスクレピオス :
「そんな可能性あったのか…!? 老人に無茶ブリすぎるじゃろ…!!」
葉月真紀 :
「あったあった。まあもうないけど」
百雲モクモ :
「アスピだからって一人にするほど薄情じゃないし!」
アスクレピオス :
「なんだかワシの扱い、悪くないかの」
神渡 ヒサメ :
「ついでだが、警告だ。2週間前、俺は"ディアボロス"春日恭二に遭遇している。」
百雲モクモ :
「マ!? あの不屈のおじさん!?」
神渡 ヒサメ :
「関与は不明だ。今もまだ近辺に滞在しているのかどうかも。だが、警戒に越したことはない。」
鏡 千明 :
「"ディアボロス"……FHの敏腕エージェントだよね。春日一族の」
葉月真紀 :
「いや、違うわよ。最近はもうただのポンコツエージェント」
アスクレピオス :
「うむ、もはや呪われているとしか思えない男じゃな」
鏡 千明 :
「うちの本家からは名門一族のホープって聞いてたけど、今はそんななんだ……」
葉月真紀 :
「転落人生ってあるものねぇ。知らないけど」
鏡 千明 :
「神渡先生はそのディアボロスに会ってなんともなかったの?」
神渡 ヒサメ :
「俺が珈琲を奢り、相談に乗っただけだ。……随分と萎れた様子だったからな。」
鏡 千明 :
「なんでそんなことに……!?」
アスクレピオス :
「デ、デートしたのか…! ワシ以外の男と…!!」
葉月真紀 :
「っていうか、奢ったの……?ディアボロスに……」
百雲モクモ :
「マ?? すっごく哀愁漂う光景を想起しちゃった」
神渡 ヒサメ :
「悲観していた。任務全てが自分のせいで台無しになる、と。」
「だが、途中で去っていった。届いたメッセージを読むなり上機嫌となって。」
葉月真紀 :
「え、こわ……」
鏡 千明 :
「なんか大分イメージと違う人みたいだな……」
アスクレピオス :
「躁鬱状態のようになってるのう……」
葉月真紀 :
「ま、まあ、確かに警戒するに越したことはないわね。報告ありがと、氷雨」
葉月真紀 :
「無敵の人って、何するか分かんないし……」
百雲モクモ :
「想い人から文が届いた人みたいになってるし、とりま警戒に越したことはないっしょ」
神渡 ヒサメ :
「心配だ。あの様子では春日さんも我々も良い目には合わないだろう。」
葉月真紀 :
「そんなディアボロスのこと気に掛けなくても……とは思うけど、まあいいか。その時敵対してなかったのなら」
神渡 ヒサメ :
「ひとまずは"人狼"の調査を。話が逸れてしまった。」
鏡 千明 :
「うん。FHが関わっている可能性も視野に入れて」
鏡 千明 :
「(奴らのやることにしては、ずいぶん生ぬるい気もするけど……)」 自分の一族の過去を思い出してしかめ面になる
葉月真紀 :
「それじゃ、お願いね、みんな。また明日、放課後にこの支部に集まりましょう」
百雲モクモ :
「ラジャーだし! 出来るだけ情報仕入れてくるし!」
神渡 ヒサメ :
「了解した。敵対者に遭遇した際はメッセージを送信する。」
「何かあれば連絡だ、各員も躊躇わず。」
鏡 千明 :
「承りました」 鹿追帽を目深に被る
アスクレピオス :
「うむ!」
百雲モクモ :
「……あ、そうだ! 千明ちゃん、ちょっとちょっと」 千明の肩をとんとん軽く叩く
鏡 千明 :
「何?」 叩かれた方に振り向く
百雲モクモ :
「うん、ちょっとお話……っていうか、探偵の腕を見込んでお願いがあるし」
百雲モクモ :
「千明ちゃんはさ、優花ちゃんって子は知ってる?」
鏡 千明 :
「優花……」 胸がざわつく。
鏡 千明 :
「月城さんのことでしょう、しばらく学校に来てないって……」
百雲モクモ :
「うんうん、実は菜乃ちゃんもその事をめーっっ……ちゃ心配してたし。会わせてくれないし、連絡もつかないって」
百雲モクモ :
「だから、菜乃ちゃんが腕の立つ探偵さんにヘルプを求めてたんだよね~……っていうお願いだし」
鏡 千明 :
「そっか、菜乃からも連絡つかないんだ」
鏡 千明 :
「そっか……なら、一緒に調べておくね」 不安ではあるが、自分のメッセージだけが無視されているわけではないことに少し安堵する。
百雲モクモ :
「ほんと!? 千明ちゃんありがとー!」「……ところで、依頼料とかどのくらい? 菜乃ちゃんは支払うっていうんだけど、相場だけでも聞いときたいし」
鏡 千明 :
「あー……」 同級生とお金の話をするのちょっと気が引けるなと思いながら
鏡 千明 :
「かかった経費とか場合によるけど、よくある人探しならだいたい20~30万円かな……」
百雲モクモ :
「サ、サラリーマンの月収!?」ぎょっとした表情
鏡 千明 :
「身辺調査だけならもっと安く済むこともあるし、調べてみないとだね」
百雲モクモ :
「ナ、ナルホドダシ~……」 とてもじゃないが菜乃が払える金額ではない気がする
鏡 千明 :
「何、壊れたおもちゃみたいな声出して……」
百雲モクモ :
「ぁ、あの~、ス〇バの新作とか出たら好きなだけ奢るからちょっとまけてくれたりとか~……ダメ?」 彼女の仕事を軽く見ている訳ではないが、友達に大きな負担をかけるのは如何ともしがたいので駄目元の交渉を謀る
鏡 千明 :
「まあ、私もどうせ調べようと思ってたから別にいいけど……」
鏡 千明 :
「あのガラス張りの店はイヤだ。もっと目立たない場所がいい」 鹿追帽を目深にかぶり直し。
百雲モクモ :
「いいの!?」 二度目のぎょっとした表情
百雲モクモ :
「ありがと~千明ちゃんっ! マジBIGなLOVEだし、お店についてもお任せあれだし!」 ちょっとだけ安堵の表情を浮かべる
鏡 千明 :
「……まあ、任せておいて」 気圧されながらも、胸を張って答える。
鏡 千明 :
「(優花……ただ体調が悪いだけとかならいいんだけど)」
アスクレピオス :
「なんだかんだ優しいのう、チアキちゃん」
アスクレピオス :
「では、今後の方針は『人狼と月城優花の調査』と決まったところで行動開始といくか」
アスクレピオス :
「────さあ、皆の者! これから毎日、ワシと放課後デートじゃ!!」
葉月真紀 :
「二つの台詞がまるで繋がってないわね」
百雲モクモ :
「おー……って違うし! ギャグ漫画だったらズッコケてるし!」
神渡 ヒサメ :
「遊んでいる場合ではない。言いたい事は正しく伝えるべきだ、蛇崩教諭。」
鏡 千明 :
「調査はちゃんとやってよね、先生」ため息をつきながら右手でツッコミのジェスチャー
アスクレピオス :
「いやいや、同じじゃよ同じ!ちゃんと繋がっとるよ!!ふざけてもおらんとも!!」
アスクレピオス :
「ほれ、ナノちゃんと共におったモクモちゃんが襲撃を受けた例外を除いて、みな独りになったところを襲われておる訳じゃろう?」
アスクレピオス :
「可能な限り、単独行動は避けた方が良い……! つまりは毎日の放課後デート……!!」
アスクレピオス :
「ああ、言い方がイヤなら"引率の先生と秘密の課外活動"でも良いぞ」
葉月真紀 :
「単独行動しないように気を付けるのはいいけど、その前に日本語は正しく使わないと伝わらないわよ」 呆れたように
百雲モクモ :
「"秘密の"は余計だし! ただ単独行動を避けるのはサンセーだし」
鏡 千明 :
「はいはい、先生がクビにならない程度に近くにいるよ……」
神渡 ヒサメ :
「貴方の評価が下がる。その思慮深さを自身の言動にも用いるべきだ。」
アスクレピオス :
「すまんすまん、ニポンゴは苦手での」ほっほっほ、と笑いながら
アスクレピオス :
「……ともかく、同意は得られたようじゃな」
アスクレピオス :
「では、共に行くとしよう、これ以上の被害を拡大させない為にな」
葉月真紀 :
「気を付けてね。みんな」
百雲モクモ :
「ラジャーだし、次の被害者が出ない内に解決しなきゃね」
鏡 千明 :
「ん、了解です」 再び気を引き締める
神渡 ヒサメ :
「了解。単独行動になりそうな時は呼びかけを。」
GM :
シーン終了。
GM :
ロイスの取得と感情変更、購入判定が可能です。
百雲モクモ :
千明ちゃんに「〇誠意/隔意」で取ろうかな!購入は誰かのカバー入ったりしよう
system :
[ 百雲モクモ ] ロイス : 4 → 5
アスクレピオス :
自動巡回ソフトを購入するかの
鏡 千明 :
UGNボディアーマーを買ってみよう
GM :
了解です、目標値も宣言して振っていってくださいな
鏡 千明 :
1dx>=12(1DX10>=12) > 1[1] > 0 (ファンブル) > 失敗
鏡 千明 :
う~ん、在庫切れ!
GM :
在庫切れなら仕方ない
アスクレピオス :
2dx+1 目標値5(2DX10+1) > 10[7,10]+4[4]+1 > 15
アスクレピオス :
無駄に強い出目
GM :
ではこちらは成功
神渡 ヒサメ :
UGNボディーアーマーに挑戦!
百雲モクモ :
同じくUGNボディアーマーに!
GM :
どうぞ~
神渡 ヒサメ :
2dx+1>=12(2DX10+1>=12) > 6[6,6]+1 > 7 > 失敗
百雲モクモ :
6dx 目標12(6DX10) > 7[2,3,4,4,4,7] > 7
百雲モクモ :
どこにも売ってないっぽいし
鏡 千明 :
まるでポケカみたいだ
GM :
転売されがち
GM :
では次のシーンへ
Scene07 月城優花の告白
GM :
登場は鏡千明。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
1d10+51(1D10+51) > 5[5]+51 > 56
清月女学院 高等部校舎 二年生教室
GM :
翌日。
朝、いつものように学園に登校したキミは教室に到着する。
ホームルームが始まるまで時間を潰していると、突然キミの携帯電話が震え出した。
GM :
携帯電話を取り出して画面を確認すると、メッセージを受信していた。
送信者の名前は、月城優花。
GM :
「中等部の校舎裏に来て下さい。伝えたいことがあります」
それがメッセージの内容だった。
鏡 千明 :
「!」 通知にその名前が見えた瞬間に、慌てて椅子から転げそうになる。
クラスメイト :
「……?鏡さん、どうしたの?」 と、キミの近くの席でお喋りしていたクラスメイトが振り向く
鏡 千明 :
「……」 《かしずく歯車》で悟られないように落ち着かせる。
鏡 千明 :
「いや……急に携帯が鳴ったからびっくりしただけ」 周囲を心配させないよう、平静を装って返事する。
クラスメイト :
「ふーん?そう?ならいいけど」 それにしてはちょっと珍しく見えたな、と不思議そうにするがクラスメイトはもう特に気にしない
鏡 千明 :
「うん」 なんとか誤魔化せたのを確認し
鏡 千明 :
音を立てずに、お手洗いへ向かうふりをしてすっと教室を出る。
鏡 千明 :
「(バレたらあとで先生に平謝りだな……)」 ダッシュで校舎裏に向かいます!
GM :
了解です。
清月女学院 中等部校舎裏
GM :
キミはホームルーム開始五分前の予鈴を聴きながら走り、校舎裏へと辿り着く。
そこには予告通り、月城優花が待っていた。
月城優花 :
「あ……先輩。来てくれたんですね」
GM :
優花はキミに気付くと、首から下げた銀色のペンダントをぎゅっと握った。
キミが彼女と最後に会ったのは夏休みの終わり頃。つまり二週間ぶりの再会になるだろう。
鏡 千明 :
「優花……学校来れるようになったの? ずっと連絡つかないからどうしたのかと思ってた」
鏡 千明 :
本当が半分、嘘が半分の笑顔。会えたのは嬉しいけれど、何かのっぴきならない事情が裏に隠れている気がする。
月城優花 :
「ごめんなさい、ちょっと忙しくて……今までサボってました」
鏡 千明 :
「忙しくて……? 家の事情とか?」 言い方に少し引っかかる
月城優花 :
「……そういうわけでは、ないんですけど」 どう返事するか、少し考えて
月城優花 :
「…………」
月城優花 :
「あの、千明先輩」
月城優花 :
「先輩って、普通の人間じゃないですよね?」
鏡 千明 :
「え……」
鏡 千明 :
「何を言ってるの……?」 一瞬、血液の制御を忘れて動揺する。
月城優花 :
「……そうやって、ずっと普通の人間には誤魔化してきたんですよね」
月城優花 :
「でも、隠さなくても大丈夫ですよ。わたしは、千明先輩と同じですから」
GM :
優花はそう笑顔で言いながら───
GM :
ホームルームの開始を告げる本鈴が鳴り響く。
校舎裏には当然、キミ達以外誰もいない。
そんな中、優花は制服の袖を捲り、右腕を見せる。
GM :
《破壊の爪》を使用。その腕が硬い毛皮に覆われ、指先から鋭い爪が伸びる。
────そして、彼女のすぐ傍には、黒い三日月型の魔眼が出現した。
鏡 千明 :
「――――っ」 一瞬何が起こったのか理解できず、目を見開く。
鏡 千明 :
「オーヴァード……っ! それに、その魔眼は……」
月城優花 :
「はい。わたし、オーヴァードになったんです。先輩と同じ存在になれたんですよ……!」 嬉しそうに目を細めて、獣の手で魔眼を触る
鏡 千明 :
「……っ!」 歯を食いしばり、脈打つ心臓を抑える。
鏡 千明 :
「誰だ!! いったい誰からそんなことを!!?」
月城優花 :
「誰からって言われると、オーヴァードのことを教えてくれたのは、ファルスハーツから……ですかね?」
月城優花 :
「いつの間にかオーヴァードに覚醒したわたしを拾ってくれたんです」
鏡 千明 :
「そんな……」
鏡 千明 :
ファルスハーツ。かつて自分たちの一族が殺し合うことになった元凶。過去が脳裏を過る。
鏡 千明 :
「なら知っているはずでしょう。私はUGNに協力するオーヴァード」
鏡 千明 :
「ファルスハーツとは……敵同士だよ……!」 声の震えを必死に抑えながら
月城優花 :
「やっぱりそうなんですね」 対照的に、落ち着いた声で
月城優花 :
「千明先輩は、わたしと敵同士はいや……なんですか?」
鏡 千明 :
「そんな、そんなの……」
鏡 千明 :
ガラス窓を見る。反射する光景に自分の姿は映らない。
鏡 千明 :
「嫌に決まってるじゃないか……っ」
鏡 千明 :
消え入りそうな声で、願うように答える。
月城優花 :
「……そうですよね。わたしも、いやです」 少し嬉しそうに、笑みを浮かべて
月城優花 :
「じゃあ、先輩。UGNをやめて、わたし達FHの仲間になってもらえませんか?」
月城優花 :
「そうすれば、敵同士じゃなくなりますよ」
鏡 千明 :
「……」
鏡 千明 :
もう一度窓ガラスを見る。
鏡 千明 :
――何も映らないはずのその場所に、悪魔の姿を見たような気がした。
月城優花 :
「……先輩?」
鏡 千明 :
「……そうだ、私はいつだって遅い」
鏡 千明 :
「探偵が動き出すのは、決まって事件が起きてしまったあとだ」
鏡 千明 :
「……ファルスハーツについた本家の人達の気持ちが、今なら少しわかる気がするよ」
鏡 千明 :
「それでも」 向き直る
鏡 千明 :
「私は奴らにはつかない。この街の日常まで、奴らに売り渡しはしない!」 震えそうな足を、言葉で必死に奮い立たせる。
月城優花 :
「……どうして?それって……普通の人間のことを守るって意味ですよね?」
月城優花 :
「わたしと同じなのに、もう人間じゃないのに、どうして普通の人間の味方するんですか?」
月城優花 :
「……そういうの、"裏切り者"って言うんですよ」 悲し気にキミを見つめながら
鏡 千明 :
「……知ってるよ。言われ慣れてる」 どこからか鹿追帽を取り出して、表情を隠すように被る。
月城優花 :
「そう、ですか……」
月城優花 :
「じゃあ、千明先輩は……これからもずっと、普通の人達に自分がオーヴァードだってことを隠して生きていくんですか?世界はもうとっくの昔に、変わっているのに……?」
鏡 千明 :
「……」
鏡 千明 :
「優花の言う通り……今は私たちオーヴァードにとって夜の時代。でも、いつまでもそれが続くわけじゃない」
鏡 千明 :
「いつか夜明けが来ると信じて、共存の道を選んだ。私の父さんも、お爺ちゃんも、ひいお爺ちゃんも、そのまたお爺ちゃんも」
鏡 千明 :
「私の手の届く範囲の人はみんな平穏に暮らしてほしい。それって、いけないことかな」
鏡 千明 :
衝動を抑えるように、胸に手を当てる。
月城優花 :
「………………」
月城優花 :
「でも、そのいつかって……一体いつ来るんですか?そんなに昔から続いてるのに……まだその夜明けは来てないですよね……?」
月城優花 :
「平穏に暮らして欲しいって思う先輩は、優しい人だと思います。でも……」
月城優花 :
「わたしは、オーヴァードになって……千明先輩がオーヴァードだって知って、ちょっと寂しかったです」
月城優花 :
「先輩のことなら、なんだって知りたいのに……。そんな大事なことを、わたしには教えてくれなかったんだ、って……」 悲し気に目を細める
鏡 千明 :
「……」
鏡 千明 :
「(違う、教えなかったのは――)」
鏡 千明 :
「……今はもう、何を言っても言い訳にしかならないか」 首を振る
月城優花 :
「……もう一度だけ、確認します。先輩は、やっぱりFHには来てくれないんですよね?」
鏡 千明 :
「……ごめん」 目を伏せて短く答える
月城優花 :
「……残念です」
月城優花 :
「でもわたし、諦めません。先輩には、わたしの傍にいて欲しいから……」
月城優花 :
「また、連絡します。その時には、先輩が考え直してくれる方法を用意しておきますね」
鏡 千明 :
「……私は折れない」
鏡 千明 :
「手段を択ばないなら、優花にだって手加減はしない」
鏡 千明 :
「――私たち一族は、影の守護者だから」
月城優花 :
「…………」 何も言わず、キミを寂しそうに見て
GM :
三日月形の魔眼が輝くと、一瞬空間が歪んで優花の姿が消える。
優花は《瞬間退場》を使用。シーンから退場します。
鏡 千明 :
「……っ、は、ぁ……!」
鏡 千明 :
気配が消えたのを確認して、血液の制御を止める。反動で崩れ落ちるように壁にもたれかかる。
鏡 千明 :
「はぁ……依頼は失敗だな……」 鹿追帽を外して汗を拭う。
鏡 千明 :
「(傍にいて欲しい……か)」
鏡 千明 :
探偵はいつだって遅い。
鏡 千明 :
「(取られたな……私の台詞)」
鏡 千明 :
すぐにUGNメンバーへ連絡を入れる。ここからは一手も間違えられない。
GM :
シーン終了。
GM :
ロイスの取得と感情変更が可能です。
鏡 千明 :
感情を変更します! 月城優花 好奇心/〇偏愛 N表で
GM :
了解です、では次のシーンへ
Scene08 情報収集
GM :
シーンタイトル通り、このシーンは情報収集のためのシーンになります。
調査項目は以下の通り。
調査項目
◆月城優花について
<情報:噂話> 6
◆日南菜乃について
<情報:噂話、UGN> 6
◆襲撃者について
<情報:UGN> 9
◆春日恭二について
<情報:UGN、裏社会> 7
GM :
調べる人から順番に登場侵蝕のダイスを振って登場して貰って、何を調査するか宣言をお願いします。
神渡 ヒサメ :
1d10+47(1D10+47) > 1[1]+47 > 48
神渡 ヒサメ :
春日について調べます!
GM :
では判定どうぞ
神渡 ヒサメ :
4dx+1 UGN,コネUGN幹部適用(4DX10+1) > 8[1,1,6,8]+1 > 9
GM :
成功ですね、では開示
◆春日恭二について
FHエージェントの男。コードネームは"ディアボロス"。
ここ最近はUGNに敗北続きで、度重なる作戦失敗を上から咎められて精神的にかなり追い詰められているようだ。
現在はFHの上位セルから命じられた特別な任務を遂行中らしい。
襲撃者のオーヴァードと共にいる姿がたまに確認されており、その時は奇妙な機械装置を所持していた。
GM :
こんな感じ、調査に関するRPや反応はあります?
神渡 ヒサメ :
後で共有シーンはあるよね?
その時に所感を述べよう
GM :
ありますあります、では次の方
百雲モクモ :
1d10+46(1D10+46) > 4[4]+46 > 50
百雲モクモ :
◆日南菜乃について<情報:噂話、UGN> 6 を調べます!
GM :
判定どうぞー
百雲モクモ :
6dx+1 目標6 菜乃について(6DX10+1) > 7[1,2,2,4,5,7]+1 > 8
GM :
余裕やね、では成功
◆日南菜乃について
清月女学院の生徒会長。
シーン6での状況から、襲撃者のオーヴァードに狙われている可能性が非常に高い。
しかし、《ワーディング》に反応して気を失っていたことから彼女はオーヴァードではない。
《無面目》などのエフェクトでオーヴァードであることを隠している可能性も低いだろう。
そのため、襲撃者の個人的な感情で狙われているものだと思われる。
GM :
調査のRPや情報への反応などはあります?
百雲モクモ :
じゃあちょっとだけ!
GM :
ではどうぞー
百雲モクモ :
「……だよね。菜乃ちゃんがオーヴァードの可能性は低そうだし」
百雲モクモ :
調査結果にほっと胸を撫でおろす。しかし、そうなると襲撃した理由とは?そんな当然の疑問が湧いて出る。
百雲モクモ :
「う~ん、優花ちゃんの恨みを買った……とか? でもそんな事するようには……」
百雲モクモ :
しばらくうんうん唸っていたが、結局答えは導きだせなかった。
百雲モクモ :
「……ま、とりあえず理由があるかもってわかっただけモーマンタイっしょ」
GM :
では次の方
鏡 千明 :
1d10+56(1D10+56) > 7[7]+56 > 63
鏡 千明 :
◆月城優花について<情報:噂話> 6 いきますわよ~!
GM :
ここまで大体大きめな気がする…
GM :
判定の方どうぞ
鏡 千明 :
2dx>=6(2DX10>=6) > 5[4,5] > 5 > 失敗
鏡 千明 :
ぬわ~!!
GM :
た、探偵ー!!!
アスクレピオス :
安心せい、侵蝕に余裕あるワシがサポートしてしんぜよう…
鏡 千明 :
今回は財産点もないから大人しく諦めよう…
鏡 千明 :
蛇先が頼もしく見えるとは…
GM :
まるでいつもは頼もしく見えないみたいなお爺ちゃん、登場して貰おう
アスクレピオス :
1d10+42(1D10+42) > 6[6]+42 > 48
アスクレピオス :
ではまず ◆月城優花について<情報:噂話> 6 を調べていくのじゃ
GM :
了解です、判定どうぞ
アスクレピオス :
2dx <情報:噂話>(2DX10) > 9[2,9] > 9
GM :
成功ですね、では公開
◆月城優花について
清月女学院中等部に通う三年生の生徒。
帰宅部。運動も勉強も不得意で、試験はいつも赤点ギリギリである。
人見知りが激しく、他人と話すことが苦手。友達とはっきり呼べる存在も日南菜乃と鏡千明しかいない。
そんな自分に対して、強いコンプレックスを抱いていたようだ。
自分には似合わないからと今までアクセサリーの類を買うことが無かったが、最近は銀色のペンダントを身に着けるようになっている。
アスクレピオス :
おお、コンプレックス……でもオーヴァードであることをアイデンティティにしてはイカんぞ……
アスクレピオス :
銀のペンダント、何かあるんじゃろうか……人狼と言えば、銀の弾丸が定番ではあるが……
GM :
あるかもしれんでおじゃ…でも今はまだそれ以上は分かりませんね
GM :
調査のRPなどはあるかしら
アスクレピオス :
いや、ない!けど再登場して別項目も調査してよいじゃろうか?
GM :
いいですよ、シーンはそのままで再登場出来ます。登場侵蝕どうぞ
アスクレピオス :
かたじけない、では
アスクレピオス :
1d10+48(1D10+48) > 4[4]+48 > 52
アスクレピオス :
コネ:UGN幹部を使用して ◆襲撃者について<情報:UGN> 9 を調べていくのじゃ
GM :
了解です、ではどうぞ
アスクレピオス :
4dx+1 <情報:UGN>(4DX10+1) > 10[1,4,6,10]+9[9]+1 > 20
アスクレピオス :
フッ、頼りになるじゃろ?
GM :
どやじじ!
GM :
では公開です
◆襲撃者について
FHのイリーガル。コードネームは"ファントムビースト"。
UGNのデータには無いオーヴァードなため、最近オーヴァードに覚醒したものだと思われる。
新月市に潜伏しているUGN関係者に対して襲撃を行なっている。
しかし殺害までには至っていないことから、その目的は自分の力を誇示することか、被害者に恐怖を与えることかもしれない。
正体は清月女学院中等部に通う生徒の月城優花である。
変身後は体が毛皮に覆われているため判別し辛いが、銀色のペンダントを身に着けている。
GM :
正体はもうさっきのシーンの終わりで千明ちゃんが連絡してるから皆には伝わってるけど、追加の情報+裏を取れたってことで。
アスクレピオス :
ふむふむ、銀のペンダントの情報が再び書いてあるのが気になるところじゃ
GM :
なんかつけておるんじゃ、今回も調査のRPはいいかしら
アスクレピオス :
よい!後で共有する時に少し話がしたい程度じゃ!!
GM :
はーい、了解です。
GM :
じゃあ皆登場してるしシーンそのままでここまでの情報を共有する場面に行くのだけど、その前に購入判定がしたい人はいますか?先にやっておこうかと
アスクレピオス :
UGN戦闘服チャレンジしようかの!
鏡 千明 :
UGNボディアーマーチャレンジしますわ~
百雲モクモ :
あっしもしてみようか
神渡 ヒサメ :
徹甲弾買おうかな
GM :
了解です、目標値と一緒に振って行ってもらって!
鏡 千明 :
2dx>=12(2DX10>=12) > 8[3,8] > 8 > 失敗
アスクレピオス :
2dx+1 目標18(2DX10+1) > 7[3,7]+1 > 8
百雲モクモ :
6dx>=12(6DX10>=12) > 9[1,2,4,5,8,9] > 9 > 失敗
神渡 ヒサメ :
2dx+1>=10(2DX10+1>=10) > 5[4,5]+1 > 6 > 失敗
アスクレピオス :
全員失敗しておる
GM :
もしかして全員失敗してる…ってコト!?
鏡 千明 :
ワ、ワァ…!
百雲モクモ :
できなかったんだ!「買い物」!
GM :
ハァ!? まあ絶対必要なものってわけでもないしそういう時もあるよ
GM :
ではシーンを継続して、情報共有の場面に変わります。
清月女学院 図書館 UGN支部
GM :
放課後。
キミ達は再び支部に集合していた。
調査した情報を共有し、これからの方針を決めなければならない。
葉月真紀 :
「それじゃあ、調査の進展について話していこっか。……優花さんのことも含めてね」
鏡 千明 :
「……了解」 いつにも増して顔が青白い
百雲モクモ :
「優花ちゃんのことはびっくりしたし……」 横目で千明の様子を見て、心境を察する
鏡 千明 :
「私は……情けないことにあんまり調査できてない。月城さんについては、連絡した通りだよ」
葉月真紀 :
「……流石に仕方ないわ。友達のことがあったんだし」
神渡 ヒサメ :
「心中察する、鏡嬢。個人的な相談が必要ならいつでも引き受けよう。」
鏡 千明 :
「……どうしても無理そうだったらお願いします」
アスクレピオス :
「あ、ワシにも相談していいぞ!ムリそうだったら、などとは言わず何時でもたっぷりとな!!」
鏡 千明 :
「そっちは……遠慮しとく」
アスクレピオス :
「ええ……!? ワシも頼れる大人の枠じゃないのか……!?」
百雲モクモ :
「頼れる部分とそれ以外でトントンって感じだし」
神渡 ヒサメ :
「止めろ。場を和ませる努力は買うが。」
葉月真紀 :
「まーアスクレピオスが頼れる大人かどうかってのはこれからの活躍に期待するとして」
葉月真紀 :
「話を進めていきましょうか。モクモは何か分かったことある?」
百雲モクモ :
「ん、はいはーい! 被害者の菜乃ちゃんについてちょっと洗ってみたし」
百雲モクモ :
ということで、菜乃ちゃんの情報を共有します!
◆日南菜乃について
清月女学院の生徒会長。
シーン6での状況から、襲撃者のオーヴァードに狙われている可能性が非常に高い。
しかし、《ワーディング》に反応して気を失っていたことから彼女はオーヴァードではない。
《無面目》などのエフェクトでオーヴァードであることを隠している可能性も低いだろう。
そのため、襲撃者の個人的な感情で狙われているものだと思われる。
百雲モクモ :
「……みたいな感じ。優花ちゃんは何かワケあって襲った気がするし」
神渡 ヒサメ :
「見立て通りか。しかし、彼女たちは仲の良い友人だったはず。」
神渡 ヒサメ :
「………。」
目を閉じる。理由は分からないが、引き裂かれた友情に心を痛める。
葉月真紀 :
「元々仲が悪かったわけではないのね。じゃあ、オーヴァードになったから……?」
鏡 千明 :
「わからないけど、ファルスハーツの影響かも」
鏡 千明 :
「心理掌握が得意なオーヴァードが唆したら、仲の良い一族でも仲間割れしたりはするし……」
葉月真紀 :
「あ~……あるかもなぁ」 自身が記憶操作能力を持っていることもあって納得する
アスクレピオス :
「…………」
神渡 ヒサメ :
「間違いないだろう。春日さんの動向を確認したのだが。 」
情報開示する
◆春日恭二について
FHエージェントの男。コードネームは"ディアボロス"。
ここ最近はUGNに敗北続きで、度重なる作戦失敗を上から咎められて精神的にかなり追い詰められているようだ。
現在はFHの上位セルから命じられた特別な任務を遂行中らしい。
襲撃者のオーヴァードと共にいる姿がたまに確認されており、その時は奇妙な機械装置を所持していた。
神渡 ヒサメ :
「無関係ではない。咎めなければ、やりがいのある仕事にありつけた所に申し訳ないのだが。」
百雲モクモ :
「うわ、あからさまに怪しい事やってるしっ。ていうか、なんでこの学校を狙うワケ?」
葉月真紀 :
「ディアボロスって確か春日セルの所属だったわよね、春日一族の……。今回はもっと上からの任務だったから舞い上がってたってことかしら」
鏡 千明 :
「上位セルがどうして覚醒したてのオーヴァードに拘るんだろう?」
葉月真紀 :
「まだそこまでは分からなさそう?」
神渡 ヒサメ :
「謝罪する。把握しているのは動向まで。動機や機器の詳細までは不明だ。」
アスクレピオス :
「単純にユウカちゃんの戦闘能力が、他のUGN職員にタイマンで完勝するほど高いからな気もするがのう」
葉月真紀 :
「謝る必要ないない。むしろ一日でよくここまで調べてくれたわ」
鏡 千明 :
「ですね。謎がひとつ解けて、もう一つ大きな謎が出てきたか」
アスクレピオス :
「ふむ、特別な任務か……」
アスクレピオス :
「それとは関連してるか分からんが、ワシはユウカちゃんについて調べてきたぞ」◆月城優花について と ◆襲撃者について を共有しますの!
◆月城優花について
清月女学院中等部に通う三年生の生徒。
帰宅部。運動も勉強も不得意で、試験はいつも赤点ギリギリである。
人見知りが激しく、他人と話すことが苦手。友達とはっきり呼べる存在も日南菜乃と鏡千明しかいない。
そんな自分に対して、強いコンプレックスを抱いていたようだ。
自分には似合わないからと今までアクセサリーの類を買うことが無かったが、最近は銀色のペンダントを身に着けるようになっている。
◆襲撃者について
FHのイリーガル。コードネームは"ファントムビースト"。
UGNのデータには無いオーヴァードなため、最近オーヴァードに覚醒したものだと思われる。
新月市に潜伏しているUGN関係者に対して襲撃を行なっている。
しかし殺害までには至っていないことから、その目的は自分の力を誇示することか、被害者に恐怖を与えることかもしれない。
正体は清月女学院中等部に通う生徒の月城優花である。
変身後は体が毛皮に覆われているため判別し辛いが、銀色のペンダントを身に着けている。
アスクレピオス :
「以上の情報から、考えられる襲撃理由の可能性は……」
アスクレピオス :
「まずFHの教育から来る考え方が第一」
アスクレピオス :
「人間としてのコンプレックスから来るオーヴァード能力の誇示が第二」
アスクレピオス :
「誰も殺さなかった理由については……」
アスクレピオス :
「そもそも"ディアボロス"が関わっている本筋の作戦から目を逸らす為の陽動にすぎないからか」
アスクレピオス :
「あるいは、当人にとって殺人は人間としての最後のハードルだからか」
アスクレピオス :
「私情になるが、後者だと思いたいのう」
葉月真紀 :
「なるほど、ね……」 顎に手を添えて考えながら聞く
神渡 ヒサメ :
「よく調べている。推論も分かりやすく納得がいく。……やはり普段から真面目に振る舞うべきだ。」
百雲モクモ :
「流石先生やってるだけあるし!」
鏡 千明 :
「しっかりしてる……」 舌を巻く
アスクレピオス :
「いや、いつもマジメじゃけどな!! マジメに口説いてるけどな!! 誰も本気だと思っていないだけじゃがな!!!!」
葉月真紀 :
「それはそれでどうなのよ……」
アスクレピオス :
「……ワシの株が上がりに上がって、みんながワシに惚れ直したところで、もうひとつ」
アスクレピオス :
「ワシの見解を述べておきたい、良いか?」
葉月真紀 :
「いや別に惚れ直してるわけじゃないけど……もちろん」
神渡 ヒサメ :
「どうぞ。」
百雲モクモ :
「聞かせて欲しーし」
鏡 千明 :
「お願いします」
アスクレピオス :
「(チアキちゃんなら思いつくかもしれんが、友人の犯行云々を推理してもらうのは気が引けるしのう)」
アスクレピオス :
「……そもそも"ファントムビースト"がUGN職員が一人で居る時に襲撃するのは何故か」
アスクレピオス :
「ごくシンプルに、一対一の状況を作りだすためじゃろう」
アスクレピオス :
「つまりはタイマンなら確実に勝てる自信があった訳じゃ」
アスクレピオス :
「……では何故、ナノちゃんとモクモちゃんだけが二人で居る時にも襲撃を受けたのか」
アスクレピオス :
「非能力者のナノちゃんは戦力にならん、故に実質的にモクモちゃんと一対一の状況であったから、そう考えるコトもできるが」
アスクレピオス :
「ワシの考えは、少し違う」
アスクレピオス :
「"ファントムビースト"……ユウカちゃんは、モクモちゃんを撃破した後……」
アスクレピオス :
「ついでにナノちゃんを『誘拐』する予定だったんじゃなかろうか……?」
アスクレピオス :
「憎んでおるのではなく、まだ好んでおるからこそ、今後も一緒に居るために襲った……そうは考えられないじゃろうか……?」
百雲モクモ :
「……友達だけは傍に置いておきたかった、ってコト?」
鏡 千明 :
「……」 黙って聞いている
アスクレピオス :
「そういうコトじゃ、あの子がFHについたのは、要するに"ヒトとしてのコンプレックス"が原因じゃろう」
アスクレピオス :
「あの子にとってFHは、FHが目指している世界は、オーヴァードとしての優秀な自分を評価してくれる場所……」
アスクレピオス :
「対して、UGNが守ろうとしている日常では、あの子は無能のレッテルを貼られている……」
アスクレピオス :
「ヒトとしてのあの子を認めてくれたのは、ナノちゃんとチアキちゃん……二人の友人だけじゃった……」
アスクレピオス :
「故に……大事な大事なナノちゃんとチアキちゃんだけ……、傍に置いておきたかった……」
アスクレピオス :
「そう考えるのは、自然な心の動きじゃないかのう……?」
アスクレピオス :
「あと何より、ナノちゃんを誘拐するコトが、チアキちゃんをFHに引き込む"方法"とやらに繋がってくる……そう思ったのじゃが……」
アスクレピオス :
「尤も、コレは事実に基づく『推理』ではない」
アスクレピオス :
「推論に推論を重ねた朧げな『憶測』にすぎん」
アスクレピオス :
「────杞憂かもしれんが、それでもナノちゃんに注意を払うべきだという話じゃ」
葉月真紀 :
「……千明はどう思う?」 自分やアスクレピオスよりも優花について知っているだろうと
鏡 千明 :
「一緒に居たい、か……」
鏡 千明 :
「当たってるかはわからないけど、その推察は遠くはないと思う。普通の人間のことを良くない言い方をしたりはしてたけど、それでも菜乃のことが嫌いなわけじゃないはずだし」
鏡 千明 :
「でも私について言えば……こんなやり方をされても困る。こうしたくなる気持ちは、理解できるけど」
葉月真紀 :
「……それはそうね」
百雲モクモ :
「親しい人を傍に置いておきたい気持ちは理解できるけど、その行動に共感はできないし」 腕を組んで
鏡 千明 :
「よく会ってたときと様子が違いすぎて、今はちょっと、考えがまとまらないかも」
葉月真紀 :
「じゃあ、考えるのは後にしましょう。相手も待ってくれないしね」
葉月真紀 :
「それで、今の話も踏まえてこれからの方針だけど……」
葉月真紀 :
「まずは、日南菜乃さんを保護しましょう」
葉月真紀 :
「狙われているっていうならこれ以上一人にしておくのは危険だし、もしアスクレピオスの憶測が正しい場合殺されることはないかもしれないけど……」
葉月真紀 :
「誘拐した後、自分と同じ存在にしようとオーヴァードに覚醒させようとする可能性もあるわ」
神渡 ヒサメ :
「早急に保護せねば。無理な覚醒の誘発はジャーム化や死亡の可能性も高い。」
鏡 千明 :
「了解です。月城さんに直接狙われなくても、FHが狙ってくる理由はいくらでもある。最優先で保護しましょう」
百雲モクモ :
「────!! そうだし、狙って理性あるオーヴァードにすることなんか出来ないんだから、それだけは止めないと!」
アスクレピオス :
「覚醒した際のジャーム化の確率はおよそ50%……うむ、すぐ対処せねばな……」
葉月真紀 :
「よし、それじゃ皆は日南さんのことをお願いね。この時間なら多分、生徒会の仕事で学校にまだ残ってると思うし」
葉月真紀 :
「私はその間に、少し調べ事しに行くわ」席から立ち上がって
アスクレピオス :
「……調べ事とな?」
神渡 ヒサメ :
「了解した。そちらも注意してあたれ。短い時間ではあるだろうが、単独行動になることには違いない。」
葉月真紀 :
「うん。でも私は多分大丈夫よ」
葉月真紀 :
「行き先は別のUGN支部だし、オルクスの領域操作で移動するから一瞬だしね」
アスクレピオス :
「……ふむ、それなら平気か」心配性爺
葉月真紀 :
「そうそう、ヘーキヘーキ。また後で、ここで合流しましょ」
アスクレピオス :
「うむ、また後でな」
鏡 千明 :
「何かあったらすぐ連絡してください」
神渡 ヒサメ :
「ああ。くれぐれも慢心せず。」
百雲モクモ :
「こっちも任せるし!」 むんっ
葉月真紀 :
「了解了解。みんなも気を付けて!」
GM :
葉月はオルクスのエネミーエフェクト《見えざる道》を使用。領域の抜け道を通って姿を消し、シーンから退場します。
神渡 ヒサメ :
「行こう。時間が惜しい。」
百雲モクモ :
「……っし。ASAPだし! 菜乃ちゃんに何かあったらまずいし!」 椅子から立ち上がって
鏡 千明 :
「難しい言葉知ってるね……」 もう出口のところで準備してる
アスクレピオス :
「ASAP……『善は急げ』ということじゃな……?」
百雲モクモ :
「なるはやの善は急げだし! ほらほら、レッツゴー!」
アスクレピオス :
「……うむ、手遅れになる前に急ごう」
鏡 千明 :
「……次の事件には間に合わせてみせる」
GM :
では、キミ達が支部を出たところでシーン終了。
GM :
ロイスの取得と感情変更が可能です。
鏡 千明 :
アスクレピオス 〇尽力/隔意 で取りましょう。なんやかんや場を和ませてくれるので!
system :
[ 鏡 千明 ] ロイス : 4 → 5
アスクレピオス :
和ませ の方を評価されとる!🐍
GM :
ムードメーカーの評価を得た爺だ、では次のシーンへ
Scene09 悪魔と焔と吸血鬼
GM :
菜乃に会いに行くシーンになります。登場は全員。
全員、登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
1d10+63(1D10+63) > 1[1]+63 > 64
百雲モクモ :
1d10+50(1D10+50) > 6[6]+50 > 56
神渡 ヒサメ :
1d10+48(1D10+48) > 2[2]+48 > 50
アスクレピオス :
1d10+52(1D10+52) > 6[6]+52 > 58
清月女学院 高等部校舎 昇降口前
GM :
下校時間が近づいて来た頃。
キミ達は菜乃を保護するため、高等部校舎へと向かった。
日南菜乃 :
「あれ?モモちゃんと千明。それに先生方まで」
GM :
そこでちょうど、昇降口から出て来た菜乃と鉢合わせする。
神渡 ヒサメ :
「少し話がしたい。日南生徒会長。」
白衣を翻し、カツカツと響かせていた足を止めて単刀直入に言う
百雲モクモ :
「ふぃ~、良かった……!」 菜乃が無事なことに胸を撫でおろして
鏡 千明 :
「よかった、まだ帰ってなくて」 そう簡単にいなくなるとは思っていないが、状況が状況なので少し安堵
アスクレピオス :
「…………」一歩、引いたところから周囲を警戒しながら、無言で成り行きを見守っている
日南菜乃 :
「今から帰るとこだったけどね」
日南菜乃 :
「えっと、話って何ですか?なんだかおもしろい組み合わせですけど」
百雲モクモ :
「あはは、まあそんな見ない組み合わせだし……菜乃ちゃんってこの後って空いてる系?」
日南菜乃 :
「うん、空いてるよ」
日南菜乃 :
「あ、どっか遊びに行く?先生も引率っていうのはびっくりするけど」
神渡 ヒサメ :
「集団下校を促している。先ほど、不審者目撃情報と学校に対する脅迫が届いた。」
日南菜乃 :
「え……!?不審者!?」
神渡 ヒサメ :
「一旦は俺たちと行動してもらいたい。校内に入り込んだという情報もあるためだ。」
鏡 千明 :
「そういうこと。ちょっと大げさかもしれないけど、先生たちがいたら安心だからね」
神渡 ヒサメ :
「杞憂に終わるに越したことはない。念の為だ。」
百雲モクモ :
「うんうん、ってことで私達と放課後のランデブーするし!」
日南菜乃 :
「わ、分かりました。いつの間にかそんなことになってたなんて……」
日南菜乃 :
「……って、モモちゃん。そんなこと言ってる場合じゃないよ」 苦笑するが、少し緊張がほぐれたように笑う
百雲モクモ :
「えへへ……まっ、大人がいれば心強いし!」
鏡 千明 :
「大人には見えない先生もいるけどね」
アスクレピオス :
「……ん? おお、ワシか! 可愛い分にはええじゃろ?」これまで気を張っていたので驚いて
百雲モクモ :
「自覚あるし!!」
日南菜乃 :
「なんだか静かだと思ったら……蛇崩先生もこういう時はちゃんと真面目になるんですね」 くすくす笑って
神渡 ヒサメ :
「貴女たちを守るという点に妥協はない。蛇崩教諭はふざけているようでふざけている時も多いですが。」
アスクレピオス :
「……あれ!? ふざけているようでふざけている、ってそれ結局、ふざけとるだけじゃなワシ!?」
日南菜乃 :
「ふふっ……」
鏡 千明 :
「……」ちょっと吹き出しそうな顔をして、すぐに戻る
日南菜乃 :
「……って、あんまり立ち話してる暇もないですよね。とにかく先生達についていきます」
鏡 千明 :
「うん。陽が落ちる前に行こうか」
GM :
では、菜乃が頷いてキミ達に同行を決めたところで、
GM :
突然、キミ達へと近づいてくる気配があった。
オールバックの髪型にスーツ姿。眼鏡の奥にどこか神経質そうな目つきを潜めた男。
春日恭二 :
「ククク……ごきげんよう、UGNの諸君」
GM :
FHエージェント、"ディアボロス"春日恭二だった。
神渡 ヒサメ :
「"ディアボロス"春日恭二。……貴方は。 」
鏡 千明 :
「……!」 気配を察知して振り向く
百雲モクモ :
「うわっ、もしかして……あれ本物!?」
日南菜乃 :
「本物……って、不審者ってこの人!?」
鏡 千明 :
「当たらずとも遠からず……かな……!」
神渡 ヒサメ :
「警告する。ここはUGN清月女学院支部。FHの貴方が即刻退去しない場合、攻撃を行う。」
春日恭二 :
「ふん、それは退去する理由にならないな。むしろ好都合というもの」
春日恭二 :
「何故なら、私はお前達と戦いに来たからだ」
鏡 千明 :
「この人数差でそんなことを言うなんて、どれほどの自信家なんだか……」
神渡 ヒサメ :
「油断なきよう、鏡嬢。春日さんは強いオーヴァードだ。実力が落ちた訳ではない、近年のアレコレで評価が高くないとされてはいるが。」
百雲モクモ :
「失敗続きでも実力は確からしいし」
鏡 千明 :
「分かってます」 油断はせず、戦闘が始まる一歩目を見極めている
アスクレピオス :
「のう、"ボロボロス"よ……宣戦布告は構わんのじゃが、時と場を考えてくれんかの……」ナノちゃんを見て
春日恭二 :
「間違えるな、私は"ディアボロス"だ!それに何がラヴコールだ、気色悪い!!」
春日恭二 :
「だがしかし、確かにその小娘は邪魔だな。悪いが、少し眠っていてもらおうか」
GM :
春日は《ワーディング》を使用。
非オーヴァードを無力化する特殊なレネゲイド物質を散布する。
日南菜乃 :
「……!?」 意識を失って倒れる
百雲モクモ :
「っとと、ヤる気満々だし……」 倒れる菜乃の腰を抱いて、安全な場所に降ろす
鏡 千明 :
「あんたがどんな強いオーヴァードか知らないけど……」
鏡 千明 :
「この学園で暴れるっていうなら、私が相手になる」 みんなの一歩前に出て
春日恭二 :
「威勢が良いな、"幽霊探偵"」
神渡 ヒサメ :
「交渉の余地はない。春日さんが戦うとハッキリ宣言したのだから。」
「手加減なしだ。個人としては良い付き合いでいたいが。FHとして来た以上は冷凍させてもらう。」
春日恭二 :
「手加減など求めてはいない。だがさっきの宣言は誤りだった。少し訂正させてもらおう」
春日恭二 :
「お前達と直接戦うのは、私ではない」
アスクレピオス :
「…………?」
鏡 千明 :
「何……?」 眉がぴくりと動く
春日恭二 :
「さあ出番だ。来い、"ジャックフレイム"!"ブルートザオガー"!!」
GM :
春日が呼びかけながら、指を鳴らす。
その合図の直後、二人のオーヴァードがその場に現れた。
ジャックフレイム :
「春日ちゃんさぁ、ちょっと呼ぶの遅い……って」
ジャックフレイム :
「お~、さっすが女子校!UGNのオーヴァードも女の子ばっかじゃん!バトるよりデートでもした方が楽しいんじゃね?」
GM :
一人は空から舞い降りて来た、オレンジの髪が特徴の男。
どこか軽薄そうな笑みを浮かべながら、キミ達を品定めするように眺めている。
ブルートザオガー :
「おい、ジャックフレイム。遊びに来てんじゃないんだぞ……こんな時くらい真面目にやれ」
GM :
そしてもう一人は、春日の影の中から浮上した黒髪の少年。
ジャックフレイムと呼ばれた男とは対照的に、落ち着いた雰囲気の高校生だった。
ジャックフレイム :
「わーってるって!冗談だよ!え、怒った?怒った?ごめんって~!!」
ブルートザオガー :
「別に怒っちゃいねえよ……」
GM :
二人のオーヴァードはそんな会話を交わした後、キミ達と対峙する。
そんな彼らの首には、月城優花と同じ銀色のペンダントが下げられていた。
鏡 千明 :
「そのペンダント……!?」
ジャックフレイム :
「お?何?これ気になっちゃう感じ?」 ペンダントに触れて
百雲モクモ :
「もしかしてアンタ達も……もしかする系!?」
ジャックフレイム :
「どういう系だよ!!」 けらけら笑って
百雲モクモ :
「優花ちゃんと同じ系って聞いてるし! 実際どーなの!」
ジャックフレイム :
「そういうことね~。優花ちゃんなら俺達の仲間だけど?」
百雲モクモ :
「そのペンダントは仲間の証、ってこと? そんな仲良しアピールするようには見えないし」 怪訝な目つきで見つめて
ジャックフレイム :
「え?仲間の証だよ!だよな、ブルートちゃん!」
ブルートザオガー :
「いや、そういうわけじゃ……」
ブルートザオガー :
「あぁ、まあいいか。別に敵にわざわざ情報与える必要もないだろ」
ジャックフレイム :
「つれね~!!でもそれもそうだわ!!」
アスクレピオス :
「(支配型レネゲイドビーイングのペンダントに顔見知りはいるが、あやつはゼノス所属じゃしの……あの銀のペンダントとは関係はないか……)」
鏡 千明 :
「(歯切れが悪い。これは何かあるな……!)」
神渡 ヒサメ :
「改めて警告を。即時退却であれば追撃はしない。俺としても年少者に腕を振るいたくない。」
ジャックフレイム :
「お姉さん優しいねぇ。でも俺達もこれが仕事だからさぁ」
ジャックフレイム :
「悪いけど、ちょーっと付き合ってもらうぜ!」
神渡 ヒサメ :
「残念だ。制圧する、最小限の苦痛で。」
鏡 千明 :
「(危険な状況だけど、これはまたとないチャンスだ。少しでも情報を集める……!)」
百雲モクモ :
「おにーさん達には恨みはないけど、こっちもやることやるし!」
アスクレピオス :
「……可愛い女子への暴力が"仕事"とは、救えんのお主ら」
アスクレピオス :
「この学園の子達にちょっかいかけていいのは、ワシだけじゃぞ!!!!」
ブルートザオガー :
「なんだこいつ」
百雲モクモ :
「ほんとにね」
神渡 ヒサメ :
「無視でいい。」
アスクレピオス :
「みんなを守ろうって思ったのに、全包囲攻撃を受けておるワシ……」
神渡 ヒサメ :
「守ろうという本心は知っている。だが、自分で茶化しては台無しだ。」
神渡 ヒサメ :
「目標は捕縛。俺がサポートする。」
アスクレピオスへの忠言を終えて、白衣を脱ぎ捨てて宣言する
春日恭二 :
「……先に言った通り、今回私は戦わない。構わないな?」 二人に
ブルートザオガー :
「了解してる」
ジャックフレイム :
「やるだけやってやるからさぁ、春日ちゃんはどーんと後ろでふんぞり返ってな!」
春日恭二 :
「よし。では行け!お前達の実力を見せてみろ!!」
GM :
春日は一歩退き、ジャックフレイムとブルートザオガーが戦闘態勢を取る。
GM :
夕焼けに染まる校舎の前で、戦いが今始まった。
GM :
という流れで、戦闘です。行動値や配置などのデータは以下の通り。
【行動値】
13 神渡氷雨
13 ジャックフレイム
09 鏡千明
09 ブルートザオガー
08 アスクレピオス
04 百雲モクモ
【初期配置】
ジャックフレイム、ブルートザオガー
|
(5m)
|
鏡千明、百雲モクモ、神渡氷雨、アスクレピオス
【勝利条件】
・敵の全滅
【備考】
・春日恭二、日南菜乃はシーンに存在するが、戦闘には参加しない。攻撃の対象にもならない。
◆第一ラウンド
GM :
・セットアップ
GM :
ブルートザオガーはEロイス《戦闘血界》を使用。演出あり。
Eロイス《戦闘血界》
タイミング:セットアッププロセス
技能:- 難易度:自動成功
対象:シーン(選択)射程:視界
衝動:吸血
効果:己の血を注ぎ込み、他者の力を増強するEロイス。
このEロイスを使用する際、あなたは任意の点数のHPを消費すること。
この時消費したHP5点(端数切り捨て)につき、対象が行なうあらゆる判定の達成値に+2のボーナスを与える。
消費できるHPは50点を上限とし、ボーナスの最大値は+20となる。
この効果は、そのシーンが終了するまで持続する。
GM :
HPを40点消費し、このシーンの間、自身とジャックフレイムが行なうあらゆる判定の達成値に+16します。
GM :
PC側何かあれば宣言どうぞ。
百雲モクモ :
《甘い芳香》を使用します!効果はラウンドの間、対象の【行動値】を-4するよ。範囲攻撃なのでジャックとブルートがいるエンゲージを対象。
GM :
了解です、ではジャックフレイムが行動値9、ブルートザオガーが行動値5になりますね
system :
[ 百雲モクモ ] 侵蝕率 : 56 → 60
アスクレピオス :
ユニークコードをPC全員に使用!演出ナシ!!
アスクレピオス :
このシーンの間、対象が行なうメジャーアクションの判定のダイスを+2個!!
GM :
了解です
ブルートザオガー :
「おい、アレをやるぞ」
ジャックフレイム :
「えぇ~、アレ?俺やだなぁ!アレやるとブルートちゃんさぁ、元から良くねえ顔色が更に悪くなんじゃん!無理することなくねえ?」
ブルートザオガー :
「元から良くねえは余計だよ。……っていうか、誰の心配してんだ」
ブルートザオガー :
「今回は舐めてかかれる相手じゃねえんだ。心配するならそっちにしろよ」
ジャックフレイム :
「ったく、反抗期だなぁ。ママそんな子に育てた覚えはないわよ!」
GM :
「育てられた覚えもねえよ!」という返事と共に、血飛沫が上がる。
ブルートザオガーが自分の手首をナイフで切ったのだ。
手首から滝のように溢れ出す赤い血液が、ブルートザオガーとジャックフレイムの影に落ちる。
ジャックフレイム :
「あー、やっちまったよ!しょうがねえな!」
ジャックフレイム :
「ダチが体張ってんだ、本気で一発かましてやるぜ!!」
GM :
ジャックフレイムがキミ達を真剣な目で見据える。
他に二人に大した変化は見られないが、ブルートザオガーが無意味な自傷行為をしたわけではないことは確かだろう。
百雲モクモ :
「体を張ってんのはこっちも同じだし!」
百雲モクモ :
シーシャから生まれた煙を吸い込み、一息に地面へと吐き出す。
百雲モクモ :
煙は増殖し、モクモクと押し寄せる波のように2人の足元へと到達した。その感覚はまるで底なし沼だ。どんよりと足に絡みついた煙はオーヴァードの膂力でも抜け出せないと2人の直感に呼びかけるだろう。
百雲モクモ :
「霧中に惑え……ってヤツだし」 揺蕩う煙の中でモクモは不敵な笑みを浮かべる
アスクレピオス :
「……おお、また随分と懐かしい術じゃな」
アスクレピオス :
「まだ同じ術を継いでおるとは古式ゆかしいのう」
百雲モクモ :
「お、アスピも煙術習ったことあるん?」
アスクレピオス :
「……昔、ちょっとな」
アスクレピオス :
「それより気を付けよ、奴等ああ見えて中々の手練れじゃぞ」
百雲モクモ :
「もち、油断する気はないしっ」 もう一度シーシャを咥えて
ジャックフレイム :
「おい見ろよ、ブルートちゃん。あの子未成年なのに喫煙してやがる……!」
ブルートザオガー :
「そこじゃねえだろ……」
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値13、神渡氷雨のメインプロセスです。行動をどうぞ。
神渡 ヒサメ :
マイナーで骨の銃+死招きの爪
メジャーで【投げ凍てる骨矢】
CR+埋め込み+うごめく弾丸+異形の祭典(前提:骨の銃+死招きの爪+サイドリール)
神渡 ヒサメ :
対象は2人
神渡 ヒサメ :
8dx7+7 当たっておくれ(8DX7+7) > 10[2,2,3,5,6,7,8,10]+10[6,8,10]+10[4,10]+4[4]+7 > 41
GM :
ではリアクションですが
GM :
ジャックフレイム、ブルートザオガー共に、最初から暴走状態になっています。なのでダメージをどうぞ
神渡 ヒサメ :
5D+1D+31(5D10+1D10+31) > 29[5,6,9,7,2]+10[10]+31 > 70
神渡 ヒサメ :
ラウンド中ガード値-6、重圧付与
GM :
こわっ
GM :
ブルートザオガーは戦闘不能。ジャックフレイムはまだ耐えます
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 侵蝕率 : 50 → 66
神渡 ヒサメ :
「最初から全力で。」
誰よりも真っ先に動く。
そもそも彼女に必要な動作は少ない。
神渡 ヒサメ :
左手の革手袋を脱ぎ捨て、左の人差し指と中指を掴む。
ぐっ、と力を軽く込めると、6本の骨が右の掌に転がる。
氷霧を漂わせるソレを握り込む。
また掌を開くと、現れるのは6本の白いダーツ。
神渡 ヒサメ :
器用に右手で残りのダーツを保持しながら、半身の美しい姿勢で一動作で2本ずつ連投する。
ビッ。ビッ。ビッ。
素早く三度、風を裂いた音がする。
神渡 ヒサメ :
一人につき三本のダーツが、首と腋と足の付け根を狙って突き刺さる。
神渡 ヒサメ :
突き刺さった途端、びきびきと音を立ててダーツから霜が走る。
違和感に気づいて引き抜こうとしても、ダーツは抜けない。
"かえし"がついているのだ。
ジャックフレイム :
「……っ!うお、なんだこれ!」 ダーツを掴み、引き抜こうとするが全く動かない
神渡 ヒサメ :
「無駄だ。引き抜くことは出来ない。」
「──投降せよ。互いの苦痛は最小限に。」
神渡 ヒサメ :
「尤も、既に骨身に凍みたようだが。そちらの彼には。」
神渡 ヒサメ :
"ジャックフレイム"が振り返ると、すでに"ブルートザオガー"の身体は霜に覆われ、体温を奪われきって動けなくなっていた。
血液を真っ先に消費した彼には、体温を維持できなかったのだ。
ブルートザオガー :
「……悪い、ジャックフレイム。これ以上は動けそうにない」 低下した体温に苦しみながら、膝を突く
ジャックフレイム :
「あーあ、言わんこっちゃねえ!!」
ジャックフレイム :
「でもなあ、まだ俺は動ける。だから諦めるには早すぎるってもんだぜ……お姉さん!!」
神渡 ヒサメ :
「威勢がいい。他に向けていればより良かったのだが。」
アスクレピオス :
「……おお、一撃で仕留めてしまうとは、流石は《ソムヌスの枝》の"投げ凍てる骨矢"」
アスクレピオス :
「ウワサ以上じゃな、こりゃワシの出る幕はないかもしれん」感心して
神渡 ヒサメ :
「警戒を怠らず。まだ終わっていない。」
"ジャックフレイム"と、"ディアボロス"を見て。
誇り故に、春日がこの場で言葉を違えて仕掛けてはこないと予測はしているが、予測は予測だ。
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値09、鏡千明のメインプロセスです。行動をどうぞ。
鏡 千明 :
マイナーで赫き剣+クイックモーション+アサルトルーティン、武器を作成して装備します!
鏡 千明 :
クイックモーションで移動、ジャックフレイムにエンゲージ
鏡 千明 :
メジャーでコンセントレイト:ノイマン+コントロールソート:白兵+コンバットシステム:白兵で攻撃します!
GM :
了解です、命中判定どうぞ
system :
[ 鏡 千明 ] 侵蝕率 : 64 → 72
鏡 千明 :
11dx8+4(11DX8+4) > 10[1,1,2,4,5,5,5,5,6,8,8]+5[4,5]+4 > 19
鏡 千明 :
オイオイ!!
GM :
オイオイオイ、暴走状態じゃなければ避けれるわアイツ
GM :
でも当たるよ、ダメージどうぞ
鏡 千明 :
2d10+23(2D10+23) > 14[6,8]+23 > 37
鏡 千明 :
装甲無視とかはない!
GM :
なかった!
GM :
でもHPは95点なので戦闘不能になりますね。
鏡 千明 :
やった~~!!
GM :
ですが、ジャックフレイムはEロイス《苦痛のこだま》を使用。
Eロイス《苦痛のこだま》
タイミング:オートアクション
技能:意志 難易度:対決
対象:シーン(選択)射程:視界
衝動:吸血
効果:自身が打ち倒された際に受けた苦痛を増幅して周囲にも撒き散らすEロイス。
あなたが戦闘不能になった際に使用する。
あなたは対象と<意志>による対決を行なうこと。
あなたに敗北したキャラクターは1D点のHPダメージを受ける。
ひとりでもダメージを受けたキャラクターがいた場合、あなたは即座に戦闘不能から回復する。
その際、HPは[ダメージを受けたキャラクターの数×10]点にまで回復する。
GM :
対象はPC全員で、<意志>で対決します。
GM :
9dx+22(9DX10+22) > 10[3,5,5,5,7,8,9,10,10]+3[3,3]+22 > 35
GM :
達成値35と対決してください。
百雲モクモ :
3dx イシシだーよ(3DX10) > 10[5,8,10]+7[7] > 17
百雲モクモ :
頑張った
アスクレピオス :
4dx+1 医師(4DX10+1) > 6[3,4,5,6]+1 > 7
鏡 千明 :
7dx+1>=35(7DX10+1>=35) > 10[3,5,6,6,8,9,10]+7[7]+1 > 18 > 失敗
神渡 ヒサメ :
3dx 豪運来い!(3DX10) > 10[1,3,10]+3[3] > 13
GM :
来なかった、では良い出目もありましたが全員失敗
GM :
1D10 HPダメージ(1D10) > 8
GM :
全員に8点のHPダメージ
GM :
そしてジャックフレイムはHP40点で戦闘不能状態を回復します。
system :
[ アスクレピオス ] HP : 26 → 18
system :
[ 百雲モクモ ] HP : 24 → 16
system :
[ 鏡 千明 ] HP : 27 → 17
system :
[ 神渡 ヒサメ ] HP : 29 → 21
system :
[ 鏡 千明 ] 侵蝕率 : 72 → 79
鏡 千明 :
「さすがは先生だ……」 クライオダーツの威力を目の当たりにして
鏡 千明 :
「(でもあの余裕、まだ嫌な予感がする)」
鏡 千明 :
左腕をまくり、爪で思い切り掻き切る。
鏡 千明 :
「さて、そっちの傷はだいぶ深いみたいだけど、手加減はしない」
鏡 千明 :
「私にも負けられない理由があるから……!」
鏡 千明 :
細い円錐状に指先から流れ落ちる血は一瞬で凝固し、レイピアのような形状に変化する。
鏡 千明 :
フェンシングのような構えで、切っ先を"ジャックフレイム"に向けると、そのまま迷いなく一直線に敵陣へ駆ける!
鏡 千明 :
「苦しまないように、一撃で決める!!」
鏡 千明 :
一気に懐へ飛び込み、レイピアは胸を貫く!
ジャックフレイム :
「ぐっ……!?」
GM :
ジャックフレイムの傷口から血が噴き出す。
鏡 千明 :
「やったか――!」純白のシャツが返り血に染まる。
GM :
完全に致命傷、オーヴァードであってもこれ以上動けば命に関わる程の傷。
GM :
だが、ジャックフレイムは胸に突き刺さったままのレイピアを、手で"掴んだ"。
鏡 千明 :
「……!」
ジャックフレイム :
「……投降しろだとか、出る幕がないだとか、苦しまないように決めるだとかさぁ」
ジャックフレイム :
「あんたら……ちょっと……」
ジャックフレイム :
「俺達のこと、舐めすぎだぜ!!!」 一瞬、瞳がギラリと燃える
鏡 千明 :
「っ!!」
GM :
その瞬間。
ジャックフレイムが受けたのと同じ傷がキミ達全員に表れる。
ジャックフレイム :
「これで俺も、一応仲間のために戦ってっからなぁ~~~!もうちょっと踏ん張らせてもらうぜぇ!!」
GM :
その一方で、ジャックフレイムが受けた傷は癒えつつあった。
どのシンドロームにも属さない、不可解な力。
ジャックフレイムはヘラヘラと笑いながらレイピアを引き抜き、キミ達を見据える。
鏡 千明 :
「ぐ……ぁっ」 背中から血しぶきを飛ばして膝をつく。
百雲モクモ :
「カハッ!? な……なに、サプライズカウンターってワケ……?」 煙を吸い込んで傷の痛みを鎮静化させる
神渡 ヒサメ :
「ジャームか。この"痛みの反射"に先程の"血の影"。真っ当なレネゲイド能力ではない。」
胸から吹き出た血を凍らせつつ、これまでの経験に照らし合わせる。
アスクレピオス :
「うむ、やっぱりジャームは厄介じゃのぅ……」風穴の開いた胸元をまるで他人事のように見下ろす
鏡 千明 :
「やっかいな能力だ……!」
鏡 千明 :
「(でも、仲間のためってどういうことだ……?)」
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値09、ジャックフレイムのメインプロセス。
GM :
マイナーアクションで《リミテッドイモータル》。HPを10点回復。
メジャーアクションで《氷の塔》
対象はモクモ・氷雨・アスクレピオス。
GM :
9dx+18 命中判定(9DX10+18) > 10[2,3,4,4,5,5,7,9,10]+5[5]+18 > 33
GM :
達成値33!リアクションどうぞ。ドッジの場合そのまま振って行って大丈夫です
アスクレピオス :
1dx 回避なのじゃ(1DX10) > 10[10]+9[9] > 19
アスクレピオス :
うむ、友人のバフがなければ回避できていたのう
百雲モクモ :
とりあえずドッジで抗ってみよう!
神渡 ヒサメ :
4dx かいひー(4DX10) > 9[1,8,8,9] > 9
百雲モクモ :
2dx+1 よいしょーっ(2DX10+1) > 7[5,7]+1 > 8
GM :
では全員命中、ダメージ行きます
GM :
4d10+15 装甲有効ダメージ(4D10+15) > 23[6,8,8,1]+15 > 38
GM :
リザレクトする人は宣言お願いします
百雲モクモ :
死ぬ!リザします!
神渡 ヒサメ :
死!リザレクトします
アスクレピオス :
戦闘不能でリザレクトじゃ
百雲モクモ :
1d10(1D10) > 5
system :
[ 百雲モクモ ] HP : 16 → 5
system :
[ 百雲モクモ ] 侵蝕率 : 60 → 65
神渡 ヒサメ :
1d10(1D10) > 6
system :
[ 神渡 ヒサメ ] HP : 21 → 6
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 侵蝕率 : 66 → 72
アスクレピオス :
1d10(1D10) > 1
system :
[ アスクレピオス ] HP : 18 → 1
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 58 → 59
GM :
ジャックフレイムが右手で指鉄砲の構えを取ると、人差し指に炎が集中していく。
サラマンダーシンドローム。それもオーソドックスな炎熱操作だ。
ジャックフレイム :
「あん?俺がジャームだって?面白いこと言うね~」
ジャックフレイム :
「とりあえず、これが終わったら眼科にでも行くことをおすすめするぜ!!」
GM :
バン!という掛け声と共に、指先から球体状に固まった炎が発射。
炎の弾丸が散弾銃のように弾け、三人の体を撃ち貫く!
鏡 千明 :
「! みんな……!」
百雲モクモ :
「ぐぅ……ッ!? も、耄碌するにはまだまだ若いんデスけど……っ!」
神渡 ヒサメ :
「今、何と?──っ。」
問いただす間もなく、炎が直撃する。
肉と凍てついた骨が溶かされ、煙を上げる。
アスクレピオス :
「む……」炎弾が命中した右腕が弾け飛び、燃え落ちる。
アスクレピオス :
その右腕にはヒトの血肉は通っていない。ヒトを模造したモノ、即ち"木製人形"のそれだった。
アスクレピオス :
「(ジャームではない、と来たか……単なる妄言か、あるいは……)」思考しながら落ちた右腕を拾い上げ、くっつける。
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値08、アスクレピオスのメインプロセスです。行動をどうぞ。
アスクレピオス :
マイナーアクションで1m前方に戦闘移動
アスクレピオス :
コンセントレイト+ダンシングシミター! 対象はジャックフレイム!!
GM :
了解です、命中どうぞ
アスクレピオス :
8dx8+7 命中判定(8DX8+7) > 10[1,7,8,8,8,9,9,10]+10[2,4,5,5,8,10]+6[4,6]+7 > 33
GM :
暴走中なので当たります、ダメージをどうぞ
アスクレピオス :
4d10+6 装甲有効ダメージ(4D10+6) > 28[8,7,5,8]+6 > 34
GM :
ジャックフレイムのHPは現在50点、装甲値はないので残り16点!
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 59 → 64
アスクレピオス :
腰の鞄から、アンティークドールを取り出す。
アスクレピオス :
剣を携えたモノと槍を携えたモノが一体ずつ。二体の人形は、姉妹のようにそっくりだった。
アスクレピオス :
金髪碧眼の童女を模した躯体。金糸の刺繍を施した黒い衣装。
アスクレピオス :
戦場には似合わないそれが、アスクレピオスの武器だった。
アスクレピオス :
「戦闘は苦手なのじゃが、いたしかたない」
アスクレピオス :
────オーヴァードの主戦場は、市街地での白兵戦。
アスクレピオス :
必然、敵前で隙だらけの長い儀式を執り行う余地などない。
アスクレピオス :
故に、魔法つかいの戦闘には、短い『呪文』が用いられる。
アスクレピオス :
「ψυχήν διαιρεῖν」
アスクレピオス :
呪文の詠唱。
アスクレピオス :
それはエフェクトを効率よく行使する自己暗示であり、言霊によって世界に働きかけるコマンド。
アスクレピオス :
一節を呟いた途端、大気が震えた。
アスクレピオス :
詠唱した古魔導士のだぼついた服の袖がもぞもぞと蠢くと、そこから二匹の"黒い蛇"が這い出し、
アスクレピオス :
その両手にあった、アンティークドールの中へ消えていく。
アスクレピオス :
「────μυστήρια πράττω」
アスクレピオス :
追加の詠唱。
アスクレピオス :
同時、アスクレピオスは持っていた人形から手を放す。
アスクレピオス :
当然、そこそこ重い剣や槍を携えていた二体の人形は、前傾姿勢で自由落下。そのまま地面に衝突するはずだった。
アスクレピオス :
……だが、アンティークドールは地面に落下する寸前、急ブレーキをかけたようにぴたりと停止。
アスクレピオス :
次の瞬間、いきなり何かに弾きだされたような勢いで、敵の方へブッ飛んだ。
アスクレピオス :
その勢いのまま、人形の姉妹は動き出す。
アスクレピオス :
ほぼ突進に近い動きで、園芸用ナイフほどの大剣と大槍を相手に突き立てる。
アスクレピオス :
いきなり重力の方向が変わったようなデタラメな動き。
アスクレピオス :
無論、バロール能力を持っていないアスクレピオスは、重力操作など行なっていないし出来ない。
アスクレピオス :
────此れは霊魂の取り扱いに特化した操霊術師の魔法。
アスクレピオス :
『己の魂の一部を"黒い蛇"に変換して、対象に憑依する能力』によるアンティークドールの『憑依と操作』だった。
ジャックフレイム :
「ぐぉ……っ」 突き刺さる刃に体を裂かれながらも、後ろに跳んで更なる追撃を避ける
ジャックフレイム :
「本体も人形も、かわいい顔して中々やることがすげえな……!」 傷口を庇いながら笑う
アスクレピオス :
「おお、ワシの可愛さが分かるとは、見る目だけはあるようじゃな」
アスクレピオス :
「相手がFHでなければ、もう少しお喋りに興じて良かったんじゃが」
アスクレピオス :
「……そろそろ潮時かの?」人形を手元に戻し、背後のモクモちゃんを見る
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値04、百雲モクモのメインプロセスです。行動をどうぞ。
百雲モクモ :
マイナーで《猛毒の雫》。メジャーは錯覚の香り+絶対の恐怖+CR:ソラリス!
百雲モクモ :
ターゲットはジャックフレイムくん!
GM :
了解です、命中判定どうぞ
百雲モクモ :
9dx(9DX7) > 10[1,1,2,3,4,6,6,8,9]+10[6,9]+10[8]+10[7]+10[8]+4[4] > 54
百雲モクモ :
なんかすげぇな
GM :
うおでっか、達成値デッカ、松尾芭蕉
GM :
暴走状態なのでリアクションはありません、ダメージどうぞ
百雲モクモ :
6d10+2 装甲無視。邪毒ランク5を付与。(6D10+2) > 33[5,8,9,6,2,3]+2 > 35
GM :
残り16、なのでオーバーキル!戦闘不能になります
GM :
もう特に蘇生などはありません。戦闘終了になります。
GM :
終了直後にイベントがあるけど、まずは演出の方どうぞ
system :
[ 百雲モクモ ] 侵蝕率 : 65 → 74
百雲モクモ :
「じゃ、期待通り────幕引きと行くっしょ」
百雲モクモ :
足元に揺蕩っていた煙が立ち上り、ジャックフレイムを覆う。不思議と煙たくは思わないが、微かな違和感を覚えた。
百雲モクモ :
────その感覚には覚えがある。なにせその正体はついさっき氷雨や千明、アスクレピオスが与えたダメージの痛み。それがゆっくりと再燃し、蝕むようにジャックフレイムの全身を覆っていく。
ジャックフレイム :
「……っ!?これは……」 目を見開いて自分の体を見下ろす
百雲モクモ :
「刻まれし傷は有耶無耶。されどその事実、煙に巻かれることは無し……」
百雲モクモ :
モクモの声が反響し、途切れる。すると蝕んでいた痛みが"一瞬だけ"脳が許容できないレベルの激痛へと置換されて、ジャックフレイムの意識を狩り取った。
ジャックフレイム :
「ぐあああッ!!く、くそ……っ」
ブルートザオガー :
「ジャックフレイム……!!」
GM :
ジャックフレイムは頭を抑えながら苦しみ、その場に倒れ伏す。
GM :
これ以上は立ち上がってこない。さっきのような異様な能力を使う気配もなかった。
春日恭二 :
「くっ……やはりお前達だけでは倒すまでは難しかったか……!」
春日恭二 :
「だが、目的は果たした!よくやった、ジャックフレイム、ブルートザオガー!撤退するぞ!!」
鏡 千明 :
「ッ、待て!」 聞かなければいけないことが山ほどある。傷口を手で塞ぎながら立ち上がって、手を伸ばす
百雲モクモ :
「目的……? あ、ちょっ、逃げんなし!!」 その言葉に違和感を感じて訝しむ
GM :
春日は素早くジャックフレイムとブルートザオガーに接近、二人の体を両脇に抱える。
そして、《瞬間退場》と《瞬間退場Ⅱ》を使用。
校舎の壁を駆け上がってその場から全力で逃走し、シーンから退場する。
GM :
そして同時に、キミ達は背後に気配を感じる。
振り返ると、そこには────
月城優花 :
「…………」
GM :
通り魔事件の犯人、"ファントムビースト"────月城優花がいた。
優花は獣化した片腕で、気を失っている菜乃を掴んでいる。
百雲モクモ :
「菜乃ちゃん!? 月城優花……っ、アンタは……!」
鏡 千明 :
「っ……な、――」 突然の邂逅。そして菜乃から目を離してしまったことにようやく気付く。
神渡 ヒサメ :
「止まれ! そちらが本命か!」
神渡 ヒサメ :
すぐに月城の足元を狙ってダーツを投げる。
日南がいる以上、あまり無茶な場所は狙えない。
GM :
優花はもう片方の腕を振り、突風を起こしてダーツの軌道を逸らす。
戦闘直後で疲弊した攻撃なら、この程度で充分だと。
GM :
優花は《瞬間退場》と《瞬間退場Ⅱ》を使用。
バロールの空間転移を使い、菜乃を連れて一瞬で姿を消す。シーンから退場します。
百雲モクモ :
「菜乃、菜乃っ!! く、一体どこへ……っ!?」 優花の立っていた場所まで駆けて、無駄だとわかっていながら周りを見渡す
鏡 千明 :
「完全に、向こうの作戦通りにやられた……」 膝をつく
神渡 ヒサメ :
「………逃がしたか。」
苦い顔をする。いかにも春日のやりそうな事を見抜けなかった。
アスクレピオス :
「ナノちゃんの保護に失敗……しくじったな、これほどの戦力を投入するとは思わなんだ……」
アスクレピオス :
「じゃがしかし、FHの目的が本当に"ナノちゃんの誘拐"にあったとは……イヤな予感ばっかり当たりおる……」
鏡 千明 :
「……優花」 謎は謎のまま。敵の作戦だけが進行していく。
百雲モクモ :
「そこまでして菜乃を……っ、友達だからじゃなくて。FHの作戦の一部として利用するってこと……!?」無念さから近くの壁に拳を突き立てて
アスクレピオス :
「それは分からん、ユウカちゃんがFHに協力する交換条件として"ナノちゃんの誘拐"を提示したのかもしれん」
アスクレピオス :
「……確かなのは、ここにいても我々に出来ることはない、ということだけじゃよ」
神渡 ヒサメ :
「……同感だ。ただちに報告し、次の作戦を立てる事。今の俺たちに出来るのは。」
鏡 千明 :
「……はい。相手も戦力を消耗してる。立て直す前に次の手を……」
百雲モクモ :
「……了解だし。まだ、最悪な結末になるとは決まって無いし……」 シーシャを一度吸って、平静を取り戻そうとしている
GM :
ではキミ達はこの場を後にし、一旦支部へと戻ることにする……といったところでシーン終了。
GM :
ロイスの取得と感情変更が可能です。
アスクレピオス :
日南菜乃に庇護/不安のN表でロイスを取得しますの!
system :
[ アスクレピオス ] ロイス : 4 → 5
百雲モクモ :
日南菜乃の感情を信頼から庇護に変えます!
神渡 ヒサメ :
春日への感情を感服/脅威のNへ!やってくれたな!
GM :
ククク…では次のシーンへ
Scene10 葉月真紀の調査
GM :
UGN支部に戻って来るシーンになります。登場は全員。
全員、登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
1d10+79(1D10+79) > 4[4]+79 > 83
百雲モクモ :
1d10+76(1D10+76) > 6[6]+76 > 82
神渡 ヒサメ :
1d10+72(1D10+72) > 2[2]+72 > 74
アスクレピオス :
1d10+64(1D10+64) > 3[3]+64 > 67
清月女学院 図書館 UGN支部
GM :
下校時間は過ぎ、外も暗くなってきた頃。
キミ達が支部に戻ってしばらくすると、葉月が帰って来る。
葉月真紀 :
「たっだいま~。そっちは上手くいった?」
アスクレピオス :
「…………この顔で察してくれ」どよーん
神渡 ヒサメ :
「ダメだ。してやられた。」
百雲モクモ :
「やられたし……陽動にまんまと引っかかったし……」
鏡 千明 :
「菜乃が……連れ去られちゃった……」
葉月真紀 :
「え、マジか……。やっぱり、ディアボロスと優花さんに?」
アスクレピオス :
「あとユウカちゃんと同じ"銀のペンダント"を身に着けたFHの戦闘員が二人じゃな」
葉月真紀 :
「銀のペンダントか……」
葉月真紀 :
「もしかしたら他にもいるんじゃないかなって思ったら、やっぱりそうだったのね」
鏡 千明 :
「あのペンダント、いったいなんなんだろう……」
アスクレピオス :
「落としていってくれたら、解析も出来たんじゃがな~……」
神渡 ヒサメ :
「語れ、葉月司書。何か掴んでいるようだが。」
百雲モクモ :
「なーんか男子2人も意味ありげなこと言いかけてたし……」
葉月真紀 :
「……そうね。皆落ち込んでるし、ここは良い情報でも語って元気出してもらいましょう」
鏡 千明 :
「良い情報……って?」
葉月真紀 :
「知り合いのエージェントをちょっと頼って、調べてきたわ」
葉月真紀 :
「あの銀色のペンダントと、ディアボロスが持ってたっていう装置についてね」
アスクレピオス :
「おお、流石はマキちゃん!優秀じゃの!!」
葉月真紀 :
「ふふっ、まあね~」
鏡 千明 :
「! ほんとに……!?」 机から身を乗り出して
葉月真紀 :
「うん。よく聞いてね……」 そう言って、葉月は情報を共有する
◆衝動発生装置について
特殊な化学物質によってオーヴァードの衝動を掻き立て、増幅する装置。
見た目は銀色のペンダントに偽装されている。
このアイテムを所持しているキャラクターは、コントローラーを持つ者にある程度の意志を奪われ、操られてしまう。
衝動発生装置を取り外しても、体内に残留する化学物質が消えるまで(具体的にはそのシーンが終了するまで)効果が持続する。
そのため、この装置から解放するためにはコントローラー本体を破壊する必要がある。
このアイテムを所持している間、そのキャラクターは常に暴走状態となり、ジャームでなくてもEロイスを取得することが可能になる。
葉月真紀 :
「────つまり、これは相手を疑似的なジャームに変えて、ある程度操ることが出来るやばい装置ってわけ」
アスクレピオス :
「なるほど、それで最初から暴走しておったんじゃな」
神渡 ヒサメ :
「感謝する。一つ謎が解けた。」
葉月真紀 :
「皆が先に調べてくれた情報のおかげよ」
百雲モクモ :
「や、やば~……てか体への負担とかもヤバそうだし……」
鏡 千明 :
「……!! こんなものを使われたままじゃ……身体が持たないよ!」
神渡 ヒサメ :
「野放しには出来ないな。日南嬢の為にも、月城嬢の為にも、"ジャックフレイム"と"ブルートザオガー"の為にも。」
葉月真紀 :
「そうね。これをずっと使われていたら、きっといずれ本当にジャーム化するわ」
葉月真紀 :
「でも今はまだジャームじゃないはず。それにこの装置は、相手を完全に操れるわけじゃない」
葉月真紀 :
「だから、ちゃんとしっかり話せば……説得して戦闘を避けれる可能性もあると思うんだけど……」
葉月真紀 :
「……どう?千明。出来そう?」
鏡 千明 :
「……」
鏡 千明 :
「やるよ。私にしかできない」 覚悟を決めて、短く答える。
葉月真紀 :
「そう。じゃあ、任せて大丈夫そうね」 小さく笑う
アスクレピオス :
「うむ、よう言うた! いつでも事件の幕を引くのは探偵の役割という訳じゃ!!」
アスクレピオス :
「気張れよ、名探偵殿!!」
鏡 千明 :
「ここまでみんなを危険に晒しておいて、名探偵も何もないと思うけど……」
鏡 千明 :
「ありがとう、蛇崩先生」 ぎこちなく笑って
アスクレピオス :
「フッ、礼には及ばん」
アスクレピオス :
「……後でデートしてくれるならな」この期に及んで余計なことを言う
神渡 ヒサメ :
「見直した所だったのだが。」
百雲モクモ :
「もー! 途中までイイ感じだったのにま~た悪い癖が出てるしっ!」
鏡 千明 :
「……」無言で手の甲でツッコミを入れる
神渡 ヒサメ :
「ともあれ、説得は鏡嬢に任せる。他ならぬ友人ならば。俺たち大人が何も出来ないのは歯痒いが。」
アスクレピオス :
「いつでも時代を動かすのは若人、ということじゃよ」
アスクレピオス :
「ワシら大人は、見守って支えるコトとしよう」
百雲モクモ :
「私も、同級生としてできる事なら手伝うし?」 両指でピースして
鏡 千明 :
「ありがとう……」
鏡 千明 :
「何かあったときのバックアップは、お願いします」
神渡 ヒサメ :
「無論だ。全力を尽くす、貴女たちが全て取り戻せるよう。」
百雲モクモ :
「お任せあれっ! だし!」
鏡 千明 :
「(取り戻す……今度こそ、絶対に)」 小さくうなずく
葉月真紀 :
「……じゃあ、最後にもう一つだけ。何かあった時の話をしましょうか」
葉月真紀 :
「説得が失敗するか、何かトラブルが起きて上手く行かなかった場合……つまり、優花さんと戦わざるを得なくなった場合なんだけど」
葉月真紀 :
「もしあなた達が出来るなら、優花さんは無視して、ディアボロスが持つコントローラーを破壊することに集中して戦った方が良いと思うの」
葉月真紀 :
「第一に、とにかくコントローラーさえ壊せば優花さんは解放出来る」
葉月真紀 :
「第二に、衝動発生装置はまだちょっと謎が多いの。時間が足りなくて、全ては調べきれなかった」
葉月真紀 :
「だからこの装置を使われ過ぎて、侵蝕率が上がり切った優花さんが戦闘不能になる程のダメージを受けた時……彼女がどうなるか保証出来ない」
葉月真紀 :
「それと、何より……大事な後輩を傷つけたくないでしょ?千明は」
鏡 千明 :
「……」 短く頷く
葉月真紀 :
「よね。良い先輩だわ」 笑いかける
鏡 千明 :
「……私は、いつも詰めが甘いんだ」
鏡 千明 :
「今回も、彼女の寂しさに気づいてあげられなかった」
鏡 千明 :
「だから、次は間違えない」
鏡 千明 :
ぎゅっと手を力強く握る。
GM :
葉月はそれを安心した目で見る。
アスクレピオス :
「例え間違えようとも、素直に悔い改め、信じた道を進むか……」
アスクレピオス :
「眩しいのう、お主らの若さが羨ましい限りじゃ……」呟いて
鏡 千明 :
「何ジジ臭いこと言ってんの」 呆れたように
アスクレピオス :
「ふっ、そうじゃな、少し感傷すぎたかの」
アスクレピオス :
「そもそも、皆がジジ扱いするからじゃぞ」ひとのせいにする
葉月真紀 :
「都合悪い時は自分でジジ扱いするくせに……」 呆れて
百雲モクモ :
「口調からしてジジ臭いし、てか本家のおじいちゃんみをたまにアスピからも感じるし」 うんうん頷いて
アスクレピオス :
「こんなにキュートなのにおかしいの……、いや、今はちょっと右腕がガングロギャルもかくやという丸焦げ状態じゃがな……」
葉月真紀 :
「はいはい……。それじゃ、治すなり何なりしたらどう?あんまり時間もないんだから」
アスクレピオス :
「そうじゃな、出来るかぎりの備えはしておこうか」
アスクレピオス :
「チアキちゃんも、後輩とのデートに向かうには、いささか恰好が乱れすぎておるようじゃ」
アスクレピオス :
「……さ、近う寄れ、直してやろう」
鏡 千明 :
「ああ……これね」 血まみれのシャツを指さし
鏡 千明 :
「本当に直せるの?」
アスクレピオス :
「ふっ、ワシを誰だと思っておる?」
アスクレピオス :
「……あ、スケベジジイとしか思ってない?」
鏡 千明 :
「うん」
アスクレピオス :
「…………ぇ、ちょっとした冗談のつもりじゃったのに、決戦前でこの評価なの!? ワシ、泣いていい!?」
鏡 千明 :
「うそうそ。頼りにしてるって」 笑って
アスクレピオス :
「むう、真顔で言われると分かりづらいんじゃ」
アスクレピオス :
「ワシにハグしないと回復できない! と言いたいところじゃが、時間も惜しいからすぐ済ませるぞ?」
鏡 千明 :
「うん、お願い」
アスクレピオス :
千明ちゃんに《アスクレピオスの杖》を使用! 回復じゃ!!
アスクレピオス :
17+1d10+8(17+1D10+8) > 17+5[5]+8 > 30
アスクレピオス :
うむ、全回復じゃな
鏡 千明 :
すごくね!?ありがてえぜ!
system :
[ 鏡 千明 ] HP : 17 → 27
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 67 → 69
アスクレピオス :
続いて2回、ヒサメちゃんに使用じゃ!
アスクレピオス :
6+2d10+14(6+2D10+14) > 6+12[7,5]+14 > 32
アスクレピオス :
うむ、こちらも全回復
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 69 → 73
system :
[ 神渡 ヒサメ ] HP : 6 → 29
アスクレピオス :
更に2回、モクモちゃんに使用じゃ!!
アスクレピオス :
5+2d10+16(5+2D10+16) > 5+16[6,10]+16 > 37
アスクレピオス :
よゆうの全回復じゃ!
百雲モクモ :
やったー!おじいちゃん大好き~(孫面)
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 73 → 77
system :
[ 百雲モクモ ] HP : 5 → 24
アスクレピオス :
かわいい孫ができたのじゃ
アスクレピオス :
最後に自分を3回、回復するのじゃ
アスクレピオス :
1+3d10+21(1+3D10+21) > 1+19[1,8,10]+21 > 41
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 77 → 83
system :
[ アスクレピオス ] HP : 1 → 26
アスクレピオス :
うむ、全員を完全に回復できたな?まさかの"アスクレピオス"の面目躍如じゃ
鏡 千明 :
ちゃんと医者してるよ
百雲モクモ :
流石医神
アスクレピオス :
ではついでにジェネシフトしておくのじゃ、クライマックスに120%に行っておきたい
GM :
了解了解
アスクレピオス :
3d10+83 ジェネシフト(3D10+83) > 13[5,1,7]+83 > 96
アスクレピオス :
まあ、こんなもんじゃろ
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 83 → 96
アスクレピオス :
ワシの回復は以上じゃ!
GM :
了解ですじゃ
鏡 千明 :
「本当に直ってる」 少し驚いて
百雲モクモ :
「すっご、名医もかくやってレベルだし! てかほぼ完治?」
鏡 千明 :
「ありがとう。恰好くらいはしっかりしていかなきゃね」
神渡 ヒサメ :
「感謝を。これが理由か、霧谷さんが貴方を医神と呼んだのは。……少し羞恥があるな、俺が養護教諭に収まりつづけているのは。」
アスクレピオス :
「おお、褒められたら褒められたで、少し恥ずかしいのう」服に付着した血液単体に憑依と操作を行なうことで服の血抜きも済ませている
アスクレピオス :
「"アスクレピオス"を名乗ってるんじゃし、必要最低限の治癒魔法よ」でも魔法が使えたところで、現代医学はからっきしじゃから、ワシに養護教諭は務まらんよ、と励まし
アスクレピオス :
「……とはいえ、今のホワイトハンドはワシより上手く治すと思うが」
GM :
ではそうして治療を済ませたところで、購入判定に移りましょう。
GM :
何か購入したい人はアイテム名と目標値を宣言して振って行ってください。成功したら支部にあります。
鏡 千明 :
木刀を探すぜ~!
鏡 千明 :
3dx>=5(3DX10>=5) > 10[4,10,10]+9[2,9] > 19 > 成功
鏡 千明 :
こんなときに限って出目がいいな!
GM :
あったよ、木刀が!
鏡 千明 :
でかした!
神渡 ヒサメ :
すごい服/10を!
神渡 ヒサメ :
3dx+1>=10(3DX10+1>=10) > 8[6,6,8]+1 > 9 > 失敗
神渡 ヒサメ :
財産点1使ってよいか!
GM :
いいよー
神渡 ヒサメ :
やったー!では成功です
【すごい服】
ドッジ:-,行動:-,装甲値:1
装備中の〈交渉〉判定の達成値+2
通常ルルブ2p189
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 財産点 : 3 → 2
GM :
効果も書いてくれていた、助かる
アスクレピオス :
最後のUGN戦闘服チャレンジしようかの!
アスクレピオス :
4dx+1 目標18(4DX10+1) > 8[2,4,5,8]+1 > 9
アスクレピオス :
うむ、無理!
GM :
なかったよ!
GM :
モクモちゃんは何かあるかな
百雲モクモ :
それじゃアスピに続いて戦闘服狙ってみるか!
百雲モクモ :
8dx 目標18(8DX10) > 5[1,1,2,2,4,4,5,5] > 5
百雲モクモ :
しょぼぼ
GM :
元気出して
神渡 ヒサメ :
すごい服は千明ちゃんに渡しておきます!
一旦宣言だけ
GM :
了解ですー
鏡 千明 :
装備します!
GM :
ここで装備していった!
神渡 ヒサメ :
少し逡巡する様子を見せた後、支部のクローゼットを漁る。
「こちらへ、鏡嬢。」
鏡 千明 :
「?」 呼ばれて近づく
神渡 ヒサメ :
「これを着ていくといい。血は抜けたとはいえ、一世一代の話し合いにその服は痛み過ぎている。」
スーツ一式を手渡す。
鏡 千明 :
「ん、確かに」
神渡 ヒサメ :
「貴女には丁度良いサイズだ。調節機能もある。」
自分用に買ったものの、小さかったようだ。
鏡 千明 :
「無駄にならなかったならよかったけど」
鏡 千明 :
「ちょっと背伸びしすぎじゃないかな」 鹿追帽と合わせてオールドスタイルの探偵のような恰好
神渡 ヒサメ :
「良く似合っている。装いは背伸びするくらいで良い。」
普段のヒサメらしからぬ趣味に走った言葉。
鏡 千明 :
「ん、この格好に負けないように頑張ります」
神渡 ヒサメ :
「その意気だ。」
GM :
では、そうしてキミ達が準備を終えた辺りで、
GM :
突然、千明の携帯電話がメッセージの着信を告げる。
GM :
画面を見れば、送信者は月城優花。
メッセージの内容はこうだ。
「菜乃ちゃんと一緒に、高等部校舎の屋上で待っています」
鏡 千明 :
「……呼び出しだ」 メッセージを見て、血相を変える
葉月真紀 :
「優花さんから?」
鏡 千明 :
「うん、屋上で待ってるって」
葉月真紀 :
「そう……捜す手間が省けたわね。みんな、もう行ける?」
神渡 ヒサメ :
「問題ない。」
鏡 千明 :
「いつでも、覚悟はできてる」
百雲モクモ :
「準備万端っ、いつでも菜乃ちゃん救出に行けるっしょ」
アスクレピオス :
「うむ、みな心配なさそうじゃな」前向きな表情を見て
葉月真紀 :
「そうみたいね」
葉月真紀 :
「……私は戦えないから、みんなに任せることしか出来ないけど」
葉月真紀 :
「上手くいくように祈りながら、ここで待っているわ。……無事に帰ってきてね」
鏡 千明 :
「うん」
鏡 千明 :
「二人と一緒に、必ず戻ります」
百雲モクモ :
「ん、今度こそ持ち帰るのは吉報だしっ」
アスクレピオス :
「……そうじゃな」グッと拳を握り直し
神渡 ヒサメ :
「請け負った。必ず元通りに、生徒たちの日常を。」
アスクレピオス :
「……じゃが、ひとつ勘違いしておるようじゃなマキちゃん」
アスクレピオス :
「銀のペンダントの謎を暴いてくれたのは、お主じゃろう」
アスクレピオス :
「そのヒントがなければ、何も知らぬ我らは月城優花の命を危険に晒してしまうかもしれなかった」
アスクレピオス :
「……ほれ、十分に共に戦ってくれておるではないか?情報戦も戦闘の内じゃよ?」
アスクレピオス :
「お主は戦えないから待つしかないのではない、後は我々の仕事、というだけじゃ」
葉月真紀 :
「アスクレピオス……」
アスクレピオス :
「ああ、それから『祈るしかない』というのも間違いじゃな」
アスクレピオス :
「……待っている間、お主には『依頼達成後にワシと行くデートのプランを考える』という大切な大切な仕事が残っておるでの!!」いつものようにおどけてみせる
葉月真紀 :
「……ふふっ」
葉月真紀 :
「おっけー。ちょっと気分良くなったから考えとくわ。じゃあ、無事に帰ってきてくれたらデートしましょうか」 笑顔で
アスクレピオス :
「おお…!? 俄然、燃えてきたのじゃ…!! 絶対に負けられない理由が出来たの…!!」
葉月真紀 :
「それはなにより」 くすくす笑って
鏡 千明 :
「よかったね、先生」 微笑んで
アスクレピオス :
「うむ!」満面の笑み
アスクレピオス :
「では、ワシらの日常を守るために……いざ行くとしようか……!!」
鏡 千明 :
「ん、行こう」
百雲モクモ :
「ラジャー!」
神渡 ヒサメ :
「了解だ。」
GM :
では、キミ達は葉月に見送られて出発する……というところでシーン終了。
GM :
ロイスの取得と感情変更が可能です。
鏡 千明 :
最後のロイスは……迷ったけど春日恭二に取ります! 親近感/〇敵愾心で!
鏡 千明 :
そして月城優花をSロイスに変更!
system :
[ 鏡 千明 ] ロイス : 5 → 6
百雲モクモ :
アスクレピオスに「〇感服/厭気」で取得!
百雲モクモ :
自分は日南菜乃をSロイスに変更するZE!
system :
[ 百雲モクモ ] ロイス : 5 → 6
神渡 ヒサメ :
鏡千明に信頼/憐憫のP
百雲モクモに連帯感/不安のP!
あと春日のロイスをSにします
system :
[ 神渡 ヒサメ ] ロイス : 4 → 6
アスクレピオス :
百雲モクモに懐旧/不安のN表でロイスを取得! 病人を見ると心がザワつく医師🐍
アスクレピオス :
鏡千明のロイスを懐旧/疎外感のP表から、憧憬/不安のP表に変更! 希望を持ちつづける若人への羨望と不安🐍
アスクレピオス :
Sロイスはマキちゃんで!! 絶対にデートするぞ!!!!!!
system :
[ アスクレピオス ] ロイス : 5 → 6
GM :
ロイスの取得、Sロイスの指定共に全て了解です。
GM :
では次のシーンへ
Scene11 優しい花の少女
GM :
ミドルフェイズ最後のシーンになります。
登場は鏡千明。
登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
1d10+83(1D10+83) > 1[1]+83 > 84
GM :
────これは二週間以上前の出来事。
夏休みの終わり、連絡がつかなくなる前の月城優花と会った時の記憶だ。
新月市 住宅街
GM :
夕方。
人気のない道を歩いていたキミは、一人の少女が蹲っている背中を見かける。
顔が見えなくても、キミはその少女がすぐに優花だと気付くことが出来る。
月城優花 :
「う……うぅ……」
GM :
優花は肩を小さく震えさせ、泣いているようだった。
鏡 千明 :
「……優花?」 異様な雰囲気を感じ取り、急いで駆け寄る
鏡 千明 :
「何かあった……? 優花」 不安を与えないよう、できるだけ柔らかい声をかける。
月城優花 :
「……!千明先輩……?」 顔を上げる
月城優花 :
「……この子が」
GM :
優花の腕には、一匹の仔犬が抱かれていた。
仔犬の体は血で赤く染まり、大きく開いた傷口から中身が見えてしまっている。
力無くぐったりと眠り、息もしていない。……もうすでに死んでいるのだろう。
鏡 千明 :
「あ……! その子……」 掛ける言葉を失う
月城優花 :
「…………」 仔犬の体に涙が落ちる
月城優花 :
「車が、来て……この子が、跳ねられて……っ」
鏡 千明 :
「……」
鏡 千明 :
「それは……残念だった……」 目を伏せて
鏡 千明 :
「……何もできないけど、弔ってあげよう」
鏡 千明 :
仔犬を自分に預けるよう促す。
月城優花 :
「……千明先輩。この子……あの……」
月城優花 :
「わたしのペットとかじゃ、ないんです」
鏡 千明 :
「うん。知ってる」
鏡 千明 :
「首輪がないもんね……」
月城優花 :
「はい……」
月城優花 :
「あの、だから……。昔、ネットで知ったんですけど……」
月城優花 :
「こういう時、自分のペットじゃないわんちゃんが外で死んでたら、自分達で弔っちゃうと……ダメで……」
月城優花 :
「勝手に埋めたら、虫さんが寄って来たり……しちゃうから……」
月城優花 :
「道路の緊急ダイヤル……?とかに、連絡すると……良いって……」
GM :
キミに仔犬を預けながら、そう伝える。
鏡 千明 :
「そっか……」
鏡 千明 :
「わかった。連絡するね」 器用に携帯を取り出し、瞬時にダイヤルを掛ける。
月城優花 :
「は、はい、おねがいします……」
GM :
キミは道路管理者に連絡。
場所や状況などを伝えると、すぐに業者が来て仔犬の死体は片付けられた。
新月市 公園
月城優花 :
「すみません、千明先輩……ご迷惑を、おかけして……」
GM :
キミは近くの公園に立ち寄り、優花と二人用のブランコに隣合わせに腰かけている。
いつの間にか日は沈んで、辺りは暗くなってしまっていた。
鏡 千明 :
「ううん。大丈夫」
鏡 千明 :
「……暗くなっちゃったし、家まで送っていくよ」 仕事柄、動物の死に出会うことは珍しくないが、やはり感傷的になる。明るい話題が浮かばない。
月城優花 :
「あ、ありがとうございます……」
月城優花 :
「…………」
月城優花 :
「あの、千明先輩……」
月城優花 :
「わたし、変だと思いませんか……?」
鏡 千明 :
「何で?」
月城優花 :
「野良犬が死んで、泣いちゃうなんて……。自分ちのペットでもないのに……初めて見たばかりで、別に懐かれてたわけでもないのに……」
鏡 千明 :
「全然、そんなことないと思う」 首を横に振る
月城優花 :
「……そうですかね」 表情を曇らせながら、優花は話し出す
月城優花 :
「でも、わたし、なんだか……昔からこうなんです」
月城優花 :
「人でも、動物でも……生きてるものが死んでしまうと、悲しくなってしまって……」
月城優花 :
「小さな虫なんかも、鬱陶しいって思っても……潰したりとか出来なくって……」
月城優花 :
「それだけじゃなくて、フィクションの中で誰かが死ぬところを見るのも、辛くなってしまうんです……ちゃんと作り物だって分かってるのに」
月城優花 :
「だからそのせいで、流行りの漫画とか映画とかも全然見れなくって……。大体の人と話が合わなくて……」
月城優花 :
「このことを言ったら、みんな変だって言うんです。……わたしも、そう思います」 ブランコの鎖を握りしめながら、目を伏せる
鏡 千明 :
「それは……ちょっと大変かもしれない」 昆虫駆除の依頼を受けたときを思い出す
鏡 千明 :
「でも、無理に変わらなくてもそのままでいいと思う」
月城優花 :
「……どうしてですか?」
鏡 千明 :
「別に話なんか合わせなくても、理解してくれる人と友達になればいい」
鏡 千明 :
「優花が気づいてないだけで、たぶん、わかってくれる人はいっぱいいると思う」
月城優花 :
「……そう、ですか?」 顔を上げる
月城優花 :
「そういえば、菜乃ちゃんだけは……変じゃないって、昔言ってくれたりも、したけれど……」 思い出して
鏡 千明 :
「(菜乃は……言いそうだな)」
鏡 千明 :
「学校の狭い社会の中だとなかなか見つけにくいかもしれないけど、そう言ってくれる人は絶対にいる。だから、心配しすぎなくて大丈夫」
月城優花 :
「……そうです、ね」
月城優花 :
「千明先輩のことも、見つけられましたし……ね」 今日初めて小さく笑みを見せる
鏡 千明 :
「……またまた」 照れるのを《かしずく歯車》で抑えながら
鏡 千明 :
「でも、私もちょっとそういうところあるから、案外似た者同士なのかもしれない」
月城優花 :
「……?そうなんですか……?全然、わたしなんかと似てないと思ってましたけど……」
鏡 千明 :
「私も事件とか、事故とかで人が傷つくと、その人のことを知らなくても悲しくなる」
鏡 千明 :
「だから、どうせ何かが起こるなら、私が代わりになってあげたい」
鏡 千明 :
「……な-んてね」 冗談めかして、ぎこちなく笑う
月城優花 :
「……千明先輩は、優しくて強い人ですね」
月城優花 :
「多分わたしは同じことを思っても、代わりになってあげたいなんて……怖くて思えません……」
月城優花 :
「ちょっとだけ、心配になっちゃう気もするけど……。千明先輩のそういうところ、わたし……好きですよ」 微笑みかける
鏡 千明 :
「……ありがとう」 ほんのりと、顔の血色が良くなった気がした。
月城優花 :
「はいっ」
月城優花 :
「…………」 キミの顔をじっと見て
月城優花 :
「あっ、いや、好きって言うのは……と、友達として!友達として、先輩としてって意味ですから……!!へ、変な意味とかじゃないですカラ……!!」 早口になって言い訳する
鏡 千明 :
「あ、うん、大丈夫……だから!」 動揺して要領を得ない返答
月城優花 :
「で、ですよね!ふへ……え、っへへ……」
月城優花 :
「か……かえり、ましょうか……?そろそろ……?」 目線を泳がせて
鏡 千明 :
「うん、送っていくね」 照れくさそうに目を伏せて
月城優花 :
「は……はい……!ありがとう、ございます……っ!」 こくこくと何度も頷いて、ブランコから立ち上がる
清月女学院 高等部校舎 階段
GM :
───時は現在。
キミは仲間達と共に屋上へと向かいながら、あの日の優花のことを思い出していた。
GM :
ここで、【精神】で判定をお願いします。目標値は8。
この判定に成功すると、千明はある確信を持つことが出来ます。
また、失敗しても《インスピレーション》を使用すれば自動成功にすることが可能とします。
鏡 千明 :
あった!インスピレーションの使いどころが!
GM :
あったよ!普通に成功すればないけど
鏡 千明 :
7dx>=8(7DX10>=8) > 10[1,3,5,6,7,10,10]+10[3,10]+8[8] > 28 > 成功
GM :
これは超探偵
鏡 千明 :
めっちゃ高い!
GM :
では、キミはあの日の思い出を踏まえて優花のことを考え、ある結論に至る。
GM :
優花が今まで襲撃したUGN関係者を殺さなかったのは、彼女の元来の性格によるもの。
生き物の死全てに強い拒否感を持つ優花の優しい心が、衝動発生装置で暴走してなお殺戮に抗っている。
どれほど正気を失ったとしても、ジャーム化でもしない限り優花が人を殺すことは無い───キミはそう確信を持つことが出来る。
鏡 千明 :
両親から受け継いだ頭脳をフル回転させる。
鏡 千明 :
ノイマンによる高速演算能力といっても、実のところ千明の力はどちらかといえば推理向きではない。戦うほうが得意だ。
鏡 千明 :
だから証言と証拠からわかることは半分。それが"Meisterdetektiv"には遠く及ばない今の"Geisterdetektiv"の辿りつける限界
鏡 千明 :
それでも、残り半分を彼女と通わせた"心"で理解する。
鏡 千明 :
自分が未熟ゆえに、優花に本当はしたくないことをさせ、危険に晒してしまった。
鏡 千明 :
覚悟を決め、掌に長い爪が食い込むほど強く握る。
GM :
シーン終了。
GM :
ロイスの感情変更が可能です
鏡 千明 :
感情を変えよう
鏡 千明 :
月城優花 好奇心/〇偏愛 から〇純愛/偏愛に変更します!
GM :
わぁい、了解です
GM :
では次のシーンへ
Scene12 存在しない獣
GM :
クライマックスフェイズになります。登場は全員。
全員、登場侵蝕のダイスをお願いします。
鏡 千明 :
1D10+84(1D10+84) > 8[8]+84 > 92
百雲モクモ :
1d10+82(1D10+82) > 2[2]+82 > 84
神渡 ヒサメ :
1d10+74(1D10+74) > 7[7]+74 > 81
アスクレピオス :
1d10+96(1D10+96) > 2[2]+96 > 98
清月女学院 高等部校舎 屋上
GM :
キミ達は階段を昇りきり、屋上へ続く扉を開く。
そこで待っていたのは、二人のオーヴァード。
月城優花 :
「待ってましたよ、千明先輩」
春日恭二 :
「来たか……UGN」
GM :
"ファントムビースト" 月城優花。
"ディアボロス" 春日恭二。
そして、彼らのすぐ傍には《ワーディング》の効果で気を失っている日南菜乃が倒れている。
鏡 千明 :
「約束通りに来たよ……優花」
百雲モクモ :
「……菜乃ちゃんに怪我とかさせてないでしょーね?」
GM :
菜乃には怪我一つありません。ワーディングで気絶してるところを見る限り、まだオーヴァードにも覚醒してはいない。
神渡 ヒサメ :
「貴方の新しい栄光を打ち砕きに来た、春日さん。……大変心苦しいのだが、すまない。俺たちにも譲れないモノがある故に。」
春日恭二 :
「敵にすまないなどと前置きするとは、つくづく変わった奴だ」
春日恭二 :
「だが戦うのは少し待ってもらおうか。話したいことがあるらしいからな」 優花を見て
アスクレピオス :
「……話か、願ってもない申し出じゃな」ナノちゃんの無事を確認して、優花ちゃんとの対話を千明ちゃんに一任する
神渡 ヒサメ :
「構わない、見届けよう。」
鏡 千明 :
「……」 言葉はいらない。一歩前に出る。
月城優花 :
「千明先輩」 こちらも一歩前に出て
月城優花 :
「UGNをやめて、わたし達FHの仲間になってください」
月城優花 :
「拒否するなら……菜乃ちゃんを殺します」
鏡 千明 :
「ならない」 はっきりと答える。
月城優花 :
「……そうですか。分かりました」
月城優花 :
「じゃあ、仕方ありませんね。菜乃ちゃんだけじゃなくて、千明先輩が大事にしている人達はこれから皆殺します」
鏡 千明 :
「私は探偵。そんなはったりは通用しない」
鏡 千明 :
「君に人は殺せない。今までも、これからも、ずっとそうだ」
月城優花 :
「……?はったりなんかじゃありませんよ。わたしは本気です」
月城優花 :
「先輩がもうUGNにつく必要がないように、日常を守る意味を無くしたらいいんですから」
月城優花 :
「それとも、もしかしてわたしのことを舐めてるんですか?わたしが何も出来ないダメな人間だって、まだ思っているんですか?」 千明を睨みつけて
鏡 千明 :
「違う」 首を横に振る
鏡 千明 :
「舐めているんじゃなくて、君を信じてるから」
鏡 千明 :
「あの日人知れず亡くなった仔犬のために立ち止まったその優しさが、誰よりも強いものだとわかっているから迷わないんだ」
月城優花 :
「優しさ……?そんな何の役にも立たないものが何だって言うんですか……」
月城優花 :
「……それに、千明先輩は勘違いしてます。わたし、本当は全然優しくなんてないんですよ」
鏡 千明 :
「……」 静かに聞いている
月城優花 :
「わたし、菜乃ちゃんとは親友みたいな顔して、ずっと傍にいましたけど……」
月城優花 :
「菜乃ちゃんのこと、本当は大嫌いだったんです」
月城優花 :
「菜乃ちゃんは明るくて、かわいくて、友達がいっぱいいて、勉強も運動も出来て、誰からも愛されて……わたしが持ってないものを全部持ってる……」
月城優花 :
「それがずっと羨ましくて、妬ましくて、いやだった。わたしも菜乃ちゃんみたいになりたかった。でも、そんなのどうやったって無理なんです。わたしは菜乃ちゃんと違って、何の取り柄もない……」
月城優花 :
「だから、オーヴァードの力に目覚めて、すぐに殺したいって思ったんです。もうこんな人、見たくもなかったから」
月城優花 :
「そんな……そんな、心の中でそんな醜いこと考えてるわたしが、優しい?」
月城優花 :
「そんなわけないじゃないですか……!!わたしは本当に、千明先輩を手に入れられるなら誰だって殺せます!!」
月城優花 :
「他の奴らを皆殺しにしなくちゃ振り向いてもらえない位、わたしはどうしようもなく無価値な奴なんですよ!!こんなわたしに優しさなんて、どこにあるっていうんですか……!!」 胸元を強く握りながら叫ぶ
鏡 千明 :
聞き届けて、深呼吸をしてから
鏡 千明 :
「やっと思ってたことを言ってくれたね」
鏡 千明 :
「でも菜乃のことが本当に嫌いな人は、きっとそういう風には言わない」
鏡 千明 :
「私も、ずっと思ってたことを言うね」
鏡 千明 :
「私ほんとは、優花がいつも連絡くれたり会いにきてくれたりするの……嫌だなって思ってた」
月城優花 :
「え……」
鏡 千明 :
「だってそうじゃん」
鏡 千明 :
「私は吸血鬼。私が歳を取らなくても、あなたは歳を取る」
鏡 千明 :
「私はオーヴァード。私のことを深く知れば、きっとあなたとはいられなくなる」
鏡 千明 :
「私は、この街の守護者。私はいつか、どこかの誰かに殺されて突然いなくなるかもしれない」
鏡 千明 :
「そうしたら……優花だけじゃない、菜乃とか、ほかのクラスメイトも、私のことなんか記憶から消される」
鏡 千明 :
「『最初からいなかった』ってことにされる」
鏡 千明 :
薄明かりに反射するガラスに目をやる。その中には、千明の姿だけがない。
鏡 千明 :
「私だけがどんなに想っても無かったことになるなんて……そんなの、辛すぎる」
月城優花 :
「…………っ」
鏡 千明 :
「だから、私のことなんか知らないでほしいと思ってた」
鏡 千明 :
「そんなに仲良くなりたいって言われても、私はいつかいなくなる。責任が持てない」
鏡 千明 :
「でも……よく考えたらそれって違うなって」
鏡 千明 :
手を強く握り、深呼吸をして
鏡 千明 :
「私、責任を取るよ。いついなくなってもいいようにじゃなく、あなたといつまでも一緒にいられるようにできることをする」
鏡 千明 :
「私は負けない。死なない。消えない。"幽霊探偵"」
鏡 千明 :
「だからまずはこの戦いに勝って、この覚悟が嘘なんかじゃないと証明する」
月城優花 :
「……っ!」
月城優花 :
「あ、う……うぅ……っ」 頭を手で押さえて
月城優花 :
「う……嘘だ……」
月城優花 :
「そんなの嘘だ……!わたしなんかのために、そこまで想ってくれるなんて……っ」
月城優花 :
「そんなの信じられない……!!菜乃ちゃんを助けるために、都合のいいこと言ってるんだ……!!」
月城優花 :
「もういい!もういいよ!!こんな……こんなやつ……!!!」
GM :
混乱した目をした優花は、逃げるように千明から目を逸らすと、
GM :
菜乃を掴み上げ、もう片方の手を振り上げる。
《破壊の爪》を使用。
腕を鋭い爪の生えた獣の手に変え、菜乃を引き裂こうとする───
月城優花 :
「……あれ」
GM :
───が、しかし。
優花の腕は変化していない。元の人間の手のままだった。
月城優花 :
「どうして……?どうして変わらないの?」
月城優花 :
「な、なんで……」
月城優花 :
「なんで、わたし……」
GM :
菜乃の頬に、一粒の雫が落ちる。
優花の両目から、涙がとめどなく溢れていた。
鏡 千明 :
「ごめんね。探偵が現れるのはいつも事件が起きた後だ」
鏡 千明 :
「でも、本当に大切な場面で真実を見誤ることはない」
月城優花 :
「……っ、う……うぅ……」
月城優花 :
「…………………」 震える手を、ゆっくりと下ろす
月城優花 :
「ちがう……ちがいます、千明先輩……」
GM :
優花は菜乃を床に下ろすと、千明の方を向いて、
月城優花 :
「ごめんって謝るのは、わたし───」
GM :
その瞬間。
GM :
バチン。と、電気が散るような音が響く。
月城優花 :
「あ、ぐ……ア、ああああああ……っ!!??」
GM :
突然、優花が頭を抱えて絶叫する。
その背後では、春日恭二が顔をしかめながら優花の様子を確認していた。
春日恭二 :
「……交渉は失敗か。まあ、こうなるとは思っていたがな」
GM :
春日がその手に持っているのは、灰色のキューブ状の機械装置……衝動発生装置のコントローラーだった。
春日はコントローラーを操作して衝動発生装置の出力を上げることで、優花をまともに会話出来ない程の暴走状態にしていた。
神渡 ヒサメ :
「もう諦めろ。とうに月城嬢の心は鏡嬢にある。そんなモノでは繋ぎ止められない。」
鏡 千明 :
「来たね……!」 この展開はすでに予想済。
鏡 千明 :
「律儀に約束を守る、その誇り高き勝者の余裕こそが命取りだよ、”ディアボロス”」
鏡 千明 :
「探偵に好きに語らせて、勝った犯人はいない」 状況は悪いが、すべて織り込み済。珍しく得意顔で
春日恭二 :
「そんなものでは繋ぎ留められない?勝者の余裕?お前達こそ、随分と余裕じゃないか」
春日恭二 :
「このままこの装置でジャームにさせれば、お前達の絆など簡単に砕け散る!ファントムビーストは我々FHのものだ!!」
百雲モクモ :
「だから、それを繋ぎ止める為に私達がいるんじゃん?」 春日を睨みつけて、煙を吐き出す
神渡 ヒサメ :
「忠告を。悪い癖だ。作戦が悪い方向に流れ出した時にヤケになって無理をする。」
「俺たちには勝てない、そんなやり方では。フォローできる仲間も今日はいない。」
春日を煽っているようで、実際は彼の在り方を心配しているようだ。
春日恭二 :
「黙れ、"投げ凍てる骨矢"!!一体誰にそんな言葉を投げかけている!?」
春日恭二 :
「お前はどこか私との立場の違いというものが分かっていないようだから、改めて教えてやろう……!!」
春日恭二 :
「───私の名は"ディアボロス"!!悪魔の名を持つ、恐るべきFHエージェントよ!!」 その心配を突き返すかのような邪悪な笑みを浮かべ、名乗りを上げる
神渡 ヒサメ :
「──今は敵だ。その通り。」
「きっちり決着をつけよう、御言葉に甘えて。生徒たちの為に。」
春日恭二 :
「あぁ、そうだ!それでいい……!!」 ニヤリと笑って
アスクレピオス :
「ああ、もう御託は良い、貴様が何者かも心底どうでもいい」
アスクレピオス :
「それより月城優花の身体が心配じゃ、早く始めてしまおう」
アスクレピオス :
「……最後に忠告だけしておくが、貴様こそ侮るなよ? 確かにワシは弱いが、悪魔殺しには慣れておるぞ?」いつもは絶対にしない冷たい目でディアボロスを睨む
春日恭二 :
「ふん、私がお前達を侮ると思っているのか?」
春日恭二 :
「全力だ!私は全力を尽くして、お前達を倒し……そして勝つ!!」
春日恭二 :
「もう私は負けるわけにはいかんのだッ!!!」
GM :
春日はエグザイルシンドロームの力で、衝動発生装置のコントローラーを自分の体内に埋め込んで隠す。
その状態のままでもコントローラーを操作出来るらしい。春日は優花にこう命じる。
春日恭二 :
「───さあ行け、ファントムビースト!!裏切り者を狩りつくすのだ!!!」
月城優花 :
「う、ゥ、ア……アァァァ……!!」
GM :
優花は完全に正気を失った目で、キミ達を睨みつける。
もはやこうなっては、衝動発生装置のコントローラーを破壊するしかない。
GM :
そして、出力が上がった衝動発生装置から特殊な化学物質が拡散する。
その影響はペンダントを身に着けていないキミ達にまで及び、体内のレネゲイドが共振していく……!
GM :
という流れで衝動判定をお願いします。
目標値は9。<意志>で判定し、失敗したら暴走状態になります。
衝動判定を振り終わったら、成否に関わらず侵食率を2d10点上昇させてください
鏡 千明 :
7dx+1>=9(7DX10+1>=9) > 5[1,1,1,3,4,5,5]+1 > 6 > 失敗
鏡 千明 :
2d10+92(2D10+92) > 9[6,3]+92 > 101
百雲モクモ :
4dx よいしょー!(4DX10) > 9[1,6,7,9] > 9
百雲モクモ :
2d10+84(2D10+84) > 14[9,5]+84 > 98
神渡 ヒサメ :
3dx>=9(3DX10>=9) > 3[2,2,3] > 3 > 失敗
神渡 ヒサメ :
2d10+81(2D10+81) > 5[4,1]+81 > 86
アスクレピオス :
6dx 目標値9(6DX10) > 10[5,5,7,8,8,10]+4[4] > 14
アスクレピオス :
2d10+98(2D10+98) > 11[8,3]+98 > 109
鏡 千明 :
吸血鬼の血が身体の底で騒ぐ。
鏡 千明 :
長年にわたり一族が封印してきた破壊の力。できれば消えてしまったほうが良い力。
鏡 千明 :
自分の中にそんなものがあるのがずっと怖くて、”あの時”は使えなかった力。
鏡 千明 :
「今度は間違えない」 今が使いどころだ。
鏡 千明 :
ぎらりと目が紅く光り、”悪魔”を狩らんとにらみつける!
GM :
では、これより戦闘を開始します。必要なデータは以下の通り
【行動値】
18 春日恭二
13 神渡氷雨
09 鏡千明
08 アスクレピオス
08 月城優花
04 百雲モクモ
【初期配置】
春日恭二、月城優花
|
(10m)
|
鏡千明、百雲モクモ、神渡氷雨、アスクレピオス
【勝利条件】
・春日恭二の撃破
【備考】
・月城優花は衝動発生装置の効果で常に暴走状態。
・春日恭二はエグザイルシンドロームの能力で体内に衝動発生装置のコントローラーを隠し持っている。
春日恭二を撃破すると、コントローラーも同時に破壊されることになる。
◆第一ラウンド
GM :
・セットアップ
GM :
優花は《フルパワーアタック》を使用。このラウンド間、攻撃力を+15して行動値が0になります。演出はなし。
GM :
PC側何か使う人は宣言をどうぞ。
アスクレピオス :
ユニークコードをPC全員に使用!演出ナシ!!
アスクレピオス :
このシーンの間、対象が行なうメジャーアクションの判定のダイスを+2個!!
GM :
・イニシアチブ
GM :
優花は《混沌の宿命》で取得した《時間凍結》を使用。
HPを20点消費し、イニシアチブプロセスでメインプロセスを行ないます。
GM :
マイナーアクションで《完全獣化》+《破壊の爪》+《ハンティングスタイル》
メジャーアクションで《獣の力》+《獅子奮迅》+《漆黒の拳》+《コンセントレイト》
戦闘移動してエンゲージし、PC全員に攻撃を行ないます。
GM :
17dx+4@7 命中判定(17DX7+4) > 10[1,3,3,3,4,4,5,5,6,6,7,8,8,8,10,10,10]+10[1,1,6,7,7,7,9]+10[2,6,7,10]+10[7,8]+10[5,8]+10[10]+10[10]+4[4]+4 > 78
GM :
めっちゃ殺意、達成値78
GM :
暴走してないPCはリアクションどうぞ。ドッジの場合判定も振って大丈夫です
アスクレピオス :
4dx ドッジ(4DX10) > 9[5,5,9,9] > 9
百雲モクモ :
3dx+1 ぴぃ(3DX10+1) > 8[2,7,8]+1 > 9
鏡 千明 :
リアクション、できねぇ~!
神渡 ヒサメ :
甘んじます
GM :
では全員命中、ダメージ出します
GM :
8d10+35 装甲無視ダメージ(8D10+35) > 37[5,2,6,8,1,6,7,2]+35 > 72
GM :
リザレクトかタイタスの使用の宣言をどうぞ
百雲モクモ :
あーしにます 余裕でしにます 法隆寺
百雲モクモ :
リザレクトします!!
百雲モクモ :
1d10 だらっしゃー(1D10) > 6
system :
[ 百雲モクモ ] HP : 24 → 6
system :
[ 百雲モクモ ] 侵蝕率 : 98 → 104
神渡 ヒサメ :
無理!死!
なんと……まだリザレクトが使えちゃいます!
神渡 ヒサメ :
1d10(1D10) > 1
system :
[ 神渡 ヒサメ ] HP : 29 → 1
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 侵蝕率 : 86 → 87
鏡 千明 :
リザレクトにはちょっと足りない、両親のロイスをタイタスにして昇華、復活します!
system :
[ 鏡 千明 ] ロイス : 6 → 5
system :
[ 鏡 千明 ] HP : 27 → 11
アスクレピオス :
ナノちゃんのロイスをタイタスに変更して昇華!復活しますよ!!ナノちゃんを助けるには、怯んでいるヒマはないのだ!!
system :
[ アスクレピオス ] ロイス : 6 → 5
system :
[ アスクレピオス ] HP : 26 → 11
GM :
瞬きをする間に、優花の姿が消えた。
それと全く同時のタイミングで、目の前に巨大な獣が現れる。
バロールの時間停止能力。優花は止まった時の中で獣化し、キミ達に接近していた。
月城優花 :
「ッガアアア!!!」
GM :
獣が吠える。
優花は目にも止まらぬスピードで突撃し、その巨大な爪でキミ達全員を切り裂いていく!
鏡 千明 :
「……!」 直立。避けもしない。
鏡 千明 :
スーツごと胴を引き裂かれ血が噴き出るが、何事もなかったように冷静に優花の顔を確認する。
鏡 千明 :
すぐに傷口は再生し、体勢を立て直す。
百雲モクモ :
避けられる程の身体能力もエフェクトも有していない。悲鳴を上げる間もなく皮膚は愚か、骨まで斬り裂かれる。
神渡 ヒサメ :
脇腹から血が溢れる。
しかし痛みには慣れている。
ただ黙って、状況を、狙うべき場所を見極める。
「すぐに終わらせる。月城嬢。少しの辛抱だ。」
アスクレピオス :
「時間停止か、なるほど本当に優秀らしいの」
アスクレピオス :
停止した時間の中で躯体の腹部が粉砕され、内側の部品が転がり落ちる。
アスクレピオス :
しかし、顔色ひとつ変えずに立っている。
アスクレピオス :
「じゃが、永遠に時間を停められる訳ではないなら、大した問題ではない」
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値18、春日恭二のメインプロセスです。
GM :
マイナーアクションで《破壊の爪》+《ハンティングスタイル》
メジャーアクションで《渇きの主》+《吸収》+《オールレンジ》+《獣の力》+《コンセントレイト》
PC達にエンゲージし、氷雨に攻撃を行ないます。
GM :
11dx+4@7 命中判定(11DX7+4) > 10[2,3,3,3,4,4,4,8,8,9,10]+10[2,4,6,7]+3[3]+4 > 27
GM :
優花より低くて恥ずかしくないんか?暴走中だったのでダメージいきます
GM :
3d10+16 装甲無視ダメージ(3D10+16) > 5[1,1,3]+16 > 21
GM :
お前!!!!
GM :
倒せればいいんです、リザレクトどうぞ
神渡 ヒサメ :
1d10(1D10) > 5
system :
[ 神渡 ヒサメ ] HP : 1 → 5
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 侵蝕率 : 87 → 92
GM :
ダメージを与えたので《吸収》の効果でこのラウンド間氷雨はあらゆる判定のダイスが-2個されます。
GM :
屋上の床を蹴り、春日が高速で接近。
振りかざした右腕は、鋭い獣の鉤爪に変化している。
もはや氷雨にとっては飽きる程見慣れた姿。
だがそれ故に、キミはこの男の強さも恐ろしさを知っている。
春日恭二 :
「行くぞ、"投げ凍てる骨矢"!悪魔と呼ばれたこの力、耐えられるものなら耐えてみるがいい!!」
GM :
傲岸不遜にも見えるその宣言と共に、血肉を切り裂く悪魔の一撃が氷雨を襲う!
同じキュマイラシンドロームによる爪の斬撃───月城優花に威力は劣るものの、その技の切れは限りなく洗練されている!
神渡 ヒサメ :
「──耐えるのは不可能だ。」
ごっ、という鈍い音と共に、屋上のコンクリートへ叩きつけられる。
神渡 ヒサメ :
「だが、不屈なのは貴方だけではない。……故に、また立つだけの事。」
ジャームを捕獲するまでに、何度こんな目に合ったことか。
それでも氷雨が生き延びてきた理由の一つは……"ディアボロス"の不屈の精神に、敬意を払ってきたからだ。
春日恭二 :
「フッ、まあこの程度で倒れる貴様ではないな……!」 構え直す
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値13、神渡氷雨のメインプロセスです。行動をどうぞ。
神渡 ヒサメ :
マイナーで骨の銃+死招きの爪
メジャーで【投げ凍てる骨矢】
CR+埋め込み+うごめく弾丸(前提:骨の銃+死招きの爪+サイドリール)
神渡 ヒサメ :
春日が対象
GM :
了解です、命中判定どうぞ。バフデバフの効果もお忘れなく
神渡 ヒサメ :
8dx7+7 プラマイゼロ(8DX7+7) > 10[3,4,6,6,6,6,6,8]+1[1]+7 > 18
アスクレピオス :
《妖精の手》を使用!(残りシナリオ2回)
アスクレピオス :
命中判定を振り足してもらおう!
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 109 → 113
GM :
了解です、どうぞ
神渡 ヒサメ :
1dx7+27(1DX7) > 10[7] > 10[7]+1[1] > 48
GM :
春日はのリアクションはガードにしよう。
GM :
オートアクションで《イージスの盾》を使用します。ダメージどうぞ
神渡 ヒサメ :
5D+1D+38 こっちは頼むよ(5D10+1D10+38) > 34[9,8,8,7,2]+7[7]+38 > 79
GM :
79-2D10-6 イージスの盾の軽減とガード値+装甲値(79-2D10-6) > 79-8[4,4]-6 > 65
GM :
65点のダメージを受けます
system :
[ 春日恭二 ] HP : 0 → -65
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 侵蝕率 : 92 → 105
神渡 ヒサメ :
「俺の名は"投げ凍てる骨矢"。数多のジャームを冷たき眠りに誘った、かつての〈ソムヌスの枝〉筆頭エージェント。」
ズタズタになった白衣が風に舞って解けていく。
神渡 ヒサメ :
「大人の役目を果たそう。生徒たちの奮起には、応えなければならない。自らの行いの結果には、責任を負わなければならない。」
膝をついた姿勢から胸を張って立ちあがる。
神渡 ヒサメ :
そっと左手に右手を添える。
次に何をしてくるか、春日はよく知っている。
だから、ヒサメが武器を抜くのを止めようとするのが当然──
神渡 ヒサメ :
しかし。小さな妖精の奇跡に阻まれる。
神渡 ヒサメ :
足元にあるコンクリートに入った亀裂。普段ならオーヴァードの動きなど妨げるはずがない。だが「偶然にも」嵌まった足先が、1秒に満たない隙を生む。充分すぎる程の。
神渡 ヒサメ :
「シッ──」
鋭い呼吸音とともに、すかさず左手から引き抜いたダーツを投げる。
投げる。投げる。投げる。
美しい型に嵌った投擲が加速する。
神渡 ヒサメ :
相手のリーチのギリギリ外側でステップを踏みながら投げる動きはラッシュをかけるボクサーの如く。
左手の全ての骨、計27本の猛吹雪。
神渡 ヒサメ :
『完膚なきまでに圧倒すれば、相手を苦しめず意識を絶てる』。
──レネゲイドが心の奥から引き出した衝動に身を任せた、慈悲深き蹂躙。
神渡 ヒサメ :
春日が構えた防御も虚しく、突き刺さったダーツたちが血管から熱を吸い上げていく。
凍えていく身体では、次に来る攻撃への防御すらままならないだろう。
神渡 ヒサメ :
「助力感謝する、"アスクレピオス"。」
最後に、小さな奇跡の魔法への謝礼を口にする。
アスクレピオス :
「……なんじゃ、気付いておったのか?最年長者らしく、ひっそり影から支えようと思ったのじゃが、恥ずかしいのう」
神渡 ヒサメ :
「只の直感だ。それでも、感謝は変わらない。」
アスクレピオス :
「ふっ、それなら後で礼でも期待しておこうか」今は眼前の敵が優先、とばかりにダーツが刺さったディアボロスを見遣る
春日恭二 :
「くっ……相変わらず厄介な技よ……」
だが動揺はない、お互いに手札は割れている。凍結されることも覚悟の上。
今受けるダメージを減らすことを優先した春日は、氷雨を睨みながら腕の構えを解く
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値09、鏡千明のメインプロセスです。行動をどうぞ。
鏡 千明 :
マイナーで赫き剣+クイックモーション+アサルトルーティン
鏡 千明 :
武器を作成してクイックモーションで暴走を解除します!
system :
[ 鏡 千明 ] 侵蝕率 : 101 → 109
鏡 千明 :
メジャーでコンセントレイト:ノイマン+コントロールソート:白兵+コンバットシステム:白兵+フェイタルヒット
鏡 千明 :
春日に攻撃だああああ!!!
GM :
来い!!!!!!判定どうぞ
鏡 千明 :
13dx7+4 うおおおおお(13DX7+4) > 10[1,2,2,2,2,5,6,6,7,7,7,8,9]+10[1,4,4,7,8]+10[7,8]+5[3,5]+4 > 39
GM :
重圧でイージスの盾は使えないしガード値は削られてるし、春日のリアクションはドッジでいきます
GM :
9dx+3 春日回避(9DX10+3) > 9[2,4,4,5,6,7,7,9,9]+3 > 12
GM :
ダメね!ですが優花が《波紋の方陣》を使ってダメージを3D軽減します。
GM :
ダメージどうぞ
鏡 千明 :
そっちがあったか~~! 受けて立とう
鏡 千明 :
4d10+26+4d10(4D10+26+4D10) > 33[5,10,10,8]+26+24[7,5,7,5] > 83
GM :
83-3d10-5 波紋の方陣と装甲値軽減(83-3D10-5) > 83-23[10,9,4]-5 > 55
GM :
めっちゃ減らしてる、では55点のダメージになります
system :
[ 鏡 千明 ] HP : 11 → 8
system :
[ 鏡 千明 ] 侵蝕率 : 109 → 120
system :
[ 春日恭二 ] HP : -65 → -120
鏡 千明 :
「ありがとう、優花」 血だまりの真ん中で直立し
鏡 千明 :
「ちょっと頭に血が上ってた」
鏡 千明 :
腹から吹き出す血液を凝固させながら、優しく呟く。
鏡 千明 :
「ディアボロス。"不死身"と"幽霊"」 そのまま、春日のほうに向きなおり
鏡 千明 :
「どっちが強いか、試してみる……!」
鏡 千明 :
レイピアを生み出すと同時に、春日が体勢を立て直す前に一気に懐に潜り込む。
鏡 千明 :
衝動発生装置、その一点だけ狙って一気に身体を貫く!
春日恭二 :
「……!まずい……!!」
GM :
春日が咄嗟に後ろに跳ぶ。レイピアは春日が体内に隠した衝動発生装置を確かに打つ。
GM :
だが、その刃は装置を完全に貫くまではいかなかった。
GM :
優花の傍に浮遊する魔眼。
GM :
そこから周囲に広がる見えない振動と重力の壁を春日は把握、利用することで、攻撃を僅かに逸らしたのだ。
鏡 千明 :
「……! 確かに捉えたのに……!」
春日恭二 :
「侮らないと言っただろう、惜しかったな……!"幽霊探偵"!!」
GM :
ニヤリと笑う。しかし、この激闘の中でそう何度も暴走した相手の能力を利用できるわけでもない。その笑みには多少の焦りが見えている。
鏡 千明 :
「ん、なるほどね……」
鏡 千明 :
「優花」 魔眼のほうを見て
鏡 千明 :
「君の力は、誰かを傷つけるより、そうやって誰かを守るほうが似合ってる」 この後の戦闘に備えて、再びレイピアを構える。
月城優花 :
「ヴ……うぅ……」 その声が聞こえているかは定かではないが、小さく唸り声をあげる
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値08、アスクレピオスのメインプロセスです。行動をどうぞ。
アスクレピオス :
マイナーアクションで、ジェネシフト!
アスクレピオス :
3d10+113(3D10+113) > 20[7,4,9]+113 > 133
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 113 → 133
アスクレピオス :
メジャーアクションで、コンセントレイト+ダンシングシミター+プラズマカノン+ナーブジャック+フラットシフト!対象はディアボロス!!
GM :
了解です、判定どうぞ
アスクレピオス :
12dx7+7 命中判定(12DX7+7) > 10[1,1,2,3,4,5,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,4,4,5,9]+10[10]+4[4]+7 > 41
アスクレピオス :
この攻撃に対してドッジを行なう場合、判定は<回避><意志>のいずれかになります!
GM :
攻撃とナーブジャック両方あるからだったね
アスクレピオス :
そうそう、公式FAQの裁定です!
GM :
了解です、春日は…なんか肉体より精神の方が高いのよね。いや納得ではあるけど
GM :
ので意志でいきましょう
アスクレピオス :
流石に不屈の男
GM :
11dx+3 意思(11DX10+3) > 10[1,2,2,3,3,4,6,6,8,9,10]+4[4]+3 > 17
GM :
だめね!まずダメージどうぞ
アスクレピオス :
5d10+24 装甲有効ダメージ(5D10+24) > 17[2,2,4,4,5]+24 > 41
GM :
装甲値5引いて、36点受けます
system :
[ 春日恭二 ] HP : -120 → -156
アスクレピオス :
二人と比べると火力が低い! けど続いて、ナーブジャックの効果!
アスクレピオス :
対象にメジャーアクションを行なわせます!命令は自傷!!
アスクレピオス :
回数制限のあるエフェクトと《渇きの主》を除いた全力で、自分を攻撃してください!!
GM :
いつもの自傷か同士討ちだ、了解です
GM :
じゃあ《吸収》+《オールレンジ》+《獣の力》+《コンセントレイト》で
GM :
11dx+4@7 命中判定(11DX7+4) > 10[1,3,4,5,5,5,6,9,10,10,10]+10[1,3,5,8]+10[9]+10[8]+2[2]+4 > 46
GM :
なんでかこういう時だけ出目が良い
アスクレピオス :
絶不調は本当のようじゃ!
GM :
9dx+3 春日回避(9DX10+3) > 9[1,3,4,5,6,7,8,9,9]+3 > 12
GM :
当たる!ダメージ
GM :
5d10+16(5D10+16) > 34[9,7,8,1,9]+16 > 50
GM :
装甲引いたら45か…
アスクレピオス :
こっちに攻撃した時の2倍以上のダメージ出してるよ
GM :
そうね、ここは悪いけどオートアクションで《透過》を使用!HPダメージを0にします。
アスクレピオス :
透過だと!?でも、ココでダメージ無効を切らせたのは嬉しいのう!
GM :
そう何度も持ってるわけじゃないやつな!
アスクレピオス :
ぼとりぼとり。
胸の前で握り締めた古魔導師の右手、その五指の隙間から"真っ赤な液体"が滴り落ちる。
……一見、ヒトの血液に見える液体。
其れは生死を司る"冥府の女神"の逸話に由来する、儀礼用の人血の代替品。
すなわち、握り潰した柘榴の果汁だ。
アスクレピオス :
「(ファントムビーストとディアボロス、二人の警戒はヒサメちゃんとチアキちゃんに向いておる)」
「(……いまなら、簡易儀式を執り行う時間もあるか)」
────偽物の血液を踏みつけると、コンパスのような足運びで円を描く。
アスクレピオスが即席で築いたのは、魔法つかいが儀式を行なう為の"陣"。
いわゆる"魔法陣"だ。
アスクレピオス :
「ἡμεῖς ἐσμεν θεοῦ σκιά」
「Οὐρανός. ωκεανός. Γαῖα. ζῷον. ἄζωον.」
「Ζωή. Θάνατος. βίος. Αλήθεια. Διόνυσος. Ορφέας.」
「ἐγὼ σὺγκρότημι πᾶσιν τούτοις ὑπάρχω」
「πρὸ τῆς γενέσεως. μετὰ τὴν γένεσιν. ἐγὼ ἐν παντὶ χρόνῳ καὶ τόπῳ παρεῖναι」
ギリシア神話に精通した人間以外には意味不明な、暗号に似た言葉の羅列。
その呪文を唱えた途端、あたりの空気が渦巻いた。
巻き起こる旋風の中心、アスクレピオスの足下で"魔法陣"が鈍い光を放つ。
簡易儀式によって集められたレネゲイドの反応だ。
────レネゲイドとは、"人々の思念"を映す力。
伝説や噂話がレネゲイドビーイングを生むように、その真偽とは関係なく『信仰』とは強い力を生む。
故に、アスクレピオスの扱う魔法は、ギリシア神話の"ある異説"をその基盤にしていた。
アスクレピオス :
「────ψυχήν διαιρεῖν」
「Ἐγὼ θεοῦ θαυμάτων πάλιν ποιήσω」
「Ἓν τὸ πᾶν, πᾶν τὸ Ἓν」
「Ἀπείρου ψυχῆς, κύκλος γένεσις ἀπολύειν」
オルフェウス教。
アスクレピオスが生を受けた古代のギリシアにおける"密儀宗教"のひとつ。
────かの宗教において、人間とは『巨人にバラバラにされた神の魂』が灰に宿って転生した存在。
故に、人の魂は"神々と同様の性質"を備えており"不滅"と信じられていた。
霊魂が不滅でも、肉体は死滅する。その所為で輪廻転生を繰り返している。そう考えられていたのだ。
人の魂と神の魂が同じ。その理屈で言うのなら、こう考えるコトもできる。
人の魂も『バラバラに分解が可能』で『他の物に憑依して転生が可能』と。
そうしたオルフェウス教の"信仰の力"を流用して、神話の断片を再現する。
それこそ霊魂を司るアスクレピオスの魔法の正体。
……自身のレネゲイドではなく、世界のレネゲイドを扱うことで、魔法を強力かつ負担なく行使する。
その技術によって、古魔導師は約2000年を超える永い時を経てもなお、ジャーム化を免れていたのだ。
アスクレピオス :
「────μυστήρια πράττω」
詠唱完了。戦場で行使するには長い儀式が終わる。
その瞬間、アスクレピオスの下に落ちていた影がコポコポと泡立ちだした。
……そこから現れたのは、"黒い蛇"。
バラバラにされた祖神の象徴であり、
操霊術師が己の魂を1/100に分けて生んだ分霊だ。
アスクレピオス :
「ワシは弱いというたが、実のところ、ここ2000年でワシが敗北した数は両手の指で足りるほどじゃ」
「それでも戦闘は苦手じゃ、ワシの魔法は些か"心が痛む"故な」
現れた黒い蛇は、1匹だけではない。次から次へと影から這いだしてくる。
……その数、全部で99匹。魔法陣を完全に覆い隠してしまうほどの量だ。
アスクレピオス :
「じゃがの、ワシと同じ『人心を操る』術を使う悪魔に行使する分には構わんじゃろう」
「操られている側の気持ちを体験してみるがよい」
────言うが早いか、無数の黒い蛇が重油の波のように大きくうねると、
群れを成した蛇達は、一匹の大蛇のように連なり、白い悪魔を呑みこんだ。
アスクレピオス :
「ディアボロス、貴様が殺しても死なぬと言うなら……」
「汝自ら、その命を絶ったなら……どうなるかの……?」
新月の夜に似た、自他の境界も分からない真の闇。
……黒い蛇の渦の中に、白い悪魔は囚われていた。
アスクレピオス :
「「安心せよ、今のお主とワシは一心同体」」
「「故に自死の痛みを味わうのは、何もお主だけではない」」
「「……さあ、共に地獄に向かうとしよう!」」
深い闇の中。男の声が反響する。
"ディアボロスの声が"反響する。
───それ即ち、ディアボロスの肉体の主導権が、アスクレピオスの手に奪われたことを示していた。
もう魔法での"憑依"が完了したのだ。
春日恭二 :
「(ヌ、ウゥゥゥゥ……ッ!!う、動けん……このような技を……ッ!!)」
GM :
体を自分の意志で動かせないというのに、右手の爪はゆっくりと自身の喉元へと迫って来る不快感を覚えながら、春日が叫ぶ。
春日恭二 :
「ふざ、けるなよ……!私は、死なん……ッ」
春日恭二 :
「簡単には死なないからこそ……"悪魔"なのだッ!!!」
GM :
春日の体の隅々から、ブチブチと捩じり切れるような嫌な音が響く。
GM :
エグザイルシンドロームの形状変化。
GM :
肉体を支配されたまま行なっているせいか、その細胞一つ一つが悲鳴を上げ、激痛が走る。
春日恭二 :
「グオオオオオオオオオオッ!!!」
GM :
しかしそれでも不屈の精神で体を変え……蛇の牢獄から脱出する!
アスクレピオス :
「……ほう、まさかワシの魔法を自力で解除するとは思わなんだ!」
アスクレピオス :
「西暦になってから13人目、流石は不屈の悪魔といったところか?」白い悪魔に吹きとばされた99匹の蛇は、そのまわりで次の隙を狙って、ゆっくりと旋回している。
春日恭二 :
「はぁ、はぁ……。クク……」
春日恭二 :
「何人目かは知らんが、覚えて帰れ……!この不屈の悪魔、春日恭二の名をな……!!」 戦闘前に何者かどうでもよいと言われたのを思い出したのか、そう名乗る
アスクレピオス :
「……なるほど、春日恭二か、確かに覚えておこう」
アスクレピオス :
「此処で"敗北する"強者の名前、としてな」
GM :
春日はそれ以上は返さず、次の攻撃に備える。
どちらが勝つか───そんなことはまだ誰にも分からないのだと、その身で語る。
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値04、百雲モクモのメインプロセスです。行動をどうぞ。
百雲モクモ :
マイナーは猛毒の雫
メジャーは錯覚の香り+絶対の恐怖+CR:ソラリス!
百雲モクモ :
ターゲットは春日恭二で!
GM :
了解です、判定どうぞ
百雲モクモ :
14dx(14DX7) > 10[2,3,5,5,5,6,6,6,6,8,8,8,10,10]+10[2,4,5,8,8]+10[8,10]+10[8,10]+10[8,9]+10[3,10]+2[2] > 62
百雲モクモ :
めっちゃ回るじゃん
GM :
めちゃくちゃ出目がいい、ドッジします
GM :
9dx+3 春日回避(9DX10+3) > 9[1,3,3,5,7,7,8,8,9]+3 > 12
GM :
何か毎回このあたりの出目になるな!当たります、ダメージどうぞ
百雲モクモ :
7d10+3 装甲貫通、邪毒ランク6(7D10+3) > 45[9,8,6,2,7,5,8]+3 > 48
system :
[ 百雲モクモ ] 侵蝕率 : 104 → 115
GM :
では48点のダメージ
system :
[ 春日恭二 ] HP : -156 → -204
GM :
春日は戦闘不能になりますが、オートアクションで《魔獣の証》を使用。
戦闘不能状態を回復し、HPを40点まで回復します。
百雲モクモ :
なんてタフな男だ
GM :
タフなんです
百雲モクモ :
「……じゃ、"ディアボロス"には私のことも知って帰ってもらおうかな?」
百雲モクモ :
「煙々羅って妖怪、知ってるし?」
百雲モクモ :
煙が立ち上り、気づけば周囲一帯が濃霧に包まれたかのように豹変する。
春日恭二 :
「……。知らんが、煙に関係はしそうだな」 周囲を警戒しながら
百雲モクモ :
「……煙々羅は煙が揺らめく様を人の顔と錯覚して生まれた~って云う無害な妖怪。名前の割に拍子抜けするっしょ?」
百雲モクモ :
血染めのモクモはクスクスと妖しく笑う。その声は霧中に溶け込むように反響し、春日の聴覚にまで浸透する。
百雲モクモ :
「けどね、もう一つの名前もあるし。今際の際に一つ教えてあげよっか?」
百雲モクモ :
目付きを鋭く。冷淡なものにして春日を見つめた。
視線に貫かれ、ゾクリと背筋を走った悪寒は身体を地面に縫い付ける。その姿は法廷に立たされる罪人そのものだ。
百雲モクモ :
そして、モクモは眼前の罪人へ高らかにその名を告げた。
百雲モクモ :
「────我が別名こそ閻羅閻羅! 閻魔を名を冠する煙術姫!」
百雲モクモ :
「地獄の業火にて燻り出でたる煙が汝を裁かん!」
百雲モクモ :
大見得を切ったその瞬間、春日の足元を漂う煙が煉獄の炎となって囲う。
百雲モクモ :
もし周囲を立ち上る黒煙に燻されるのなら、自身の犯した罪の如く、ジワリジワリと自身を蝕む毒となるだろう。
春日恭二 :
「グ、ウゥゥ……!!」
春日恭二 :
「この煙、ジャックフレイムが受けたものと同じか……ッ!だが……」
春日恭二 :
「これきしの毒、耐えてみせる……!まだだ、まだ終わらんぞ……!!」
GM :
膝を突きそうになるが、春日は自身のレネゲイドを急激に活性化。
GM :
今までに受けた傷をある程度修復することで、戦闘の続行を可能とする。だが、それでも体を蝕む毒までは中和しきれないようで顔色は悪い。
百雲モクモ :
「へえ、不屈ってだけあって中々耐えるし? でもどこまで耐えられるかな?」
春日恭二 :
「無論……勝つまでよ!!」
百雲モクモ :
「上等!」
神渡 ヒサメ :
「足りないか。続けよう。」
《熱感知知覚》で春日に残る熱を視る。
まだ、詰めの一手を仕掛ける時ではない。
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値00、月城優花のメインプロセスです。
GM :
マイナーアクションはなし。
メジャーアクションで《獣の力》+《獅子奮迅》+《漆黒の拳》+《コンセントレイト》
オートアクションでEロイス《妄念の姿》で取得した《ダウィンチの調和》を使用。
Eロイス《妄念の姿》
タイミング:常時
技能:- 難易度:自動成功
対象:自身 射程:至近
衝動:妄想
効果:レネゲイドの力で肉体と精神を変容させ、理想とする自分へと姿を変えるEロイス。
このEロイスの取得時に、あなたが所持していないシンドロームからエフェクトひとつを指定する。
あなたは指定したエフェクトを任意のレベルで取得する。
「制限:●●」のものやエネミーエフェクトも指定できる。
ただし、エフェクトに記載されている最大レベルを超えて取得することはできない。
また、あなたの外見や年齢、性別、立ち振る舞いなどを、あなたの望む姿に変更する。
GMは任意にこのEロイスの効果を解除する条件を作成してもよい。
GM :
優花は今まで外見や立ち振る舞いを自分が望む姿に変更してなかったけど、そこはまだジャーム化してないからってことで。
鏡 千明 :
なるほどね…!
GM :
《ダウィンチの調和》の効果でクリティカル値を-1して、PC全員に攻撃を行ないます。
GM :
17dx+4@6 命中判定(17DX6+4) > 10[1,1,2,2,2,4,4,4,5,5,5,6,8,8,8,9,10]+10[3,3,3,4,4,10]+10[9]+10[10]+10[10]+10[10]+3[3]+4 > 67
鏡 千明 :
Dロイス:守護者の効果を使用、対象を自分ひとりに移します!!
GM :
了解です、では千明ちゃんだけリアクションどうぞ
鏡 千明 :
真正面から受け止めます、ガード!
GM :
了解、ではダメージ
GM :
7d10+35 装甲無視ダメージ(7D10+35) > 26[2,3,2,7,1,9,2]+35 > 61
鏡 千明 :
120+1d10(120+1D10) > 120+5[5] > 125
system :
[ 鏡 千明 ] 侵蝕率 : 120 → 125
鏡 千明 :
春日恭二のロイスをタイタスにして復活します! お前の筋書き通りにはならない!
system :
[ 鏡 千明 ] ロイス : 5 → 4
system :
[ 鏡 千明 ] HP : 8 → 11
月城優花 :
「ヴヴ……アァァ……!!」
GM :
優花が苦悶するように唸り声を上げる。
獣毛が一斉に逆立ち、その巨体が内側から蠢いて変わる。
《完全獣化》を超えた、更なる変身。
しかし、その姿は───
月城優花 :
「…………」
GM :
───日南菜乃の姿だった。
月城優花 :
「消えろ……!」
月城優花 :
「消えろ、消えろ、消えろ消えろ消えろ消えろ……!!!」
月城優花 :
「わたしなんか───消えてしまえ……ッ」
GM :
今にも泣いてしまいそうな顔で、叫ぶ。
自分を忌み嫌う言葉がハヌマーンシンドロームの力で大気を揺らす。
振動は真空の刃となって、立ち向かう者全てを傷つけようとするだろう。
鏡 千明 :
すべては読み通り。
鏡 千明 :
探偵としてはさして役立つことのなかった天性の戦闘センスが、完璧に優花の攻撃の初動を導き出す。
鏡 千明 :
「私は消えない」
鏡 千明 :
「だから、君も!」 本来なら周囲一帯に被害を齎すであろうその攻撃を、身体ひとつで受け止め遮る!
月城優花 :
「……!!」
月城優花 :
「う、うぅ……!せん、ぱ……」 両手で顔を隠すようにしながら苦しみ続けている
鏡 千明 :
「大丈夫」 血まみれの身体で、もたれかかるようにその肩に触れる。
鏡 千明 :
「もう、君に誰も傷つけさせやしない」
月城優花 :
「…………!」 言葉を発する余裕はない。しかし、その目と目が確かに合う。
GM :
・クリンナップ
GM :
春日が邪毒を…受ける!ダメージ何点でしたっけ
百雲モクモ :
ランク1で3ダメージなので、ランク6で18ダメージ!
GM :
了解!
system :
[ 春日恭二 ] HP : 40 → 22
◆第二ラウンド
GM :
優花が《フルパワーアタック》を使用……するつもりだったんだけど、まあいいか……な気がしてきました(RP的に)
GM :
ので無しでいきます。PC側何かあればどうぞ
神渡 ヒサメ :
なにもない!
百雲モクモ :
なしなし!
鏡 千明 :
RP的に!ないです!
アスクレピオス :
ユニークコードの効果はシーン継続なので、特になし!
GM :
了解!では次に
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値18、春日恭二のメインプロセスです。
GM :
マイナーアクションで重圧のバッドステータスを回復
メジャーアクションで《渇きの主》+《吸収》+《オールレンジ》+《獣の力》+《コンセントレイト》
GM :
対象は氷雨でいこう。
GM :
11dx+4@7 命中判定(11DX7+4) > 10[1,2,2,4,4,5,6,6,7,8,10]+10[5,5,10]+3[3]+4 > 27
GM :
暴走中なのでダメージいきます
GM :
3d10+16 装甲無視ダメージ(3D10+16) > 12[1,5,6]+16 > 28
GM :
なんかこう…まあ倒せればいいんだよ!
GM :
攻撃が命中したので《渇きの主》の効果でHPを8点回復。
ダメージを与えたので《吸収》の効果でこのラウンド間 はあらゆる判定のダイスが-2個されます。
system :
[ 春日恭二 ] HP : 22 → 30
GM :
タイタスで復活あれば宣言お願いします
神渡 ヒサメ :
倒れた!復活!
神渡 ヒサメ :
うん、Sロイスだけど春日きっちゃおう!
それが一番自然だ
神渡 ヒサメ :
満タン回復!
GM :
自然、大事にすべき!了解です
system :
[ 神渡 ヒサメ ] ロイス : 6 → 5
system :
[ 神渡 ヒサメ ] HP : 5 → 29
春日恭二 :
「(少し、状況としても厳しくなってきたか……だが!!)」
春日恭二 :
「───ウオオオオオッ!!!」
GM :
春日が吠える。
彼は何度攻撃を受けても傷を再生し、襲い掛かって来る。
その力の原動力は、オーヴァードの中でも随一と言って良い程の恐るべき執念と不屈の闘志だ。
GM :
獣の鉤爪がキミの体を引き裂く。
肉体が限界を迎えてもなお、その攻撃は全く鈍っていない……!
神渡 ヒサメ :
骨を打ち切った左腕を差し出し、肩ごと持っていかれる。
飛び散る血飛沫が赤いダイヤモンドダストとなって舞う。
神渡 ヒサメ :
だが、ヒサメの眼は曇らない。
怜悧な輝きに満ちている。
GM :
・イニシアチブ
GM :
行動値13、神渡氷雨のメインプロセスです。行動をどうぞ。
神渡 ヒサメ :
マイナーで暴走解除!
メジャーで【投げ凍てる骨矢】
CR+埋め込み+うごめく弾丸(前提:骨の銃+死招きの爪+サイドリール)
GM :
対象は春日よね、命中判定どうぞ
神渡 ヒサメ :
そうです!
神渡 ヒサメ :
9dx7+7(9DX7+7) > 10[1,1,1,2,2,6,8,9,9]+4[1,1,4]+7 > 21
神渡 ヒサメ :
たすけてー!
アスクレピオス :
《妖精の手》を使用!(残りシナリオ1回)
神渡 ヒサメ :
1dx7+27(1DX7) > 5[5]+27 > 32
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 133 → 137
GM :
リアクションはどうしようかな…イージスの盾と波紋の方陣でもしかしたら行けるかもしれないな…
GM :
ガードしてみるか!《イージスの盾》使用!そして優花が《波紋の方陣》使います。ダメージどうぞ
神渡 ヒサメ :
4D+1D+38 ラウンド中ガード値-9、重圧付与(4D10+1D10+38) > 19[2,10,3,4]+7[7]+38 > 64
GM :
64-2d10-3d10-6 軽減全部合わせて(64-2D10-3D10-6) > 64-5[3,2]-17[2,5,10]-6 > 36
GM :
だ、だめだー!!!
GM :
PC的にはだめじゃないな!おめでとう
神渡 ヒサメ :
ありがとう!
GM :
春日はオートアクションで《リフレッシュ》、そして《蘇生復活》を使用。バッドステータスの重圧を回復しつつ、HP1で戦闘不能状態を回復します。
GM :
ただこれで撃破扱いにして、戦闘はこれで終了になります。
神渡 ヒサメ :
ですよね!!!!
春日凍結はさせられない
あとでRPだけさせておくれ〜
鏡 千明 :
ヤッター!!
GM :
あとでっていうか、とりあえず侵蝕上げて演出の方どうぞ!
system :
[ 神渡 ヒサメ ] 侵蝕率 : 105 → 111
神渡 ヒサメ :
「もう投げられないと思ったか? 左手を失えばダーツは補充出来ないと。」
「詫びよう。少し、品位に欠ける。」
右手の中指に歯を立てる。
獣のように骨を食いちぎって、ダーツを一本。
神渡 ヒサメ :
そのまま、頭を振りかぶりダーツを飛ばす。
狙いも何もあったものではないが。
狙うべき一点へ、『魔法』が導いてくれる。
神渡 ヒサメ :
腕も、波動もすり抜けて。
ダーツは春日の喉笛へ。
春日恭二 :
「カ、ハッ……」 喉にダーツが刺さり、血が滲んだ白い息が吐き出る。
春日恭二 :
「ヌ、ウゥ……!!ゲホッ、ゲホ……」 言葉を上手く発せられず、何度も咳き込み
春日恭二 :
「まだ、だ……!まだやれるぞ、私は……!!」 喉の傷を庇いながら、氷雨を見据え
神渡 ヒサメ :
「(今だ。)」
相手が弱りきった、凍結捕獲のチャンス。
「『休暇』を贈ろう。ここまでだ。」
右の人差し指を向けて、春日に突き刺さったおびただしい数のダーツへレネゲイドを送り込もうとする──
春日恭二 :
「……!!」
GM :
その瞬間、
GM :
バギン、と春日の中で何かが砕ける音が響く。
それは骨が砕けたにしてはあまりにも金属質な音。
春日恭二 :
「……!し、しまった……!!」
GM :
春日の肉体がいくら頑丈でも、その体内に隠した衝動発生装置のコントローラーを守り切ることは出来なかったのだろう。
春日の胸元から、ボロボロと砕けたコントローラーの破片が零れ落ちていく。
月城優花 :
「あ……ぅ……」
GM :
衝動発生装置がその効果を失う。
活性化していたレネゲイドが急激に収まり、優花の体を支配していた衝動が消えていく。
彼女は元の姿に戻り、気を失ってその場に倒れ行く。
鏡 千明 :
「優花っ」
神渡 ヒサメ :
「月城嬢!」
思わず、そちらを見てしまう。
鏡 千明 :
瞬時に戦闘態勢を解き、倒れる身体を支える。
春日恭二 :
「……!い、今しかない……っ!!」 ダーツから一瞬レネゲイドの力が弱まったのを感じ、屋上の縁まで一気に跳んで距離を開ける
春日恭二 :
「…………」 そして、そのまますぐに屋上から飛び降りようとするが、
春日恭二 :
「グ……」
春日恭二 :
「グ、ヌヌ……!」
春日恭二 :
「グウゥゥ……!!」
春日恭二 :
「───覚えていろ!!!UGNーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」
振り向きながら、迫真の表情で吐き捨てる
凍結への危機感よりも悔しさが勝り、どうしても叫ばずにはいられなかったらしい
GM :
春日は《瞬間退場》を使用。
屋上から飛び降りて、シーンから退場します。
鏡 千明 :
「あ――!」 取り逃したことに気づく
百雲モクモ :
「あんな典型的な捨て台詞で逃げることある!?」
神渡 ヒサメ :
「忘れなどしない。」
「驚嘆だ。捕獲寸前から逃げ出すとは、またしても。」
アスクレピオス :
「……逃がしてしまったか、まあ良いじゃろ、最初から我々の目的は"ディアボロスの始末"ではなく"月城優花の救出"だったんじゃ」
神渡 ヒサメ :
「その通り。」
百雲モクモ :
「……だね。とりま目的達成っしょ」
鏡 千明 :
「……うん。無事で、本当によかった」
神渡 ヒサメ :
「直ちに葉月司書への連絡と月城嬢のメディカルチェックを。」
神渡 ヒサメ :
「俺は手がもう使えない。申し訳ないがお願いしたい。」
百雲モクモ :
「マジで氷雨センセ―の指ボロッボロだし……痛み止めとかいる?」 シーシャを片手に
神渡 ヒサメ :
「助かる。吸えば良いのか?」
百雲モクモ :
「そそ、吸って吐き出せばスーッと効いてくし。今のフレーバーはブルーベリーだよ」
アスクレピオス :
「……ふむ、休憩が終わってからでいいが、モクモちゃんはナノちゃんを、チアキちゃんはユウカちゃんを、それぞれ簡単に診てやってくれ」教師と生徒の間柄であるまじきシーシャの受け渡しを横目に、指示を出す。
鏡 千明 :
「優花……もう大丈夫だよ」 気を失って聞こえてはいないだろうが、優しく語りかける
月城優花 :
「…………」 返事はない。しかし、その表情は穏やかに見える
鏡 千明 :
「……」 その姿を見て、気が抜けたように笑顔で
百雲モクモ :
「ん、菜乃ちゃんも怪我はなさそうだけど……あっ擦り傷とかはありそ……」 菜乃を腕に抱いて、優花に掴まれていた分部を診る
日南菜乃 :
「ん……んぅ……」 《ワーディング》が解けた影響か、小さく声を出す。だが、まだ眠ったままだ
神渡 ヒサメ :
「喜ばしい。月城嬢にも日南嬢にも大きな怪我は無いと。」
シーシャの煙を吐きながら、微笑む
アスクレピオス :
「うむ、体内の影響は分からんがの」
アスクレピオス :
「このあと二人ともホワイトハンドに搬送して、ちゃんとした診察を受けさせてくれ、あの疑似ジャーム化は心身への負担が大きいハズじゃからなあ」
鏡 千明 :
「うん。葉月先生にお願いしよう」
百雲モクモ :
「だね。優花ちゃんはかな~~~り無理させられてたし、しっかりした検査と休養が必要っしょ」
百雲モクモ :
「菜乃ちゃんも、今はしっかり休んでおかないとね~……後で記憶処理やらあるだろうし……」 どこかで彼女を欺いているような気がして、少し後ろめたい
アスクレピオス :
「うむ、そうじゃな」
アスクレピオス :
「……じゃがとりあえず、まあ、一件落着! 世はすべてこともなし!というやつじゃろ!」
鏡 千明 :
「つかの間の平穏だね」 屋上から街を見渡し、いい笑顔で
アスクレピオス :
「……ああ、この平穏を守ったのはお主じゃ」
アスクレピオス :
「もちろん、二人との今後の関係はお主たち次第じゃがな」
アスクレピオス :
「……とはいえ、お主たちなら何があっても大丈夫じゃろ」
アスクレピオス :
「ワシは、そう信じておるよ」そう言うと、踵を返して屋上から立ち去る。葉月に報告する為に。
鏡 千明 :
「うん」
鏡 千明 :
「……ありがとう。みんな」
GM :
では、そこでシーン終了。
◆バックトラック
GM :
ではこれより、バックトラックに移ります。
Eロイスで減らせるダイスは合計で3個。
任意で3d10分侵蝕率を減らした後、残ってるロイスの数のダイスをそのまま振るか、二倍で振るかを宣言して振っていってください。
鏡 千明 :
125-3d10 減らすぜ=!(125-3D10) > 125-18[7,9,2] > 107
鏡 千明 :
1倍でいけるな! 振ります!
鏡 千明 :
107-4d10(107-4D10) > 107-25[9,6,5,5] > 82
百雲モクモ :
115-3d10 Eロイス!!(3D10) > 115-18[5,5,8] > 97
百雲モクモ :
もう戻って来た!とりあえず等倍で振ろ
百雲モクモ :
97-6d10(97-6D10) > 97-24[1,5,3,6,3,6] > 73
system :
[ アスクレピオス ] 侵蝕率 : 137 → 126
神渡 ヒサメ :
Eロイス分……適用しませんっ!
神渡 ヒサメ :
111-5D10(111-5D10) > 111-28[3,2,9,4,10] > 83
神渡 ヒサメ :
危なげなく帰還!
アスクレピオス :
137-3d10 Eロイス分(137-3D10) > 137-11[1,2,8] > 126
アスクレピオス :
ちょっと怖いので2倍で振ります!
アスクレピオス :
126-10d10(126-10D10) > 126-51[3,1,6,8,5,6,7,7,7,1] > 75
アスクレピオス :
無事帰還じゃ!
GM :
全員帰還したね!よかったよかった
Scene13 帰る場所
GM :
ここからエンディングフェイズになります。
最初は鏡千明の個別エンディングから。
GM :
───昨夜の戦闘の後、優花はUGNが経営する新月市の病院に搬送された。
衝動発生装置の出力を全開にされた影響で、優花は昏睡状態になっていた。
医師の診断では、レネゲイドの侵蝕を落ち着かせるために眠っているだけで、目覚めるまでそう長くはかからないらしい。
GM :
もしも優花が昨夜、戦闘不能になる程のダメージを負っていたとしたら、体を再生させるためにレネゲイドが再び活性化していた可能性はあったが───
キミ達は優花を傷つけずに助けることが出来た。
侵蝕率も安定して低下していっているようで、ジャーム化の心配もまずないとのことだ。
新月市 病院 通路
GM :
そして、翌日。
今日は土曜日で学校は休み。
キミは午前中に、優花が入院する病院に訪れていた。
GM :
エントランスで病室の場所を聞き、階段を昇って二階の通路を進んでいく。
そうして、彼女が眠っている病室の前まで辿り着いた。
鏡 千明 :
「(……なんか変な感じだな)」 深呼吸をする。色々なことがあって、まともな状態で会うのは久しぶりだ。
鏡 千明 :
「優花。入るよ」 ノックをして扉を開く。
GM :
……が、扉は開かなかった。
鍵はかかっていない。どうやら部屋の中から扉が押さえつけられているようだ。
月城優花 :
「帰ってください」
GM :
固く閉じた扉の向こう側から、優花の声が聞こえる。
鏡 千明 :
「なんで……?!」 力を入れても開かず、そしてその言葉に驚く。
月城優花 :
「…………」
月城優花 :
「わたしは……たくさんの人達を傷つけました」
月城優花 :
「UGNの人達も、菜乃ちゃんも、千明先輩も……殺そうとした」
月城優花 :
「また、誰かを殺そうとするかもしれません。だから、帰ってください……」 震えた声で
鏡 千明 :
「……」 目を閉じて聞く。そう言う気はしていた。
鏡 千明 :
「……自分が信じられないんだね。あんなことがあったから、無理もないと思うけど……」
鏡 千明 :
「でも、私は決めた。もういなくならない」
鏡 千明 :
「それに……あんな状態にされても人を殺せなかった優花は、きっともう大丈夫」
鏡 千明 :
「何かあっても、私が止める。そのためにいつも傍にいる」
鏡 千明 :
「自分のことは信じられなくても、私の言うことなら少しは信じられるかもしれないでしょ」
鏡 千明 :
「……そうだといいな」 声が小さくなっていく
GM :
……僅かな沈黙の後、スライド式の扉が少しだけ開く。
隙間からは優花が顔を覗かせていた。
月城優花 :
「…………」
GM :
その表情はまだ辛そうで、キミと目を合わせることも出来ていない。
鏡 千明 :
「……ありがとう、開けてくれて」 怪我の調子を確認しつつ、様子を探りつつ話しかける。
GM :
隙間からなのでまだちゃんとは見えませんが、優花には傷一つありません。
月城優花 :
「……あの。千明先輩は、わたしのこと……怒らないんですか……?」
鏡 千明 :
「怒るって、どうして?」 不思議そうに
月城優花 :
「だって……わたし、酷いことばかり言って……。先輩や、色んな人たちを傷つけたじゃないですか……」
鏡 千明 :
「ああ……それは」
鏡 千明 :
「確かにやったことに違いはないんだけど、優花のせいじゃないっていうか、あのペンダントのせいっていうか……」
鏡 千明 :
「あの男子たちもそうだけど……本人の意思を捻じ曲げてそういうことをさせる奴がFHにいて、悪いのはそいつ」
鏡 千明 :
「だからって、気にするなっていうのは難しいのかもしれないけど……」 精一杯の説明
月城優花 :
「……それでも、わたし、ちゃんと自分の意識はあったんです」
月城優花 :
「あの時、菜乃ちゃんのことが嫌いって言ったのも、全部本心なんです」
月城優花 :
「でもわたし、ずっと菜乃ちゃんから離れるわけでもなくて、むしろ頼ってばっかりいる……」
月城優花 :
「千明先輩とお友達になれた時だって、そうです。自分一人じゃ話しかける勇気もなかったから、菜乃ちゃんのことを都合よく利用したんです……」
月城優花 :
「そんな人間、なのに。千明先輩は、わたしの傍にいてくれるんですか……?千明先輩なら、もっと……わたしなんかより別の人と一緒にいた方が、いいと……思い、ます……」 段々と小声になっていく
鏡 千明 :
「優花……」
鏡 千明 :
「確かに、菜乃がいなかったら私たちは会ってないかもしれない」
鏡 千明 :
「でも菜乃だって好きで私たちの縁を繋いでくれただけで、その厚意に甘えるのは別に悪いことでもなんでもない。私もよく世話になってるし……」
鏡 千明 :
「それにね」
鏡 千明 :
すう、と深呼吸してから。
鏡 千明 :
「私は、自分が優花と居たいと思うからそうしているだけ」
鏡 千明 :
「そこに証拠とか証明は、必要ない」
鏡 千明 :
言ってから、少し照れくさそうに目線を逸らす。
月城優花 :
「……!」 反対に、今まで逸らしていた目をキミの方に向けて
GM :
───扉が開く。
目の前には、服の裾を両手で握りながら、キミを見つめる優花の姿があった。
鏡 千明 :
「私、家を無くしてから帰る場所なんかないと思ってた」
鏡 千明 :
「だから、ずっと影の中でできるだけ誰にも知られない戦ってきた。でも、今はたぶん違う」
鏡 千明 :
「――ただいま、優花」 照れながら、ぎこちない笑顔で
月城優花 :
「…………お、おかっ」
月城優花 :
「おか……えり、なさい……?せんぱい……?」 顔を赤くして声を詰まらせながら、たどたどしくそう返す
月城優花 :
「……え?あ、あの……えっと……急にびっくりしたんですけど……」
月城優花 :
「あ、いや、意味は……理解出来るんですけど……」
月城優花 :
「わ……わたしが、千明先輩にとっての、帰る場所……ってこと、なんです……か……?」
鏡 千明 :
「……そうさせてもらえるなら」 消え入りそうな声で、頷く
月城優花 :
「……ぇ、あ、ええ……っと……」 目線を泳がせて
月城優花 :
「そうして頂けるなら……う、うれしいです……っ。す、すごく……!わ、わたしが家です」 頭が回ってないのか、声を上ずらせて
鏡 千明 :
「っ……ふふ」 予想とは全然違う言葉が不意打ちで来て、思わず吹き出す。
月城優花 :
「……!ん……へ、へへ……えへへ……」 キミが吹き出すのを見て、釣られて笑ってしまう
鏡 千明 :
「あはは……!」 一緒に笑う。ヘンな返事だけど、優花らしくて良いと思う。
鏡 千明 :
「えっと、じゃあ改めて……」
鏡 千明 :
「私はUGNの協力者、鏡探偵事務所の所長、鏡千明」
鏡 千明 :
「いつ何度でも、どこで何があっても、この街に、君の傍に戻ってこられるようにこれからも頑張るよ」
月城優花 :
「は……はいっ……!えっと……」
月城優花 :
「わたしは、清月女学院中等部三年生で、千明先輩のおともだ……」
月城優花 :
「……か、かのじょ……こいびと……?およめさん……?」 小声で口籠って
月城優花 :
「……か、帰る場所!帰る場所の、月城優花……です……っ!」
月城優花 :
「わたし、もう……消えたいなんて、言いません。千明先輩が、消えないって、傍にいるって、言ってくれたから……」
月城優花 :
「だ、だから……これから……よろしくおねがいします……っ!」 頬を赤く染めながら、それでもキミの目をちゃんと見てそう伝える
鏡 千明 :
「ん」 ほんのり顔を赤くさせて
鏡 千明 :
「私からも……よろしくお願いします」 しっかり目を見て、そう返す
月城優花 :
「はい……!!」 はっきりと返事をする。今まで見たことがないくらい、幸せそうな笑顔で
鏡 千明 :
硝子に反射する部屋の景色を見る。
鏡 千明 :
そこには優花の姿しかない。
鏡 千明 :
でも、そんなことはもう重要じゃない。
鏡 千明 :
君の隣にいる自分の姿が、今は確かに見えるから。
GM :
シーン終了。
Scene14 本心
GM :
アスクレピオスの個別エンディングのシーンになります。
時系列は前のシーンと同日。時間帯は少し後になってお昼前くらいです。
清月女学院 図書館 UGN支部
GM :
休日にも関わらず、キミは葉月に呼ばれて清月女学院のUGN支部へやってきた。
葉月真紀 :
「よっす」
GM :
支部として使っている図書館の一室に入ると、本を読んでいた葉月が顔を上げる。
……何だか呼ばれるたびに挨拶が適当になっていっている感じがするのは気のせいだろうか。
アスクレピオス :
「よっすよっす」
アスクレピオス :
「……って、適当すぎるじゃろ!? 目上の者への挨拶としては!!」
葉月真紀 :
「あれ?ダメ?いいじゃない、『よ』だけより二文字も多いわよ?」
アスクレピオス :
「文字数で敬意を表すのはどこの文化じゃ……、まったく……」
アスクレピオス :
「ま、良いか」
アスクレピオス :
「それよりユウカちゃんの様子を軽く覗いてきたぞ、もう安心そうじゃった」
葉月真紀 :
「あ、もう見てきたのね。それを伝えようと思ったのに」
アスクレピオス :
「おお、それはすまん」
アスクレピオス :
「……ともあれ、この世で最も幸福なことは『健康』、良いコトじゃ」
葉月真紀 :
「そうね。千明から連絡があったけど、ちゃんと話せたらしいし」
葉月真紀 :
「心身ともに健康になったみたいでなによりだわ」
アスクレピオス :
「うむ、なんだかイチャイチャしとった」
アスクレピオス :
「……"タチの悪い男達"と絡んで学校を休んでいた不良生徒には"指導"が必要とも思ったんじゃが、」
アスクレピオス :
「それもこれも"趣味の悪いペンダント"の所為じゃし、そもそもワシは先生ではなくなる訳じゃし、」
アスクレピオス :
「後はそっちに丸投げさせてもらうぞ」
葉月真紀 :
「元からそのつもりだしね。っていうか、先生でなくなるって、もう別のとこいくの?」
アスクレピオス :
「そのつもりじゃ、これでもワシって忙しい身じゃから?」
アスクレピオス :
「……なんじゃ、寂しいのかマキちゃんよ?」ニマニマとイタズラっぽく笑って
葉月真紀 :
「いや全然。セクハラ教師がいなくなって学園の風紀がよくなるなーって思ってたけど」
アスクレピオス :
「うう、ちょっとでも期待したワシが馬鹿じゃった」
アスクレピオス :
「……ああ、ワシの話とはまったく関係ないのじゃが」自分の話題から逸らす様に話を変える
アスクレピオス :
「ナノちゃんの方はどうじゃった? お主が記憶処理を施したんじゃろう?」
葉月真紀 :
「日南菜乃さんね。彼女も特に問題ないはずよ」
葉月真紀 :
「ちゃんと記憶は操作しておいたから、人狼と遭遇したり、ディアボロスとの会話なんかは、野良犬と遭遇したり酔っ払いのおじさんに絡まれた感じの記憶に変えてるわ」
葉月真紀 :
「もし朧げに覚えてたとしても、夢か何かだと思うでしょ」
アスクレピオス :
「なるほど、ファントムビーストはノラ犬、ディアボロスは酔っ払いのおじさん」
アスクレピオス :
「ディアボロスが酔っ払いなのは何か面白いが、大丈夫そうじゃな」
アスクレピオス :
「……病みあがりにお疲れ様じゃマキちゃんよ、記憶操作とは中々に辛い役回りよのう」
葉月真紀 :
「ありがと。まあ、これがわたしの仕事だしね」
アスクレピオス :
「当然の仕事じゃ、と誰にも労われんのじゃろう? どれ、ワシが撫でてやろうか?」
葉月真紀 :
「トイレ行った後手洗ってなさそうだからイヤ!」
アスクレピオス :
「ワシはトイレとか行かん!! アイドルと同じなんじゃ!!!!」
葉月真紀 :
「アイドルではないでしょうよ。ともかく撫でるのはやめて、子供じゃないんだから」
アスクレピオス :
「ワシからすれば、まだまだ子供じゃがな」
アスクレピオス :
「……まあ、『せっかくセットしたのに、撫でられて崩れるのはイヤ!』って言うのは分かるか」
葉月真紀 :
「いや、汚い手で触るなって言ったのよ。もしかしてボケが始まったのかしらね、このお爺ちゃん」
アスクレピオス :
「トイレに行ってないのに、汚いの確定なんじゃ!?!?」
アスクレピオス :
「ワシの身体には、魔法で使う柘榴とか薬草とか、そういう比較的良い匂いしかついておらんのに!!」
葉月真紀 :
「それはそれでなんかやだなあ……」
葉月真紀 :
「まあ別にアスクレピオスが変な匂いしててもどうでもいいか。それより、今日呼びだした理由はもう一つあるのよ」
アスクレピオス :
「……いや、どうでもよくはないが全然????」
アスクレピオス :
「まあ、先に呼びだした理由の方を聞いておこうか? なんじゃ?」
葉月真紀 :
「どうでもいいでしょ。これから私とデートするってことに比べればね」
アスクレピオス :
「お、おお……! 覚えておったのかデートの約束……!!」
アスクレピオス :
「臭いだとか触られたくないだとか、散々いろいろ言っておいて、覚えておったのか……!!」
葉月真紀 :
「記憶力はいいのよね、わたし。っていうか、昨日の今日で忘れるわけないし」
アスクレピオス :
「いやいや、記憶力が良いはウソじゃろ、ワシの役職も忘れておったじゃろ」
葉月真紀 :
「どうでもいいことは忘れるのも優秀な記憶には必要ってことよ」
アスクレピオス :
「どうでもいいコト!?!?どうでもいいコトって言った!?!?!?!?」
葉月真紀 :
「そんなことより、デートプランもちゃんと考えて来たわよ。見てくれる?」 手帳を取り出して
アスクレピオス :
「そんなこと!?」
アスクレピオス :
「いや、まあ、もう良いか……、そっちの方がラクとも言うたしの……」どれどれ、と手帳を覗き込む
GM :
では、手帳を確認すると、
GM :
葉月のデートプランは、まず街でランチから。
それからショッピングや映画、ディナーなど、ごく普通の予定が書かれているのだが。
一つだけ、キミは気になる予定を見つける。
GM :
それはプランの最後に記されている───"ラブホテル宿泊"という予定だ……!
葉月真紀 :
「どうよ」 どやっとして
アスクレピオス :
「…………おお、どうよと来たか」
アスクレピオス :
「まあ、概ね問題ない、概ね考えられたデートプランじゃとは思うが」
アスクレピオス :
「…………なんじゃ、コレ」ラブホテルの文字を指差す
葉月真紀 :
「なんじゃもなにも、ホテル宿泊ですけど」
アスクレピオス :
「いや、その五文字の前の二文字が問題だと言うとるんじゃが????」
葉月真紀 :
「何が?デートなら別に問題ないでしょ?次は日曜日でまだ休みだしね」
アスクレピオス :
「待て待て、初デートで"泊まり"はないじゃろ…! 知らんけど…!!」
アスクレピオス :
「ラブの付くホテルに泊まりはもっとないじゃろ…!!」
葉月真紀 :
「あれ~?おかしいわね。でもあんたこの前言ってたじゃない。私んちに泊まりたいって」
葉月真紀 :
「マキちゃんのスケベなでかおっぱいを好き放題にしたいんじゃグヘヘのヘって鼻血出しながら言ってたじゃない」
アスクレピオス :
「自分の記憶まで操作しておる!?!?」
アスクレピオス :
「そもそもワシ、鼻血とか出んからな!! この身体は血の通っておらん人形なんじゃから!!」
葉月真紀 :
「あ、そうだったの。まあ、それはおいといて」さらっと流して
葉月真紀 :
「……ほんとにいいの?こんなチャンス中々無いわよ」
アスクレピオス :
「…………」
アスクレピオス :
「うう~む……デートしたいのは、山々なんじゃが……」
アスクレピオス :
「実際に関係を持ってしまうと……、ほれ、上からいろいろ言われるかもしれんし……」
アスクレピオス :
「ああ、あとワシって、人形の身体じゃろう? そういう問題もあるの!!」
葉月真紀 :
「そりゃそうよね。じゃあ別にいいわ、私も絶対行きたいってわけじゃなかったし」
葉月真紀 :
「最後の予定だけ、なしってことで」 手帳のラブホテル宿泊の文字に上から線を引く
アスクレピオス :
「う、うむ、本当に残念じゃがな?あんまり時間もないし?」と言いながら、ホッと胸を撫でおろす
アスクレピオス :
「あっ、ワシが抱きたいなら、ここでは好きなだけハグして良いぞ? ほれほれ?」
葉月真紀 :
「いや、別にいらないわよ。それより、気になったことが出てきたしね」
アスクレピオス :
「き、気になったこと……?」
アスクレピオス :
「(ワシの方こそ、あのマキちゃんが"ラブホテル"とか急に言いだした事がビックリなんじゃがな……?)」
葉月真紀 :
「うん。アスクレピオス、あんたさ」
葉月真紀 :
「ぶっちゃけ性欲とかないでしょ?」 笑顔を消し、見透かすような目で見る
アスクレピオス :
「…………」
アスクレピオス :
「……ん? ん~? 何の事じゃ~?」
葉月真紀 :
「私さ……あんたが古代種のオーヴァードで、それも大昔から生きてるって知ってからずっと疑問だったのよね」
葉月真紀 :
「そんな何千年と生きてる人間が、今更性欲持てあまして女の子にセクハラかますことあるのかなってさ」
アスクレピオス :
「な、何千年も生きてるからこそ、ってコトもあるんじゃないかの~~~~」
葉月真紀 :
「うーん、そうね。確かにそういうこともあるかもしれないわ」
葉月真紀 :
「物語に登場する不老不死って、大抵の場合悟り開いた仙人みたいなタイプか、退屈が嫌いで楽しく生きようとしてるタイプのどっちかだしね」
アスクレピオス :
「どう見ても、ワシは後者じゃろう?」
アスクレピオス :
「もうイヤじゃなぁマキちゃんよ! ヘンな勘違いしちゃって!」
葉月真紀 :
「うん……ぱっと見の印象はね」 勘違いという言葉は無視して
葉月真紀 :
「でも本当は、前者の方でしょ?アスクレピオスは」
アスクレピオス :
「…………」
アスクレピオス :
「……どうして、そう思うんじゃ」
葉月真紀 :
「あなたはコードウェル博士と共にUGNを創設した、ガーディアンズのメンバーの一人」
葉月真紀 :
「アールラボやホワイトハンドなどの内部組織の設立にも関わってて、今は本部技術顧問の役職に就いてる」
葉月真紀 :
「UGNへの貢献力は高いってもんじゃない」
葉月真紀 :
「この功績を踏まえたら、今の時代を生きる者に知識を与える賢者……としか見えないと思いますけど?」 小さく笑って
アスクレピオス :
「……何じゃ、知っておったのか? それともデートプランのついでに調べたとでも?」
葉月真紀 :
「前々から気になってたから、ずっと調べてたのよ。なんかやたらと隠された情報だったから、時間かかったけどね」
葉月真紀 :
「いやー、大変だった大変だった」
アスクレピオス :
「…………」
アスクレピオス :
「……なるほど? そうしてワシの正体に関する確信を得るために、ワシをラブホテルに誘うことで揺さぶってみた、というわけか?」溜息をついて
葉月真紀 :
「そういうこと。悪かったわね」
アスクレピオス :
「はあ、こうなっては観念して認める他ないかの」
アスクレピオス :
「まったく鋭いの、ほんの10年前までは……あの子達と変わらないセーラー服を着た、どこにもいる可愛い女の子じゃったのに……」
アスクレピオス :
「今はすっかり、支部長の器、という訳か」
葉月真紀 :
「10年って時間は、本当はあなたが思ってるより長いのよ。アスクレピオス」
葉月真紀 :
「それで、やっぱり今までのナンパな態度は演技だったってわけよね。どうしてそんなことしてるの?」
アスクレピオス :
「そこまで答える必要があるか?」
アスクレピオス :
「……"俺"はもうすぐ此処を去る身だ、キミには何の関係もないだろう」
葉月真紀 :
「あるわよ」 その言葉を遮るように即答して
葉月真紀 :
「だって私達、仲間でしょ?たとえこれから離れたってさ」 小さく微笑みかける
アスクレピオス :
「…………仲間、仲間、ね」
アスクレピオス :
「キミにそんな風に思ってもらっているのは光栄だが」
アスクレピオス :
「俺は、キミ達を"仲間"だと認識した事はないよ」
葉月真紀 :
「あら、そうなの?それはおかしいわねぇ」
葉月真紀 :
「すぐ傍で、ここまでたくさん関わってるのに、仲間だとほんの少しも思ってないなんて……」
葉月真紀 :
「もし本当にそうなら、それはもうジャームだと思うんだけどな。でもあなたはそうじゃないでしょ?」
アスクレピオス :
「…………まいったな、俺としてはウソを言ったつもりもないんだが」
アスクレピオス :
「どうにも事情を話さないと、納得してくれないらしいな」
葉月真紀 :
「お、話してくれるのね。よかったわ」
葉月真紀 :
「もし話してくれなかったら、ブチギレてあなたの個人情報そこかしこにばら撒くところだったもの」
アスクレピオス :
「止めてくれ……、信じる者もいないだろうが止めてくれ……」
葉月真紀 :
「やめるやめる。でもそれくらいマジで話してもらいたかったってこと」
葉月真紀 :
「ほら、話して。ちゃんと聞くから」
アスクレピオス :
「……ああ」
アスクレピオス :
「────この2000年、俺は数えきれぬ過ちを、罪を犯して生きてきた」
アスクレピオス :
「あの子とは違って、俺には過去を悔い改め、より良い未来に導く力もなかった」
アスクレピオス :
「……UGN設立も、その罪のひとつだ」
アスクレピオス :
「最前線で戦っているキミに告げるべき事ではないが、俺は今のUGNが"正義の組織"とは思ってはいない」
アスクレピオス :
「人類とオーヴァードの共存を掲げながら、実際にしているのはレネゲイドの隠匿」
アスクレピオス :
「つまりは、人類とオーヴァードの隔離だ」
アスクレピオス :
「今回の事件、月城優花がFHについた理由の一つに、こうしたUGNの体質があると俺は思っている」
アスクレピオス :
「……問題の先延ばしをしながら、内輪で派閥抗争など下らん政治に腐心している」
アスクレピオス :
「未来ある若者を少年兵に仕立て、あまつさえ非道な人体実験を行なっている噂まである」
アスクレピオス :
「今ある世界秩序は、『日常』は、数えきれん犠牲の上に成っている」
アスクレピオス :
「大義の為と言って許されることではない」
アスクレピオス :
「……そのような組織を生みだした俺はきっと、地獄に落ちるだろう」
アスクレピオス :
「俺が与えたレネゲイドの知識のせいで、実験の犠牲になった者もいるはずだ」
アスクレピオス :
「……UGNの事だけじゃない、俺はかつて、自分の所為で一人の患者を殺している」
アスクレピオス :
「魔女裁判で裁かれるべき罪人、それこそ俺の正体なんだよ」
アスクレピオス :
「だからだろう、俺はどうも……親愛や敬愛を向けられるのが気持ち悪い……」
アスクレピオス :
「適度に嫌われてる方が居心地良い」
アスクレピオス :
「────もっとも、そうでなくとも俺は、他人と必要以上に親しくなるのが苦手だ」
アスクレピオス :
「親しくなればなるほど……失うのが辛くなる……」
アスクレピオス :
「もう幾度、見送ってきたか分からんが慣れないものだ……」
アスクレピオス :
「まあ、相手が死ぬ前に関係を切られたこともあるがな……」旧友のコードウェルを思いながら呟く
葉月真紀 :
「……なるほどね。大体理由は分かったわ」 静かに聞き終えて
葉月真紀 :
「でもあなた、どうやらいくつか勘違いしているみたいね」
アスクレピオス :
「……勘違い? 俺が?」
葉月真紀 :
「うん」
アスクレピオス :
「どういう事だ?」
葉月真紀 :
「まず一つ。私は前線にいる支部長だからって、別にUGNのことを正義の組織なんて思ったことは一度も無い」
葉月真紀 :
「大きな組織なんだから、一枚岩じゃなくて当たり前。それに、ジャーム化っていう危険を持ったレネゲイドなんてものと真正面から向き合ってる組織よ」
葉月真紀 :
「間違いも悲劇も、いくらでも起こる。犠牲だってたくさんある。それが許されないことだっていうのは確かにそう」
葉月真紀 :
「でも、私はUGNがあって良かったって思ってる」
葉月真紀 :
「UGNがなかったら、きっととっくにこの世界は終わりを迎えていた。そうなったら……」
葉月真紀 :
「……大好きな作者が出す新刊を読めなくなるからね!!」
葉月真紀 :
「わたしにとってはそんなものなのよ、UGNって。自分の日常を守りたいから協力する。それだけって感じ」
アスクレピオス :
「…………世界の終焉と新刊が同列とは、随分と軽く言ってくれるな」苦笑して
葉月真紀 :
「私にとっては世界なのよ。本はね」
葉月真紀 :
「で、二つ目。あなたはちょっと、自分が特別な存在だと思いすぎてるわ」
葉月真紀 :
「失うのが辛い、もう幾度見送ってきたか分からない……って、そんな口ぶりさ」
葉月真紀 :
「あなた、自分は絶対に死なないと思ってるでしょ?それか、死ぬのは何百年何千年先のもっと未来の話だと思ってる」
葉月真紀 :
「でも、実際はそうじゃない。死はいつやってくるか分からないし、古代種のオーヴァードにも平等にやってくる」
葉月真紀 :
「もしかしたら、私もあなたも、死ぬのは今日この日かもしれない」
葉月真紀 :
「私達はそういう世界で生きてるでしょ。なのに寿命のことを気にして、自分が残される側、失う側だと思ってるなんて……」
葉月真紀 :
「あんたはそういう物語に出てくる主人公か何かかっつーの!」 笑って
アスクレピオス :
「……むう、これまでそうだったんだ、そう思うのも当然だろう」
アスクレピオス :
「直近では北米FHとの決戦やらUGNクーデターやら、多くの命が散って、俺は取り残されている」
葉月真紀 :
「でも、それは全部過去の出来事でしょ?これから起きる未来じゃない」
葉月真紀 :
「それともあんたは未来視の能力でも持っていて、最後に地球に残されるのは自分一人だけだとか、そういう未来を見たのかしら」
アスクレピオス :
「そういう訳ではないが……」
葉月真紀 :
「ほらね。人生っていう物語にはね、最初から全てが決まった筋書きなんてないのよ」
葉月真紀 :
「あなたの人生のストーリーがこれからどうなるかなんて、まだ誰にも分からないでしょう」
アスクレピオス :
「…………」
葉月真紀 :
「そして、最後の勘違い」
葉月真紀 :
「私はあなたの話を聞いても、これっぽっちも納得してないってことよ!」 笑顔になって
アスクレピオス :
「……何? せっかく全て話したのにか?」
アスクレピオス :
「他人から好意を向けられるのが嫌で、敢えて軟派な態度を取って、相手から嫌われるようにしている────それのどこが納得できないんだ?」
葉月真紀 :
「話を聞くとは言ったけど、納得するとは言ってないし」
葉月真紀 :
「……ねえ、アスクレピオス。あなた、さっき記憶操作は辛い役回りって言ってたわよね?」
アスクレピオス :
「ああ、言った」
葉月真紀 :
「その通りよ。はっきり言って、凄く辛い」
葉月真紀 :
「今回みたいな件なら、別に大して問題ではないけれど……」
葉月真紀 :
「私は、仲間と親しい人達の記憶を操作して、その人達から仲間の記憶を全部消すことだってある」
葉月真紀 :
「……仲間がジャーム化したり、死んだ後なんかは特にね。そうしなくちゃ残された人達が疑問を持って調べたりして、レネゲイドの存在に辿り着いて危険に巻き込まれることもあるから」
葉月真紀 :
「きっと私はこれからも、色んな人達の記憶を操作して、色んな人達の絆を消して行くわ」
葉月真紀 :
「……だからせめて、私自身は仲間と本気で付き合っていきたいの」
葉月真紀 :
「もしも他の大切な絆が無くなっても、孤独になったりしないように……。私がその人の心の拠り所になれるようにね」
葉月真紀 :
「そして、そういう上辺だけじゃない、本心で人と向き合って関わり続けることが大事って教えてくれたのは、他でもないUGNでしょ?」
葉月真紀 :
「じゃあ、納得出来るわけも無いわよね。設立メンバーが、自分の勝手な理由で、相手から嫌われるために上っ面だけの付き合いがしたいです……なんてさ」 頬杖をついて、キミに笑いかける
アスクレピオス :
「……困った、説明が仇になって、かえって困った事になった」目を逸らし
アスクレピオス :
「俺は本心で向き合うなんて苦手だというのに、キミは本心で向き合えという」
アスクレピオス :
「……納得したなら記憶操作で忘れてもらって、元通りの関係に戻りたかったんだが、そういう訳にもいかんらしい」
葉月真紀 :
「私がそういう女じゃないってことは知ってるでしょ?あなたは」
葉月真紀 :
「別に、無理に今すぐ変われなんて言わない。でも苦手なことは頑張れば克服できるものでしょ」
葉月真紀 :
「だから、これから考えるくらいしてみてよ」
葉月真紀 :
「私、アスクレピオスのこと好きだし……千明もモクモも氷雨も、きっと同じ気持ちだと思うからさ」
アスクレピオス :
「……さっきまで臭いだの何だのと言っていたクセに、よく好きだとか言うなキミは」笑って
葉月真紀 :
「ただの冗談じゃない。分からなかった?」
アスクレピオス :
「まあ、分かる」
アスクレピオス :
「……先程も好きだという言葉が冗談ではないという事も」
アスクレピオス :
「この逃げ場の無い状況は、悪い冗談であってほしいが」
葉月真紀 :
「残念ながら、逃げ場なんてないのよね。これからデート行くし」
アスクレピオス :
「結局、デートには行くのか!?」
葉月真紀 :
「行くでしょ!!」
葉月真紀 :
「何!?嫌なの!?私とのデートに付き合えないっていうわけ!?」 睨む
アスクレピオス :
「むう、アルハラ親父みたいになっているぞ」
アスクレピオス :
「……分かったよ、こうなったらラブホテルでも何でも御供しようか」
葉月真紀 :
「あ、それはいいわ。もう予定から消したし、別に好きって言っても恋愛的な意味じゃないからね」
アスクレピオス :
「ああ、そうなのか……完全に罠だったのか……」
葉月真紀 :
「そこはもう悪かったって言ったじゃない」 苦笑して
葉月真紀 :
「とにかく、もうお腹も空いてきちゃったしそろそろ行きましょ」 席から立ち上がる
アスクレピオス :
「……そうだな、行くとしようか」
アスクレピオス :
「と、その前に一つ、キミにひとつ言っておきたい」
葉月真紀 :
「何?」
アスクレピオス :
「本心で話すことは苦手だ、一度しか言わないぞ」
アスクレピオス :
「────俺は、キミの事が好きだ」
アスクレピオス :
「…………さて、向かうとしようか」照れ隠しにフードを深く被って、部屋のドアを開ける
葉月真紀 :
「……うん」
葉月真紀 :
「───知ってるわ」
GM :
葉月が笑う。初めて聞けたキミの本心の言葉を、彼女はきっと忘れないだろう。
GM :
シーン終了。
Scene15 また負けた男
GM :
神渡氷雨の個別エンディングのシーンになります。
時系列は今までのシーンと同日で、また少し後の昼過ぎ位。
新月市 公園
GM :
───月城優花が目覚めた。ジャーム化の心配もなく、今は千明が傍にいてくれている。
数時間前、キミは葉月からそう連絡された。
GM :
これでひとまず、落ち着いた休日を過ごすことが出来る。
……そのはず、だったのだが。
キミは公園の前を通りかかると、見知った男の存在に気付いてしまう。
春日恭二 :
「……………………」
GM :
FHエージェント、"ディアボロス"春日恭二。
彼はあの日のように、項垂れながらベンチに腰かけていた。
しかしその体は何故か傷だらけで、服もところどころ破けてしまっている。
前回はリストラされたサラリーマンのようだったが、今回はさらにみすぼらしい有様だった。
神渡 ヒサメ :
「何をしている? 替えの服はないのか?」
春日恭二 :
「……あぁ、お前か」 顔を少し上げ
春日恭二 :
「フッ……替えの服か。そんな余裕はなかっただけだ」
春日恭二 :
「さっきまで、ジャックフレイムとブルートザオガーと戦っていたところだったからな……」
神渡 ヒサメ :
「何故だ? 彼らはFH所属という話だったが。」
春日恭二 :
「なんだ、まさか気付いていなかったわけでもあるまい」
春日恭二 :
「あの二人も、ファントムビーストと同じコントローラーで操っていたんだよ」
春日恭二 :
「お前達のおかげで、彼らも晴れて自由の身になったというわけだ……」
神渡 ヒサメ :
「それは重畳。彼等もまた月城嬢と同じか。違ったらしい、強化としてコントローラーを使っていたと考察していたが。」
神渡 ヒサメ :
「彼等も元気に出ていったのだろうな。春日さんの様子を見るに。」
春日恭二 :
「そうだな……元気すぎてこの通りだよ……」 項垂れる
神渡 ヒサメ :
「気に病むな。次があるだろう。」
神渡 ヒサメ :
「とはいえ、打ち砕くが。邪な企みであれば。」
春日恭二 :
「簡単に言ってくれるものだ……」 小さく笑って
春日恭二 :
「……だが、しかし、そうだな」
春日恭二 :
「実のところ、今の私はそこまで気を病んでいるわけではないんだ」 隣に座れと言うように、ベンチを顎で示す
神渡 ヒサメ :
「興味深いな。」
ベンチに腰掛ける
春日恭二 :
「……また負けてしまったことは、確かに悔しい」
春日恭二 :
「だが、任務が失敗したことに対しては全く悔いはない。むしろ、失敗して良かったとさえ思っているまである……」
神渡 ヒサメ :
「その心は?」
春日恭二 :
「……正直、私は今回の任務にはあまり乗り気ではなかったのだ」
神渡 ヒサメ :
「意外だな。随分と……清月では『ノリノリ』だったように見えたが。」
春日恭二 :
「失敗して良かったとは思っているが、失敗するつもりで任務にあたっていたわけではなかったからな。私は別に裏切り者になりたいわけじゃない」
神渡 ヒサメ :
「理解した。せざるを得ない時もあるな。嫌な仕事も、互いに勤め人が故に。」
神渡 ヒサメ :
《ソムヌスの枝》を想う。
仲間たちは好きだったし、ジャームを捕らえ続けることは崇高な使命だとも考えていたが……
時には、その手を鈍らせたくなるような仕事もあった。
それでも、ヒサメは一度たりともダーツを投げる手を緩める事はなかった。
請け負った事はやり遂げる責任感が故に。
彼も同じなのだろう。
春日恭二 :
「……あの日、ここで上位セルのエージェントから直々に特別な任務があると呼び出された時は、舞い上がってしまったものだ」
春日恭二 :
「だが任務内容を知ってみたら、そんな気持ちもなくなったよ。あれは嫌な仕事だ」
神渡 ヒサメ :
「立派だな。貴方はそれでも任務を全うしようとした。」
春日恭二 :
「……それは組織に属する者として、当然だっただけだ。私は立派だとは思わん」
春日恭二 :
「……ファントムビースト達の状況を、私自身で置き換えてずっと考えていた」
春日恭二 :
「謎の機械で知らぬ間に意志を奪われ、操られ、最後にはジャーム化を迎える……」
春日恭二 :
「ただ口先で騙されるだけなら、まだ私が愚かだったで済む。だが、自分の意志を無理矢理奪われて利用されるなど、屈辱でしかない」
春日恭二 :
「……そんなもの、誇りを汚されることと同義だ」 泥だらけの自分の靴を見下ろす
神渡 ヒサメ :
「だから止めた。」
神渡 ヒサメ :
「貴方自身を憎むわけではない。しかし、良くない行為というモノはある。」
神渡 ヒサメ :
「光栄だ、貴方の想いに応える形になったならば。微力であるが。」
春日恭二 :
「フン、お前は本当に珍しいやつだ……」 顔を上げ、キミを見て
春日恭二 :
「だが、別に感謝はせんぞ。お互いに全力でぶつかり合い、そしてお前達が勝った。ただそれだけのことだ」 そうは言うが、その目に嫌味などは見えない
神渡 ヒサメ :
「……ふっ。」
いつもは固く結ばれている口元が緩む。
「嬉しいが、俺は勝てていない。彼女たちの戦いは確かに勝利を収めたが。」
「俺は最後の一点を入れ損ねてしまったからな。」
神渡 ヒサメ :
「流石というべきか、"ディアボロス"。 」
春日恭二 :
「フン、よく言う……」
春日恭二 :
「だがまあ、そういうことにしておこうか。"投げ凍てる骨矢"」
春日恭二 :
「…………」 青空を見上げ
春日恭二 :
「"プランナー"がいなくなってから、組織の一員として上からの任務を忠実にこなすことばかりを考えてきたが……」
春日恭二 :
「FHとして、もっと私自身の"欲望"を優先して行動していってもいいのかもしれんな……」
神渡 ヒサメ :
「応援する。時に、相容れない事もあるだろうが。」
「パーフェクトゲームにしてみせよう、次にそうなってしまったのなら。」
春日恭二 :
「その言葉、私に対する挑戦と受け取ったよ、"投げ凍てる骨矢"」
春日恭二 :
「だが、次に敵として会った時も容赦はせん」
春日恭二 :
「その時勝つのはこの私、"ディアボロス"だからな……!!」 ニヤリと笑って
神渡 ヒサメ :
「ああ、やってみせるといい。……やれるものなら。」
言葉とは裏腹に、優しい声で
春日恭二 :
「フン……!」 その返事に、満足げに笑い
神渡 ヒサメ :
「そろそろ行かねばならない。名残り惜しいが。」
神渡 ヒサメ :
「やるべき事が増えた。厳密には仕事ではないが。」
春日恭二 :
「やるべきこと?」
神渡 ヒサメ :
「迎えにいかなければ、"ジャックフレイム"に"ブルートザオガー"。彼らも無傷で済んだはずがない。」
神渡 ヒサメ :
「選択は子どもたちのモノであるべきだが。後始末は大人がすべきだろう。」
春日恭二 :
「なるほど、そういうことか」
春日恭二 :
「私はもうあいつらに関与はせん。好きにすると良い」
春日恭二 :
「あの二人も才能はあるが、FHには向いていない。それに……」
春日恭二 :
「洗脳が解けても、ファントムビースト……月城優花のことを友人として気にかけていたしな……」
神渡 ヒサメ :
「ならばより急がねばな。」
「月城嬢に今必要なのは視野を広げてくれる学院外の友人だ。唯一無二の探偵に加えて、生徒会長と彼らがいてくれれば……彼女の心にわだかまったモノもいずれは。」
神渡 ヒサメ :
「では、また。出来れば敵として出会わぬよう祈る。」
春日恭二 :
「フン、さっさと行け。……ではな、神渡」
GM :
キミと春日は同時にベンチから立ち上がり、お互いに背を向けて去っていく。
GM :
だがその道が再び交わる時は、そう遠くはないのかもしれない。
GM :
シーン終了。
Scene16 正夢
GM :
百雲モクモの個別エンディングのシーンになります。
時系列は今までのシーンから更に二日後です。
清月女学院 敷地内
GM :
月曜日。
一週間の始まりの朝、キミはいつも通りに清月女学院に登校した。
正門を抜けて、校舎までの道を歩いていく。
GM :
周りには、キミと同じように校舎へと向かう生徒達がたくさんいる。
……しかし、彼女達はキミと違い、つい先日この学園で戦いがあったことなど何も知らない。
呑気に昨日見たドラマの話や、テストや部活の話などをしている。
日南菜乃 :
「みんな、おはよー!」
GM :
そんな生徒達が、皆急に同じ方向を見てわっと騒ぎ出したのは、日南菜乃が登校してきたからだ。
菜乃の周りにはあっという間に人の輪が出来、その中心で菜乃は楽し気に笑っている。
菜乃に話しかける生徒は、中等部から高等部まで学年を問わず様々だ。
その様子を見ていると、菜乃は学園の生徒全員の顔と名前を憶えているという噂も本当なのかもしれないとキミは思ってしまうだろう。
百雲モクモ :
「わー、チョー大人気……菜乃ちゃんって学院のアイドル?」 丁度人だかりが出来たタイミングに出くわし、菜乃に声をかけるタイミングを逃す
GM :
ではそうして人だかりの外から菜乃の様子を伺っていると、
日南菜乃 :
「あ、モモちゃん!おはよう!」 キミの存在に気付き、おーいと手を振ってくる
百雲モクモ :
「ん、おっはー菜乃ちゃん! 嫉妬しちゃうくらい大人気だし!」 両手を上げて振り返す
日南菜乃 :
「あはは、嫉妬って!別に普通だよ!」
GM :
菜乃は笑いながら、キミの方へと向かう。
周りでは生徒達が「誰あの子?」「あー、最近転入してきた子か」などとざわついている。
百雲モクモ :
「どーもどーも。モクモでーす! ちょっと菜乃ちゃん通してあげて欲しいし!」 そんな生徒たちに軽く会釈しながら、菜乃を出迎える
日南菜乃 :
「そうそう、モモちゃんね!あ、ありがとー」 道を開けてくれた生徒にお礼を言いながら
日南菜乃 :
「そうだ、モモちゃん。ちょうどよかった!ちょっと話があったんだよ」
百雲モクモ :
「お話~?」 首を傾げてみせる
日南菜乃 :
「うん。ただ、えーっと……」
日南菜乃 :
「ちょっとここだとアレだから……一緒に来てくれる?」 顔を近づけ、小声で囁く
百雲モクモ :
「……え~何~? 秘密の逢引?」 ちょっと揶揄いながら、OKのジェスチャーを出す
日南菜乃 :
「そうそう……って何言ってんの!」 冗談に笑って
日南菜乃 :
「じゃあ、行こっか。ごめんみんな、また後でね!」 周りの生徒にそう言いつつ、キミの手を引いて校舎へと小走りで駆け出す
百雲モクモ :
「へっへー、じゃあねー!」 生徒たちに手を振りつつ、菜乃に連れられて行く
清月女学院 高等部校舎 屋上
GM :
菜乃に連れられて来たのは、高等部校舎の屋上だった。
つい二日前に戦闘があったばかりの場所だが、破壊された床や壁などはすでにUGNの手によって元通りに修復されている。
日南菜乃 :
「ごめんね、ここまで連れてきちゃって。あそこじゃちょっと話辛かったからさ」
GM :
菜乃は手を離し、キミに振り返る。
ホームルーム前の時間帯だからか、人はキミ達以外に誰もいなかった。
百雲モクモ :
「ううん、気にしないで良いし。んで、話って言うのは?」 手すりに寄りかかって
日南菜乃 :
「優花の話だよ」
日南菜乃 :
「昨日、優花から電話があったんだ」
百雲モクモ :
優花の名前が出てピクリと眉が反応する
百雲モクモ :
「おっ……優花ちゃんは大丈夫だった?」
日南菜乃 :
「うん……一応、ね」
日南菜乃 :
「優花、なんか最近変な病気に罹ったらしくてさ……。今まで熱も酷かったみたいで、だから連絡も取れなかったんだって」
日南菜乃 :
「でももう治ったらしいの。病み上がりで辛いから、あと一日か二日位、学校は休むみたいだけどね」
GM :
……という菜乃の話を聞いて、キミは先日葉月から受けた連絡を思い出す。
UGNに保護された優花は、UGNの施設でレネゲイドコントロールの基本的な訓練を受けることになったらしい。
もう衝動発生装置はないが、二度と暴走しないようにしたいという優花本人の希望だった。
百雲モクモ :
「……ん、きっと辛かったんだろうけど、五体満足で何よりだし!」
百雲モクモ :
「ていうか、明後日には会えるんだね。菜乃ちゃんは話したいことたくさん有りそうだし」
百雲モクモ :
きっと菜乃のことだ、会えなかった分だけ積もる話もあるだろうとモクモは思う。
日南菜乃 :
「うん、いっぱいある!会うのが楽しみだよ!」
日南菜乃 :
「……ただ、そのね。ここからが話し辛くて場所を移した理由なんだけど」
日南菜乃 :
「もう千明に依頼って……した?特に何も聞いてなかったけど、調査してくれてたならやっぱり依頼料とか払わなきゃかなーって……」
百雲モクモ :
「あ~……まあ、話は通しておいたんだけど~……」
日南菜乃 :
「やっぱり!そうだよね、モモちゃんすぐ行動してくれそうだったし!」
日南菜乃 :
「えー……っと、何円くらいかかるって……言ってた?」 ぎこちなく聞いてくる
百雲モクモ :
「え、え~っとね~……」 伝えづらそうに口をごにょごにょさせて
百雲モクモ :
「ニ、ニサンジュウマン……クライ?」 ぼそっ、と金額を零す
日南菜乃 :
「二っ、三十万!?」
日南菜乃 :
「そ、そんなするんだ!?」 なんてこった、と顔を青ざめさせる
百雲モクモ :
「で、でも! もう少し安くはしてくれると思うし! スタバの新作を奢るからって言ったら『うん』って言ってたし!?」
日南菜乃 :
「千明がスタバ!?ほ、ほんとに!?全然想像出来ないんだけど!?」
百雲モクモ :
「ナチュラル失礼の菜乃ちゃん!? ま、まあガラス張りのお店はNGらしいから、そこは気を付ければ来てくれるらしいし…!」
日南菜乃 :
「いやだって、前に誘った時は好きじゃなさそうな反応だったから……」
日南菜乃 :
「それはともかく、交渉してくれてありがとう。どれくらい安くなるかは分からないけど、後は頑張ってちゃんと払うよ」
日南菜乃 :
「……多分」 若干不安そうに
百雲モクモ :
「が、学生には些か荷が重い支払いな気がするし……」
百雲モクモ :
「……あとは千明ちゃんと直接話し合った方が良いかもしれないし。あの時は私が代理で話したけど、依頼者本人として顔を合わせておくのが良いし」
日南菜乃 :
「うん、そうだね。ちょっと金額の心構えがしたくて先にモモちゃんに聞いちゃったけど、その通り」
日南菜乃 :
「あとで千明と話してみるよ。依頼料のことだけじゃなくて、千明も優花のこと心配だったと思うし、ちゃんと教えてあげなきゃ」
日南菜乃 :
「探偵だから、もう知ってるかもしれないけどね!」 笑って
百雲モクモ :
「それな! もしかしたら予想以上にふか~い所まで知ってるかもしれないし!」 つられて笑う
日南菜乃 :
「かもね!」
日南菜乃 :
「……話はそれだけ!じゃあ、教室いこっか!」
百雲モクモ :
「だねっ! そろそろ時間だし、ずっと二人でいたら色々と噂されちゃうかもだし?」冗談めかして
日南菜乃 :
「いや、どういう噂だよ~」 と笑いながら、
GM :
キミは菜乃と共に階段の方へと歩いていく。だが、しかし、
日南菜乃 :
「…………」 急に、菜乃が立ち止まる
百雲モクモ :
「どうかした?」
日南菜乃 :
「うん……」
日南菜乃 :
「……ねえ、モモちゃん。ちょっと変なこと聞くんだけど、いい?」
百雲モクモ :
「……うん、構わないし」
日南菜乃 :
「ありがとう。あの、もし違っても怒らないでね?」
日南菜乃 :
「モモちゃんって、もしかして……タバコとか、吸ってる……?」
百雲モクモ :
「タバコ"は"吸ってないし!!?」 ぎょっとさせて
日南菜乃 :
「た、タバコ"は"!?」
日南菜乃 :
「いや、あの……もしかしたら、タバコじゃないかもしれない」
日南菜乃 :
「なんか……タバコみたいなの?あたしはあんまり知らないんだけど……あれってシーシャって言うのかな?」
日南菜乃 :
「モモちゃんがここで吸ったりしてたのを、見たような……見てなかったような……」
日南菜乃 :
「あと、神渡先生に渡したりしてたような……そんな気がしてさ」
百雲モクモ :
「それはまあ、その……うぅん……」 如何様に誤魔化すことはできるが、菜乃に対して嘘をつくことに気が引ける
百雲モクモ :
「はあ……まあ、良い目で見られないのは知ってたけど……」
百雲モクモ :
「菜乃ちゃん、誤解しないでね?」
日南菜乃 :
「う、うん」
百雲モクモ :
懐から電子シーシャを取り出してみせる
百雲モクモ :
「菜乃ちゃんが言ってるのはこれのことだし」
日南菜乃 :
「そ……それ!そう、それだよ!」
日南菜乃 :
「うそ、本当に持ってたの!?」
百雲モクモ :
「違う違う! いや持ってたけど! 菜乃ちゃんが思ってるものとは違うものだし!」 ブンブンと首を横に振って
日南菜乃 :
「えっと……つまり?」
百雲モクモ :
「これはね、簡単に言えば痛み止めみたいなモノで……」 定期的に摂取しなくてはいけないことを軽く説明して
百雲モクモ :
「……だから、痛くなった時には隠れて吸ってたってワケだし」
百雲モクモ :
「他人から見れば完全に電子タバコだから、人前で吸う訳にもいかないしね」
日南菜乃 :
「そうだったんだ……」
日南菜乃 :
「ごめんね。あたし、そうとは思わずモモちゃんが喫煙してるのかなって……」
百雲モクモ :
「まっ、そう思われても仕方ないし。どちらかと言えば煙草の独特な臭いは苦手な方だし?」
日南菜乃 :
「そっかそっか……!うん、それなら安心した!」
日南菜乃 :
「でも、不思議だな。もしかしたら夢の記憶と間違えたのかと思ってたのに、本当に同じものをモモちゃんが持ってたなんて……」 電子シーシャを見て
日南菜乃 :
「それなら、あの記憶も……実は本当だったりしたのかな……」
百雲モクモ :
「それは……どうだろうね。もし悪い夢だったのなら忘れるのをオススメするし」 少しだけ目を逸らしてから向き直って
日南菜乃 :
「悪い夢……なのかはちょっと微妙なんだけどさ」
日南菜乃 :
「あたし、先週学校で狼男を見たような気がするんだ。でも、やっぱり野良犬だったような気もして……」
日南菜乃 :
「それに学校に不審者が入ってきた気もするんだけど……他の先生に聞いてみたら、そんなことはなかったって言われたんだよね……」
日南菜乃 :
「モモちゃんはどう?そんなことあった?」
百雲モクモ :
「ん~……」 少し考える素振りをみせて
百雲モクモ :
「どうだろうね? もしかしたらジャク先が野良犬の話とかしたような気もするし」 へらっと笑って
日南菜乃 :
「蛇崩先生が?あの先生、適当な話ばっかりするからな……」
日南菜乃 :
「でも、野良犬か狼男かって言えば野良犬だよね……ありえるのは。狼男とかいるわけないし、やっぱりあれは夢だったのかも」
百雲モクモ :
「かな~りスリリングな夢だし。でもその夢、ちょっと面白そうだから後で聞いても良い?」
日南菜乃 :
「うん、いいよ!スリリングっていうか、悪い夢っていうか……」
日南菜乃 :
「あたしとしては、実は良い夢だったんじゃないかな~って思ったりしてて……」
GM :
その時、予鈴が鳴る。
ホームルーム開始五分前だ。
百雲モクモ :
「ふぅん……あっ、ヤバ! タイムリミットが迫ってるし!」
日南菜乃 :
「え!?あ、ほんとだ!このままじゃ遅刻になっちゃう……!」
百雲モクモ :
「本格的にイチャイチャしてるって噂されちゃうし!」電子シーシャを懐に仕舞って
日南菜乃 :
「あはは、別にいちゃいちゃはしてないって……!」
日南菜乃 :
「あ、でも……」
日南菜乃 :
「もしかしたら、してたかも」 含みのある言い方をして
百雲モクモ :
「え~? ……その心は?」
日南菜乃 :
「あたしね、モモちゃんに助けて貰ったんだ」
日南菜乃 :
「なんか悪い奴に攫われたあたしのために、戦って……」
百雲モクモ :
「……へ~、その私。なんだか王子様みたいじゃん?」 微笑ましく笑って
日南菜乃 :
「うん。最後にはモモちゃんの腕に抱かれながら、声をかけてもらったしさ」
百雲モクモ :
「ふふ、じゃあ……」 菜乃の手を取って
百雲モクモ :
「教室までエスコートしてあげようか。お姫様?」
日南菜乃 :
「……!ふふっ……ありがとう、王子様」 ちょっと恥ずかしそうに頬を染めて
日南菜乃 :
「……って、これ全部夢の話なんだけど!?なんでそんなノリ良いの!?」 照れ隠しするように笑う
百雲モクモ :
「あっははは! なーんてね、照れてる菜乃ちゃんも可愛いし!」
日南菜乃 :
「も、も~……!」
日南菜乃 :
「て、っていうか、ほんとのほんとにいちゃいちゃしてる場合じゃないんだよ~……!」
日南菜乃 :
「ほ、ほら、いこ!教室!」 手を握り返して
百雲モクモ :
「ラジャッ! ちゃーんとエスコートはお任せするし!」 その手を固く握り返して、教室へ向かおうとする
日南菜乃 :
「だから、エスコートとかじゃなくて~……!!」 そう言いつつも楽し気に笑いながらついていく
GM :
そうして、キミは菜乃と共に屋上から立ち去る。
GM :
───昨日と同じ今日、今日と同じ明日。
GM :
日常は繰り返し続いて行く。真実を煙の中に隠しながら。
GM :
……それでも絆だけは、確かに消えずにそこに在る。
After play
GM :
では最後に、経験点の配布を行います。
セッションに最後まで参加した、よいロールプレイをした~スケジュール調整を行ったのとこは纏めて5点
シナリオの目的を達成したで5点。優花がジャーム化していないので3点。Eロイスで3点。
GM :
ここまで合計して、全員共通で16点。
Sロイスが最後まで残ってる人は5点追加して21点。
それにルルブ1の211ページを参照してもらって、最終侵蝕率の経験点、もしくはロイス×2個振った場合の経験点を加えてください。
アスクレピオス :
Sロイスあり2倍振りなので、24点です!
百雲モクモ :
26点!
鏡 千明 :
26点!満点です!
神渡 ヒサメ :
21点!
GM :
ありがと!では色々計算して、GMは33点貰います
GM :
ロイスの整理などは今じゃなくて、各々自由に決めてもらうってことで、
GM :
これにてDX3rd「Phantom Beast」を終了します。お疲れ様でした!!
アスクレピオス :
おつかれさまでした!濃密な時間で楽しかった!!
百雲モクモ :
お疲れ様でした!!テンポの良い進行だった卓で楽しかった!!
神渡 ヒサメ :
お疲れ様でしたー!!!
鏡 千明 :
お疲れ様でした!!!めちゃめちゃテンポよかったし、わりと短期間で終わったけど千明にとってはこれ以上ないくらいの卓やったね…
GM :
わぁい、嬉しいね…!わたしも楽しかったわ!!
GM :
丁度時間にもなったし、解散しましょ!話したりなどはTLで!
鏡 千明 :
TLにもどりま!
百雲モクモ :
もどり!!
CREDIT
よっこら少年少女
五百式立ち絵メーカー
煮魚定食
素材POMPACK
戯言脳髄Laboratory
七三ゆきのアトリエ
素材屋まるお
背景素材屋さん
本作は「矢野俊策」「有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ」「株式会社 KADOKAWA」が権利を有する
『ダブルクロス The 3rd Edition』の二次創作物です。
©︎ 矢野俊策/F.E.A.R.